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2022/11/17(木)
洞川探検!!子どもパークレンジャー


奈良県川上村でアウトドアアクティビティや、
自然と文化に触れるガイドツアーをされている
「山遊び塾 ヨイヨイかわかみ」の猪腰さんが、
12/3(土)に天川村洞川温泉で「子どもパークレンジャー」の
探検イベントをされる、というご連絡をいただきました。

洞川温泉街は、修験道の隆盛とともに
大峯信仰の登山基地として栄えてきた地です。
ここを起点に、鍾乳洞や自然林、美しい山並みや
水のせせらぎ、役行者ゆかりのお堂などを巡る、
「洞川自然研究路」を、子どもと一緒に5時間で歩く
という企画なのだそうです。

洞川自然研究路
https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/modelcourse/kenkyuro/?fbclid=IwAR3YFhhphzxiE0JT_v3VOM5fXVWM72a8j1D6KzR7KqC1BPx2D0MVXZWy3FE

このツアーは環境省の事業だそうで、
通常だと7〜8千円/人のところ、1千円/人なのだと。
大阪からだと日帰りで行けるそうですが。
そのまま洞川温泉に泊まっても楽しそうです。

残念ながら、僕は予定があり行けないのですが、
興味があるという方は、こちらよりどうぞ。
https://www.yoiyoi-kawakami.com/dorogawaranger?fbclid=IwAR3wpuvX4fxphQRcqeZiLOdguUsFZ0v0T9faniwPfqf6SlxGcL3MztVd5ro


2022/11/16(水)
鉄道会社のコミュニティデザイン


昨日のうめきたTalkin'About「人と人がつながる高架下空間」には、
25名の方にご参加いただきました。

話題提供いただいた阪急電鉄株式会社 都市交通事業本部
えきまち事業部の永田賢司さんは、神戸大学大学院で
交通・都市計画を研究された後、2009年に阪急電鉄に入社。
宝塚歌劇や駅ナカの店舗誘致・販促・広報、
西宮北口の駅ナカリニューアルなどを経験された後、
2015年にTauT(トート)阪急洛西口を担当されました。

洛西口駅が開設されたのは、2003年。
その12年後の2015年に阪急洛西口〜桂駅間の
鉄道高架化工事が完了し、高架下空間が生まれました。
京都市と阪急電鉄はその活用のために包括連携協定を結び、
地域との長期的な関わりを生み出していくために
物販・飲食・生活サービス施設だけでなく、
子育て支援・市民交流施設や各種教室、
創業支援施設やオープンスペースを創り出しました。

洛西口駅から東に600mの場所には、JR桂川駅があります。
開設は2008年で、駅前にはキリンビールの京都工場跡地を
開発したイオンができていて、多くの人で賑わっています。
それまでビール工場と自衛隊の駐屯地と田畑だけがあった
エリアに駅が2つできて、いくつものマンションが建ち、
また洛西口駅南西では、京阪HDが複合商業施設を
誘致する計画が進めています。

新たな開発地には、新たな住民があちこちからやってきます。
つまりコミュニティは存在しないので、一から作ることになります。

TauTでは、その取り組み方針として、
「まちの多様な主体による協働量の最大化」を掲げ、
まちの資源を活用し、地域の人に関わってもらい、
チャレンジしたい人を応援するための取り組みを形にしています。

その手法は従来型の公民連携ではなく、
「公−民−市民連携」ともいうべき
新たなモデルを模索しているように見えます。
この取り組みを企画段階から現在に至るまで
永田さんが担当し続けているのもすごいですが、
永田さんを信頼して任せている阪急さんもすごいと思います。

永田さんからの話題提供は30分で、
その後90分は、参加者のみなさんからの質問や感想や
自身の取り組みなどをお話しいただきました。
永田さんは現在は沿線全体の活性化企画を
担当されているそうですが、うちの地域でも取り組みを!
というラブコールがいくつも聞かれたのが印象的でした。

参加いただいたみなさま、ありがとうございました!


2022/11/13(日)
想いを叶える”場”づくり×住まいのアップサイクル

そういえば、こんなイベントに出ます。

「想いを叶える”場”づくり×住まいのアップサイクル〜カフェやコミュニティスペースの事例から〜」

 アップサイクルとは、捨てられるはずだったものにアイデアやデザインの力で新たな価値を創造する手法。持続可能な成長をめざすSDGsも取り組みの一つとして注目されています。
 一方でカフェ開業やコミュニティ作りへの想いを叶えるために、【場】を求める人たちは多く、最近は古い住居や商店、ビル等を再生した飲食店やレンタルスペース、日替わりカフェやコミュニティの場を作っている事例は少なくありません。
専門家や行政担当者、実際に場を運営する女性たちの事例から、市の助成事業の活用や場との出会い方、開業までの道のりや地域とのつながり方などを学び、自身の活動に役立ててみませんか。

■日 時:2022年12 月 4 日(日)14:00 〜 16:00

■場 所:大阪市立住まい情報センター3階ホール
    大阪市北区天神橋 6-4-20 3階(Osaka Metro「天神橋筋六丁目」駅 3号出口に直結)

■登壇者:コーディネーター
     山納 洋氏(common cafeプロデューサー)

     パネリスト
     藤井 花緒里氏(パンとカフェ花麦オーナー)
     宮川 納美氏(居住支援法人弁天堂株式会社代表)
     山田 摩利子氏((一社)うめらく代表理事/UPCYCLE中津荘なかつもりオーナー) 
     塩見 育子氏(大阪市都市整備局市街地整備部住環境整備課 防災・耐震化計画グループ 担当係長) 

■定 員:会場50 名(申込先着順)、オンライン50名(申込先着順) 参加無料

■お問合せ・お申込み
 https://www.osaka-angenet.jp/event/212

■主 催:大阪市立男女共同参画センター子育て活動支援館、大阪市立住まい情報センター


2022/11/12(土)
大谷チルアウト


今日は大谷茶屋へ。
19年前、コモンカフェの施工管理でお世話になった
樫山さんに、母屋前でパニーニとパンを販売いただき、
また本や服や雑貨を並べてフリマ的雰囲気を作ってみました。

作業としては、母屋裏の排水工事のための調査と、
1階の中にあったフロック塀の破壊をおこない、
その後は音楽をかけながらまったり飲んでいました。

この、茶屋前で音楽をかけながらまったり飲むという営みを
「大谷チルアウト」と名付けて、定期的に開催します。
次回は12/18(日)午後1時から5時頃を予定しています。

年の瀬ですが、よろしければ、お越しください。
https://www.facebook.com/rokkosancafe


2022/11/10(木)
スイスク「水辺のまちづくり」


大阪水上バスのクルーズ船「ひまわり」に乗船し、
八軒家浜から毛馬閘門を越えて赤川鉄橋までを往復する間に
水辺の歴史、生き物、まちづくり、防災、観光船の
5つのテーマについて専門家から学ぶ企画「スイスク」
https://suijo-bus.osaka/cruiselist/detail.php?seq=222

僕の船は「まちづくり」で、11/26(土)に運航されます。
大阪におけるこの20年ほどの水都再生の取り組みを
お話ししつつ、大阪の水辺風景を楽しみます。

午前の部は10:00〜、午後の部は13:30〜です。
お時間とご興味がありましたら、ご乗船ください。


2022/11/10(木)
11/14(月)マチ会議


【マチ会議】
 11月14日(月)19:00〜21:00頃 @都市魅力研究室 参加無料
 https://www.toshimiryoku.jp/access.html

 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。


2022/11/09(水)
人と人がつながる高架下空間


さて、リマインダー告知を。
11/15(火)のうめきたTalkin'Aboutでは、
TauT阪急洛西口プランニングから開発、運営までを
手掛けてこられた永田さんに登壇いただきます。

うめきたTalkin’About「人と人がつながる高架下空間」
2022年11月15日(火)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 
話題提供:永田 賢司氏(阪急電鉄(株)都市交通事業本部えきまち事業部) 参加無料

 「TauT(トート)阪急洛西口」は、阪急電鉄が開発した高架下空間です。2016年の阪急京都線高架化によって誕生した空間を活用し、京都市と連携して市民の意見を集め、洛西口駅から桂駅間の約1kmにわたる複合施設を整備。2021年2月に全てのエリアが開業しています。
 鉄道各社では近年、駅ナカでの店舗開発を積極的に進めていますが、TauTが目指したのは駅とまちをつなぎ、まちを盛り上げることで、住みたい、住み続けたいと思える鉄道沿線の実現です。コンセプトには「ヒトとヒトをつなぐ エキはマチの縁側」と掲げられ、店舗や教室のほかに京都市交流促進・まちづくりプラザも設置し、市民によるまちづくりを支える「洛西高架下大学」も継続開催されています。

 今回のTalkin’Aboutには、TauTのプランニングから開発、運営までを手掛けてきた永田さんに登壇いただきます。TauTのこれまでの取り組みについてご紹介いただき、「地元の方の交流が進むことで、長期的にいいまちを作っていく」という開発のあり方について話し合います。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。


【会 場】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366



2022/11/08(火)
服部天神界隈(2)


服部天神駅の北側を東西に走る豊中吹田線沿いには、
飲食店や惣菜店や居酒屋が並んでいます。
駅に近い場所には、新たなお店が出来ているようです。
https://creators.yahoo.co.jp/mccullochkiyomi/0100249287

駅から西側はかつては「服部西商店会」という名の
商店街だったようですが、今では飲食関係中心です。
この通りを少し西に行くと、服部阪急商店街という、
南北に走る小さな商店街があります。
こちらにも飲食を中心に新しいお店が増えているようです。

その周りを見ると、マンションが建ち並んでいます。
この辺りは庄内と同じく、もともとは文化住宅が多く、
大衆的な食堂や呑み屋が多いところだったのですが、
ずいぶんと更新が進んでいるようです。

5日は解散後に、その一角にある「酒処かおり」へ。
52年前からご夫婦でされている居酒屋です。
ご主人はその前には近所で八百屋をされていて、
その野菜を買って作った漬物を商っていたという
91歳の女性が来られていました。
お客さんは高齢の方が多く、かつては近くに住んでいたけれど、
今は引っ越して、わざわざ電車やタクシーで来ている、
という方が何人かおられました。

高度成長期に地方から出て来て、ここで暮らした人たちが
今も続いている呑み屋に顔を出し続けている。
そういう町の文脈を、今なら知ることができる。
そんな変わり目にあるのだなと感じました。


2022/11/07(月)
服部天神界隈(1)


11/5(土)のWalkin'About@服部天神には、
7名の方にお集まりいただきました。

服部天神宮や住吉神社にお参りに行った方、
中央幹線景観水路に沿って歩いた方、
豊中吹田線(府道145号線)沿いで食べ歩いた方、
曽根から歩いてきた方、江坂まで歩いた方、
などがおられました。

服部天神駅東口の改札を出たところに、
「もうあかん やめますよ」との垂れ幕を掲げた書店がありました。

こちらのサイトによると、
https://creators.yahoo.co.jp/mccullochkiyomi/0100337545

長野書店は、創業76年になります。
現店主は2代目で、3代目もお店で働いておられますが、
服部天神駅前広場整備のために、2023年3月までに
立ち退きを求められているのだそうです。

『歩いて読みとく地域デザイン』の中で、
「駅前広場のない駅前」として長岡天神駅を紹介しましたが、
旧街道近くにできた阪急の駅には、他にもいくつかあります。

服部天神駅については、昭和41年(1966)に、
駅前周辺の再開発に合わせて事業認可を取得したものの、
事業実施には至っていませんでした。が、
整備手法の検討や関係者との協議を重ね、
令和3年(2021)に事業協力の合意を得たことで
駅前広場整備が決定しています。

イラストを見ると、駅前にはロータリーが設けられ、
タクシーと一般車両の動線が分けられています。
改札の前には歩行部が半島のように突き出ていて、
人が集まる催しにも対応できそうです。

イラスト出典:服部天神駅前広場整備 ワークショップレポートvol.4

現在の地図と見比べると、改札の前にある
30m×50mほどの1区画が広場に変わるようです。
現在空き店舗となっている幾つかの物件には
「貸店舗 募集しておりません」との貼り紙がありました。

まちが変わっていく時には、そこがどんな場所なのかを
しっかり見ておきたいとの思いから、
今回は服部天神を訪れたのでした(つづく)。


2022/11/04(金)
イベントプロデュース講義


甲南女子大学の文学部メディア表現学科で、
この秋から「イベントプロデュース」という授業を
受け持っていて、毎週金曜午前にはここに登ります。
全15回のうち、今日で7回目が終了。
大教室で講義形式でイベントプロデュースを教える
という型をどう崩していくか、試行錯誤を重ねて、
ようやくスタイルが定まってきました。

特にコロナ禍の中で大学生になった子たちなので、
大きなイベントの作り方を論じるよりも、
共通の趣味や関心からつながりを作り、
そこから小さな実験を重ねていく方がいいのかなと。

講義は今年いっぱいで、1月に発表会を2回行い、終了。
春にはまた大阪芸大での「デザインプロデュース演習」です。


2022/11/02(水)
英語口筋トレの会


コモンカフェで継続していた「超初心者向け英語サロン」は、
最近は「英語口筋トレの会」と名前を変え、
基本的に告知をせず、オンラインで月1で継続しています。

「英語耳中級」のYouTubeをみんなで読んだり、
ニュースを何度も何度も読んでいるうちに
音声が聴き取れるようになるのを体験したりしています。

次回は11/10(木)20:00〜21:00。
みんなで読むニュースはこれです。

Japan has taken in hundreds of Ukrainians. The welcome for others has been less warm
数百人のウクライナ人を受け入れた日本。だが他国からの難民には冷たい。

https://www.npr.org/2022/10/29/1127430620/japan-has-taken-in-hundreds-of-ukrainians-the-welcome-for-others-has-been-less-w?fbclid=IwAR0Y7uovo9qkh4F4bqCXdfVt6I00pMCEmm_TlfplcGi-OBQdn6koYtmJBgk

もし興味がある方がおられたら、おっしゃってください。


2022/11/01(火)
“暮らし観光”と“まちやど”の可能性


12月のうめきたTalkin’Aboutでは、真鶴出版の川口さんに話題提供いただきます。

うめきたTalkin’About「“暮らし観光”と“まちやど”の可能性」
2022年12月6日(火)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 
話題提供:川口 瞬氏(真鶴出版)※オンライン登壇 参加無料

 神奈川県真鶴町は、東京から鉄道で約1時間半の場所にある小さな町です。川口瞬さんと奥さんの來住友美さんは、2015年にここに移住し「真鶴出版」を創業されました。築60年の古民家で出版活動をしつつ、一日一組限定でお客さんを受け入れる“泊まれる出版社”というスタイルで営業されていて、宿泊者には町を歩いて案内する町歩きツアーを実施されています。彼らを通じて真鶴という町の存在を知り、真鶴に移住して自分なりの新しい生き方を模索する人たちが現れてきており、“暮らし観光”のモデルとして注目を集めています。
 川口さんは、一般社団法人「日本まちやど協会」の雑誌『日常』の編集長も務めています。
「まちやど」とは、まちを一つの宿と見立てて宿泊施設と地域の日常をネットワークさせ、まちぐるみで宿泊客をもてなすことで地域価値を向上していく事業です。川口さんは雑誌の編集を通じて、いま全国で起こっている、地域と「やど」の新たな関係を見つめておられます。

 今回のTalkin’Aboutには、川口さんのこれまでの取り組みについてご紹介いただきつつ、持続可能な観光と宿泊のあり方について話し合います。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。


【会 場】大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2022/10/31(月)
朗読劇『ちひさきもののうた』発表公演


この土日は、奈良県立図書情報館へ。
朗読劇『ちひさきもののうた』の発表公演の
リハーサルと本番に立ち会ってきました。

『ちひさきもののうた』は、
奈良・登大路にかつてあった旅館・日吉館の女将、
田村きよのさんを主人公にしたドラマです。

この作品の制作のスタートは、確か2011年12月。
僕は奈良女子大学で「想像力養成講座」という
数回の講座を受け持っていました。

この講座の中で、奈良にかつてあった伝説の宿・
日吉館について学生と調べ、学生に「ならどっとFM」で
調べた内容を喋ってもらったたのですが、そのリサーチで、
「奈良の宿・日吉館」(講談社)の第一部
「日吉館の星霜−田村きよの半生記」を書かれていた
生前の青山茂先生に、お話を伺いました。
その席に、『ちひさきもののうた』を作っていただいた
小栗一紅さんにも同席いただいていました。
たしかその後に、きたまちにあった「ちちろ」で
宇多滋樹さんにもお話を伺ったかと。

学生たちの発表放送は2012年2月にぶじ終了し、
その1年後、ラジオドラマ版『ちひさきもののうた』が
MBSラジオで放送され、同年3月には奈良県立図書情報館で
朗読劇として上演されました。

ラジオドラマ版『ちひさきもののうた』は、今でもこちらで聴けます。
https://www.mbs1179.com/chiisa/

その後、小栗さんには、奈良を代表する写真家・
入江泰吉さんを主人公にした『みつれめばそこに』を
2016年に作っていただき、ラジオドラマと朗読劇として
公開しています。

ラジオドラマ版『みつめればそこに』は、今でもこちらで聴けます。
https://www.mbs1179.com/irie/

奈良県立図書情報館での朗読ワークショップは、
『みつめればそこに』を市民の方々に朗読いただく
ワークショップとして、2017年に始まりました。
2017年10月の朗読公演時には、WS参加者の方々は
本編の前のプロローグで舞台に立ち、
生前の入江泰吉さんの思い出を語る方々の言葉を
客席に伝えておられました。

小栗さんは、奈良県立図書情報館でのWSを
その後も続けられました。テキストとして
『ちひさきもののうた』も使われるようになり、
2020年3月には、同作品の発表公演を予定していましたが、
新型コロナ感染症拡大のため、上演を断念されました。

その後、1年間の活動中断の後、昨年にWSを再開。
参加者のみなさんは一部入れ替わりつつも、
再度発表公演を行いたいというメンバーが集まったことで
今年4月からは公演のための稽古にシフトされ、
昨日10/30(日)の本番に向かって鍛錬を続けられました。

小栗さんは、公演のプロデューサーであり、
全体の演出にも責任を持つ大変な立場だったのですが、
これまでWSに関わってきた「くじら企画」のメンバーが
演出部として小栗さんを支え、出演者への細かい指導を
担っておられました。またWS参加者の中からは
制作や写真撮影などを担い、裏方としてメンバーを
支えてくれる方々が現れていて、いい雰囲気のチームが
出来上がっていました。

本番直前には、かなり大変な思いもされたようですが、
昨日には、みなさん最高の日を迎えることができたようです。
そんな感動的な場面に、立ち会うことができました。


イストワールでは、脚本家・演出家が
地域の物語を掘り起こし、作品化して地域に届け、
地域の方々にその作品を語り継いでいただく
仕組みを作るというイメージを持っていたのですが、
それを本当に実現いただいたのが、
今回の発表公演だったと思っています。

出演者・関係者のみなさま、お疲れさまでした!


2022/10/28(金)
すべての公務はクリエイティブになる


学芸出版社の編集部の「今これが気になる!」に
答えてくれる方々をお呼びし、参加者の皆さんを交えて
ざっくばらんに議論したい!という企画「がくげいラボ」で
「がくげいラボ×Talkin'About」と題して
毎月1回、学芸出版社で本を出した方や
本を出した方がいい方と対談する企画を続けています。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/index/

第18回目のゲストは、前神有里さん。
『飛び出す公務員!時代を切り拓く98人の実践』の編著者で、
全国を飛び回って地域づくり・人財育成に取り組んでおられる方です。

山納洋×前神有里「すべての公務はクリエイティブになる」がくげいラボ×Talkin’ About  vol.18
11/17(木)19:00〜20:45
@タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)/オンライン(zoom)
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol18-20221117/

前神さんとは、8月に神奈川県真鶴町の
草柳商店という酒屋ではじめてお会いしました。
5年前までは県職員として、税務、母子福祉、
長寿介護、男女共同参画、保健所、土木事務所、
行政改革、地域政策などを担当されてきました。

それらの仕事を通じて、当事者意識を持ち、
担当業務の領域を超え、 能力を補完し合いつつ
課題に向き合うことを大事にされてきたそうです。

公務員の方の多くは、数年で部署を異動になり、
さまざまな分野の業務を担当されています。
そこには、誰かのため、地域のためになると実感できる
仕事もあれば、苦労の多い仕事もあります。

今回、前神さんには、普段あまり日が当たらないけれど、
社会に必要な“公務”に光を当てていだだき、
その仕事を、どうクリエイティブなものにしていくか、
外の世界をどうつなげていけるかを考えていきます。


*過去の「がくげいラボ×Talkin'About」アーカイブは、
 「まち座プラス会員」に登録いただくと、こちらで無料で観られます。
 https://book.gakugei-pub.co.jp/plus/movie-portal/


2022/10/25(火)
12/10(土)Walkin'About@塩屋


12/10(土)のWalkin'Aboutでは、神戸市垂水区塩屋を探ります。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @塩屋」
開催日:2022年12月10日(土)
集合時間・場所 14:00 @山陽塩屋駅改札
再集合時間・場所 16:00 @同上 

 塩屋周辺の山麓では、明治の開港以降、神戸市以西の鉄道開発が始まったことをきっかけに、外国人技術者や日本人実業家たちが自邸や別荘を建てるようになり、海からすぐの傾斜地にはいくつもの洋館が建ち並ぶようになりました。通称“ジェームス山”と呼ばれる丘陵地の名前は、大正から昭和にかけて神戸で活躍し、一帯の住宅地開発を行ったイギリス人貿易商のアーネスト・ウイリアムス・ジェームスの人名に由来しています。
 戦前には国道2号線沿いが本通りがありましたが、戦後になると駅の北側に商店が移り、1970年頃には80あまりの商店が軒を連ね、最盛期を迎えていました。現在も細い路地に昔ながらの八百屋、魚屋、肉屋などが並び下町風情が残されています。山と海に囲まれ、平地が少ない街であるため道路が狭く、再建築不可物件が多い地域ですが、美しい瀬戸内の風景や人と人との距離の近さに魅力を感じて移住してくる若い世代が増えてきており、新たなにぎわいが生まれています。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。


*グッゲンハイム邸の森本アリさんたちが作った、
 シオヤワンダーランドという動画が素敵です。予習にどうぞ。
 TARUMISM #1 塩屋|シオヤワンダーランド - Shioya Wonderland -6’30
 https://youtu.be/QUpK9U0ws0s

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“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 担当:山納  Tel 06-6205-2366  
 http://www.toshimiryoku.jp


2022/10/22(土)
大谷茶屋の現状


今日の芦屋ロックガーデン・大谷茶屋での
カフェバー営業は、メンバーが10名ほど集まっての
ミーティング&飲み会のようになりました。
月に1回はこんな時間を持ちたいと思いました。

今後の作業ですが、11/6(日)梁の一体化&階段横コンパネ貼り、
11/12(土)母屋裏のU字溝配置検討をメインに行いたいと思っています。

カフェItoiさんが11/12(土)13(日)に営業されますので、
11/12(土)は午後2時以降ミーティング飲み会にしようと思います。
お時間ありましたら、お越しください。
https://www.facebook.com/rokkosancafe


2022/10/21(金)
Walkin’About @服部天神


11月のWalkin'Aboutでは、服部天神を訪れます。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @服部天神」
開催日:2022年11月5日(土)
集合時間・場所 14:00 @阪急宝塚線服部天神駅東改札
再集合時間・場所 16:00 @同上 

 服部の地の歴史は、帰化人集団である秦氏が允恭天皇の御世(412-453)に織部司に任じられ、当地を服部連の本拠とし集住したのに始まります。彼等が信仰していた「医薬の神・少彦名命」を祀る神社として開かれた社が、後に菅原道真伝説と結びつき、今日の服部天神宮に至ったといいます。また平安時代末期の仁平2年(1152)に、現在も服部にある服部住吉神社の社殿が再建されたとの記録が残っています。
江戸時代に入ると、能勢街道に沿う宿場町となりました。加えて服部天神宮が菅原道真伝説から「足の神様」として崇敬を受けるようになり、門前町としても繁盛するようになりました。殊に江戸時代中期から幕末にかけては殷賑を極めたといいます。
 明治43年(1910)に箕面有馬電気軌道(現・阪急電鉄)の開通と同時に服部天神駅が設置されました。駅北側の踏切を挟み東西に服部・服部西町商店街が形成されています。戦後には大阪市の近郊住宅地として急速に開発され、木造賃貸住宅が数多く建設され、かつての畦道に由来する細く曲がりくねった道や行き止まりが多いのが特徴となっています。昭和41年(1966)に服部駅周辺の再開発に合わせて駅前広場開発の事業認可を取得するも長年実施には至らず、近年に土地区画整理事業と街路事業を融合した沿道整備街路事業の導入により、整備事業が進められつつあります。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。
✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪

“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室  担当:山納  Tel 06-6205-2366  
 http://www.toshimiryoku.jp


2022/10/21(金)
都市と森林をつなぐBAR


10/19(水)のうめきたTalkin'About「都市と森林をつなぐことの可能性」には、
21名の方にご参加いただきました。

古川さんは、環境について学んでいた大学時代に、
国土庁(現国交省)の「地域づくりインターン」で、
奈良県の川上村に行き、終了後も何度も川上村に足を運び、
その後コンサルティング会社等を経て、
現在は林業コンサルタントとして、
全国の林業地域を巡る日々を送っておられます。

そして今年7月には、西中島南方に
事務所とバーをオープンされています
https://chiikino.jp/blog/?p=10894

いま山林で、どのように樹木が育てられているのか、
どんな材料があり、どんな商品開発が可能なのか、
また森林サービス産業へと視野を広げた時に、
どんなビジネスの可能性はあるのか、
一方で解決すべきどんな課題があるのかについて、
都市にいながら詳しい人は、多くはないでしょう。

そのつなぎ手としての役割を果たそうと、
古川さんは「峠」というバーを開きました。
今回は古川さんの思いを多くの方に知っていただこう、
というのが開催の趣旨でした。、

参加された方には、ゼネコン、工務店、設計事務所の方、
自宅を国産材で建てた方、森林インストラクターの方、
父親が林業に従事していた方、森林での新たな取り組みに
アンテナを立てている方など、予想以上に森林について
強い関心を持っておられる方が集まりました。

山林にいて、林業を生業にしている方の中には、
時代察知力の高い人も、昔からの視点に留まっている方も
おられるそうです。そして新たな森林サービス産業を
拓いていくには、都市側にいて市場を見ている人たちと
つながり、仲間を増やしていくことが必要なのだそうです。

ちいきのBARで飲んでいるうちに
そんな仲間が増えていくと、楽しそうですね。
ぜひ一度、足を運んでみてください。


2022/10/14(金)
人と人がつながる高架下空間


11月のうめきたTalkin'Aboutでは、
TauT阪急洛西口プランニングから開発、運営までを
手掛けてこられた永田さんに登壇いただきます。

うめきたTalkin’About「人と人がつながる高架下空間」
2022年11月15日(火)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 
話題提供:永田 賢司氏(阪急電鉄(株)都市交通事業本部えきまち事業部) 参加無料

 「TauT(トート)阪急洛西口」は、阪急電鉄が開発した高架下空間です。2016年の阪急京都線高架化によって誕生した空間を活用し、京都市と連携して市民の意見を集め、洛西口駅から桂駅間の約1kmにわたる複合施設を整備。2021年2月に全てのエリアが開業しています。
 鉄道各社では近年、駅ナカでの店舗開発を積極的に進めていますが、TauTが目指したのは駅とまちをつなぎ、まちを盛り上げることで、住みたい、住み続けたいと思える鉄道沿線の実現です。コンセプトには「ヒトとヒトをつなぐ エキはマチの縁側」と掲げられ、店舗や教室のほかに京都市交流促進・まちづくりプラザも設置し、市民によるまちづくりを支える「洛西高架下大学」も継続開催されています。

 今回のTalkin’Aboutには、TauTのプランニングから開発、運営までを手掛けてきた永田さんに登壇いただきます。TauTのこれまでの取り組みについてご紹介いただき、「地元の方の交流が進むことで、長期的にいいまちを作っていく」という開発のあり方について話し合います。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。


【会 場】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366



2022/10/13(木)
東長崎「MIAMIA」


豊島区東長崎に「MIAMIA」というカフェがあります。
駅前商店街の、以前はブティックだった店舗を
リノベーションして、2020年4月にオープンしています。
昨日東京にいく用事があったので、立ち寄ってみました。

お店の前には駐車場があり、空間が開けているのですが、
そこに椅子を置き、Tシャツやスウィーツを並べていて、
お店が外の空間に自由に広がっています。

店主は外の椅子に座って近所のおっちゃんと
喋っていましたが、僕と目が合うと
「ハイお兄さん!ミーティングが始まるよ!Join us!」と。

店主のヴォーンさんは、オーストラリア・メルボルン出身です。
日本で20年以上暮らしていて、日本語はペラペラです。

彼は、店内にいるお客さんの一人一人に話しかけつつ、
時に全員に向かって冗談を言って笑わせます。
スタッフの女性たちも、お客さんに話しかけます。
その雰囲気とテンポがとても心地良いのです。
こんなコミュニカティブな空間が、日本で実現するんですね。

僕自身も「人と人とがうまい具合に出会う場」に
絶えず興味を持ち続けていて、Talkin’Aboutや
Common Bar SINGLES、common cafeといった実験を
これまで重ねてきましたが、MIAMIAに行ってみて、
新たな実験を始めたいという気分になっています。

まず手始めに、芦屋ロックガーデンの大谷茶屋で
小さく試してみたいと思っています。

*「MIAMIA」についてはいろいろ書かれていますが、
 こちらの記事は雰囲気がよく伝わります。
https://note.com/ymo1001bpm/n/n299d47c6d509


2022/10/12(水)
10/30(水)「ちひさきもののうた」発表公演


関西に実在した人物や実際に起こった事件などを
題材にしたドラマシリーズ「イストワール histoire」。
その第3話として、2013年2月にMBSラジオで放送され、
同年3月に奈良県立図書情報館で上演された
「ちひさきもののうた」の発表公演を
奈良県立図書情報館で行います。
https://www.library.pref.nara.jp/event/3927

作・演出の小栗一紅さんは、2017年には
イストワール第7話「みつめればそこに」を手掛けていただき、
その後奈良で朗読ワークショップを5年間継続いただきました。

今回の公演は、ワークショップ受講者の方々による発表公演です。
おかげさまで、奈良方面のマスコミに取り上げていただき、
予約は順調に伸びているようです。
写真は10/2(日)の通し稽古の様子です。


朗読劇「ちひさきもののうた」発表公演

かつて奈良・登大路にあった「日吉館」は、
奈良の仏像や建築を研究する学者・学徒の定宿として
知られていました。奈良を巡るのに便利、
宿代が安く食事が豪華、といったメリットもさることながら、
お客をもてなす機微に通じた女将・田村きよの氏の存在が、
宿の存在感を際立たせていました。
本作品では、きよの氏を中心に、歌人・書家・美術史家の
會津八一氏をはじめ、日吉館に集った人々が織りなした
人間味溢れるエピソードをドラマ化。
きよの氏が引退を決意した心情にまで迫っています。

日 時:2022年10月30日(日)
《雪組》11時/《花組》15時
(開場は開演の30分前)
(ダブルキャスト 出演者はキャスト欄をご覧ください)
会 場:奈良県立図書情報館 1F交流ホール
定 員:100名 (先着順/定員になり次第、締め切り)
料 金:無料(カンパ箱を設置しています)
全席自由/要予約

関連イベント
10月18日(火)〜30日(日)まで、関連図書展示「ちひさきもののうた〜日吉館とその時代〜」展を2階図書展示スペースで開催します。
主催:大阪ガスネットワーク株式会社 
共催:奈良県立図書情報館 

ホームページ お申込みフォーム
https://www.library.pref.nara.jp/event/3927


2022/10/10(火)
大谷茶屋母屋で試験営業をします


今日は芦屋ロックガーデン・大谷茶屋へ。
今後の動き方についてメンバーで話し合いつつ、
建物の寸法を測ったり、店内を片づけたりしました。

次回は10/22(土)に、昼からの作業の後に、
午後3時から6時まで試験的に営業します。
食べ物、飲み物の持ち込みもOKですので、
お時間がありましたら、ふらりとお越しください。
https://www.facebook.com/rokkosancafe


2022/10/09(日)
「発酵ツーリズムにっぽん / ほくりく」


鯖江市河和田の「RENEW」会場では、
Re:Sの藤本智士さんに、何年ぶりかでばったり。

藤本さんは、現在福井県あわら市・金津創作の森美術館で
開催されている「発酵ツーリズムにっぽん / ほくりく」の
ディレクションをされていて、クリエイティブチームの
財部さん・寺田さんとご一緒でした。

そして藤本さんにお誘いいただき、
2本のトークイベントの合い間に展覧会を覗きました。

この展覧会のキュレーターは、発酵デザイナーの小倉ヒラクさん。
3年前に渋谷ヒカリエd47museumで開催され、
5万人を動員した展覧会の巡回展として、
12月4日(日)まで開催されています。
https://hakko-department.com/blogs/magazine/hakko-hokuriku

こんな動きを、仕掛けていたんですね。
高速を飛ばして見に行って良かったです。

ちなみに11月には、大阪・梅田の阪神百貨店でも、
「ミニ発酵ツーリズム展」が開催されるそうです。
北陸の発酵食を紹介し、醸造家のトークイベントや
飲食イベントの開催も予定しているのだそうです。
https://www.hakko-blend.com/news/53.html

「RENEW」では、他にも何人かの知り合いに会いました。
ローカルの動きに敏感でフットワークの軽い方や、
ご自身で新たな動きを始めている方です。

クリエイティブな人たちの多くは、何らかの形で、
活動のフィールドをローカルに拡張している。
そのことで多くのフィードバックを得ておられる。
改めてそう感じています。


2022/10/09(日)
RENEWへ


福井県鯖江市・越前市・越前町では10/7(金)から9(日)の3日間、
「RENEW(リニュー)」という工房見学イベントを開催しています。

地域には眼鏡・繊維・漆器・和紙・打刃物・箪笥・越前焼の
7つの地場産業が、半径10km圏内に集積しているのですが、
この3日間は7産地の工房・企業が一斉開放されていて、
見学やワークショップを通じて、一般の人々が
作り手の想いや背景を知り、技術を体験しながら
商品の購入を楽しめます。

「RENEW」は2015年に始まり、20代・30代の若者を中心に、
3万人が足を運ぶ産業観光イベントに成長しています。
https://renew-fukui.com/

昨日の朝に車で鯖江へ。2つのトークイベントを覗きました。
1つ目は「LIVE DESIGN SCHOOL 開校宣言!」
『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる』(学芸出版社)に関わった人たちが、
地域デザインを学び実践する学校を立ち上げるに当たっての、
キックオフイベントでした。
https://renew-fukui.com/talk/#day_2_modal1

2つ目は「RENEWのこれまでとこれから」
これまでのRENEWの軌跡と、法人化したRENEWの
これからの夢を、運営関係者がオープンに話す場でした。
https://renew-fukui.com/talk/#day_2_modal5

「この街の産業は終わりやでの」
地場産業に明るい見通しを持つことができず、
人口が流出していく一方だった地域に、「じゃない人」
(デザイナー・ディレクターなど、職人じゃない人)が
関わり、多様性が広がることでブレイクスルーが起きる。

何かを創り出し、動かしていく実感が持てないまま、
都会にいて、下請業としてのデザインの現場で働き、
行き詰まりを感じていた若い人たちが、地域に移住し、
デザインするだけでなく、商品の販売にも関わり、
都会から人を呼び込み、職人たちを鼓舞することを通じて、
地域づくりの根幹を担う存在になっていく。

そういうことが日本のあちこちで起こっていて、
この動きは今後さらに加速していきそうです。
その実感を新たにしました。ローカルは先進地域になりつつあります。


2022/10/06(木)
ナポリの『インフォーマルな繋がり社会』を解く


10/26(水)のがくげいラボ×Talkin'Aboutには、
ナポリ在住のフリーランス・リサーチャーの
中橋恵さんに登場いただきます。

がくげいラボ×Talkin’ About vol.17
山納洋×中橋恵「ナポリの『インフォーマルな繋がり社会』を解く」

10/26(水)19:00〜20:45
 @タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)/オンライン(zoom)

https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol17-221026/

ナポリ旧市街にあるサニタ地区には、高層のパラッツォが密集し、
元々住む住民と流動性の高い移民が混在して暮らしています。
犯罪の巣窟とも呼ばれる地域ですが、最近は路地や公共空間の自由な使い方、
他者の視線も気にせず繰り広げられる超アナログ的生活、
住民たちが形成しているインフォーマルなコミュニティに
興味を持つヨーロッパの若者が足を運んでいるそうです。

僕は2019年に、中橋さんを訪ねてナポリに行き、
いろいろ案内いただいたのですが、サニタ地区で
一番印象的だったのは、パラッツォの住人さんたちが、
ベランダからバケツを下におろして、1階の食料雑貨店で
買い物をする風景でした(写真)。
この町ではこれがデフォルトで、
あちこちのベランダにバケツがかけてありました。

今回は中橋さんにサニタ地区の現状を紹介いただき、
コミュニティにおける繋がりの可能性について考えを深めていきます。


2022/10/04(火)
『扇町ミュージアムキューブ』という劇場ができます


さて、昨日情報が解禁となりましたが、
2023年10月に、大阪市北区・扇町公園の南側に
『扇町ミュージアムキューブ』という劇場ができます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000033364.html

リリースにもありますが、この施設は、
かつて関西の若者文化の発信地だった
扇町ミュージアムスクエア(1985〜2003年)の
コンセプトを継承する施設として立ち上がります。
250席、100席、50席の3つの劇場空間と
7つのギャラリー・練習室・会議室からなる
シアターコンプレックスです。

扇町ミュージアムスクエア(OMS)は
ここから200メートル西の、現在は企業研修所と
クリニックモールになっている場所にありました。
小劇場・ミニシアター・雑貨店・カフェレストラン・
ギャラリーからなる複合文化施設で、
上の階には南河内万歳一座と劇団☆新感線の稽古場や
ぴあ関西支社などもあり、屋上には恐竜看板がありました。
僕は1997年から2003年まで、そこで過ごしていました。

扇町ミュージアムキューブができる場所には
かつては大阪市水道局の庁舎がありました。
その移転後の建物を利用して、2003年から2010年まで、
インキュベーション施設『メビック扇町』がありました。
僕は2003年から2006年までを、そこで過ごしました。

ちなみに『メビック』は現在、クリエイターの
ネットワーク作りと情報発信機能を支える施設として
大阪産業創造館の17階で活動を続けています。
https://www.mebic.com/

かつてのOMSの賑わいを扇町の地に再現させたいと、
大阪市が庁舎跡地を売却する際に、
劇場などの賑わい施設を運営する事業者を求めたことで、
このたび、劇場と病院のコンプレックスが
実現することになったわけです。

オープンは、ちょうど今から1年後。
新たな拠点がOMSを継承する施設として立ち上がるよう
祈る以上のことをしていきたいと思っています。


2022/10/01(土)
変化していくまち・洛西口


9/24(土)のWalkin’About@洛西口には
11名の方にご参加いただきました。

駅南西側の田畑の風景を楽しんだ方、
駅北東側の自衛隊駐屯地を覗いてきた方、
竹の資料館や竹の径まで足を運んだ方、
物集女や樫原の旧集落地域を歩いた方、
洛西口トート、桂川イオンを見てきた方、
洛西ニュータウンの現状を見に行った方、
などがおられました。

阪急洛西口駅が開業したのは2003年。
その600メートル東にJR桂川駅が開業したのは2008年。
その後桂川駅南西のキリンビール京都工場跡地には
イオンモール京都桂川やマンション、
教育研修施設などが建設されています。
洛西口駅の南東側にもマンションがいくつか建ち、
阪急の南側の高架下にはスーパー「フレスコ」が。
新しいまちが一気に作り出された印象です。

洛西口駅の南西側には田畑が残されているのですが、
ここには「らくさいゲートウェイ」という
ホテル・ショップ・レストラン・病院からなる
新たな拠点が作り出される計画があります。
まちびらきは2026年を予定しています。
https://kansai-sanpo.com/kyoto-hankyu-rakusai2022apr/

このまちの風景は、また大きく変わっていきそうです。
今の風景を、目に焼き付けておきたいと思います。

今回のWalkin’Aboutには、洛西口駅付近の高架下空間を
活用した「TauT(トート)阪急洛西口」を担当されてきた
阪急電鉄の永田さんにもご参加いただきました。
https://www.hankyu.co.jp/story/report/taut-rakusaiguchi.html

トートでは「ヒトとヒトをつなぐマチの縁側」という
コンセプトのもと、新たに生まれた町での
コミュニティづくりにの取り組んでおられます。
このあたり、改めて永田さんにお話を伺う機会を
設けてみたいと思っています。


2022/09/28(水)
Walkin’About @服部天神


11月のWalkin'Aboutでは、服部天神を訪れます。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @服部天神」
開催日:2022年11月5日(土)
集合時間・場所 14:00 @阪急宝塚線服部天神駅東改札
再集合時間・場所 16:00 @同上 

 服部の地の歴史は、帰化人集団である秦氏が允恭天皇の御世(412-453)に織部司に任じられ、当地を服部連の本拠とし集住したのに始まります。彼等が信仰していた「医薬の神・少彦名命」を祀る神社として開かれた社が、後に菅原道真伝説と結びつき、今日の服部天神宮に至ったといいます。また平安時代末期の仁平2年(1152)に、現在も服部にある服部住吉神社の社殿が再建されたとの記録が残っています。
江戸時代に入ると、能勢街道に沿う宿場町となりました。加えて服部天神宮が菅原道真伝説から「足の神様」として崇敬を受けるようになり、門前町としても繁盛するようになりました。殊に江戸時代中期から幕末にかけては殷賑を極めたといいます。
 明治43年(1910)に箕面有馬電気軌道(現・阪急電鉄)の開通と同時に服部天神駅が設置されました。駅北側の踏切を挟み東西に服部・服部西町商店街が形成されています。戦後には大阪市の近郊住宅地として急速に開発され、木造賃貸住宅が数多く建設され、かつての畦道に由来する細く曲がりくねった道や行き止まりが多いのが特徴となっています。昭和41年(1966)に服部駅周辺の再開発に合わせて駅前広場開発の事業認可を取得するも長年実施には至らず、近年に土地区画整理事業と街路事業を融合した沿道整備街路事業の導入により、整備事業が進められつつあります。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。
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“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室  担当:山納  Tel 06-6205-2366  
 http://www.toshimiryoku.jp


2022/09/27(火)
都市と森林をつなぐことの可能性


ちょうど1年前のうめきたTalkin'Aboutで
話題提供いただいた、古川ちいきの総合研究所代表の
古川大輔さんが、今年7月に西中島南方に
「ちいきのBAR峠〜お酒と森と木のギャラリー〜」
という新たな拠点を作られました。
https://www.facebook.com/chiikino/

ここはちいきの総合研究所の新事務所で、夜はバーになります。
古川さんは、都会からは見えにくい林業の世界を
多くの方に知ってもらい、そこから日本の林業の可能性を
拡げようと、こんな挑戦をされているんですね。

ということで、10/19(水)に都市魅力研究室で、
そんなお話をしていただきます。
終了後には「峠」に足を運ぶ予定です。

うめきたTalkin’About「都市と森林をつなぐことの可能性」

2022年10月19日(水)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク(株)都市魅力研究室 
話題提供:古川大輔氏(古川ちいきの総合研究所代表・
『森ではたらく! 27人の27の仕事』著者) 参加無料

 林業における仕事の形は多岐にわたっています。脱炭素社会、SDGs、森林環境税(国の施策)の流れを汲み、特に最近では、森林管理や木材生産といった“狭義の林業”だけでなく、観光・健康・福祉・農業・飲食などの事業と掛け合わせ、“広義の林業”を実践し、自由自在になりわいを生み出している人たちも登場してきています。 一方で、森がどう作られ、木がどう育てられ、切り出されているのかを消費者が知ることは少なく、逆に消費者が森や木にどういう価値を見出しているかを山林側の人たちが知る機会も、殆どありません。
 ですが、このギャップを超えて、林業を素材の供給だけでなく部材、消費財、空間、ライフスタイルの提案へと広げていく構想力(トータル林業まちづくり構想)を多くの立場の人たちが共有できれば、林業の可能性はさらに広がっていくのではないでしょうか。

 今回のTalkin’Aboutでは、学生時代に地域づくりインターン事業で奈良県・川上村で林業の仕事に携わったことを機に全国を巡り、現在は森林再生・地域再生コンサルタントをされ、トータル林業まちづくり構想を各地で支援し、林業×まちづくりを全国で展開している古川さんに話題提供いただき、そこから都市と林業をつなぐ仕組みづくりの必要性と可能性について考えていきます。なお、7月下旬に古川さんがオープンした、全国の森林・林業とのつながりを表現した新大阪の新拠点(bar、gallery、café、shop、office)のお話もいただきます。都市側からできる、森林に関わる動きとは何か?一緒に考えていきましょう。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガスネットワーク(株)都市魅力研究室
グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク(株)都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2022/09/25(日)
気仙沼の風(5)


気仙沼・内湾エリアの北西側にある八日町商店街に、
「くるくる喫茶 うつみ」はあります。
https://www.asahi.com/articles/ASP6J72ZHP66UNHB003.html

店主の吉川さんは、災害公営住宅の設計を担当する
会社のスタッフとして、6年前に気仙沼に来られました。
八日町界隈の復興まちづくりに携わるうちに、
このまちで自ら何かをしたいと考えるようになり、
閉店した菓子店を改修し、地元のまちづくり会社代表との
共同経営という形で、2021年6月より運営されています。
https://www.facebook.com/kuru2utsumi

9/17(土)には、上のような事情を知らずに入りました。
お店には吉川さんとともに、2人の女の子が
壁に八日町界隈の写真を貼り出していました。

話しかけてみると、彼女たちは「架け橋」という
ゲストハウスに泊まっていて、そこが気仙沼市から
受託している『ふるさとワーキングホリデー』という、
若い人たちが地方でお仕事をしながら、
地域の人たちとの交流や学びを通じて、
リアルな地方の暮らしが体験ができるプログラムに
参加して、くるくる喫茶で働いているのだと。
https://www.facebook.com/kesennumaguesthousekakehashi/

お店には、近所にお住いのおばあちゃんもいました。  
その方は昔の界隈の写真を見て、
「この辺では、サンマは買う魚じゃなかった。
 オート三輪がサンマをいっぱい積んで角を曲がるときに
 落としていくのを拾って、それを頂いていた」と。

くるくる喫茶の店舗は、東日本大震災の津波で、
1階の天井まで水に浸かったそうです。
それでも店舗が残り、昔を知る方々がいて、
ここで若い人たちに地域の記憶を伝えている
という事実に、感動を覚えていました。

今回の気仙沼ツアーでは、気仙沼の今を作っている
いろんな方と出会うことができました。
彼らの取り組みが、今後どんな形に結実するのかを
改めて足を運んでウォッチしてみたいと思っています。

3日には陸前高田に行き、かさ上げして復興した
中心市街地を歩き回ったり、西村佳哲さん・友廣裕一さんたちが
箱根山テラスで開催していた「箱根山学校」を
覗かせていただいたりもしたのですが、
https://note.com/lw_nish/n/n73949ec39f0b

ちょっと長くなったので、ここでは割愛いたします。

とても充実した3日間を、過ごすことができました。
関係者のみなさま、大変お世話になりました(おわり)。


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