過去の日記

2023/05/31(水)
新今宮散歩


今日は大阪芸大からの帰りに、天王寺から新今宮まで散歩。
新開筋中央商店街で見かけた「コクヨ事務用品」の看板が
気になり、店主のおばあさんに話しかけました。

平松商店は、飛田新地の北門の前にあります。
開業は大正5年。岡山の宮大工だった先々代が、
貸家をしようと建てた建物だそうですが、
新地の門が開くようになったので、
自ら煙草屋を営み、繁盛したのだそうです。
2代目の女性は別嬪さんだったそうで、
これまたよく流行ったのだと。

3代目の現店主は昭和37年に嫁いできて、
それから60年以上をここで過ごしてきたそうです。
コクヨの代理店も兼ねるようになり、
ノートやランドセルなどを一式扱ったそうです。
当時はみんな、子どもの文房具を小売店で
買っていたので繁盛しましたが、
その後スーパーが登場したり、メーカーが学校に
直接商品を納めるようになってからは厳しくなったのだと。

こういうお話は、そろそろ聞けなくなります。
というか、このお店自体が産業遺産と呼べそうです。

その後ココルームに寄って、上田假奈代さんとお話。
3月以降外国からのお客さんが増えてきて
とても忙しくなっているのに、働き手が足りないのだと。
近々に説明会もされるそうです。
https://www.facebook.com/cocoroom

世界の旅人と知り合えるお仕事です。
興味ある方は、ぜひ。


2023/05/30(火)
黒人運転手にとって、警官の最初の45語はその後起こることの予兆である
黒人運転手が警官に止められた時に、
最初の45語で何を喋るかによって、
運転手はその後何が起きるかを予測している。

特に「なぜ止められたのか」を説明することなく、
「ハンドルから手を離すな」「エンジンを切れ」など
命令だけをした場合には、手錠をかけられたり、
尋問を受けたり、逮捕されたりといった事態に
進展する可能性が高い。

という研究結果が出た、というニュースが
昨日のNPRで流れていました。

https://www.npr.org/2023/05/29/1178279383/for-black-drivers-a-police-officers-first-45-words-are-a-portent-of-whats-to-com


2023/05/29(月)
宮水井戸の不思議


西宮市久保町、国道43号線の南側には、
酒造会社の宮水井戸が集まっている場所があります。
この一帯から湧出する宮水は、硬度が高く、
リン含有量が多く、鉄分が少ないという特徴があり、
灘五郷の酒造に欠かせない名水として知られています。

このあたりは、縄文海進期には浅海でした。
そのため、その時代に海底に堆積した砂層の中には、
貝殻などが混じっています。

六甲山系に降った水が花崗岩層をくぐり抜ける間に
地下にある貝殻層にある豊富なミネラル分が混じりこみ、
酒造りに最適な宮水が生まれるのだそうです。

さらに、酒造りに適した気候、技術の高い丹波杜氏の存在、
水車精米、樽廻船により江戸への大量出荷が可能だったことなど、
様々な要因が重なり、灘五郷は日本一の日本酒生産地域へと発展しています。

Walkin’About@阪神西宮でのハッケンは、
まだまだ色々とあるのですが、ここではこれ位に。
興味がありましたら、7/4(火)19:00〜のマチ会議にお越しください。


2023/05/26(金)
西宮ビーチリゾート


5/20(土)のWalkin'About@阪神西宮には
20名の方にご参加いただきました。

西宮えびす神社からの酒蔵めぐりで
お酒を飲んできた方が多かったのですが、他にも
阪急夙川駅から阪神今津駅まで歩いた方、
夙川を南に御前浜まで散歩した方
双葉温泉という天然温泉の銭湯に浸かってきた方、
スクーターで新西宮ヨットハーバーまで行った方、
ちょうど駅前でやっていたれいわ新選組・山本太郎氏の
演説を聞いていた方、などがおられました。

僕は午前11時半からフライング、しかも自転車で
気になっている場所をいろいろ巡ってきました(ずるい)。

写真は西宮港の南側にある「西宮ビーチリゾート」。
西海岸的なカフェやレストランが集まっていて
マリンアクティビティが体験できる、
あまり知られていない西宮の名所です。
https://2438resort.com/


2023/05/25(木)
森(供給者)と街(消費者)をつなげる仕事


5/23(火)のうめきたTalkin’About「六甲山材を活用する!」
には、20名の方にお集まりいただきました。

SHARE WOODS.の山崎正夫さんは、
大学を卒業した後に、出版社の編集・営業の仕事や
ドイツの木材総合メーカーで働いた後に、
身近な山の資源を活用する仕事をしたいと
サラリーマンの仕事のかたわら、カホンプロジェクトを始めました。

地域の間伐材を使って、中南米原産の打楽器である
カホンをつくって演奏会を開き、山の人と街場の人をつなぐ。
プロジェクトを通じていろんな地域に足を運ぶうちに、
森(供給者)と街(消費者)をつなげる仕事をしようと、
木材コーディネーターとして独立されました。

六甲山は明治の半ばまでは禿山になっていましたが、
その後大植林事業が展開され、広葉樹の山になりました。
それが100年以上経った今、神戸市では、木を切るだけでなく、
活用していこうと、2012年に「六甲山森林整備戦略」を策定し
間伐材の活用などに取り組んでいます。
山崎さんは、神戸市兵庫区西出町にある
かつては外材の製材していた工作所の一角を借りて
工房を構え、六甲山材の活用の担い手として
神戸市と協働しておられます。

六甲山の山林の多くは広葉樹で市有林ですが、
裏六甲には針葉樹が育っている私有林もあります。
樹木の性質や所有関係によって、
その活用法やプロジェクトの進め方も変わってきます。
また撤去された街路樹の活用についての相談も受けます。

木が伐られる時期と、木が必要とされる時期、
乾燥や製材に必要となる期間など、
需要と供給とをマッチングさせるために
さまざまな設備と技術と工夫が必要になってくる。
そのあたりのお話を、いろいろ聞かせていただきました。

参加者のほとんどは林業・製材業・建設業には
関わっておられませんでしたが、地域の資源を
地域でどう活かしていけるのかに興味をお持ちでした。
特に企業の方々が「自分たちには何ができるだろう?」
という関心を抱いておられたのが面白かったです。

写真は当日の風景と、カホンプロジェクトです。

カボニュー「神戸から山と消費者をつなげる―シェアウッズ 山崎正夫さん【Think Global, Act Local #3】」
https://note.caboneu.jp/n/n4c7b407373e4


2023/05/23(火)
路線価図から地域を読みとく


6/21(水)のがくげいラボ×Talkin'Aboutには、
5月に『路線価図でまち歩き 土地の値段から地域を読みとく』
(学芸出版社)を出された中川寛子さんにお越しいただきます。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol24-20230621/

路線価とは、相続税や贈与税を算出するための基準となる土地の価格です。
中川さんは路線価図を使ってまちを歩き、なぜ同じ地区で
土地の価格が変わるのかという謎に迫っておられます。
今回は、中川さん流のまちの読み解き方をじっくり伺います。

がくげいラボ×Talkin’ About vol.24
山納洋×中川寛子 「路線価図から地域を読みとく」
6/21(水)19:00〜20:45
@タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)/オンライン(zoom)

お時間とご興味がありましたら、ぜひご参加ください。

※先に告知をしておりました、大阪公立大学・松永桂子准教授
 とのセッションは、9月以降に持ち越しとなりそうです。


2023/05/22(月)
まちと演劇はどうつながるの?


この日曜には豊岡演劇祭企画で豊岡に行き、
豊岡市民プラザの岩崎館長とお話ししてきます。
https://toyooka-theaterfestival.jp/news/6658/

岩崎館長とは2021年より「市民演劇プロジェクト」で
ご一緒していますが、今回は2010年から続けている
「イストワール histoire」の話についても、
またWalkin'Aboutとドラマ作りの関わりについても
お伝えしてきます。


第2回『Play Talk 〜 まちと演劇はどうつながるの? 〜』のご案内

 豊岡演劇祭実行委員会では、毎月1回、まちと演劇のつながりについて参加者と一緒に考えるトークイベントを開催します。
 イベントでは、毎回市内外で活動されているゲストをお迎えし、その取り組みの紹介やそれぞれの視点で考えるまちづくり、交流、アートとの関わりについてお話しします。
 第2回となる今回は、大阪ガスネットワークで数々の地域プロジェクトの企画・プロデュースをされる山納洋さんと、市民のための文化施設・豊岡市民プラザ館長の岩崎孔二さんをゲストに、まちづくりとアートの視点からお話しを伺います。
 みなさんのご参加をお待ちしています!

◯日時:5月28日(日) 10:00〜12:00
◯場所 豊岡市民プラザ 市民活動室C
◯内容
 ・ゲストの活動紹介
 ・豊岡演劇祭の紹介
 ・意見交換
◯申込み(無料・予約者優先) 
 https://forms.gle/aEkkgZUNJsLuXohZA

≪問合せ≫
 豊岡演劇祭実行委員会事務局(観光政策課)
 ☎0796-21-9016


2023/05/21(月)
r-3の合田昌宏さん・三奈子さんにお越しいただきました


今日は大谷茶屋改修作業。

柱・梁・壁の塗装作業を進めるとともに、
Goda design studioの合田昌宏さんにお越しいただき
床の土間打ち作業の打合せ・段取り確認をしました。

合田さんは、奥さんの三奈子さんとともに、
新長田・六軒道商店街で「r-3(アールサン)」
というスペースを運営されています。
(『つながるカフェ』の中でも紹介させていただきました)
http://www.rokkenmichi-3.com/concept/

今日の打合せにはご家族でお越しいただき、
高座の滝の自然を満喫いただきました。


2023/05/18(金)
人と人とがつながる場のつくり方(後編)


「人と人とがつながる場のつくり方」の後半がアップされました。
https://note.com/ognwcel/n/n9e42746da84a

今回は、博覧強記の夕べ、御堂筋Talkin’About、
うめきたTalkin’About、場のアウトリーチ、
そして扇町ミュージアムキューブでの
「マチソワ」の実験について書いています。
ご興味とお時間がありましたら、どうぞ。


2023/05/17(水)
6/10(土)Walkin’About @布施


今週末5/20(土)のWalkin’Aboutは阪神西宮ですが、
6/10(土)には、近鉄布施駅周辺を探ります。96ヶ所目。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @布施(東大阪市)」
 開催日:2023年6月10日(土)
 集合時間・場所 14:00 @近鉄布施駅2階北改札口
 再集合時間・場所 16:00 @同上 

 現在の布施駅周辺の商業は、大正3年(1914)の大軌開通により集積が始まり、大正13年(1924)に大軌八木線(現・近鉄大阪線)の開通で分岐駅となると急速に発展、大阪府東部の中心的な商業地となりました。
 駅北口のヴェルノール布施はイオン、小売店舗、行政施設などからなる複合施設で、市街地再開発により平成6年(1996)に開業しました。また平成31年(2019)には駅直結の近鉄百貨店東大阪店がリニューアルオープン。他にも複数の駅ビルがあり、東大阪市随一のショッピングエリアとしての存在感を保っています。
 一方、多数の商店街は布施商店街連絡会という協同組合で連携し、北側のブランドーリふせ南側の布施本町商店街など、規模の大きな商店街を中心に地域振興を図っています。
駅南西方向にある布施戎神社は、毎年1月の十日戎に商売繁盛を祈願する多くの参拝客を集めます。この行事に彩りを添える福娘コンテストも布施商店街連絡会の主催により実施されています。
 平成30年(2018)には、商店街の空き店舗を活用したSEKAI HOTEL 布施をオープン。“まちごとホテル”というコンセプトで、商店街の飲食店や銭湯を活用し、外国人観光客も訪れる街になりつつあります。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

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 “Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
 参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 担当:山納  Tel 06-6205-2366  
 http://www.toshimiryoku.jp


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