過去の日記

2019/08/25(日)
蒲田から羽田へ


昨日は東京都大田区蒲田のホテルを出て、
羽田空港の手前まで、東に歩いてみました。

昔から開けていた京急蒲田駅の西側は、
駅前再開発が進められていましたが、
失われる寸前の風景がかろうじて残されており
まちがどう変わっていくかの貴重な教材になっていました。

呑川に沿って、糀谷の住工混在地区を東に。
大田区は町工場のまちだとよく聞いていましたが、
1階が零細工場、2階が住居という木造モルタルの建物が
今でも多く残され、年配の経営者が働いておられます。
かなり古い文脈のまちですが、新しい住宅も多く、
デイサービスの車に次々に出会いました。
工場経営者の高齢化や廃業とともに、
まちは変わりつつあるようです。

界隈はかつては農漁業に従う土地で、
特に海苔の養殖が盛んでしたが、東糀谷あたりは、
大工場が建ち並ぶ工場地帯に変わっていき、
また羽田空港がジェット機に対応し機能を拡張するにつれ、
周囲にも航空や物流の業務機能が集積していきました。

今回はほとんど予習をせずに歩きましたが、
まちの移り変わりを見て、帰ってから調べてみると
上のような歴史を持っている場所だと分かりました。

そう、Walkin'Aboutは、だいたいこんな感じです。
特に今回、TIP*Sでの講演にお越しいただいた
みなさまのご参考になれば。


2019/08/20(火)
中華料理進化論


昨日のTalkin'About「中華料理進化論」には、
14名の方にお集まりいただきました。

徐航明さんからの話題提供では、
餃子とラーメンを中心に、日本に入ってきた中国料理が
独自の進化を遂げたり、中国に逆輸入されたり、
日本に再輸入されたり、製造工程のイノベーションが起こったり、
さらに中国の新たな地方料理や家庭料理が新たに伝わったり
しながら、日本国内において、中国本土よりも多様な
中国・中華料理を食べることができるようになった、
という、戦後の流れを紹介いただきました。

その後は参加者全員から、徐さんへの質問や、
「私にとっての中華料理」といったお話をいただきました。
この、参加者全員が喋るというフォーマットは
やはりいいなと再確認しました。

終了後には、グランフロント6階にある博多餃子へ。
10名で押しかけ、舌鼓を打ちつつ親交を深めました。


2019/08/19(月)
ハズさない!街歩きの達人レッスン


『歩いて読みとく地域デザイン』関連の講演。
次回は9/12(木)開催のナカノシマ大学で行います。

ナカノシマ大学では一時期、よく司会をさせていただきましたが、
講師を務めるのは今回初めてでした。有難いことです。

少しフライング情報ですが、今回の講演の後、
10/6(日)にはWalkin'About@ナカノシマを開催し、
そこでのリサーチ結果を、12月発行の『島民』で
取り上げていただく予定です。

ぜひその流れの一連を、体験してみてください。

ナカノシマ大学2019年9月講座
「ハズさない!街歩きの達人レッスン」

【開催概要】
 開催日 2019年9月12日(木)
 時間  7:00PM〜8:30PM頃(開場6:30PM)
 会場  大阪府立中之島図書館 別館
 講師  山納 洋
 受講料 1,800円
 申込み 以下のサイトよりお申込みください
     https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20190912
 定員  80名
 主催  ナカノシマ大学事務局
 協力  学芸出版社


2019/08/16(金)
レモンスカッシュを飲みながらキャリアチェンジを考える夏


という名前のイベントの1コマに出ます。8/20(火)夜。
https://shigotofield.jp/careerchange/

塩山君から依頼を受けて、二つ返事でOKしたのですが、
この事業は、自分にしっくりくる働き方と出会い、
社会に価値を生み出せる人を増やすことを、
目指しているようです。

僕は会社を辞めたことがなく、
心折れそうになったこともあまりないので、
このシリーズのゲストにふさわしいのかは不明ですが、
昨年の『地域プロデュース、はじめの一歩』で書いたような、
どうやってルーティンの仕事から自分の仕事を離陸させるか
という話をしてこようと思っています。

参加無料で、しかもレモンスカッシュが出てくるようです。
興味ありましたら、どうぞ。






2019/08/16(金)
8/19(月) Talkin’About『中華料理進化論』


8/19(月)のTalkin’About『中華料理進化論』の
発表資料が、徐航明さんから届きました。70ページ。
戦後に始まった日本における中華料理の変遷を
分かりやすく紹介いただけそうです。
道頓堀界隈に最近増えている、中国人向けの
中華料理屋について質問してみようと思います。

徐さんからは、終了後に近くの博多餃子に行きましょう!
とお誘いいただいています。この2次会に興味ある、
という方、メッセンジャーかコメントでご連絡ください。

うめきたTalkin’About『中華料理進化論』

2019年8月19日(月)7pm〜9pm
話題提供:徐 航明氏(食文化研究家・立命館大学デザイン科学センター客員研究員)
場所:大阪ガス エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室
参加無料

 なぜ「中国料理」と「中華料理」という2種類の看板があるのか?
 なぜ焼き餃子をおかずにして、ご飯と一緒に食べるのか…
 徐さんは中国から日本にやって来た時にたくさんの疑問を抱いた後、さまざまな体験や考察を重ね、そこからラーメンや焼き餃子に代表される「中華料理」は、日本において独自に進化・発展したフュージョン料理だと確信するに至りました。

 今回のTalkin’Aboutでは、徐さんに著書『中華料理進化論』(イーストプレス 2018年)について紹介いただきます。
 中華料理における食の進化の流れ、最新のトレンド、飲食業界の構造やテクノロジー、料理人のチャレンジ精神とアレンジ力、そして食分野におけるイノベーションといった幅広い議論を、当日は展開していきます。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 Talkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合う“サロン”です。思いある人が自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そんな場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガス螢┘優襯ー・文化研究所 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713

 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
  北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【主催・お問い合わせ】
 大阪ガス螢┘優襯ー・文化研究所 都市魅力研究室 担当:山納 
Tel 06-6205-2366 http://www.toshimiryoku.jp


2019/08/10(土)
隆祥館書店にて


本日の隆祥館書店での、新之介さんとの対談には、
50名ほどのお客さんにお越しいただきました。

二村店主にご準備いただいた質問、そして、
二人からのスライドトークで2時間近くになったのですが、
みなさんに楽しんでいただけたようでホッとしました。

写真はいつも隆祥館のイベントで
グラフィック・レコーディングをされている
西野さんによるセッションの記録です。
こういう話をしていたようです。

新之介さんの方が詳しい話題も多く
遠慮なく振らせていただきましたが、
がっちりと受け止めていだだき、心強かったです。

さて、ここで、今後の大阪での登壇予定を2つ。

■ナカノシマ大学9月講座「ハズさない!街歩きの達人レッスン」
 9/12(木)19:00〜@大阪府立中之島図書館 別館 受講料:1800円
 https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20190912

 「何もない街」なんて言わせない!その土地の魅力を
 必ず発見できる街歩きのコツ、教えます。

■レモンスカッシュを飲みながらキャリアチェンジを考える夏
 「おれない」に向き合う 〜大企業のキャリアパスを創造せよ!〜
 8/20(火)19:00〜@エル・おおさか本館 2F 芝生ひろば 参加料:無料
 https://hellolife.jp/events/1908_careerchange

 りそな総合研究所リーナルビジネス部長の藤原明さんと
 「おれないハートの作り方」を語るようです。


2019/08/09(金)
Walkin’About @蒲生四丁目


次回のWalkin’Aboutは9/21(土)。8月はお休みです。
常連のみなさま、熱中症に留意しつつ、自主練に勤しみください。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’About @蒲生四丁目」

開催日:2019年9月21日(土)
集合時間・場所 15:00 @地下鉄長堀鶴見緑地線 蒲生四丁目駅西改札 
再集合時間・場所 17:00 @同上  参加無料 

 かつての城東区域は、上町台地の東側の入り組んだ海でしたが、淀川と旧大和川が運び込む土砂によって次第に陸地化しました。大阪冬の陣では、大和川を挟んで今福と対岸の鴫野が戦場であったといわれています。

 この地は淀川と大和川の合流点に近く、昔から数え切れないほどの洪水に見舞われていました。宝永元年(1704)に大和川が付け替えられてからは洪水が減少し、旧大和川の河川跡には、新喜多新田・左専道新田・布屋新田などが開かれました。
 京街道や古堤街道は、当時のメインストリートでした。今福は寝屋川や鯰江川に沿って水利に恵まれ、江戸時代から舟運の中継基地として栄えていました。

 鉄道の開通により農村地帯から工場・商店・住宅が目立つようになった鯰江地区には、明治23年頃から硝子工場が進出。メリヤス工場なども増加する中で人家が増えています。大正2年には鴫野に大規模な紡績工場が進出し、翌年には城東巡航船が開通、寝屋川は築堤浚渫工事によって運河化が図られるなど、大正期を通じて、当区の工業化と都市化を進める基盤整備が進んでいきました。

 かつての陸軍練兵場跡地にできた高層住宅団地や鴫野地区では、再開発により高層住宅群などが建設されました。戦前に行われた土地区画整理事業によって緑が多い整然とした街区が形成され、都心に隣接する交通至便な住宅地として注目されるようになりました。さらに近年、移転した工場跡地に市営・公団等の高層住宅や民間マンションが次々に建設され、住宅や商業などの機能を備えた住みやすい街としても発展してきました。

 現在の城東区は、西日本では1位の人口密度を誇るエリアとなっています。蒲生四丁目交差点を中心として半径2キロ広がるエリアには、約7万人もの人が暮らしています。

 今回は、そんな城東区を、蒲生四丁目を中心に探っていきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 “Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
 参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】
 大阪ガス蟠甬Ψ部 都市魅力研究室 担当:山納 
 Tel 06-6205-2366 http://www.toshimiryoku.jp


2019/08/06(火)
カフェもこ


この4月に、JR伊丹駅の東側すぐのところに
「カフェもこ」がオープンしています。
https://itami-city.jp/mp/akarui_itami/?sid=67378

店主の神崎知子さんは、2年前まで、
クレオ大阪中央(四天王寺前夕陽丘)の3階にある
チャレンジカフェで「カフェもこ」を営んでいました。
https://www.creo-osaka.or.jp/o-challenge/cafe/index.html

僕はチャレンジカフェのアドバイザーという立場から、
彼女の開業までの歩みのいくらかを見てきて、
お店探しにも伴走していたのですが、
彼女が今の物件と出会ったのは、
僕がボストンに行っている間のことでした。

JR伊丹駅改札から徒歩2分で、駅からよく見え、
裏にはイオンもありますが、駅東側はもともと工場地帯で、
人通りはあまりなく、隠れ家のようになっています。

当初はランチも出そうと思っていたそうですが、
思っていたよりも焼き菓子がよく出るそうで、
今はコーヒーとケーキ・焼き菓子をメインにしています。

“のんびり焦らず頑張れる店づくりをしていきたい”

伊丹に行かれた折には、そんな神崎さんのお店に、
ぜひ立ち寄ってみてください。


2019/08/05(月)
特殊解と一般解の邂逅


NHKの「ブラタモリ」を観ていると、ある土地の
歴史的痕跡について、それぞれの土地の歴史に詳しい
専門家の方々が問題を出し、博識なタモリさんが
「お見事!」に正解を出すという構造に従って
番組が作られていることに気づきます。
僕はこの構造を「特殊解と一般解の邂逅」と呼んでいます。

専門家の方々が持っているのは、特殊解です。
あるまちに特化し、深掘りした知識をもって問いかけます。

タモリさんは、その問いに対して、一般解で応じます。
このまちが、この建物がこういう構造をしているのは、
おそらくこういう理由からだろうと推察し、言い当てます。

タモリさんはロケ台本を一切見ないそうですので、
本当にそういうセッションが行われているのでしょう。

ブラタモリを観ていると、タモリさんのように、
まちのリテラシーを高めていけば、その土地固有の
歴史を知らなくても、目の前にある「?」の理由が
推察できるようになる、ということを示しています。

さて、8/10(土)には、谷六・隆祥館書店にて、
大阪高低差学会の新之介さんと対談させていただきます。
https://atta2.weblogs.jp/ryushokan/2019/06/2019810-山納-洋-新之介-トークイベント-山納洋著歩いて読みとく地域デザイン普通のまちの見.html

新之介さんは、ブラタモリ大阪編の案内人をされています。
つまり、大阪の特殊解を知り尽くしている方ですが、
これまでに大阪「高低差」地形散歩だけでなく、大阪広域、
そして阪神・淡路島の地形散歩の本を出されています。
つまり、高低差に関する一般解をふんだんに持っておられる方でもあります。

僕が目指しているのは、まちについての
地理・経済・政治・都市計画・民俗・エスニシティ・災害などに
ついての一般解を集めて広めることなのですが、
高低差や地形についての、新之介さんの浩瀚な知識に
触れる、貴重な機会になりそうです。

お時間とご興味がありましたら、ぜひ!


2019/08/04(日)
『まるでニュ―ヨークが溶けるのを見ているようだ』
「ほとんど毎週、ジェレミー・シャラーのところには、
 4階建ての2つの目立たない建物を売ってほしい
 という電話がディベロッパーからかかってくる。
 この建物には「シャラー&ウェーバー」という、
 マンハッタン・アッパーイーストサイドにある
 歴史的遺産ともいえるドイツのソーセージと
 ザワークラウト(キャベツの漬け物)がある。
 あるディベロッパーは、この2つの建物の市場価格の
 ほとんど4倍である2400万ドル(26億4千万円)を
 提示している。(中略)だがシャラーは、
 すべての申し出を断っている。新たに建つ建物の中で
 お店を再び営業することを約束されているにも関わらずだ。」

2019年7月29日ニューヨークタイムズ記事
「『まるでニュ―ヨークが溶けるのを見ているようだ』タワーが建ち、古い近隣が消滅」より

https://www.nytimes.com/2019/07/29/nyregion/yorkville-tall-buildings-nyc.html?fbclid=IwAR044ISU5KaB3aqTtOXJN0yd0zQ8f2ZUZLD-W80pwIGudsy63OKqAHrOLss

ですが、他の多くの人たちは、持っていた不動産を売り、
ヨークビルという近隣地区には近年タワーマンションが
どんどん建ち、ドイツ・ハンガリー・チェコ・スロバキア
といった中央・東ヨーロッパからの移民が暮らしていた
近隣が失われていっているという記事です。

興味ありましたら、チャレンジしてみてください。


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