過去の日記

2021/05/10(月)
クリエイティブ・クラスターに必要なこと


2003年から2006年に、僕がメビック扇町にいた時の肩書きは
「コラボレーションマネージャー」でした。
IT・デザイン・編集・出版などの分野で活動している
クリエイターの方々や、彼らに仕事を発注する
クライアント企業との間のコラボレーションを起こすべく、
講座やイベントを企画していました。

その時に掲げていたテーマが、
「扇町クリエイティブ・クラスターでした。」

(“クラスター”という言葉が、
 こんなにネガティブに使われる日が来ようとは…)

技術やデザインを総合した製品開発力が
企業の付加価値力を左右する時代の流れの中で、
地域の企業同士がつながり、アイデアや技術を活かし、
そこからイノベーションを起こしていく。
その下地となるのが「クラスター」です。

マイケル・ポーターが提唱し、日本でも行政レベルで
産業クラスター政策が追求されてきましたが、
実際に地域の企業やクリエイターが有機的につながる、
土壌をつくり上げ、地域活性化のモデルと呼べるまでに
成功した事例とは、そんなに多くはありません。

明日5/11(火)のうめきたTalkin'Aboutでは、
(株)友安製作所の新規事業・広報事業部マネージャー、
松尾泰貴さんに、八尾での取り組みについてお話しいただきます。

八尾は東大阪と並び、中小の町工場が多い町として知られていますが、
松尾さんはこれらの企業をつなぎ、連携のためのプラットフォームを作り。
コラボレーションを誘発して来られました。
そして国内でも注目すべき内発的発展モデルとして
認知されるようになったタイミングで、
民間へと転進されたのでした。

*内発的発展で尖った企業を輩出 コロナ危機こそ大阪「八尾モデル」から学べ
 https://forbesjapan.com/articles/detail/40607/1/1/1

本当は多くの方に集まっていただき、
イノベーションにつながるセッションを
と思っていたのですが、こんなご時世ですので、
オンラインで多くの方にご参加いただければと。


うめきたTalkin’About「中小企業のコラボレーションの起こし方」

2021年5月11日(火)7pm〜9pm
場所:大阪ガス エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室 
話題提供:松尾 泰貴氏(株式会社友安製作所 新規事業・広報事業部マネージャー)
参加無料

 企業が成長する環境づくりに取り組むことで、地元の中小企業を育てる「エコノミックガーデニング」と呼ばれる政策があります。企業を支えるネットワークを構築し、企業家同士の交流促進や地元企業のニーズに応じた支援を中長期的に実施することで、地域経済の活性化につなげることを目的としています。
 大阪府八尾市では、この政策を地で行く取り組みが進められています。企業の持つ経営資源や強みを生かし、自社の技術力や製品力を「魅せる場」として2018年にオープンした拠点施設「みせるばやお」では、地元企業がものづくりワークショップを通じた地域貢献を行うとともに、会員企業間で場所、人材、資源をシェアし、交流・協働することで「人材確保ができない」「新商品が生まれない」といった企業の課題の解決につながるイノベーションを生み出してきました。

 今回のTalkin’Aboutでは、公務員の立場で「みせるばやお」の立ち上げなど数々のプロジェクトを実践し、中小企業のコラボレーションを仕掛けてこられた松尾さんに話題提供いただき、地域に根差した産業政策について話し合います。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガス螢┘優襯ー・文化研究所 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスNWカンパニー 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2021/05/09(日)
カフェを存続させる新しいカタチ


大阪市北区を紹介するフリーペーパー「つひまぶ」の5月号では、
「ゆずるひと、つなぐもの」という特集が組まれています。

その表紙と巻頭で、中崎町の「ニューMASA」についてご紹介いただきました。
こちらからPDFでダウンロードもできます。

取材を受けたのが3月のはじめのことで、
その後まん延防止重点措置、そして緊急事態宣言と続き、
記事にある「夜のニューMASA」はいまだ実現できず、
片牧さんも新たな仕事が始まったことで、
「マ!カレー」も毎週は開けなくなっています。

それでも、「譲り店」の名に恥じないように、
どうにか続けて行ければと、メンバーと話しています。


2021/05/06(木)
中小企業のコラボレーションの起こし方


さて、リマインダー告知を。
5/11(火)のうめきたTalkin'Aboutでは、
(株)友安製作所の新規事業・広報事業部マネージャー、
松尾泰貴さんに話題提供いただきます。

*松尾さんは、この3月末までは、八尾市役所で、
 産業振興の仕事をされていました。
 Forbes Japanでは、松尾さんの取り組みが大きく取り上げられています。

 内発的発展で尖った企業を輩出 コロナ危機こそ大阪「八尾モデル」から学べ
 https://forbesjapan.com/articles/detail/40607/1/1/1

*松尾さんは当日会場にお越しいただく予定ですが、
 時節柄、オンラインでの参加を推奨いたします。


うめきたTalkin’About「中小企業のコラボレーションの起こし方」

2021年5月11日(火)7pm〜9pm
場所:大阪ガス エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室 
話題提供:松尾 泰貴氏(株式会社友安製作所 新規事業・広報事業部マネージャー)
参加無料

 企業が成長する環境づくりに取り組むことで、地元の中小企業を育てる「エコノミックガーデニング」と呼ばれる政策があります。企業を支えるネットワークを構築し、企業家同士の交流促進や地元企業のニーズに応じた支援を中長期的に実施することで、地域経済の活性化につなげることを目的としています。
 大阪府八尾市では、この政策を地で行く取り組みが進められています。企業の持つ経営資源や強みを生かし、自社の技術力や製品力を「魅せる場」として2018年にオープンした拠点施設「みせるばやお」では、地元企業がものづくりワークショップを通じた地域貢献を行うとともに、会員企業間で場所、人材、資源をシェアし、交流・協働することで「人材確保ができない」「新商品が生まれない」といった企業の課題の解決につながるイノベーションを生み出してきました。

 今回のTalkin’Aboutでは、公務員の立場で「みせるばやお」の立ち上げなど数々のプロジェクトを実践し、中小企業のコラボレーションを仕掛けてこられた松尾さんに話題提供いただき、地域に根差した産業政策について話し合います。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
大阪ガス螢┘優襯ー・文化研究所 都市魅力研究室
グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にある
Aエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
大阪ガスNWカンパニー 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2021/05/05(水)
吉野へ(6)


近鉄吉野神宮駅の北東側には、
原木市場と製材市場が、徒歩数分の距離を隔てて存在します。
そして界隈には、製材所が集まっています。

山から運ばれてきた木は、原木市場で競りにかけられ、
製材所で加工され、製材市場で競りにかけられた後に
全国に出荷されます。

いろいろ厳しい話を聞いていたので、寂れた感じを
想像していたのですが、原木市場には木が積み上げられ、
製材所は稼働していて、木材業の中心地としての存在感を
十分に発揮していました。

吉野の林業について調べていると、
山、市場、製材所、流通、工務店の方が
奈良の木について話し合っている記事に出会いました。
http://naranoki.net/web/flow/zadankai/

このように、木に関わる様々な立場の方が、
一堂に会して話し合う場があれば、そのうちに
吉野での新たな動きが生まれてくるのかも知れません。

ところで、吉野には、割り箸という産業もあります。
円筒形の木から直方体の材を切り出すと、
周りが端材になりますが、そこから割り箸を取るのです。

土井さんの同級生の方がされている工場で、
割箸をつくる機械を見せていただきました。
年期が入って見えますが、端材から取った板を入れると、
次々と割箸の形になって出てきました。なかなか面白い。

中国産の割箸に対する不安からか、吉野の割り箸の需要は
増えて来ているそうです。ただ出荷先が料亭や旅館なので、
今はコロナの影響を強く受けてしまっているそうですが。

吉野に行ったのは今回初めてでしたが、
かなりいろんなことを知ることができました。
また夏ごろに再訪できればと思っています。

みなさま、お付き合いいただき、ありがとうございました。


2021/05/04(火)
吉野へ(5)


川上村・北和田地区にある村立ふれあいセンターには、
「かわかみらいふ」と彫られた看板があります。
今回ご案内いただいた土井一成さんの仕事です。

「かわかみらいふ」は、一般社団法人です。
川上村の若手職員のワーキンググループが提案した
村民の暮らしをサポートする「小さな拠点」を、
設置するに当たり、運営を担うために設立されました。

小さな拠点は2016年に開設され、移動スーパー、宅配、
コミュニティ・カフェなどの事業がスタート。
その後ガソリンスタンドを設置したり、
医療従事者が出張診療や健康相談を行ったりと、
地域の高齢者が村に住み続けられるよう
様々なサポートを行っています。
http://kawakamilife.com/

こうした充実した地域振興事業は、
ダム建設と無縁ではないとは思いますが、
中山間地域での暮らしを持続させるための
先駆例を生み出していることは、素晴らしいと思います。
https://www.zck.or.jp/site/forum/18752.html


2021/05/03(月)
吉野へ(4)


僕は話を伺った川上村森林組合が入っている
川上村林材会館は国道169号線のそばにあり、並びには
川上村役場、JA、郵便局、南都銀行。ホテルがあります。

このシビックゾーンを望める高台に登ると、
立派な日本家屋の住宅が並び、奥に林材会館が見えます。
一見よくある旧集落に見えますが、道がまっすぐ通り、
建物や街路がすべて新しい、という点にご注意ください。

下にある大滝ダムから見上げてみると、
右側の真ん中の山裾に、この迫という集落が見えます。
実はこの集落は、今の場所に移転をしていて、
もとの迫集落はダムの底に沈んでいます。

吉野川ではもともと、少し上流に利水を目的とした
別のダムの建設計画が進んでいましたが、
昭和34年(1959)の伊勢湾台風により
川上村が洪水による壊滅的被害を受けたことから
紀の川水系の治水は根本的な変更を迫られ、
昭和37年(1962)に新たな多目的ダム建設の計画が発表されました。

この計画では村の中心部の399戸が完全に水没することから、
村を挙げての反対運動が巻き起こりました。
補償交渉は難航し、最終的に妥結したのは平成8年(1996)頃、
治水目的の供用が開始されたのは平成24年(2012)と、
完成までに50年の歳月を費やしています。

そしてダム建設のための地域振興事業として、
国道169号の整備や川上村官庁街の整備、
村営ホテルや温泉宿泊施設の整備が行われています。

そうした苦難の末に生み出されたのが、この風景なのでした。


2021/05/02(日)
吉野へ(3)


川上村には「匠の聚」というアート施設があります。
オープンは1999年。川上村の村営施設で、
芸術家の居住、創作の場としてのアトリエをはじめ、
ギャラリー、カフェ、工房室、コテージなどを備え、
アートフェスティバルや文化教室などを行っています。
https://takuminomura.gr.jp/

ギャラリーでは、アーティスト達の作品を集めて、
ショールーム的に展示をされていました。
壁に掛かっている額は、今回ご案内いただいた
土井一成さんの刻字の作品で、
「人の喜びは自分の喜び」と書かれています。
この作品は欲しいなと思っています。

ここのカフェで、川上村でエコツアーを催行している
「ヨイヨイかわかみ」のメンバーとお会いしました。
洞窟探検やカヤック、トレッキングなどの
自然体験プログラムの企画運営や、
行政や企業の委託を受けての地域活性化事業、
ロケのコーディネートなどを行っているそうです。
https://www.yoiyoi-kawakami.com/about

匠の聚のアトリエにいるアーティスト達も、
ヨイヨイのメンバーも、外から川上村に来た方々です。
大阪から2時間ほどの場所にある豊かな環境に惹かれて、
川上村に暮らし、仕事を創り出しておられるようです、


2021/05/01(土)
吉野へ(2)


本町にある平岡珈琲店の店主・小川清さんの、
母方の里は川上村で、又従兄弟が今もおられると伺い、
小川さんを通じて、その方に吉野の林業の現場の
案内をお願いをしました。

その又従兄弟の方は、土井一成さん。
川上村で代々続く山守の家に生まれ育ち、
長らく林業の仕事をされていましたが、
今は書家・木彫家としての仕事をメインにされています。
http://www.nantokanko.jp/chumoku/7725.html

土井さんにはまず、川上村森林組合をご案内いただき、
そこで組合長にお話を伺いました。

吉野で植林が始まったのは、今から500年程前。
吉野材が大量に出回るようになったのは、
豊臣秀吉が大坂城や伏見城を建てた頃です。
山地で耕地が少なく、木で食べていくしかなかったことで、
吉野では植林のシステムが早くから整えられていました。

吉野には、山を所有する「山主」が
山の管理を「山守」に任せる制度が存在します。
山守は地拵えをし、苗を植え、下草を刈り、枝打ちをし、
間伐をして、50年以上育った木を最後に伐ります。
山守は木を伐り出す段階で山主から木を購入し、
市場で伐った木を販売します。つまり資金繰りの心配なく、
木を守り育てる仕事に携わることができるのだと。

かつては、伐った木はいかだに組んで
吉野川を流して上市の市場まで運んでいましたが、
昭和28年に6トントラックが登場すると、
トラックでの輸送に切り替わり、筏師たちはその後
運転などの仕事をするようになりました。
ここ何十年かはヘリコプターで市場まで運んでいましたが、
近年では木の値段が下がり、ヘリの値段も上がったことで、
トラックや集材機への運搬に戻っているようです。

かつては吉野材の需要は高く、値も上がったので
大いに儲かっていたそうですが、若い人が木造の一軒家を
建てることが少なくなり、今では資産家や高級料理店、
神社・仏閣などからの需要に応えているのが現状だそうです。
そのために若い人たちが植林や枝打ちの経験を積めず、
また間伐の手も回らなくなってきているのだと。

写真は、植林してから280年ほどになる林です。
よく手入れされ、日光が地表に届いていました。


2021/05/01(土)
まち歩き演劇『忘れじの朝』が再演されます


3月に堺で開催したまち歩き演劇『忘れじの朝』が、
さかい利晶の杜の主催事業として。5/30(日)に再演されます。

今回は2回のみの上演となります。
興味をお持ちいただける方、お見逃しなきように。

*5/22(土)、23(日)には、与謝野晶子リーディング
 《おさなきころの、、、》私の生い立ちよりー も開催されます。
 こちらの方も、興味ありましたら、ぜひ。
 


2021/04/30(金)
吉野へ(1)


近鉄吉野神宮駅の駅前にある「喫茶ダニエル」。
47年前からここで営業しているお店です。

この駅の周りを地図で見てみると、
製材所が集積していることが分かります。
で、そのあたりを店主に訊ねてみると、

 この辺りの製材所は、半分ぐらいに減った。
 かつては1万4千人が働いていたが、今は6千人。
 昔は店にも製材所の人がよく来ていた。
 彼らは北新地のお店を借り切ったりして
 「吉野ダラー」と呼ばれていた。
 今は代替わりしていて、しょうことなしに
 続けているところも。

というお話をうかがえました。

そんな備忘録を、GWのうちに起こしてみようと思います(つづく)。


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