過去の日記

2019/12/07(土)
アメリカの街から教わる地域デザイン論


今晩はアルパックさんの適塾路地奥サロンで、
アメリカ・マサチューセッツ州のいくつかの都市を
歩き回って見えてきた都心と郊外、繁栄と衰退の
ストーリーについて、お話しさせていただきました。

今回は「歩いて読みとく地域デザイン」のアメリカ版、
というイメージで、200枚以上の写真をお見せしつつ、
日本にあまり伝わっていない都市の諸相をお話ししました。

今回の機会をいただかなければ、当時の写真を見返して、
ボストンやケンブリッジや郊外都市について
掘り下げて考える機会を持つことはなかったかも知れず、
貴重な経験となりました。

ただ、言いたいことが多すぎたので、
聞いていただいたみなさんにうまく伝えられたかは、
正直よく分かりませんが・・・

そんな講演になりました。
もう一回ぐらい、都市魅力研究室でお話するかもです。


2019/12/05(木)
「島民」に中之島Walkin'Aboutの特集記事が


さて、ご報告がすっかり遅くなりましたが、
12/1発行の「島民」に、中之島Walkin'Aboutの
特集記事を、7ページでご紹介いただきました。
https://nakanoshima-daigaku.net/about/tomin/

京阪電鉄の主要駅や、大阪市内の書店、公共施設などで
入手できますので、ぜひチェックしてみてください。

ついでながら、次回の告知を。

2019.12.8(日) Walkin'About@淡路(大阪市東淀川区)
 集合時間・場所/2:00PM @阪急京都本線 淡路駅東改札
 再集合時間・場所/4:00PM @同上

2020.1.11(土) Walkin'About@山科(京都市山科区)
 集合時間・場所/2:00PM @JR山科駅改札
 再集合時間・場所/4:00PM @同上


2019/11/30(土)
ケンブリッジのカフェを振り返る


来週末に迫った適塾路地奥サロンの準備で、
ボストン・ケンブリッジ滞在時の写真を見直しています。

当時、どこかのカフェに毎日足を運んでいて、
本や新聞を読んだり、レポートをまとめたり、
原稿を書いたりしていました。
あらためてこういう写真を見ると、感慨深いです。

今回は「街から教わる地域デザイン論」ということで、
マサチューセッツ州の都市を中心に、
まちの風景から何がみえてくるか、という、
「歩いて読みとく」的な切り口でまとめてみようかと。

残念ながら、すでに申込み〆切は過ぎていますが、
https://www.arpak.co.jp/event/item1879.html

今回うまくまとまったら、またこんな話をする機会を、
設けてもいいかもと思っています。


2019/11/29(金)
施設がまちになるためには?


11/26(火)のTalkin'About「施設がまちになるために必要なことは?」
には、32名の方にお集まりいただきました。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!

「PUBLIC HACK」の著者・笹尾和宏さんは、
公共空間を自由に使いこなす達人であるとともに、
本業では建物を建て、施設をつくり、
維持管理する立場にもあります。

単一用途で作られることの多いまちを、
いかにして、様々な目的を持ってやって来る人々が
交錯する場所にするか、主体的な活動を受け入れるか、
そんな、まちの作り手側からの問いに対して、
参加者のみなさんからは、こんな声が上がりました。

「自分が面白がって歩けば、そこはまちになる」
「ドラマが生まれたら、まちになる」
「意図はあっても、人がいないと施設でしかない」
「行き交う人が会釈をしたり、挨拶をしたりするのがまち」
「まちには『繁華街』と『日常生活の基盤』という2つの意味合いがある」
「隙や余白がまちには必要だと思う」
「『居場所と持ち場のあるまち』を私は作ろうとしている」
「当事者意識を持てるのがまちだと思える」
「みんなが参画して作っている、デモクラシー的なもの」
「まちとは、思い通りにはならないもの」
「いのち、人生 死があるのがまち」
「過ごしたい時間を主体的に実現できることがまちには必要」
「旅先で悪い奴がいる場所に行くと、ああ、まちだなと思う」
「まちを使いこなす側がパブリックになるしかない」
「住民が話ができる場を持つということが大事」
「与えられるのではなく、獲得するという側面がまちにはある」

Talkin'Aboutは講演会ではなくサロンで、
参加者の方々全員から意見や感想をいただいています。
この問いに対する答えを探求するだけでなく、
面白い人たちがお互いを見つける場になればと。


2019/11/23(土)
羽倉崎駅の味わい


南海本線羽倉崎駅からそう遠くない場所に
写真のような、2階建てのスナックビルがあります。
看板がきれいなので、今も健在なのかと思いきや、
夜に行ってみると、ほとんど営業していませんでした。

羽倉崎駅の近くには、南海の鉄道車庫があるものの、
とくに工場などがあるわけではありません。
では、なぜこのスナックビルが存在するのか?

話を聞いていてたどり着いたのは、
関空の建設工事が行われていたことで、
泉南地域には80年代から90年代にかけて、
建設の仕事にしたがう人たちが多く、
こうした呑み屋が賑わっていた、という話でした。

関西国際空港は1994年に開港しているので、
おそらくその後には建設の仕事は少なくなり、
一時期栄えた界隈が寂れて行ったのだと。

一方で駅のそばに目立つのは、単身者向けのマンション。
空港関連の仕事をしている人たちが住んでいるようです。
24時間稼働する空港なので、そこで働く人たちは、
空港の近くに住む必要があるのでしょう。
いい物件だと家賃は月8万円近くするようです。

都心から外れていて変数が少ない分、
職業と住宅と娯楽の関連性が見えやすいのが
この町の面白い所です。

ついでながら、この駅には外国人観光客もいます。
ここから徒歩15分ほどでアウトレットモールに着く、
ということに気づいた人たちが来ているようです。 

夢洲の万博やIRでは、どこにこういう風景が生まれるんでしょうね。


2019/11/12(火)
Walkin'About@淡路


さて、次回のWalkin’Aboutでは、
大阪市東淀川区にある阪急・JR淡路駅周辺を探ります。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’About @淡路(大阪市東淀川区)」

 開催日:2019年12月8日(日)
 集合時間・場所 14:00 @阪急京都本線 淡路駅東改札 
 再集合時間・場所 16:00 @同上  参加無料 

 北を神崎川、南を淀川に挟まれた平地で、古代はもっと小さな中洲だったといいます。「淡路」の地名は、901年(延喜元年)に菅原道真が大宰府へ左遷され淀川を下っていた時、当時は中洲だった当地を見て「これが淡路島か」と勘違いし上陸した、との伝承によります。江戸時代には西成郡増島村と高畑村を形成、1871年(明治4年)に両村が合併して淡路村となっています。

 淡路駅は大正10年(1921)、北大阪電気鉄道が十三 - 淡路 - 豊津間を開通させた際に開業。大正14年(1925)に淡路が大阪市へ編入された年に、北大阪電気鉄道を併合した新京阪鉄道(現在の阪急京都本線等)が天神橋(現・天神橋筋六丁目)から当地まで路線を開業し、淡路は鉄道の結節点となりました。そのことで、駅を中心に商店街と市街地が形成されましたが、鉄道によって地区の東西の交通流が妨げられたこと、また、老朽木造建物が密集し、狭隘な道路が多く防災上問題があったことから、鉄道の連続立体交差事業および駅前の交通の円滑化、住宅密集状態の解消を図るために土地区画整理事業が進められてきました。

 平成31年(2019)3月にはJRおおさか東線・淡路駅が阪急淡路駅の東方に設置されたことで新大阪連絡が可能となり、当地の交通利便性はさらに高まっています。

 淡路の中心部は商業地として賑わう一方、道路は狭く曲がりくねっています。駅西口一帯は商店街・市場・金融機関・遊興施設などが多く、日中は人通りが多くなっています。駅東側の東淡路は住宅地で、東淀川図書館やクレオ大阪北などの公共施設が存在します。淡路西部は住宅地ですが、新大阪方面からの道路が東西に貫いています。西淡路は住宅地と小工場が錯雑しています。

 今回は、そんな淡路のまちを探っていきます。


 “Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
 参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】
 大阪ガス蟠甬Ψ部 都市魅力研究室 担当:山納 
 Tel 06-6205-2366 http://www.toshimiryoku.jp


2019/11/10(日)
ニュートックからの移転
最近読んだニュースの話。
アメリカ・アラスカ州ニュートックで、
集団移転が始まった、という記事を見ました。

ニュートックは、ベーリング海からほど近い
人口約380人の小さな村です。
かつては永久凍土に覆われていましたが、
地球温暖化で凍土が溶け、土砂浸食や地盤沈下が深刻化し、
洪水リスクが高まったことから、25年前に移住計画が始まり、
約16km先のマータービックに新たに村を建設し、
このたび移転が始まっています。

ニュートックに暮らしてきたのは、先住民族ユピックの人々。
かつては季節ごとに野営地を移動して
アザラシやヘラジカ、ジャコウウシを捕まえたり、
ベリーや野草を集めたりしていましたが、
第二次世界大戦後に定住を余儀なくされました。

こちらの記事に、ニュートックの写真があります。
https://www.jiji.com/jc/d4?p=als706&d=d4_int

大地は水を含んだスポンジのようになっていて、
人々は敷かれた板の上を歩いています。
家にはカビの問題が起こり、下水道が補修されないために
人々はバケツをトイレ代わりに使っています。
移転プロジェクトには数年を要し、
その間、人々は2つの村に分かれて暮らすことになります。

国土が広いアメリカでは、地球温暖化の話は、
生活世界の消滅、というリアリティをともなう話として
日々のニュースの中に現れてきます。
一方で大統領がそれを認めず、対策も取らない、
というあたりに、問題の深刻さが伺えます。


2019/11/07(木)
街から教わる地域デザイン論〜アメリカ編


地域計画建築研究所アルパックさんが、
定期開催されている「適塾路地裏サロン」で12/6(金)夜に
「街から教わる地域デザイン論〜アメリカ編」
というお話をさせていただくことになりました。
https://www.arpak.co.jp/event/item1879.html

僕はこの1年間、アメリカ・ボストンに滞在し、
近郊を中心に2 6 都市を巡りその状況を観察してきました。
見えてきたのは、ジェントリフィケーションが深刻化する
一部の地域と、逆に産業の停滞から抜け出せない多くの地域、
移民・人種をめぐる問題と経済格差といった、
日本とは違った様々なイシューでした。
今回はこれらのアメリカ都市の状況について、
多くの写真を交えて現場目線からご紹介します。

今回、ジェントリフィケーションについても触れますが、
アメリカ滞在中にブログやfacebookに書いていた目線で、
気楽にお話しさせていただこうと思っています。


第19回適塾路地奥サロン「街から教わる地域デザイン論〜アメリカ編」
◆日時:2019年12月6日(金)18:30〜
◆会場: アルパック大阪事務所 大会議室
◆講師:
・山納 洋氏(大阪ガス株式会社近畿圏部 都市魅力研究室)
◆参加費:無料
◆定員:30名(先着順)
◆申込み:上サイト内の申込みフォームよりお申し込み下さい。

<主催・問合せ先>
(株)地域計画建築研究所(アルパック)大阪事務所
〒541-0042 大阪市中央区今橋3-1-7 日本生命今橋ビル10階
TEL:06-6205-3600 FAX:06-6205-3601
■適塾路地奥サロン■
21世紀に入り、地域を取り巻く課題はより複雑化、高度化しており、単純なハードとソフトの融合というツールだけでは解決できない状況となっています。アルパックでは、今一度、多方面で活躍されている実践者や研究者の方々による具体的な活動や事業から「まちづくり」を見つめ直し、再定義し、「21世紀型の持続可能なまちづくり」のあり方等について、大阪事務所横の適塾のように「教えあい、学びあう」活発な意見交換を行いたいと考えています。


2019/11/05(水)
マサチューセッツ州のカジノ事情


僕がボストンを離れたすぐ後に、
ボストンの北側にあるエバレット市に
アンコールというカジノがオープンしました。
経営主体はウィン・リゾーツです。

今日のBoston Globeの記事を見ていると、
アンコールの開業から3ヶ月の収入は、当初見込みを、
年間1億ドルのペースで下回っているそうです。
https://www.bostonglobe.com/business/2019/11/04/massachusetts-casinos-keep-missing-their-revenue-targets-what-wrong/BIpmtxnV0LuBmit1YVbBqM/story.html?et_rid=774836932&s_campaign=todaysheadlines:newsletter

マサチューセッツ州は、コネチカット州など、
先んじてカジノを合法化した州に儲けを奪われてはと
後追いで合法化を果たし、2015年にはプレインビルに、
2018年にはスプリングフィールドにカジノができました。

上の記事によると、MGMスプリングフィールドも
当初見込みを年間で1億ドル下回り、
プレインリッジ・パークはそこまでではないものの、
直近数ヶ月は売上を減らしているそうです。

アメリカ本土ではおそらく、カジノは競争が激化して、
当初の見込みほどには儲けが出なくなっているようですね。


さて、あさっては「マチ会議」です。

【マチ会議】
 11月7日(木)19:00〜21:00頃 @都市魅力研究室
 http://www.toshimiryoku.jp/access.html

 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。

お時間とご興味がありましたら、お越しください。


2019/11/03(日)
尼崎市食満を探る


阪急園田駅から西に進み、藻川にかかる宮園橋を渡り、
坂を下ったところに、喫茶「パーシモン」はあります。

開業は今から45年前の、昭和49年(1974)。
オイルショックがあった年で、開業早々に
トイレットペーパーが手に入らなかったり、
近くの中学校が荒れて窓ガラスが割られるような
時代の中で、お店を経営するのは大変だったそうです。

ご主人は、喫茶店を始めるよりも先に、
木製のゴルフクラブを作る職人として身を立てられ、
下で喫茶店、上ではクラブの製造会社を営まれてきました。

パーシモンとは柿の木のことですが、
アイアンやチタンのクラブが普及する以前を知る
年配の方にとっては「ああ、パーシモンね」というほどに
馴染みの深い素材のようです。

「アイアンは確かに飛距離を稼げるが、
 年を取ってから体を痛める人も多い。
 その点、パーシモンのクラブなら長くゴルフを楽しめる」

今では昔馴染みの社長さんなどからの依頼を受けて、
細々と作っているのだそうです。

さて、9日(土)14:00-16:00には、尼崎市食満にある
園田西生涯学習プラザで「このまちの味わい方、活かし方」
というお話をします。参加料300円。
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/manabu/kouminkan/106_kouza/1005618/1018313.html

尼崎市食満(けま)。藻川の西側に位置するこのまちは、
江戸初期の史料にも残されています。
鉄道駅からは離れているため、住民以外の方は行ったことがないという方も多いでしょう。

今回は、このまち魅力のと可能性について、
外部からの参加者の方と、地域にお住まいの方々とで
掘り下げていきます。

※地域外から参加される方は、よろしければ、
 開始時間までに各自でまちを探ってみてください。





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