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2017/11/12(日)
普通のまち、なんてない


 普通のまち、なんてものはありません。

 都市空間には、人々が作為を持って
 働きかけた痕跡が複層的に蓄積されていて、
 注意深く観察していくと、独特の容貌が見えてきます。

 そのようにまちを読むことは、愉しみになるだけでなく、
 まちのありようを深く考え、地域をより良く
 デザインすることにもつながります。

さて、11/18(土)に、メビック扇町での
「わたしのマチオモイ帖特別展」の中で、
「散歩と観察、マチオモイ」と題して
まち読みの話をさせていただきます。
http://machiomoi.net/exhibition_2017_osaka/

Walkin'Aboutでは、これまで3年半で
49ヶ所を巡ってきましたが、その中で見えてきた
まち読みのリテラシーについてお話しする予定です。

興味ありましたら、ぜひお越しください。

写真左;三田市中央町 写真右:豊中市庄内


2017/11/08(金)
川西のいちじく畑


日曜日のWalkin'About@川西市には、
10名の方にご参加いただきました。

市役所近くの小戸神社に行った方、
キセラ川西に再開発エリアを見に行った方、
南のいちじく畑、桃畑に行った方、
バイクで多田神社まで行った方、
文化財資料館に行った方、などがおられました。

僕は自転車を借りて、南の加茂、久代あたりへ。
川西市内には約120軒のいちじく栽培農家があり、
年間約400トンを出荷しているそうですが、
行ってみると本当にあちこちにいちじく畑がありました。
http://www.city.kawanishi.hyogo.jp/shokai/kankouannai/tokusan/ichijiku.html

昭和初期に持ち帰られた北米のいちじくが、
果樹地帯であった川西に持ち込まれ広がったそうです。
明治42年の地図で見ると、西側の傾斜地が果樹園ですが、
いちじく畑はだいたい、昔の地図では田んぼになっている
東側の平地にありました。

これがなぜなのか、が今回の「?」でした。


2017/11/04(土)
Walkin' About@川西市


今から2年半前に開催したWalkin' About@川西市では
川西能勢口駅に集合し、再集合は3時半後に妙見口駅、
その間11kmを歩いても走っても電車・バスを使ってもOK、
という実験をしてみたことがあります。

僕は走ったのですが、ちょうど桜の時期で景色が美しく、
また発見が多く、充実した回になりました。
寄り道を多くしたため再集合の時間に間に合わなくなり、
最後のひと駅分は電車に乗りましたが。

明日11/5(日)のWalkin' About@川西市では、
そんなハードなことはしませんが、
歩く時間が2時間半ほど取れそうですので、
また何かを探しに行ってみようと思います。

集合時間は13:30、場所は川西市役所2階202会議室です。
お時間とご興味がありましたら、
飛び入りでも大丈夫ですのでお越しください。

くわしくは、こちらを。
http://www.city.kawanishi.hyogo.jp/shimin/9605/12373/20772/022601.html


2017/11/04(土)
12/5(火) シェアビレッジ大阪寄合


9月のTalkin'Aboutに登場いただいた
「シェアビレッジ仁尾」のみなさんに、
コモンカフェで大阪寄合を開催いただくことになりました。
お時間ありましたら、お越しください。
https://www.facebook.com/events/1803683542994342/

◇日時:12/5(火)19:00 - 22:00
◇場所:コモンカフェ
    http://talkin-about.com/
    〒530-0015 大阪市北区中崎西1-1-6 吉村ビルB1F
    Tel 06-6371-1800
◇参加料金 村民3,000円、一般3500円
(※参加費には、食事・飲食代が含まれます)
◇定員:30名
◇料理内容:香川県や仁尾町の食材を使った料理

「シェアビレッジ」とは、古民家を村に見立て、
「年貢」(会費)を負担すると「村民」として
古民家での暮らしを体験できるというシステムです。
2015年に秋田県五城目町で発足し、2016年に
香川県三豊市仁尾町でも始まっています。
消滅の危機にある古民家を再生・維持するための
シクミとして注目を集めています。
http://sharevillage.jp/nio

仁尾町は高松空港から車で約1時間の場所にあります。
燧灘(ひうちなだ)に面し、古くから製塩業や漁業が
盛んであり、江戸時代には茶の取引を許可され、
また搾油、魚、肥料問屋や酒、醤油、酢などの
醸造元の大きな店が数多くあり、繁栄を極めました。

現在は町を囲う山々にみかん畑があり、
また若者たちがレモンやオリーブなどの栽培を始めていますが、
町の人口は6000人を切り、地域の存続が
危ぶまれるようになってきています。

「シェアビレッジ仁尾」は、実業家・政治家・大地主であった
塩田忠左衛門氏の邸宅・松賀屋を改修して誕生しています。


2017/11/03(金)
11/6(月) common style

11/6(月)夜に、コモンカフェに入ります。
フィッシュマンズを聴いて過ごそうと思っています。


2017/11/01(水)
Talkin'Aboutのつくり方


11/22(水)に久しぶりに「Talkin’Aboutのつくり方」をやります。

 このサロンでは、参加者の方々からテーマを
 幾つか出していただき、その後参加者の方々に、
 自分が意見を持っている、情報が提供できるテーマを
 選んでコメントしていただきます。

 「みんなに聞いてみたいテーマ」をお持ちの方、
 ぜひご参加ください。
 
「Talkin’Aboutのつくり方」
 2017年11月22日(水)7pm〜9pm  参加無料
 場所:大阪ガス エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室 
 ナビゲーター:山納 洋(大阪ガス蟠甬Ψ部)

<当日の進め方>
1.テーマ募集(20分) 
 「話し合いたいテーマ」を3〜5つ募ります
2.参加者による発言(90分) 
 集まった方全員から、コメント・質問等をお話しいただきます。
 イメージは「持っている知識・情報のプレゼント」です
3.振り返り(10分)
  みなさんから集まったコメントから、どんな気づきがあったかを振り返ります

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

「Talkin’About」は、あるテーマについて
興味・関心を持った人たちが集い語り合う“サロン”です。
思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、
ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで
新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、
そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガス螢┘優襯ー・文化研究所 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 http://www.toshimiryoku.jp/access.html

【お問い合わせ】
 大阪ガス蟠甬Ψ部 ソーシャルデザイン室
 Tel 06-6205-4545


2017/10/31(火)
なくなってしまう塚口のお店


さんさんタウン3番館1階にある和菓子屋「杵屋」は、
この11月15日で、店を閉めるそうです。
お店から歩いて1分のところに工場もあるのですが、
職人の高齢化で、もう和菓子が作れないのだと。

「なくなるまでに食べた方がいいものは?」と尋ねると、
「栗心」という栗の入った小さなお饅頭を奨められました。
とても上品な味がしました。

同じく地下1階にある「篠矢茶舗」は、
今日10月31日に閉店し、関西スーパー隣に
新たにお店を構えるそうです。
こちらでは、八女茶の秋摘み新茶を奨められました。
篠矢さんは実は問屋で、茶農家さんと直接やり取りして、
このお茶を作っているのだと。
「栗心」ととてもよく合っていました。

発表後の打ち上げに行った「立飲処 花」。
今回の塚口バルにも参加されていて、おかみんさんは、
常連さんよりも一見の僕らに気を遣っていただきました。
とてもアットホームな雰囲気で、みんなに愛されていると
すぐに分かる、そんなお店でした。

「うちに来るのは、みんないいお客さん。
 足元をきれいに飲んでいただいています」

そんな「花」さんは、この12月末で閉店します。
理由は再開発。お店が入っている建物を建て替えて
マンションが建つのだそうです。

ぜひ、お店がある間に、足を運んでみてください。


2017/10/31(火)
塚口における住宅供給


阪急塚口駅周辺では現在、開発ラッシュが起きています。
駅北西では「ブランズ」が、
駅南では「ザ・パークハウス」がそれぞれ建設中で、
さんさんタウン3番館跡地にも「プラウドシティ」の
建設が決まっています。

それに先立ち、阪急塚口駅周辺では数年前に、
商店街火災が相次いでいました。
2002年 駅北の塚口専門大店が全焼
2011年 駅北西の塚口中央市場で大規模火災
2012年 駅北の永楽商店街で火災
その跡地の一部にも、マンションが建っています。

密集し老朽化した市場や商店街には、災害リスクがあります。
つい先日も明石・大蔵市場でも火災が発生していました。
そして災害が発生すれば、空間の改変が進むことになります。

特に梅田駅まで12分という好条件の駅前では、
コンパクトシティと言わずとも、
民間による住宅供給が自然に進む。
そういうことなのだろうと。

写真左:新3番館イメージパース
写真右:塚口専門大店跡に建ったマンション


2017/10/31(火)
塚口をめぐる広域商圏競合


Walkin'About@塚口の参加者の中に、
高校時代、さんさんタウンがオープンした頃に、
来ていたという方がおられました。

当時そこはとてもきらびやかな場所で、
生まれて初めてそこで喫茶店に入り、
シティガールになった気がしたそうです。

さんさんタウンのオープンは1978年。
ダイエーを核店舗に、小売店、飲食店、映画館を備えた
複合商業施設は、当時かなり目新しいものだったようです。

その後1985年に、塚口駅から北東に1kmほどの所、
グンゼの工場跡地に「つかしん」という
都市郊外型の複合施設がオープンしました。

セゾングループの創業者・堤清二が提唱した
街づくりの理念を体現したこの施設は、
西武百貨店を核店舗にショッピングモール、
レストラン街、映画館を備え、広域から集客できる
複合施設として一世を風靡する存在となり、
塚口近辺の商圏地図を大きく書き変えました。

2002年には伊丹に5万屬發両Χ隼楡潴明僂鮓悗
「ダイヤモンドシティ・テラス」(現イオンモール伊丹)がオープン。
つかしんの経営は打撃を受け、2004年には西武が完全撤退しています。

その後、つかしんは経営母体をグンゼに移し、
平和堂を核店舗に床面積を拡張し、天然温泉を備えるなどの
リニューアルを重ねて、現在に至っています。
足を運んでみると、今も多くの地元の人たちに
愛され支えられている場所だと分かりました。

その後2008年には阪急西宮ガーデンズ、
2009年にはあまがさきキューズモールなど、
広域商圏をめぐる競合はさらに熾烈なものになっています。


2017/10/30(月)
Walkin'About@塚口、終了!


10/28(土)に突然開催したWalkin'Aboutには、
雨にもかかわらず、7名の方にお集まりいただきました。

阪急塚口駅周辺は、北東側が旧集落、
北西側が大正期に開発された郊外住宅地、
南側がその後に開発され、さんさんタウンとして
再開発された地域というように、
色合いがクッキリと分かれています。

参加者のみなさんの中には、
さんさんタウンの中だけを歩いた方も、
すべてのエリアを渉猟された方もおられました。

僕は、事前にいろいろ調べていたこともあり、
当日はあまり歩かず、開催していた塚口バルに参加していた
「Itarian Bar Pacchia」で、黒毛和牛トリッパの煮込みと
スプリッツァを頂きつつ、店主夫妻と話し込んでいました。

再集合後は1番館の喫茶店で発表会をおこない、
その後は3番館のamareのクロージングパーティを覗きました。
2年間の期間限定の場づくりだったそうですが、
多くの人たちに愛される空間になっていたのだなと。



2017/10/27(金)
『悪い癖』

伊丹・アイホールでは現在、
『悪い癖』という作品が上演されています。
昨年のOMS戯曲賞大賞受賞作です。
作・演出は、匿名劇壇の福谷圭祐さん。

現実に絶望して引きこもる女性、
彼女が妄想するある女子大生のリア充ライフ、
その女子大生の彼氏が所属する劇団が演じる群像劇という
3つの世界を入れ子構造で描いた物語です。
https://spice.eplus.jp/articles/152405

“彼女は救われるのか、救われないのか”
その宙吊り感で物語はドライブしていきますが、
若い人たちは、今、何に絶望しているのか、
演劇は現実に絶望した人を救うことができるのか、
救う救わないは実は作家の筆次第ではないのか、
といったメッセージが散りばめられた秀逸な作品です。

上演は29日(日)まで。
お時間とご興味がありましたら、ぜひお運びください。


2017/10/26(金)
散歩と観察、マチオモイ


メビック扇町で11.16-18に開催される
「わたしのマチオモイ帖特別展」の中で、
11/18(土)に「散歩と観察、マチオモイ」と題して
Walkin'Aboutのお話をさせていただくことになりました。
http://machiomoi.net/exhibition_2017_osaka/

マチオモイ帖をつくる上でキーになる
「観察眼」についてのお話、とのことですので、
マチのどこを見ると、どんなことが分かるか、
どこに行くと、どんな話が聞けるか、といったお話を
しようと思っています。

また、11/5(日)には、川西市主催のまちづくり連続講座 
「ひと・まちおこしセミナー」の1コマで、
Walkin' About@川西市を開催することになりました。
時間は13:30-17:30、集合場所は川西市役所2階202会議室。
http://www.city.kawanishi.hyogo.jp/shimin/9605/12373/20772/022601.html

講座全体のテーマは「まち×動画」。
11/26(日)には、参加者の方々が制作した
動画の発表が行われるそうです。



2017/10/18(水)
Walkin'About@塚口


阪急神戸線塚口駅南の「さんさんタウン3番館」が
この10月末に39年の歴史に幕を閉じますが、その前に、
10/28(土)に「Walkin'About@塚口」を開催することにしました。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About@塚口(尼崎市)」
開催日:2017年10月28日(土)
集合時間・場所 15:00 @阪急塚口駅南改札
再集合時間・場所 17:00 @同上 

塚口駅周辺は戦前に郊外住宅地として開発されましたが
戦後の人口増加期に無秩序な宅地開発や商店の乱立が進み、
そうした状況を解消するために駅前再開発が行われ、
1978年に、さんさんタウンは生まれています。

3番館の核店舗としてダイエーが出店し、
充実した商業環境を誇っていましたが、
近年は空床が増え、老朽化が進んでいました。
3番館は今年度中に解体され、跡地には
商業施設を備えた地上16階建てのマンション
「プラウドシティ阪急塚口(仮称)」が建設される予定です。
http://toshoken.com/news/10599

今回は急なので、当日無理でも、10月末までに
独自にまちを歩き、レポートをお送りいただければ、
全体のレポートをフィードバックさせていただきます。
ぜひ、変わってしまう前に、まちをよく観察してみてください。

*3号館6階の喫茶店跡を改修して生まれた「amare」では、
 この日18時よりクロージングパーティを開催されます。
 僕はここに合流しようと思っています。
 https://www.facebook.com/events/1395719983817273/?acontext=%7B%22source%22%3A22%2C%22action_history%22%3A%22[%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22timeline%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22surface%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A[]%7D]%22%2C%22has_source%22%3Atrue%7D&source=22&action_history=[%7B%22surface%22%3A%22timeline%22%2C%22mechanism%22%3A%22surface%22%2C%22extra_data%22%3A[]%7D]&has_source=1&fref=mentions&pnref=story
 



2017/10/17(水)
第24回OMS戯曲賞 候補作品決定
第24回OMS戯曲賞の候補作品が発表されました。
最終選考に残ったのは、以下の8作品です。

 上田 誠    「来てけつかるべき新世界」
 植松 厚太郎  「午前3時59分」
 岡部 尚子   「ここも誰かの旅先」
 田中 遊    「私と本屋の嘘」
 棚瀬 美幸   「これっぽっちの。」
 田辺 剛    「微熱ガーデン」
 村上 慎太郎  「ハイアガール」
 山崎 彬    「メロメロたち」

※50音順・敬称略
※候補作品は後日以下のサイトに掲載されます
https://www.ogbc.co.jp/oms/detail20.html


そして授賞式・公開選評会は以下の通り行われます。

日 時:2017年12月19日[火]18時30分〜20時30分 
場 所:大阪ガス本社ビル 3Fホール
    大阪市中央区平野町四丁目1番2号
    (地下鉄御堂筋線淀屋橋駅徒歩3分)


2017/10/14(土)
風吹岩ラン


久々に山ラン。奥高座から、なぜか道を間違えて風吹岩へ。
手前の黒いのは猫です。今から水場へ、帰りに六甲山カフェへ。


2017/10/13(金)
10/17(火) マチ会議


次回の「マチ会議」は、10/17(火)に開催します。
僕からは、草津の振り返りと、今後のWalkin'Aboutのご相談を。

【マチ会議】
 10月17日(火)19:00〜21:00頃 @都市魅力研究室
  http://www.toshimiryoku.jp/access.html

 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。


2017/10/12(木)
アートプロデューサーの役割


大阪府・市による「芸術文化魅力育成プロジェクト2017」。
今年は一般財団法人おおさか創造千島財団が
「Osaka Creative Archipelago(アーキペラゴ)」と題して、
企画・運営をおこないます。

大阪府内で自ら小さな拠点を運営する若手プロデューサーが
国内外の様々なアーティストと展示、ライブ、ワークショップなどを展開。
あわせてプロデューサー育成に向けたレクチャーや交流の機会を提供するそうです。

今年度事業の第一歩として、10/25(水)19:00より、
総合プロデューサー・加藤種男さんのレクチャーが、
大阪市中央公会堂で開催されます。
タイトルは「アートプロデューサーの役割−
 起業家という観点から芸術の社会的価値を検証する」。
http://www.chishimatochi.info/found/news/2958/

レクチャー後には、今年度プログラムの全容が発表されます。
興味ありましたら、ぜひお越しください。


2017/10/12(木)
草津駅前空間の社会学的考察


さて、報告が遅くなりましたが、
9/30(土)のWalkin’About@草津〜南草津には、
9名の方にご参加いただきました。

今回は草津駅スタート、南草津駅ゴールだったので、
商店街や草津川跡地の広場・お店を見て、
宿場町の雰囲気を感じて、酒蔵で日本酒を試飲、
という動き方を、ほとんどの方がされていました。

僕は、知らないまちを探る時に、
長く続いている喫茶店や立呑屋にまず入る、
という手をよく使います。

今回は、草津駅近くのとある喫茶店に入り、
「草津の人は、平和堂と阪急オアシスをどう使い分けている?」
という質問を、マスターに投げかけてみました。

マスターは世間話をこよなく愛するタイプの方で、
話はいくらか盛られているので、裏を取る必要は
あるのですが、重要なヒントをいくつか頂けました。

「この辺りの主婦は、近鉄でこれを買って、平和堂でこれ、
 阪急オアシスでこれ、と買い物を楽しんでいる。
 どこかの駐車場に車を入れて、何ヶ所もグルグル回る。
 車は外車が多く、奥さんは2台目の軽に乗っている」
「駅の向こうの『A SQUARE』には、東京や大阪にしか
 出店していないブランドが入っていて、週末には
 守山・野洲からも、大津からもやって来るので、
 1号線や8号線は渋滞する。」

「この辺りに住んでいる人たちは、土地持ちの資産家。
 それとともに“入り人”が多い。地の人は3割くらい。
 僕が子どもの頃には、四国・九州からの転校生が多かった。
 彼らは気が強く、おっとりした地元の子たちは圧倒されていた。
 集団就職で出てきて、夜学に通っていた子も多かった」
「滋賀県では勤め人の半分(*実際は35%)が工場で働く。
 旦那はエンジニア、奥さんは日清食品などでパート。
 夕方に一斉に会社のバスで帰ってくる。」
*県内総生産に占める製造業の割合は35.4%で全国1位(H26県民経済計画/内閣府)

「工場で働く人が多いので、ラーメン、ホルモンなど、
 がっつり食べる系の店が草津には多い」
「日曜日は客の引きが早く、夕方4時、5時以降は
 人がいなくなる。翌朝の出勤が早いからか」
「またメーカーで働くホワイトカラーの人たちには、
 転勤が多く、5年位で入れ替わる。駅前マンションには、
 メーカーが買い上げ、従業員を住ませている所も多い」
「駅前マンションには、30〜40代のファミリー層が多く、
 “どこか少子化?”というほど子どもがいる」
「栗東にはJRAのトレセンがあり、何千人かが働いている
 (*JRAホームページでは1400人)。
 馬主は大金持ちで、騎手は金使いが荒い」
「今また30階近いマンションを建てようとしている。
 地上げには10年位かかっている。あれが建つと、また
 “入り人”が増えるだろう」

写真は、草津駅東側の平和堂を北側から撮ったもの。
中山道沿いの旧家の庭が駐車場になり、
黄ナンバーの軽自動車がいっぱい留まっている。
その奥には長く続いてそうな居酒屋があり、
奥には再開発で建った高層マンションが聳える。

マスターの話を聞いたことで、
この写真に映り込んでいる風景の意味が
繋がりをもって立ち上がってきました。


2017/10/11(水)
『みつめればそこに』再演、終了!


イストワール第7話『みつめればそこに』の再演は、
一昨日、好評のうちに終えることができました。
お越しいただいた皆様、出演者・スタッフの皆様、
関わっていただいた皆様、ありがとうございました!

以下、当日パンフでのご挨拶より。

大阪ガスグループは1985年から2003年まで、
扇町ミュージアムスクエア(OMS)という劇場を運営していました。
そして同劇場の10周年を記念してOMS戯曲賞の運営をスタート。
この戯曲賞はOMSの閉館後も継続し、今年で24回目を迎えています。

「イストワール」は、OMS戯曲賞で見出した劇作家に、
実在した人物のドラマを書き下ろしていただき、
人物ゆかりの地で朗読劇として上演するシリーズとして始まりました。

今回上演いたしました「みつめればそこに」は、その7作目となります。
作・演出は第13回OMS戯曲賞で佳作を受賞した小栗一紅さん。
彼女には4年前、イストワール3作目「ちひさきもののうた」で、
奈良・登大路にあった「日吉館」の女将・田村きよのさんを
描いていただきました。そして「みつめればそこに」では、
奈良・大和路を40年以上撮影し続けた写真家・
入江泰吉さんの後半生を描いています。

大阪ガスはイストワールの制作を通じて、
地域で語り継がれる作品づくりを目指しています。
奈良にこんな人がいた、こんな物語があったということを、
多くの方にお伝えすることができれば幸いです。


*来年は、堺を舞台にしたドラマを制作する予定です。
*また3月〜11月には「みつめればそこに」と、
 イストワール第3話「ちひさきもののうた」を題材にした
 朗読ワークショップを、奈良県立図書情報館にて開催予定です。

入江泰吉さん写真 撮影:桑原英文さん


2017/10/03(火)
10/9(月祝)「みつめればそこに」再演


「みつめればそこに」の再演まで、1週間を切りました。
ここで改めて、作品の紹介を。

入江泰吉氏は奈良・東大寺の旧境内地で生まれ、
大阪で写真家としての地歩を築きましたが、
大阪大空襲で家を焼失。奈良に戻り夫婦で下宿暮らしを始めました。

放心状態を埋めるように、亀井勝一郎の「大和古寺風物誌」を
手に奈良の古寺を遍歴する中で、たまたま東大寺法華堂の
四天王像が疎開先から帰還するのを目撃しました。
その時に、戦勝国のアメリカが賠償として
日本の古美術を持ち帰るという噂を耳にし、
奈良の仏像を写真で記録することを決意。
大阪の闇市で機材を揃え、撮影を始めました。

翌年、東大寺に撮影に来ていた入江は
幼馴染の上司海雲氏(当時、東大寺観音院住職)との
再会を果たしました。小説家・志賀直哉の文化人サロンを
引き継いでいた上司氏を介して、入江氏は多くの知遇を得て、
大和路を撮り続ける写真家として、歩みを進めていきました。

入江氏は自身の中にある、天平の奈良のイメージを
写真に収めるために、何時間も、何日も待ち続けました。
一千年前とつながれる場所が、今も残されている場所。
彼は終生、その風景を追い求めたのでしょう。


大阪ガスpresents「イストワールhistoire」第7話
朗読公演『みつめればそこに』 

■プロローグ「入江泰吉がいた奈良」(約15分)
出 演:川中康子 楠木みや子 倉林秀子 小嶋新一 信岡かおり
■朗読劇「みつめればそこに」(約80分) 
作・演出/小栗一紅
出 演  入江泰吉:秋月雁  欅:豊島由香  上司海雲:九谷保元  
入江光枝:小室千恵  入江の弟子:柴垣啓介(劇団ひまわり)
■アフタートーク(約20分)
 ゲスト 11時:矢野建彦  15時:倉橋みどり

日 時:10月9日(月祝)11:00/15:00
会 場:奈良県立図書情報館 1F交流ホール
    奈良県奈良市大安寺西1丁目1000
定 員:各回200名(先着順/定員になり次第、締め切り)
料 金:1,000円(受付にてお支払い)
お問合わせ:0742-34-2111 (奈良県立図書情報館)

 戦後40年以上にわたって奈良を撮り続けた写真家・入江泰吉氏。その自宅は、古都・奈良の情緒を残す東大寺の境内地にあります。家の窓の外には、手を伸ばせば届く距離に大きな欅の木が生えています。
 入江氏の生まれる前から、そして亡くなった後も、そこにあり続けている欅。この欅を“時代をつなぐ語り部”として、入江氏の後半生を描いています。

主 催:大阪ガス株式会社
共 催:奈良県大芸術祭実行委員会・奈良県立図書情報館
後 援:奈良市・奈良県ビジターズビューロー
協 力:入江泰吉記念奈良市写真美術館・入江泰吉旧居

申込み方法
■奈良県立図書情報館ホームページ申込みフォーム
 http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html


2017/10/01(日)
朝ドラ「ひよっこ」とサブテキスト


NHK朝ドラ「ひよっこ」が、終わりましたね。

時代は1964年の東京オリンピック前後。
茨城県北西部・奥茨城村の米農家の娘・谷田部みね子が
東京に出稼ぎに出ていた父・実の失踪を機に上京。
向島のトランジスタラジオ工場の寮に暮らし働きつつ
父を探すも、オリンピック後の不況で工場が倒産。
行くあてのないみね子を拾ってくれたのは、かつて父が
ハヤシライスを食べた赤坂の洋食屋「すずふり亭」。
みね子はホール係として働き、裏の「あかね荘」に暮らしながら、
様々な試練を乗り越えて成長していきます。

このドラマは、欠落を機に、こことは違う場所に行き、
欠落を取り戻して帰るという、物語の基本文法に従って
展開されています。
(ただし、みね子は最後に奥茨城には帰りませんでしたが)

そして主人公の行動を通じて、周囲の人々が変化し、
欠落を取り戻し、癒されていきます。

この構造は、岩手県北三陸市を舞台に描かれ
好評を博した「あまちゃん」とよく似ていて、
制作側が2つの対をなす作品にしようという
はっきりした意図を持っていたと想像されます。
(タイトルが「あまちゃん」「ひよっこ」で、
 同じく東北と東京の往復をを描いている、
 そして宮本信子さんと有村架純さんがともに
 親子的関係で登場するのでから明白ともいえますが)

普通に観ていてほのぼのする作品なのですが、
特に評価したいのは、セリフに対する感受性の高さです。

登場人物のキャラクターを丁寧に作っていくと、
この人はこの状況できっとこういうことを言うだろう、
その言葉を、他の登場人物は嬉しいと思ったり、
失礼だと思ったり、勘違いして受け取ったりする。
そこから自然にドラマが転がっていく。
おそらく脚本家の仕事は、彼らが次に何を喋るのかを
耳をすませて聴く、という作業だったのだろうと思います。

「サブテキスト」、という言葉があります。
登場人物が発するセリフが、本当に意味していることを言います。

“絶対に言わないで”というセリフが、
“本当は言ってほしい”という意味だったりする。
それが聞いている相手にも視聴者にもすぐには分からない。

僕らは日常を生きていく中で、思っていることを
そのまま口に出しているわけではなく、
それと言わずに相手に悟ってもらおうとしたり、
伝えたくないのに、態度で分かってしまったり、
ということを繰り返していますが、
それをドラマの中でうまく使うと、
人物造形に深みを与えたり、
宙吊り感で物語を引っ張って行けたりします。

そのあたりが何とも秀逸だなと、毎日観ていました。
そして史実かどうかよりも、サブテキストが豊かかどうかが
自分の中で、より大事な要素になった気がします。

昨日、南草津のカフェでランチをしていた時に、
隣のテーブルに、フラダンスを習っていそうな
50代の女性2人が喋っていました。

「そういえば、今日、ひよっこ最終回やったね」
「私、観たよ」「どうやった」「しょうもなかったわ」
「あ、そう、ところで…」

僕は上に滔々と書いてきたことを
2人にとても言いたかったのですが、我慢し、
ここに書くことにした次第です。



2017/09/28(木)
Walkin’About@草津〜南草津


さて、リマインダー告知です。
あさってのWalkin'Aboutは、草津市の居住魅力を探るべく、
9/30(土)に草津駅から南草津駅を歩きます。

 自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
 Walkin’About@草津〜南草津
 開催日:2017年9月30日(土)
 集合場所・時間: 13:30 @JR草津駅東口デッキ広場
 再集合場所・日時:16:00 @JR南草津駅東口 アーバンデザインセンターびわこくさつ(UDCBK)

 東洋経済の「住みよさランキング」で5年連続近畿1位を誇る草津市。交通利便性が高く、京阪神圏のベッドタウンとしての性格を持つ一方、市内に工場が多数立地することから職住近接を志向する若い世代の流入も多く、高水準の人口増加が続いています。
 ですが、草津市は本当に、居住者にとって「住みたい、住み続けたい街」になっているでしょうか?
 今回のWalkin’Aboutのテーマは「草津の居住魅力発見」です。自由に市内巡りを楽しみながら、草津に愛着を感じ、草津に住みたい、住み続けたいと感じられる要素を探し出してみてください。

 “Walkin’About”は、参加いただくみなさんに、思い思いのコースをたどっていただく「まちあるき」です。参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと、解散。再集合後に、それぞれの見聞や体験を発表いただき、シェアします。
 
【草津市とは】
 草津市は、琵琶湖に面した滋賀県の南東部に位置し、大津市、栗東市、守山市の3市に隣接しています。
 古くは東海道と中山道が唯一分岐・合流する宿場町として栄え、現在では、県内で乗車人口数が1位、2位のJR草津駅、南草津駅があるなど、京阪神のベッドタウンとして発展を続けてきました。1994年には立命館大学BKC(びわこ・くさつキャンパス)が開学され、学生を中心とした若者の人口も多くなっており、また大手企業の工場が立地するなど、雇用の場としての機能も備えています。
 草津市に面する琵琶湖が観光地として全国に知られているほか、湖に面する烏丸半島には琵琶湖博物館、水生植物公園みずの森などが立地し、イナズマロックフェスや熱気球フライトなどのイベントが開催され、観光資源となっています。
産業としては、電気機械関連の大手企業の工場を多く抱えています。また施設野菜生産では、立命館大学が開発した新技術の実用化として、環境配慮型の農業生産に取り組み始めています。

写真左:草津川跡地公園夕景 右:矢橋帰帆島北橋


2017/09/25(月)
ソウルからのお客さんと水辺を巡る


8月のソウル講演でのコーディネーター・
Yongwon LEEさんからの依頼を受けて、
今日はソウル大学大学院の教授と学生たち、
高陽市政開発研究院の方を、大阪に迎えました。

趣旨は、漢江周辺開発のための先進事例見学。
大阪府河川室の方々に取り組みをご説明いただき、
八軒家、中之島バンクス、木津川遊歩空間、岩崎などの
水辺空間について、現場でご説明いただきました。

実はこの3週間ほど、韓国語をにわか勉強していたのですが、
みなさんが言っていたことはほぼ分かりませんでした・・・

ソウルと大阪との接点は、おそらく今後増えていきます。
今回の悔しさをバネに、先に進んでいこうかと。


2017/09/25(月)
「みつめればそこに」鋭意制作中!


イストワール第7話「みつめればそこに」の稽古は、
プロローグ部分を奈良で、本編を大阪で行っています。
そしてメディアへの情宣活動を、鋭意進めています。

昨日の奈良県立図書情報館での稽古では、
毎日新聞の記者さんの取材が入っていました。
今日はNHKのお昼のニュースの前に、
情報を流していただきました(奈良のみ)。
そしてワークショップに参加いただいていた
ライターの桝郷春美さんには、
こんな記事を書いていただきました。
https://ideanews.jp/archives/49065


大阪ガスpresents「イストワールhistoire」第7話
朗読公演『みつめればそこに』 

■プロローグ「入江泰吉がいた奈良」(約15分)
出 演:川中康子 楠木みや子 倉林秀子 小嶋新一 信岡かおり
■朗読劇「みつめればそこに」(約80分) 
作・演出/小栗一紅
出 演  入江泰吉:秋月雁  欅:豊島由香  上司海雲:九谷保元  
入江光枝:小室千恵  入江の弟子:柴垣啓介(劇団ひまわり)
■アフタートーク(約20分)
 ゲスト 11時:矢野建彦  15時:倉橋みどり

日 時:10月9日(月祝)11:00/15:00
会 場:奈良県立図書情報館 1F交流ホール
    奈良県奈良市大安寺西1丁目1000
定 員:各回200名(先着順/定員になり次第、締め切り)
料 金:1,000円(受付にてお支払い)
お問合わせ:0742-34-2111 (奈良県立図書情報館)

 戦後40年以上にわたって奈良を撮り続けた写真家・入江泰吉氏。その自宅は、古都・奈良の情緒を残す東大寺の境内地にあります。家の窓の外には、手を伸ばせば届く距離に大きな欅の木が生えています。
 入江氏の生まれる前から、そして亡くなった後も、そこにあり続けている欅。この欅を“時代をつなぐ語り部”として、入江氏の後半生を描いています。

主 催:大阪ガス株式会社
共 催:奈良県大芸術祭実行委員会・奈良県立図書情報館
後 援:奈良市・奈良県ビジターズビューロー
協 力:入江泰吉記念奈良市写真美術館・入江泰吉旧居

申込み方法
■奈良県立図書情報館ホームページ申込みフォーム
 http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html


2017/09/23(土)
仁尾町を通じて大阪でつながる話


9/20(水)開催のTalkin'About『シェアビレッジによる古民家再生』には、
16名の方々にご参加いただきました。

地域に残された古民家を、多くの人たちが「年貢」を収めて支える。
「村民」はそこを訪れたり、泊まったり、交流を楽しんだりできる。
この「シェアビレッジ」は、2015年に秋田県・五城目町で生まれました。

香川県三豊市仁尾にある「松賀屋」は、
40年間空き家になっていましたが、
外からやって来た人にその価値を見出され、
この建物を残していきたいと考えた若者たちが、2016年に、
2ヶ所目のシェアビレッジとしてオープンさせました。
http://sharevillage.jp/nio

今回のTalkin'Aboutには、シェアビレッジ仁尾を運営する、
メンバーだけでなく、「村民」の方々にもお越しいただきました。

海外に出て行ってから日本に戻ってきたときに、
日本の古き良き風景に、地域活性化の取り組みに惹かれ、
未完成ゆえに一緒に場所を作っていける魅力を感じ、
故郷に戻ってくるように仁尾を訪ねている。
そんなお話は、他の参加者の方々に強く響いていたようです。

終了後の話し合いから、大阪でのシェアビレッジの寄合を、
12月頃に、コモンカフェで開催する話が進んでいます。

大阪から仁尾までは、車でも鉄道でも3時間ほど。
そこに自分が帰ることのできる故郷ができる、
そして大阪でも、仁尾を通じて交流できる場所がある。
もしかしたら今後、そんな故郷が増えていくかも知れない。

そう考えると、なかなか楽しいですね。



2017/09/21(木)
「Common Bar SINGLES」の存続が決まりました!


先にお伝えいたしました「Common Bar SINGLES」の存続問題ですが、
その後、代表を引き受けたいという方が現れました。
そして来年1月以降の継続が決定いたしました。
拡散にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!!

そして今度は、新たに日替わりマスターとして
お店を支えていただける方を募集いたします。
興味をお持ちいただける方は、いったん僕の方まで
ご一報ください!




2017/09/19(火)
イストワール第8話『Port』、公演終了!


おかげさまで、イストワール第8話『Port』は、
全公演を終了いたしました。お越しいただいた皆様、
「匣の階」の皆様、関わっていただいた皆様、
ありがとうございました!

残念ながらご覧いただけなかった方々のために、
アンケートでのお客さまの声を、ここにご紹介いたします。

・そこにある街、あった街、そうなるかもしれなかった街、
 3つ目の視点がとても面白いなと思いました。
 誰かの「こうなったらいいな」が重なって、
 よりよい街に変化していけばステキだと思います
・ひとつひとつ言葉を丁寧に拾っていきたくなる作品でした
・声がすっと届いてきて、かつ頭の中に映像が浮かんできた
・声の迫力や表現に鳥肌が立ちました
・本と戯曲、言葉と身体について考えさせられる上演でした
・船上で、もしくは山の上で聞いてみたいと思いました
・何気なく、幼い頃から身近にあった海、神戸に住むようになって幾度となく
 通り過ぎた港。もっと積極的に触れ合っていきたいと思える作品でした
・港都KOBE芸術祭にグッと深みを加えてくれました。面白かったです

また再演する機会があると、いいですね。

*「匣の階」では来年1月下旬に、神戸アートビレッジセンターで
 第5回OMS戯曲賞佳作受賞作『パノラマビールの夜』を
 20年ぶりに再演されます。
 今回の『Port』と対をなす、双子のような作品です。
 http://floor.d.dooo.jp/hako/



2017/09/19(火)
シェアビレッジによる古民家再生


さて、リマインダー告知を。
明日のTalkin’Aboutでは、
「シェアビレッジ仁尾」を運営する
一般社団法人誇(ほこり)の皆さんに
香川県三豊市仁尾町よりお越しいただきます。

うめきたTalkin’About『シェアビレッジによる古民家再生』
 2017年9月20日(水)7pm〜9pm
 話題提供:一般社団法人誇(ほこり)の皆さん
 場所:大阪ガス エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室 参加無料

 「シェアビレッジ」とは、古民家を村に見立て、「年貢」(会費)を負担すると「村民」として古民家での暮らしを体験できるというシステムです。2015年に秋田県五城目町で発足し、2016年に香川県三豊市仁尾町でも始まっています。消滅の危機にある古民家を再生・維持するためのシクミとして注目を集めています。

 仁尾町は高松空港から車で約1時間の場所にあります。燧灘(ひうちなだ)に面し、古くから製塩業や漁業が盛んであり、江戸時代には茶の取引を許可され、また搾油、魚、肥料問屋や酒、醤油、酢などの醸造元の大きな店が数多くあり、繁栄を極めました。

 現在は町を囲う山々にみかん畑があり、また若者たちがレモンやオリーブなどの栽培を始めていますが、町の人口は6000人を切り、地域の存続が危ぶまれるようになってきています。
 「シェアビレッジ仁尾」は、実業家・政治家・大地主であった塩田忠左衛門氏の邸宅・松賀屋を改修して誕生しました。

 今回のTalkin’Aboutでは、「シェアビレッジ」の取り組みについてご紹介するとともに、古民家を活かした地域活性化について話し合います。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 Talkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合う“サロン”です。思いある人が自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そんな場づくりを目指しています。

【会 場】
大阪ガス螢┘優襯ー・文化研究所 都市魅力研究室
グランフロント大阪北館 タワーC 713

●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで
7階にお上がりください。

【主催・お問い合わせ】
大阪ガス螢┘優襯ー・文化研究所 都市魅力研究室 担当:山納 
Tel 06-6205-2366 http://www.toshimiryoku.jp


2017/09/17(月)
『Port』初日ぶじ終了!


イストワール第8話『Port』初日公演はぶじ終了しました。
終演時には台風は徳島あたりにいたので、お客さまには
早々にお帰りいただき、出演者・スタッフも
早々に退出しました。
勇気を出してお越しいただいたみなさま、ありがとうございました!

明日は13:00〜/16:00〜/19:00〜の3回公演です。
台風一過の神戸・新開地に、ぜひお越しください。
http://floor.d.dooo.jp/hako/


2017/09/16(土)
明日は『Port』初日です


イストワール第8話『Port』の初日が、明日に迫りました。
月曜日から劇場入りして稽古を重ねたことで、
いい感じに仕上がってきています。

気になる台風ですが、神戸アートビレッジセンターは
全ての鉄道が止まらない限り開館するそうなので、
基本的には上演と考えていますが、お越しいただける方は
できれば18日をお選びいただければ幸いです。

*休演の際には、神戸アートビレッジセンターのサイトにて告知いたします。
 https://www.kavc.or.jp/


イストワール第8話『Port- 見えない町の話をしよう -』
リーディング公演
(神戸開港150周年記念事業「港都KOBE芸術祭」連携事業)

劇作・演出:久野那美

音響:合田加代 /演出助手:藤谷以優・吉村篤生(劇の虫) /
制作:若旦那家康

出演:大西智子(あなざーわーくす)・七井悠(劇団飛び道具)・
中村彩乃(安住の地/劇団飛び道具)・三田村啓示(空の驛舎)・
プリン松・渡辺裕子

 2017年9月17日(日) 20:00 18日(月祝) 13:00/16:00/19:00
 ※各回、開演時間の20分前よりご入場いただけます。
 ※上演時間は約45分を予定しています。

 会 場 神戸アートビレッジセンター ギャラリー

 入場料
 一般(前売・予約・当日):¥1,300 / 大学・専門学校生(前売・予約・当日):¥1,000 / 高校生(前売・予約・当日):\500  

http://floor.d.dooo.jp/hako/

主催:大阪ガス株式会社 /共催 神戸アートビレッジセンター/
協力 港都KOBE芸術祭実行委員会 / 企画・制作:匣の階


道はここで終わっていて、ここは行き止まりだった。
ある時、誰かがその先に海を見た。
海の向こうにあるかもしれない町を見た。 そしてそれを誰かに話した。

そんな町は見えなかった。
だけど、聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話した。
その町へ行ってみたいと誰かが思った。そしてそれを誰かに話した。

ない町へなど行けるはずがなかった。
だけど、聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話した。
海を超える方法を誰かが思いついた。 そしてそれを誰かに話した。

とても現実の話とは思えなかった。
だけど聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話し…

やがて長い時間が過ぎ…
ここを行き止まりだと思う人はもういなかった。
ここは、実は海の向こうの見えない町への門戸なのかもしれないと、誰もがひそかに思っていた。

そして、船が来た。ここは港になった。


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