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2017/09/15(金)
(拡散希望)Common Bar SINGLESの存続のために


突然ですが、大阪市北区堂山町にある
「Common Bar SINGLES」が今、閉店の瀬戸際にあります。
https://www.facebook.com/commonbarsingles

このお店は、1999年5月にオープンし、
2001年2月にいったん閉店した後、僕が経営を引き継ぎ、
同年5月に日替わりマスター制のバーとして始めました。

僕自身は、2004年4月に「common cafe」を立ち上げたことから、
同年11月にこのお店の閉店を決意しましたが、
マスター有志が集まり、同じシステムで継続しました。
その後一度運営メンバーは入れ替わりましたが、
現在に至るまで16年間続いてきました。

シフトが埋まらず赤字が続いていた、
現在の代表がお店を運営する時間を割けなくなった、
という理由からの苦渋の決断ですが、
できれば今後も日替わりマスターのお店として
続けていければというのが、メンバーの思いです。

ただし、自分たちで存続してはいけない以上、
新たにこのお店の物件を活用して何かをやりたい、
という方が現れれば、その方に託したいとも思っています。

決断までの時間は、今から1週間です。
もしこの話に興味をお持ちいただける方がおられれば
僕の方にご一報いただけますでしょうか?


2017/09/14(木)
京都に100年続く小劇場を


京都では今、「100年続く小劇場を」を合言葉に、
JR京都駅の東南部にあたる東九条に、倉庫跡を改修した
新劇場を作ろうという動きが起こっています
https://readyfor.jp/projects/TheatreE9Kyoto

京都では2015年以降、所有者の高齢化や建物の老朽化により、
5つの小劇場が閉鎖していますが、この状況に危機感を抱いた
演劇関係者が一般社団法人「アーツシード京都」を設立し、
ギャラリー、カフェなどを併設した約100席の劇場建設を構想。
総工事費は8550万円で、現在劇場建設にかかる調査費1400万円を
クラウドファンディングで調達しようとしています。

写真は8月の京阪神劇場連絡会で構想を説明する、
アーツシード京都代表理事で、劇作家・演出家のあごうさとしさん(中央)。
この8月に閉館した「アトリエ劇研」のディレクターを務めておられました。


劇場がなくなってしまうという事態を前に、どう動くか。
僕自身は本格的な小劇場ではなく「common cafe」を作りましたが、
抱いていた危機感は同じでした。

クラウドファンディングの期限は、9/22(金)23:00。
あと150万円で当面の目標は達成です。
思いのある方がおられましたら、ぜひ協力してあげてください。


2017/09/14(木)
コンブリ団Re:sources「夏休みのばあちゃん家」


この週末、コモンカフェでは
コンブリ団の公園が行われます。
チケットは残席僅かとなっているようです。
台風が心配ですが・・・

コンブリ団Re:sources「夏休みのばあちゃん家」
 作・演出 はしぐちしん
 出演 香川倫子 佐藤あい 橋本健司(桃園会)
 日時 9月15日(金)19:30
    9月16日(土)14:00/19:30
    9月17日(日)13:00/17:00
    開場及び受付開始は開演の20分前
 料金(前売・当日とも・全席自由・日時指定)
  一般1,500円
   高校生以下 500円
  未就学児入場不可

チケット予約
http://conburidan.blogspot.jp/2017/03/natsuyasumi.html


「Re:sources」とは
 コンブリ団の新しい試みです。「リソーシーズ」と読みます。
俳優と共に、小さな空間で実験的なことにチャレンジしてみようという試み。
原点回帰の意味も込めた新シリーズです。


2017/09/13(水)
入江泰吉がいた奈良


10(日)は午後から、奈良県立図書情報館にて、
イストワール第7話「みつめればそこに」の稽古でした。

今年2月から、作・演出の小栗一紅さんは
図書情報館で朗読ワークショップを毎月続けてきましたが、
10/9(月祝)の公演では、そのワークショップ参加者の方々が、
約15分のプロローグ「入江泰吉がいた奈良」に出演します。

この日は、その稽古初日でした。

*公演情報はこちらを
http://blog.livedoor.jp/histoire2011/archives/50394385.html


2017/09/13(水)
大東市・演劇ワーキングスクールを覗く


昨夕はアクティブ・スクウェア・大東(元深野北小学校)へ。
「だいとうシニア演劇ワークショップ」の発表会と、
「だいとう戯曲講座」を覗いてきました。
http://www.daito-club.com/teater_senior.html
http://www.daito-club.com/teater_writing.html

地域の人たちを対象とした演劇ワークショップでは、
「演劇の持っている豊かな世界を知ってもらう」ことと、
「参加する人たちのニーズに応える」こととのバランスを、
どのあたりで取っていくかが問われる。

みなさんの実践から、そんなことを感じました。
この試みは、ぜひ続けていってほしいなと。

*11/18(土)、19(日)には「だいとう戯曲講座」の発表公演があります。


2017/09/11(月)
「Port」小屋入り


今朝は神戸アートビレッジセンター(KAVC)へ。
イストワール第8話「Port」朗読劇公演の小屋入りです。
夕方には仕込みも終わり、稽古が始まっています。
17(日)、18(月祝)の本番までにじっくり仕上げていきます。

KAVCから南に行ったところにあるJRの高架下に、
「地獄谷パラダイス」というバーがあります。
稽古を抜けて、ここに「Port」の宣伝に行きました。
http://floor.d.dooo.jp/hako/

2年前には月蝕歌劇団の公演をお店でやったそうです。
新開地にこんなお店も出来ていたんだなと。
「お金ないけど、ええかな!」というおっちゃんを
仕切るところから始まったというのがこの街の「あるある」です。


2017/09/11(月)
神戸と奈良のイストワール


関西に実在した人物や実際に起こった事件などを
題材にしたドラマシリーズ「イストワールhistoire」。
今年は第8話として「Port 〜見えない町の話をしよう〜」を、
9/17(日)、18(月祝)に神戸アートビレッジセンターで上演いたします。

今回は、神戸開港150年記念「港都KOBE芸術祭」に合わせて、
特定の個人を紹介する作品ではなく、神戸の街の底流を、
劇作家の感性でつかまえてみる、そんな作品になりました。
https://spice.eplus.jp/articles/145566

そして10/9(月祝)には、昨年奈良・東大寺で上演した
第7話「みつめればそこに」を、奈良県大芸術祭との
共催事業として、奈良県立図書情報館にて再演します。
http://www.library.pref.nara.jp/event/2441

描いているのは、奈良・大和路を撮り続けた
写真家・入江泰吉氏の半生です。


演劇は、地域とどう関わることができるのか。
そんな実験を、また重ねていきたいと思っています。
ぜひ、そんな現場にお立会いいただければ。



2017/09/10(日)
戸ノ内の「道じゅねー」


昨日は尼ヶ崎・戸ノ内の「道じゅねー」でした。
例年通り、沖縄料理「より道」で飲みながら、
琉鼓会のエイサーを眺めていました。


2017/09/08(金)
Walkin’About@草津〜南草津


次回のWalkin'Aboutは、草津市の居住魅力を探るべく、
9/30(土)に草津駅から南草津駅を歩きます。

 自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
 Walkin’About@草津〜南草津
 開催日:2017年9月30日(土)
 集合場所・時間: 13:30 @JR草津駅東口デッキ広場
 再集合場所・日時:16:00 @JR南草津駅東口 アーバンデザインセンターびわこくさつ(UDCBK)

 東洋経済の「住みよさランキング」で5年連続近畿1位を誇る草津市。交通利便性が高く、京阪神圏のベッドタウンとしての性格を持つ一方、市内に工場が多数立地することから職住近接を志向する若い世代の流入も多く、高水準の人口増加が続いています。
 ですが、草津市は本当に、居住者にとって「住みたい、住み続けたい街」になっているでしょうか?
 今回のWalkin’Aboutのテーマは「草津の居住魅力発見」です。自由に市内巡りを楽しみながら、草津に愛着を感じ、草津に住みたい、住み続けたいと感じられる要素を探し出してみてください。

“Walkin’About”は、参加いただくみなさんに、思い思いのコースをたどっていただく
まちあるきです。参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと、解散。
再集合後に、それぞれの見聞や体験を発表いただき、シェアします。
 
 ナビゲーター : 山納 洋(大阪ガス(株)近畿圏部・都市魅力研究室)
 対象 : どなたでも  参加費:無 料  定員:20名  ※定員になり次第締切
 申込方法 : 9月25日(月)までに、電話またはメールで申し込みください
 申し込み先 : Tel【平日9:30-17:00】06-6205-2366   
        E-mail socialhp@osakagas.co.jp
 *申し込みの際は、お名前(全員)、ご住所(市・町名)、電話番号をお教えください。
 お問い合わせ : 大阪ガス蟠甬Ψ部 都市魅力研究室 Tel 06-6205-2366 
 主  催 : 大阪ガス蟠甬Ψ部 都市魅力研究室
 後  援 : 草津市

【草津市とは】
 草津市は、琵琶湖に面した滋賀県の南東部に位置し、大津市、栗東市、守山市の3市に隣接しています。
 古くは東海道と中山道が唯一分岐・合流する宿場町として栄え、現在では、県内で乗車人口数が1位、2位のJR草津駅、南草津駅があるなど、京阪神のベッドタウンとして発展を続けてきました。1994年には立命館大学BKC(びわこ・くさつキャンパス)が開学され、学生を中心とした若者の人口も多くなっており、また大手企業の工場が立地するなど、雇用の場としての機能も備えています。
 草津市に面する琵琶湖が観光地として全国に知られているほか、湖に面する烏丸半島には琵琶湖博物館、水生植物公園みずの森などが立地し、イナズマロックフェスや熱気球フライトなどのイベントが開催され、観光資源となっています。
産業としては、電気機械関連の大手企業の工場を多く抱えています。また施設野菜生産では、立命館大学が開発した新技術の実用化として、環境配慮型の農業生産に取り組み始めています。

写真:草津川跡地公園夕景


2017/09/06(水)
メリケン亭


神戸元町のメリケンパークの中には、
「メリケン亭」という酒場があります。
ここは神戸港の通船に乗る人の待合所ですが、
夕方からは酒場になります。

店主はもと神戸港振興協会で勤めていた方で、
海事・海運関係者が集うサロンになっています。
港でいま何が起きているかは、ここで飲んでいると分かります。
昨日は水先案内人の方々が、外国船に乗り込んだ時に、
お昼時だとその国の料理を振る舞ってもらえるという
うらやましい話を伺いました。

*この方のブログが、お店の雰囲気をよく伝えています。
 http://blog.goo.ne.jp/achikochitei/e/5d88182ff3f7ff8ed1148594bdc02dfe


昨日はここで、朗読劇「Port」の宣伝を。
神戸港の話ということで、とても良い反応をいただきました。

本番まで、あと2週間を切りました。
みなさま、神戸アートビレッジセンターでお待ちしております。


イストワール第8話『Port- 見えない町の話をしよう -』
リーディング公演
(神戸開港150周年記念事業「港都KOBE芸術祭」連携事業)

劇作・演出:久野那美

音響:合田加代 /演出助手:藤谷以優・吉村篤生(劇の虫) /
制作:若旦那家康

出演:大西智子(あなざーわーくす)・七井悠(劇団飛び道具)・
中村彩乃(安住の地/劇団飛び道具)・三田村啓示(空の驛舎)・
プリン松・渡辺裕子

 2017年9月17日(日) 20:00 18日(月祝) 13:00/16:00/19:00
 ※各回、開演時間の20分前よりご入場いただけます。
 ※上演時間は約45分を予定しています。

 会 場 神戸アートビレッジセンター ギャラリー

 入場料
 一般(前売・予約・当日):¥1,300 / 大学・専門学校生(前売・予約・当日):¥1,000 / 高校生(前売・予約・当日):\500  

http://floor.d.dooo.jp/hako/

主催:大阪ガス株式会社 /共催 神戸アートビレッジセンター/
協力 港都KOBE芸術祭実行委員会 / 企画・制作:匣の階


道はここで終わっていて、ここは行き止まりだった。
ある時、誰かがその先に海を見た。
海の向こうにあるかもしれない町を見た。 そしてそれを誰かに話した。

そんな町は見えなかった。
だけど、聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話した。
その町へ行ってみたいと誰かが思った。そしてそれを誰かに話した。

ない町へなど行けるはずがなかった。
だけど、聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話した。
海を超える方法を誰かが思いついた。 そしてそれを誰かに話した。

とても現実の話とは思えなかった。
だけど聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話し…

やがて長い時間が過ぎ…
ここを行き止まりだと思う人はもういなかった。
ここは、実は海の向こうの見えない町への門戸なのかもしれないと、誰もがひそかに思っていた。

そして、船が来た。ここは港になった。


2017/09/04(月)
九老の屋台にて


8/30(水)。懇親会が終わり、午前12時半に
九老デジタル工業団地駅近くのホテルに帰り着くも、
ホテルの前の屋台が気になり、一人で出掛けました。

お腹が一杯だったので、ビールだけ飲もうと
カウンターに座ったところ、隣にいった男女が
「日本人ですか?」と日本語で声をかけてきました。

「はい、大阪から来ました」と答えると、女性は、
「大阪!私の姉が心斎橋にいます!私も何度も行きました!」と。

女性は東京の大学で学んでいたそうで、
4か国語を喋り、今は北京で働いているのだそう。
男性も、いくらか日本語を喋っていました。
東京の青山で学んだと。大学ではなく、語学学校で。

二人はすぐ近くに住んでいるけれど、
屋台に来たのは初めてとのこと。
すでに4軒目、だいぶ出来上がっていて、
女性は積極的に僕に話しかけてきます。
電話番号を教えて、とも。

これは揉めるやつやと直感し、
僕はつとめて、男性と喋るようにしていました。
「俺、今、何で日本語しゃべってるんやろう?」
男性にとっても、楽しい時間になったようです。
注文した焼酎とチヂミを僕にも分けてくれました。

女性は何度も「大阪、心斎橋」と話してきましたが、
突然、涙を流し始めました。そして言いました。
「姉は、大阪の姉は、8月に亡くなったんです…」

それは、男性にも話していなかった話でした。
「大阪を、姉を、よろしくお願いします…」
彼女は僕の手を握って、そう懇願しました。

やがて酔いが回り、2人はイチャイチャしはじめたので、
僕は「もう帰ったらどうですか?」と。
男性もそれを望んでいたことでしょう。

2人が帰った後、残った焼酎とチヂミを頂き、
いくらか片付けて帰ろうとしたら、
若い店主が、「No,No,No」と指を振りました。
それは僕の仕事。客の仕事じゃないよ、と。

朝。チェックアウトしてから行ってみると、
そこは跡形もなくなっていました。

そして僕は、託された何かを携えて、
大阪に帰って来たのでした。

おわり


2017/09/04(月)
韓国の若者と「場づくり」(6)


そして肝心の講演会について。
8/29(火)の「青年ハブ」での講演会には、
100名ほどの若い人たちに集まっていただきました。

横浜のコワーキングスペース「mass×mass」の
クリエイティブディレクター・森川正信さんのお話に続いて、
http://massmass.jp/

僕は昨年出版いただいた「つながるカフェ」で紹介した
日本での場づくりの取り組み事例についてお話ししました。
多くの反応や相談をいただき、充実した会になりました。

今回コーディネーターを務めていただいたYongwon LEEさん、
講演会の司会、そして充実した交流会を用意いただいたJuro Parkさん、
そして3日間を一緒に過ごしたmass×massの森川正信さん、

大変お世話になりました!!またぜひお会いしましょう!

そして最後までレポートをお読みいただいたみなさま、
ありがとうございました!

※「つながるカフェ」は、韓国語版が出版される予定です。


2017/09/03(日)
韓国の若者と「場づくり」(5)


麻浦区・弘大(ホンデ)。
韓国トップクラスの芸術大学・弘益大学があり、
アートや音楽などの創作活動を行なう若者たちが集まるエリアです。

弘大には、「Local STITCH」という、
coworking & colivingスペースがあります。
1号店は2015年にオープン。
2号店は今年8月にオープンしたばかりです。
https://www.coworker.com/south-korea/seoul/local-stitch

「Local STITCH」のコンセプトは、
「一緒に住んで、一緒に仕事ができる場所」です。
2つの「Local STITCH」はともに、3階建ての中古建築を改修し、
居住スペースと仕事場スペースを3〜4坪の個室として設け、
生活や仕事ができるように家具を確保し、
屋上には共用のキッチンを作り、交流の場にしています。
動物を飼ってもOKだそうです。

入居する人たちは、スタートアップの企業か、小規模のエージェンシー。
デザイン、IT系の人たちが多いそうです。
クリエイティブ・ディレクションがしっかりしているためでしょう。
好みが近い人が集まるようで、入居者の中での仕事の紹介も
よく起こっているようです。

代表のKim Su Minさん(写真中央)は、「住む‐仕事する」空間を構想してから、
ベルリン、アムステルダムを訪れたそうです。
そこで、短期で住んでプロジェクトをするという動きが、
最近盛んになってきていると感じたそうです。

 ソウルはNY、アムス、台湾と同様、あまりにも家賃が高い。
 だからこそ、リーズナブルな価格で住み、働ける場所が必要なのです。
 そして同じコンセプトを持つ海外の場所と、交流していきたいと考えています。
 日本でも、いい空間、いい団体があれば、ぜひ。

Kimさんは、「Local STITCH」をさらに増やしていきたいと考えています。
それとともに、学生たちの就業の課題にも取り組みたいと。

 ソウルでは、フリーランスとして仕事が成立する人が増えつつあります。
 ただしそのためには、経験値、専門性が必要です。
 学生たちが大企業に入らなくても専門性を持てるように、
 新しい仕事を創造し、そこから新しいキャリアパスを作っていきたい。


長々と綴ってきましたが、こんな感じで、
ソウルでは若者の様々な問題に、行政が、個人が、
それぞれ取り組んでいます。

日本ではむしろ空き家増や雇用の確保が問題になっていますが、
国境を越えて発想することができれば、解決できる問題があるのでは、
そう素朴に感じました。


2017/09/03(日)
韓国の若者と「場づくり」(4)


「青年ハブ」は、自ら場を提供するだけでなく、
若者による空間づくりの取り組みへの支援も行っています。

ソウル特別市西部、漢江北岸にある麻浦区(マポ)に、
望遠(マンウォン)という町があります。
古くからのソウルの町の雰囲気を残していますが、
最近はおしゃれなレストランや雰囲気のよいカフェが
裏通りに出来てきているようです。

*参考サイト http://4travel.jp/travelogue/11238030

この望遠の外れ、漢江の近くの古いビルの2階に、
「今日工作所」(todaymaker)というスペースがあります。
https://www.facebook.com/todaymaker/

「今日工作所」は、就職が難しく将来が不安、
学力だけでは未来が保証されない、そんな若者の問題に
取り組もうと、2011年に設立されました。

代表のJIYEA SHINさんは、まだ20代の女性です。
大学に入学せず職に就き、4年間働いた後、活動を始めています。
活動を始めるにあたって特に感銘を受けたのは、
「貧乏人の逆襲」を書いた松本哉さん。彼が言う
「5万円ビジネス」が韓国でも出来るのではと、
「青年ハブ」と組んでカゴバイクを作り、事業を始めました。

空間の開設は2013年。
キッチン、シャワー、仮眠室、パソコンを備えた、
近所に住む若者たちが気軽にやって来て、働いたり遊んだり、
世代を超えて人がつながる場所を作り上げました。
この場所からは、弁当を作って販売したり、
英語を教えたり、地域を紹介するツアーを企画したり、
演劇をベースに教育事業をしたりと、自らが持っている
技術を活かしたスモールビジネスが生まれてきています。

「今日工作所」のビルの隣には、災害復興住宅があります(下写真の手前)。
1972年に漢江が氾濫した時に建てられたもので、
老朽化が進んでいましたが、家賃が格安だったので、
ここをリノベートして若者たちが住むようにして、
彼らの自立を支援しようとしました。アイデアの源は、
2011年に訪問した「ヨコハマホステルビレッジ」です。

アーティストがここをアトリエにするなど、
成果も出始めていたのですが、近年エリアが注目され、
家賃が上がってきたことで再開発が決まり、
この活動は終了してしまいました。
いわゆるジェントリフィケーションの弊害です。

「一人ひとり独自で就職して耐える人生を送るのではなく、
 一緒にこの冬のような時代を耐えてみよう」

「人なくして空間は成り立たない。単なる空間ではなく、
 実験や質問や失敗ができる空間にしたい」

JIYEAさんは、そうおっしゃっていました。


2017/09/03(月)
9/4(月)マチ会議


直前になりましたが、告知を。
明日の夜は「マチ会議」を開催します。
僕は間違いなくソウルの話をします。

【マチ会議】
 9月4日(月)19:00〜21:00頃 @都市魅力研究室
  http://www.toshimiryoku.jp/access.html

 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。

*写真上:ソウルの高層住宅 下:ソウルの夜の屋台



2017/09/02(土)
韓国の若者と「場づくり」(3)


ソウル特別市が設置したもう一つの「無重力地帯」は、
市南部の大方洞(デバンドン)にあります。
13個のコンテナを組み合わせた独特の外観です。

すぐ近くにある鷺梁津(ノリャンジン)には、
公務員試験の就職予備校が集積し、
多くの就職予備校生が暮らしています。

通貨危機以降、韓国企業は正社員の採用を手控え、
非正規雇用が激増しましたが、そうした中で、
身分の安定した公務員を目指す若者が増えてきました。

ですが、公務員試験の倍率は数十倍に跳ね上がり、
受験生たちはストレスフルな状況の中で、
長時間の勉強を続けています。
彼らが暮らすのは3畳一間の安アパートで、
そこにずっといることで、閉塞感は募ってきます。

*参考サイト
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=081116

この「無重力地帯」ではこれまで、
若者たちがお互いに教え合うワークショップや、
地域のことを調べてマップにまとめるワークなどを
行ってきたそうです。

ここを自習スペースとして使ってもらうだけでなく、
ネットワークを生み出すことで、彼らの一人暮らしが
豊かなものになること、そして自分を変えていくための
精神的な強さを身につけることを、スタッフの方々は期待しています。

「無重力地帯」は今後、ソウル特別市内の25区全てに
設置が予定されており、今年度中に5つがオープンするそうです。


2017/09/02(土)
韓国の若者と「場づくり」(2)


ソウル特別市は、「青年ハブ」と対をなす地域施設として、
「無重力地帯」を2ヶ所設置しています。

「無重力地帯Gバレー」は、ソウル南西部にある
ソウルデジタル産業団地のオフィスビル内にあります。
https://www.facebook.com/youthzone1

ソウルデジタル産業団地は、1964年に韓国初の
工業団地として設置された九老工業団地を、
2000年に高層ビル型の産業団地として再開発したものです。

韓国では97年の通貨危機以降に、国策として
IT・エレクトロニクス産業への産業再編策を
打ち出しましたが、ここもその一環で生まれています。
今ではICT関連、デザイン関連の企業が1万社集積し、
16万人が働いているそうです。
この街には若者が多く、夜遅くまで働いています。

Gバレーが開設したのは2013年。
フロアの真ん中にはシェアキッチンがあり、
仕事のためのスペース、会議室、仮眠室、
コミュニティ活動のためのスペースなどがあります。

施設の役割は、空間の提供と、若者の活動支援です。
デジタルタウンの企業はスモールビジネスが中心で、
閉じた関係性の中で長時間働いている若者も多いようです。
そこで働く若者たちの居場所をつくり、
そこに出入りすることで関係性を広げていくことが、
この場所のミッションです。

Gバレーは、3年後には、新築ビルの1階への
移転が決まっているのだそうです。
それだけ活動が評価されていることなのでしょう。


2017/09/02(土)
韓国の若者と「場づくり」(1)


「青年ハブ(Seoul Youth Hub)」は、
ソウル特別市の北東部にあります。

この場所には以前は別の公的機関が置かれていましたが、
地方移転政策によって移転し、遊休施設化。
ソウル特別市長の朴元淳(パク・ウォンスン)氏は、
ここを包括的な若者支援を行う施設として
2013年に再生させました。

この政策の背景には、韓国の若者の就職難があります。

日本以上に短期間で急速に発展した韓国では、
受験戦争が過熱し、学生は日々夜遅くまで勉強しています。
また1997年のIMF通貨危機以降、
企業が採用を控えるようになったことで、
若者たちは就職を勝ち取るために、大学卒業後も
語学や資格などの勉強を重ねています。

ですが、このシステムに適応してやっていけるのは、
若者のうちの数%で、脱落してしまうともう終わり。
どれだけハイスペック化しても、将来が保証されない。
韓国の若者たちの間には、そうした社会に対する
諦めの気分が広がっています。

青年ハブが目指しているのは、社会的に自らの存在価値を
維持できるような土台づくりです。

*参考記事 http://www.worksight.jp/issues/540.html

施設の中には、若者が集えるカフェやオープンスペース、
キッチン、仮眠スペース、共有の本棚、ワーキングスペース、
オフィス空間などを備え、数多くの教育・参加プログラムを
提供しています。
https://youthhub.kr/japanese

人と出会うためには、時間やお金や場所が必要ですが、
若者たちにはそれがないため、社会的な関係が形成されない。

今回僕が「つながるカフェ」という話で呼ばれたのは、
日本における「場づくり」の様々な実践を伝え、
ソウルにおける若者たちの居場所・関係性づくりに、
活かしたい、という思いがあったようです。


2017/08/31(木)
ソウルから戻りました


さて、今日、無事にソウルから戻りました。
観光地にあまり行かず、お土産物屋がなかったので、
コンビニでお菓子をいっぱい買い込んで帰ってきました。

どんな時間を過ごしてきたかを、
これから何度かに分けて、お伝えしていきます。
しばしお待ちください。



2017/08/29(火)
ソウルでのミッション


スーツケースに荷物を完璧に準備したものの、
家を出る時にスーツケースの鍵を落とし、
そのことに駅に着いた時に気づき
どうにか事なきを得た今朝。

そんな天使のいたずらのような時間を経て、
今僕はソウルにいます。

今回はじめて韓国にやって来たのは、
昨年出した「つながるカフェ」の内容について
喋ってほしいという依頼を受けたからなのですが、
実はいまだに全貌がよく分かりません。

分かっているのは、その主催が「青年ハブ」という
若者の仕事や生活支援を行うためにソウル市が設置した
プラットフォームであるということ。
http://www.worksight.jp/issues/540.html

そして明日、あさっては、韓国でシェアオフィスや
コワーキングスペースなどの場づくりに取り組む
多くの人たちとお会いするであろう、ということ位です。

ということで、詳しくは、また。

写真はおそらく仁寺洞あたりの居酒屋です。


2017/08/28(月)
Man in Seoul


ソウルに着きました。
詳しくは、また追って。


2017/08/27(日)
メリケンパークのイストワール


神戸港にあるメリケンパークは今年4月、
神戸開港150年を機にリニューアルし、
スターバックスがオープン。芝生広場もできて、
多くの人が訪れる場所になっています。
昨日はここでコーヒーを飲もうと思っていましたが、
行列ができていたので、断念。

この公園は今から30年前、神戸開港120年に合わせて、
メリケン波止場と中突堤の間を埋め立てて作られました。
朗読劇「Port」には、この公園らしき場所が出てきます。
http://floor.d.dooo.jp/hako/

それ以前は、ここは艀(はしけ)溜まりでした。

艀とは、沖合に停泊する本船と波止場の間を行き来し、
乗客や貨物を運ぶ小舟のことです。

かつて神戸港で甲板員、港めぐり遊覧船船長などを務め、
現在は南京町でCAFE & SHOTBAR「気まぐれカモメ」を営む
角本稔さんは、著書「メリケン波止場」の中に、
「はしけとかみさん」というエッセイを書かれています。

昭和40年代頃までは、港内での貨物輸送に不可欠だった
艀に、家族で住みながら働く水上生活者がいました。
そしてそこには、荷役にまつわる船内作業だけでなく、
そこで暮らしていくための様々な労働がありました。

水道も電気もなく、食料の調達には、艀を渡り、
陸に上がり、遠方の市場まで行く必要がありました。
特に正月の買い出しには、子どもを連れて
食料品や正月用品を両手に何度も往復し、
お国自慢のおせち料理を作り、新年を迎えたそうです。

こうした船上での生活は、子どもたちにとっても負担でした。
艀の仕事にはほぼ休みはなかったので、学校に通う年になると、
子どもたちは水上児童寮に寄宿して学校に通い、
土曜日の夕方に艀に帰る生活を送っていました。
遊び盛りの子が艀に帰り、足を滑らせて海に落ち、
水死するという事故もあったそうです。

こうした不自由な艀での生活を改善するため、
神戸市は、海岸通の国産波止場の前に市営住宅を建設しました。
また昭和40年代後半には、コンテナ船の急速な普及により、
艀運送の需要が激減し、国による艀の買取や焼却が進められました。

昨夜は「気まぐれカモメ」を久々に訪れ、
ジェイムソンのボトルを傾けながら、
角本さんにまた色々とお話を伺ってきました。


CAFE & SHOTBAR「気まぐれカモメ」
 神戸市中央区元町通2-3-4 078-333-1892

写真右:昭和38年のポートタワー(神戸港振興協会所蔵)


2017/08/26(土)
おそらく変わっていく街


「鳴門」のすぐ先には「HOSTEL JIN」という
ドミトリーと個室を備えたホステルがありました。
http://jp.hostel-jin.com/

オープンは今年2月。上はマンションなので、
おそらくインバウンド需要を見込んで建てたのでしょう
1Fにはカフェラウンジがあり、宿泊客でなくても
お茶やお酒を楽しめます。


JR西九条駅の南の住宅街に進む道には
「SEKAIHOTEL」のフロントがあります。
客室は、その先にある長屋の空き家を改装し、
別々の場所に5室設けられています。
https://www.sekaihotel.jp/

以前、イタリアの「アルベルゴ・ディフーゾ」という
分散型ホテルのモデルについて紹介しましたが、
それが大阪にも現れた、という話です。
http://tabi-labo.com/279426/albergodiffuso

オープンは今年6月。一軒の家をまるまる客室にする
コンドミニアムスタイルで、ファミリー層が対象です。
最近は認知度が上がってきたことで、
「Booking.com」経由での予約が増えてきたとのこと。
そして今年度中には、あと5室を増やすのだそうです。

USJまで電車で2駅・5分というロケーションですが、
宿泊施設が少なく、外国人観光客は素通りしていた街。
そんな状況は、少しずつ変わってきているようです。

一方、何軒かの居酒屋で「外国人のお客さんは来ますか?」
と聞いてみたところ、「多い」というお店はほんの一部で、
「時々来ます」「めったに来ません」が主流でした。

あくまでも個人的直感ですが、5年から10年の間には、
このあたりの呑み屋街でも、外国人フレンドリーなお店が
増えていくのでは、トンネル横丁あたりは
新宿ゴールデン街のようになるのでは、と思います。



2017/08/26(土)
勝負の早い街


24(木)のWalkin'About@西九条には
4名の方に参加いただきました。

高架下のお店を見て回ったり、地域の物流産業を探ったり、
安治川トンネルを潜ったり、千鳥橋まで歩いたり、
地蔵盆の集まりに顔を出したりと、
みなさん旅慣れた旅行者の視点で西九条を味わっていました。

JR環状線、桜島線、阪神南大阪線の乗換駅である西九条は、
駅から徒歩2分の距離に飲食店が集積した
「勝負の早い街」だと、歩いてみて分かりました。
特に此花区の先にある工場で働いていた労働者が
帰りに一杯ひっかけて帰る安呑屋が充実しています。

「立呑鳴門」は、もう45年ほど続くお店で、
隣には座って飲める「鳴門」があります。
年配の常連さん中心の営業のようで落ち着いていました。

「昔は工場の人が多かったんですか?」と尋ねると、
「住金、日立、川重、大ガスの人が多かったねぇ」と。
それらの工場があった場所は、今はUSJになっています。

駅下の立喰そば「吉」では、
いしだあゆみの唄がかかっていました。
時代が数十年前で止まっているような趣です。

駅そばの高架下にある「トンネル横丁」。
打ち上げで行くお店を探していると、常連さんが、
「トンネル横丁だったら絶対ここ!僕はもう20年通ってる」
と太鼓判を押してくれたので、そこへ。
本当に素晴らしいお店でした。

かつて工場があった街には、工場で働く人たちのための
お店があり、客層が変わりつつも愛され続けています。
なるほど途中下車にもってこいの街だなと。



2017/08/24(木)
「大阪府ナイトカルチャー発掘・創出事業」の募集

さて、ひとつお知らせを。大阪府は本日14時に、
「ナイトカルチャー発掘・創出事業実施事業」の募集について、
報道提供をしています。

これは、大阪府を訪れる外国人旅行者に向けて、
夜間における舞台公演や文化体験教室など、
大阪の夜を楽しむことができる観光コンテンツを
新たに実施する事業者に対し、事業の立ち上げや
その継続に向けた取組みを支援する、というものです。
応募者には法人格が必要です。

■公募対象事業
 (1)音楽、演劇、古典芸能、ノンバーバルパフォーマンスなどの舞台芸術事業
 (2)和楽器、舞踊、伝統衣装、芸道、工芸等の日本・大阪の文化を体験できる事業
 (3)アニメ・漫画をはじめとするポップカルチャー等の集客イベント事業
 (4)その他大阪の魅力を体験できる事業

■補助限度額、補助率
 上限500万円、補助対象経費の2分の1以内

■応募受付期間
 8月24日(木曜日)〜9月27日(水曜日)

この球を打ち返せるという方は
慎重かつ大胆に臨んでみるといいのではと。

詳しくは、大阪府のサイトを。
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=27866


2017/08/24(木)
喫茶「思いつき」へ


今朝は西出町にある喫茶「思いつき」へ。
「Port」取材のお礼にうかがい、
公演の招待状をお渡ししてきました。
4姉妹全員とはお会いできませんでしたが、
みなさんお元気そうでした。

「Port」には、喫茶「思いつき」は出てきませんが、
波止場の前にあった喫茶店が閉店を迎えるという
30年前の架空の話が出てきます。


以下、1/14の日記より。

ハーバーランドから少し南にある西出町に
「思いつき」という名前の喫茶店があります。
開業は昭和30年。店主の谷岡朗子さんが、
20歳の時に「思いつき」で母親と始めたお店です。

もともと父親が溶接の鉄工所をしていた場所で、
お店は2軒隣の船大工が作ってくれたそうです。

西出町には「神戸ドック」という船舶修理ドックがあり、
その周辺には、鉄工、木工、鋳物、ワイヤロープなど、
下請けの町工場が集積していました。

「思いつき」には、近所から珈琲の出前の注文が
ひっきりなしに入り、食事に行く暇もなかったそうです。

界隈には最盛期、20軒ほどのお店が、
喫茶店だけでも7、8軒があったそうです。

朗子さんは、7男7女、14人兄妹の四女で、
家族を養うため結婚せず、61年間、
このお店を守ってこられました。
今は4姉妹で、このお店を続けておられます。

お店では、昔の界隈の話、市電で女学校に通った話、
昭和42年にあった水害の話、震災の時の話など、
いろいろと伺うことができます。かつて界隈で働き、
常連だった方も、時折足を運ばれます。

ぜひお店が続いている間に、足をお運びください。
残念ながら、Walkin'Aboutを開催する2/4、18は
土曜日なのでお休みですが・・・

写真左より、四女・朗子さん、三女・満知子さん、
七女・晴江さん、五女・紀久恵さん。

喫茶「思いつき」神戸市兵庫区西出町1-2あたり。
平日朝6時から昼2時頃まで営業、土日祝休

※一昨年の朝日放送のロケで、西川きよしさんはここを
 神戸港の「細雪」と表現されています。


2017/08/23(水)
「Port」通し稽古


昨夜は「Port」の通し稽古が行われました。
公演1ヶ月弱前に通しはスピーディーですが
役者の大西智子さんが東京からの参加なので、
次回の稽古は、もう本番直前になります。
この間にいろいろ熟成されていくのでしょう。

イストワール第8話『Port- 見えない町の話をしよう -』
リーディング公演
(神戸開港150周年記念事業「港都KOBE芸術祭」連携事業)


劇作・演出:久野那美

音響:合田加代 /演出助手:藤谷以優・吉村篤生(劇の虫) /
制作:若旦那家康

出演:大西智子(あなざーわーくす)・七井悠(劇団飛び道具)・
中村彩乃(安住の地/劇団飛び道具)・三田村啓示(空の驛舎)・
プリン松・渡辺裕子

 2017年9月17日(日) 20:00 18日(月祝) 13:00/16:00/19:00
 ※各回、開演時間の20分前よりご入場いただけます。
 ※上演時間は約45分を予定しています。

 会 場 神戸アートビレッジセンター ギャラリー

 入場料
 一般(前売・予約・当日):¥1,300 / 大学・専門学校生(前売・予約・当日):¥1,000 / 高校生(前売・予約・当日):\500  

http://floor.d.dooo.jp/hako/

主催:大阪ガス株式会社 /共催 神戸アートビレッジセンター/
協力 港都KOBE芸術祭実行委員会 / 企画・制作:匣の階


道はここで終わっていて、ここは行き止まりだった。
ある時、誰かがその先に海を見た。
海の向こうにあるかもしれない町を見た。 そしてそれを誰かに話した。

そんな町は見えなかった。
だけど、聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話した。
その町へ行ってみたいと誰かが思った。そしてそれを誰かに話した。

ない町へなど行けるはずがなかった。
だけど、聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話した。
海を超える方法を誰かが思いついた。 そしてそれを誰かに話した。

とても現実の話とは思えなかった。
だけど聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話し…

やがて長い時間が過ぎ…
ここを行き止まりだと思う人はもういなかった。
ここは、実は海の向こうの見えない町への門戸なのかもしれないと、誰もがひそかに思っていた。

そして、船が来た。ここは港になった。


2017/08/21(月)
港を描いた寓話


イストワール第8話「Port ‐見えない町の話をしよう‐」
この作品は、神戸港開港150年を機に開催される
「港都KOBE芸術祭」の連携事業という位置づけで、
9/17(日)、18(月祝)に神戸アートビレッジセンターで上演されます。
http://floor.d.dooo.jp/hako/

関西に実在した人物や実際に起こった事件に取材して作品化する
というのがイストワールの趣旨ですが、今回の「Port」は、
特定の人物を描くのではなく、港という存在を
寓話的に、現実から距離を置いて描いています。

現在の神戸港は、日米修好通商条約にもとづき、
1868年1月1日に開港しています。
それまでの港は兵庫にあり、
神戸は砂浜が続く一寒村に過ぎませんでしたが、
海外との通商、交流によって一気に発展していきました。
その後、貨物量の増加、船舶の大型化などを受け、
港湾設備の近代化が進んでいきましたが、
1967年にハワイアンプランター号が就航して以降、
コンテナ船が主流になるにつれて、
港の風景は急速に変わっていきました。
かつてのメリケン波止場は港湾設備としての役割を終え、
1987年にメリケンパークとして生まれ変わりました。
その後大震災を経て、今年2017年4月には、
開港150年を機にリニューアルされています。

港は、どうして港になったのか?
それは、その先に町があると、誰かが想像したから。
港は、これからどうなっていくのか?
きっと、いま誰かが想像している形になっていくはず。
そのことを、ノスタルジーではなく、
未来に希望をつなぐ形で描いてみたい。

「Port」は、そんな作品に仕上がりそうです。
みなさま、ぜひ神戸に足をお運びいただき
港都KOBE芸術祭と合わせてお楽しみください。
http://blog.livedoor.jp/histoire2011/


2017/08/21(月)
「芸術文化魅力育成プロジェクト」の事業者決定

大阪府・大阪市が事業者募集を行っていた
「芸術文化魅力育成プロジェクト」の最優秀提案事業者が、
一般財団法人おおさか創造千島財団に決定しました。
http://www.pref.osaka.lg.jp/bunka/miryoku_h29/index.html

この事業は、大阪アーツカウンシルの提案事業で、
大阪の魅力的な文化資源を磨き発信すること、
芸術文化の担い手となるプロデューサーを育てることを
目標に平成27年度にスタートし、今年3年目を迎えます。

今年度の提案事業者は、5社。
いずれの提案も、大阪の芸術文化プログラムとして
十分な魅力を持ったものでしたが、
今回は、小さな「拠点形成」とそのネットワーク化に
焦点を当てた企画提案が選ばれています。

とりいそぎ、情報まで。


2017/08/19(土)
「みつめればそこに」稽古スタート


10/9(月祝)に奈良県立図書情報館で上演の朗読劇
「みつめればそこに」の稽古が始まりました。
http://blog.livedoor.jp/histoire2011/archives/50394385.html

朗読ワークショップを月1回継続しているので
メンバーは顔を合わせているのですが、
作品をしっかり読み込むのは久しぶりです。
一昨日の稽古では、いったん作り直す積もりで、
という演出家の意向を受けて読みすすめていました。

大阪ガスpresents「イストワールhistoire」第7話
朗読公演『みつめればそこに』 

■プロローグ「入江泰吉がいた奈良」(約15分)
出 演:川中康子 楠木みや子 倉林秀子 小嶋新一 信岡かおり
■朗読劇「みつめればそこに」(約80分) 
作・演出/小栗一紅
出 演  入江泰吉:秋月雁  欅:豊島由香  上司海雲:九谷保元  
入江光枝:小室千恵  入江の弟子:柴垣啓介(劇団ひまわり)
■アフタートーク(約20分)
 ゲスト 11時:矢野建彦  15時:倉橋みどり

日 時:10月9日(月祝)11:00/15:00
会 場:奈良県立図書情報館 1F交流ホール
    奈良県奈良市大安寺西1丁目1000
定 員:各回200名(先着順/定員になり次第、締め切り)
料 金:1,000円(受付にてお支払い)
お問合わせ:0742-34-2111 (奈良県立図書情報館)

 戦後40年以上にわたって奈良を撮り続けた写真家・入江泰吉氏。その自宅は、古都・奈良の情緒を残す東大寺の境内地にあります。家の窓の外には、手を伸ばせば届く距離に大きな欅の木が生えています。
 入江氏の生まれる前から、そして亡くなった後も、そこにあり続けている欅。この欅を“時代をつなぐ語り部”として、入江氏の後半生を描いています。

主 催:大阪ガス株式会社
共 催:奈良県大芸術祭実行委員会・奈良県立図書情報館
後 援:奈良市・奈良県ビジターズビューロー
協 力:入江泰吉記念奈良市写真美術館・入江泰吉旧居

申込み方法
■奈良県立図書情報館ホームページ申込みフォーム
 http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html


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