過去の日記 9

2004/03/13(土)
等比級数的に増え続けるブドウ球菌
今日は朝から夕方まで食品衛生管理者講習。
朝から谷町六丁目まで行って
ずっと食中毒とか細菌とかウイルスの話を聞いてました。
手洗いに対する考え方とかずいぶん変わりました。

ずっと机の前に座って
話を聞きつつ、適度に居眠りする半日。
ずいぶん体が休まりました。

会場で、元amusの石川あき子さんとばったり。
彼女も4月2日に肥後橋に「カロ」という
カフェ&本屋さんをオープンさせるそうで。
お昼は一緒に「心裸」という町屋カフェに行き
お店を開ける者同士での情報交換などしていました。

夕方には来週からMebicで始まる「AD RACE」の打ち合わせ。
今回告知が遅れてしまったのですが
とてもいいイベントになると思いますので
みなさま、ぜひお越しください。
http://www.mebic.com/event/index.htm


2004/03/12(金)
映画と商業映像とが地続きになる可能性
昼過ぎにクリエイターズユニオンの
田中光敏さんにお会いしました。
CMディレクターであり、会社の経営者であり
「化粧師」「精霊流し」を撮った映画監督でもある方です。
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/kakeru/34.html

自分が撮りたいものが先にあるというよりも
現場がかかわる多くの技術者の力を活かし
クライアントやスポンサーからの要求に
きちんと応えていくものづくり。

商業の仕事でも映画でもスタンスは一緒。
でもそこにはきちんと
自身のメッセージが込められている。

バランス感覚のとてもいい方でした。


夜のOCC!は映像クリエイターの片山宏明さん。
モーショングラフィックス(※)について
いろんな作品を紹介しながらお話しいただきました。
(※)グラフィックデザインが動いているようなものです

片山さんも商業映像と映画の両方を撮っている方ですが
商業の仕事では、自分の納得のいく部分は1割から2割。
それは商品を売らんがための広告映像の多くには
深く共感できる「理念」「テーマ」がないから。


映像を作品として作ることと仕事として作ること。
今日お二人のお話を伺っていて、ある可能性が見えてきました。


2004/03/11(木)
...sur la table
今日のコモンカフェ試験営業は
舘川輝昭さんと西原ユウコさん。
フランス料理と、フランス語のサロンでした。
お昼にお邪魔してランチを頂き
夕方の「ぴあ」取材に立ち会い
夜11時にまた顔を出しました。

ナイフ・フォークがなくて
スペアリブをお箸で食べていただいた、とか
カチット専用のガスコックに
無理矢理ガスホースをつないでオーブン使った、とか
試験営業でごめんなさい、なトラブルも
いくつかありましたが
シェフ舘川の腕前はやはり抜群でした。
多くのお客さんに来ていただき
用意していた料理はほぼ完売したようです。

閉店後に掃除をしたら厨房内の水勾配が甘く
フロアに水が流れ出したりというトラブルも最後にあり
本格オープンまでのあと3週間
課題はまだまだいっぱいです。


MebicでのOCC!は山口照美さんによる
「ビジネスアイデアを叩き出す!企画力向上勉強会」。
以前扇町Talkin'Aboutで「業態開発の夕べ」というサロンを
何度もやりましたが、それをもっと上手に
いっぱい人を集めてやっている感じでした。

シングルズは梅田メメ子さん&大橋さん。
芝居の話で盛り上がっていました。


2004/03/09(火)
徐々に、徐々に
common cafeに茶色のカーテンがつきました。
カーテンで厨房と箱棚を隠してしまうと
ちょっとした劇場に早替わりです。

昼に太陽の塔でKIWISHOPの樫山さんと打ち合わせ。
トイレの改修や看板作成など
オープンまでにまたいろいろと
お力を借りることになりそうです。

樫山さんには、今回の工事の施工管理を
ずっとお願いしてきましたが
その対価としてお支払いした金額全てを
common cafeのために寄付して下さいました。

今回のカフェプロジェクトでは
いろいろな方々を巻き込んでしまいましたが
そうした方々が、自分のこととして
楽しんでかかわって下さっていることを
申し訳なくもありがたくも思います。


夕方にはメニュー本のミーティング。
伊東俊介さんの写真
酒部の北村さん、ミゾブチ君のお酒の薀蓄
吉永美和子さんの中崎町紹介などが集まってきて
何となくイメージが見えてきました。

これを黒田さんと廣津さんが
どう仕上げるのかが楽しみです。

明日(10日)は
舘川さんと西原ユウコさんによるカフェ試験営業。
昼間はフランス料理
夜はフランスについて語るサロンになるそうです。
http://www.a-lab.jp/slt/


2004/03/09(火)
14という数字に縁のある
無事確定申告が済んだことで
一つ肩の荷が下りました。
シングルズは去年1年間で14万円しか
収益をあげていないということに
びっくりもしましたが。

今日はシングルズ「説教バー」。
14名の方々がマスター実習を受けられました(過去最多)。
マスターとして登録している方は合計で140名になりました。

新しい人と出会うのは楽しいです。
お店がまた新たなうねりを生み出していくようで。


2004/03/07(日)
ゆっくりとしか理解できないことがある
今日の昼に、Common Cafeのことが
MBSの「せやねん!」という番組で紹介されました。
店長が日替わりで替わるカフェ、ということで。

いちおう好意的な取り上げ方なのですが
「ノルマ」ではなく「家賃」という言われ方をしたり
お店に入る人はほとんど儲からず、オーナーだけが
儲かる仕組みであるかのように言われたりしていました。

産経新聞に載ったときには
やはり「家賃」と表記されたうえ
「家賃さえ払えば誰でも入れる」と出たことで
何人かの方と不幸な出会い方をしました。

最近は精神的に磨り減ることの多い日々を送っています。


取材を受ける時には、Common Cafeが
いきなり1人で行うにはリスクが高いカフェ開業を
みんなでリスクを分散する形でスムーズに行うシクミであり
さまざまなジャンルの表現空間を、企業や行政に
寄りかかることなく経済的に自立したものにする実験である
ということを、1時間近くかけて喋っているのですが
どうもそんな風には紹介していただけないようです。


金銭的なことについて書いておくと
今回Common Cafeの開業にあたって
約1000万の開業費用がかかっています。
それは僕自身が国民生活金融公庫から借り入れることで
調達しています。
それを今後いろんな方々に出資や寄付を募ることで
徐々に「みんなのカフェ」にしていく予定です。

そして各マスターが日々売上ノルマを果たすことで
家賃・水光熱費・飲食原価の支払いと借入金の返済を
おこなっていきます。

平日昼0円、平日夜15,000円
週末昼8,000円、週末夜20,000円
というノルマを設定して、ノルマ超過分の20%を
報酬としてお支払いする、というシステムで
平日昼4,000円、平日夜18,000円
週末昼8,000円、週末夜21,000円の売上を月27日上げると
ちょうど月12万5000円の借入金が
返済できるメドが立ちます。

これを7年間続けることができれば
1000万の借入れが返済できるという計算になっています。
(ちなみに僕はCommon Bar SINGLES同様
 このシステムで一銭も儲けることはありません)

こういう話は、なかなか表に出ることはありませんが
金銭にまつわる不透明さというものが大嫌いなので
一応書いておこうかと。


さまざまな欲求をもつ個人が集まって
それぞれの自己表現を通じて繋がっていく
欲求の多面体のようなシステム
そんなものを作ろうとしているのです。

それは僕自身の作品であり、自己表現なのですが
これまた、なかなか分かってもらえないんでしょうね。


2004/03/04(木)
反射神経で過ごす一日
午前中にはMebicのプロモDVDの撮影でインタビュー。
昼食を中崎町の「パラボラ」で。
偶然会った「planet」(雑貨店)のかおりさんとお喋り。
その後「cafe caneton」でお茶。

昼過ぎに入所企業のサノオカダデザインさんの紹介で
本業はグラフィックデザイナーで、マグカップを開発した
大塚さんと古川さんという方にお会いしました。
デザインして、商品化したけれど
販路が見つけられない、とのご相談でした。
こんなの→ http://www.25oclock.com/index.html

これは絶対に売れるので、いろんなご紹介をしようと
思っています(「Common Cafe」でも販売しようかと)。

3時に「Common Cafe」について
京都経済新聞の方に取材いただきました。
カフェを作ること、雑貨店を作ることも
演劇や映画を作ることと同じ表現活動だということを
きちんと理解いただけました。
ちなみに取材いただいた記者さんは
その後シングルズにお越しいただきました。

5時頃に産経新聞を読んだ方が訪ねて来られました。
インターネットラジオをやっている方で
貸しスペースのお話と思って来られたようですが
シングルズやコモンカフェのシクミについてご説明すると
改めて関心を持っていただいたようでした。

7時からOMS戯曲賞の受賞パーティを
Mebicのロビーで行いました。
7時半からは三村康仁さんのOCC!。
両方に交互に顔を出していました。

戯曲賞パーティの二次会@正宗屋は断念し
勾玉堂さん&キョウコさんのシングルズに顔を出し
ビールを2杯飲んで帰りました。


2004/03/02(火)
今日は休みをとってカフェのお仕事
今日は朝11時に「common cafe」に行き
オフィス・サンドスケイプの黒田武志さんと一緒に
トイレの内装をどう変えるかを考えていました。
なぜか普通すぎるトイレをどう変えるか
これから知恵を絞っていきます。

昼の3時に中之島grafのカフェ「ソクラテス」へ。
関西経済団体連合会の「関西アートベンチャー・プロモーションフォーラム」
という集まりに顔を出しました。

アートコンプレックス1928の小原さんと
エンゼル証券の瀬戸さんが、アートコンプレックスでの
演劇ロングラン公演ファンドの話をされた後に
「common cafe」の趣旨とスキームについて
喋ってきました。
みなさんに面白そうに聞いていただきました。

夜は毎日放送の取材。
僕はお店の趣旨を喋りましたが
ミゾブチ君、五条君、吉永さんらのマスターと
世界一団の平林さん、Go!マグの羽賀さんには
テンション高くインタビューに答えていただきました。
基本テンションの低い僕にとっては
ありがたいスケットでした。

ちなみにこの模様は、3/6(土)11:00〜の
「せやねん」という番組で見られるようです。

取材が少し延びたので
後をミゾブチ君、五条君らに任せ
今日も終電で帰宅しました。


2004/03/01(月)
本イベントも無事終了
昨日は「The Books Are Alright!」プレゼンテーション。
20数団体の方々に舞台上に上がっていただき
プレゼンをしていただきました。

フリーペーパー製作者、書籍製作者、出版社、書店
さまざまな立場の方々に参加していただき
活動の内容、動機、今足りないもの、今後の予定
などをうかがいつつ、パークエディティングの
藤本智士さんにいろいろ質問をしていただきました。

全部で2時間半ほどかかりましたが
その後のロビーでは、いろんな交流が
生まれていたようです。

どうにか片付け終わったのが23時。
それからCommon Cafeの試験営業を覗き
それからCommon Bar SINGLESを覗いて
終電で帰りました。

ちなみに今日(3月1日)も夜9時半から
Common Cafeの試験営業を行います。
時間中に、毎日放送の「せやねん」という番組の
取材が入る予定です。


2004/02/29(日)
ネオ・フォークロアという思想
昨日は「The Books Are Alright!」のトークセッション。

第一部は「関西情報誌 編集の現場と消費の現場」と題して
『ミーツリージョナル』編集長の江弘毅さん
『大阪人』編集長の北辻稔さん
なんばミヤタ代表取締役の宮田伸さんに
お話しいただきました。

『ミーツ』が出した『日帰り名人』
『神戸本・大阪本・京都本』のねらい
『大阪人』の編集に込める思い
そして編集の人間と販売の人間が意見を交換し
お客さんが求めているものを編集側が敏感に感じ取り
それを雑誌作りに活かすことの重要性
などが見えたお話でした。


第二部は「本の作り方・売り方」と題して
アーティスト・作家であり、windchime booksという
レーベルで本を出している永井宏さん
恵文社一乗寺店店長の堀部篤史さん
パークエディティングの藤本智士さんに
お話しいただきました。

一日の生活のなかで
人はだれでも何かを選びとり、編集しながら生きている。
それと同じように、誰にでも表現はできる。
文章や詩を書いたり、お菓子をつくったり
本やフリーペーパーをつくったり
カフェや雑貨店や書店をつくったり。

戦後世界のあらゆるものを受け入れてきた日本人が
自分たちの中に蓄積されたものを再編集し
その先に新たな表現を作り出していくチャンス
そんな過渡期に僕らはいるんじゃないか。
永井さんのお話は、聞く人々を惹きつけていました。

そして同じく、熱い思いを持って
本やフリーペーパーを作り続ける藤本さん
そうした個人の思いがつまった本を受け止めて
自分がいいと思うものを選び取り
お客さんに伝えていく堀部さん
みなさんのお話にはとても多くの含蓄が詰まっていました。

当日のアンケートには、「時間が短すぎる」との
お叱りをいくつかいただきました。
それだけお話の内容が良かったということなのでしょう。


「Common Cafe」は吉永美和子さんと
「太陽の塔」の広畑さんによる試験営業。
夜11時前に行きましたが
いい感じのサロンになってました。


2004/02/28(土)
The Books Are Alright ! / BOOKMAKERS'DELIGHT
昨日(26日)からMebicで
「BOOKMAKERS'DELIGHT」が始まりました。

「BOOKMAKERS'DELIGHT」は
もともとFM802の谷口さんが
過去2回南船場の「under×public」でやっていた
フリーペーパー・ミニコミのイベントでした。

それが3回目は、書店業・出版業・編集業に
携わる方々に集まっていただいてのショーケース企画
「The Books Are Alright!」の一環として
開催されています。
いわゆるダブルネームというやつです。

会議室を利用される方や入所企業の方
OCC!を受講しに来られた方が覗いていかれるので
なかなか不思議な出会いがあるようです。


さて、ようやくこのサイトの中の
「Common Cafe」のページに
仮データがアップし始めました。 
ロゴや地図が載っていますので
一度ご覧ください。
http://www.talkin-about.com/cafe/


2004/02/26(木)
「布」のつぎは「本」
明日26日(木)から扇町ショウケースvol.2
「The Books Are Alright!」が始まります。
http://www.mebic.com/event/index.htm

今日はいろんな方々が
展示用のフリーペーパーや本を
Mebicに持って来られました。
Mebicのコラボレーション室は
本屋さんのようになっています。

28日(土)には本や雑誌を製作する方と
本屋さんによるトークセッション
29日(日)には主に関西で活躍する雑誌編集者、
書店店主、フリーペーパー・ミニコミ製作者といった
方々によるプレゼンテーションが行われます。
僕はまた両日司会をしてます。

28日(土)のカフェ試験営業は
演劇ライターの吉永さんと
カフェ太陽の塔の広畑さんにお願いしました。
昼3時頃には顔を出そうと思ってますが


今日は夕方にムートン・ドールの舘川さん
カフェ部のタイラさん、西原さんとカフェで打ち合わせ。
調理用具の購入について話しました。

シングルズは大仲さん。
ドライカレーを食べ損ないました。


2004/02/25(水)
AD RACE
広告。

それは広告をつくるクリエイターの立場からすれば
自らのクリエイティビティの「発現」。

それは広告を発注するクライアントの立場からすれば
お金をかけて、自社の製品・サービスや理念を
お客さんに伝えるための「ツール」。

そして消費者の立場からすれば
今足りない何かを満たす方法を教えてくれる「メッセージ」。

さて、正しい「広告」とは
いったいどんな形をしているのでしょう?


メビック扇町では、この3月に「広告」について
広告主と広告クリエイターの双方の立場から考えるための
一連のイベントを開催いたします。

まだ告知できないのが残念ですが
みなさま、3/16[火]〜26[金]のメビックの動向に
ご注意ください。


2004/02/24(火)
飛び火する情報
昨日(22日)の試験営業の様子が
今日(23日)の産経新聞朝刊に掲載されました。
産経はやはり早いです。

記事はその後FM802と
道上洋三さんのラジオでも紹介されたようです。
問合せ先がMebic扇町となっていたため
仕事中電話が鳴りまくってました。

自宅で作っている野菜を使った料理を出す
オーガニックカフェをやりたい、という女性
自営でやっていた金属加工業を廃業し
年金生活を送っているがこのまま終わりたくない、と
何かを探している男性
発酵食品や地ビールを作っている会社の社長さん
などなど、いろんな方々からお電話をいただきました。

カフェに入っていただけるかどうかは分かりませんが
出会うというものはなかなか味なものですね。


ただ、記事にはいくつか事実誤認がありました。
とくに「誰でも」「自由に」「家賃さえ支払えば」
というあたりは、カフェやアートスペースを
一人で経営・運営するのが難しい時代に
有志が集まってみんなで維持する、という
「Common Cafe」の趣旨が伝わる表現ではなかったな、と。

このあたり、今後はきっちりと伝えていきたいと思います。


2004/02/23(月)
Common Cafe試験営業、終了!
今日は朝10時にCommon Cafeに入り
まず椅子の組み立てにかかり
11時半から食器とコーヒーメーカーについて話し合い
12時に「太陽の塔」で昼食
13時から15時まで配送品受け取りと
買い出し、食器洗いをして
15時にどうにかオープンしました。
ガスホースが到着したのが14時55分で
どうにか直前にお湯を沸かせる状態になった
というハプニングなどもあり。

15時からは、知り合いばかりですが多くの方に
お越しいただきました。
試験営業ということで
コーヒー・ジュースを200円
アルコール類を300円でお出ししました。
産経新聞の方も写真を撮りに来られ
あわせて鈴鹿さんに取材をされていました。
早ければ明日、遅くとも今月中には載るとのことです。

18時頃からは照明を落としましたが
その後はお酒がよく売れました。
オリオンビールばかりやけに売れました。
20時過ぎからはオカさん、ミゾブチ君が
DJとして音楽をかけている状態で営業。
悪天候にもかかわらずお客さんは一杯で
とてもいい盛り上がりをみせました。
フィッシュマンズの「Season」を聴くと
ああ、このために頑張っていたんだな、と。

22時半には営業を終了して後片付け。
掃除機を買わないと掃除がかなり大変だと分かりました。

来週は僕はMebicイベントで身動きが取れないのですが
メンバーに任せて週末に開けてみようかと。


2004/02/22(日)
Life×Design=・・・
今日(暦上は昨日)はMebicで
扇町クリエイティブ・コンファレンスvol.3
「Life×Design=  」を開催。

IDEE R-projectの黒崎輝男さん、武藤弥さん
Arts&Craftsの中谷ノボルさん
そして音響空間デザイナーの辻邦浩さんによる
リノベーションを軸としたトークセッションです。
司会進行は僕が務めました。

開演が15分押したりと、ばたばたと始まりましたが
都心居住の話、リノベーションのさまざまな可能性の話
働き方についての話、大阪でのさまざまなプロジェクトの
話など、かなりいい感じのセッションになったのではと。

交流パーティにもかなり多くの方に残っていただき
大盛況のうちに終わりました。

と、あまり主観を交えず報告してみました。


裏には開演前にパネラー全員でシングルズで飲んでたり
黒崎さんと武藤さんがうどんを食べに行って開演が遅れたり
かなりいろんなことがあって面白かったのです。

パネラーの方全員が魅力的な方々だったのですが
その、中でもやはり黒崎さんはすごいなあ、と。

主観入りの感想でした。


2004/02/22(日)
素敵な本屋さんは甘くない
昨日のOCC!は京都三条にあるメディアショップの
斉藤孝司さんによる「素敵な本屋さんをつくりたい」。

とてもよくまとまった、分かりやすい内容でしたが
開業に必要な資金、経営についての知識など
タイトルに惹かれて来られたであろう人にとっては
いささかハードな内容でした。

それは本屋の経営というものが相当シビアな状況に
あるということと、そうした状況を知らずに
本屋さんに憧れる人が多い、ということを
反映してのことでしょう。

2/26〜29にはMebicで「The Books Are Alright!」
という、本とフリーペーパーのイベントを行います。
とくに28,29のトークセッションとプレゼンでは
昨日の講座に近い話がいろいろ出てきそうです。
興味ある方、どうぞMebicまでお越しください。
http://www.mebic.com/event/index.htm


2004/02/20(金)
カフェメニュー本プロジェクト、始動!
カフェに家具が搬入されました。
http://www.ne.jp/asahi/yos/studio/CCS/

お店の色合いがかなり教室っぽくなってきました。
テーブルの組み立てと椅子の納品がまだなのですが
このあたりが済むと、かなり凝縮した空間に
なりそうな気がします。
ちなみにカフェの席数は18席です。

夕方にはオフィス・サンドスケイプの黒田武志さん
写真家の伊東俊介さん
編集の廣津尚美さん
ライターの吉永美和子さんと
カフェメニューについて打ち合わせ。

きっちりとアートディレクションされた
お店でしか見られないメニュー本をつくる
そんなプロジェクトが動き出しました。


ここのところ毎日OCC!があります。
(ちなみにOCC!とは
 扇町クリエイティブカレッジ!の略です)
企画した立場上ほぼ全部聞いているのですが
相当いろんな情報や知識が日々蓄積していきます。


2004/02/19(木)
今日は2つ宣伝
■扇町クリエイティブコンファレンス 
Vol3 「Life×Design= 」

【日時】2004年2月21日[土]  
コンファレンス 17:00-19:00 
     パーティー19:00-20:30
【会場】扇町インキュベーションプラザ(Mebic扇町)2F
【参加料】コンファレンス 2000円 
     交流パーティー 1500円
【パネラー】黒崎輝男氏・武藤 弥氏(IDEE R-project)
       中谷ノボル氏(Arts&Crafts)
       辻邦浩氏(音響空間デザイナー/cafe mode)
※詳細はこちら http://www.mebic.com/event/02_21.html

 住宅のリノベーションに関するお話です。
 ちなみに当日の司会進行は僕、山納でございます。


■「Common Cafe」試験営業

【日時】2004年2月22日[日]  
     カフェ営業 15:00-20:00 
     クラブイベント 20:00-

 やっとカフェの体裁が整ってきました。
 当日には産経新聞の取材(撮影)が入る予定ですので
 ぜひみなさま、賑やかしにでもお越しください。


2004/02/18(水)
盆と正月を足して2を掛けたような
22日(日)のカフェ試験営業にむけて
食器やオーブンを手配したりしています。
どうにか午後3時からは
コーヒーが出せるのではないか
という見通しが立ってきました。

仕事がとてもばたばたしているので
せわしなく過ごしています。

短い日記が続きます。
面白いことは日々いろいろ起こっているのですが・・・


2004/02/17(火)
カフェの現状
現在こんなことになっております。

吉永健一さんによるCommon Cafe図面公開HP
http://www.ne.jp/asahi/yos/studio/CCS/

吉永美和子さんの日記
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/6860/0402.html


2004/02/15(日)
顔合わせも兼ねたミーティングと買い出し
今日は朝11時にCommon Cafeに集合。
10数名のメンバーが集まり
カフェミーティングを行いました。

厨房機器や調理器具
食器類をどうするかの話し合いを行い
昼食はみんなで中崎町の「太陽の塔」へ。

僕はオカさんと2人カフェに居残って
「パラボラ」に注文してできたら取りに行くという
出前のオペレーションを試してみました。

昼食後はまた話し合いを続けて
3時過ぎから買い出しと掃除を始め
6時半までやっていました。
途中役者の川下大洋さんが来られたり
Spoonメンバーの生演奏があったりしました。

20日には棚とテーブルと椅子とアンプが納品され
22日は朝から準備をして
午後3時から試験営業を
そして午後8時からは
試験DJイベントを行う予定です。

お互いに知らない人が集まってミーティングして
買い出しをお願いする、という
Common Bar SINGLESオープン時以来の動き。
なかなか新鮮でした。

作業が終わり解散した後は
吉永兄妹、マツオさん、オカさんと「巣バコ」で食事して
「楽園食堂」で飲みながらますかわさんと話し
シングルズの朗読イベントに顔を出しました。


2004/02/14(土)
サロン文化を流行りではなく生活のベースにしたいものです
扇町Talkin'Aboutという企画を
もう4年近く続けています。

演劇・映画・アート・音楽・文学・哲学・ポエトリー・
お笑い・サブカルチャー・旅行・雑貨・カフェなどの
ある決められたテーマについて、集まった人たちで話す
というサロン企画です。

続けています、というのがおこがましいほど
最近は顔を出せてません。
(毎晩のようにOCC!があるので
 すっかりごぶさたしてしまっています・・・)

それぞれのサロンには主宰者がいて
2時間ほどの間にいろんな話をつないでいきます。
集まった場所の飲食代しかかからない企画なので
このシクミを使っていろんな人が遊びはじめれば
とても面白いことになるのに、と今でも思っています。

思いのある方々が今でも地道に続けて下さっていますが
どこかでまた大きな展開ができればと思っています。


いっぽうでOCC!が
Talkin'Aboutのようになることがあります。
少人数での双方向的なコミュニケーションが
うまくいった時に人が感じる満足感というものは
相当高いということを改めて感じます。

また反応のかえってくる10人に対して話をすることは
話を聞くだけの100人に対して話をすることとは
また別の技術がいる、ということを再認識します。


今日のカフェ工事は電気関係を主に。
今日で家具以外の工事は完了です。
http://www.ne.jp/asahi/yos/studio/CCS/

シングルズはヨシカワトモコさん。
夜11時に行きましたが
一杯で入れませんでした。


2004/02/13(金)
今日は文化的活動が15時間。
朝から阪神百貨店7Fの無印良品へ。
カフェの厨房収納器具のカタログを貰いに。
その後楽園食堂のますかわあゆみさんと
天六のコーヒー屋で待ち合わせて
コーヒー豆の発注先を吟味。

その後楽園食堂で昼食。
カフェ部の西原ユウコさんも偶然来られたので
その場でカフェ部ミーティング。

そして北税務署に立ち寄り
確定申告について質問。

夕方に南堀江へ。
cafe modeの辻邦浩さんと2/21イベントの打ち合わせ。
http://www.mebic.com/event/02_21.html

夜はOCC!。
山崎亮さんによる「まちづくりの民営化」。
ランドスケープデザイナーという立場ながら
公園の設計をきっかけに
まちづくりに関わるようになった方です。

自発的な、楽しみとしての活動が
どこから公共性を帯びはじめるか、ということに
非常に鋭い視点を持っておられる方でした。
中崎町や中津や浮田のお店の人たちが
「仕事」と「趣味」と「休息」という形ではなく
「文化的活動」と「休息」という形で
時間を使うようになってきている
という話はとても面白かったです。

講座の後は、山崎さんと受講者の方々と
レインドッグスに流れて飲み会。
よくTalkin'Aboutで使わせていただいているお店ですが
この飲み会がTalkin'Aboutのようでした。

シングルズは梅田メメ子さん。
すっかりマスターが板に付いてきたようです。

終電でアートシアターdBの大谷さんと
大阪市大大学院の井上さんのお二人にばったり。
行政とアートプロデューサーがいかに付き合っていくか
そんな話をしながら帰ってきました。


2004/02/11(水)
梅田−中崎町−扇町−中崎町−扇町−梅田
午前中に梅田のFranc Francに寄り
カフェの椅子を発注。
その後工事中のカフェへ。
塗装工事を行っていました。

吉永健一さん、樫山さんと打ち合わせた後
吉永さんと一緒に「太陽の塔」で昼食をとり
「caneton」でお茶を飲みました。

Mebicでのお仕事は、2/29(日)に行う
「The Books Are Alright!」のプレゼンの準備を中心に。
http://www.mebic.com/event/02_26.html

まだWEB上に名前は上がっていませんが
20〜25名のフリペ・ミニコミ製作者、書店店主、
出版社、編集者などの方々にご登場いただく予定です。
本にかかわるいろんな方に出会える場にしようかと。

夕方にカフェの現場を覗いてから
「Lights」で夕食。

夜はOCC!。
チェルシーガーブというアパレルブランドの
小松昇平さんにお越しいただきました。

岡山のデニムの工場の方々に
いろんな試作品を作ってもらい
そこから納得のいったものだけを製品化する
というものづくり。
妥協のないディレクションの先に
ブランドは立ち上がるということを再認識しました。


2004/02/10(火)
カフェの現状、バーの現状
コモンカフェには
今日カウンターと厨房機器が入りました。
ちょっと工程が押しているのですが
2月20日には完全にお店が出来上がります。

その後週1回のペースで
土日のどちらかで試験営業を重ねて
オペレーションを固めていって
4月1日のオープンに備えたいと思っています。

今日のシングルズは「説教バー」。
新しくマスターになる方の実習日です。
今日は3名の方が新たにマスターになりました。
また月曜日にもかかわらず
7名ものいちげんさんが来られ
えらく忙しい日になりました。


2004/02/08(日)
宮本常一の視点
元シングルズマスターの岩本和子さんに薦められて
民俗学者・宮本常一氏の本を2冊並行読みしています。

戦前から戦後の高度成長期にかけて
日本の農村・漁村を旅して歩き
そこにいる人たちの話を聞き
膨大な著作物を残した人です。

そこで生きていくしかない
運命共同体のなかで起こるさまざまな問題。
才能あふれる人たちばかりが
集まっているとは限らない環境で
日々起こるそうした問題を、決定的に人間関係を
損なうことなく解決していく方法の蓄積が
日本の農村や漁村には蓄積されていました。

夕方に創造都市についてのシンポジウムに
顔を出してきました。
文化的資源と経済・社会をつないでいく才能を
一人でも多く生み出していくことで
創造的な問題解決が次々に生み出される土壌を
大阪に作っていくことが大事である、という話です。

創造都市にまつわる議論は
クリエイティブな才能を輩出すれば社会が変わる
という形で、ともすれば才能待望論に向かいます。
また往々にして、アートやクリエイティブに携わる
人たちの話を聞かず、作られたものを見ずに
話が展開されていきます。

宮本常一氏がとってきた
現場に足を運び、そこにいる人たちの話を聞き
決して才能に頼るだけではない問題解決の方法を
見つけ出していく、という視点が
議論をより地に足のついたものにするために
必要なのではと感じています。


2004/02/07(土)
ゆでがえるの法則
かえるをいきなり熱湯のなかにいれると
あまりの熱さに飛び出してしまうが
水の中にかえるを入れ、 徐々に水温を上げていくと
そのかえるは熱湯でゆであがってしまい
やがて死んでしまうそうです。

さいきんいろんな方面で
「ゆでがえる」な人たちに出会います。

まだ40℃ぐらいのお湯に浸かっている人たちは
かえるとは違って危機感を持っていますが
みんなで浸かっていれば大丈夫、と
思っているフシがあります。

50℃ぐらいのところになると
何とかしようともがきはじめて
自分たちが持ち合わせている武器で戦い始めます。

本当にゆであがる寸前になると
特攻隊になるか、あきらめにかかります。

今、自分がどこにいるのか
そしてどこにいけば、また何を持っていれば
ゆであがることなく暮らしていけるのか
冷静に考えられる間に考えておくことは大事です。


今日は昼食を中崎町の「confidence cafe」で
夕食を同じく中崎町の「太陽の塔」で。
confidenceさんには出前メニューで
太陽の塔さんには夜に入っていただく形で
それぞれ「Common Cafe」に関わっていただけそうです。

「Common Cafe」はここにきて
「中崎町センター」の趣を呈し始めてきました。

夜はOCC!.
CID研究所の高田雄吉さんに
ロゴデザイン、CIのお話をしていただきました。

シングルズは恒川さんの「芝居人の集まるバー」。
ずいぶん懐かしい顔ぶれに出会いました。


2004/02/06(金)
メタファーとしてのメタセコイア
昼にカフェの現場を覗くと
すでに軽天は吊り終わってました。

昼食をどこかで食べようと
中崎銀座を歩いていくと
シングルズマスターの沖村君が
「N-STYLE」の中から声をかけてきました。
で、そこで一緒に昼食。
久々にいろんな情報交換をしました。

4時に産経新聞の取材。
情宣もしていないうちに
すでに「Common Cafe」の取材です。
わりと早いタイミングで紹介していただけそうです。

同時にカフェマスターに興味をお持ちの方に
お話を聞いていただいていました。

6時に廣津尚美さんと打ち合わせ。
編集の仕事をされている方です。
2/28の「The Books Are Alright!」の
トークセッションの司会打ち合わせと
メニューBookの編集打ち合わせを
同時に行いました。
8時からペルペトゥームの吉岡史樹さんも合流し
WEBの打ち合わせも進みました。

「Common Cafe」
それはさまざまな欲求をもった個人が集まって作る
欲求の多面体だと考えています。

それはたぶん、カフェの前に街路樹として植わっている
メタセコイアの球果のような形をしています。
さまざまな欲求をある一点で支えている
そんな形です。

そんなテーマを廣津さんと吉岡さんに投げかけてみました。
さて、どんなメニュー、どんなWEBができることでしょう?


2004/02/05(木)
カフェはカフェで大忙し
■今日の昼間に工事現場を覗きましたが
 軽天(軽量天井)が半分位吊ってありました。

 軽天と塗装が終わって
 家具と厨房機器とカウンターの搬入が終われば
 一応は工事は終了です(2/10頃)。
 2/11、2/15と買い出しをおこない
 遅くとも2/20までには
 試験営業が可能な状態になる予定です。

■現在カフェ、バーのマスターになっていただけそうな方と
 アポを取ってはお会いする毎日。

 飲食業を始めたい、と本気で思っている方
 すでに中崎町でお店をされている方
 OMSに関わっていただいていた劇団の方、などなど。
 実際に4月からのシフトが組めるかどうか
 気の抜けない日々が続いています。

■お店のメニューのアートディレクションを
 オフィス・サンドスケイプの黒田武志さんにご相談中。

 お酒の薀蓄がふんだんに盛り込まれていたり
 近所のカフェのメニューが載っていたり
 いい感じの写真やエッセイまで載っていたりする
 数十ページもある、アートブックみたいなメニュー。
 そこに足を運ばないと読めないフリーペーパーみたいな
 イメージにしたいと思っています。

■お店のあるビルの前を
 公園化するたくらみが進行中。
 http://www.ne.jp/asahi/yos/studio/CCS/

■そしてお店が回り始めたら
 大阪にやって来た人が足を運ぶようになる
 「大阪エコミュージアム」の拠点のように
 機能させたいと考えてます。
 とりあえず「大阪人」のバックナンバーは
 全冊揃えてみたいなと。
  
 
忙しい日々です。 


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shiromuku(hu1)DIARY version 3.02