2004/03/07(日)
|
ゆっくりとしか理解できないことがある
|
今日の昼に、Common Cafeのことが MBSの「せやねん!」という番組で紹介されました。 店長が日替わりで替わるカフェ、ということで。
いちおう好意的な取り上げ方なのですが 「ノルマ」ではなく「家賃」という言われ方をしたり お店に入る人はほとんど儲からず、オーナーだけが 儲かる仕組みであるかのように言われたりしていました。
産経新聞に載ったときには やはり「家賃」と表記されたうえ 「家賃さえ払えば誰でも入れる」と出たことで 何人かの方と不幸な出会い方をしました。
最近は精神的に磨り減ることの多い日々を送っています。
取材を受ける時には、Common Cafeが いきなり1人で行うにはリスクが高いカフェ開業を みんなでリスクを分散する形でスムーズに行うシクミであり さまざまなジャンルの表現空間を、企業や行政に 寄りかかることなく経済的に自立したものにする実験である ということを、1時間近くかけて喋っているのですが どうもそんな風には紹介していただけないようです。
金銭的なことについて書いておくと 今回Common Cafeの開業にあたって 約1000万の開業費用がかかっています。 それは僕自身が国民生活金融公庫から借り入れることで 調達しています。 それを今後いろんな方々に出資や寄付を募ることで 徐々に「みんなのカフェ」にしていく予定です。
そして各マスターが日々売上ノルマを果たすことで 家賃・水光熱費・飲食原価の支払いと借入金の返済を おこなっていきます。
平日昼0円、平日夜15,000円 週末昼8,000円、週末夜20,000円 というノルマを設定して、ノルマ超過分の20%を 報酬としてお支払いする、というシステムで 平日昼4,000円、平日夜18,000円 週末昼8,000円、週末夜21,000円の売上を月27日上げると ちょうど月12万5000円の借入金が 返済できるメドが立ちます。
これを7年間続けることができれば 1000万の借入れが返済できるという計算になっています。 (ちなみに僕はCommon Bar SINGLES同様 このシステムで一銭も儲けることはありません)
こういう話は、なかなか表に出ることはありませんが 金銭にまつわる不透明さというものが大嫌いなので 一応書いておこうかと。
さまざまな欲求をもつ個人が集まって それぞれの自己表現を通じて繋がっていく 欲求の多面体のようなシステム そんなものを作ろうとしているのです。
それは僕自身の作品であり、自己表現なのですが これまた、なかなか分かってもらえないんでしょうね。
|
|
|
|