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Log88

2017/06/26(月)
松山でお店を出すならば(4)


道後温泉から徒歩5分のところに
「道後やや」という観光ホテルがあります。

1泊7〜8千円で泊まれるバジェットホテルですが、
蛇口からみかんジュースが出てくるカウンターがあったり、
上質な今治タオルが選べるラックがあったり、
浴衣がお洒落だったり、朝食のビュッフェが充実していたりと、
行き届いたサービスで注目を集めています。
https://www.yadoran.jp/magazine/88208

「やや」を運営する(株)エイトワンは、
今治タオルの専門店『伊織』、砥部焼食器ブランド『白青』、
宇和島鯛めしの店『丸水』、愛媛みかん加工品店『10(TEN)』
などの飲食・物販事業も手がけておられます。
https://www.projectdesign.jp/201512/pn-ehime/002598.php

社長の大籔崇さんが、もともとパチンコ好きの大学生で、
一時期はニートだったという異色の経歴でも注目されていますが、
街を歩いてみて気づくのが、松山中心部の大規模な物件に
果敢に出店することで、松山の新たな魅力づくりを
実現している、ということです。

伊織・道後湯之町店の2階では、
「えひめのあるうれしい日」という、愛媛県内の
雑貨店や農園、洋服店などが、自分たちのお店や
ものづくりの現場を紹介するフェアを開催していました。
https://www.facebook.com/ureshiihi/

大きな事業を成し遂げた事業家が、
これから事業を成し遂げようとする事業化を支える。

そういう営みが、松山では起こっているようです。


2017/06/25(日)
松山でお店を出すならば(3)


松山の中心地は、大街道という
松山城の南側に位置する繁華街で、
商店街の中は区画の大きな店舗が続き、
東側は夜の街になっています。

松山城に上がるロープウェー乗り場までは
ロープウェー街と呼ばれ、街並みが整備され、
小区画の店舗が並んでいます。

大街道周辺は、地元・周辺からの来街者向け、
ロープウェー街は、観光客向けのお店が多い
というのが、大ざっぱな印象です。

個性的なお店が出店しているのは、
大街道南西の柳井町、湊町とロープウェー街の周辺で、
特に柳井町商店街には、センスの良いお店が増えています。
ただ、界隈を形成できるだけの集積ができるには、
もう少し時間がかかりそうに思えます。

2年前に訪れた、柳井町のバー「ミライカナイ」。
http://www.e-komachi.com/web/gourmet/detail.asp?tnid=38423

かつてロープウェー街にあり、音楽ライブを中心に
イベントを積極的に行い、アンテナの立った若者や
外国人たちが集まる拠点になっていました。

こちらのお店が、また移転されると耳にしました。
店主のタイチさんが新天地として選んだのは
どんな街なんだろうか、と気になっています。


2017/06/25(日)
松山でお店を出すならば(2)


松山城から東、道後温泉に向かう路面電車が通る
勝山通り沿いに、洋食居酒屋だった物件を見かけました。

貼り紙によると、「チカマ」というこのお店は、
店舗移転のため3月末に閉店し、大街道の東の方で、
5月上旬に開店予定とのこと。

で、その移転先に向かってみました。
大街道の東側は、松山市の大歓楽街です。
夜には客引きをかわしながら歩かないといけない街。
その中の雑居ビルの3階に、移転しておられました。

「チカマ」さんは、地元で人気の洋食居酒屋のようで、
物件の建て替えで移転となったようです。
https://www.facebook.com/aloha0115/

ファサードで個性を発揮できる路面店から
繁華街の雑居ビルへの移転という選択。

そこには、通過交通が多く人が歩いていない場所よりも、
人が飲み歩く歓楽街の方が回遊性に期待できる、
すでに顧客があれば視認性の低い雑居ビルでも大丈夫、

などの判断もあったのではと思いますが、

そもそも個性的な路面店に適した物件が松山に多くない、
というところに、大きなネックがあるのでは、と、
いろいろ見て回っていて感じました。


2017/06/25(日)
松山でお店を出すならば(1)


6/22(木)。仁尾を出て、夕方に松山へ。
(株)日本エイジェントが営む「繁盛店物語」で、
カフェ開業についてのお話をさせていただきました。
https://www.facebook.com/tenantnihonagent/?fref=ts

もう10年もお話し続けている内容で、
これを本にまとめたのが「カフェという場のつくりかた」です。
http://book.gakugei-pub.co.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1308-5.htm

おかげさまで、みなさんにはご満足いただけたようですが、
では、松山で実際にお店を出すとはどういうことなのか、
それが気になり、23(金)開催のWalkin'Aboutでは
小資本でのカフェ開業に適した物件と環境を考える
というテーマで、参加者7名で歩いてみました。



2017/06/24(土)
仁尾へ(2)


今川さんは、仁尾にある古民家を活用した
「シェアビレッジ仁尾」にも関わっています。
http://sharevillage.jp/nio

シェアビレッジとは、1軒の古民家を「村」に見立て、
「年貢」と呼ばれる年会費3千円を納めて
「村民」となった人たちが、いつでも村を訪れ、
宿泊や滞在ができるようにするというプロジェクトです。
「村民」は、1泊3〜4千円を払えば、古民家に宿泊できます。
http://sharevillage.jp/about/

仕掛け人は、秋田出身のベンチャー企業の代表。
秋田県五城目町にある古民家の再生手法として考案し、
クラウドファンディングで資金調達を果たし、
再生に結びつけています。

シェアビレッジ仁尾は、もともとは塩業で財を成した
旧仁尾村の初代村長・塩田忠左衛門氏の邸宅です。
仁尾の活性化に取り組み若者たちは
一般社団法人「誇(ほこり)」を結成し、
邸宅を買い上げ、シェアビレッジの仕組みを使って、
再生を実現させています。

地域の財産ともいえる古民家・古建築が
空き家になったり、寿命を迎え更新が必要になった時に、
誰が、どうやって再生・維持していくことができるのか。
そのことを考える機会が、最近僕にも増えています。




2017/06/24(土)
仁尾へ(1)


6/22(木)は、夕方の松山での講演前に、
香川県三豊市仁尾に寄りました。

今年4月に、Space Gray Osakaでお会いした、
今川宗一郎さんが営むかき氷カフェ「ヒムロ」で
かき氷を食べるのが、より道の趣旨です。
予讃線の比地大駅からタクシーもバスもなく、
6kmを歩いてようやく到着しました。

ヒムロは、サンビーチ海水浴場のすぐ前にあり、
夏場は毎日行列ができる賑わいだそうです。
そして真冬でも意地で営業しているのだそう。
https://retty.me/area/PRE37/ARE436/SUB43601/100001161087/

今川さんは、地元のスーパー「今川商事」の代表です。
野球推薦で入学した大学を中退後、仁尾町に戻り、
先代からスーパーの経営を引き継いでいます。

それだけでなく、開業後半年で閉店した「ヒムロ」を
引き継いで経営したり、地元のかまぼこ屋のおじいちゃんから
製法を引き継いでかまぼこを作っていたり、
離島への移動販売をしていたり、廃棄食材を活用して
「瀬戸内0円キッチン」を開催していたります。
https://peraichi.com/landing_pages/view/s-0yenkitchen

スーパーを営んでいるからこそできることを通じて、
地元・仁尾を面白くしていきたい。
そんな今川さんは、日本青年会議所が主催する
「日本人間力大賞」にもノミネートされています。
http://nippon-saiko.jp/ningenryokutaisyo/%E4%BB%8A%E5%B7%9D%E3%80%80%E5%AE%97%E4%B8%80%E9%83%8Epr%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/


2017/06/19(月)
大東市・演劇ワーキングスクール


大東市では今年も
「演劇ワーキングスクール」事業が始まっています。
http://www.daito-club.com/theater_top.html

大東に眠っている物語を活かした、演劇による地域活性化。

今年は虚空旅団主宰・高橋恵さんを中心に
「だいとう戯曲講座」「だいとうシニア演劇ワークショップ」
「河内キリシタン列伝朗読ワークショップ」
「『小金屋食品ものがたり』上演」
といった事業が展開されます。


2017/06/19(月)
「みつめればそこに」朗読ワークショップ


昨日の午前中は、奈良県立図書情報館にて
「みつめればそこに」の朗読ワークショップでした。

10/9(月祝)には同作品の再演をするのですが、
WS参加者の方も、プロローグに出演される予定です。


2017/06/18(日)
見えない町、忘れてしまいそうな町。

関西に実在した人物、実際に起こった事件を題材にした
ドラマシリーズ「histoire イストワール」。
第8作目となる今年は、脚本・演出を
「匣の階」の久野那美さんにお願いし、今年9月に、
神戸アートビレッジセンターで上演いたします。

今回は、特定の個人を描くという従来の型を外し、
今年開港150年を迎えた神戸港について、
あえて寓話的に描いてみるという実験をします。
http://floor.d.dooo.jp/hako/

別の角度から言うと、今回の公演は、
Walkin'About@神戸港でのリサーチをもとに、
ドラマを創り出す、という試みでもあります。

また「匣の階」では来年1月に、神戸アートビレッジセンターで、
第5回OMS戯曲賞佳作受賞作『パノラマビールの夜』を
20年ぶりに再演します。

遠く離れた二つの町を寓話的に描いた同作品は、
大震災後の神戸をモチーフとしています。

見えない町、忘れてしまいそうな町。
僕らは神戸というまちに、どんな語り口を持てるのか。
そんな実験に、ぜひお立ち会いください。


イストワール第8話『Port- 見えない町の話をしよう -』リーディング公演
神戸開港150周年記念事業「港都KOBE芸術祭」連携事業

道はここで終わっていて、ここは行き止まりだった。
ある時、誰かがその先に海を見た。
海の向こうにあるかもしれない町を見た。 そしてそれを誰かに話した。

そんな町は見えなかった。
だけど、聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話した。
その町へ行ってみたいと誰かが思った。そしてそれを誰かに話した。

ない町へなど行けるはずがなかった。
だけど、聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話した。
海を超える方法を誰かが思いついた。 そしてそれを誰かに話した。

とても現実の話とは思えなかった。
だけど聞いた人は別の誰かに話し、その誰かもまた別の誰かに話し…

やがて長い時間が過ぎ…
ここを行き止まりだと思う人はもういなかった。
ここは、実は海の向こうの見えない町への門戸なのかもしれないと、誰もがひそかに思っていた。

そして、船が来た。ここは港になった。


劇作・演出:久野那美 / 音響:合田加代 /
演出助手:藤谷以優・吉村篤生(劇の虫) /
制作:若旦那家康
出演:大西智子(あなざーわーくす)・七井悠(劇団飛び道具)・
中村彩乃(安住の地/劇団飛び道具)・三田村啓示(空の驛舎)・
プリン松・渡辺裕子

■開演日時
 2017年9月17日(日) 20:00 18日(月祝) 13:00/16:00/19:00
 ※各回、開演時間の20分前よりご入場いただけます。
 ※上演時間は約45分を予定しています。

■会場 神戸アートビレッジセンター ギャラリー

■入場料
 一般(前売・予約・当日):¥1,300 / 大学・専門学校生(前売・予約・当日):¥1,000 / 高校生(前売・予約・当日):\500  

主催:大阪ガス株式会社 /共催 神戸アートビレッジセンター/
協力 港都KOBE芸術祭実行委員会 / 企画・制作:匣の階


『パノラマビールの夜』

遠く離れた二つの町がありました。
うっかりすれば遠くにあることさえ忘れてしまうほど、二つの町は遠いのでした。
あんまりに遠いものですから、道は途中で足りなくなって途絶えていました。
互いの町を行き来する手段は何もありませんでした。
いつの頃からだったでしょうか。
互いの町がちゃんと遠くにあることを忘れないでいるために、
二つの町は夜になると小さく灯かりを点すようになりました。
夜になるとどちらの町も新しい灯かりを点し、遠くの灯かりを眺めるのでした。
どちら の町も、何があっても灯かりを絶やさないように注意していました。
灯かりを点してお くと、「寂しく」なくなるような気がしたのですが、
それが自分の町のためになのか、遠くの町のためになのか、よく分かりませんでした。

長い時間が過ぎました…

■日時
 2018年1月25日(木)〜28日(日)

■会場 神戸アートビレッジセンター 1階ロビー

劇作・演出:久野那美 / 舞台監督:中西隆雄/
照明:葛西健一 / 音響:合田加代 /
演出助手:プリン松・吉村篤生(劇の虫)/ 制作:若旦那家康
出演:大西智子(あなざーわーくす)・七井悠(劇団飛び道具)・中村彩乃(安住の地/劇団飛び道具)・藤谷以優・チェサン・練間沙(劇団冷凍うさぎ)

主催:階 / 協力:大阪ガス株式会社 / 企画制作:匣の階


2017/06/15(木)
木村邸での勉強会

松山市三津にある木村邸。
ここは実は僕の母方の大叔父の家だった場所です。

来週の松山行きに合わせて、こちらでも
勉強会を開催いただくことになりました。
https://www.facebook.com/events/316816848746940/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22feed_story_type%22%3A%22263%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D


2017/06/14(水)
小金屋食品ものがたり


昨夜は都市魅力研究室で、
劇団●天八「小金屋食品ものがたり」の初稽古でした。

この作品は、大東市にある納豆工場の先代が、
山形から大阪に出てきて納豆づくりを始め、
苦労を重ねながら事業を続けてきた一代記です。

本業が広報コンサルタントで劇作家・演出家で、
大東市出身の福満”グリズリー”ヒロユキさんが
現社長の吉田恵美子さんからのコンサル依頼を受け、
商品づくりのストーリーをまとめて世に紹介しました。
http://710-bar.co.jp/hpgen/HPB/entries/9.html

そしてそのストーリーをお芝居にして、過去2回上演しました。

そして今回、大東市の事業「演劇ワーキングスクール」の
一環で、深野北小学校跡改めアクティブ・スクウェア・大東にて、
10/14(土)、15(日)に再演されることになりました。
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=39368&utm_expid=23100433-4.ie95tTkST4OXnMQEeDypzQ.0

こんな感じで、大東ドラマシティ計画は
じわじわと動いています。


2017/06/14(水)
西成区を探る


昨日は大阪市都市景観委員会のおシゴトで、
西成区の都市景観資源の調査を。

写真左は、千本松渡船場近くからの風景。
写真右は、津守下水処理場、旧第2ポンプ室内部。



2017/06/13(火)
マイホーム☆シアター


大阪・神山町のスナックビルでひっそりと営業する
バー「WaaGwaan」の望月さんが、この6月から、
「マイホーム☆シアター」と題し、
コモンカフェで映画を上映します。
https://popcorn.theater/events/221

「マイホーム☆シアター」

家で友達と観るくらい気楽に…
私たちの生活に関わる身近な社会問題の映画、衣食住に関わる映画、などなどを毎月1回ペースで上映予定。

記念すべき第一回目は『パパ、遺伝子組み換えってなあに?』を上映します。

知っているようで知らない『遺伝子組み換え』…

豆腐や納豆を買うときもパッケージ裏の表記に(遺伝子組み換えでない)とわざわざ書いてある。
なんで?

アメリカでは表示義務すらないらしい。
なんで?

監督は3人のお子さんを持つお父さんでもあります。
この映画を通じて私たちにとって身近であり命に直結している“食”について、すこし考えてみませんか?

『パパ、遺伝子組み換えってなあに?』作品公式ホームページ
http://www.uplink.co.jp/gmo/

日時:6月21日(水)開場:18:00/上映開始:19:30
上映作品:『パパ、遺伝子組換えってなぁに?』(上映時間:85分)
入場料:おひとり1,500円
※1ドリンクオーダー
※ 軽食などのフードもご用意してあります。

ご予約は、こちらから。
https://popcorn.theater/events/221

ちなみに「WaaGwaan」はこんなお店です。
http://www.waa-gwaan.com/


2017/06/12(月)
Walkin'About@高槻市


7月のWalkin'Aboutでは、高槻を歩きます。

今回は高槻市役所の方にもご参加いただき、
「高槻市の定住人口を増やすために必要なこと」を
テーマとして回ってみたいと思います。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @高槻市」

開催日:2017年7月9日(日)
集合時間・場所 15:00 @阪急高槻市駅改札 
再集合時間・場所 17:00 @同上  参加無料 

 高槻市は京都市と大阪市のほぼ中間に当たり、大阪府の東北部に位置しています。北は北摂連山、南は淀川に面し、東は島本町に、西は茨木市に接しています。
 高槻に人が住み始めたのは、約2万年前の旧石器時代のこと。弥生時代になり、安満遺跡では三島地方で最初の米作が開始されました。日本でも有数の古墳群地帯で、真の継体天皇陵とされる今城塚古墳など古墳時代初期から末期までの各時代の古墳が現存しています。

 南北朝期には足利尊氏配下の入江左近将監が城館を設け、戦国時代にはキリシタン大名の高山右近が高槻城主となり、日本のキリシタン史上に輝く足跡を残しました。江戸時代には永井氏の領地として発達し、城下町も発展した。

 明治4年に大阪府に編入され、明治7年には城郭は破却されています。
市制が敷かれたのは昭和18年(1943)。その後工場の誘致、住宅等の建設により、田園都市から産業都市へと発展していきました。昭和35年頃からは人口が急増。これに伴い学校建設を中心とする公共施設の整備・拡充などが行われました。また国鉄高槻南駅前市街地再開発など、都市の基礎となる骨組づくりに取り組んできました。

 市街地を南北に二分してJR東海道本線と阪急電鉄京都線が並行して走り、北部丘陵地は名神高速道路が、中心地南部は東海道新幹線が、それぞれ東西に横断しています。市域の中心は、旧高槻町・芥川町で形成され、主要幹線道路の西側には近代的な工場が建ち、周辺農地は宅地化され新興住宅に変貌しています。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪

 “Walkin’About”は、参加いただくみなさんに、思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
 参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと、解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験を発表いただき、シェアします。


2017/06/11(日)
旅館物件の見学


大阪芸大デザイン学科での演習では、その後、
河内長野駅周辺での、シェアハウス、ゲストハウス、
ブライダル企画の可能性についての検討を始めています。

そして17(土)には、不動産屋さんにお願いして
売りに出ている元温泉地の旅館跡物件を見せていただきます。
「ボロボロで、見てもしゃあないよ」とのことでしたが。

基本的には学生との演習ですが、
もし興味があるという方がおられましたら、
17(土)14:15に河内長野駅改札にお越しください。

*ちなみに14(水)夜、僕は八重別館に泊まります。 
 http://nttbj.itp.ne.jp/0721622353/index.html


2017/06/09(金)
Walkin’About @松山


さて、次回のWalkin'Aboutは、松山で開催いたします。
地元の方に参加いただけるといいなぁ、と思っています

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’About @松山(松山市)」

開催日:2017年6月23日(金)
集合時間・場所 11:00 @大街道駅前 
再集合時間・場所 13:00 @同上  参加無料 

 松山は松山城を中心に発展してきた旧城下町で、古くからの温泉地であるとともに、俳人正岡子規、種田山頭火、文豪夏目漱石ゆかりの地で、俳句や小説『坊っちゃん』『坂の上の雲』などで知られています。

 松山市は、明治22年に愛媛県初の市として発足。当時の市域は、松山城を中心とする現在の都心部のみでしたが、昭和に入り、周辺市町村との合併を繰り返して市域を広げ、観光・商業、港湾、空港などの機能を備えた 近代都市として発展しました。平成17年には周辺の北条市・中島町と合併し、四国初の50万人都市となっています。

 市内には、アーケード街の大街道や銀天街、四国唯一の地下街であるまつちかタウン、松山市駅ビルに併設された伊予鉄高島屋や東急ハンズなどの商業施設、道後温泉、松山城のほか、愛媛県美術館、坂の上の雲ミュージアム、子規記念博物館、伊予かすり会館、伊丹十三記念館など、多様な文化的観光スポットが点在しています。また坊っちゃんスタジアム、アクアパレットまつやま、愛媛県武道館、多目的競技場など、スポーツ施設も充実しています。

 伊予鉄道の松山市内線はいわゆる路面電車であり、松山市駅を拠点に、松山城を囲む形で運行されている環状線、道後温泉と松山市駅、JR松山駅前、本町六丁目を結ぶ系統で運行されています。

 近年は都心部を中心に複合商業施設の建設、鉄道や道路の整備が行われるなど、再開発が進んでいます。また国道バイパスの整備をはじめとする道路整備や郊外電車・バス路線などの整備にともない、松山市の住宅開発は市域にとどまらず、周辺の砥部町・松前町・重信町・川内町・北条市・伊予市にも拡大しています。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪

 “Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
 参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。


2017/06/07(水)
はぐれ梅田の現在形


かつては阪急東通商店街奥の雑居ビルの2階にあり、
扇町Talkin'Aboutでお世話になっていたバー「binoche」。
2004年頃からは、堂山町の奥で営業しています。
https://www.facebook.com/barbinoche/

Walkin'Aboutの時に、このお店に数年ぶりに寄ってみました。

店主の上川さんに「最近この辺りはどうですか?」
と尋ねてみると「ライブハウスが増えた」と。

東通り商店街の奥には、かつて一世を風靡し、
10年前に閉館した「バナナホール」が復活しています。
この日は「BEGIN」のライブをやっていました。

かつて「バナナホール」だった場所は、
2009年に「umeda AKASO」として生まれ変わりましたが、
今年4月には「umeda TRAD」と改称して続いています。

また、兎我野町・ピカデリー跡には「クラブクアトロ」、
野崎町・読売新聞横に「Ganz toi toi toi(ガンツ トイトイトイ)」、
扇町通りには音楽スタジオ「BASS ON TOP」が営む
「梅田Zeela(ジーラ)」ができています。


扇町通りから1本北にある「ムジカ・ジャポニカ」では、
この日、「たま」の知久寿焼さんのライブをやっていました。

このお店の西側の、今はビルが建っている場所は
かつては「扇町ミュージアムスクエア」があった場所です。
15年ほど前に、そこで知久さんにライブをやっていただきました。

北野界隈は、栄枯盛衰の激しい街です。
特に中心部分の商店街・歓楽街には、
華やかなエンタテインメントの殿堂として
一世を風靡し、その後失われたところも少なくありません。

一方で、その縁辺部には、文化的なテイストを保ちつつ、
ひっそりと息づいているお店がある。

そんな場所なのだと再確認しました。


2017/06/07(水)
ASIA BOOK EXHIBITION


5/30(火)開催のWalkin’About@北野には、
8名の方にご参加いただきました。

このエリアの真ん中には阪急東通り商店街があるのですが、
みなさん、兎我野町、野崎町、神山町、堂山町など、
繁華街を少し外した場所を探りに行っておられました。

僕はまず、関テレの上にある、古巣のメビック扇町へ。
編集プロダクション「インセクツ」の松村貴樹さんの企画
「ASIA BOOK EXHIBITION in Mebic Ogimachi」をやっていました。
http://www.mebic.com/event/6182.html

韓国や台湾の出版界には、日本同様、小規模出版社や
インディペンデントな書店が登場しているようです。
そうした韓国と台湾の今が垣間見える出版物が展示されていました。

驚いたのは、台湾や韓国の人たちが、彼らの目線で
日本の面白い場所やお店を編集した、感度の高い本が
こんなに流通している、ということでした。



2017/06/02(金)
へうげもの


リサーチのため、「へうげもの」23冊を
ヤフオクで落札してみました。かなり面白いです。
http://morning.moae.jp/lineup/13

6/12(月)夜の「博覧強記の夕べ」では
この話をしようと思います。

そして明日から公開される「花戦さ」も
早いうちに観てみたいと思っています。
http://www.toei.co.jp/movie/details/1207345_951.html


2017/05/28(月)
6/5(月)夜 common style


さて、ひっそりと告知を。
6/5(月)の夜にはコモンカフェに入ってます。
お時間ありましたら、お越しください。
http://talkin-about.com/?page_id=4260


2017/05/27(土)
アルベルゴ・ディフーゾ


昨夜は京都にある学芸出版社へ。
「世界の地方創生」の出版記念セミナーを聞きに。
http://book.gakugei-pub.co.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2645-0.htm

世界のあちこちの辺境地域での、食、アート、木材活用、
既存ストック活用などの事例についての話を伺えましたが、
その中でもイタリアの「アルベルゴ・ディフーゾ」の話を
特に興味深く聞きました。

「アルベルゴ・ディフーゾ」=分散型ホテル。
空き家を活用して客室、レストラン、売店などをつくり、
町全体を宿泊施設にするというものです。
現在イタリアには120ヶ所ほどあるそうです。

もともとは40年前、大地震の被害で住民が出ていった
地域の復興のために考案された宿泊モデルで、
観光が存在しなかった地を観光地にするという、
新たな可能性を提示しています。

ただ、多くのアルベルゴ・ディフーゾでは、
観光資源を作り出すのに四苦八苦しており、
また住民の生活も共存している町中に観光客を迎えるには、
住民の理解、共感、協力が欠かせないなど、
考えておくべきポイントもあると知りました。

詳しくは、「世界の地方創生」をお読みください。
またこちらのサイトでも概要は分かります。
http://tabi-labo.com/279426/albergodiffuso


2017/05/27(土)
イズミヤ前の行者岩


石川と加賀田川の合流点近くにあるイズミヤ河内長野店。
もともとは温泉旅館が立ち並んでいた風光明媚な場所で
残念な風景だなと思っていましたが、その入口には
「水着での入店禁止」という貼り紙がありました。

近所の喫茶店で聞いてみると、ここの河原は、
泳げるしバーベキューもできるので夏には人が一杯になる。
そしてビールも食材も買えるし氷もタダで貰えるので
みんな重宝しているのだと。
なるほど、そういうものなんですねぇ。

このイズミヤの対岸の建物の手前に、
てっぺんに燈籠がある行者岩があるのですが、
河内長野の子どもたちは、このてっぺんから
川に飛び込むのだそうです。

これはなかなかの度胸試しだと思うのですが、
風景としては、何ともいいな、一度見てみたいなと。

特に地元の方、何か情報をお持ちではないでしょうか?


2017/05/25(木)
温泉街だった河内長野


昨日、大阪芸大デザイン学科の演習として行った
Walkin'About@河内長野は、学生12名と一般の方2名に
ご参加いただき、ぶじ終了しました。

高野街道をたどり、天野酒の酒蔵を訪ねたり、
河内長野荘、奥河内さくら公園まで上がったり、
駅前の商店街でレトロ文具を見つけたり、
にぎわいプラザで木彫り教室を覗いたり、
長野神社、烏帽子形八幡神社にお参りしたりと、
思い思いのコースを辿って楽しんでいました。

Walkin'Aboutは、学生でもちゃんと成立する
フォーマットなんだなと、再確認。

駅の東側を流れる石川を渡ると、戸建て住宅地の先に、
料理旅館があり、その上には旅館跡があります。
これはこの地がかつては温泉地、その後新地として
栄えていた名残りなのだそうです。
詳しくは、この方のブログを。
http://ameblo.jp/idryou/archive1-201405.html

下の料理旅館(八重別館)は、今も泊まれます。
上の旅館跡の物件は、現在売りに出ています。
この辺りをもう少し探ってみようかなと。

昨日はその後、駅前にある「なまくら」で、
天野酒を飲みすぎました。
http://www.amanosake.com/namakura/



2017/05/21(日)
「みつめればそこに」朗読ワークショップ


今日の午前中は奈良県立図書情報館で、
奈良・大和路を撮り続けた写真家・入江泰吉氏を描いた
「みつめればそこに」の朗読ワークショップを開催。

昨年度から数えるともう4回目の開催で、
継続してお越しいただいている方々は、
段々上手くなってきておられます。

このワークショップは9月まで毎月第3日曜に開催します。

そして10/9(祝)には、奈良県立図書情報館にて
「みつめればそこに」を再演するのですが、
その時にワークショップ参加者の方々も登壇されます。
まだ参加者は募集中ですので、興味ありましたら、ぜひ。


朗読劇「みつめればそこに」朗読ワークショップ

日 時 4/16、5/21、6/18、7/16、8/20、9/17(日) 10:00〜12:00(2時間)
会 場 奈良県立図書情報館 奈良市大安寺西1丁目1000
Tel 0742-34-2111
講 師 小栗 一紅
  
参加料 各 1,500円
内 容 簡単なストレッチ・発声・朗読(初めてでも大丈夫)
持ち物 動きやすい服装・飲み物・筆記用具
定 員 20名(先着順)

お申込み  メール ogurikazue@yahoo.co.jp(小栗)
 ※件名を「朗読WS」とし、本文に以下情報をご記入ください。
○お名前 ○年齢 

お問合せ 大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室
     Tel 06-6205-2366

主 催  大阪ガス株式会社


2017/05/18(木)
クレオ カフェ開業チャレンジ講座


大阪でも7/13(木)に「カフェ開業チャレンジ講座」で喋ります。
ただし6回の連続講座の1コマで有料ですが。
興味ありましたら、アプライください。
http://www.creo-osaka.or.jp/chuou/pdf/h29s_cafe.pdf


2017/05/18(木)
河内長野の宿泊観光を考える


大阪芸大でのデザインプロデュース演習。
全15回のうち、5回が終わりました。

「雑談と良い質問からプロジェクトは生まれる」
このことを体感してもらうべく、検索エンジンを
映しながら雑談を重ねていますが、

先週に「GWにどこに行って、どうだった」という話から、
都市近郊の宿泊観光を企画できないか、と展開し、
その可能性を探るべく、5/24(水)に
河内長野を探ることになりました。

せっかくなので、これを一般公開の形で開催します。
平日ですが、お時間とご興味がありましたら、どうぞ。


Walkin'About@河内長野
 2017年5月24日(水)
 集合時間・場所 14:00 @河内長野駅改札 
 再集合時間・場所 16:00 @同上  参加無料 

 古くから渡来人が居住した場所として知られ、遣隋使として中国に渡った高向玄理の出身地でもあります。
 平安時代には弘法大師が高野山を開いたことで、以降は高野街道に沿う宿場町として栄えました。
 鎌倉時代末期には楠木正成が南河内地域を地盤に「建武の中興」を果たしたことから、南北朝時代の史跡や数多くの文化財が保存伝承されています。江戸時代には河内狭山藩、近江膳所藩、伊勢神戸藩の所領となっていました。
 
 明治31年(1898)から大正3年(1914)までは高野登山鉄道の終点であったことから、天然温泉を備えた観光地として賑わっていました。

 産業としては、豊かな森林資源を活かした爪楊枝やすだれ製造が盛んであり、中でも爪楊枝は明治時代から河内長野市の地場産業として発展し、一時は全国で使用される爪楊枝の国内生産量の約95%を占めていました。古くから鋳物生産も行われており、可鍛鋳鉄やステンレスなどの製造業が盛んです。
 また僧坊酒として天野酒が知られており、西條酒造で復刻が行われています。

 大阪都心まで約30分、関西国際空港へは約1時間という交通至便の地にありながら、市を囲む山並みは壮観で、市内に居ながらにして大自然を満喫できることなどから、市制施行以降、市内各地にニュータウンが造成され、衛星都市として発展してきました。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

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“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。



2017/05/13(土)
限界費用ゼロ社会


あらゆる人とモノを結びつけるグローバルなネットワークが
形成され、生産性が極限まで高まれば、私たちは財とサービスが
ほぼ無料になる時代に向かってしだいに加速しながら突き進むことになる。
そしてそれに伴い、次の半世紀の間に資本主義は縮小し、
経済生活を構成する主要なモデルとして協働型コモンズが台頭してくる。

ジェレミー・リフキン氏の「限界費用ゼロ社会」は、
資本主義が、その稼働ロジックの劇的な成功の結果、
限界費用が限りなくゼロに近づき、体制の崩壊を招く、
という、ここ30〜40年の間に起こるであろう
未来予想図を、精緻に、雄弁に論証したすごい本でした。
http://webronza.asahi.com/culture/articles/2015111800007.html

再生可能エネルギーが程なく化石燃料に置き換わる
日本はそこを見据えないといけないという氏の主張は
まったく他人事ではなく今後の動き方を
真剣に考えさせられました…


2017/05/11(木)
6月に松山に行きます


「Bar SINGLES」時代からの盟友・牧賢一郎君に
お声かけいただき、6月に松山へ。

22(木)の夜はカフェ開業セミナーを、
23(金)の昼はWalkin'About@松山をやります。

また牧君は、5/16(火)に都市魅力研究室で開催する
「マチ会議」にお越しいただくことになっています。
ここでも松山の話を伺いたいと思っています。

地方都市でのカフェ開業は、大阪あたりで開業するのとは
ポイントが少し違ってきます。今回はそのあたりにも。



2017/05/08(火)
マチ会議と、博覧強記の夕べ


【マチ会議】
 5月16日(火)19:00〜21:00頃 @都市魅力研究室
  http://www.toshimiryoku.jp/access.html

 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。

【博覧強記の夕べ】

 6月12日(月)19:30〜 @都市魅力研究室
 読んで面白かった本を紹介するサロンです。ジャンルは不問。


2017/05/07(日)
小浜のカフェ


昨日、おとついは家族旅行で小浜へ。

面白い発見は山ほどあるのですが、
ここではカフェ2軒の紹介にとどめます。

cafe watoto
 福井県小浜市忠野9-14
 Tel: 0770-56-3893 / 090-1243-2394
 http://cafewatoto.web.fc2.com/index.html

JR小浜線東小浜駅から南へ3.5kmほど行った
忠野という集落の中にある一軒家カフェ。
「ゆる薬膳」ランチを出しておられます。

店主はもともと大阪にもおられた方で、
小浜で茅葺きの家でカフェを営んだあと、
2年前からここでお店を始めたそうです。
30人ぐらい入れるようですが、一杯でした。


カフェいまあらし
 福井県小浜市小浜飛鳥102−2
 Tel: 0770-53-5025
 http://imaarashi.hannnari.com/index.html

三丁町という、かつての花街の建物を改装したカフェ。
早朝の散歩で見つけたので、残念ながら入れずでした。




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