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2016/03/26(土)
「蘆州のひと」放送終了!


ということで、ラジオドラマ「蘆州のひと」、
ぶじ放送が終了いたしました。
お聴きいただいたみなさま、ありがとうございました!

今回お聴きいただけなかった方、また聴取エリア外の方、
1ヶ月ほど後には、ポッドキャスト1179から聴けるようになります。
http://www.mbs1179.com/podcast/

*イストワールの過去5作品も、こちらで聴けます。

ぜひまた感想など、お聞かせください。


2016/03/19(土)
3/22(火)マチ会議


【マチ会議】3月22日(火)19:00〜21:00頃
 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。

会場:大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室
http://www.toshimiryoku.jp/access.html


2016/03/19(土)
途中下車の街・立花


昨日のWalkin'Aboutには、雨にも関わらず、
8名の方にご参加いただきました。
かつて父親が住んだ痕跡を探し歩いた方、
福住湯に入った方、須佐之男神社を訪ねた方、
西立花を歩いた方、一見で食事できる店を探した方、
いい飲み屋を見つけてヒアリングした方がおられました。

今回の最大の発見は、立花の飲み屋には
芦屋や神戸に住んでいて、途中下車してお店に寄る
常連さんが少なからずおられることでした。

安くて旨く、人情味あるお店が多いので
途中下車するだけのバリューは確かにあるのですが、
そのことに気づいているの僕だけではなかったか、と。

立花駅は七松・水堂・三反田の集落の間に開かれましたが、
旧集落をたどると、タイムスリップした気分になります。
この3集落はいずれも、アニメ「忍たま乱太郎」の
登場人物名になっているので、聖地巡礼をしている
ファンの方々もおられるようです。

立花駅から東に一つ目の踏切の南側には、
「首里」という名の立呑み屋がありました。

中には十数名の常連客がおられ、工場労働者、
サラリーマン、ご老人など属性はさまざまでしたが
おそらくみなさん、沖縄か鹿児島の方だと思われます。
この土日に阪神尼崎駅前で開催される
「徳之島まつり」のポスターが貼られていました。
スパムにぎり、豚の角煮、キリン中瓶で800円。
これが立花のバリューだな、と改めて。

ちなみに次回は、4月に河原町を歩きます。
日程は、また追って。


2016/03/16(水)
博覧強記への道


僕が「博覧強記になる」という目標を立てたのは2007年。
それから高校の世界史の参考書を通読し、その年の12月に
「博覧強記への道」というサロンを開きました。

その後始まったのが「博覧強記の会」。
本やCDを持ち寄って紹介する会として毎月開催し、
そろそろ通算100回になります。

昨日開催した際に紹介された本などは、以下のとおりでした。

能町みね子「雑誌な人格」
ダイアナ・ガバルドン「アウトランダー」「ジェイミーの墓標」
kc dyer「FINDING FRASER」
雑誌「MdN」特集:おそ松さん
D.A.ノーマン「誰のためのデザイン」
高級芸術協会「高級芸術宣言」
韮沢靖「CREATURE CORE」
映画「レッキング・クルー」「ヤクザと憲法」
村上龍「快楽のテニス講座」
保坂和志「羽生」
三笠宮寛仁「皇族のひとりごと」
共同通信社「記者ハンドブック」
星野博美「コンニャク屋漂流記」
松谷みよ子「銃後」
高野秀行「ミャンマーの柳生一族」
雑誌「和楽」特集:若冲
ゴットホルト・エフライム・レミング「賢者ナータン」
小林賢太郎「うるうのもり」
都築響一「圏外編集者」
西岡文彦「恋愛美術館」
映画「サウルの息子」

昨日の参加者は18名。
毎回こんな感じで続いていて、当初からの人たちは
本当に「博覧強記」になってきています。
やはりこういう基礎練は大事ですね。


2016/03/12(土)
コモンカフェ12周年のつどい


さて、来る4月1日(金)に、
コモンカフェは12周年を迎えます。

そもそも毎日がお祭りのようなお店なので
周年日には、イベントにイベントを重ねることはせず、
飲み物、食べ物を持ち寄りお店に集まることが多いのですが、
今年もそんな感じになります。

時間は、午後7時から11時まで。
コモンカフェに入っているメンバーが集う機会でもありますので、
お時間とご興味がありましたら、お越しください。



2016/03/03(木)
Walkin’About @立花

 
次回のWalkin’Aboutでは、金曜日の夜に立花を探ります。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’About @立花 (尼崎市)」

開催日:2016年3月18日(金)
集合時間・場所:18:30  @JR東海道線・立花駅改札 
再集合時間・場所:20:15 @同上 参加無料 

 昭和7年(1932)、立花村村会は、東海道線の電化計画発表を受け、村内の七松・水堂境界区域への省線(現JR)東海道線新駅設置を鉄道省に対して請願しました。

 村会は地元地主をよくまとめ、周到な区画整理・上水道敷設計画を提示、駅用地の寄付、および多額の寄付金を用意したことで新駅設置が確定。昭和9年(1934)7月に立花駅が誕生しています。

 こうした経緯から、一面の田畑だった七松・水堂・三反田にまたがる区域において、駅前商業地・住宅地の開発が始まりました。駅を中心に放射状に広がる道は、駅開業直前に周辺の住宅を開発した名残です。そして現在では、近代的な街並みが広がる地域と、下町情緒的な街並みの融合が果たされています。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。


 “Walkin’About”は、参加いただくみなさんに、思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと、解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験を発表いただき、シェアします。


2016/02/29(月)
『蘆州のひと』収録終了!


イストワール第6話『蘆州のひと』のラジオドラマ版。
本編の収録が昨日、解説部分が今日、ぶじ終了しました。
おかげさまで、いい作品になりそうです。

あとはMBSのスタッフのみなさんに編集作業を託し、
3月26日(土)夜の放送を待つばかりなのですが、
作・演出の高橋さんとマウスピースリーのお三方には
3月22日(火)朝10時頃から10分程度
MBSラジオ『ありがとう浜村淳です』に
番組宣伝でご出演いただくことになりました。

こちらの方も、ぜひご期待ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大阪ガス(株)と毎日放送は、ラジオドラマシリーズ
『イストワールhistoire』 第6話として、
大東市ゆかりの戦国武将・三好長慶を描いた
『蘆州のひと』を放送します。
http://blog.livedoor.jp/histoire2011/

『イストワール』は、後世に語り継がれる力のある
作品づくりを目指し、関西に実在した人物や
実際に起こった事件などを題材とするシリーズです。
OMS戯曲賞の最終選考に残った劇作家が
ドラマを書き下ろし、大阪ガス提供のMBSラジオの
番組で放送します。
今回シナリオ製作に当たったのは、
「虚空旅団」作・演出・代表の高橋恵氏です。

ラジオドラマ 『イストワールhistoire』 第6話『蘆州のひと』

阿波国の戦国大名・三好長慶。
細川の有力家臣の立場から主家、および足利将軍家を
追い落とし、畿内を制圧した彼は、織田信長に先駆けた
天下人と言われています。
経済都市・堺に着目し、キリスト教布教を認めるなどの
政策を展開する一方、連歌を愛好する風雅の人であり、
寛容で広やかな度量の持ち主でもありました。

大東市にある飯盛山は、1560年代に長慶が居城を置いた
数年の間、日本の政治的<首都>として機能していました。
『蘆州のひと』では、その飯盛山城を舞台に、
長慶が目指した理想の世の中、戦い続けることへの葛藤、
兄弟・家臣に対する想いを描きます。

放送日時: 平成28年3月26日(土) 19:30〜21:00 @MBSラジオ1179

脚 本: 高橋恵(「虚空旅団」 作・演出・代表 第22回OMS戯曲賞大賞受賞作家)
原 作: 天野忠幸「三好長慶 諸人之を仰ぐこと北斗泰山」ミネルヴァ書房
出 演: 森崎正弘・上田泰三・早川丈二 (MousePiece-ree) 飛鳥井かゞり

制 作     毎日放送ラジオ  
企画・協賛  大阪ガス株式会社

お問合せ  大阪ガス(株) 近畿圏部 ソーシャルデザインチーム
      Tel 06-6205-4723  Fax 06-6231-0403

*『イストワールhistoire』過去作品はMBSサイト「ポッドキャスト1179」(http://www.mbs1179.com/podcast/
で公開しています。


2016/02/24(水)
Walkin'About@深井


21日のWalkin'About@深井には、9名が参加。
土塔町公園に行った方、八田荘団地に行った方、
旧集落の気配を感じた方、地場の緞通産業を調べた方、
泉北ニュータウンに行った方、駅前の買い物環境を
調べた方がおられました。

深井界隈は、旧集落とニュータウンの境に位置しています。

須恵器の産地として古墳時代より開かれ
江戸時代には綿織物、明治には緞通の産地であり、
古くから人々が生活を営んだ地でしたが
戦後の都市拡張の影響を強く受けています。

泉北1号線より西側にある八田荘団地は1967年、
泉北ニュータウンよりも5年ほど早く開かれています。
すぐ北側にある、街びらきと同時に開業した立呑み屋では、
四国・九州の出身者が多くここに住んだと聞きました。

駅から東へ10分ほど行った深井東町は
市街化区域とされ、都市化への道筋を示されましたが、
旧集落における、農業をベースとした生活世界は
その後も温存され、現在に至っています。
入り組んだ町並みの中に立派な旧家が数多く残され
だんじりの倉庫の所では、中学生・高校生が
鉦を叩いて稽古をしていました。

人口減少を迎えた現在の局面においては、
この地にさらなる開発の波が押し寄せることはなく
生活は現在ある町並みを今後も活かす形で
続いていくのだろうと思います。

戦後の都市化の痕跡がまだら模様に残されている町。
そう見ると、深井はなかなか味わい深い町です。


2016/02/21(日)
コーヒー畑


Walkin'About@深井の告知をfacebookでした時に
バー・シングルズ時代からの盟友である牧くんが
「ナガエさんのコーヒー畑が!」とコメントをくれたので
そんなお店があるのかと、集合前に行ってきました。
http://www.fuji-ie.jp/blog/staff/2010/01/post_50.html

お店には他にお客さんはおらず、
マスターに「牧くんという知人からここを聞いて」
と話をすると、「山納さんですね」と。

びっくりして「なぜ僕の名前を?」と尋ねると
「シングルズや、扇町キャンプで会ってます」と。
マスターの長栄さんは、シングルズの常連だったのでした。
それからは昔話に花が咲きました。

「コーヒー畑」は、泉北高速鉄道・深井駅から
徒歩5〜6分のところにあります。
付近には他にもカフェや喫茶店が何軒かできていますが、
これは深井駅周辺にチェーンの喫茶店・カフェも
マクドもないことと関係があるのかも知れません。

逆に、駅前だけでパチンコ屋が4〜5軒あるというのも
深井駅の大きな謎です。

そんな深井駅界隈で、今日はWalkin'Aboutを開催しました。
報告は、また追って。


2016/02/17(水)
ラジオドラマ版『蘆州のひと』稽古スタート


昨年11月に上演した朗読劇『蘆州のひと』の
ラジオドラマ版の稽古が昨日行われました。

作・演出の高橋恵さんには、ラジオで聴いて分かるように
台本をいくらか書きかえていただきました。
マウスピースリーのお三方は、前日まで大阪公演で
翌日には東京公演に旅立つという慌ただしい中に
通し稽古をしていただきました。
MBSの方々にもご参加いただき、音響や技術のプランを
イメージしていただきました。

収録は2/28(日)。放送は3/26(土)の予定です。
ご期待ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大阪ガス(株)と毎日放送は、ラジオドラマシリーズ
『イストワールhistoire』 第6話として、
大東市ゆかりの戦国武将・三好長慶を描いた
『蘆州のひと』を放送します。

『イストワール』は、後世に語り継がれる力のある
作品づくりを目指し、関西に実在した人物や
実際に起こった事件などを題材とするシリーズです。
OMS戯曲賞の最終選考に残った劇作家が
ドラマを書き下ろし、大阪ガス提供のMBSラジオの
番組で放送します。
今回シナリオ製作に当たったのは、
「虚空旅団」作・演出・代表の高橋恵氏です。

ラジオドラマ 『イストワールhistoire』 第6話『蘆州のひと』

阿波国の戦国大名・三好長慶。
細川の有力家臣の立場から主家、および足利将軍家を
追い落とし、畿内を制圧した彼は、織田信長に先駆けた
天下人と言われています。
経済都市・堺に着目し、キリスト教布教を認めるなどの
政策を展開する一方、連歌を愛好する風雅の人であり、
寛容で広やかな度量の持ち主でもありました。

大東市にある飯盛山は、1560年代に長慶が居城を置いた
数年の間、日本の政治的<首都>として機能していました。
『蘆州のひと』では、その飯盛山城を舞台に、
長慶が目指した理想の世の中、戦い続けることへの葛藤、
兄弟・家臣に対する想いを描きます。

放送日時: 平成28年3月26日(土) 19:30〜21:00 @MBSラジオ1179

脚 本: 高橋恵(「虚空旅団」 作・演出・代表 第22回OMS戯曲賞大賞受賞作家)
原 作: 天野忠幸「三好長慶 諸人之を仰ぐこと北斗泰山」ミネルヴァ書房
出 演: 森崎正弘・上田泰三・早川丈二 (MousePiece-ree) 飛鳥井かゞり

制 作     毎日放送ラジオ  
企画・協賛  大阪ガス株式会社

お問合せ  大阪ガス(株) 近畿圏部 ソーシャルデザインチーム
      Tel 06-6205-4723  Fax 06-6231-0403

*『イストワールhistoire』過去作品はMBSサイト「ポッドキャスト1179」(http://www.mbs1179.com/podcast/
で公開しています。


2016/02/14(日)
和田岬と高取山


今朝は和田岬「淡路屋」の伊藤さんとともに、
高取山・清水茶屋の投輪場に行き、
投輪名人・植松さんの指導を受けていました。

イギリスの客船で輪投げをしていたのを見た
神戸の船乗りや造船所の人たちが真似て
自分たちで道具もルールも作り、
神戸独自のスポーツとして発達させた「投輪」。

そのルーツは案外、和田岬あたりにあるのかも。

高取山の投輪文化は今のところ、
年配の方々が担っているのですが、
子どもたちや親世代も楽しめるソーシャルスポーツとして、
もう一度地域に広めることができないだろうか
そんなことを伊藤さんと一緒に考えています。

暖かくなったら、また一度、投輪大会をやってみようかと。

その後、JR兵庫駅南にある「土日家」で開催された
東野健一さんのインド紙芝居を覗きました。
https://www.facebook.com/donichiya

東野さんとは、新長田−神戸アートビレッジ時代に
何度かお会いしていましたが、現在は余命半年の宣告を受けつつも
可能な限り活動を続けておられるのだと聞きました・・・



2016/02/13(土)
今週末のお芝居


今週末、インディペンデントシアター1stでは、
イストワール「蘆州のひと」に出演いただいた
森崎正弘さん、上田泰三さん、早川丈二さんのユニット
MousePiece-reeの本公演が行われています。
かなり自由な感じのコント芝居でした。
http://mousepiece-ree.jimdo.com/

ちなみに「蘆州のひと」のラジオドラマ版は
3/26(土)19:30-21:00に、MBSラジオ1179で放送されます。

また豊中ローズ文化ホールでは、
極東退屈道場の林慎一郎さん作、維新派の松本雄吉さん演出の
豊中オリジナル演劇「PORTAL」が上演中です。
おととし11月に行った「Walkin'About@庄内」で
24人がかりでリサーチした庄内界隈の情報も
作品の中に生かされています。
http://ishinha.com/information/11300



2016/02/13(土)
はなうた食堂


1ヶ月前に、会社での所属チームの
「マネジャー代行代理」という立場を言い渡され、
大したことは無かろうと高をくくっていたところ
作る資料や出席する会議、相談される事項がめざましく増え
なるほど中間管理職とはこういうものかと。

日々面白いことは起きているのですが
書く暇がなかったり書くタイミングではなかったり
書くタイミングを逸したりしています。

さて、コモンカフェの金曜昼の店主が替わりました。
南インド料理「ナッラマナム」の井川さんは
先週までで卒業し、開業準備に入られました。

そして昨日からは、「はなうた食堂」の伊藤さんに
台湾料理など、アジアの料理をベースにしたランチを
出していただいています。

 異国風でも懐かしい、アジアのどこかのおうちごはん
 食べて、旅して、おかえりなさい。

金曜昼に中崎町にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。


2016/02/12(金)
Walkin’About @深井


次回のWalkin’Aboutは、深井を歩きます。


自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @深井 (堺市)」

開催日:2016年2月21日(日)
集合時間・場所:14:00 @泉北高速鉄道線・深井駅改札 
再集合時間・場所:16:00 @同上 参加無料 

 百舌鳥古墳群にほど近い深井では、古墳時代には盛んに須恵器生産がおこなわれ、奈良時代には土師器や瓦なども焼いており、周辺で産出する良質な粘土で窯業生産を行っていたことが解っています。

 深井の地名の由来は、堺の僧・行基が掘った深井戸からと言われています。6〜7世紀頃には、律令国家の行政区画上で深井郷とされており、中世においては深井荘という大きな荘園となっていました。

 江戸初期には北深井村、中深井村、安村、南深井村に分かれ、延宝2年(1674)には丘陵地を開いて畑山新田としました。稲の耕作地は谷筋に限られ、新田地では煙草、木綿、麦、菜種、やまいも、大根などが栽培されました。江戸後期からは兼業化が進み、河内綿の栽培が盛んになり、泉大津から機織技術が伝わると、農家の副業として織物が行われました。明治になると緞通工場が進出し、深井は麻緞通の中心地となりました。

 昭和40年代には人口が急増し、急速な宅地化が進んだことで、江戸時代からの旧家を有する集落の周辺に、新興住宅地が取り巻くように立地しています。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪

 “Walkin’About”は、参加いただくみなさんに、思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
 参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと、解散。約90分後に再び集合いただき、そぞれの見聞や体験を発表いただき、シェアします。


2016/02/04(金)
2/9(火)マチ会議


【マチ会議】2月9日(火)19:00〜21:00頃
 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。

会場:大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室
http://www.toshimiryoku.jp/access.html


2016/02/01(月)
藤井寺のコの字酒場


昨日のWalkin'About@藤井寺には、
9名の方にご参加いただきました。

古墳めぐりをした方、旧街道を辿った方、
葛井寺や辛國神社を訪れた方、商店街を歩いた方、
春日丘にあるご主人の実家でお話を聞いてきた方など、
みなさん、それぞれのスタイルで街を切り取っていました。

藤井寺駅東側を南北に走る商店街の中に
「アサノ徳」という立呑み屋があります。
僕は古墳や春日丘の豪邸街や藤井寺球場だった所などを
ウロウロしてから、ここに入りました。

ここは酒屋としては70年ほど、
立呑み屋も40〜50年ほどやっているそうです。
藤井寺球場が近鉄バッファローズの本拠地だった頃は
応援団の人たちが出入りして賑やかだったそうです。
店の前から西に降りていく坂道の先にはニチイがあり、
このお店の前はかなりの人通りがあったそうです。

その後球場跡は四天王寺学園の小学校と大学に、
ニチイ跡はマンションになりました。
藤井寺市はかつては大阪一飲食店が多かったそうですが、
今はお店の数もずいぶん減ったのだそう。

「アサノ徳」には、コの字カウンターがあります。
最近は加藤ジャンプさんという東京の編集者の方が、
「コの字酒場」をフィーチャーしていますが、
http://ilca.asia/school/2722/

確かにコの字カウンターのお店は、
一見で行っても他のお客さんと仲良くなります。

昨日は発表の後にも行きましたが、
街の昔の話や常連さんの武勇伝を聞いたり
ビールを奢ってもらったりしました。

ビバ、コの字酒場!ビバ、藤井寺!
そんな感じの夜でした。


2016/01/21(木)
ドラマトゥルクという存在


ドイツの公立劇場には「ドラマトゥルク」という、
演劇、文学、美術など、深く広範な専門知識を持ち、
戯曲のリサーチ、演出家のサポート、作品制作に
関わる役職があるそうです。

慶応義塾大学の教授・平田栄一郎さんという方が
「ドラマトゥルク 舞台芸術を進化/深化させる者」
という本で、ドイツ演劇におけるドラマトゥルクの歴史、
活動の内容、ドイツ演劇における位置づけと、
日本演劇への導入の可能性をまとめておられます。
http://booklog.kinokuniya.co.jp/nisidou/archives/2011/05/post_50.html

ここで唐突ですが、朝ドラ「あまちゃん」の話を。

主人公の天野アキの母・春子は、アキに対して、
「地味で暗くて、向上心も、協調性も、存在感も、
 個性も華もない、パッとしない子」という、
呪いの言葉をかけていましたが、北三陸に行き、
海女と出会ったことで、徐々にこの呪いが解けていきます。

北三陸でアキの親友になったユイは、
誰よりも東京に行きたいのに、お父さんが倒れたり、
大震災が起きたりして、どうしても東京に行けないように
運命づけられています。

こうした神話的構造は、脚本家の宮藤官九郎さんが
あらかじめイメージして書いていたのか、
それとも左脳的・ロジカルな人が助言者にいて、
話し合いながら作ったのかが疑問で未解決なのですが、

ただ言えるのは、芸術作品の創作においては、
右脳的才能と左脳的才能が結合した時に、
マスターピースと呼べる作品は生まれるらしい
ということです。

「ドラマトゥルク」という存在は、おそらくこういう形で
劇作家や演出家の創作を客観視し、構造を与えることに、
一役買っているのだろうと。

描くべき世界がどんどん複雑になり、
踏まえるべき先行作品の森がどんどん深くなる中で、
また何かを取材して作品化する作業を増やす中で、
この伴走者の存在は、今後とても重要になるだろう、
という気がしています。

一方で、劇作家でも、演出家でもない人物が、
クリエイターとしての信頼を得て現場に入り、
彼らと協働するのは、制度的保証がない日本では
なかなか大変なんだろうなとも思います。

東京の方では、「ドラマトゥルク」として
活動をしておられる方が何人か出てきていますが、
関西にはまだほとんどおられません。

関西演劇界の作品の質の向上のためには
おそらく必要な役割になるはずですが。

こんな議論が、より広まるといいなと思っています。


2016/01/19(火)
Walkin'About@藤井寺


次回のWalkin'Aboutでは、藤井寺を歩きます。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’About @藤井寺(藤井寺市)」

開催日:2016年1月31日(日)
集合時間・場所:14:00 @近鉄南大阪線・藤井寺駅改札 
再集合時間・場所:16:00 @同上
参加無料 

 藤井寺は大阪平野の南東部、大和川と石川の合流点にあり、また古街道である長尾街道・東高野街道・竹ノ内街道がこの地を通っていたことで、水陸両面での交通の要地となっていました。古くから人々の住む地であり、数多くの古代遺跡や巨大古墳群が築造され、律令時代には河内国府が置かれました。
 
 地名は市内にある「葛井寺」(ふじいでら)に由来します。葛井寺は百済王族の子孫である渡来人系氏族葛井連の氏寺として、8世紀中頃に創建されたと推定されています。
平安時代末期から鎌倉時代には、清和天皇の子孫である源頼信が土着して河内源氏の祖となり、以来当地を基盤に活躍しました。観音信仰が盛んになるにつれ、西国三十三カ所五番札所である葛井寺の門前町として発展しました。

 大正末期から昭和初期にかけて、大阪鉄道が藤井寺駅付近に住宅や教材園、野球場などを建設し、田園都市として発展しています。
 現在は、近鉄南大阪線が東西に、国道170号が南北に市域を貫き、西名阪自動車道が通るなど交通が発達。市の西側の藤井寺駅を中心とした地域と、東側の土師ノ里駅、道明寺駅を中心とした地域に市街地が発達しています。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹

“Walkin’About”は、参加いただくみなさんに、思い思いのコースをたどっていただく
“まちあるき”です。参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと、解散。
約90分後に再び集合いただき、そぞれの見聞や体験を発表いただき、シェアします。


2016/01/06(水)
今後のTalkin'About予定


さて、その他のTalkin'About予定を。

【マチ会議】1月12日(火)19:00〜21:00頃
 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。
 会場:大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室
 http://www.toshimiryoku.jp/access.html

【博覧強記の夕べ】1月19日(火)19:30〜22:30頃
 本を持ち寄り、一人10分程度で紹介するサロンです。
 会場:大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室

【Information Exchange】2月2日(火)19:00〜21:00頃
 集まった人たちが、英語で情報交換するサロンです。
 In this salon we’ll exchange information in English.
 会場:淀屋橋ガスビル1Fフラムテラス
    flamme terrasse in Yodoyabashi Gas bldg., 1F



2016/01/05(火)
まちづくりTalkin'About@川西市
直前告知となってしまいましたが、1/13(水)夜7時より、
川西市・パレット川西会議室で、

「まちづくりTalkin'About 〜あたらしいつながり方って何だろう?〜」

というサロンを開きます。
http://www.city.kawanishi.hyogo.jp/shimin/9605/12373/018955.html

Talkin'Aboutなので参加者全員でしゃべるのですが、
今回は最初に、ちょうど本に書きかけている、
「成長する場」「他者とつながる場」「創発が起こる場」
について、20分ほど喋ろうと思っています。

興味ありましたら、お運びください。


2016/01/04(月)
Common Bar SINGLES


最近は時々、Common Bar SINGLESに立ち寄ります。

2001年5月に「Bar SINGLES」を引き継ぎ、
日替わりマスターというシクミで運営を始めました。
僕が運営していたのは2004年11月までで、
その間に160名のマスターがお店に立ちました。

あれから11年以上経つのですが、
Common Bar SINGLESは今も、同じシクミで続いています。

シングルズの空間は、カウンターが「く」の字に
曲がっているのですが、そのことでマスターを介して
知らない人同士がつながりやすくなっています。

僕が運営していた時の160名の中で
マスター同士で結婚したカップルが、僕が知る限りで6組います。

こういう場のデザインが、人の出会いのハードルを下げる
ということがあるのだと、シングルズを離れてから気づきました。

Common Bar SINGLESでは今も、新マスターを募集しています。
興味ありましたら、一度挑戦してみてください。
http://cb-singles.com/


2016/01/04(月)
今日の「ベジご飯・ぽっけ」


今日の「ベジご飯・ぽっけ」では、
ベジなおせち料理をいただきました。

お手洗いの洗面台も、
こんな感じに飾っていただいています。


2016/01/03(日)
謹賀新年


あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、年末年始で本を書き上げると豪語し、
年末の買い出しや初詣はしたものの、
ずっとパソコンに向かい合ってきたのですが、
まだ3分の2ほどしか編み上がっておらず、
今日中に仕上げるのは無理だと分かってきました。
今週末の3連休ぐらいでどうにか、かと。

今朝は現実逃避的に、荒地山から奥高座の水場まで
2時間半ほど走ってきました。

今年の4月1日には、コモンカフェは12周年を迎えます。
どうにか続けていければと思います。
引き続き、お引き立てのほど、お願い申し上げます。


2015/12/27(日)
つながるカフェのつくり方

湯冷めから入った喉風邪を軽く見て
尼ヶ崎、西宮の途中下車の旅を重ねていて
だいぶ義理は果たせたものの風邪は治らず
この週末は観念して家に引きこもり、本を書いています。

タイトルは「つながるカフェのつくり方(仮)」

お世話になっている出版社から、
「ここはいい!」と思うコミュニティカフェを
紹介してほしいというお話を頂き始まったのですが、
そう思えるお店があまり多くはなく、
場(プレイス)とはどうすれば立ち上がるのかを
突き詰めて考えている間に1年経ち
やっと形が見えてきたという状況です。

簡単に言うと、前著「カフェという場のつくり方」の
最終章を掘り下げて広げて、本1冊分にした感じです。

今後のやり取りで変わる可能性大ですが、
現時点での構成はこうなっています。

第1章 カフェにおける“場づくり”とは?
第2章 自分が成長する場所としてのカフェ
第3章 他者とつながる場としてのカフェ
第4章 創発が起こる場としてのカフェ

年末年始の間には書き上げ、
年明けの取材分を加えて、早々に完成させたいと思います。
すんなり進めば、世に出るのは春から夏頃でしょうか。

どうぞご期待ください。


2015/12/15(火)
虚実行き交うドラマの妙味


昨日の毎日新聞夕刊に、
こんなコラムを載せていただきました。



2015/12/14(月)
RINO‘S POINT


昨夜は堺東で、僕が20年前に行きつけていた
「RINO'S POINT(リノポイント)」の忘年会が開催されました。

このお店のことは「common cafe」という本に書いています。
上野芝駅のすぐ前にあった古びた商店街の一角に
夕方5時から夜中2時まで営業していた洋服屋&バーで、
僕は就職してから結婚するまでの3年間に、
週3日は立ち寄っていました。

常連客にはデザイナーもサラリーマンも職人もヤンキーもいて、
いろんなジャンルの話題が交わされていました。
映画・音楽・釣り・登山・洋服・スキー・ゴルフ・
バイク・車・さまざまな業界の話、などなど。

マスターは当時40歳そこそこでしたが、
これらすべての話題をリードしていました。
そしてお客さんに広く深い世界を見せる技術に長けた人でした。
知らないお客同士がバーにいると、うまい具合に引き合わせて、
会話が回り始める状況を作って、また洋服屋に戻っていく、
そういうことをさりげなく上手にする人でした。

ロールモデル、といえばいいでしょうか。
20代前半にこのお店に入り浸っていなければ、
僕は今のような人生を、おそらく歩んではいません。

RINO'S POINTは、そんなお店でした。

上野芝のお店は、商店街の再開発により2002年に閉店し、
その後深井に移転しましたが、そこも2012年に閉店。
マスターは今は、和泉府中の駅そばにある
「RINO'S EXPRESS」という洋服屋におられるそうです。

僕は、当時のマスターよりは、年上になりました。
しかし当時のマスターを超えることができたのかどうか、
というと、まだまだ自信はないな、と。

追いかける背中があるというのは、有難いことです。
ちなみにマスターはいちばん右端に立っている人です。
そして写っている若者たちは、当時のお客さんの子どもたちです。

マスターは、今もこのコミュニティの、中心にいました。


2015/12/14(月)
クリスマスオーナメント


コモンカフェの月曜昼に入っていただいている
「ぽっけ」の勾玉さんが、トイレの鏡まわりを
こんな感じに飾ってくれています。


2015/12/13(日)
Information Exchange


集まった人たちが英語で情報交換をする
“Information Exchange”を、あさって15(火)夜に
淀屋橋ガスビル1Fフラムテラスで開催いたします。

“Information Exchange”
Date & Time: 2015.12.15 Tue. 7pm〜9pm
Place: flamme terrasse in Yodoyabashi Gas bldg., 1F 淀屋橋ガスビル1Fフラムテラス
No charge to participate 参加無料

In this salon we’ll exchange information in English. Take some topics with you which will be useful to others.



2015/12/12(土)
尼崎・沖縄酒場


おとつい発売の「阪神名酒場100」(ぴあMOOK関西)の中で、
「尼崎・沖縄酒場」というページが組まれていました。

 関西では大阪・大正と並び沖縄県出身者が多い尼崎。
 昭和初期に、工業地帯に職を求めて移住する人々が増え、
 今も独自のコミュニティが点在する。
 それゆえ、沖縄の料理や酒を供する店も多く、
 現地さながらの空気を醸し出す。

 中には、伝統民謡や舞踊を披露する店もあり、
 三線の調べに合わせ、誰ともなく踊り始めることも常。
 沖縄言葉でイチャリバチョーデー(出会ったら皆兄弟)
 とはよく言ったもので、居合わせた客は和気あいあい。
 尼崎には陽気な夜が待っている。

尼崎の沖縄料理屋フィールドワークを始めて3年。
ようやく時代が追いついてきたと喜んでいるのですが、
残念ながら今回は戸ノ内の「より道」は載りませんでした。
ライターさんがお店に来た時に忙しすぎて、
取材が出来なかったのだと。
ちなみにJR立花駅前の「慶州」は掲載いただきました。

さて、昨夜は「より道」ツアーに参加。

JR東西線・加島駅から歩くと20分ほど、
阪急園田駅から歩くと25分ほどかかるのですが、
10何人かの方にご参加いただきました。
初対面の方が多く、最初は座敷で飲んでいましたが、
後半はカウンター席の方に移り、喜代子ママや常連さんと
喋ったり、立ち呑み状態になったりしていました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

上のムック本には4店舗が紹介されていますが、
尼崎の沖縄料理屋の数はそんなものではありません。
戸ノ内のお店は半分以上は沖縄の方がやっていますし、
JR尼崎駅から徒歩10分以内のところには、
「みやび」(沖縄)「雅」(徳之島)
「奄美」「喜界」「宮古」というお店があり、
山羊料理や油そばなどの料理を楽しむことができます。

このあたりが、尼ヶ崎の魅力として発信されればと。


2015/12/10(木)
教わることと、学ぶこと(2)
柄谷行人氏の「トランスクリティーク」の中に、
こんな話がさらっと出てきます。

 マンハッタン・プロジェクトに関与した
 ノーバート・ウィーナー(サイバネティックスの創始者)は、
 原爆製造に成功した後、防諜上最大の機密とされたのが、
 原爆の製造法ではなく、原爆が製造されたという
 情報であったといっている。
 同時期にドイツ・日本でもそれぞれ原爆の開発を
 進めていたので、それが製造されたという事実がわかれば、
 たちまち開発に成功するからである。

ものものしい事例ですが、この話は、
教えることと学ぶことについての、
ある側面を示していると思っています。

僕はCommon Bar SINGLESやcommon cafeで、
日替わり店主制のお店というものを形にしました。
その後そうしたお店の作り方を教えたこともあり、
うまく行ったとか行かなかったといった話も聞きましたが、
今では、世の中にはそうしたお店はかなり増えているようです。

そんなものが成立するという情報さえあれば、
教えなくても、自ら試行錯誤して作り出す人が出てくる。
社会におけるイノベーションに価値を置くのなら、
方法論を教えることには、あまり意味はないかも知れない。

「教える」場を作ると、そこには「教わる」人が集まる。
それは「自ら学ぶ」人ではないかもしれない。

僕は自分の活動を、講座やセミナーではなく、
Talkin'AboutやWalkin'Aboutといった、
自ら調べ、自らしゃべる場づくりにシフトしています。
その方が場における創発は起きやすいのではないか、
最近は、そう考えるようになっています。



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