過去の日記 7

2003/12/30(火)
「仕事」について考えるための
「13歳のハローワーク」
という本を村上龍氏が出していますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344004299/249-1495897-4407510

13歳の子供に向けて、という体裁で
自分の「好き」を形にする約500の職業について
厳しい現実もふまえて書いてあるようです。

自分のやりたいことを仕事にしたい人はいっぱいいます。
そして憧れの職業というものが世の中には数多あります。
その職業につくためのスキルを教える場は
世の中にゴマンとありますが
どうすればその職業につくことができるか
その職業で成功することができるかを
教えられる機会はそんなに多くありません。

またそうした職業についた人も
他の職業がどんな事情になっているのかを知る機会は
あまりないのではと思います。

そうした意味で、こういう本は貴重だなと。


「自分の仕事をつくる」
「働き方研究家」の西村佳哲氏が出した本です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794965850/249-1495897-4407510

魅力的な仕事をされている人たちに話を聞き
働き方を見直し、自分の仕事をより充実したものに
変えていく方法をそこから引き出しています。

実は自分の仕事を充実したものにするための秘訣は
ある種の職業につくことにあるのではなくて
自分自身の仕事に対する考え方にあるということを
知っている人はやはり多くありません。

これも読んだ方がいい一冊です。


(逆に、この齟齬が現状かなりひどいということを
 日々感じています。)


2003/12/30(火)
大掃除も終わりました
昼の1時からシングルズの大掃除。
西原夫妻、桐谷さん、林さん、逢坂さん、藤田さん、
五条さん、松本コウジさんと僕の9名で
3時間半がかりで片付けました。
お店はすっかりきれいになりました。

その後西原ユウコさんによる年越しソバをいただき
みんなが帰ったあとにやってきた平夫妻、川上さんと
お茶を飲みながら寛いでいました。
部室にいるような感じでした。

7時になってからは西原夫妻のバー「ベトナム伝説」で
しばらく飲んでました。


2003/12/29(月)
Bookishなカフェについて
以前中崎町に『セミネール』というサロンがありました。
平日には写真・建築・現代美術などの講座を
週末には『ウィークエンド・セミネール』と題して
一般向けのレクチャー企画を行っていました。
JR東海道線そばの古いビルの4階にそのサロンはあって
本棚にはアートや写真や建築関係の書籍が並んでおり
200円くらいでコーヒーが飲めました。
かなりアカデミックな様子の、20代、30代の人たちが
集まっていた場所でした。

北浜にある『workroom』。
土佐堀川ぞいのビルの4階にあって
ここでもいろんなセミナーを行っています。
ここの本棚には繁盛花形本舗にあった
サブカルチャー関連の本やガロなどの漫画が
充実しています。
http://www.workroom.co.jp/workroom/access.html

中津の『貸本喫茶 伽羅』は
MeYouHouseというアートスペースの1階にあります。
http://www.f4.dion.ne.jp/%7Eme-you/kyara.html/index.html
北堀江の『ちょうちょぼっこ』も
最近よく名前を聞きますが
まだ未見です。
http://www.nk.rim.or.jp/~apricot/chochobocko.html

このあたりを網羅したサイト
http://www.jr-odekake.net/navi/hk/news.html

シングルズにも、僕のを中心に
ずいぶん本を置いているのですが
あまり読まれていない様子です。
『Common Cafe』ができた暁には
いくらか持ち込もうかと。

以上Bookishな『Common Cafe』のための覚え書きとして。


2003/12/28(日)
止まると死ぬ性質の人としては
我が家の前には私有地らしい小さな山がある。
玄関のすぐ前は竹林、少し上にあがると
カシやクヌギの雑木林になっている。

毎年この時期なると
そこから落葉が飛ばされてきて
我が家の前は掃いても掃いても落葉だらけ。
徒労に終わると知りつつも
山と対話をするような気持ちで
箒を進めるのである。


9連休。
カフェの準備、バーの決算準備のほか
年賀状を書いたり家の掃除をしたりしています。
それなりにすることはあるのですが
正直この時間の流れのゆるやかさに戸惑います。


2003/12/27(土)
どうにか仕事納め
Mebic扇町は昨日で仕事納め。
2月に行うイベントの最後の調整をして
企画書をいっぱいコピーして
マスコミ宛に送ったところで時間切れでした。
まったく大掃除をしていないので
また休み中にでも。


ひとつ告知です。

扇町クリエイティブコンファレンス Vol3 
「Life×Design= 」

【日時】 2003年2月21日[土]  
 コンファレンス 17:00-19:00 
 パーティー 19:00-20:30
【会場】 扇町インキュベーションプラザ(Mebic扇町)2F
【参加料】
 コンファレンス 2000円  
 交流パーティー 1500円
【パネラー】
 黒崎輝男氏・武藤 弥氏(IDEE R-project)
 中谷ノボル氏(Arts&Crafts)
 辻 邦浩氏(音響空間デザイナー/cafe mode)

「住宅」それは果たして住む人の価値観をじゅうぶんに満たすものになっているでしょうか?
それはデザイナーの自由な発想、柔軟な思考から生み出されているでしょうか?
経済性の追求という前提のもと、これまでスポイルされてきた「住空間」の今後のあり方について、「R=リノベーション(改装)」という切り口で新たな提案を行うパネラーの方々と一緒に考えてみましょう。


昨日は忘年会のあと
スタッフ5人でシングルズに流れ、そのまま終電まで。


2003/12/26(金)
スノッブなカラオケ
阪急東通商店街を歩いていると
30分40円というカラオケボックスの広告を目にします。
いくら昼間とはいえ、30分40円は
商売としてちとまずいのではないかと思います。

一世を風靡したカラオケ文化は
ここにきてどうしてこんなにダメになったのか。
そんな考察はどうでもいいのですが
ここまでダメになったカラオケは
今や狙い目なのではないかと思うのが
天邪鬼な性。

たとえば3人でユニットを組んで
鄙びた安そうなカラオケスナックに行き
英語の歌やフォークソングや
インディーズのいい感じの曲といった
やけにすかした曲の選択で唄いまくるという
ハプニングを仕掛けてその場を制する。
そんな攻め方ができるんじゃかないかと。

カラオケ文化の再興にはまるで寄与しないでしょうが
今この方向はアリなのではないかと。
たぶん近々にそんなツアーを行います。

今日は辻本さんのシングルズに顔を出したあと
レインドッグスとBANG!を久々に覗きました。


2003/12/25(木)
「事務だおれ」ということが本当に起こるそうです
ファンドというシクミを使ってカフェをつくる
ということをずいぶん考えてきたのですが
いくつかの大きな壁にぶつかりました。

まず、ファンド運用のための特別目的会社
(国内有限会社)を設立しなければならないこと。
この登記だけで20万かかります。

また、会計の透明性を高めるためと
煩雑になる契約業務・経理処理を外注した場合
最低で月に2万、決算時に20万かかります。
外注しなければたぶん「事務だおれ」を
起こしてしまうでしょう。

当然コーディネートをお願いする
証券会社側に支払う手数料も必要になります。

トータルで100万近くかかるでしょうか。

また、今頂いているお話は
1年間の有期限プロジェクトとして
ファンドを運用するというもの。
ということは、集めたお金は1年後には
返さないといけないため、内装工事などの
設備投資には使えなくなります。

こう考えていくと
今回の「Common Cafe」プロジェクトで
ファンドシステムを使うということは
身の丈に余る話なのではないかと。

ということで、今回は、本格的なファンドではなく
「ファンドみたいなシクミ」で、実質的には
共同出資・共同運営になるようにしてみようかと。
(どうするのか知りたい方は僕をつかまえてください)


昨日のシングルズは西原夫妻&キリタニさんたちによる
クリスマスパーティ。
何十人かがお店の中から廊下や階段まで広がって
賑やかに飲んでいました。


2003/12/23(火)
OCC!秋講座も今日で終了!
今日のOCC!はライターの服部貴美子さん。
飲食系のお仕事をされることが多い方ということで
「ウマい店、流行る店、儲かる店」と題した講座を
お願いいたしました。
(ちなみに僕が服部さんと最初にお会いしたのは
 2年前に日経レストランの取材でシングルズに
 お越しいただいた時でした)

最初から質問に答える形での講座で
とくに最初は質問が出ずどうなることかと思いましたが
みなさんだんだんと聞きたいことを質問されるようになり
結局2時間以上の講座になりました。

実名を挙げてお話しできないことも多く
微妙に分かりにくいお話も多かったのですが
かなりいい講座だったのではと思います。

ちなみにようやく1月〜3月の「冬講座」が
ご紹介できる段取りになりました。
http://www.mebic.com/seminer_info/index.html

夜はシングルズマスターの北村さんに呼ばれ
曽根崎の「華」へ。
そこで北村さん、ミゾブチさんと終電まで飲みました。


2003/12/22(月)
さらばグッドデザイン博覧会
今年の2月にシングルズでスタートし
その後毎月、6月からはMebic扇町で
開催してきた「グッドデザイン博覧会」。
今日が最後の博覧会でした。

出品者の方も来場者の方も
決して多くはありませんでしたが
みなさん満足して帰っていただいたようです。

今日は特に建築系の方が多く
その方面のお話をいろいろ伺うことができました。
またOMSによく来ていた方が何人か
Mebicで何かやっているようだとお越しいただきました。

ここにきて「グッドデザイン博覧会」を続けてほしいと
出品者の方々だけでなく、デザイン系の学校の先生や
行政の方からもお声をいただいています。

今回で一応終わるのですが
何か世の中の役に立つシクミとして
無理なく回っていくものになるなら
もう少し考えてみてもいいのかな、と。


終了後にCommon Cafeミーティング。
吉永健一さんによる設計はほぼ終わり
http://www.ne.jp/asahi/yos/studio/CCS/
今日はカフェのメニュー、平日ライブのリハの話、
マスター集めの話、ノルマと報酬分配率の話、
WEBの立ち上げの話、2月の実習の話などをしていました。

今のところカフェのオープンは3月1日の予定です。
年明けたらすぐなんでしょうね。

シングルズは北村さんの「!VAMOS」。
マスターたちのコミュニティバーになっていました。


2003/12/20(土)
「分かってるよ、そんなこと」の壁
つねに相手のためになるように考えて動くこと

文化施設の仕事につく前に
堺・上野芝のバー「RINO'S POINT」のマスターに
うけた忠告です。

そんなことぐらい言われなくても分かってるよ
と思いながら聞いた言葉です。

今日のOCC!は
ファーストブランド工房の河本ふみさん。
「この人でなければならない人になる」
というお話でした。

自分ではなく相手に焦点を合わせて
相手が何を求めているのかに常に気を配り
相手のためになるように考えること。
それがこの人でなければならない人になるための
大きなポイントでした。
(ほかにも大事なことは随分ありましたが)

講座の後で河本さんに
それができる人はどれぐらいいるのか聞いてみました。
社長をされている方で10人に1人
SOHOの起業家で100人に1〜2人だそうです。

誰にでも分かっていることを実行できる人って
ずいぶん少ないんですね。


シングルズはタイラレイコさんとGENちゃん。
ほうじチャイを美味しくいただきました。


2003/12/19(金)
The Books Are Alright!
2月にMebicで
「本」にまつわるイベントをしようかと。

とかく関西の出版・書店業界は厳しいと言われますが
面白いコンテンツを見つけて編集し、発信すること
そうしてできた本をお客さんに届けることには
まだまだいろんな可能性があるように思います。

で、みんなが本や出版について
前向きに考えられるようなイベントにしたいなと。
題して「The Books Are Alright!」。

フリーペーパーやミニコミを集めた展示と
いくつかのトークセッションとプレゼンテーション。
そこには情報発信したい、本屋をやりたい若い人たちも
出版業・印刷業・書店業にたずさわる大人たちも集まる
そんなイベントにしたいなと。


今日は午前中に京都・一乗寺へ。
恵文社の堀部店長とお話ししました。

昼過ぎには難波へ。
なんばミヤタという、南海電鉄の駅構内で
本や新聞・雑誌を販売する会社を営んでおられる
宮田社長にお会いしました。


シングルズは五条さんがマスター。
ミゾブチさん・今井ケンさんをはじめとした
クラブイベントメンバーが集まっていました。

彼らが一緒にクラブイベントをしている
漫画家の犬上すくねさんという方が
「サンデーGX」という雑誌に
「ラバーズ7」という漫画を連載しておられますが
今月号に「伊勢崎町の片隅にあるバー」として
シングルズが登場しているのを見せてもらいました。

お話は当然フィクションですが
描かれている空間は「Common Bar SINGLES」そのままです。
まさか漫画雑誌にシングルズが出るとは思いませんでした。


2003/12/17(水)
アートとまちづくりの融合、それは
昼過ぎに菅原町にある雲州堂/IORIの松岡さんが
Mebicに来られました。
http://kamide.pro.tok2.com/info/pic/unshudo/unnsyu.html
最近は「実験哲学カフェ」の会場としてお世話になっているスペースです。
最近はライブイベントなど活発にされています。
今後はいろいろな講座などもできたら、と話しておられました。


夕方には“えくぼ“のタベユウコさんにお越しいただきました。
“えくぼ“は雑貨アーティスト、雑貨屋さんを集めたイベントです。
http://www.ekubo.org/index.html

タベさんは、過去にOMSで開催していた
アートフリマに出展したのをきっかけに
いろいろな雑貨アーティストと知り合い
OMSがなくなった後も、その遺志をついで
中崎町で雑貨イベントを続けてきた方です。

こうした方にお会いすると
「OMS」はまだ終わっていないんだなと思えます。
「Common Cafe」でも“えくぼ“をやりましょう
そんな約束をしました。


夜はSalon de AManTOで「街並フェティッシュ」。
神戸・兵庫区の西出町・東出町・東川崎町の話です。
主宰のペルペトゥーム吉岡さん、三重野さんと梅田メメ子さん
女拓アーティストのS.Q.YOKOさん、AManTOのJUNさん
そして僕の6名が参加でした。

最初はここの街並みと歴史的背景の話をしていたのですが
YOKOさんが来てからは、去年3月に神戸芸工大の学生を
中心にこのまちで行われた「まちのリズム場所のリズム」
というイベントの話になりました。

「西出カヅコ」という演歌歌手として
リサイタルを行うというパフォーマンス通じてYOKOさんは
このまちにいかにかかわってきたのか。

JUNさんが入ってからは、アーティストはまちづくりに
どうかかわれるのか、という話に。
とても深い話になりました。


その後YOKOさんとシングルズへ。
絵描きの柴田さんと写真家の葉狩さんのバー。
「ゴミ富士」という作品を作り続けている
アーティストの松本さんが、作品を作る過程で
やはり何ヶ月もまちにかかわることになるという話を
していました。

で、今日も終電・・・


2003/12/17(水)
劇的友人のハナシ
 社会人になり大阪に帰ってきてから、小学校の頃の友人から電話がかかってくるようになった。
 羽田君というその友人は、5年生の時に東京から引っ越してきた転校生で、最初に先生に紹介された時には、上履きをジャンバーの左右のポケットに一つずつ突っ込みぶっきらぼうに挨拶していた。

 僕と羽田君はすぐに仲良くなり、砂場で前転の練習をしたり、一緒に山に行ったり、嫌いな先生に反抗したりしていた。
 負けん気が強く、ケンカもよくしていた羽田君は、中学に入ってからは本格的にワルくなったと噂には聞いていた。

 最初に電話があった時は、あまりに唐突だったので、何かの勧誘かと疑ったが、そんな様子でもなかった。
 会わなくなってからのことを聞くと、「中学、高校と、グレとってん」「高校出てから自衛隊に入ってんけど、そこで目立ってしもて、イジメにあって、結局1年で辞めてしもうてん」と。その時には電気関係の資格を取るために勉強していると言っていた。

 朴訥にして精悍な「不良」という僕の頭の中で思い描いていた羽田君のイメージからすると1.5倍くらい間延びした感じの喋り方で「今はすっかり太ってしもうてん」と。
 昔一緒に遊んだことを本当によく覚えていて、そのことをとても大切な思い出のように喋った。
 22歳になり、太った風貌の羽田君をまるで想像することができなかったが、思春期以降に誰もが越えることになる壁のうちの幾つかを自然に越えそこなっているような雰囲気に、優越感からくるであろう親近感を覚えた。

 1年後に電話があった時には自動車の鈑金の仕事をしていると言った。仕事はきつく、帰りは遅く、給料は安いらしい。「鈑金の仕事してんのは職人やねん。入ったら叱られ通しでしごかれて、すっかり屈折してしもて、次に若いのが来たらそいつを叱りとばすねん。お前には分からん世界やろ。」人生訓めいたその言葉を、僕はそれを引き受けるのが自分の責任ででもあるかのように思って受け止めた。「疲れ切って帰ってきたときに聴くと心が安まるねん」と羽田君が言ったジョージ・ウィンストンを僕も聴くようになった。

 その次の年にかかってきた時には車のセールスマンになっていた。「鈑金やっとったから、車のこと聞かれてもよう分かんねん」それにしても、決して喋り上手ではなかった羽田君に営業なんかできるんだろうか、と内心不思議に思いながら聞いていた。「一緒に不良やっとった奴らは左官屋とかタイル屋とか、みんな立派になっとる。俺も頑張らんと。」僕は羽田君に会ってみたいと思っていた。自分が彼に対して感じているのは優越感なのか、それとも劣等感なのか、それを見極めたかったんだと思う。そしてそれがどちらであればより「よい友人」でいられるのかを。
 しかしその後羽田君から電話はなく、こちらから電話することもなく、顔を会わせることはなかった。

 最近、小学校の同窓会があった。羽田君のことはほとんど忘れかかっていた。左官屋やタイル屋になった元不良たちと会うのは懐かしかったが、その中に羽田君の姿はなかった。来ている奴らに彼の近況を聞いてみると、「百貨店で洋服売っとるらしいで」「賭けマージャンでしのいどるんとちゃうかったんか」「いやいや、塾講師やっとるらしいぞ」と。そして誰一人として羽田君に会った、という奴はいなかった。

 彼に人生で負けるのと、想像力で負けるのと、一体どっちが悔しかっただろう?

 結局その日は「きっと、本職はサギ師か物書きやで」というその場で出た結論にみんな妙に納得して帰ったのであった。


 さて、ここで質問です。
 このハナシが本当の場合と作り話の場合と、どちらがより面白いと思いますか?


2003/12/16(火)
FERRY、始動
シングルズの初代マスターのシングルマンが
手掛けたフリーペーパー「FERRY」が
いよいよ完成しました。

「はぐれ梅田」の情報しか載せないペーパーとして
今後定期的に発行していく予定です。

僕も文章を載せていただきました。
(この日記の焼き直しで恐縮ですが・・)
1000部しか発行していないそうなので
興味ある方はシングルズやレインドッグスなどで
お早めにご入手ください。

ちなみにシングルマンは
1月からシングルズのそばのRAIN DOGSで
ライブブッキングをするそうです。
1月9日にはBush of ghosts、ふちがみとふなと出演の
ライブがあるそうで。

「FERRY」裏面がそのライブのフライヤーになってますが
そのデザインがシングルズ先代マスターのキムラミホコさん。
この3人が関わってひとつのものを作ったことが
また嬉しく。


夜のOCC!は築山万里子さん。
今日はプリンティングディレクターとしての
お仕事についてお話しいただきました。

印刷機を置かなくなったからこそ
印刷機に縛られずにいろんな印刷物が企画提案できる
というあたりがとても勉強になりました。

シングルズはミゾブチさん。
今日は本人が誕生日だったそうで、とても賑やかそうでした。


2003/12/13(土)
情報が自由電子のように動いている感じ
昼過ぎに
りそな総合研究所の前川知史さんと
Mebicでお会いしました。
関西経済の動向などについて詳しい方です。
http://www.a-kantei.co.jp/v2-body/info/hl/hl106.html

OMSのことと現在のMebicでの活動について
天満・南森町・扇町から中崎町のポテンシャルについて
SINGLES PROJECTについて
などなど、いろいろとお話しいたしました。

その後一緒に扇町から中崎町へ。
まちの様子をご紹介して
一緒にSalon de AManTOへ。
そこでJUNさんと、よく来られている整体師の方と
今年上場を果たしたベンチャー企業の会長さんと
偶然お会いしました。

そのあと一緒に淀屋橋WESTにオープンしたお店の
オープニングレセプションに。
ケイオスの澤田充さんが仕掛けておられる動きです。

そこでは澤田さんのほか、ライターの服部貴美子さんや
写真家の太田未来子さんにお会いしました。

この4時間ほどの間に起こったこと
そして得られたさまざまな情報。
その早さに驚いています。


夜のOCC!は
ぴあフィルムフェスティバルの荒木啓子さん。
25年も続いている自主製作映画の映画祭の
いろいろなお話をいただきました。

映画監督として雇われている人は今一人もいない。
映画を撮っていない時は失業者。
このことを分かっていない人が多い。

これも大事な認識だなと。


2003/12/12(金)
計算のできるロバ
あるところに
計算ができるということで
有名なロバがいたそうです。

そのロバは、算数の問題を出すと
その答えの回数だけ
ひづめを地面に打ち付けて音を鳴らしたそうです。

どうやって計算しているのかを確かめるために
いろいろ試してみたところ、そのロバは
周りの人々が計算の答えを知らない場合には
答えを間違える、ということが分かってきました。

つまりこのロバは、計算ができたのではなく
周りの人々の「ここで鳴らし終わってほしい」という
期待の空気を読むことができた
というのがこの話のオチです。

ところで、この能力をもっている人って
世の中にどれくらいいるんでしょうね。


シングルズは恒川さんの「芝居人の集まるバー」。
本当に役者さんばかりが集まっていました。


2003/12/11(木)
僕自身ではできないことばかり
今日は夜にMebicロビーで
カフェミーティング。
Common Cafeの設計も
いよいよ大詰めを迎えております。

ますかわさん、タイラさん、西原ユウコさんの
智恵をあつめた厨房プラン
五条さんの専門知識を活かした
オーディオ選定と電気容量計算
岸田さん、吉永美和子さんによる
音楽と演劇のライブオペレーションプラン
ミゾブチさんと北村さんによる酒メニュー
ヤマネさん、勾玉堂さんによる雑貨棚利用計画
それらを受けて
建築設計の吉永健一さんがまとめていきます。

設計以外の部分でも
西原隆さんによる経営プラン指導
吉岡史樹さんによるWEB構築などにより
僕は最後に決めるだけで物事が進んでいきます。

Common Bar SINGLESに集まったマスターを中心に
新しいお店が立ち上がっていく。
すごいですねえ、他人事のように感心しています。


ちなみにお店のオープンは
今のところ3月の初めになりそうです。


2003/12/10(水)
プロデューサーとは「実現化請負業」
今日のOCC!は
ケイオスの澤田充さんにお越しいただきました。
有名なところでは梅田の「イーマ」や
「淀屋橋WEST」「吉野本葛天極堂」などの
プロデュースを手掛けた方です。
http://www.ex-recruit.com/company/chaos_info.html

プロデューサーとは「実現化請負業」。
企画書を書いてプレゼンするだけではダメで
考え出したイメージをいかに形にしていくかで勝負する。

これから開発しようとするエリアの歴史的背景や
その開発のもつ文化的・社会的意義
そして開発におけるポジショニングを考え抜いた上で
自分たちがそのために頑張れる「理念」をつくり
いろんな人の力を借りてコラボレートしていく。

徹底的に作り込んでいくことで
お客さんに絶対的な安心感を持っていただく。
だからこそ「ブランド」になる。

その妥協のない姿勢に
受講者の方々は感動を超えて興奮していたようです。
僕も聞いていてかなり鼓舞されました。
やばい、頑張らないと。

シングルズは小夜子ママ。
今日もいっぱいのお客さんでした。


2003/12/09(火)
時間の流れ方がちがう場所
今日はOMS戯曲賞の最終選考会。
午後1時から旭区の芸術創造館にて。

OMS戯曲賞は唯一残った
扇町ミュージアムスクエアのお仕事。
元OMSスタッフが一堂に会する場でもあります。

今回最終に残ったのは12作品。
選考委員の方々にお集まりいただき
長時間にわたって選考いただきました。

結果を書いておきましょう。

大賞:山口茜(魚船プロデュース)
   「他人(初期化する場合)」
佳作:中村賢司(鋼鉄猿廻し一座)
   「てのひらのさかな」

夜には授賞式と公開選評会があったのですが
OCC!が入っており
途中で失礼しました。

芸術創造館からMebicへ。
事務所に戻ると1年前から戻ってきたような気分でした。


築山万里子さんの講座は「広告プロデューサーとしての仕事」。
クライアントから直の仕事を受けることが多く
クライアントといい関係を作り
クリエイター側もクライアント側も納得できる仕事にする。

「Project629」では、クリエイター側が納得のいく表現を
試すことのできる場、若手がプロデュースできる場を
一緒に作り上げていく。

とてもいいお仕事をされている方です。
そしてとてもお忙しい方のようです。


2003/12/07(日)
滝の茶屋の人々
芦屋ロックガーデンの入口にある
「滝の茶屋」に土日の昼間に行くと
六甲山から下山してきた中高年の登山者達が
関東煮をつつきながらビールや日本酒を飲み
大いに盛り上がっています。

今日は六甲全山縦走の日だったようで
六甲山上あたりも数珠つなぎに登山者が歩いてましたが
ほとんどが中高年の方々でした。

山登りは今やすっかり中高年の娯楽となっています。

世の中にカフェはいっぱい増えましたが
そこに足を運ぶ層はわりと限られています。
特に40代以上の男性は喫茶店には足を運んでも
カフェには行きづらいように見えます。

中崎町でも、地元の方々は最近できたカフェとは別の
昔からある喫茶店を溜まり場にされていたりします。

この、水と油な感じはなんだろう、と思います。

ヨーロッパに行くと
劇場に行ってもカフェに行っても
年配の方々と若い人たちがそこに居合わせる状況が
当たり前のようにあります。
日本にはそれがあまりないのは
なぜなんでしょうね。


今日は久々にのんびりと過ごしました。


2003/12/07(日)
卓見をあつめて
いま、不景気が続いているのは
金融機関の不良債権の処理が進まないからではなく
もはや機能性や値段が安いという理由だけでは
モノが買われないからである。
モノは今や「情報」によって買われるのである。

モノをつくる側が、デザインや広告などの
クリエイティブの力によってモノが売れる
ということを理解し、それをマネジメントする
方法を知ること。

いろんな情報を集めてそれをつねに編集し
面白いものになりそうなら、失敗してもいいから
それをどんどん形にしていくこと。

それが何が当たるか分からない
今のような時代に大事なことである。


昨日のOCC!の佐藤典司さんの話からの抜粋です。

旧来のままのマネジメントを続ける企業や行政は
中長期的にはダメになる。

こういうことをはっきりと言ってくれる人は貴重です。


いろんな立場の人の話を聞き
それぞれの人が持っている「卓見」をあつめていくと
世の中がこれからどうなっていくのか
人よりも少し早く分かりますが
それを体系立てて話す、という作業は大事だなと。

今日シングルズでは
沖村君と高橋君がコントライブをやってました。
ほかのマスターや知り合いが集まっていましたが
何か、芸事の原点を見ているような気がしました。


2003/12/06(土)
この現場を批評する気にはなれない
OMSの解体工事が進んでいます。
裏の駐車場側からみていると
クワガタムシの角のようなクレーンが
どんどん建物を壊していきます。

もう劇場だった場所も
映画館・雑貨店だった場所も
事務所だった場所もガレキの山になりつつあります。

今日は午前中に国金へ。
資金調達のメドが大体つきました。
そろそろCafeの内装工事の手配に入ろうかと。

古いものが壊される時期と
新しいものをつくる時期が重なる偶然。


夜はOCC!。
立命館大学におられる佐藤典司さんに
「情報消費社会の経営戦略」について
お話しいただきました。

何ヶ月か前のこの日記を
読んでいただければわかりますが
僕が本を読んでいたく感銘を受け
つてをたどってアポを取り
どうにかお越しいただいた方です。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/event/campus/hito/satou.html

「差異」としての情報価値を
いかに戦略的にマネジメントするか
その視点なくしてはもはやビジネスは成立しない。
この人の持っている卓見はやはりすごいと思います。


シングルズはフジタさんと桐谷さんが入ってました。
お店はマスターメンバーが一杯でした。
久々にキッズプラザの山田副館長とゆっくり話しました。


2003/12/04(木)
さてその追いつけないスキームとは?
そろそろちゃんと書いておきましょう。

今回Common Cafeの設立にあたっては
エンジェルシステムの導入を考えています。

広く出資者を募ってファンドを設立し
そのファンドを運用してカフェをつくる。

そこは昼間はカフェ・夜はバーとして営業し
音楽や演劇や映像などの催しにも対応する。
個人による輸入雑貨もお店で扱う。
そして日々の運営は日替わりマスター方式でおこなう。

これは、一人一人のメンバーが経済的に無理をせず
継続可能な形で『劇場』を立ち上げるという実験です。

自分たちにとって大事なものは
大きな組織に頼ることなく自分たちでつくる
そういう習慣をそろそろ身につけたいなと。

まだまだうまくいくか分からない部分も多いのですが
多くの方々のご協力、ご支援をお願いいたします。


今日のOCC!は
グラフィックデザイナーの黒田武志氏。
演劇のチラシをかなり手掛けておられる方です。
劇団☆世界一団の作・演出の
ウォーリー木下氏と一緒に登場していただきました。

劇団公演のチラシは、デザイナー側からすれば
クリエイティブを理解してくれる
クライアントとのコラボレーション。
自らの創造性を十分に発揮することができる
数少ないお仕事のようです。

これは裏返せば、企業でデザインを発注する側にいる人が
もう少しデザインについて理解していれば無くなる
不幸というものがある、ということでしょうか。


2003/12/03(水)
銀行が追いつけないスキーム
とある銀行の融資課の人に
Common Cafeの事業計画書を見せたところ
素晴らしいスキームですね。
これは銀行が追いつけないですね、と。

信用保証協会のお墨付きがないと
ベンチャーにお金を貸すことの出来ない銀行。
それはいわゆる貸し渋りの構図なのですが
融資担当の申し訳なさそうな様子に
個人の思いとシステムとが噛み合っていない
今の時代を見てしまいます。


昼に犯罪友の会の武田一度さんにお会いしました。
30年間野外劇を続けてきた武田氏は
早い段階から芝居では食っていけないと気付き
職人として働きつつ野外劇を続けて来られたそうです。

今は若い劇団員が中心となって
劇場から大道具までを自分たちで作り
その舞台に自ら立っています。
「劇場、僕らには関係ないけどね」
そこにある美学、生きざまを学ぶことは大事なのではと。


今日は説教バー。
新たに5名の方が実習を受けられました。
人も集まり、とてもいい雰囲気でした。

マスター登録者は現在120名に。
幽霊も多いのですが。


2003/12/02(火)
たいていのことは楽しむ方ですが
大阪YWCAの裏にある居酒屋「ダイワ」で
昼の定食を食べていると
次から次へと工事関係の職人さんが入ってきました。
スーツを着ているのは僕だけで
あとはみんなニッカポッカという
モンティパイソンのネタにありそうな状況。
すぐそばの小学校建設現場で働く人たちが
こぞって来ていたようです。

材料は少し余分目に置いておいた方が
何かあったときにすぐに対応できる、とか
親方に車を洗っておけと言われた時に
いかに適当にサボるか、という話を耳にするのも
また一興。

夕方にMebicロビーでCommon Cafe厨房設計の打ち合わせ。
設計の吉永健一さんと
カフェ部の平さん、ますかわさん、西原さん
オーディオ部の五条さんと僕とで話し合い
大体の仕様が決まりました。
あとはライブ部の人たちとの打ち合わせが済めば
本格的な設計に移っていただけそうです。

OCC!はフリーライターの服部貴美子さんの。
「マスコミデビューで有名になろう」。
広告ではなく広報として
いかにマスコミに取り上げてもらうか
パブリシティを一番効果的にする方法は何か
いろいろためになる話でした。

シングルズあるビルの1Fに
突然キャバクラがオープンしてました。
店内に控室がないらしく
裏の階段に女の人が立ってました。
階段はタバコの吸殻だらけ。
どうでしょう、これは。

ちなみに今日(2日)は「説教バー」でございます。


2003/11/30(日)
ヘゲモニーを握る者の無自覚、というと言いすぎか
今日はグッドデザイン博覧会。
今回から出品予約を受け付けることにしてみました。

出品される方が人を呼んでくるシクミ
シングルズのような感じです。
前回よりもずいぶんお客さんが増えました。
とくに出品された方の満足度が高く
来月もまた、という方が何人もおられました。

これはたぶん必要なシクミなんだろうと思います。
一方でデザイナーと発注者が出会うシクミを
作らないといけないなとも思います。

それと今日感じたこと。
若い人の中で、自分たちよりも上の世代
とくに50代、60代の方々に
自分たちの考えをどうすれば分かってもらえるのか
というあたりにジレンマを抱えている人、多いですね。

価値観が固まっていて自信満々の上の世代の人たちに
分かってもらうのは無理じゃないか
2時間位喋ればある程度分かってもらえるが
ちょっと会って喋るだけでは何年かけても無理
でも分かってもらわないことには僕らに仕事も未来もない。

これ、完全にディスコミュニケーションの問題ですよね。
若い人の閉塞感の原因って
漠然とした不安なんかじゃないのでは。


終了後に南船場のunder×publicへ。
「BOOKS、POETS & SINGS WEST VOL.2」という
松浦弥太郎さん、永井宏さん、チャンキー松本さん出演の
イベントを覗いてきました。


2003/11/29(土)
カフェを軸に生まれるコミュニティ
「ソーシャル・キャピタル」
これは、信頼や規範、ネットワークといった
ある共有された目的を追求するために
より効率よく参加者がともに行為することを
可能にする人的資本のことをいいます。

具体的には、市民参加の強い伝統−投票行動
新聞購読、教会の合唱団や読書サークル
ライオンズクラブ、サッカークラブへの所属など。

組織化された相互依存と豊かなネットワーク
市民参加に関する規範とネットワークを体現している
「ソーシャル・キャピタル」は
効果的な政府や経済発展の前提であると
アメリカの政治学者パットナムは論じています。

ということを日本総研の東一洋さんが書いています。
http://www.jri.co.jp/consul/column/data/index-132_azuma.html


18世紀のロンドンのコーヒーハウスは
東方から入ってきた珍しいコーヒーを媒介にしながら
クラブ=サロン的な様式を整えて
そこから新たなコミュニティを誕生させていきました。
そのコミュニティを軸に
株式会社や政党が結成されたり
保険制度やジャーナリズムなど
現在の社会経済システムの土台となっているしくみが
誕生していきました。

と金子郁容+松岡正剛+下河辺淳他
「ボランタリー経済の誕生」という本に書いてあります。
http://www.hotwired.co.jp/cave/work/w30003.html


いま街にあふれているオシャレ系カフェの多くは
そこで人と人とが出会うための
コミュニケーション空間としては
基本的に機能していません。

カフェというインフラを
人と人とをつなぎ、信頼を醸成し
そこから何か新しいものを生み出すための装置として
捉えなおすことが大事なのではないかと思います。

これが「Common Cafe」をつくる
僕なりの理由だったりします。


2003/11/29(土)
時代を読むのは理性、時代を感じるのは感性
たまにはCommon Cafeの進捗を
書いておいた方がいいですね。

現在設計の詰めの段階になっています。
12月中旬に設計が完了の予定で
12月に入ったら並行して解体・撤去工事を始める予定
施工は年末から1月にかけて行い
2月のどこかでオープン、という感じでしょうか。

日々いろんな方にカフェの話をして
いろんな方面でカフェにかかわっていただける方が
増えていっています。
今まだ書けない話が多いのですが
ちょっと面白いことになりそうです。


今日は毎日新聞経済部の山口さんに
取材を受けました。
取材はOMS閉館以来久々です。
年末か年始に載るようです。
かなりまとまりなく喋ったので
ちゃんと記事になるのか疑問。

夜のOCC!の講師は
このWEBの管理人の西原隆さん。
小説「ザ・ゴール」で紹介されている
TOC(制御理論)についての講義でした。
このSINGLES PROJECTでの問題解決でもよく使われる
対立解消図が説明されていました。

シングルズは牧さん。
もともとの常連で今は中津のカレーうどん屋の店長。
今日はシングルマン、キムさん、そして僕と
シングルズを代々支えた3人が
珍しくお店に揃いました。

シングルマンのいう「はぐれ梅田」
大阪市大大学院の塩沢由典教授のいう「創造村」
それはともに大阪市北区の東半分で
具体的には南森町、天満、扇町、中崎町、中津という場所。

ここに今大きな磁場があって
そこに砂鉄が集まるように
大きなうねりが起こりはじめている。
そのことに感性で気づく人と理性で気づく人がいる
これは面白いなと。


2003/11/28(金)
知ったかぶりのための
自分がまったく素人のジャンルについて
できるだけ早く知ったような顔で喋れるようになる方法


・まずそのジャンルの本を複数冊借りて斜め読みする
・最初にジャンルを俯瞰した本を読む
・本を人だと思って接する(買いかぶりしすぎない)
・読んでいて楽しくない本はすぐやめる
・使えるネタについては固有名詞やディテールを覚える
・現場でしかわからない情報は人から直接聞く
・インターネットは積極的に活用する
・1人から聞いた話だけに頼るのはタブー


いろんなジャンルに少しずつ首を突っ込むうちに
何となく見えてきた経験則です。

本は何度も読めば意味がちゃんと分かってくる、とか
偉い先生についてしっかり勉強すれば大丈夫
みたいな教育って罪だなと思います。


2003/11/27(木)
Do Creatively!
さいきん広告というものに
とても関心を持っています。
クリエイティブな作品としての要素を持つ一方
商品や企業を宣伝するためのツールでもある「広告」。

とくにテレビCMや新聞・雑誌広告について
売れれば良しの品のない広告ではなく
賞狙いの閉じたクリエイティビティに陥ることもなく
正しく消費者とコミュニケートするための方法としての
「広告」が多くの人に理解されれば
そこにクリエイティブと商業の調和点が
見つけられるのではないかと考えています。

今配布されているフリーペーパー「パグマガ」に
Mebic扇町の広告を載せてみました。
コピーは「Do Creatively!」。
これが正しい広告になっているかどうか
みなさま、ぜひご判断ください。


今日は「ベンチャーエキスポ」2日目。
今回の出展にあわせて作った
「入所企業紹介カード」がとても好評でした。
これは、ポストカード大の表裏で
1社ごとの事業内容とPRを紹介したカードを
単語帳のようにリングで綴じたものです。
テーマは「名刺以上、パンフレット未満」。
1枚1枚を見ればその会社に仕事を発注できるかどうか
判断できるようなもの、ということで。
これも広告ネタですね。
実物はMebicに置いているのでまたご覧ください。

シングルズは大仲由香子さん。
お客さんに三ツ寺会館にあるバー「ガンジャ」の
マスターの鉄人さんが来られました。


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