過去の日記 53

2011/11/22(火)
ユーストリーム番組出演
行きがかり上、「チーチャンネル」という
ユーストリーム番組に出ることになりました。

11/24(木)20:00〜21:00頃。
生放送なので、コモンカフェでの
「カッパラキン」を抜けて行ってきます。


2011/11/22(火)
日限萬里子さんのイストワール









今日のお昼は、リリパットアーミーの千田訓子さん、
売込隊ビームの横山拓也さん、宮都謹次さんと一緒に
千本今出川にある本瑞寺へ。
日限萬里子さんのお墓参りです。

日限萬里子さんは、1969年に今のアメリカ村三角公園の
北側に「ループ」という喫茶店を始めました。
当時この辺りは人通りの少ない倉庫街で
当初は集客に苦労したそうですが、そのうちに、
時代の先を行く萬里子さんの感性に惹かれて
多くの若者達が集まるようになりました。

そしてその中から、アメリカン・カルチャーに憧れ
西海岸のフリーマーケットに足を運び
そこで仕入れたTシャツやGパンを売り始めたり
サーフボードを磨いて売り始めたりする若者が現われ
いつしかこの街はアメリカ村と呼ばれるようになりました。

その後も彼女は、パームス、LIFE、QOO、ミュゼ大阪など
時代の感性の先を行くカフェ・ディスコ・クラブを
大阪・ミナミの地に作りつづけ、そこから新たな街を
生み出してきました。

そして萬里子さんは、2005年3月14日に
62歳の若さで、永眠されています。


さて、なぜこのメンバーで日限萬里子さんの
お墓参りに行くのか、という話ですが・・・

実は現在、日限萬里子さんの半生を題材にした
ラジオドラマを製作しています。
脚本は横山拓也さんで、萬里子さん役は千田訓子さん、
そして宮都謹次さんには、萬里子さんの旦那&弟役を
務めていただいています。

12月の初めには収録で中旬には
MBSラジオで放送の予定です。
あと数日したら、もっと詳しい情報を流します。


2011/11/20(日)
日吉館とその時代







奈良・東大寺の大仏殿の南側の道を
少し下ったところにある高畑に
「みりあむ」という名の喫茶店があります。
カレーとケーキがとても美味しいお店です。
http://kedamuu.exblog.jp/

店主の坂本さんは、奥さんのミリアムさんと一緒に
28年前にこのお店を始めました。
演劇と音楽をやっているご主人は、
大道具を作っていたこともあり
このお店を自分で作ってしまったそうです。

お二人はともに、かつて登大路にあった
「日吉館」という宿に、縁のある方です。
ご主人は武蔵野美大時代から、古美術研究旅行で
奈良を訪れ、毎年日吉館に泊まっていました。
お二人が奈良にやって来てお店を立ち上げる前に
ミリアムさんは半年、日吉館で働いていました。

この「日吉館」という宿について、そして
そこの名物女将だった田村きよのさんについて
「文化のみち」の足立久美子さんと
奈良女子大の学生さん達と一緒に調べています。

日吉館は、大正から昭和にかけて、奈良の古美術や
古代への関心が高まった時期に、奈良の仏像や建築を
研究するために訪れた学者や若い学徒の常宿として
愛された下宿旅館です。

大正3年から昭和58年まで続きましたが
昭和5年に20歳で田村家に嫁いできて
持ち前の世話好きと機転の早さで宿を切り盛りし
宿泊客の心をとらえていったのが、田村きよのさんです。
以下のサイトに詳しいです。
http://www5.kcn.ne.jp/~book-h/mm070.html

昭和初期には、志賀直哉が高畑に居を構え
多くの作家や画家が出入りするサロンとなっていましたが、
文化人でも何でもない一女性が切り回していた宿が
同時代にもう一つのサロンを形成していたということの
「なぜ?」「どうやって?」を考えていく、というのが
今回の「想像力養成講座」のテーマ、というわけです。

成果発表は、地域コミュニティFMでの番組放送。
どこまでのものが作れるか、楽しみです。


2011/11/17(木)
デザインプロデュース向上委員会





大阪府が今年度から立ち上げている
デザインプロデュース型商品開発促進事業の
WEBサイトが立ち上がりました。
http://www.design-produce-osaka.jp/

外部プロデューサー・デザイナーと連携して、
商品開発、プロモーション、市場投入を図る
中小企業6社に府が助成し、その進捗状況を紹介しつつ、
デザインプロデュースのツボを抽出していく
というのが、このサイトの趣旨です。

僕は事業統括コーディネーターという立場で
各プロジェクトを見守りつつ、ツボを抽出したり
壁にぶつかりそうになったらお手伝いしたり
という役割を、果たすことになっています。

このサイトの立ち上げに当たって
こんなコピーを書いてみました。
http://www.design-produce-osaka.jp/staticpages/index.php?page=about_design_produce

ここに書いている内容は、大阪産業デザインセンターの
宗和さん、川本さん、そしてコーディネーター松本希子さんが
日々現場を見ながら感じておられたことを、まとめたものです。


現場のジレンマに真摯に向き合うところから
始まる企画には、本質があります。
このプロジェクトを、今後のデザインプロデュースを
考えていく上での、雛形にできればと思っています。


2011/11/15(火)
港からみえる水都大阪







大阪市西区国津橋の交差点の一角に、
「入船(いりふね)」という名の小さな食堂がある。

うどん、そば、丼物などを出すこの食堂、
今の店主は昭和39年から店に立っているそうだが
それ以前にも同じ名前の店だったそうで
この地で100年以上続いているらしい。

店の前には、道幅の割には車の少ない道路があり
辺りには金属加工やねじなどの工場が連なる。
道路を渡って50メートルほど行くと
そこには安治川が流れている。
この川を少しさかのぼると、川口という町がある。

川口は明治維新とともに、海外との貿易港が開かれた町で
明治初期には、外国人の居留地として賑わった。
そのこともあってか、この界隈には「入船」という名の店が
いくつかあったそうだ。

ただ、川口の港は河口から遠いため水深が浅く
大型船の寄港に不便だったことで、その後港湾機能は
神戸にシフトし、明治32年には廃止されている。
そして空襲の被害を大きく受けたことで
川口基督教会を除いては、建物は残されていない。

入船食堂が、外国人居留地としての川口と
同時代に存在したのかは、分からない。
ただ、荒廃の時代をくぐり抜けつつも支えられてきた
幸福な店であることは、間違いないだろう。



もう一年半ほど参加している「都市大阪創生研究会」では
「大阪の港湾」というテーマで研究をしているのですが
僕は大阪の港湾にある喫茶店、食堂、立呑屋などを巡り
町のありようを一人探っていました。

その成果発表を兼ねて、12月からアイ・スポットで
「港からみえる水都大阪」と題した連続ワークショップを
行きがかり上開催することになりました。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

都市大阪創生研究会presents
連続ワークショップ「港からみえる水都大阪」


 上代より交易・流通の拠点機能を果たした難波津、江戸時代に諸藩大名の蔵屋敷が建ち並び、商業や物流の中心地として栄えた中之島・・・大阪の発展は“水の都”としての歴史的必然の上にありましたが、都心部だけではなく港湾エリアにも“水の都”としての側面があったことについては、これまで注目を集めてきませんでした。

 江戸時代に新田開発によって開かれた淀川、安治川、尻無川、木津川河口エリアは、明治開港以降、港湾開発と工業化が進み、“東洋のマンチェスター”としての大阪の繁栄を支えてきました。
 しかしながら、その後地盤沈下や戦災、室戸・ジェーン台風による水害を経験し、また港湾機能が外港エリアに漸進しつつ機能を拡充していったことで、徐々に衰退への道を歩んでいきました。

 大阪のインナーベイエリアは今でも、過去の港としての面影を色濃く残しています。そしてその文脈の上に、地域の再活性化をはかる取り組みも行われつつあります。

 今回の連続ワークショップでは、大阪の港湾エリア各区について、その歴史的背景や現状に詳しい方にお話をうかがいつつ、各エリアの今後の展望を探っていきます。

 
 開催日時:
 第1回 住之江区探訪 2011年12月12日(月)  
 第2回 大正区探訪  2012年1月 
 第3回 港区探訪   2012年2月     
 第4回 此花区探訪  2012年3月   
 各回 7:00pm〜9:00pm 参加無料
 会場:御堂筋odona2F アイ・スポット

ナビゲーター:山納 洋(大阪ガス(株)・都市大阪創生研究会WGメンバー)


12/12(月)の第1回目は、
住之江のまち案内ボランティアの会・会長の
山下儀之さんにお越しいただきます。

ちなみに住之江のまち案内ボランティアの会からは
8名お越しいただけるそうですので
住之江区にはだいぶ詳しくなれるのではないかと。

実験度合いの高い企画ですが
興味ありましたら、お越しください。


2011/11/14(月)
環境NPOと企業との『生物多様性』連携









11/28(月)に、ひょうご環境創造協会が主催する
環境NPOと企業との『生物多様性』連携フォーラム
というのに出ます。
http://www.eco-hyogo.jp/events/ngonpo1/

このフォーラムに先立って、11/1(火)には
環境NPOと企業との意見交換会が行われました。
僕はこの意見交換会でファシリテーターを務めましたが
その時に、以下のような問題提起をしています。


 近年、NPOや市民団体と連携して、社会貢献活動を
 進める企業が増えてきています。
 こうした連携において、企業の側では、活動が社会に
 オープンになる、社会的な信頼性向上につながる、
 市民の目線に立った取組みができるというメリットが、
 NPOの側では企業の資金力やネットワークを活かし、
 NPOだけでは実現できない規模の大きな事業、
 取り組みが実施しやすくなるというメリットが、
 それぞれ期待されています。

 ただし、企業とNPOの連携を考える上では、
 お互いのスタンスの違いをあらかじめ理解した上で、
 お互いにメリットをもたらすことのできる連携の形を、
 デザインしていく必要があります。

 企業は製品やサービスの提供、また社会貢献活動を通じて
 社会に利益をもたらす存在ですが、NPOが社会的課題の
 解決そのものを目的としているのに対して、企業には
 事業活動を通じて株主や従業員に利益を還元するという、
 もう一つの要請があります。
 そのため企業の社会貢献活動では「ゆくゆくは企業に
 利益をもたらす投資である」という視点からの検証も
 求められます。

 またNPOにおいても、ある具体的な社会的課題を
 解決することを第一義にしている団体なのか、
 専門性・ネットワーク・課題解決能力を備え、
 行政や企業との連携を積極的に行おうとしている団体なのか
 によって、連携による成果は大きく変わってきます。
 そのため企業との連携においては、自分たちの
 やりたいことを超え、企業のやってほしいことに
 応えることができるかどうかが、問われることになります。


実際、意見交換会の様子を見ていると
希少種の保護や里山保全といった具体的活動を
第一義しているNPOと、社有地や社内資源などを使って
生物多様性保全に取り組んでいる企業とはともに
シーズを出し合っているようなところがあり
すんなりマッチングが進まない感が漂っています。

この壁をどうやって越えて行くか。
当日はそういう話をしてこようと思っています。


2011/11/12(土)
xChange KOBE







ホールアース自然学校六甲分校の関口さんから
「xChange」という古着交換イベントを
神戸で立ち上げたいので力を貸してほしい
と相談を受け、お手伝いしています。

といっても、写真にあるように、
飲みながら喋っているだけですが。
関口さんは左から2番目の方です。

開催日時は12月4日(日)13:00〜19:00
場所は六甲ケーブル山上駅にある
六甲ヒルトップギャラリーです。
https://sites.google.com/site/xchangekobe/

僕は一時期「ゆずりまいり」という物々交換イベントを
高座の滝のところで続けていたことがあります。
開催しなくなって久しいですが
価値観を共有できる人たちが集まってきて
譲ってもいいものを交換するという風景をみてみたい
という思いを今でも強く持っています。
ということで、お手伝いを。


「xChange」は、丹羽順子さんという方が
サステナビリティという思想のもとに立ち上げた、
参加無料の洋服交換会です。
http://lohaswitch.jp/tokyo/tokyo06_01.html

自分が持ってきたものに「エピソード・タグ」をつけて
服や鞄にまつわる思い出や、使い方の説明などを
そこに書き込み、誰かに譲るというのがルール。
http://letsxchange.jp/

余談ですが、僕は丹羽さんに
13年前にお会いしたことがあります。
第4回OMSプロデュース「ここからは遠い国」の
オーディションに参加され、最終まで残っていました。
当時彼女はNHKに所属しておられたのですが
外の世界に踏み出して何かをしたいという
情熱を持った方だったと、今でもよく覚えています。

「xChange」というイベントが、
神戸に、六甲山になじむイベントになるかどうか。

みなさま、ぜひいらなくなった洋服を持って
この実験にご参加ください。
男女ともに参加可です。

おまけ

「文化プロデュース、はじめの一歩」というテーマで喋ります。
11/16(水)19:00〜@ゼスト御池(地下街)御幸町広場前「FOREST」 
http://yuproject.com/info.html


2011/11/06(日)
新しい人たち







11/4(金)の夜は、ステファンが「France Kansai」の
パーティーイベントをやっている裏で、カフェ実習。
http://www.francekansai.com/

今回4組の方が実習を受けられましたが、
うち2組が、昨日、今日とデビューされました。


11/5(土)は土井玄臣さんのレコ発イベント「それでも春を待っている」。
http://www.k4.dion.ne.jp/~doi-q/index.htm

土井さんは前日までCDづくりをして、ライブの最初に歌い、
その後カウンターに戻り、カレーと肉じゃがを出していました。
いい歌だったのでCDを買いました。7曲入りで500円。
レコ発とのことでしたが、プレスしたCDは30枚。
インディーズって今こんな感じなんですね。

本人のライブ風景を写真に収め損ねたので
ここに載せたのは、二人目の寺田遼一さんのライブ風景です。
土井さんは厨房中央にいて、肉じゃがの準備中。


11/6(日)は、世界を旅する人たちがバイヤーとなって
各地で見つけてきた雑貨を販売するネットショップ
「地球屋」のオープニングイベントでした。
http://chikyu-ya.jp

お店には、店主の丸岡さんが先月モロッコで
買い付けてきた雑貨が並べられ、クスクスにタジンに
モロッコサンド、モロッコ風カレーといった料理が
登場していました。


新しい人が入るのは、新鮮です。
コモンカフェの幅も広がっていく感じがします。


2011/11/06(日)
考・喫茶店
さて、とりいそぎ次回の御堂筋Talkin’Aboutを。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
御堂筋Talkin’About vol.11「考・喫茶店」

2011年11月28日(月)7:00p.m.〜9:00p.m.
場所:アイ・スポット(淀屋橋ODONA2F)
参加料:無 料

話題提供:  小川 清(平岡珈琲店)
ナビゲーター:生駒 伸夫(生駒時計店)
       山納 洋(大阪ガス)

個人経営の喫茶店は現在、大量生産・消費という
ビジネスの文脈から遠ざかる一方で、コーヒー豆や
焙煎・抽出技術へのこだわり、場のサロン性など、
クオリティ重視の手仕事的文化としての
色合いを濃くしつつあります。

今回のTalkin’Aboutでは、船場で90年続く
平岡珈琲店の小川店主にお話を聞きつつ、
喫茶店文化について語り合います。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

p.s. 昨年出版社との話し合いが不調となったことで
宙に浮いていたカフェの本の企画が、別の出版社で通り、
原稿の修正を重ねてきましたが、昨日ようやく脱稿!
喫茶店について語りたいことが、山ほどある状態です。


2011/11/04(金)
リュックサックギャラリー@摩耶山









昨日、摩耶山掬星台では、
リュックサックギャラリーが開催されました。
http://www.mayasan.info/rsg/

出展者は35組ほど。
この企画は、リュックサックマーケットとはまた別に
アート作品中心の展開を試してみようというもので
主催は摩耶山再生の会、灘区役所が共催です。

当日は天気に恵まれ、多くのアウトドア系や
文化系な人たちが集まり、賑わいました。

摩耶山方面は、ケーブル・ロープウェイの件もあり
最近活発に動いていますね。

余談ですが、先日開催された摩耶山再生の会の設立総会で
「六甲山の愉楽」というテーマで喋ってきました。
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/0004569336.shtml


2011/11/04(金)
第18回OMS戯曲賞・候補作を語る会
今年選考を行っている第18回OMS戯曲賞の
最終選考に残った8作品が発表されました。
http://www.ogbc.co.jp/oms.htm

授賞式・公開選評会は、12/6(火)に
天満橋のドーンセンターで開催されます。

そして今年も「候補作を語る会」をやります。
12/1(木)19:30〜@淀屋橋DINING&BAR『DINGHY』
上のサイトに掲載されている候補作をお読みの上、
お集まりください。


2011/10/30(日)
六甲縦走キャノンボールラン、完走!







今日は六甲縦走キャノンボールランに出てきました。

須磨浦公園から宝塚まで、六甲山56キロを
縦走するこのイベントに、今年は60名程参加されました。
主催は灘区水道筋のけんこう堂と、焼き鳥チンタ。
走ってもいいというのが、このイベントの特徴で
今年は猛者がいっぱい出ていました。

結果から申しますと、8時間47分で完走しました。
去年からタイムを2時間ほど縮めました。

といっても、鵯越付近で両足がつり
菊水山の途中で本気で棄権しようと思うほど辛く
鍋蓋山の頂上で15分ほど眠って気力を取り戻し
昼からは雨の中漠然と走っていて
何でか分からないけど完走していた
という感じでした・・・

今晩は、もう寝ます。


2011/10/22(土)
スポーツによる地域活性化








9/26(月)に開催した御堂筋Talkin'About「大阪のモノづくり」
のレポートを、大阪市都市工学情報センターの紀本さんが
「大阪のまちづくりぶろぐ」でまとめて下さいました。
http://blog.goo.ne.jp/cite-osaka/c/50ab22f96cc0f07db55aa8938438c9d1

紀本さんは、この写真の奥の方、テーブルの左上角で
白いシャツを着て、眼鏡をかけ、メモを取っておられる方です。
いつもいつも、頭が下がります。


さて、次回の告知も、遅くなってしまいました。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
御堂筋Talkin’About inアイ・スポット vol.10「スポーツによる地域活性化」

2011年10月26日(水)7:00p.m.〜9:00p.m.
場所:アイ・スポット(淀屋橋ODONA2F)
参加料:無 料

話題提供:石井 智(大阪ガス)
ナビゲーター:生駒 伸夫(生駒時計店)
       小川 清(平岡珈琲店)
       山納 洋(大阪ガス)

御堂筋界隈の企業では、往年の名プレーヤーが数多く働いておられます。
彼らが培ってきた精神力や能力を、企業の中や地域の活性化に役立てる方法を考えます。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

石井さんは、会社では、僕の右隣に座っています。
もともと大阪ガス野球部でキャッチャー、
その後同志社大学野球部の監督、NHKの野球解説者、
現在はNOBY T& F CLUBという、朝原宣治(大阪ガス・
北京オリンピック銅メダリスト)が主宰するクラブの
マネジメントなどをしています。
ちなみに朝原さんは、石井さんの右隣に座っています。

石井さんはまた同志社大に社会人入学し、
企業スポーツのビジネスモデル研究で博士号を取得。
現役引退後のアスリートを企業や社会でどう活かしていくかに
強い関心を持っています。

今回のサロンには、“元選手”が3名ほど来られます。
どんな話の転がり方になるかは分かりませんが
興味ありましたら、ぜひお越しください。


2011/10/20(木)
「山の声」浜坂朗読公演







遅くなってしまいましたが、10/16(日)に
「山の声」浜坂朗読公演を行いました。

キャストは日活JOEさん(加藤文太郎)と、上瀧昇一郎さん(吉田登美久)。
音楽は角谷芳徳さん(ギター)・西村恵一さん(ヴァイオリン)。

今回の公演の主催は、新温泉町を拠点に活動する
加藤文太郎・山(さん)の会。
会場は浜坂先人記念館「以命亭」。
元酒蔵を活用したホールです。
公演は15:30〜/18:00〜の2回で
合計160名ほどの方にご覧いただきました。

お芝居を見慣れていないお客さんがほとんどで
若干反応が薄いようにも見えたのですが
最後にはハンカチを目に当てて
会場を後にされる方が何人もおられました。
この作品の持つ力を、あらめて実感しました。


「山の声」のラストで、吉田登美久の死を看取った後
加藤文太郎は雪の中を一人歩きながら語ります。
彼が語る風景はしかし、幻覚の中の風景です。


 リアス式海岸の浜坂の港町は背後を山に囲まれた
 扇状の小さな町で その町のちょうど真ん中辺りに
 俺の生まれた家があります。

 その家を出て西に向かえば 小さな山のふもとに
 花子と初めて出会った宇都野神社があり 
 その奥社に続く石段をどこまでもどこまでも登ってゆくと
 やがてヒマラヤにたどり着くはずです。
 しかし 今はとても疲れた


この台詞は、浜坂の方々には、
僕らとはまた違った届き方をしたのではと。


夜公演の後には、山の会の方々と飲み語らいました。
翌日朝には、近くの山と岬を歩き
加藤文太郎記念図書館を訪れ
加藤文太郎の墓参りをしてから
宇都野神社の石段を登りました。

昼には豪華で安い海鮮定食を頂き
駅前の喫茶店では昨日の舞台を観られた店主に
歓待を受け、一緒に写真に収まりました。

大竹野正典さんがこの芝居を書かなかったら
そして小寿枝さんが戯曲賞に応募されることがなかったら
僕らがここにいることはなかったと思うと
とても不思議な気分でした。

そして、この作品に出会わなかったら
僕が六甲全山縦走に出ることもなかったと思うと。

そんな感じの、味わい深い旅公演になりました。

*ラジオドラ版「山の声」は今でもこちらで聴けます。
 http://www.mbs1179.com/podcast/ 


2011/10/07(金)
“The Post-underground Screening”









10/8(土)、16(日)にはコモンカフェで
“The Post-underground Screening”と題して
中国のインディペンデント映画の上映会をやります。
http://filmunder.blogspot.com/2011/09/screening-schedule-at-common-cafe-osaka.html

このイベントのオーガナイザーは、馬然(Ma Ran)さん。
現在は大阪市立大学で、中国の自主制作映画と
国際映画祭のネットワークについて研究しています。

中国にも、インディペンデント映画ってあるんですね。
「牛乳先生」っていう作品が気になります。

参加は無料です。興味ありましたら、どうぞ。


2011/10/05(水)
メセナアワード受賞
さて、ひとつご報告です。

企業メセナ協議会の顕彰事業「メセナアワード2011」において
「OMS戯曲賞による関西の演劇文化支援」を評価され
大阪ガス(株)が「演劇ともしび賞」を受賞いたしました。
http://www.mecenat.or.jp/awards/awards_news.html

OMS戯曲賞は、扇町ミュージアムスクエア(OMS)10周年の
記念事業の一環として、1994年にスタートし、
今年で18回目を迎えています。

OMSというハードは2003年に閉館いたしましたが、
唯一のソフト事業として継続してきた戯曲賞。

前にも書いたことがありましたが、第15回で終了と
いったん決まっていた話が当時の会長の鶴の一声で覆り
さらに社会的意義のある賞にするようにとの指令を受け
「再演支援金の支給」「最終選考作のWEB公開」
「最終選考作家書き下ろしによるラジオドラマ製作」
というリニューアルを経て、今回晴れて受賞と相成りました。

これまでご支援いただきましたみなさま、ありがとうございました。
関西の演劇シーンの活性化に、さらに貢献していきたく思いますので
引き続きご支持のほど、よろしくお願いいたします。


2011/10/02(日)
全縦試走(3)









今朝は7時に起きて、芦屋川へ。
先週の続きで、全縦試走を。

7時半頃に開森橋を通過し、高座の滝で一服し
そこから奥高座〜雨ヶ峠〜七曲り〜一軒茶屋と
六甲最高峰ルートを登りました。
涼しかったこともあり、高座の滝から一軒茶屋まで
1時間8分で上がりました。

一軒茶屋からは、全山縦走路を宝塚まで。
水無山、大平山、岩原山、岩倉山、そして塩尾寺
(えんぺいじ)へと至るこの道は、写真のように
クマザサが生い茂る一本道です。
だいたいが水平道かゆるやかな下りで、たまに登り。
山頂が地味でどこにあるのか分かりにくいのが特徴で、
15キロほどありますが、前半のようなハードさはなく、
割と楽しく走れるコースです。
今日は宝塚までを1時間40分で走りました。

ということで、3回に分割した全縦試走は終了。
3回分を足して、道に迷っていた時間を引くと
9時間40分になるのですが、いっぺんに走って
こんなタイムになるかどうかは、微妙なところです。


塩尾寺の手前で、六甲山カフェの常連さんに会いました。
僕と逆コースで、今から最高峰に上がり、
高座の滝に下りてお店に寄るとのことだったので、
夕方に改めてカフェに行きました。
カフェのメンバーや常連や一見のお客さんや
テレビの取材なども来ていて、とても賑やかでした。


2011/10/02(日)
新宿梁山泊『ベンガルの虎』








今日の夜は梅田空中庭園の下で行われている
新宿梁山泊のテント公演『ベンガルの虎』を観ました。

今から12年前、第3回OMSプロデュース『夏休み』で
僕らもこの場所で公演を行ったことがあります。

公開空地で公演を行うのは実はかなりハードルが高く
当時も公演直前まで許可が降りず難儀しましたが
今回も大阪市の担当がいろいろ難しいことを言っており
公演開催が危ぶまれる状況だったそうです。

新宿梁山泊はもう何度も、大阪でテント公演をしています。
これまで扇町公園で行うことが多かったのですが、
今回ほど大変な思いをしたことはなかったとの事。
役所の人間が自分の存在意義を賭けて余計な仕事をしてしまう
典型的なパターンだろうと見ています。

ともあれ、公演が実現して、ホッとしました。


『ベンガルの虎』作:唐十郎

 大戦の色を濃く残す、東京の下町。
 行方不明の夫を探し求める女カンナは
 たった一つの手がかりの象牙のハンコを持って
 夫・水島を探していた。戦後復興の世間から
 取り残されたような少年・銀次を巻き込み
 カンナは不思議な街の住民たちに翻弄される。
 忘れ去られた魂たちが水底から浮かび上がり・・・
 唐十郎が描くもう1つの『ビルマの竪琴』


この芝居では、庶民の吹き溜まりである東京の下町、
屍臭むせかえる炎熱のベンガル、そして太平洋戦争の
戦士たちが無数の屍をさらすビルマの白骨街道と、
舞台が時空を越えて展開していきます。
その錯乱と混沌と狂気の中に浮かび上がる
圧倒的なロマンティシズムに、心打たれます。

おそらく奇跡と言ってもいいこの作品
誰に止める権限などあるのかと。

大阪公演は、明日を残すのみです。
騙されたと思って、足を運んでみてください。
http://s-ryo.sakura.ne.jp/


2011/09/26(月)
加藤文太郎の真似









10/16(日)に浜坂で行う『山の声』朗読公演の
産経新聞(但丹版)の告知記事を貼り付けてみました。

今回はじめて参加される上瀧さんは
10月初めから劇団空晴の東京・福岡公演があるため
朗読公演の合わせ稽古はすでに終わり
あとは当日のリハのみで、本番を迎えます。

会場は、浜坂先人記念館「以命亭」。
酒蔵を利用したホールで行います。
浜坂駅からは徒歩10分ほどです。
http://www.town.shinonsen.hyogo.jp/page/d3aee2a331855b8dbcedeaab423e22f5.html

開演時刻は、15:30〜/18:00〜の2回。
入場料は、前売500円、当日600円です。
お時間とご興味がありましたら、ぜひ浜坂まで。



『山の声』の中で、登山者2(吉田登美久)は
登山者1(加藤文太郎)に、こう語りかけます。


 あこがれやったからな 胸躍ったで。 
 最初に先輩のウワサを聞いたんが 六甲山の全山縦走 
 朝6時に和田岬の三菱内燃機神戸製作所の寮を出発して
 塩屋から鉢伏山 高倉山 横尾山 高取山 
 ヒヨドリ越えから 菊水山 再度山 麻耶山 六甲山最高峰 
 石の宝殿から水無山を抜けて 太平山 岩原山 岩倉山と縦走して宝塚 
 宝塚から電車も乗らんと和田岬の寮に帰り着いたのが
 夜の11時30分。およそ100キロの道のりを16時間足らずで
 やっつけてしもたんや。人間業やない思た。
 天狗の仕業や 先輩のやったことは 
 俺はそれを聞いた夜 胸がドキドキして一晩中寝られんかった。
 先輩に会いたい思た。それで居ても立っても
 居られんようになって、先輩の真似した。


稽古にずっと立ち会っていると、このセリフにヤラれます。
というわけで、僕も“先輩の真似”をして
10/30(日)の「六甲全山縦走キャノンボールRUN」に出場します。

という話を、先日神戸新聞「悠々私的」の取材の時に
喋ったのですが、9/29日(木)の夕刊にそのまま載るようです。

いよいよ、引くに引けない。


2011/09/25(日)
博覧強記の夕べ







自分が読んだ本を紹介するサロン「博覧強記の夕べ」。

現在西梅田の「CREAM Retreat」というカフェを根城に
密かに続いています。もう3年半になります。
http://www.cafecream.jp/

前回9/22(木)に行われた回では

 梨木香歩「家守綺譚」
 水木しげる「ヒットラー」
 アリストテレス「ニコマコス倫理学」
 ミシェル・フーコー「狂気の歴史」
 白石一文「見えないドアと鶴の空」
 カズオ・イシグロ「日の名残り」

などが紹介されていました。

次回は11/2(水)19:30〜、同じ場所で密かに行います。
興味ありましたら、お越しください。


そして明日9/26(月)は、御堂筋Talkin'Aboutです。
こちらも興味ありましたら、どうぞ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

御堂筋Talkin’About inアイ・スポット vol.9「大阪のモノづくり」

2011年9月26日(月)7:00p.m.〜9:00p.m.
場所:アイ・スポット(淀屋橋ODONA2F)
参加料:無 料
ナビゲーター:生駒 伸夫(生駒ビルヂング)
        小川 清(平岡珈琲店)
        山納 洋(大阪ガス)

今回のテーマは“大阪のモノづくり”です。
明治以降に紡績、機械、金属、家電などの工業を背景に発展してきた大阪には、
さまざまなモノづくりの技術が集積しています。また伝統的な工芸も数多く
残されており、そこには大阪らしい職人気質や地域性・文化性が息づいています。
そうした大阪のモノづくりの魅力と可能性について話し合っていきます。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★



2011/09/24(土)
全縦試走(2)








今朝は朝5時に起き、神鉄・鵯越駅へ。
先週のつづきで六甲全山縦走路を走りました。

頂上まで階段道が続く菊水山
尾根に取り付くまでが直登の鍋蓋山
標高700mをひたすら登る摩耶山と続く
縦走路前半のヤマ場をどうにか駆け上がったものの
このあたりで筋肉資本を使い果たし
記念碑台からコースアウトして
午前10時に六甲ケーブル駅へ。

ケーブルに乗って帰るつもりでしたが
せっかく山上まで来たのだからと
ヒルトップギャラリーに事務所のある
ホールアース自然学校に顔を出して喋るうちに
体力が回復したので、引き続きチャレンジ。

六甲山ゴルフ場からコースに戻り
六甲最高峰を経て、荒地山近くの水場を経由し、
六甲山カフェまで下りてきたのが午後1時前。
cafeminhos伊丹さんの、とうがらし入りカレーと
紫蘇ホットで元気を取り戻しました。

今日は結局、6時間ほど走りました。
気を失いそうになりながら今ブログを書いています。

写真は鍋蓋山山頂の南側にあるテラス。
前回のキャノンボールRUNでは、ここで力尽きて
昼寝をしました。


2011/09/19(月)
ミシェル・フーコー『知への意志』を読む









フランスの哲学者、ミシェル・フーコー(1926-1984)。

心理学と哲学の学位をとって大学を卒業した彼は
精神病院に研修に入り、そこで精神医学が行う
正常と異常の判定が、「異常」を排除し、
社会的な秩序を確保するという政治的実践と
結びついていることを直感しました。

そして『狂気の歴史』『監獄の誕生』などの著作を通して
精神疾患といわれる病が、じつは歴史的な産物であること
監獄という装置が、訓練により人間の身体を強制するとともに
自己を監視する道徳的主体を精神に埋め込むという
権力作用をもつものであることなどを明らかにしました。

そして晩年の著作となる『知への意志』(1976)において
フーコーは規律権力というモデルでは読み解けなくなってきた
19世紀半ば以降の権力構造を<生−権力>と呼び、
その構造について「性の歴史」という切り口から迫っています。


来る10/25(火)に、140Bの江弘毅さんと
フーコーの『知への意志』を読むサロンを開催します。
http://www.talkin-about.com/cafelog/?itemid=1426


今回は、なかなかごつい話になりそうですが
興味ありましたら、ご参加ください。


2011/09/19(月)
全縦試走(1)









昨日は朝5時に起き、須磨浦公園まで行き
六甲全山縦走路を軽く試走してみました。

スタートしてすぐに標高248mの鉢伏山を上がり
そこから尾根伝いに旗振山、鉄拐山、
長い階段を下りて高倉台の住宅街を抜け、
長い階段を登り栂尾山、横尾山、
そこから須磨アルプスの馬の背を越えて、
妙法寺あたりの住宅街を抜け、高尾山へ。

全山縦走路の前半は、ハードな登りが続きます。
せっかく登ったと思ったら、また下まで降りて
一から登り直しというコースには、心折れそうになります。


今回高尾山からの下山路を間違え、板宿方面に下りてしまい
いったん山の上まで登り直し、丸山の方に降りて
神戸電鉄の鵯越駅までたどり着き、
ここをゴールにしました。
暑さと足のだるさとコースアウトのために
3時間半もかかってしまいました。

写真は須磨アルプスの馬の背。


2011/09/17(土)
11/3(祝) リュックサックギャラリー@摩耶山
3年前の御堂筋kappoの時に企画した
御堂筋本線上での「リュックサック展覧会」。
http://rucksack-exhibition.blogspot.com/

さまざまな表現活動に携わるアーティストたちが、
リュックサックに作品を詰めて御堂筋に集まり、
路上で作品を展示する4時間だけの合同展覧会。

60組ほどの方にご参加いただき、
ユルユルやろうと思っていたら
ものすごく人が来てびっくりした
というのも、懐かしい思い出です。

ところで、この展覧会とほぼ同じ趣旨の展覧会イベント
「リュックサックギャラリー」が、来る11/3(祝)に、
摩耶山上で開催されることになりました。
http://www.mayasan.info/rsg/

今回の主催は摩耶山再生会議で、灘区役所が共催。
リュックサックマーケット@摩耶山の慈憲一さんが
仕切り役を務められます。

出展申込みの際にプロフィールや画像を送ると
事前に上のブログで紹介してもらえます。
御堂筋本線上とは違い、作品の販売もできます。

ふだんのリュックサックマーケットとはまた違った
新たな実験の場になりそうです。
興味ありましたら、ぜひご参加ください。
僕もたぶん当日会場にいます。


2011/09/11(日)
ベアフット・スタイル









昨日、芦屋川の「sky high mountain works」に
トレランシューズを買いに行ったところ
ソールが入っていないシューズに目が留まりました。
http://skyhighmw.blog112.fc2.com/blog-entry-752.html

欧米では最近、ベアフットランという流れが
出てきているそうです。

 ミッドソールのない裸足感覚の靴で走るには
 自分の足の動かし方を正しくしていないと
 すぐにひざ、かかとを痛めてしまいます。
 逆にこの靴で徹底的にフォームを矯正すれば
 正しい走り方を身につけることができます。

この接客トークにヤラれて、ベアグリップを購入。
で、居ても立ってもいられず、今朝は有馬温泉まで。

かなり意識して走ったからか、ひざやかかとは大丈夫でしたが、
スパイクで走っているようなものなので
筋肉的には相当こたえました。
まだまだ鍛錬が必要です。


水道筋チンタ主催の六甲全山縦走イベント
「キャノンボールRUN」に今年もエントリーしているのですが
10/30(日)の本番に、調整が間に合うかどうか、です。


2011/09/10(土)
EXTRA PREVIEW








大阪府の「デザインプロデュース型商品開発促進事業」の
助成事業6件が、7/22に発表されました。
http://www.pref.osaka.jp/mono/oidc/produce.html

この事業の統括コーディネーターを仰せつかった僕と
同じくコーディネーターを務める松本希子さんは
その後6件のプロジェクトの取材に回っています。

9/8(木)には、「made in west」ブランドの構築を図る
オプスデザインが、東京・日の出のTABLOIDで行われる
合同展示会「EXTRA PREVIEW」に出展するというので
取材に行ってきました。

TABLOIDはこんなところです。
http://greenz.jp/2010/05/27/tabloid/

EXTRA PREVIEWは、30数社の雑貨メーカーが
商品を展示してバイヤーに紹介する合同展示会です。
http://www.extrapreview.com/index.html

東京ビッグサイトでギフトショーが行われる
タイミングに合わせて、ビッグサイトの程近くにある
TABLOIDを借りて開催されました。

今秋の東京ギフトショーには2150社が出展し
20万人もの来場者を見込んでいますが、
行ったことのある方ならご存知の通り
ビッグサイト全体を使ったこの展示会は
並の体力では一日で回りきることはできません。
そして世界観がバラバラのブースを見続けると、
だいぶ疲れます。

ギフトショーの時期に合わせて、
世界観の似通ったメーカーが小規模で集まり
会場を借りて、合同展示会を行う。
ギフトショーに出すよりも出展料を抑えることができ
またディテール、ハイタイドなど力のあるメーカーが
継続的な取引のあるバイヤーを集めてくれるので
新進のメーカーにも新規受注の機会が得られる。
バイヤーにとっても、コンディションの良い状態で
商談を進めることができる。

EXTRA PREVIEWは、こういう必然の上に乗っています。
「made in west」も、全国各地の雑貨店との取引が
始まっていきそうな気配でした。

詳しくは、11月初め頃に立ち上がるサイト
「デザインプロデュース向上委員会」をご覧ください。


2011/09/10(土)
MC研究会の現状







この6月にコモンカフェで発足したMC研究会は
その後、ラジオのパーソナリティ、ナレーターといった、
喋りを仕事にしている人と、
コピーライター、デザイナーといった、
プレゼンの必要に迫られる人などが集まり
場としての味わいを増しつつあります。
なぜか参加者はほとんど女性になります。

誰かに習うのではなく、それぞれが喋りについての
課題を持ち込み、みんなで話し合いながら
自分メソッドを見つけていくというのが会の趣旨ですが、
今は役者であり落語もやり、テレアポの仕事をしている
西森光枝さんを中心に渦が起こりつつある、という感じです。

西森さんはこの9月から、テレアポのインストラクターの
仕事を引き受けることになり、週4日、4ヶ月間の講義を
作らないといけないという課題に直面しています。

で、自分のメソッドをみんなに伝えつつ
どんなワークショップが参加者にとって有効なのかを
他のメンバーの力を借りて試しています。

次回は10/3(月)19:30〜です。


2011/09/05(月)
よりよい暮らしのためのデザイン









告知するのをすっかり忘れていましたが、
9月15日(木)に、大阪デザインセンター主催の
「よりよい暮らしのためのデザイン」という
シンポジウムの司会兼コーディネーターをします。
http://www.osakadc.jp/event/2011/0719105858.html


2011/09/04(日)
大雨の中の上映会







台風12号の雨はすごかったですね・・・

昨日のコモンカフェは、劇団sundayが昨年7月に上演した play#3「サンプリングデイ」記録映像の上映会でした。
台風のため中止も検討されましたが、決行。

写真は演出家のウォーリー木下さんと、
役者さんによるアフタートークの風景です。
この時も、外はかなりの大雨でした。


2011/08/27(土)
「TIP COLLECTION」的芸術祭







昨日は「ほんまや」環境編のプロモーションを兼ねて
「咲くやこの花芸術祭」の記者発表にお邪魔。

同芸術祭は、昭和58年(1983)から続く
若手芸術家の顕彰事業「咲くやこの花賞」の
受賞者の方々による公演、講演、ワークショップなどを
10/21(金)-23(日)の3日間、中之島にある
大阪市中央公会堂で一挙に行う、というものです。
http://www.city.osaka.lg.jp/yutoritomidori/page/0000136768.html

記者発表の中では、ノコギリ奏者のサキタハヂメさんが
演奏を披露していました。

サキちゃんと会うのは、久しぶりです。
今はNHK教育の「シャキーン!」の中で音楽を担当していて
毎日作曲しているそうです。
http://www.nhk.or.jp/kids/program/shakiin.html

この番組のディレクターは、NHKの佐藤正和さん。
かつてOMSでやっていたジャンルミックス企画
「TIP COLLECTION」を、現ヨーロッパ企画プロデューサーの
吉田和睦さんと一緒に作っていた方です。

 「TIP COLLECTION」は、青春やね。
 あの出会いがなかったら、今はない。


この「咲くやこの花芸術祭」でも、受賞者間の
コラボレーションによる舞台を企画のメインに置いていて
サキちゃんは、今年は地歌・筝曲の菊央雄司さんと
セッションするそうです。

一般の市民が、気軽に芸術に親しむ場であるだけでなく
出演者同士が出会い、コラボレーションする場。
ある意味「TIP COLLECTION」的な芸術祭です。



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