過去の日記 52

2011/08/23(火)
次回の御堂筋Talkin'Aboutと、社会学サロン









昨日の次回の御堂筋Talkin'About「大阪の夏祭りをふりかえる」
には、13名の方にご参加いただきました。

今回のテーマの主は、平岡珈琲店の小川清さん。
小川さんは今年の御霊神社の夏祭りでの
船渡御と武者行列復活をプロデュースされましたが、
その状況を詳しくレポートいただきました。

その後、参加者による茶話会的トーク。
人数が少ないほうが喋れる時間が増えるので
参加者の満足度は上がる、というのが面白いところです。


そして次回は、以下のとおりです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

御堂筋Talkin’About inアイ・スポット vol.9「大阪のモノづくり」

2011年9月26日(月)7:00p.m.〜9:00p.m.
場所:アイ・スポット(淀屋橋ODONA2F)
参加料:無 料
ナビゲーター:生駒 伸夫(生駒ビルヂング)
        小川 清(平岡珈琲店)
        山納 洋(大阪ガス)

今回のテーマは“大阪のモノづくり”です。
明治以降に紡績、機械、金属、家電などの工業を背景に発展してきた大阪には、
さまざまなモノづくりの技術が集積しています。また伝統的な工芸も数多く
残されており、そこには大阪らしい職人気質や地域性・文化性が息づいています。
そうした大阪のモノづくりの魅力と可能性について話し合っていきます。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

また、140Bの江弘毅さんと僕とで続けている
社会学・哲学系サロンの次回は、以下の通りです。

ミシェル・フーコー『知への意志』を読む
2011年10月25日(火)7:30p.m.〜9:30p.m.
場所:コモンカフェ

どんな本かは、もう少し読み込んでからレポートいたします。

とりいそぎ。


2011/08/21(日)
『山の声』朗読公演@浜坂







突然ですが、来る10/16(日)に
兵庫県の日本海側にある浜坂で、孤高の登山家・
加藤文太郎を描いた戯曲『山の声』の朗読公演を
行うことになりました。

公演の主催は「加藤文太郎 山(さん)の会」。
http://www.town.shinonsen.hyogo.jp/page/2d7c1f85fdd825a2424b148c920540a2.html

会場は、浜坂先人記念館「以命亭」という
江戸時代の屋敷跡を改修してできた文化施設の中にある
酒蔵を利用したホールです(写真左)。
http://www.town.shinonsen.hyogo.jp/page/d3aee2a331855b8dbcedeaab423e22f5.html

今回の出演は、日活JOEさんと、劇団空晴の上瀧昇一郎さん。
すでに稽古も始まっています。

ホンを読み進めつつ、このセリフで加藤は、吉田は、
どんな心境にあったのだろうかと話し合い、
役作りを詰めていくという感じで、稽古は進んでいます(写真右)。

JOEさんは実生活では山の本の編集の仕事をしていて、
上瀧さんはかつて本気でクライミングに取り組んでいた人なので、
お二人の姿は、そのまま加藤文太郎と吉田富久に重なってきます。

今のところ、この公演は浜坂での開催のみ決まっていますが、
大阪か神戸でもできれば、とは思っています。

*日活JOEさん・山本忠さんバージョンの『山の声』は、こちらで聴けます。
 http://www.mbs1179.com/podcast/


2011/08/20(土)
ロッジ山という奇跡









8/17,18とお休みをいただき、伊吹山へ。
ドライブウェイを抜けて、山上のお花畑で
今を盛りと咲き誇る高山植物を謳歌してきました。

このあたりは誰でも経験できる話なので、あえてオミット。

この日の宿は、2合目近くにある「ロッジ山」。
とても快適で、美意識の行き届いた宿です。
高台にあり、湖東平野と琵琶湖を臨む絶景を楽しめます。
にもかかわらず、1泊2食付で7500円で泊まれます。
http://www.biwa.ne.jp/~l-yama/index.html

この宿は、96年に松井夫妻がをセルフビルドで作り上げ
それから15年、運営し続けておられます。
立ち上げ時期の苦労話を読んでいると、涙が出てきます。
http://www.biwa.ne.jp/~l-yama/log/log.html

伊吹山の麓はスキー場として開発され賑わいましたが。
スキー人口の減少、運営会社の経営難、地球温暖化に伴う
積雪量の減少などの原因が重なり、2008年以降休業し、
2010年にはスキー用のリフトが撤去されて閉鎖されました。

そのことで経営的には厳しくなったのではと思いますが、
「ロッジ山」は、常連のお客さんに支えられ健在です。

翌日は、朝早く起きて、5合目まで。
もとスキー場だったので、電気が通っています。
なぜこんな山の中で自販機でジュースが買えるのだろう
というシュールな光景に出会いました。

とてもいい時間を、過ごしてきました。

帰ってきてから、足がパンパンに張っていて
ちょっと筋肉がついてきたかなと思いきや
これはブヨに噛まれて足に毒が入っているせいだと
帰ってきてから気づきました。
8ヶ所ほど噛まれ、鬼のように痒い状態が続いています・・・


2011/08/16(火)
大阪の夏祭りをふりかえる








7/27(水)に開催された御堂筋Talkin’About
「地域活性化と映画」の詳しいレポートを
大阪市都市工学情報センターの紀本さんが
こちらにアップして下さっています。
http://blog.goo.ne.jp/cite-osaka/e/6637bb6644a403fc130f26b02f86dca0

まったく、毎回、頭が下がります。
ありがとう、紀本さん!

そして告知が遅くなりましたが、
次回のTAは、こちら。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

御堂筋Talkin’About inアイ・スポット vol.8
「大阪の夏祭りをふりかえる」

 2011年8月22日(月)7:00p.m.〜9:00p.m.
 場所:アイ・スポット(淀屋橋ODONA2F) 
 参加料:無 料

「愛染さんに始まり、住吉さんに終わる」と言われるように、
大阪では7月に「夏越の祓い」をルーツにした祭りが、
各所で催されます。
今回はその魅力について、大いに語っていただきます。
写真、動画(DVD)などの持ち込みも大歓迎。
ふるってご参加ください。

ナビゲーター:生駒 伸夫(生駒ビルヂング)
       小川 清(平岡珈琲店)
       山納 洋(大阪ガス)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

今回のメインは、平岡珈琲店の小川店主です。

今年の7月15日に、御霊神社では140年ぶりに
船渡御が復活し、また阪神大震災を機に取りやめに
なっていた武者行列も行われましたが
小川さんは、その実質的な仕掛け人です。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110713/20110713014.html

当日は小川さんに、御霊神社のお祭りをふりかえって
いただきますが、それ以外のお祭り情報も大募集です。
ふるってご参加ください。


2011/08/13(土)
東京千葉時々刻々







久々に、東京方面に行ってきました。

8/10(水)3:00pm 
 ちょっと時間があったので、高尾山へ。
 山ガールだらけの印象でしたが、そんなことはないです。
 六甲山と比べると、江戸的遊山の文脈が強い感じでした。
 写真左はケーブル山上にある「十一丁目茶屋」。

8/10(水)8:00pm 
 「としまアートステーション構想」のプロジェクトに
 お声かけいただき、コモンカフェや六甲山カフェのことを
 喋ってきました。
 西村佳哲さんに久々にお会いできました。
 http://www.bh-project.jp/artpoint/program/area2011/toshima2011-01.html

8/10(水)11:30pm 
 本郷三丁目にある「どさんこ大将」へ。
 ラーメン屋ですが、夜にはカラオケ飲み屋になります。
 学生時代にサロン化していたこの場所に日々出没していました。
 大将もお母さんもお元気そうで、何より。

8/11(木)7:30am
 千駄木・谷中から湯島あたりまで歩く。
 古民家をリノベートしたお店がいくつかありました。
 町には江戸的文脈が随所に残されていて
 ブラタモリな気分でした。

8/11(木)11:00am
 千葉県八街市へ。
 人口7万、東京まで特急で50分、
 東京・千葉のベッドタウンであり、
 落花生生産日本一の農業地です。
 ここで「人の集う場をつくりたい!」と考えている方と
 facebookを通じて知り合い、現地に行ってきました。

8/11(木)4:00pm
 にしすがも創造舎にある「カモ・カフェ」でお茶。 
 http://camo-cafe.blogspot.com/

8/11(木)7:00pm
 東京駅付近の居酒屋で、大学時代のダンスサークル仲間と飲む。
 監査法人や外資証券やネット通販大手の業界事情を
 いろいろ聞かせてもらいました。
 
そんな2日間を、過ごしてきました。


2011/08/07(日)
ホモサピエンスの幸福論
明日の「中沢新一『対称性人類学』を読む」
の資料が、今どうにか出来上がりました。
今回は14ページになりました。
http://www.talkin-about.com/cafelog/?itemid=1369


『対称性人類学』は、中沢新一さんの大学での講義録を
5冊の本にまとめた『カイエ・ソバージュ』の第5巻です。
それまでの4巻では、神話論・国家論・贈与論・宗教論が
それぞれ展開されています。


 人間の心の中では、論理性のような非対称性の思考と、
 論理性を停止させたり制限を加えたりする対称性の思考とが
 一緒になって動いています。

 神話に見られる、人間と動物、生と死が行き来可能に
 なっている状態は対称性の思考が生み出すもので
 これが人間に深い思慮と動物や弱者に対する
 思いやりある態度をもたらしてきました。

 しかしながら、国家、資本主義、一神教が誕生し、
 非対称性の思考が世界中を覆い尽くすようになったことで
 対称性の思考は抑圧され、無意識と名付けられ、
 分離された世界で失われた感情の通路を探し続けています。

ホモサピエンスとしての幸福は、どこにあるのか?
そして対称性の思考までを視野に入れた普遍経済学は
どんな構造をしているか?

中沢さんは、この『カイエ・ソバージュ』で
そうした問いに取り組んでおられます。

この課題図書は、江弘毅さんから出されたもので
江さんが明日、どんな話を持ち込まれるかは分かりませんが
面白いセッションになるのではと思っています。

お時間と興味がありましたら、ぜひお越しください。


2011/08/06(土)
ダンスが取り持つ不思議な縁
僕は大学時代にT.U.Dancing Club Wishという
ダンスサークルに所属していたのですが、
このサークルのメンバー100人のうち
ブレイクダンスをやっていたのは10名ほどで
残り90名は、ジャズダンサーでした。

サークルでは、学園祭で踊ったり、ホールを借りて、
芝居仕立てのダンス公演を行ったりしていたのですが、
このサークルの同期で部長をやっていた山代悟氏と
昨日18年ぶりに再会しました。
twitterやfacebookというのはやはり偉大ですね。

山代氏は現在、建築家・大連理工大学客員教授
という肩書きで活動しています。
アートやまちづくり、ソーシャルな領域での活動に
ずっと携わってきたそうですが、そんな彼が関わる
南房総リパブリック」というNPOでは、
千葉県南房総市での里山活動と、
東京都目黒区洗足でのコミュニティカフェの
ふたつの地域での活動を立ち上げようとしていて
今回コミュニティカフェの参考にと、
コモンカフェに足を運んでいただいたという次第です。

NPO代表の馬場未織さんと、コミュニティカフェの
運営の中心となる和田夏子さんにも一緒にお越しいただき
いろいろお話を聞かせていただきました。

コミュニケーションを生み出すカフェは、
どういう構造をしているのか、どういう仕掛けが必要なのか、
空間作りで間違えてはいけないポイントはどこか。

ディスカッションを通じて
僕自身のイメージも、ずいぶん広がりました。
お店が立ち上がった暁には、ぜひお伺いしようと思います。

18年ぶりに出会ったサークルの同志と
思い出話ではなく、まったく違う次元の話で
セッションできるというのは、なかなか良いものです。


2011/07/28(木)
復元ポイントはどこなのか?
140Bの江さんが新たに書き下ろした新書が
8/6に発売されるそうです。

「うまいもん屋」からの大阪論

先週のナカノシマ大学の後の打ち上げで
クブングヮーの立呑屋の話を江さんにしたら
江さんも今回の本のために、大正区のことを
大分調べていたそうで、びっくりする程話が通じました。

表層にとどまらない街場の意味論を僕も今探していて
そのヒントが得られるのではと、大いに楽しみにしています。


さて、8/8(月)には江さんと
中沢新一『対称性人類学 カイエ・ソバージュ5』を読む
というサロンを開きます。
http://www.talkin-about.com/cafelog/?itemid=1369

今回は少し時間があったので、
マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』
マルセル・モース『贈与論』、
レヴィ=ストロース『野生の思考』『悲しき熱帯』
そして中沢新一氏のカイエ・ソバージュ全5冊を
ざざっと読んでみました。

そして中沢さんが、これらの先人たちの仕事をベースに
いかにアクロバティックな跳躍をしているかが
うっすらと見えてきました。

ざくっと言えば、現生人類であるわれわれは、
どこかで進むべき道を誤っている。
その復元ポイントがどこなのかを、
文化人類学的、宗教的視点から
解き明かそうとしているのがこの作品です。

今回のサロンでは、中沢さん、江さんの“跳躍”に
身を委ねて、どこまで飛べるかを楽しみたいと思っています。

興味ありましたら、ぜひお越しください。


2011/07/28(木)
地域活性化と映画









昨日の御堂筋Talkin'About「地域活性化と映画」には、
CO2という若手映画作家支援事業のプロデューサー、
大阪アジアン映画祭のボランティアスタッフ、
伊丹まちなか映像祭の実行委員長、テレビ局の方、
映像制作会社の方、著作の映画化に取り組んできた方、
大阪フィルム・カウンシルでロケ誘致の仕事を
している方などを中心に
24名の方にお集まりいただきました。

2時間の間に、いろんなお話をいただきましたが
あと1時間あっても良かったのではと思える充実度合いでした。
特に大阪フィルム・カウンシルの大野さんによる
「プリンセス・トヨトミ」のロケの裏話は面白く
その後の打ち上げでも色々聞かせていただきました。

映画をつくる人と、観る人。
地域で映画に関わるにもいろんなポジションがあって
こうした人たちの、顔の見える関係ができれば
今後いろんなプロジェクトに広がっていきそうに
思えました。


2011/07/24(日)
ニューMASA







コモンカフェから西に100mほどのところにあった
喫茶「正」の前を通りかかると、お店の名前が
中崎昭和喫茶「ニューMASA」になっていました。
http://newmasa-nakazaki.com/index.html

昭和57年から続いてきた「正」の
名前と内装とを引き継いで開業したのは、
このお店のすぐ近くに住んでいた片牧さん(写真)。

朝の常連としてお店に足を運んでいたら、店主から
「そろそろやめようと思うんやけど、あんたやらへん?」
と言われ、突然の話ながら、開業を決意されたそうです。

お店のカウンターや食器棚、椅子などは前のお店のままで、
お店をきれいに掃除して、いらない物を捨てて、
冷蔵庫やソファーなどを買い足して、開業。

このお店の昭和レトロ感は、つまり
29年前のこのお店の姿そのままなのです。

日本では70年代に、喫茶店開業ブームがありました。

昭和41年には2万7千店だった日本の喫茶店数は、
昭和56年には15万5千店と、6倍近くに増えています。
今とは違い、ビジネスとして成立したことで
30年、40年と続いてきたお店も多いのですが
店主の高齢化により、閉店を迎えるお店も多くなっています。

地域の人たちが集まる場、そしてそこにあった物語を
引き継いでいく「喫茶店継承プロジェクト」。

そういうことを僕も一時期考えていましたが
やはりこれは時代の流れとしてあるのでしょう。


2011/07/18(月)
今朝の六甲山生活
今朝は6時に起き、久々に山を走りました。
開森橋から高座の滝、ロックガーデン、風吹岩経由で
水場まで行き一服。帰りは奥高座を抜けて開森橋まで。
昨夜は中崎町ミュージアムスクエアの打ち上げで深酒しましたが
涼しかったので、コンディション良い状態で走れました。


その後10時半に、ふたたび高座の滝にある六甲山カフェへ。
cafeminhosの伊丹さんと、どいぱんの土井ちゃんが
台風がらみの雨の中、楽しそうに営業していました。
残念ながらお客さんは少なく、昼で閉めたようですが。


2011/07/16(土)
エネルギーと組織論
今から20年近く前の就職活動の時、
僕はある電力会社とガス会社の大学OBを、
それぞれ訪問をしました。

大学時代には社会学と環境問題を勉強していたので
就職においても、環境やエネルギーに関する会社の
門を叩いてみようと思ったわけです。

前者では、皮肉屋っぽい人が現われました。

「君は環境問題を勉強してきたそうだが、君の仕事は、
 原発に反対する住民を説得する仕事になるかも知れん。」
「君は文学部か。うちでは文学部は取っていない。
 が、君がどうしても入りたいというのなら、
 上に話を通さなくもない。」

僕は「こっちから願い下げです」と、
辞退させていただきました。

後者では、入社3年目の人事部の人が
ヘインズのTシャツとジーンズで現われました。

「君は学生時代に何をやってきたの?ブレイクダンス?
 ああ、元気がでるテレビでやっている、あれね。
 僕はラクロスをやっていた。今でも続けている。」

僕は「これはいい会社だな」と思い、面接を受けました。
最終面接では人事部長の前でブレイクダンスを踊りました。
そんなこんなで、僕は今の会社にいます。


これから僕らの社会は、エネルギーの選択について
シビアな判断を求められることになります。
今後原発を推進していくのは難しくなりますが
いつまでも化石燃料に依存することもできません。

こういう議論を、内向きの論理を超えて
フラットなところから始められる健全な組織であることが
今までになく問われる時代になったと感じます。


2011/07/15(金)
ラジオで喋る機会
去る5月5日に応典院で
インターネットラジオの収録があったのですが、
その内容が、こちらに公開されています。
http://www.outenin.com/modules/contents/index.php?content_id=486

30分×4回で、合計2時間。
タイトルが<Lost challenge>で、
日々の暮らしで何を失い、新たに何に挑戦するのかを
ゲストに語ってもらう、というものです。

Part.1 扇町ミュージアムスクエアのこと
Part.2 メビック扇町のこと
Part.3 扇町Talkin'About、common cafe、六甲山カフェのこと
Part.4 学びのデザインのこと

を語っています。
興味ありましたら、聴いてみてください。
 

録音された自分の声を聴くのって、嫌ですね・・・

ロジカルに喋ろう、間違ったことを言わないように、
と意識するあまり、声の出し方についての意識が薄く
声が少しこもってしまったこと。

土方巽と麿赤児と唐十郎のエピソードを
曖昧にしか覚えていなかったために間違いがあり、
結局カットになってしまったこと。

*ちなみにそのエピソードはこれです。
http://hirai.tumblr.com/post/87799068

などが今回の反省点です。
今後精進していきたいと思います。


2011/07/10(日)
クブングァーの文脈







ある見知らぬ町に行き、そこがどんな文脈を
持った町なのかを知りたいと思ったときには
僕はまず、喫茶店に入ります。

そのお店がいつから営業しているのか
どんなお客さんに支えられてきたかを聞けば
大抵何かの取っ掛かりが見えてくるものです。

大正区・北恩加島。
港のそばにあり、戦後の一時期は栄えていましたが
今ではすっかり寂れてしまった町です。

最初に入った喫茶店は、開業して30数年。
奥さんと娘さんが二人でお店をするので
安心できる場所でと、交番が前にあるこの物件を買いました。

 雨の日の夜に現地を見て買ったが、即買いした後で、
 数軒奥からバラックが立ち並んでいることに気づいた。
 そこの土地は穴ぼこのように下がっていて、
 雨が降ると歩けないほどぬかるんだ場所だった。
 僕らがお店を始めた時には、そこにまだ人が住んでいたが
 やがて新しく建った市営住宅に移っていった。

写真の左側がその喫茶店、
そして奥に建っている高層住宅は、
もともとその窪地があった場所です。
そこに住んでいた沖縄出身の人たちは
ここを「クブングァー」と呼んでいました。
http://www.geocities.jp/pirika_kanto/report/okinawa.htm

すぐ近くの、別の喫茶店は
40年前から営業しています。

 昔はこの前を、人が一杯歩いていた。
 周りに木工所、製作所があり、近くに船も着き、
 交番の前には夜店も出ていた。
 市営住宅に住んでいる人たちもよくやって来た。

 今のテニスコートのところには、人が一杯住んでいた。
 当初は道もガタガタで、雨が降ったら味噌も糞も
 一緒になるようなところだった。

その近くにある立呑屋は
45年前から今の場所で営業しています。
商売を始めてからは60年。
最初は「クブングァー」でお店をしていて
そこから移ってきたのだそうです。
夕方に行った時には、作業服を着た若い女性6人が
ジョッキを片手にマシンガントークを展開していました。

この町には、微かに、しかし確実に、
クブングァーの文脈が残されています。
余所者が立ち入るべき領域ではありませんが。

※1999年に維新派が上演した「水街」は
 このクブングァーを舞台にしています。
 http://www.youtube.com/watch?v=XjrvqFeVPrg

※より詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。
 http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/geo/pdf/space06/02mizuuchi.pdf


2011/07/10(日)
金曜土曜のコモンカフェ







金曜夜のコモンカフェには、久々にルイスが登場(写真)。

ライブはかなりレベルが上がっていました。
残念ながら、今年の10月以降にNYに戻るそうで
帰国前には、またコモンカフェに登場する予定です。


土曜日には、東京・恵比寿にある「エビス駅前バー」を
拠点に活動している演劇ユニット「feblabo」が
初の地方公演をコモンカフェで開催されました。

「捨てる」というキーワードでつながる、
1軒のバーを舞台にした3本のオムニバス。
ホンと役者さんのレベルの高さに驚きました。
なるほど今の東京クオリティはこれか、と。

「feblabo」さんには、また半年後ぐらいに
登場いただくことになりそうです。
その際には、お見逃しなきように。


2011/07/07(木)
グラス片手に観る芝居
7/2の読売新聞に「劇場の閉館が相次ぐ大阪市内で、
カフェやバーが新たな演劇公演の拠点となっている。」
という記事が出ていました。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110702-OYO1T00550.htm?from=top

企業や行政の劇場施設が閉館する中
飲食店の一部を舞台として開放し、
芝居を上演する公演形態が、増えているのだそうです。

取材も問い合わせも受けていないのですが
地図には「common cafe」の名前が出ていて驚きました。

最近、コモンカフェでも演劇公演が増えています。
今月だけで4本。うち3本が初公演です。
それ以外にも、OMS時代から付き合いのある方々が
ワークショップやトークライブなどで
お店を使いこなしていただいています。
http://www.talkin-about.com/cafe/index.html

僕の意識の中では、OMSはいまだに続いています。
そして、7年前に描いたビジョンに、
時代がシンクロしつつあるように感じます。
http://www.talkin-about.com/cafe/aim.html


2011/07/03(日)
『対称性人類学』を読む








中沢新一『対称性人類学 カイエ・ソバージュ5』を読む

 ナビゲーター:江弘毅(140B)×山納 洋(common cafe)
 8月8日(月)19:30−21:30 @common cafe
 http://www.talkin-about.com/cafelog/?itemid=1369

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

世界各地に残された神話の中には、人間と動物が
言葉を交わしたり、結婚したり、自分の体を進んで
狩人に与えたり、といったエピソードが頻繁に出てきます。

その底流にあるのは、人間と動物、自己と他者、生者と死者、
部分と全体を同質のものとみなす「対称性の原理」です。

科学や現実を支配するルールに従わない思考を
あえてすることによって、先住民族たちは、
深い知恵に裏付けられた倫理を生み出してきました。

この「対称性の原理」を、圧倒的非対称が支配する
今の世界において、どうとらえるか?

今回は、そんなお話になりそうです。
かなり読みやすい本ですので、
ぜひチャレンジしてみてください。


*ちなみにその次は、ミシェル・フーコーの「知への意志」だそうです。
 10月か11月頃になるかと。


2011/07/02(土)
想像力養成講座







鹿が闊歩するキャンパス、というのも、
なかなか乙なもの。

さて、今日は、歴史や文化について、
「なぜ」「どうやって」という問いを重ねて
自分たちの今の生活と地続きのものとして
再発見する、というワークショップを行いました。

近松門左衛門の“虚実皮膜の間”
NHK大河ドラマ『龍馬伝』
今仕事で関わっているラジオドラマ
司馬遼太郎の想像力の話、などを通じて
自ら問いを立てること、そしてそこで得た
“へぇ!“なるほど!”を伝えることの面白さを
お伝えしてみました。

この実験講義、コーディネーターは僕だけではなく
僕は今日初登場でしたが、もう前期は終わりつつあります。
感度の高い学生さんたちが集まっていて
最後にどんな成果が出てくるのかが、楽しみです。


2011/07/01(金)
地域活性化と映画









6/27(月)の御堂筋Talkin’About「パーソナルな大阪情報発信」には、
20名の方が参加されました。

生駒伸夫さんの声かけにより結集したブロガーを中心に
熱いディスカッションを展開いたしました。

集まっていたのは、こんな方々です。

ゴリモンな日々 http://gorimon.com/blog/
十三のいま昔を歩こう http://atamatote.blog119.fc2.com/
大阪アホげな小発見とか http://osaka.way-nifty.com/
大阪市の北区をぐるぐる巡るブログ http://kita-ku.jugem.jp/
大阪のまちづくりブログ http://blog.goo.ne.jp/cite-osaka/
面格子ファンクラブ http://lattice.posterous.com/


そして次回のTAは、

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

御堂筋Talkin’About inアイ・スポット vol.7

「地域活性化と映画」

今回のテーマは「地域活性化と映画」。
ご当地映画製作・ロケ誘致・映画祭開催など、
映画による地域活性化にはさまざまな取り組みがありますが、
今回は大阪を舞台に、その可能性について考えていきます。


2011年7月27日(水)7:00p.m.〜9:00p.m.
場所:アイ・スポット(淀屋橋ODONA2F) 
参加料:無 料

ナビゲーター:生駒 伸夫(生駒ビルヂング)
       小川 清(平岡珈琲店)
       山納 洋(大阪ガス)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

今回のメインナビは、僕です。
いろいろ情報が集まるようにと
現在いろんな方にお声かけをしてします。


が、今回、ひとつ大きな失敗をしてしまいました。

実は今日発行の「月刊島民」には、このサロンの日程が、
7/25(月)として告知されています。

最初は7/25(月)にしようとしていたのですが
なにも天神祭の日にやることはないと再調整し
27(水)にしたのですが、うっかりしてしまったわけです。
少し意味の違うダブルブッキングです。

で、25(月)午後7時に僕はアイスポットに行き、
もし誰か来られたら、この日にも「地域活性化と映画」について語り、
もし誰も来られなかったら、天神祭に行くことにしようかと。

「地域活性化と映画」に興味ある方は、
基本的には7/27(水)にお越しいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


2011/06/18(土)
パーソナルな大阪情報発信
5/30(月)開催の御堂筋Talkin'About「ナカノシマの水辺」の
レポートを、大阪市都市工学情報センターの山本さんが
アップして下さいました。
http://blog.goo.ne.jp/cite-osaka/e/294bdc4d67dca4b29d4dba166be6eccc

NPO法人水辺のまち再生プロジェクトの松本拓さんには
「水辺ランチ」「水辺ナイト」「北浜テラス」などの
水辺を楽しむための取り組みについて話題提供いただきました。

今回は22名の方にご参加いただきました。
水辺への関心には、個人的なもの、観光視点に立ったもの、
防災・安全の視点に立ったものとがクロスするんだなと
あらためて感じました。

さて、次回のTalkin'Aboutは、6/27(月)に
「パーソナルな大阪情報発信」と題してやります。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

御堂筋Talkin’About in アイ・スポット vol.6

「パーソナルな大阪情報発信」

2011年6月27日(月)7:00p.m.〜9:00p.m.
場所:アイ・スポット(淀屋橋ODONA2F) 
参加料:無 料

ナビゲーター:生駒 伸夫(生駒ビルヂング)
         小川 清(平岡珈琲店)
         山納 洋(大阪ガス)

今回のテーマは「個人レベルでできる、大阪の情報発信」。
ブログ、SNS、ツィッターなどの個人レベルの情報発信が、大阪の街の活性化にどう繋がるかについて考えていきます。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ちなみにアイスポットでは、6/28(火)、29(水)にも
こんなサロンが開催されます。
http://nakanoshima-univ.com/site/ispot/


2011/06/03(金)
BOPにおける贈与と商品交換
昨日の夜、上新庄のお好み焼き屋に入ると
NHK「仕事ハッケン伝」が流れていました。

アイドルの鈴木亜美がユニクロに入社して
7日間を過ごすという話で、配属されたのはCSR部。
1時間前に何度も喋った言葉だったので
えらい偶然だなとその番組を最後まで観ました。

ユニクロは、CSR(企業の社会的責任)として
服をリサイクルし、発展途上国や難民に送っています。
これまでに17か国、312万枚の服を届けているそうです。

鈴木亜美は、いきなりザンビアへの出張を命じられます。
国民の6割が1日1ドルの生活を送る最貧国で
服をプレゼントするだけでなく、現地ではどんな服が
求められているかのマーケティングに取り組むのですが、

「服をどんな頻度で買いますか?」「年2回」
「いくら使いますか?」「3ドル」
「どんなタイミングで買いますか?」「お金が入った時」

やり取りの末、彼女は絶句します。

世界で自由にお金を使えるのは、8億人。
40億人は年収3千ドル以下で生活している。
この貧困層を巨大な消費市場として捉え、
社会的課題の解決を図りつつビジネスを展開するという
BOP(base of the pyramid)ビジネスの手法を、
ユニクロも取っています。

彼女は悩みつつもヒアリングを続け、
子供たちが、ほとんどみんな裸足でいること
蚊がもたらすマラリアに脅かされていることに気づき
防虫剤を練り込んだ長靴が受け容れられるのではと
柳井社長にプレゼンします。

この番組が伝えようとしているメッセージは、
「仕事を通じて成長する」ということなのですが、
僕は少し違うものを拾っていました。


1.ある人に魚を与えれば、その人は一日食えるが
  魚の取り方を教えれば、その人は一生食っていける。
  だから単なる支援ではなく、持続可能なビジネスの手法を伝える。

2.ソーシャルな活動により、地域の購買力が上がる。
  結果、製品を買ってくれるお客さんになる。
  最貧国への支援は、将来のビジネスのための呼び水である。

BOPをめぐる議論には、この二つの論理が混在していて
かなり微妙なバランスの上に乗っているように思えます。

贈与の先には、商品交換が来るべきなのか。
商品交換をゴールにすると、解けない次元の問題なのか。

これは後者なのではないか、と、
ブタ玉をつつきながら考えていました。


2011/06/02(木)
『阪急電車』とは何か?









さて、今晩は、プロデュースの目線から
映画『阪急電車』について考えてみたいと思います。

阪急今津線の宝塚−西宮北口間の8つの駅を舞台とし、
その乗客が織り成す様々なエピソードを、1往復に当たる
全16話で描写した有川浩の連作短編小説集『阪急電車』。

映画が公開され、原作は3月末で90万部突破、
興行収入は先々週時点で8億円を超えるヒットとなった
この作品が書かれたきっかけは、有川浩の旦那の
「電車って小説の舞台として面白くない?」のひとこと。

そしてその構想に飛びついたのが、幻冬社の編集者。
『阪急電車』は、同社の文芸雑誌『papyrus』で連載され、
その後2008年1月に、単行本にまとめられます。

映画化が発表されたのが、2010年8月。
製作委員会には、関西テレビと読売テレビの
在阪2局が入っています。
大事なポイントは、東京のキー局が入っていない
ということです。


関西では2〜3年前から、ネットワークの枠を超えて、
共同で映画を製作しようという機運が高まっていました。

これは、スポンサーからの広告収入が減少する中、
新たなコンテンツの製作に取り組まないといけない
というビジネス上の要請と、キー局が決めた映画番組に
お金を出すだけではなく、映画制作にイニシアチブを
取りたい、という現場の思いとがあいまって
呉越同舟的な状況を生み出したわけです。

そして、阪急電鉄にとっての『阪急電車』。

頼んだわけでもないのに小説が書き下ろされ
単行本化、映画化と話が進み、否応なく製作委員会に
巻き込まれていったのだと思われますが、
駅や電車内の中吊り広告、フリーペーパーなどの
告知媒体をいっぱい持っていること、グループ企業に
ホテル、不動産などもあり、撮影への協力が容易なこと、
自社や沿線のイメージアップにつながること、
映画が当たれば配当が見込めること、などを勘案して、
積極的に巻き込まれたのでしょう。

結果として、この『阪急電車』は
阪急電鉄(株)にとってのCSR活動、
またはもっと進んだ形としてのCRM
(コーズ・リレーテッド・マーケティング)
といった様相を、呈しているのです。

*CRMについては、こちらに詳しいです。
 http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/02number/200812/12toku3.php

余談ですが、単行本『阪急電車』の発売の3ヶ月後に
MBSラジオ『ありがとう浜村淳です』の中の
「ありがとうファミリー劇場」において、『阪急電車』は
ラジオドラマとして、2週間連続放送されています。

この時点で本がどれだけ売れていたのかは分かりませんが
ラジオドラマ化が、映画化への道の一里塚となったのでは
と、個人的には考えてみたいところです。


2011/06/02(木)
where to buy?









さて、『ほんまや』メッセージボトルは
どこで買えるのか?という話ですが・・・

大阪市内の地下鉄売店、 ホテル、一般商店、レストラン、
コンビニ(一部は市外でも販売)、自販機、
水道記念館、水道局営業所などで販売されるのですが
少なくとも淀屋橋の大阪ガスビル1Fにある
スープデリ「feu feu」には置いていただいています。

また通りかかったら、見てみてください。


2011/05/31(火)
『ほんまや』メッセージボトル










大阪市水道局が販売するボトルドウォーター『ほんまや』。

大阪市の高度浄水処理水を加熱殺菌したこの商品は
平成19年に発売され、累計販売本数は今年5月に
100万本に達しています。

東日本大震災において被災地に届けられたり
最近「モンドセレクション」の金賞を受賞したりと
何かと注目を集める『ほんまや』ですが、
このたび大阪ガスとのコラボレーションで
淀川の環境保全を呼びかけるメッセージボトルを
発売することになりました。
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/31/20110531-053413.php

これは、大阪デザインセンターが主催するデザインビジネス塾
『co-design』の成果発表での提案を、生物多様性の保全と
持続可能な利用に取り組む大阪ガス(株)が協賛し、
実現に至ったものです。
http://www.codesign-odc.com/news/20110530.html

ボトルには、こんなメッセージが書かれています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

淀川の水と環境

『ほんまや』のふるさと・淀川の河川敷には、ワンドと呼ばれる小さな入り江や池がいくつもあります。これは明治から昭和初期にかけての河川改修工事でつくられた水制工(※)に土砂が堆積して生まれたもので、周辺にはヨシが生い茂り、貴重な動植物の宝庫となっています。特に“淀川のシンボルフィッシュ”とも呼ばれ、国の天然記念物にもなっている魚『イタセンパラ』にとって、ワンドは重要な生息場所です。ところが近年、外来魚、外来植物の増殖やゴミの投棄により、イタセンパラをはじめ多くの希少生物が絶滅の危機に瀕しています。ワンドは生物の多様性を育む、自然の大きな教室です。このワンドに出かけて自然の声をきいてみましょう。そしてワンドの保全に努めていきましょう。

(※)川の流れを中央に集めることで流速を増し、土砂を流して水深を確保するために河川の両岸に設置された構造物

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

成果発表の提案には、今回実現する「環境編」以外に
「歴史編」「治水編」「観光編」の3案があります。

これらの案も実現させることができれば、
というのが、次の願いです。


2011/05/29(日)
スマート・スモール・トーキン
5/23(月)のMC研究会には
女性ばかり5名が参加。

最初に全員の前に立って自己紹介、
その後「最近あったこと」を座りながら喋り
最後に「最近あったこと(別ネタ)」を
もう一度全員の前に立って話す、という構成で
2時間ほど続きました。

「喋り方」のメソッドを教える場にはせずに
一人一人がビジョンを持ち、試し、自らの方法論を
見つけていく場にする、というのがこの回の趣旨ですが
結構うまく回っていたのではと思います。

次回は6/27(月)。僕は御堂筋Talkin'Aboutのため欠席で
ネリキッチンの豊村さんがナビゲートします。
*参加料は「1ドリンク1スウィーツ注文」となります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5/24(火)「モーリス・ブランショ『明かしえぬ共同体』を読む」
には、6名が参加。

今回は教えるという形ではなく、江さんと僕、
そして本を読んできた人の間で、解釈について
ディスカッションするという形を取りました。

江さんはこの5月にリニューアルした『大阪人』で
内田樹さん、町田康さんの連載をスタートさせ、
また中沢新一さん×釈徹宗さんの「梅田アースダイバー」を
紹介していますが、この辺りの話をふんだんに引っ張って、
ブランショに切り込んでいただきました。

次回は8/8(月)に、「中沢新一『対称性人類学』を読む」を
開催することになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5/25(水)は「博覧強記の夕べ」。参加者は7名。

この「自分が読んだ本を紹介するサロン」は
僕にとっての喋り下ろしの場になっていて、
ここで試した話をその後、大人数の前でする、
ということも、ままあります。
ちなみにこの会は毎月開催で、もう3年半続いています。

次回は6/29(水)に、コモンカフェで行います。

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参加者の数を集める、という考えを棄てて、
自分のイメージを試す、会話の質を楽しむという視点から
少人数の集まりの場を丁寧に作っていくということ。

僕の関心は、相変わらずそのあたりにあります。


そして最後に、明日5/30(月)の御堂筋Talkin’About告知を。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

御堂筋Talkin’About in アイ・スポット vol.5

「ナカノシマの水辺」

2011年5月30日(月)7:00p.m.〜9:00p.m.
場所:アイ・スポット(淀屋橋ODONA2F) 
参加料:無 料

話題提供: 松本 拓(NPO法人 水都OSAKA・水辺のまち再生プロジェクト理事)

ナビゲーター:生駒 伸夫(生駒ビルヂング)
         小川 清(平岡珈琲店)
         山納 洋(大阪ガス)

今回のテーマは「ナカノシマの水辺」。
ナカノシマ界隈の魅力、ポテンシャル、活用の可能性に
ついて話し合います。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



2011/05/19(木)
『山の声』ふたたび









去る3月19日(土)にMBSラジオにて放送された
ラジオドラマ『山の声 〜ある登山者の追想〜』が
ポッドキャストコンテンツとして公開されました。

MBS RADIO ポッドキャスト1179
http://www.mbs1179.com/podcast/

このサイトから、無料でダウンロードいただけます。
逃していた方、ぜひこの機会にお聴きください。

また1月に大竹野正典氏追悼公演として上演された
くじら企画『山の声』が、6月10日(金)午後5時より
神戸学院大学メモリアルホールにて上演されます。
http://www.kobegakuin.ac.jp/student-life/green.html

入場無料ですが、往復ハガキでの申し込みになります。
未見の方、ぜひこの機会にご覧ください。


2011/05/18(水)
co-design 第2期生募集









昨年よりスタートした、(財)大阪デザインセンターの
デザインビジネス塾「co-design」の第2期生募集が
スタートしています。
http://www.osakadc.jp/event/2011/0511190000.html

昨年にひきつづき、僕は「プロデュース塾」を担当します。
http://www.codesign-odc.com/designexpert.html

ちなみに去年のプロデュース塾の成果発表では、
大阪市水道局が販売するボトルドウォーター「ほんまや」の
パッケージデザインを活用した「淀川のイメージアップ」
を提案しています(画像)。

そしてフライング気味につぶやきますが
このうちの1案が近日発売されます。

デザインの具現化までをプロデュースするのが
プロデュース塾、というわけです。

半年間みっちり勉強して、受講料10万円と
ハードルは高いのですが、これからの社会を
デザインの力で変えたい!、ぐらいの気概を持った
デザイナーの方々にお集まりいただければと思います。


2011/05/17(火)
山歩きイラストブック 







イラストレーターの羽田野由紀子さんが出された
「山歩きイラストブック」(ネコパブリッシング)で
六甲山カフェをご紹介いただきました。

本の紹介は、羽田野さんご本人のブログにあります。
可愛らしい山本です。
http://yukiko-hatano.livedoor.biz/archives/1747587.html


2011/05/13(金)
タウン誌のつくりかた








昨夜、アイスポットでは、月刊島民プレスメンバーによる
月刊島民・淀屋橋編集会議第1回「タウン誌のつくりかた」
が開催されていました。


 月刊島民編集部による新たなメディアがスタート。
 参加者の方々とコミュニケーションしながら、街の楽しみ方、
 街ネタの伝え方などを考えていきます。
 いわば読者参加型の公開編集会議のようなノリ。
 第1回は「タウン誌のつくりかた」。
 月刊島民ファンだけでなく、いろいろな形で
 情報発信に関わる方々、お集まりください。
 毎回登場するゲストにも乞うご期待!


僕は終了間際に顔を出したのですが
参加された方々からも面白いネタが提供されていました。
おそらく今後の誌面に反映されることでしょう。

この4月より、「月刊島民」を編集する140Bが
アイスポットの運営を行っています。
そして少しフライング情報ですが、雑誌「大阪人」も
この16日に発売される号から、140Bの仕事になっています。

ちなみに今回「梅田のひと駅先はこうなっている。」特集で
中崎町も、コモンカフェも紹介されています。

まちでの集まりと、雑誌メディアがクロスする状況。
ここに“ネタ”が集まる状況を、大阪につくる。

アイスポットでは、そんなビジョンが形になり始めています。

次回の編集会議は、2ヵ月後ぐらいだそうです。
興味ある方は、月刊島民をチェックください。


2011/05/12(木)
「ナカノシマの水辺」を語る
そして次回の御堂筋Talkin’Aboutですが、

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

御堂筋Talkin’About in アイ・スポット vol.5

「ナカノシマの水辺」

2011年5月30日(月)7:00p.m.〜9:00p.m.
場所:アイ・スポット(淀屋橋ODONA2F) 
参加料:無 料

話題提供: 松本 拓(NPO法人 水都OSAKA・水辺のまち再生プロジェクト理事)

ナビゲーター:生駒 伸夫(生駒ビルヂング)
       小川 清(平岡珈琲店)
       山納 洋(大阪ガス)

今回のテーマは「ナカノシマの水辺」。
ナカノシマ界隈の魅力、ポテンシャル、活用の可能性に
ついて話し合います。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


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