過去の日記 47

2010/08/15(日)








写真は昨日昼にコモンカフェに入っていた
coco CAMELさんのレモンのタルト。
昼3時頃に覗いた時には、ミニライブをやっていました。


2010/08/12(木)
再帰的近代化の地平









U.ベック、A.ギデンズ、S.ラッシュの3人の社会学者は
1994年に『再帰的近代化』と題した本を著しています。

「再帰的近代化」とは、「近代化」を特徴づけると
思われてきた制度と個人のあり方が、現代では崩壊・
再構築の過程にあることを意味する概念です。


 近代社会は、近代社会に内在するダイナミズムによって、
 階級や階層、職業、性役割、核家族、工業設備、
 企業活動等のあり方を、また、いうまでもなく
 自然成長的な技術発達や経済発達の前提条件と
 そうした発達の持続をむしばんでいく。
 (U.ベック「政治の再創造」より)

ウェーバーの『プロ倫』は
伝統的社会が近代へと離陸を遂げる離陸点を
プロテスタンティズムが培った職業倫理に見出した
という卓見的な仕事ですが、再帰的近代化の度合いを
強める現代の社会は、『プロ倫』だけでは読み解けない。

そう感じて、この本を調べてみると
ギデンズは『プロ倫』を引いていました。

 資本家は、言うなれば−ひとたび伝統的な宗教倫理を
 放棄してしまった以上−なぜ、この止まることのない
 回転ドラムを自分なり他の人びとが踏みつづけて
 いかざるを得ないのかについてほとんど何の認識も
 もたずに、反復行動を強いられていったのである。

 とはいえ、このことは、建設的な動機づけであった。
 成功は、苦しみよりも、むしろ喜びをもたらした
 からである。ちょうど企業家の奮闘が経済的伝統主義と
 異なるように、享楽主義的生活態度と、人びとが味わう
 満足感とは同じものではない。いいかえれば、ほぼ当然の
 ことながら、享楽的な生活態度もまた強迫観念に
 とりつかれているのである。
 (A.ギデンズ「ポスト伝統社会に生きること」より)


つまり、伝統社会から近代への離陸点に
生まれた「衝動強迫性」はその後も加速し続け
再帰的近代と呼べる状況を現代にもたらしている
ということです。

ということで、8/30(月)の「マックス・ウェーバーを読む」では
『プロ倫』を、再帰的視点からも捉えてみようかと思っています。
http://www.talkin-about.com/cafelog/?itemid=1099

興味ありましたら、どうぞ。


2010/08/09(月)
『TRANSIT』トークショー









今年の正月に大いにハマり、全巻を揃えた
トラベルカルチャー雑誌『TRANSIT』の編集長・
加藤直徳氏のスライドショー&トークショーが
8/21(土)心斎橋スタンダードブックストアで開催される
との貴重情報をいただき、速攻で申し込みました。
http://www.standardbookstore.com/archives/65892883.html

美しい写真、歴史を掘り下げた解説、現代の政治・文化的状況、
サブカルチャーなどを紹介するエッジの効いたこの雑誌を
作っている加藤さんがどんな人なのか、興味津々です。
興味ある方、一緒に行きましょう。

............................................................................................................

トラベルカルチャーマガジン『TRANSIT』編集長・
加藤直徳 X 写真家・ARIKOスライドショー&トークショー

日時:2010年8月21日(土)開場12:30 開演:13:00
場所:スタンダードブックストアBFカフェ
   大阪市中央区西心斎橋2-2-12 クリスタグランドビル
    tel:06-6484-2239
参加費:500円(ワンドリンク付)
    スタンダードブックストアBFレジにて
チケットを販売中です。


2010/08/08(日)
Reading Between the Walls








昨日の夜のコモンカフェは、Jerry Gordonさん主催の
ポエトリーリーディングイベント「Reading Between the Walls」。

英語の朗読を聞き取るのはまだ難しいですが
いい詩だったかどうかは、聴衆の反応でだいたい分かる
ということが分かりました。

ちなみに今日は日本語での朗読イベントです。
http://www.talkin-about.com/cafelog/?itemid=1095

甲斐祐子さんの「本読みの時間」も息の長いイベントで
コモンカフェと同じくらいの歴史があります。


2010/08/07(土)
六甲山に深入りする







昨日は魚屋道を辿ろうと思い立ち
朝10時に家を出てJR芦屋駅まで走り
電車に乗って隣の甲南山手駅まで。

駅から甲南女子大横の坂道を駆け上がり
山道に入りましたが、このあたりで走れなくなり、
歩いて登り始めました。
谷道から尾根道へとゆるやかに登る
このコースを、正直ナメていたのですが、
途中で足が上がらなくなってしまいました。
暑すぎたのです。しかも水を持たずに行ったため、
軽く地獄をみました。

どうにか水場に辿り着き、十分な水分補給をしましたが
奥高座からの下り道ではコースアウトしてしまいました。
ヘトヘトになりながら大谷茶屋まで。
中川さんが六甲山カフェを開けていたので
色々喋ってから帰りました。


夜は灘区水道筋へ。
ナダタマの慈さんと、阪急六甲駅前で白馬堂という
アウトドアショップを営んでいる浅野さんと
六甲山カフェに入っているcafe ATEYAの原田さんと
沖縄おでん屋「通い船」で飲んでいました。


実は6月の「六甲山SUMMIT」以降
六甲山上でのプロジェクトがいろいろ進んでいます。

近いうちに正式告知いたしますが、10/2(土)には、
六甲ケーブル山上駅横の天覧台において
リュックサックマーケットを開催いたします。

天覧台ではこの5月から、白馬堂、Sky High Mountain Works、
BIG MOUNTAINのコラボレーションによる
アウトドア系イベント「Mt.Rokko Outdoor Session」
が行われていますが、僕らも彼らの動きと連動して
六甲山をさらに盛り上げていきたいと思っています。

この後、慈さんと「チンタ」へ。

チンタの店主は、トレイルランや
マウンテンバイク、ロードレーサーなどで
六甲山を縦横無尽に駆け回る方です。

お客さんにもそういう人が多く
「明日は奥高座から荒地山を越えて岡本に抜けます」
といった会話が普通に交わされています。
こうした鉄人たちの話を聞いていると
まだまだ修行が足りないと思うと同時に
安心して六甲山にのめり込めそうだな、と。

ついでながら。
阪急芦屋川駅至近にある「Sky High Mountain Works」の
店主の北野さんが、トレイルランの神様だと初めて知りました。
ブログを拝見していると、高座の滝から一軒茶屋まで
1時間で走っておられました。大リスペクトです。
http://skyhighlife.blog.eonet.jp/default/2010/06/index.html

上のブログには、「Mt.Rokko Outdoor Session」のことも
詳しく紹介されています。


2010/07/31(土)
宇多野YHのカフェプロジェクト








昨夜は京都市右京区にある宇多野ユースホステルへ。
Traveler's cafe 「カフェと出会いの空間づくり」
というイベントに呼ばれてきました。

宇多野YHは2年ほど前に全面改装して
ペンションみたいな綺麗な宿になっています。
ここでは今春から「旅カフェ」プロジェクトと称し、
土曜日にロビースペースの一角でカフェ営業をしています。
このYHはキャパが大きいので(収容人員170名)
宿泊客と、店主の知り合いで回っているそうです。

イベントに集まった人は20代、30代で、
カフェよりも宿の運営に関心のある人たちが多く
シングルズやコモンカフェ、六甲山カフェの話だけでなく
5年ほど前にやっていた、ゲストハウスに押しかけて
外国人宿泊客と喋る「ドミトリー計画」などの話にも
いい感じに反応していただきました。

終了後はそのまま飲み会ミーティングになり
午前2時まで喋っていました。

放っておくと物を知っている30代が
話の主導権を握るので、途中から20代が喋り
30代は見守る、という時間を作ってみました。
「青春リアル」みたいで面白かったです。


2010/07/24(土)
六甲山を駆け上がる









あまりにも暑くて眠れなかったので
朝5時に家を出て、山へ。

芦屋ロックガーデンを経て風吹岩を過ぎ
雨ヶ峠への道と荒地山への道の分岐の
程近くに、水場があります。

ここの水がとてつもなく美味しいので
飲みに行こうと、山を駆け上がりました。

さすがに寝ないで山を走るのはハードで
かつ道を何度か間違えて力を浪費したので
水を飲んだら帰ろうと思っていたのですが
ここで休んで何杯も水を飲むうちに
体調が良くなり、情熱が湧いてきました。

で、結局ここから六甲最高峰まで上がり
そこから有馬温泉まで駆け下りて
温泉につかって電車に乗って帰ってきました。

登山というよりジョギング気分だったので
家から有馬温泉まで行けることに感動しました。
六甲山、良すぎです。


2010/07/21(水)
いいものもある、だけど、わるいものもある
YMOのアルバム「増殖」の中に収録されている
スネークマンショーの中に「若い山彦」
というネタがあります。

三人の音楽評論家が架空の座談番組に登場し
80年代のロックシーンについて議論しているのですが
その内の二人が、自分の功績を長々と自慢した後に
『いいものもある、だけど、わるいものもある』
という批評を繰り返し、最後には言い合いになる
というものです。




このコントは、内容のない批評を繰り返す
音楽批評家に対する揶揄なのですが、
このセリフを無性に言いたくなる時が
僕には時々あります。

それは、演劇やアートを何とかしたいとか
ジャズでまちづくりをしたいとか
デザインをものづくりと融合させてブランド化を
といった物言いを聞いたときです。


当然ながら、それぞれのジャンルの中には
「いいもの」と「わるいもの」があります。

演劇・アート・ジャズ・デザインといったジャンルを
活性化させようとするなら、そのジャンルの中から
「いいものを見出し、世に広める」のが基本ですが
これらのジャンルを一般名詞として考えはじめると
解けるはずの問題が解けなくなってしまいます。

特にこれらのジャンルを、本気で何とかしたいと
思っているわけでなく、仕事だからとか、助成金が
ついたから、という理由で取り組んでいる場合には
逆アリバイ的(仕事ならしましたよ)仕事として
「いいもの」と「わるいもの」をゴッチャにした
ラインナップを組んだりします。

「いいもの」と「わるいもの」を混同して
一般名詞としてのジャンル活性化に取り組もうとすると
たいていの場合、失敗します。

こういう物言いを聞くと、声を大きくして言いたくなるのです。

『いいものもある!だけど、わるいものもある!』


2010/07/17(土)
この時から、龍馬の目は、遥かな高みを見据え始めたがじゃ









龍馬伝中毒はその後、さらに進行しています。
先週の「武市の夢」は、当然のように2回観ました。
今は書店で見つけた「龍馬伝・後編」を読み耽り
「前編」をアマゾンで注文したところです。

僕は芸術作品を作り手目線で観る人なのですが
この作品のスタッフの仕事には、唸らされます。
そして大いに勉強させてもらっています。

「後編」の中で、坂本龍馬役・福山雅治氏の
インタビューに、こうあります。

 僕は、特に薩長同盟を進めるうえでは、
 「無名の脱藩浪士」であることこそ、周囲にとって
 好都合だったのでは、と考えています。
 藩の利害関係とは無縁だし、政治的権力もない。
 何より、事がうまく運ばず抹殺したところで、
 誰も痛手を負わない。

 (中略)薩摩藩は、「同盟が実現すればベスト」
 「実現できなくても長州との関係改善が進む」
 「進展なし。幕府に露顕する前に坂本を抹殺」
 といった複数の可能性を想定していた気がします。

また山内容堂役の近藤正臣氏は、こう語っています。

 非常に複雑ですね、山内容堂という人は。
 山内家の分家育ちで、本家の跡継ぎが相次いで死に、
 藩主となる。恐らく寝耳に水の就任で、帝王学などを
 学んでいないというコンプレックスもあったでしょう。
 しかも一橋慶喜の将軍擁立に失敗し、30代で隠居を
 余儀なくされる。有能なだけに、表立って活動できない
 フラストレーションもあったと思います。

 さらに身分の低い下士が台頭してきて、彼らが次の時代を
 担っていくと予感しつつも、薩摩や長州のようにそれを
 受け入れて立場を鮮明にすることもできない。
 それはやはり、「神君・徳川家康公にこの土佐を賜った」
 という思いからで、また、帝を敬う気持ちもある。
 どちらの顔もつぶせない中で土佐藩を導いていくのは
 本当に大変だったと思います。

優れた俳優が、どのように人物に深みを持たせているかが
垣間見えて面白いのですが、同時にこれは、脚本家と
プロデューサーがこの部分を大事にして作りこみ、
演出や俳優にきちんと伝える作業をしている、
ということを示しています。


プロデューサーの土屋勝裕氏は、こう語っています。

 執筆で忙しい脚本家のために、「龍馬がどこで
 何をしているとき、岩崎弥太郎はどこで何をしていた」
 といったことがわかる年表を作成したり、
 ドラマになりそうなネタを文献から拾って
 メモにまとめたりするのも大切な仕事です。

 これまで「利家とまつ」「篤姫」も担当しましたが、
 常に課題となるのは、ドラマとしての面白さと
 時代考証の厳密性。この2つのバランスです。

 第2部の終盤(第27回)では、龍馬が土佐に潜入し、
 弥太郎と武市半平太と再会します。
 (中略)実は、龍馬の足跡を調べると、海軍操練所が
 閉鎖されてから長崎に行くまでにおよそ半年間の
 空白期間があるんです。恐らく江戸に行っていたので
 しょうが。その間、何をしていたかもはっきりわからない。
 ありえないことかもしれないけれど、もし龍馬が
 そうしていたらと考えるほうがワクワクするし
 面白いと思うんです。


マスターピースを作り出す現場では、こういう仕事がなされている。
僕などは、そのことにワクワクします。

ちなみに土屋氏は1994年にNHKに入局。
僕は93年にNHKに落ちて大阪ガスに入り
その後扇町ミュージアムスクエアの仕事をしました。

もし受かっていたらこういう仕事をすることが
あっただろうか、とか、これからそういう仕事に
どうすれば関われるだろうか、といったことを
ザワザワした心持ちで眺めているわけです。


2010/07/15(木)
Traveler's cafe
京都市右京区にある宇多野ユースホステルでは
毎週土曜日に、一日店長によるカフェが
運営されているそうです。

そこで7/30(金)に開催される「Traveler's cafe」に
ゲストとしてお邪魔することになりました。
http://utanotabi.jugem.jp/

もし興味ありましたら、お越しください。
この日僕は、このユースに泊まります。


ついでながら明日は、東京です。
オフィス300プロデュースの「山の声」を観てきます。
http://news.office300.moo.jp/?eid=9


2010/07/15(木)
プロデューサーとは体質である
大阪デザインセンター主催のデザイン塾「co-design」。
先日3回目の講義が終了しました。
http://www.osakadc.jp/event/co-design2010d.html

最初の6回は、専門家の講師を迎えての座学、
後半にはシンポジウム形式の円卓会議、
その間に塾長が、6回のワークショップをするという構成です。

僕は塾生に「プロデュース」を教えるわけですが
これは「人脈を広げましょう」「アイデアを出しましょう」と
座学で教えても、あまり役には立ちません。

なので、人と会う時に油断せず、着実に人脈を広げるとか、
アイデアを出し合って、そのエッセンスを吸収する
といったことを日々繰り返し、塾生自身の体質を
「プロデューサー体質」にしてしまうという方法を試しています。
いわば外国語の習得と一緒です。

そして「co-design」のタイトルにあるとおり
1人ではなく7人の脳みそを連動させることで、
成果がかわるという実感を、伝えようとしています。

で、山納塾ではさっそくメーリングリストを立ち上げ
講師の方についての情報を事前に共有し
当日にはデザインの本質に切り込むするどい質問、
講師やメンバーの心に残る渋い質問をすることを
課題にしています。

講義を受けることを
人脈と情報を広げられる有り難い状況だと考え
普通の人がしている油断をしないこと。

このあたりに、プロデューサーへの道の第一歩があります。
そういうことを、伝えていければと。


2010/07/14(水)
劇場化への一歩









7/10(土)のコモンカフェでは、石原正一さんによる
「中崎町ミュージアムスクエア(NMS)」第2回公演が
行われました。
http://www.k3.dion.ne.jp/~halashow/

PM/飛ぶ教室の蟷螂襲(とうろう・しゅう)さんの脚本で
遊気舎の久保田浩さんと石原正一さんが出演。
芝居前の楽屋が舞台で、プライベートでの会話と
セリフの稽古が交じり合うメタ構造な芝居でした。

蟷螂さんの芝居にはいつも、情けない男が出てきます。
何かを背負っているために、感情がもつれていて、
歯切れが悪く、不器用そうな男。
それは蟷螂さん自身の投影のように思えます。
今回も、そんな雰囲気のお芝居でした。

さて、写真はその舞台ではなく、バックヤード。

コモンカフェの裏には「機械室」という部屋があり、
ビル全体のメンテナンスに関わる機材・設備が
置いてありますが、今回の公演に合わせて
ビルオーナーからその一角をお借りして、
平台・箱馬・パンチカーペットなどを
置かせていただくことにしました。

これらはすべて、石原さんが舞監の人から
もらい受けたものです。
収納に若干のテクニックが必要ですが
そのテクニックをマスターした方には
自由に使っていただけるようにしようと思っています。
(機材リストは近いうちにつくります)

ということで、改めて、コモンカフェで演劇等の
公演をしたい、という方を募集いたします。
興味ありましたら、singles@do.ai(コモンカフェ・山納)
までご連絡ください。

ついでにフライングなつぶやきを一つ。

コモンカフェの真裏に、半年後ぐらいに
多目的ホールができます。
芝居もライブもできて、キャパは100人ほどに
なりそうです。


2010/07/10(土)
高座ラン







最近、家から六甲山カフェのある
高座の滝まで走るのに凝っています。

開森橋を過ぎて、芦屋川から離れるあたりから
急な上り坂が始まりますが、ここを歩くよりも
少し早いぐらいのスピードで、じわじわ登ります。

住宅街を抜けるあたりになると傾斜が緩くなり
周りの景色が、一面の緑に変わります。
道の左下には、高座川が流れていて
谷の向こうにはダイナミックな風景が続きます。

滝の茶屋の手前にもう一度きつい坂道があり
そこを越え、階段を登りきると、高座の滝です。

それまでは芦屋川から海に向かって走っていましたが
坂道の攻略法を見つけてからは、もっぱらこのコースです。

この間、夜10時頃に走ってみました。
そんな時間に山に登る人はいないので
誰もいない暗闇を一人で走ることになります。

野犬かイノシシに襲われたらどうしようとか
もっと怖いものがでたら、とか考えましたが
それよりも「行きたい」気持ちが強かったのです。

夜に一人で見る滝は、荘厳でした。
そして帰りに見える夜景は、煌びやかでした。
これはまた試してみたいなと。

今日は途中で住宅街を右に曲がり、城山山頂まで
駆け上がって、そこから尾根道を行き
高座の滝に下りてくるコースをたどりました。
加藤文太郎の気分でした。

何ていうのかな。

自分がのめり込むことが、誰にも何の迷惑もかけない
そういうことに夢中になるのはいいな
そんな感じでです。

*写真は滝の茶屋の少し手前にある、名もない滝です。


2010/07/03(土)
「プロ倫」を読む
29日の「フィリップ・アリエスを読む」には
10名の方にご参加いただきました。

参加者は7割が女性で、社会科学に対する関心が高く
何人かは午後11時まで残って話をしていました。
参加者同士の、いい出会いの場になっていたようです。

この、一人では挫折してしまいそうな本を紹介する
というサロンに面白味を感じでいます。
これがあることで、これまで僕自身が挫折していた本に
取り組む理由ができるからです。

ということで、次回は8/30(月)。
マックス・ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と
資本主義の精神」を読みます。

「プロ倫」も「子供の誕生」と同様、
その趣旨はワンフレーズで言えます。

それは、
「プロテスタンティズムの世俗内禁欲の精神が
 はからずも近代資本主義の生誕に大きく貢献した」
というものです。

この本において大事なのは、マルクスが「下部構造=経済」が
「上部構造=政治・宗教・文化」を規定するといったのとは逆に
上部構造である倫理が、下部構造である経済の変化を
用意した、と指摘している点です。

これはイノベーション論やプロデュース論、
創造都市論にもつながる重要なポイントです。

そういう話を、今から2ヶ月で煮詰めていきたいと思います。


ちなみに今日は今から“Life in 京都” に行きます。
文化系トークラジオ「Life」が関西で行うイベントです。
http://d.hatena.ne.jp/lifeinkyoto/

*すでに予約一杯だそうです。あらかじめご承知ください。


2010/07/02(金)
甲には乙の気持ちがわからない
「甲側」「乙側」という言い方があります。

これは業務委託契約書の甲欄・乙欄のことで
甲=発注者、乙=請負者を表しているのですが
行政や大企業の中にいる人はつねに甲側にいて
乙の経験をすることがありません。

昨日、co-designの入塾式があり
今日は行政関係の勉強会があったのですが
その中で気づいたことがあります。

それは、かなり能力が高くても
プロデューサーになり切れない人は
甲側の人なんだということです。

納期や条件など、理不尽な状況を余儀なくされる。
我を通しすぎては、二度と仕事を貰えなくなる。
そうした中にいて、贅肉を落とし、したたかさを身につけ
いつの間にか先生と呼ばれるようにすらなるという
立ち回りは、おそらく乙側に特有のものです。

甲側にしかいなかった人には
パンがなければお菓子を食べればいいのに的な
ワキの甘さが、どうしても残ります。
また乙の気持ちを本当に理解して
乙のモチベーションを上げてプロジェクトを動かす
ということが、なかなかできなくなります。

「乙の歯軋りの音が聞こえる」というのは
プロデューサの資質において、とても重要です。

組織の中にいると、甲=上司、乙=部下 といった
状況を日々体験することになります。
この意味での乙側の辛酸をなめた人は
組織の中で、いいマネジメントをすることがあります。

しかし組織の枠を超えたマネジメントが必要な時には
乙側の経験を積んでから甲側に移った人に
圧倒的な優位性がありそうに思います。

クリエイターの世界でいえば
インハウスデザイナーは甲側の人で
フリーランスになって初めて、乙側に立つことになりますが
この逆に、乙側から甲側というキャリアパスがあれば
世の中の状況はかなり変わるのではと思います。

この甲と乙の壁。
ここにこれからの時代の、社会デザインのヒントがある
といえば、少し大げさでしょうか?


2010/06/28(月)
アリエスの企み
明日のOCC!「フィリップ・アリエスを読む」の
レジュメが完成しました。

『子供の誕生』では
「この絵を見ると、中世では子供はこんな風に描かれています」とか
「この文献によると、中世の学校の様子はこんな感じでした」
という記述がほとんどなのですが
その間にある「つまり、こういうことなのです」
という結論の部分を集めてまとめてみました。
それだけで21ページもありました。

明日はこの抜粋版を読みながら
アリエスが何をしようとしていたのかを
お話ししていきたいと思います。

社会学ってつまり、市民革命以降に登場する
「近代」を批判的に検証する取り組みなんだなと。


2010/06/27(日)
高座の瀑布
今日六甲山カフェに行ってみると
高座の滝が、昨日の大雨のために、
これまで見たことのないほどの
瀑布に変わっていました。

右の写真が、普段の様子です。


2010/06/23(水)
OMSと山カフェ
もと山と渓谷社・関西支社の編集長だった
加藤芳樹さんに、第16回OMS戯曲賞の大賞受賞作
「山の声」をお送りしたところ、こんな記事を
書いてくださっていました。
http://j-satsuki-kato.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-063a.html

扇町ミュージアムスクエアと、山カフェプロジェクトは
こんな風につながっているんですね。
(ひとごとみたいですが)

劇団「くじら企画」による再演は来年1月ですが
この7月には土屋良太さん(渡辺えりさんの旦那さん)の
プロデュースにより、東京で上演されます。
http://news.office300.moo.jp/?eid=9



2010/06/20(日)
「やりたいこと」の陥穽
気鋭の社会学者・鈴木謙介氏の著書
「カーニヴァル化する社会」(講談社現代新書)
の中に、こんなくだりが出てきます。

 「やりたいこと」があるのに、それに近づけないから
 あるいは「やりたいこと」が見つからないから
 とりあえずバイト、というフリーターの意識が
 正規雇用に就くのを遅らせる一因として
 よく指摘されている。

 それだけではない。彼らのもうひとつの苦悩は
 「やりたいこと」に「できること」が追いつかずに
 いつまでたってもやりたいことを仕事にできないことだ。

 彼らの語る「やりたいこと」は非常に漠然としており
 多くの場合、それはまだ見つかっていないものなのである。


ここで気になるのは、なぜ「やりたいこと」は
その本人を置き去りにしまうのか、ということです。

僕の周りにいる人たちの多くは、すでに「やりたいこと」を
見つけていて、それを実現する力も持ち合わせていますが、
それが他人や社会を意識したものになっていないために
世の中に受け入れてもらえない、というジレンマを抱えています。

こういう人たちは、自分の「やりたいこと」を形にして
それが他者に届くかどうかのトライ&エラーを重ねることで
「やりたいこと」と「やってほしいこと」の折り合いを
つけるようになります。つけられない人もいっぱいいますが。

ですが、まだ見つかっていない「やりたいこと」は厄介です。

「いつか本当にやりたいことを見つけるんだ!」と
「やりたいことなんて見つからないんだ」の躁鬱の間で
揺れる若い人たちは、形にすらなっていない
「やりたいこと」によって、社会から疎外されて
しまっているように見えます。

それが厄介なのは、自分の「やりたいこと」を志向して
いるがために、自己決定・自己責任の文脈で処理され
社会が手を差し伸べる問題ではないと思われていることです。


そもそも「やりたいこと」って、何でしょう?

それは、もともとは自分の中にはなかったもので
どこかのタイミングでそれに触れ、影響を受け、
自分もそれをやりたいと感じるようになり、
それに時間やお金をどんどんかけていき
どんどん自分にしっくりくるようになったもの。

そういうものだと、思います。


今の時代、自分の「やりたいこと」は
自分の中の自己実現欲求に従って
まず他者とは無関係に立ち上がってきます。

それが表現を重ねる間に社会化されていき
そのうちに、始めから他人や社会を志向して
「誰かのやってほしいこと」に応えることが
自分の「やりたいこと」と思えるようになります。

そうしたプロセスを経た後は
「やりたいこと」は自分のやりがいだけでなく
社会を変える原動力にもなり得ます。

でも、まだ見つかっていない「やりたいこと」
つまり自分が自分らしくあれる姿への漠然とした憧れは
他者と関わるきっかけとなる中身を持っていないので
いつまでも社会化への入り口に経つことができない
という危険を孕んでいるように思います。


「やりたいこと」への憧れから生まれる疎外。

今の社会はこういうフェーズに入っているらしい
と言えるだけで、解決の方法を持っているわけではないのが
もどかしいところです。


2010/06/19(土)
プロデュースの方程式
まずはご連絡。
次回の「博覧強記の夕べ@DINGHY」は
21(月)から24(木)に変更となっております。
ご注意ください。時間は19:30〜です。

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さて、大阪デザインセンター主催のデザイン塾
「co-design」には、20名の塾生が集まり
6月末にスタートの運びとなりました。
僕の塾には、6名の方が入られました。

このお仕事を受けたことで
僕は「プロデューサー」としての肩書きで
人様から見られるようになりました。
これは結構なプレッシャーです。

だって、これからは大きな失敗、できなさそうでしょう?
そして今後、何も作らない、というわけには
いかなさそうでしょう?

そのプレッシャーを
前向きに楽しんでいる昨今です。


気付いたのですが、
「デザイン」を教える人はいても
「プロデュース」を教える人って、多くありません。

それは、プロデューサーとしての力量は
多くの部分が、その人の体質に起因しているので
とても定式化しにくい、ということなのでしょう。

でも、いろんな人とかかわって
その人たちの力を引き出し、いい仕事をする、
という方法論は、現場ではとても必要とされています。
応募用紙を読んでいて痛感します。

今回、いい機会なので、自分が使ってきた方程式が
他の人にも使いこなせるものなのかどうかを
塾生の方々と一緒に探っていこうと思っています。

「co-design」、一般講座と円卓会議は傍聴できますので
興味ある会がありましたら、覗いてみてください。
(ただし方程式の伝授は、ここでは行いませんが)
http://www.osakadc.jp/event/co-design2010.html


2010/06/13(日)
結果的オーライ









今日は六甲山カフェで、ホナガヨウコさんの
ダンスパフォーマンスが行われました。
今回のツアーでは関西のカフェ8ヶ所で
パフォーマンスを開催し、好評だったそうですが
千秋楽の今日は、あいにくの入梅雨でした。

屋外が使えず、また来客も限られる状況で、
彼女はカフェ洞窟と大谷茶屋の中で踊りました。

この雨の中ですが、タクシーを飛ばして
お越しいただいた方もおられました。
十数人が見守る、凝縮した空間でのダンスは、
とても値打ちあるものでした。

今回のコーディネーターは、Re:sの藤本智士さん。
藤本さん、ホナガさんとじっくり話ができて
今後の話をいろいろできたことは、
結果として良かったです。


6/5(土)に開催された「六甲山サミット」も
ほぼ関係者だけが集う場になりましたが
山上の観光施設で働いていて
OMSやリュックサックマーケットに
深い関心を寄せておられる方と知り合う
貴重な機会となりました。

そして山上でのプロジェクトの話が
大きく進みました。

イベントの効用と満足は
人を集める以外のところにもあるのです、やはり。


2010/06/05(土)
フィールドワーク的会社生活








本社に異動になって2ヶ月が経ち
社内の状況が、なんとなく見えてきました。
15巻目から読み始めたマンガですが
何とかなるものです。

僕は現場にいる人の“ぼやき”に注目しています。
組織が目指している大きな流れに対する
個人レベルでのジレンマが見えてくると
今の状況、問題の本質が一気に見えるのです。

こういうことを、僕は「マネジメント」の手法
としてではなく、「社会学」として捉えています。

 社会をつくるのは人。しかしいったん社会が
 できあがると、今度は社会が人を規定するようになる。

 個人が持っている利害や関心と、
 集合体が持っている利害や関心は、時に鋭く対立する

このミクロとマクロの乖離をどう埋めていくか
という問いに、僕はとても関心があります。

そしてそういうサンプルに事欠かない会社は
僕にとっては絶好のフィールドワークの場です。
社会学の勉強を、毎日しているようなものです。


社会学といえば、6/29(火)の夜にコモンカフェで
「フィリップ・アリエス『子供の誕生』を読む」
という講座をします。
http://www.talkin-about.com/cafelog/?itemid=1062

この本、400ページ近くあります。しかも2段。
中世の資料を丹念に調べ上げて書いている本で
かなりの力技で書かれているのですが、
「○○は□□である、なぜなら、△△だから」の
△△の部分に350ページぐらいを費やしているので
実は結論だけ読めばいい本です。

なので、当日は、社会学における
「方法的個人主義」と「方法的集合主義」についての話
(つまり、上で書いているようなこと)をベースに
『子供の誕生』を引用してみようと思っています。


写真左:6/2(水)の「green drinks Osakacity」の様子
    91名の参加者がありました。

写真右:国木田かっぱさんのOCC!「キング・ふしぎ発見!」
    石原正一さんが飛び入りゲストになりました。


2010/06/01(火)
くせになるダンス@六甲山カフェ









ダンスパフォーマーのホナガヨウコさん。
http://www.honagayoko.com/Hona/profile.html

ダンスだけでなく、イラストの個展やピアノのライブも行い、
またファッションモデルとして広告・CM・雑誌・ショー等でも
幅広く活躍している方です。

そのホナガさんが、今週末から関西の8ヶ所の
カフェでツアー公演をされますが、その最終日の会場が
六甲山カフェと決まりました。
http://www.honagayoko.com/Hona/news.html

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ダンスパフォーマー・ホナガヨウコの!
『カフェでダンスがオーダーできます/関西カフェツアー!』

 6/13(日)10:00〜16:00@六甲山カフェ
 芦屋市山芦屋町1 高座の滝前  
 http://www.yamacafe.com/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お客さんの癖や仕草をもとに、その場で
即興のダンスを作る『くせになるダンス』。

当日は、カフェメニューの一つとして
数百円でご注文いただけます。

この機会に、ぜひ六甲山カフェにお運びください。
僕も営業時間中はずっといます。


2010/06/01(火)
コモンカフェジャーナル







久々にコモンカフェの近況を、お届けいたします。

5/30(日)には石原正一さんによる「中崎町ミュージアムスクエア(NMS)」
第1回公演が行われました。
http://www.k3.dion.ne.jp/~halashow/

平台・箱馬・照明が持ち込まれ、コモンカフェは
50席の小劇場に変わっていました。
ザ・プラン9の久馬歩さんの脚本で、石原正一さんと、
MAGIC RADIOの福山俊朗さんが演じた二人芝居。
舞台と客席の距離が近く、お客さんのパワーを
すごく感じた、と石原さんも言っていましたが
この濃密な劇空間こそが、小劇場の醍醐味です。

これを機に、裏の倉庫を借り増して
平台と箱馬を常置しようかと、かなり本気で考えています。

コモンカフェの階段上には、昔OMSの屋上にあった
「ぴあ」の恐竜のミニチュアが登場していました(写真左)。
なんとも、シカケが細かい。

次回のNMSは、7/10(土)。
脚本:蟷螂襲(PM/飛ぶ教室)、
出演:久保田浩(遊気舎)×石原正一(石原正一ショー)
でお届けいたします。

また今週末には、劇団「TAKE IT EASY!」が
4人の演出家とともに作り上げるシットコムドラマ
「DOLCE」の第1回が上演されます。
http://www.tekuiji.com/dolce/dolce.html

残念ながら、もう完売しているそうですが...
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扇町クリエイティブカレッジ!(OCC!)は
月2〜3本のぼちぼちとしたペースで続いています。

昨年度のようなペースで講座を運営することは
僕の仕事の都合からできないのですが
その間を埋めるように、トークライブ企画が
入るようになりました。

国木田かっぱさんと、売込隊ビームの宮都謹次さんによる
「カッパラキン」は、4月から月1回のペースで続いています(写真右)。
http://yellow.ap.teacup.com/kappa/671.html

次回は、6/15(火)です。

また6/9(水)には、リリーエアライン遠坂百合子さんによる
不定期開催トークイベント「百合子の部屋」が開催されます。
http://yaplog.jp/lily-airline/

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という感じで、徐々に小劇場的空間へのシフトが進んでいますが
カフェ営業、音楽ライブなども今まで通り回っています。

平日のお昼は間違いなくカフェ営業をしていますが
週末については、イベント使用も多くなっております。
また平日夜はほとんどイベントとなっておりますので
カフェ利用でお越しの際には、ホームページなどで
一度スケジュールをご確認いただきますよう、お願いいたします。
http://www.talkin-about.com/cafe/


2010/05/25(火)
昨日の「博覧強記の夕べ」









昨日の「博覧強記の夕べ」には
15名の方にご参加いただきました。
過去最多です。

これぐらい多くなってくると
一人15分の持ち時間がキープできなくなるのが
嬉しい悩みではあります。

「太陽ノ塔」にはもう収まらないので
今後も淀屋橋「DINGHY」で開催することになりました。

次回は6月24日(木)19:30〜です。


昨日紹介された本

 安倍夜郎「深夜食堂」(漫画)
 GINGER(ファッション雑誌)
 中野香織「ダンディズムの系譜」
 内田樹「日本辺境論」
 国立民族学博物館/編「オセアニア 海の人類大移動」
 上田篤「海辺の聖地」
 鈴木謙介「カーニヴァル化する社会」
 マイケル・サンデル「これからの『正義』の話をしよう」
 森達也「世界が完全に思考停止する前に」
 開高健「饒舌の思想」
 北川達夫「フィンランド・メソッド入門」
 フレドリック・ヘレーン「スウェーデン式アイデアブック」
 伊勢真一監督「風のかたち」(映画)
 ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」(漫画)
 「歌劇」「宝塚GRAPH」

写真は前半、屋外のテラスでやっていた時の風景です。



2010/05/22(土)
プライドが支える不合理
今日はちょっとした思い出話です。

4年前、僕が21世紀協会に出向した同じタイミングで
大阪市からやってきた人がいました。

彼はもともと、市の公園管理の部署にいました。
この部署には、強制代執行というハードなミッションがあります。
ひらたくいうと、公園に住んでいるホームレスを追い出す仕事です。

勇猛果敢で、コワモテで、かつ独身だった彼は
先輩に引っ張られてその仕事をすることになり
8年間の在任の間に、いくつもの現場を経験し
現場の指揮官を任されるようになりました。

2006年に靭公園で行われた強制代執行では
部下が活動家にチェーンで頭を割られて流血し
そのシーンがテレビで頻繁に流されました。

彼自身は、カッターナイフを片手に
一人でテントに切りかかりましたが
中にいたのは、ホームレスではなく
活動家とマスコミの人たちで
テントを裂いた瞬間に
一斉にシャッターを切られたそうです。

その2ヵ月後に21世紀協会にやって来たのは
おそらく「ほとぼりを冷ましてきなさい」
ということだったのでしょう。

彼の協会での担当は「学生音楽祭」でした。
学生たちが自分たちで話し合いながら
音楽祭を企画・運営していくのを見守ったり
親分肌からおせっかいを焼いたりしていました。

1年後に、彼は市の同じ部署に戻されました。
指揮官としての彼の卓越した能力が
彼を閑職に留めてはおかなかったのでしょう。

“ほんまは学生音楽祭、もっとやりたかったんやけどな”


その1年後、彼は市を早期退職しました。

独身の彼は、おそらく今は悠々自適な日々を
送っておられることでしょう。

社会の中にある、意に沿わぬ仕事。
それを支える、現場のプライド。
その地平で自分をどうにか保っている人たちがいる。

彼のプライドは、今どんな形をしているのだろう、と。


2010/05/20(木)
六甲山SUMMIT








「ホールアース自然学校」という、30年近い歴史を持つ
自然学校の六甲分校が、六甲山上駅近くにあります。

最近ここの方々といろいろお話ししていて
六甲山カフェとの連携企画が動いています。

5/29(土)には、ホールアース主催の「サイエンスカフェ」が
六甲山カフェで開催されます。

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サイエンスカフェ六甲山
「六甲知っとう? ―六甲山って何でできてるの?―」

【日時】5月29日(土)13:30〜15:00
【料金】500円(お茶・お菓子付)
【ゲスト講師】新井敏夫博士
【集合場所】大谷茶屋「六甲山カフェ」(高座の滝)
※もしくは、12:50に阪急芦屋川駅集合。歩いて大谷茶屋に向かいます。

いつも何気なく歩いたり、見たりしている六甲山の形や石から、
六甲山って何で出来たのかのかという謎に迫ります!
当日は、実際に周辺を見にいきます。動きやすい服装でお越しください。

*情報はこのサイトの下の方にあります。
 http://blog.canpan.info/wenskobe/

この日15:00からは、「ゆずりまいり」を行いますので
興味ありましたら「譲ってもいいもの」を持ってお越しください。

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そして6/5(土)には、六甲山上で
「六甲山SUMMIT」が開催されます。

第1回 六甲山SUMMIT 6月5日(土)11:00〜15:00

■第1会場 六甲山自然保護センターセミナールーム
 リレートーク「六甲山を語ろう」 13:00〜15:00
 阪神地域で活動する団体が、新たな視点で六甲山活性化のアイディアやヒントを
 お話し、意見交換する場(サミット)です。
 六甲山のこと一緒に考えてみませんか?
(参加予定団体:NPO法人こども盆栽、六甲山カフェなど)

■第2会場 六甲山記念碑台広場
 体験マーケット「六甲山を楽しもう」 11:00〜15:00※雨天中止
 六甲山でやったらおもしろそう。。。というものを持ってきてください!
 その場のみんなで楽しみましょう。
 当日は、同時開催で外ヨガやコンサートもやってますよ!

【スケジュール】
11:00〜 外ヨガ
13:00〜 コンサート
     .廛薀好錺鵝覆燭辰唇貎佑離侫ークグループ)
     ▲蹈潺蹈漾淵Εレレ)
     ドンジャラ・タイタ(フォルクローレ)
※その他出展予定:青空カフェ、ノルディック体験など


サミットという仰々しい名前がついていますが
六甲山頂に市民が集まって、六甲山への想いを
語り合おうというフラットな場です。
参加型ですので、ぜひ喋りに来てください。

*情報はこのサイトにあります。
 http://blog.canpan.info/wenskobe/


2010/05/19(水)
green drinks Osakacity
「御堂筋Talkin'About」という、御堂筋にサロンを作る
試みについて、以前にこの日記に書かせていただきました。

5/24(月)にはまた「博覧強記の夕べ」をやります。
19:30〜@DINGHYです。

また、6/2(水)には「green drinks Osakacity」という
エコ飲み会イベントを開催することになりました。

首謀者は僕ではないのですが
熱いお誘いをいただき、大きく関わることになりました。
興味ありましたら、ぜひご参加ください。

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===「green drinks Osakacity」ついに始動!!===

green drinks とは?

green drinksは、ニューヨークやハワイ、中国からボツワナまで
世界の600都市以上で開催されている
グリーンやエコ、サステナビリティをテーマにした気軽なパーティ。
地域おこしに、仲間づくりに。LOHASな奥様のママカフェに。
たくさんの出会いを作るパーティ。
世界だけでなく、日本全国で開催される様子は、以下でご覧になれます!
http://www.greendrinks.jp/
ぜひ、ご参加ください!


green drinks Osakacity #1
===「会社でも家庭でもない場所で“なんか”やる!」という生き方===

「サードプレイス」っていう言葉、知っていますか?
職場や学校でもなく家でもない第3の居場所。
それを持つことで、生きるのが楽になったり、新しい生きがいが見つかったり、
仕事にもいい影響が出てきたりすることがあるようです。
今回考えてみたいのは、「『趣味的サークル』を“超えた”つながり」についてです。
趣味も悪くないし、人生を豊かにするのは間違いありません。
それも否定しないけれど、
全く価値観が違ったり、これまでの生活では絶対会えないような人と
一緒になって何かをする…そんなことができたら、
とんでもなく新しい価値あることができたり、
ブレークスルーしちゃった自分に出会えるかもしれない、って思いませんか?

こんなことを考えている人にお勧めです!!
★異業種の人とつながりを持つにはどうしたらいいのか、知りたい。
★ご縁を大切にして「何か」をするにはどんなことしないといけないか、学びたい。
★サードプレイスに興味がある人と出会って話をしてみたい。
★「就職先としてNPOってあり?」とちょっと思っている。
★会社以外でネットワークを作って、仕事をもっと充実させたい。
★社会起業家に興味がある。

★日時;6月2日(水) 午後7:30〜
★会場;「DINGHY <http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27050027/dtlmap/> 」

大阪市中央区道修町3-5-11OMEビル 1F
御堂筋線淀屋橋駅11番出口より徒歩1分
http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27050027/dtlmap/

★twitter中継
公式アカウント @gdosakacity <http://twitter.com/gdosakacity>
ハッシュタグ  #gdOsakacity

★会費;事前に予約した人  1000円
     当日飛び込みの人  1200円

 ※ワンドリンク付です。それ以上のお酒とフードについては、ご自身でご購入ください。

★構成;

 第1部 ゲストのトーク。

 ゲストには、大学生とかかわりの深い活動をしているNPOの代表二人をお招きします。
 お二人とも、関西NPO界ではカリスマ的存在です。
 いわば「NPOのプロ」ではありますが、異業種の方と出会い、理念を語り、
 会社とも行政とも家庭とも違うスタンスでプロジェクトを実行する、
 ということを日常的に行っていらっしゃるので、
 いろいろヒントになることを伺うことができると思います。
 「この人となら一緒にやれるな」という出会いをどう作るのかという身近な話題から、
 組織運営のディープな話まで、濃〜い話を伺うことにしています。

【ゲスト】

★NPO「Youth Vision」代表  赤澤清孝さん(36)

 大学生をNPOにインターンシップとして派遣しスキルや理念を学ばせる活動、
 NPOへの就職支援、NPOを起業する人への支援、
 組織と組織とのネットワーク作りを促して新しい価値を生み出す活動の支援、
 など活動は多岐にわたる。

★NPO「Brain Humanity」理事長  能島裕介さん(35)

 全国で初めて大学生主体のNPO法人として認可された団体。
 阪神淡路大震災をきっかけに活動を開始。
 現在700人以上の学生ボランティが中心となって、
 不登校の子どもたちの学習支援、
 子どもたちの体験学習や海外でのボライティア活動体験など幅広い事業を展開している。

 お二人が15年以上組織を率いてきた中で培われた経験には、
 「人たらし」のためのスキルや考え方がいっぱい詰まっています。

第2部  参加者によるセッション

  そのあとは、お酒などを飲みながら、5~6人で集まって、話をする場を設けます。
 その場に居合わせた人たちと、
 ゲストのトークで気になった点などについてワイワイ語り合ってください。

 第3部 名刺交換会

  積極的に声をかけ合い、夢を語り合ってください!


基本飲み会なので、気軽に参加してくださいね!きっと面白い人たちが集まります。
初対面の人と話すのが苦手だ、一人で行くとちょっと不安、という人でも大丈夫です。
スタッフに声をかけてもらえれば、“気さくな人”をご紹介いたします。
また、トークに参加しなくてもOK。みんなの話を横で聞いているだけでもいいですよ。


申込フォーム

============================================

【お名前】

【連絡先電話番号】

【e-mail】

【イベントに関する期待や質問事項】

============================================
申込アドレス

gdosakacity[at]gmail.com

[at]を@に変えて送信してください。

 件名に「グリーンドリンクス大阪6月申込」とお書きください。


事務局;刈谷・野村・山本

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2010/05/16(日)
憧れのありか
渋谷駅南口にあった喫茶店「マックスロード」。

松本隆さんがはっぴいえんど時代に入り浸ったお店で
名曲「風をあつめて」も、ここで書かれたそうです。

 ♪人気のない朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら
  ひび割れた 玻璃ごしに 摩天楼の衣擦れが
  舗道をひたすのを 見たんです

ちなみに糸井重里さんも「ほぼ日」の中で
こんな日記を書いています。
http://www.1101.com/saeki/archive/2000-07-24.html

残念ながら今はなくなり
「エクセシオール」に変わってしまっているそうです。


この「マックスロード」に1970年頃に入り浸った
美術作家の永井宏さんが、「カフェ・ジェネレーションTOKYO」
という本の中で、こう書いています。

 タバコの煙を燻らせながらコーヒーを喫茶店で
 満足げに飲むという行為そのものがまず最初に
 ファッションとしてあった。夜、バーのカウンターで
 ひとりスコッチでも傾けるのが、恰好いいと思うように、
 お気に入りの喫茶店で、朝や午後、ひとり美味しい
 コーヒーに浸るというのが洒落たライフスタイルの
 ひとつとして見えていたのだ。

 当時人気のあった写真作家が、決まった時間に
 決まった店でコーヒーを飲んでから、街に写真を撮りに
 出掛けるのが日課だという話を聞いて、そんな生活を
 単純に恰好いいと思っていた。


僕もこういう感じの憧れから
バーや喫茶店への扉をくぐっているのですが
今の時代に、こういう憧れはどこに向かっているのか
それともいろんなものが周りに当たり前にあることで
拡散してしまっているのか、ということを考えます。


 ♪それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて
  蒼空を翔けたいんです 蒼空を


2010/05/14(金)
喫茶カンターロ







JR福島駅の北東、徒歩5分のところに
今年3月にオープンした「喫茶カンターロ」。
http://savvy.jp/newshop/gourmet/post_25.html

僕が店主の杉本さんとお会いしたのは、2年前。
クレオ大阪中央にあるチャレンジカフェの
店主に応募して来られた時です。

彼女はもともとSEの仕事をしていましたが
「笑顔で『ありがとう』と言える仕事がしたい」と、
仕事を辞めてカフェを目指すようになりました。

当時は飲食の経験がなかったことから
クレオカフェに入ることはできませんでしたが
その後船場にある「平岡珈琲店」の店主に手ほどきを受け
このたび自力での開業に至っています。

上のサイトの中のMAPを見ていただくと分かりますが
お店は、JR東海道線、貨物線と、中央分離帯のある道路に
四方を囲まれた、一辺200m余りの四辺形の真ん中にあります。

こういう場所は立地論的には「閉鎖商圏」といいます。
この商圏から外のお客さんに来てもらうには
かなり告知に力を入れなければなりませんが
商圏内にお店を支えてくれるだけの顧客がいると
外に出るのが面倒な分、意外に流行ったりします。

カンターロのすぐ南には、タクシー会社があって
運転手の方々が、日々やって来てくれるそうです。
どうにかいい形で立ち上がったようで、ホッとしました。

営業時間は、朝6時から夜7時まで、日曜休。
福島近くに行かれることがあったら
ぜひ寄ってあげてください。


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