2009/01/29(木)
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推敲に推敲を
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「カフェをやりたい人に伝えたいこと」の原稿が ようやく書き上がりました。
「売らなくてもいいお店のつくりかた」構想から4年。
その間に「コモンカフェ」の本が先に出版され カフェ開業セミナーを何回も経験させていただき ずいぶんいろんなお店を巡り、本や雑誌を渉猟して 当初のイメージからずいぶん広がりました。
実際に原稿を書き始めてからは、1年近く。 その間に文章を書いたり編んだりする感覚が 研ぎ澄まされてきたのですが、そのことで 最初の頃に書いた原稿に違和感を覚えるようになり 今は推敲を重ねています。 サンドペーパーがけをしているような感じです。
来週ぐらいにはその作業も終えて いよいよ出版社の方とご相談しようと思っています。
出版社の方には、まだ目次しかお見せしていないので タイトルや内容はまだ変わる可能性がありますが 現時点の目次を以下にご紹介します。
また進捗は、この日記ででも。
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「カフェをやりたい人に伝えておきたいこと」 はじめに
1.なぜお店を閉めてしまうのか? ・お店をオープンしてから思うこと ・忙しすぎること ・お客さんから受けるストレス ・共同経営が終わるとき ・物件をめぐる“想定外” ・近隣をめぐる“想定外” ・そこからは先に行けない店主 ・お店を始める覚悟
2.いまの時代にカフェをはじめるということは? ・日本で最初にできた喫茶店 ・喫茶店が定着するまで ・五百圓でできた喫茶店 ・喫茶店が儲かった時代 ・外食需要の拡大と資本の進出 ・喫茶店開業ブーム ・競争時代の到来 ・喫茶店以外のライバル ・チェーンコーヒーの登場 ・カフェバー・ブーム ・喫茶店の凋落 ・カフェブームの到来 ・自己表現としてのカフェ ・いまの時代にカフェをはじめるということ
3.なぜこのお店は持っているのか? ・持ち物件での営業 ・余裕がある人のお店 ・開業費用をかけていないお店 ・副業としてのお店 ・同郷経営モデル ・同族経営モデル ・お店の外で売れるもの ・見えにくい収入源 ・誰にでも売らなくてもいいお店
4.お客さんのニーズはどこにある? ・小さなカフェに入れる? ・家の近くのカフェに入れる? ・日本の喫茶店はなぜ外から見えないのか? ・定食屋化する喫茶店 ・スナック化する喫茶店 ・カフェに入れない人たち ・進歩的な私と保守的なお客さん ・やりたいこととやってほしいこと
5.なぜこのお店はここにあるのか? ・繁華街進出という冒険 ・オフィス街の生存競争 ・学生街の喫茶店 ・商店街の喫茶店 ・住宅街カフェの変遷 ・地方都市のカフェ立地 ・ニーズ立地というもの ・街の文脈の変化 ・脱立地論モデル
6.お店のコミュニケーション論 ・常連客商売というもの ・一見さんをお断りする哲学 ・常連客商売の停滞論 ・情報誌とお店 ・メディアの変化とお店 ・新しい人と出会うこと ・一見客と常連客が共存するためには?
7.いまの時代にカフェを成立させるために ・生き方としてのカフェ ・顧客満足度と店主満足度 ・今の時代に選ばれるということ ・お店を持たないという選択 ・常連客のススメ ・カフェをシェアするという発想 ・カフェの公共性
おわりに
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