2007/06/10(日)
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お礼参り
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昨日の夜、堺市にあるRino's pointを 久々に訪ねました。
このお店は今は、泉北高速鉄道と 310号線の交点のところにあります。 今は洋服屋と雑貨店として営業していて お店のテントには「独断的百貨店」とあります。
かつてはJR阪和線・上野芝駅前の市場の中にあり 洋服屋とバーとして運営されていました。 僕は20代前半に、5坪ほどのこのお店から かなりいろいろなことを学びました。
バーではなくなった今でも、このお店には ひっきりなしにお客さんが訪れます。 駅近の立地ではないので、ほとんど車での来店です。
飲酒運転の取締りが厳しくなったことで、 郊外型の飲食店はどこも厳しくなっている。 そして若い子たちは、お酒を飲む機会が 少なくなっている。
そのこともあってか、このあたりでは、 同世代の少人数のグループを超えた つながりができにくくなっている。 彼らはみんな悩んでいるが、同世代で集まると 強がるだけで、相談できる相手がいない。 マスターが今後バーを再開することは もうないかも知れませんが、Rino's pointは 相変わらずバー的に機能しているようです。
その後甲東園にあるD2!(ディー・ディー)へ。 土曜日には中村圭志さんがお店に立っています。
圭志さんは最近「西北バー物語」(著・泉高弘) という本を発行されました。 震災の前後に西宮北口市場で営業していた 3坪のショットバーの物語です。
この本の中には、当時のお店にやって来た さまざまな人の話が出てきます。 圭志さんらしき人も登場していて はじめて来た日にスピリタスを6杯注文したりと かなり個性的な生活センスを持った人として 紹介されています。
僕は新しいお店ができると、どんな人が やっているのか興味があって行ってみる。 そしていくらか通って、そのお店に お客さんが集まりだすと行かなくなる。 常連になって同じメンバーで話すよりも 新しい人と出会う方が楽しい。
D2!は駅から程近くの住宅街にある 3坪ちょっとの小さなお店です。 圭志さんの美意識を反映したこのお店には やはりいろんな人たちが集まってきています。
※「西北バー物語」は、西宮北口と三宮の ジュンク堂、そしてここD2!でも販売されています。
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