過去の日記 31

2007/01/17(水)
今の時代のカフェ開業を考える
2月にクレオ大阪北で開催される
カフェ開業講座のおシゴトを引き受けました。
http://www.creo-osaka.or.jp/event/event/02.asp?id=976

実際に開業をめざしている女性の方々が対象です。
ゲストには、南船場FETEの古木奈緒さんと
北堀江シャムアの松橋恵理さんにお越しいただきます。


「めざせカフェオーナー」というタイトルは
僕の気持ちとは必ずしも一致しないのですが
カフェを開業しようと思っている方々が
知っておいた方がいいことを伝えるためには
いいのかもと。

今回お伝えしたいと思っているのは
ビジネスプランの作り方、というよりも
カウンター席とテーブル席をお店の中にどう配置して
どういうコミュニケーションをイメージするかとか
お客さんが来なくて気分が沈んできたときに
どうやって前向きな気分を維持するかといった
お店をやっている人が自然に体得しているノウハウや
今の時代にカフェを開業することの難しさと
個人レベルでできるその対処法といったことです。

1年ほど前にここに書いていた
「売らなくてもいいお店のつくりかた」といった話を
いくらかちりばめてみようと思っています。

開業をめざしている女性でないと受講できないようですが
無料ですので、よろしければ、どうぞ。


2007/01/12(金)
"common style"が正式オープンいたしました









おかげさまで、"common style"は
昨日無事オープンいたしました。

朝に扉・看板・テントにロゴが入り
夕方にカウンター用の椅子が6脚届きました。
お店は14席のカフェバーに変わっています。

ホームページはどうにか立ち上がりました。
http://www.talkin-about.com/common-style/
ショップカードは今日届きます。

お店のマスターは7名。
曜日ごとの担当を持っています。

 月:スチュワート・マックリーン
 火:喜多 洋子
 水:山納 洋
 木:中川 裕美子
 金:岡 まゆみ
 土:宮本 達朗
 日:藤田 幸恵

7名中6名は日本人です。
ということで、このお店は
英語が公用語、というお店ではなく
英語も通じるお店として立ち上がっております。

文化国際交流、というミッションとは別に
僕個人としては、シングルズのような
こじんまりした居心地のいい空間を
2年ぶりに持てた、ということでもあります。

昨日はいろんな方に入れ替わりお越しいただきました。
ずっとお店にいると、いろんなことを知ることができる
そんな雰囲気が生まれていて、ホッとしました。

またぜひ、お気軽にお立ち寄りください。


2007/01/08(月)
カウンター席を増やす










昨日はコモンスタイルのプチ改装工事。
コモンカフェの改装でお世話になった
KIWISHOPの樫山和彦さんにご協力いただきました。
http://www.kiwishop.net/

もともとの雑貨棚の上半分を外して
ひっくり返して天井側にくっつけました。
左がbefore、右がafter
所要時間はちょうど2時間。
収納スペースを減らすことなく
カウンター席が4席増えました。

樫山さんは最近北京での住宅設計の仕事が多いそうで
中国でのビジネスの機微について
いろいろうかがいました。


2007/01/07(日)
博覧強記
みなさま、遅ればせながら
あけましておめでとうございます。

この年末年始はNHKばかり観ていました。
紅白やゆく年くる年はもちろんのこと
地方の活性化の取り組みについて特集する番組や
青海チベット鉄道での旅を追いかける番組
マグレブ諸国の歴史や都市の賑わいを紹介する番組
などを興味深く。

最近とかく批判を受けることの多いNHKですが
実はクリエイティブな挑戦を結構しています。
内容面でも、志を持って作っているものが
多いなと感じています。


さて、今年の目標を立ててみました。
それは「博覧強記になること」です。

「博覧強記」
 広く書物を読み、それらを非常によく記憶していること。
 知識が豊富なこと。

去年の「英語がペラペラになる」以上に
バクッとした目標ですが・・・

10年以上前に行きつけていたバーでは
いろんなジャンルの事柄についてよく知っていることが
一つのステイタスになっていました。

それは魅力的な場所でもあり
ついていくのが大変な場所でもありました。

そういう場所に出会うことはその後ほとんどなく
自分の中の雑食性のモチベーションは
そんなに高くなかったのですが
見聞を広める努力が活かされる場を作りたい
と最近思うようになっていて
まずは自分のボルテージを高めていこうかと。


一つご報告を。
1/11(木)にオープンする「common style」に
僕は当面の間、毎週水曜日に立つことにしました。
またオープンしてからしばらくは
常連客のように毎晩いると思います。

シングルズと同じように狭い空間なので
来られるお客さんとのコミュニケーションを
楽しんでいきたいと思っています。


2006/12/31(日)
コモンカフェの大掃除







オープンした年から、コモンカフェの大掃除は
12月31日に行う習慣となっています。

厨房、トイレ、エアコン、本棚などのほか
天井、階段、裏の倉庫など、日々のメンテでは
なかなか行き届かない部分を念入りに行いました。
今年は掃除の後に記念写真。

夜には毎年恒例となったcommon club cafeの
年越しクラブイベントが開催されています。


さて、おかげさまでコモンカフェは
オープンしてから2年9ヶ月となりました。
カフェという表現空間の共同維持活動として
これからも続いていけそうです。

2006年は、個人的には異動がありましたが
コモンカフェにほぼ毎日顔を出すサイクルは
どうにか確保することができました。

2007年には、コモンカフェのすぐそばに
コモンスタイルが新たにオープンいたします。
両方のお店が順調に回るようになるまで
しばらくはバタバタするかと思いますが
逆にうまく立ち上がれば、1店舗の運営よりも
安定するだろうという見通しを持っています。

おそらく2年後に、僕はまた異動の時期を迎えます。
その時には、僕が今と同じように、毎日のように
お店に顔を出せる立場にあるかどうかは分かりません。
その時のためのシクミを、今から準備しておきたいと
思っています。

そんな感じの2006年の締めくくりでございます。

みなさま、よいお年をお迎えください。


2006/12/26(火)
小劇場日和








地下鉄四つ橋線花園町駅のすぐそばに
can tutku(ジャン・トゥトゥクー)という
25坪のカフェ&ギャラリーがあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/yorimichi_nono/34155365.html

このお店の店主は、劇団Ugly ducklingの女優・出口弥生さん。
スタッフは、劇団の座付き作家・樋口美友喜さん、
そして劇団の役者さんもスタッフとして登場します。

ここは劇団の稽古場兼アトリエとしても活用されていて
公演も行われています。

劇団がこんな形で空間を持つように
なってきているんですね。

今日昼過ぎに顔を出してみると
OMS戯曲賞の選考で大阪に来られていた
ブリキの自発団の劇作家・演出家の生田萬さんと
デス電所の福田さんが来られていました。
で、パチリ。


その後恵美須町のジャングル・インディペンデントシアター2ndで
ニットキャップシアターの公演を観劇。
ドライブ感のある、いいお芝居でした。

ニットキャップシアターの主宰・ごまのはえさんは
一昨年のOMS戯曲賞の大賞を受賞されています。

扇町ミュージアムスクエアが閉館して3年半になりますが
これらの劇団に限らず、当時若手と呼ばれていた人たちが、
着実に成長していて、いいお芝居を作っています。

そろそろ関西の小劇場が、新しいうねりを
起こすのではないかと。


2006/12/26(火)
アワード考
■昨日は昼から第13回OMS(扇町ミュージアムスクエア)戯曲賞の
 選考会・授賞式・公開選評会に参加しました。
 結果は以下のように。

 大賞:竹内 佑(デス電所) 
 佳作:大正まろん(流星倶楽部)

 OMSがあった頃に親しかった作家の方々が
 評価され、賞を受ける現場に立ち会えるのは嬉しいことです。

 この賞は現在、大阪ガス(株)が主催しており
 大賞・佳作受賞作は本として出版されます。
 第7回までは大賞受賞作のプロデュース再演という
 オプションもありましたが...

■大阪府、大阪市及び(財)大阪21世紀協会が主催する
 大阪文化祭賞というのがあります。
 http://mic.e-osaka.ne.jp/culart/bunkasai.html

 来年5,6月に大阪で行う公演が対象で
 書類審査を通れば審査委員が公演を観に来られます。
 この時期に公演をされる団体は、一応出しておくことを
 お勧めいたします。

■24日はM-1グランプリ決勝戦。
 実は身内な「変ホ長調」が出ていてビックリ!
 
 この賞はオートバックスが特別協賛。
 ネーミングライツというやつでしょう。

 圧倒的な知名度、ブランド性があり
 賞を取ればその後の仕事が保証されるというのが
 出演者にとっての大いなる魅力かと。

■21世紀協会が主催するアートストリームには
 サントリーミュージアム賞、FM802賞、
 ぴあ賞、Lマガジン賞といった賞があります。  
http://www.osaka21.or.jp/culture/artstream2006/index.html
 
 賞を取ったら展覧会を開催してもらえたり
 誌面での紹介があったりというネクスト・ステップが
 シクミ自体にビルドインされているあたりが
 この賞のミソです。


賞を取ったことが、その後の連鎖を引き起こすこと。
そしてその連鎖が、アーティストにとっての
サクセス・ストーリーを生み出すこと。

賞を運営することが、企業や行政のイメージアップに
きちんとつながること。
 
賞(アワード)のデザインをきちんと意識することで
見えてくる地平があるような気がしています。


2006/12/20(水)
Antoinette's Lesson










アントワネット・サーポンさんとの英会話レッスンも
はや5ヶ月となりました。

彼女はカナダから日本に来て1年あまり。
トロントでテレビ局の仕事に携わり
その後両親の祖国であるガーナに1年滞在し
今は英会話学校の講師として働く一方で
フリーランスライターとして活躍しています。

彼女の文章は、Kansai Sceneで読むことができます。

2月の初めに発行される号では、彼女の文章で
"common cafe"と"common style"が紹介される予定です。


レッスンの中では、
僕が喋りたいことを彼女に伝えるのと
彼女が知りたいことを僕が説明するのとを
交互に行っています。

昨日は「サザエさん」について説明してみました。
サザエさんという漫画がどのように戦後の世相を
反映していたのか、そしてアニメ版がなぜかくも
長寿番組となるに至ったかを話してみたのですが
うまく伝わったかどうか...

そして僕が"common style"のコンセプトを
今のような形にしたのは、実は彼女との話し合いが
ベースになっているのでした。

彼女は関西在住の外国人の間でとても顔が広く
僕が出会った人はみな、"smart""clever""cool"
という言葉で彼女を形容しています。

最近は学校で生徒が増えてきたそうで
とても忙しそうです。


2006/12/18(月)
ロゴができました










common styleのロゴができました!

今回は、この秋のアートストリームに出展しておられた
ダナ・ツィマリンさんにデザインをお願いしました(右)。

ダナさんはドイツから日本に来て2年ほど。
最初はドイツ語の先生をしていましたが
今は印刷会社でDTPの仕事をしています。

ドイツではデザイン事務所に所属して
かなりの仕事をされてきた方ですが
日本ではデザイナーとしての仕事をするのが難しく
今回が日本ではじめての仕事だったそうです。

国籍にかかわりなくいろいろな立場の人が出会う場
というお店のコンセプトを、"c"と"s"の文字が
鎖のようにつながるビジュアルで表現しています。

見ていてletterに対する感覚が日本人と違うな、と。

ダナさんは日本語もかなり上手ですが
細かい部分のニュアンスについては
英語でやり取りしました。

英語でディレクションする人が日本に増えれば
彼らの作品がもっと世に出るんだろうなと思います。

彼女はまた、pikupikuというユニットで
アーティストとしての活動を行っています。

彼女の夢は、日本で雑誌(フリーペーパー)をつくることです。
こちらも、いい形で実現すればと思っています。


2006/12/17(日)
CAFE LOOP Last day










12/15には、コモンカフェに2年間、毎週金曜日に
入っていただいてきたCAFE LOOPのお二人が
卒業にあたってTHANKS PARTYを開催されました。

売込隊ビームによるショートパフォーマンスと
ムジカラグの活動休止前の最後のライブが開催されました。
多くの方がお越しになり、盛り上がっていました。

CAFE LOOPのお二人は、前に出るのが苦手のようで
パーティの裏方に徹しておられました。

写真左は、厨房内でケーキに火をつけているお二人と
当日お手伝いをしていた、石原正一ショーの根岸さん。
そして写真右は、当日会場に来た方に配られた
マムチョ作の、お二人の似顔絵のカンバッチです。

お二人は今後、イベントの時などにオファーがあれば
コモンカフェに入っていただく形になります。

これからもCAFE LOOPのお二人にお店を手伝ってほしい
という方がおられましたら、どうぞご連絡ください。


2006/12/14(木)
オープンまで1ヶ月







common styleでは、1/11(木)のオープンに向けて
準備作業が進んでおります。

マスターメンバーは7名。
曜日ごとの担当を持つことになり
僕はいつの間にか入れなくなってしまいました。
ピンチマスターとして空きが出たら入ろうかと。

ということで、僕は1月以降はcommon cafeでの
平日マスターに専念いたします。
僕が入るときの“common style”の屋号は
そのままにしておこうかと思っています。

つまり僕がcommon cafeに入る日には
common styleというお店は15メートルの距離のある
とても広いお店になると。

昨夜は2回目の試験営業。
路面にありますが、一見のお客さんは
入ってこられないので、マスターメンバーによる
オペレーションの確認を行っていました。

ちなみに今後の試験営業の予定は
12/17(日)、19(火)、27(水)となっており
この3日間、僕は夜7時からお店に立っています。


2006/12/05(火)
試験営業








コモンカフェのすぐそばの
カフェ「Le flacon(ル・フラコン)」は
お伝えしていた通り、いったん営業を終えています。

「common style(コモンスタイル)」の営業は
来年1月11日(木)スタートとなりましたが
あさって6日以降、時々試験営業の形で
お店を開ける予定です。

今日(4日)、夜に時間があったので
お店に立つ感覚をつかむために
1時間半ほどお店の電気をつけて立ってみました。
バーとしても、いい空間になるだろうなと思います。

右の写真には、右奥にコモンカフェの看板が写っています。
2つのお店はこういう位置関係になります。

ということで、少しややこしいのですが
あす5日はコモンカフェで「common style」
あさって6日はフラコンで「common style」
を開店しておりますので、よろしければお越しください。
いずれも営業時間は19:00〜23:00です。


2006/11/26(日)
Why foreigners can't get a regular jobs in Japan!?
という書き込みが'WhyNot!? JAPAN'にあがっています。

http://www.whynotjapan.com/newbb+viewtopic.topic_id+432+forum+4+post_id+1385.htm#forumpost1385

外国人同士での書き込みになっていて
ポイントがとてもよく分かります。

「なぜ外国人は英語教師以外の仕事ができないのか?」
これは日本に滞在している外国人に共通のテーマのようです。

1〜2年の滞在期間では、regural jobにつくのに
十分な日本語能力が身につかないため
他のスキルを持っていても、多くの人は
割り切って英語教師の仕事をしている
ということのようですね。

4番目の人の書き込みに、外国人就労センターではなく
日本のハローワークにいったら、一度は断られたものの
最終的に仕事を斡旋してもらえたという話が書いてありますが、
実は雇う側のモンダイではなく斡旋する側の
モンダイなのでは、というあたりも見えてきたりします。

ここで外国人の仕事について取り組むのも一興ですが
多くの外国人が1〜2年で日本を離れるということは
日本に来ている外国人の間でネットワークを広げると
そのネットワークは1〜2年で世界中に広がる
という点に気付いてみるのもまた一興です。


2006/11/23(木)
“common style” というお店








コモンカフェの入り口から15mほどのところに
「Le flacon(ル・フラコン)」という名前の
小さな雑貨店&カフェがあります。

今年6月にオープンしたばかりのお店ですが
オーナーの由美さんが体調を崩され、この2ヶ月ほど
コモンカフェ金曜昼のcafe LOOPの松井さんと
その友人の水野さんがお店を手伝っていました。

そして結局11月末で
お店をいったん閉めることになりました。


由美さんから相談を受け、今後のお店の運営について
いろいろ考えてきたのですが、ビルオーナーから
店名と営業時間の変更をOKいただいたことで
そのプランを現実に進めることが可能になりました。

お店の営業は、夜7時から11時を基本に。
昼の時間を開けることが与件でなくなったことで
他に仕事をしている人が、週1〜2回お店に入ることが
可能になりました。

おかげさまで、お店に入る人のメドは立ちつつあります。


そしてお店の名前は、“common style”に。
国籍に関わらず、価値観を共有する人たちが
集まる場所にする、という意味を込めています。

“common cafe”のすぐそばに
“common style”というお店ができて
いい形で連動するようになれば、面白いことが
いろいろ起きるのではないかと期待しています。

お店の正式オープンは来年1月。
それまでは、試験営業という形をとって
オペレーションのシクミを固めていこうと思います。

現在急ピッチでいろんな準備をしています。
5年半前に“SINGLES”を引き継いだ時のことを
いろいろ思い出します。

試験営業の第一回目は、12月6日(水)19:00〜です。
僕がお店に立っておりますので、興味ありましたら
覗いてみてください。


2006/11/19(日)
cultural cafe(文化国際交流カフェ)をつくるという話
今年中に英語がペラペラになるという
無理っぽい目標を8月に立ててから
さまざまな活動をしてきましたが
その中で一つ大きな発見をしました。

それは、日本で語学を教えている人の多くは
語学が教えたくて日本に来ているわけではない
ということです。

語学教師の仕事は、外国人が日本で生計を立てたり
お金を稼いだりするのに手っ取り早い仕事ですが
彼らにとっては発展のない仕事でもあります。

彼らの多くは、本当はやりたいことを別に持っています。

アーティストとして作品を発表したい
映画を撮りたい、俳優やモデルの仕事がしたい
デザイナーとしての仕事を得たい
ライターとしてのキャリアを積みたい

こうしたクリエイティブな人たちは結構います。

彼らも日本のアーティストやクリエイターと同じく
自分軸発信のチャンスを求めていますが
その機会は今のところ、そう多くはありません。
そして多くの日本人は、彼らを語学教師としてのみ
認識しています。

で、考えるのです。

いわゆる英会話カフェではなくて
彼らが本当に関心を持っていることについて
英語で情報交換する"cultural cafe"を作ってはどうかと。


実はコモンカフェから15mほどのところに
そんなカフェを立ち上げようと考えています。

基本的には、夜にカフェバーとして営業し
昼間の時間は、単なる語学教室というより
外国語で何かを学べる教室をいろいろ試していく
というイメージを持っています。

で、現在英語が喋れて、文化的会話を楽しめる
カフェマスターを探しております。


このお話に興味あるという方は
singles@do.aiまでご一報いただければ。

どうぞよろしくお願いいたします。


2006/11/14(火)
御堂筋アートグランプリ(3)








実は僕はほとんどダンスステージの前にいました。
左がウインドミル、右がヘッドスピンです。
熱くなりました。

御堂筋でのイベントには
いろいろな可能性がありそうです。

そして御堂筋でイベントをする主体についても
もっと可能性を広げていければと思います。


2006/11/14(火)
御堂筋アートグランプリ(2)








こちらはライブペインティングの様子。
左はゴールドフィンガーズ(東学さん・鉄秀さん)。
右はヒューズ・R・マシューさん。


2006/11/14(火)
御堂筋アートグランプリ(1)









11/12(日)は御堂筋アートグランプリ。
天気はどうにか持ったのですが
とても寒い日になりました。

大丸前の「オバコレ」には
常に人だかりがしていました。
若い人たちは写メールで記念写真。
年配のカメラマンたちは望遠レンズで追っかけてました。


2006/11/10(金)
羽曳野の伊藤









はびきの市民大学の伊藤さんという方から
「羽曳野の伊藤です」と名乗るメールを受け取り
「実在したのか」と驚きかつほくそえむ。

ただこの意味をわかってもらえる人は
この日記を読んでいる人の中でも3人ぐらいしか
いないんだろうなと小劇場演劇というメディアの
マイナーさを残念に思う。

(※)「羽曳野の伊藤」

大王(後藤ひろひと)作の(主に遊気舎の)作品に出てくる
キテレツな人物。
いつも同じ紺のスーツ・赤いネクタイ、白手袋を嵌めて登場し、
『久しぶりに初めまして』
『有るか無いか有るか三つに一つだ』
『私が来たからには私が来たも同然だ』
等理解不能の言葉を繰り出す、歩くリーサル・ウェポン。出てきただけで笑いが起こるという、ある意味最強のキャラクター。演じるは座長の久保田浩。

(どなたかの日記より)


前置きはさておき。

12/17(日)に「はびきのワークショップ」というのをやります。
http://www.city.habikino.osaka.jp/info/016/2006/06lsun.html#sun-3

12回連続講座で、おそらくもう締め切っているので
例によってお知らせするだけの書き込みですが・・・

ワークショップに先立って、大阪の衛星都市の
地域振興担当・まちづくり担当の方のお話を
聞いて回っています。

羽曳野市に続いて、先日は豊中市へ。
来週は堺市と大阪市北区にうかがう予定です。

コンパクトな自治体の中でしかるべき仕事をしている方は
地域の公共的課題について、驚くほどよく把握しておられます。

その一方で、自分たちが仕掛けると
地域の人が期待して委ねてしまい
市民が自発的にいろいろなことを始めるための
芽を摘んでしまう、ということもご承知のようです。

その状況を、どうさばくことができるのか?
今回は「羽曳野の伊藤」さんになりきり
そんなことを研究して来ようかと。


2006/11/06(月)
御堂筋アートグランプリ








来る11/12(日)に、御堂筋において
アートディレクターのヤマモトヒロユキさんの
プロデュースによる「御堂筋アートグランプリ」が
開催されます。

場所は長堀通(新橋交差点)から周防町までのエリアで
時間は13:00〜16:00の3時間。

ダンス、ライブ、ファションショー、カフェ、
アートペインティング、オバコレ等々
色々なイベントが行われる予定です。


「CAFE-創造都市・大阪への序曲-」
(佐々木雅幸編著・法律文化社)という本の中に
「『アート=自分軸発信』からはじまる創造都市」
という文章を書かせていただきましたが
その最後は、以下の文章で締めくくっています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 二〇〇六年十一月には、「大阪ミナミ芸術祭」は大阪市とまちづくり団体により開催されている「御堂筋オープンフェスタ」と連携する形での開催が決まっている。
 長堀通りから千日前に至る御堂筋を通行止にして行なう社会実験イベントとして過去三回開催されてきた同企画の北地区のプロデュースをヤマモト氏が担当するにあたり、名称を「御堂筋アートグランプリ」と変更し、音楽・ダンス・現代アート・デザイン・ファッションのイベントを御堂筋の路上で開催する予定である。

 アート/クリエイティブの両方の活動サイクルを持っているクリエイターが大阪での仕事を得て、大阪を活動の拠点として暮らしていくことができる基盤を作れば、彼らは自分軸表現や自己発信のプレゼンテーションとしてのアートを自ら生み出していく。

 そして大阪のために何かしたい、と考えているクリエイター自発的な活動を行い、それが行政主導の企画と連携し、彼らの創造性が大阪という都市のブランド形成に活かされていく、そうした都市再生のためのシナリオが、大阪には生まれつつあるのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クリエイターの自分軸発信としてのアートが
公共性を持ち、大阪のブランドをつくる。
そんな実験として、今回のイベントには注目しています。

お時間ありましたら、ぜひ行ってみてください。


2006/11/02(木)
中崎町で雑貨店をやりたい方を
一つ告知でございます。

中崎町の住宅街の中にある町屋カフェで
2階(約7坪)を雑貨店として使ってくれる方を
探しておられるところがあります。

保証金などナシで入っていただけるようですが
この話に、興味あるという方はおられますか?

※興味あるという方はsingles@do.aiまでご連絡ください。


2006/11/02(木)
大阪ヨーロッパ映画祭









10/31のcommon stylaには
大阪ヨーロッパ映画祭・事務局長の
セバスチャン・ボニダンさんにお越しいただきました。

ちょうど10人ちょっとの方がお店に来られていたので
今年の映画祭のみどころや彼自身がどんな経緯で
大阪に来て、映画祭に関わることになったのかを
いろいろとお話しいただきました。

今回は集まった方々も、いろいろなバックグラウンドを
持った方々が多く、かなりいろいろ話が広がりました。
デジカメを忘れたのが残念です・・・

大阪ヨーロッパ映画祭では11/3〜29の期間に
市内の多くの会場で上映会、講演会、写真展などの
イベントを開催しています。
http://www.oeff.jp/program/intro_jp.php

特に11/23〜26のヨーロッパ最新映画上映(@海遊館ホール)
11/11〜22のチェコ回顧展(@プラネット+1)
ルキノ・ヴィスコンティ回顧上映(※)(@大阪国際交流センター)
(※)アドリアーナ・アスティが来日
あたりには、ぜひご注目ください。


2006/10/28(土)
さて、来週のcommon styleは?
10/31(火)のcommon styleは、ゲストとして、
大阪ヨーロッパ映画祭実行委員会・事務局長、
セバスチャン・ボニダン氏をお迎えしております。


<プロフィール>

セバスチャン ボニダン Sebastien BONIDAN

フランス ノルマンディー地方出身。
2001年 l'ecole des Mines de Nantes にてIT & Business Administration 修士課程修了。

在学中よりcineclub主宰、また上映技師の資格も持ち、月に1度のペースで地元の上映会などでも上映技師としてボランティアで参加する。

2001年〜2003年 ABSYNTHE Production(ドキュメンタリーフィルム)、N EUROPA(日系コマーシャルフィルム―Kirin, Mitsubishi, Toyota, Japan Tobacco, etc..)などでアシスタントプロデューサーとしていくつかの映像プロダクションに所属。

また2000年から2003年の4年間で合計10回程度日本に短期滞在し、2003年より日本に長期滞在することに。

その後2004年より大阪ヨーロッパ映画祭事務局スタッフとなり、2005年より現職。


コモンカフェでよくお会いするセバスチャン。
改めてプロフィールを読むと、映画とビジネスに
かなり通じている人なのだと分かりました。

この日は、11/3からはじまる大阪ヨーロッパ映画祭について
またセバスチャンが日本にやって来て
この映画祭にかかわることになったいきさつなど
聞いていきたいと思います。

彼は日本語ペラペラなので、安心してお越しください。


<予告>
 前にお伝えしておりましたダンテ氏には
 11/13(月)のcommon styleにお越しいただき
 映画出演に興味を持っていただいた方々との
 お引き合わせをする予定です。


2006/10/27(金)
出版の遅れについて
9月か10月にコモンカフェの本が出ると
この日記でお伝えしておりましたが
実は出版予定が大幅に延び
来年2月末ということになりました・・・

原稿は今年の2月中旬に書き上げているので
内容が変わってきている部分もあり
今年中に修正や追加を入れて入稿
ということになりそうです。

この本には、コモンカフェについてだけではく
リノポイントという僕が通い詰めていた堺のバーや
僕が働いていた扇町ミュージアムスクエア、メビック扇町、
そしてこれまでSINGLES PROJECTとして行ってきた
扇町Talkin'About、Common Bar SINGLES、
プチ貿易振興事業団、六甲山カフェ、ドミトリー計画
についての文章も載せていただいています。

せっかくなので、最近の外国人たちとの交流や
海外への情報発信についても
書き加えていこうと思っています。

ということで、この件、しばしお待ちください。


※かわりに最近のパブリシティなど

・9/30発売の「編集会議」の後ろの方に、
 「扇町Talkin'About」と「大淀南借家太陽2」と
 「社会学*カフェ→それから」についての文章が出ています。
 「編集会議」の編集・ライター養成講座の卒業制作で
 最優秀となった堀内綾子さんの作品でございます。

・11/1発売の「大阪人」の中崎町特集のなかで
 コモンカフェが2ページで紹介されています。

・11/2に『CAFEー創造都市・大阪への序章』(編:佐々木雅幸氏) 
 という本が法律文化社より出版されますが、その中に
 「アート=自分軸発信」からはじまる創造都市
 という文章を寄稿いたしました。

 アートイベント『PROJECT609』、graf、大阪ミナミ芸術祭について紹介しつつ、「アート=自分軸発信」がクリエイターのサクセス・ストーリー、そして都市再生にどうつながっていくかについて書いております。

ご興味ありましたら、どうぞ。


2006/10/26(木)
重要なことを考えるための場所









中之島リーガロイヤルの1階の喫茶室に
ふと行きたくなることがあります。

高い天井から吊り下がるアメジストのような照明
窓の向こうには緑の木々と滝が見え
中にも小川のような水の流れがあり

子供の頃に親戚の結婚式か何かで来て
ビジネスでその場に来ている大人たちが印象的で
自分の中のちょっと違う引き出しに入っている場所です。

何か重要なことを考えるときに
この場所でコーヒーを飲むのが好きなのです。


昨日は大阪国際会議場にて
大阪ブランドサミットが開催されました。

僕は2本のトークセッションを企画し
「デザイン」を大阪府産業デザインセンターの方々と
司会の藤田幸恵さんに完全にお任せして
自分は「御堂筋・先端スポット」の司会を務めました。

デザインの方は、とてもいい雰囲気の集まりになったようです。

御堂筋の方は、文字通りのセッションになり
どうにか力技でまとめました。
Talkin'aboutをやっている感じでした。

1937年に当時の関一市長が完成させた御堂筋は
その当時の都市計画としては素晴らしいものでしたが
その後の環境の変化や消費者の欲求の変化などから
今まさに変わっていかなければならない時期に来ています。
その方向性について、いろいろ話し合いました。


ストックホルムでは土地の90%が市有地で
その上に建つ建築物を容易に制限できる。

パリや京都・金沢など、歴史的街並みが残っている
都市では、条例による建築規制が強く働いている。

バンクーバーでは、行政は香港の大ディベロッパーに
格安で土地を売却し、容積率の緩和を行う一方で
公園や美術館など公共的な施設の建設を条件づけたことで
高層コンドミニアムと公共空間がマッチする街並みを作り上げた。

バルセロナのランブラス通りでは、
外側の2つの車線のみが車道になっていて
真ん中が歩行者のために開放され、花屋やカフェが出て
週末には路上パフォーマンスが行われている。

これからの御堂筋の活性化のためのビジョン。
それを考えるためには、世界をよく見たほうがいい
今回のセッションのための勉強を通じて感じたことです。


2006/10/24(火)
ロスト・イン・トランスレーションな話








ミス・アントワネットの友人でアーティストの
Dante Geldhofさんという方から、彼がつくる
映画に出てくれる俳優を紹介してほしい
という依頼を受けました。

ダンテ氏は、ニューヨークで映像の制作や
ギャラリーでの仕事をする一方で
アーティストとしての活動をしてきた方です。

大阪に来てからは5年。
ペインティングや彫刻などの表現を続けてきましたが
このたび満を持して映画を撮ることに。

映画は3つの短編からなり
1本目と3本目は英語、2本目は日本語で
会話が展開していくそうです。
で、日本人の役者さんを探しています。

撮影時期は12月の中旬から下旬。
ギャラは出せないそうですが
海外の映画祭にいろいろと出展されるそうで
それをチャレンジだと思ってくれる人を
探しているそうです。

彼は日本語がほとんど話せないので
多少は英語が話せる人がいいようです。

インディーズレベルの話ですが
ロスト・イン・トランスレーション」大阪版
みたいなことになれば面白いなと。

ということで、この話に興味がある、という方がおられましたら
僕か、またはダンテ氏に直接、ご連絡ください。

※また彼にはcommon styleにゲストで来てもらい
 そこでマッチングができればと思っています。


以下にダンテ氏からのメールを添付いたします。


Looking for actors both male and female from the ages of 19-35 years old.

Needed for a series of 3 short independent movies.

A little English speaking ability is preferred.

Actors will not be paid for their performance, so I am only looking for people who are looking for a challenge. After the movie is finished, those
involved will be given a copy of the movie on DVD.

Start date is around the middle to end of December.

If possible, please include a photo of yourself.

Those who are interested in knowing more or have any questions, please
contact me at:
dragondante@hotmail.com

Thank you, Dante


2006/10/21(土)
アートストリーム








きちんと告知できておりませんでしたが
この土日は大阪21世紀協会主催の
「アートストリーム・リバープレイス2006」が
開催されています。
http://www.osaka21.or.jp/culture/artstream2006/index.html

アーティスト・クリエイター125組の作品が
一堂に集まる展覧会&マーケット。
最近では認知度も上がってきて
今朝のNHKで中継されたこともあり
今日だけで1万人近いお客さんが来られました。

知り合いの方にも数多くお会いしました。
写真右は、中崎町のグランパ・岡さんです。

明日もまた、昼から最後まで会場にいる予定です。
天気も良いようですので、ぜひぜひアートなお買い物に
お越しください。


2006/10/19(木)
コモンカフェの世界発信
そして「jaunted」のDavieさんは今日も中崎町へ。
コモンカフェを取材していただきました。
http://www.jaunted.com/story/2006/10/18/2911/4124/travel/Jaunted+in+Japan%3A+Common+Cafe+in+Osaka

コモンカフェの趣旨を海外に発信するのが
英語を勉強している理由の一つでもあったので
この記事はとても嬉しいです。


2006/10/17(火)
中崎町の世界発信
今日は昼から「jaunted」という
世界のポップカルチャーについての
旅行情報を発信しているサイトのライター
Davie Kaufmannさんと連れ立って中崎町を回りました。

彼女は8日間の日本の滞在のうち
残り3日間を大阪に当てていました。
事前にいくらか情報を伝えていた中で
中崎町のカフェに関心を持たれていたので
「太陽ノ塔」と「ル・フラコン」を回りました。

ミス・アントワネットとのレッスンで
中崎町についての英文での紹介を作っていたので
それを渡して、実際に町を歩いて説明してみました。

その結果がこちらです。
http://www.jaunted.com/story/2006/10/17/693/48176/travel/Jaunted+in+Japan%3A+Osaka+Cafe+Bonanza

jaunted」は「gridskipper」「gadling」と並んで
アメリカでの3大旅行ブログなんだそうです。
きっと多くのアメリカ人が、コンクリートジャングルのイメージを
打ち破る中崎町の町屋カフェや雑貨店に思いを馳せることでしょう。

彼女はニューヨークのイーストビレッジに住んでいますが
アーティストが集まっていたソーホーのイメージは今はなく
家賃が上がって、それこそコンクリートジャングルになっているそうです。

家賃が安いブロンクスでも、ワンルームマンションの家賃は
12万ほどするらしく、ルームシェアしないと住めないそうで。

中崎町は、ニューヨーカーにとっては、70年代ソーホー的な風景が
今でも残されている町に映るようですね。


2006/10/17(火)
common style in English
僕がマスターとしてコモンカフェに立つ
「common style」では、ゲストの方をお迎えして
徹子の部屋のようなサロンを展開してきたのですが
最近ブッキングが間に合わなくなってきました。

18日(水)と23日(月)には
今のところゲストの方をお呼びできておりません...
今後は毎回どなたかをお呼びするというより
誰かにお越しいただく際には告知する
ぐらいの企画にしていこうと思っております。

※31日(火)の夜は、フランス人の
 セバスチャン・ボニダン氏をはじめ
 ヨーロッパ映画祭のスタッフの方々に
 お越しいただきます。
 http://www.oeff.jp/program/intro_jp.php


一方で今考えているのが、外国人の方をゲストに
お迎えして、話を聞くというものです。

最近は外国人の知り合いも徐々に増えつつあり
いろいろ話をするのですが、英語教師の仕事をしたくて
日本に来ているという人はほとんどいなくて
英語を教えて生計を立てながら自己実現をしたいと
考えている人が多いということに気付きます。

本当はモデルになりたい、俳優になりたい
映画を撮りたい、ライターの仕事をしたい
実は英語ではなく日本史の先生になりたい
といった方々にお越しいただきお話を聞く
というのは面白そうだな、と。

たぶん英語での会話になるのですが
実現した暁には、どうぞお立ち寄りください。
また適当な方がおられましたら
ぜひぜひ、ご紹介ください!


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