過去の日記 30

2006/10/11(水)
ざわわ、ざわわ
昨日たまたまテレビを観ていたときに
あるドラマが始まりました。

まったく背景を知らずに観ていましたが
10分ほど観ていて、これはちょっと見逃すわけには
いかないドラマだと気付き、2時間半見通しました。

「さとうきび畑の詩」というそのドラマは
駆け落ちで大阪から渡り、沖縄で苦労を重ねながら
写真館を開き、平和に暮らしてきた家族が
長男の結婚と同時に始まった太平洋戦争
そして米軍の沖縄上陸により運命を翻弄され
家族の何人かを失っていくという悲しい物語でした。
http://www.tbs.co.jp/zawawa/

オープニングに出てくる森山良子さんの唄が
全体を通じて、強いインパクトを与えています。

このドラマは、テレビ50周年を記念して作られ
2003年に放映され、2004年には文化庁芸術祭大賞を
受賞しています。

この番組のプロデューサーの八木康夫さんによると
番組制作には、映画以上のお金がかかっているようです。
http://homepage3.nifty.com/okinawakyoukai/kikannsi/kiji/yagi.pdf#search=%22%E3%81%95%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%8D%E3%81%B3%E7%95%91%20TBS%22

すでに何度も再放送をされているようですが
数分に1回CMが入るところをみると
資金のリクープに必死だということも分かります。

作られた番組が、反戦平和という
人類にとっての強いメッセージを獲得し得た後にも
経済的帳尻を合わせる取り組みがきちんと行われていること

裏読みをする性質の僕などは
そんなところも含めて感動したりします。


2006/10/09(月)
雑記です
ようやくいくらか落ち着きました。
いろんなことが起きているときに書いていないと
どんどん書けなくなってしまいますね。

今日はまとまりのないままに書きます。


■御堂筋パレード
 当日はパレード終了後のフロート搬送・
 パレード隊退場の場所での警備本部長を務めていました。
 
 パレード本体は見られない場所で
 様子は警備本部に置かれたテレビで観ていました。
 御堂筋パレードって、どこか紅白歌合戦みたいな
 ところがあって、観ているとなかなかいいもんです。
 NHKの中継がしっくりきていました。
 観客にはご年配の方が多かったようです。

■NHK取材
 先週末にNHKの取材を受けました。
 今回はコモンカフェについてではなく
 外国人への大阪のイメージ改善活動についてです。

 YAHOO!TRAVELの大阪の紹介文に
 「醜い街」と書かれているのを見つけて
 その後「Foreigners' Views」を意識した
 取り組みをしている人として紹介されています。

 10/16(月)7:30〜7:45amの「おはよう関西」で
 放映される予定ですので、よろしければご覧ください。

■英語漬け
 木曜はミス・アントワネットのレッスンがあり
 金曜はKANSAI TIMEOUTの編集・ライターのミーティングに
 土曜はミス・アントワネットの引越し祝いパーティに
 参加していました。

 英語を使わざるを得ないシチュエーションは
 大阪にいながらでも作れますね。
 

そんな感じの日々でございました。

デジカメの調子がやっと直ったので
以降はまた画像とともにお届けしたいと思います。


2006/10/05(木)
さて、来週のcommon styleですが。







御堂筋パレードが目前に迫り
また来年度の予算要求の締切も迫り
いきなり取材の話も入り
バタバタとしております。
週明けまで日記もままならなさそうです。

そんな中ですが、来週の「common style」の告知を。


「common style」10/11(水)19:30〜 @common cafe

 ゲスト:狩野哲也(カノ・テツヤ)さん

 フリーランスの編集者兼ライターとして、主に紙媒体ではシゴトにこだわって選ぶ求人情報誌「an」の編集、ウェブ媒体ではみんなでつくる関西まるごと最新ニュース「関西どっとコム(http://www.kansai.com)」のコンテンツを編集する仕事を行っています。

 ライターとしては企業の会社案内などを制作しております。お仕事以外のプライベートでは、コモンカフェでお馴染みの鈴鹿樹里さんが主催しているパンづくりイベント「竹下先生の石窯で焼くパンづくりのワークショップ」のお手伝いをしています。

 普段から、人が集まる仕掛けを構築していっしょに楽しむことを生きがいとしています。

 アホい生活をつづったblogはこちらです。中崎町×オボロ報告(http://blog.kansai.com/kanokyobundo


1年ほど前には、ケイスケさんと3人で
コモンカフェランチ仲間だったカノさん。
最近は「an」と「関西どっとコム」の事務所の往復で
あまりお会いできなくなっております。

そんなカノさんと、11日には久々に
ゆっくりお話ししたいと思います。


2006/10/02(月)
Re-imagining Osaka









10月1日発行のKANSAI Sceneに
「Re-imagining Osaka」という特集が組まれています。
http://www.kansaiscene.com/current/html/feature.shtml

1月にメビック扇町で開催された
「Foreigners' Views」でのテーマを受けて
編集長のジャティン・バンカー氏が企画したものです。

僕もインタビューを受けて答えていますが
英語で取材を受けるのはなかなか大変で
たぶん十分伝わっていないだろうと思い
後から長々と英文を書いて送りました。

大阪のブランディングという取り組みは
海外視点からはこんな風に相対化できるのかと。

この文章をふまえて、いろいろなことを考えると
より実りの多いものになるのではと思います。

ご参考までに、以下に記事の前半部分を
訳したものを貼り付けます。
(ニュアンスが変わらないよう、ほぼ直訳にしています)

※KANSAI Sceneは、外国人が集まるホテルやバーなどで
 無料配布されていますので、ぜひ見つけてみてください。

凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸

「大阪の再想像」

歴史学者は、昔この地が大きな役割を果たしたことを認めている
−それは今も郊外に立ち並んでいる鍵穴型の古墳が証明している−

 約1500年前、誕生まもない日本が大和の国として知られていた頃、「難波」として知られた本州の中心部は、第36代孝徳天皇の世に首都としての誇りを持った、豊かで、光り輝き、港町として賞賛された東の大いなる勢力であった。しかしどの都市にも盛衰はある。そして水運の港・大阪(当時難波として知られていた地)はもはや豊かではなく、その輝きもかつてのものではなく、昔日のように都市としての賞賛を勝ち得ることはなくなっている。

 新聞には破産、失業、負債の山(2002年の台北タイムズでは大阪には330億ドルの赤字があると見積もられていた)、そして多額の投資をともなう建設プロジェクトの破産といった記事にあふれている。大阪以外に住む人は、この都市を衰退の言葉で語っている(東京出身者に大阪人について聞いてみるといい)。旅行ガイドからの抜粋を見れば、観光局は身を縮ませることだろう。

 「もっとも垢じみた、もっとも混沌とした、もっとも狭苦しい大都市、という大阪の評判はもっともである」(GATEWAY TO JAPAN:旅行ガイド)「観光のための目的地はない」(National Geographic Traveler Japan)。そしてこれでは当惑した旅行者は要点をつかむことができないだろう・・・「吹き溜まりの、てんやわんやの、汚れた、ごみごみしたとの評判の、見るも恐ろしいコンクリートの塊」(National Geographic Traveler Japan)。最後の屈辱はLonely Planet’s The Cities Bookだ。そこには世界のトップ200都市が載せられているが、日本から紹介されているのは3つ。それは、東京、京都、そして広島・・・

 さすがに多くの大阪人は気がついている。「多くの海外のガイドブックには大阪は汚い、ヤクザの街であると書いていますが、大阪はそんなに汚い街ではありません。これは海外諸国とのコミュニケーションの不足からくる誤解です。」大阪21世紀協会・チーフプロデューサーの山納洋はいう。大阪21世紀協会は、世界の文化都市・大阪の発展を支援することを趣旨とした非営利団体である(パンフレットによると)。

 山納は続ける。「多くの日本人もまた、大阪に良い印象を持っていません。冗談好き、笑い好き、おばちゃん(粗野なおばあちゃんのようなタイプ)といったように。これは他の地域に住む人たちには余計に荒っぽい印象を与えるでしょう。」それゆえに大阪は今、マイナスイメージの流出を止め、「東洋のマンチェスター」とかつて呼ばれたような称賛を取り戻すべく、都市のPRに熱心に取り組んでいる(それは「抵抗」といえるかも知れないが)。

 「日本人の印象を変えるのは簡単ではありません。大阪には吉本・タコヤキ・タイガースの街という固定観念があります。」山納は大阪におけるお笑いの大集団、小麦粉をまぶしつけた蛸のスナック、自分たちの場所をこの都市のアイデンティティとして切り開いた野球チームを引き合いに出して説明する。「現実の大阪はそんなに悪い街ではありません。そして僕らは大阪のイメージを変えることができますし、そうすべきだと思っています。」

 イメージを変えること、それは、山納のグループが作り出している、ちゃんとした成果を見ていると、ちょっとしたPRを超えるものではないように思える。同協会による、毎年秋に行われる有名な御堂筋パレードは、ドラマー・ダンサー・フロート車・そしてパレード隊の行進が100万人の見物客を魅了する。そして今年のパレードは10月8日に、例年と同じく開催される。山納はいう。「僕らは大阪についての悪印象を好印象に変えていこうとしています。そして自分たちものだと呼べる、都市のシンボルとなるイベントを作りたいと思っています。」

 一方で彼が認めるように、「(大阪の行政組織にイベントのゴーサインを出す)人々のアートディレクション能力はそんなに高くはありません。新しいアイデアのデザインを見せて、こういうことをすべきです、と伝えても、一人がノーといえば(決裁の)連鎖は途切れてしまい、プロジェクトは日の目を見ることはありません。計画して提案しても、一人の人物が拒否すればそれは実現しないのです。それで僕らは『ブランドブック』を作り、どんな種類のイベントが可能なのかを提案しました。もしそのプランが良い、と彼らが言えば、そのプランを実行するように依頼する、という筋書きです。」

 他のグループはこれに近いながらも、より急進的な方法で街を変えようと取り組んでいる。「『創造産業』の動きが、この街の次の進むべき方向です」芸術家であり、社会起業家でもある中森健はいう。「大阪が『創造都市』として自らを改革し、創造的な人たちが集まってくる都市になるということは大いにあり得ます。そうなることで、多くの新しい力が街にもたらされるでしょう。」中森はカリフォルニア・シリコンバレーにある、産業都市として知られるサンノゼ市になぞらえて考える。そのために、彼は大阪で初めての「コスモポリタン・カーニバル」を開催し、街により創造的な活力をもたらすことを期待している。

 「『カーニバル』はクロスカルチャーに焦点を当てています。」中森はいう。「僕らは議論をしてアイデアを共有するために、世界中からクリエイティブな人たちを招待したいと思っています。これはMySpace(※アメリカのSNSサイト)のような、一種の社会人類学的な実験です。まあ、MySpaceとはちょっとやり方は違いますが。」中森は続ける。「僕はクロスカルチャーな共同体の動きが起こってくることを期待しています。アーティストとビジネスマンが一緒になれば、地域は根本的に変わることができます。」

 地域のリーダーたちはまた、「真のスポーツの楽園」として大阪のイメージを刷新する動きをはじめており、大阪市の公式観光ガイドホームページでは、大阪は長らくそのために懸命になってきた、と主張している。「大阪にはスポーツと娯楽に関して、膨大な資源を持っています。そして多くの国際イベントを主催し、スポーツの楽園のイメージを作ろうと大いに望んでいます。」アジア・オセアニア世界オリンピック協会のディレクター・ラズロ・ベレはいう。「2008年オリンピック招致には失敗しましたが、大阪には自らが主催したいと考えているイベントにとって、選ぶことのできる資源があります。例えば市は大きな複合型プール施設を所有していますが、これがあればFINA世界水泳選手権や、それに類する国際イベントを主催することは簡単です。」

 ベレは5月のオリンピックの日や体育の日(今年は10月9日)のイベント等を含む、数多くの大阪でのイベントを監督している。なぜ大阪がサイト上で売り込むような「スポーツの楽園」になることができるのかについて、彼は多くの理由を持っている。「WBAライトフライ級チャンピョンの亀田興毅は大阪出身です。」ベレは指摘する。「来年には長居陸上競技場においてIAAF世界陸上選手権が開催されます。また10月9日には、市民スポーツの祭典が大々的に開催される予定です。この都市には、資源と活動がいっぱいあるのです。」

 パレードがあり、ミーティングがあり、スポーツの祭典があり・・・もちろん、実際的、具体的な変化もある。大阪には近年その両方がある。先月には複合商業施設のマルイが難波駅の向かいにオープンした。2008年には中之島に新たなコンサートホールができる予定である。大阪駅周辺では、阪急百貨店とJR大阪駅のリニューアルを含む、数多くの建設プロジェクトが進行中である。ヨドバシカメラに隣接した北ヤードエリアの開発には大いに期待が持たれている。北ヤード開発の第一段階のプランでは、6ヘクタールをサイバーアートセンター、商業施設、そして大阪のハイテク産業の未来を担うロボット工学を顕著に特徴づける「ナレッジキャピタル」が含まれている(全てが計画通りに進めば)。

 「梅田北ヤードの開発はとても大きなプロジェクトです。」ビジネスアドバイザリー会社・アレクサンダー・キャピタル・アクセスの代表取締役・アレックス・スチュワートは言う。「これは戦略的に非常に重要です。2011年には、大阪は高価値のシティセンターを持つことになるのです。これは阪急百貨店、JR大阪駅など、他の開発の引き金となっています。多くの小区画が再開発されつつあります。5年のうちには、状況は完全に違ったものになっているでしょう。」

 スチュワートは大阪の再活性化のための専門調査会に関わっているが、大阪の予算上の苦悩は大きなハードルではないと主張する。(開発のための資金調達は行政に依存しておらず、全ては民間セクターにおいて行われているため、建設がその影響を受けることはないだろう。)しかしいずれにせよ、将来的には問題となってくる可能性がある。スチュワートは言う。「このとてつもないプロジェクトが委員会によって運営されていることは問題だと感じています。国内の観客に対してはそれでもいいですが、国際的にみて、どれだけの魅力を生み出すことができるかは分かりません。」

 市が作った「大阪ブランドブック」を見てみると、並外れた広がりをもつアイデアが存在することが分かる。中には有名な建築家・安藤忠雄による、水の都・大阪のイメージを強化するために2000本の桜の木を中之島周辺の川岸に植える計画も含まれている。桜の花のプロジェクトには、私的な寄付によりすでに4億円が集められている。山納は言う。「このプロジェクトは大阪人の気前の良さに支えられて実現することになるだろう。」

 しかしいくらかの懐疑は残されている。

 山納は言う。「時に大阪は『水の都』と呼ばれていますが、ヴェニスに比べると、水辺はそれほど美しいわけではありません。確かに大阪はかつて水によって栄えましたが、今は少し違います。実際には『八百八橋』の都市ではないのです。大阪はこれまで多くの堀を埋め立ててきましたが、それは車にとっては不便だったからなのです。」

 外からの観察者にとっては、「大阪のリ・ブランディング」のためのさまざまな形―スポーツの楽園、ヒップホップのメッカとしての大阪、ファッションの首都としての大阪、クリエイティブ・センターとしての大阪―は、どこかティーンズ向けのコメディの中の、洋服の買い物のシーンに似ている。観客は多くの異なった洋服を試すのを見ていくらか笑うが、それは主人公に何ら本質的な変化をもたらさない。共通の不満は、都市を自動車会社やハンバーガーチェーンのようにリ・ブランディングすることは無益な営みである、ということだ。イギリス人はもちろん、「クール・ブリタニア」のムーブメントが、文化・メディア・スポーツ省大臣が5年間の取り組みは死んだ、と2001年に宣言したときに終わりをみたことを思い出すだろう。

 とはいえ、ヤフートラベルの大阪の記述が「エレファントマンのような都市」で始まっていることは確かに良いことではない。明らかに、ここには改革のための余地と動機がある。

 特に都市のリ・ブランディングについては、「民間のブランド・コンサルタントとともに進めなければならない」スチュワートは言う。「彼らは一つのことに焦点を絞るようアドバイスを受けるでしょう。自らの強み、またはナンバーワンにしたいものを何でも選び出し、それを何度も繰り返すことです。たとえば先端ロボット工学は議論の的の一つでした。繰り返すこと、ベースとなる戦略を全てに行き渡らせること、それによって大阪の名が知られるようになるものにすることです。もちろんリ・ブランディングのために建物を建てることはできます。しかしそれは古いスタイルのやり方です。梅田北ヤードはナレッジキャピタルとして自らを作り上げようとしていますが、それで十分でしょうか?」

 大阪にはいまだに持っていないものを持つ必要はまったくなく、都市を若返らせるのに必要なのはほんの少しの市民の誇りなのではないかという議論もある。シカゴはロサンゼルスでもニューヨークでもなく、そうした自負を持っていないように見えるし、また自分たち固有の文脈の上に存在することができるが、なぜ大阪にはそれができないのか(実際シカゴの姉妹都市なのに)、といった話である。

 「外国人に聞けばたいてい、関西は訪れるのにとてもいい場所だと言うでしょう。でもそうした人たちはすでにここに来ている人たちです。」山納はいう。「我々は海外にもっと多くの情報を発信しなければいけません。昨年、大阪ミナミ芸術祭ではプロモーション用の切手が作られました。そこではグリコの看板、観覧車、道頓堀橋などの大阪のランドマークが目玉となっていました。実際の郵便局でこれに類似した切手が作られているのかは分かりませんが。大阪のイメージを宣伝するための良いプロモーションのためには切手のようなものが作られるべきでしょうし、たとえば『絵葉書』も作って大阪のホテルに置くべきでしょうね。」山納は続ける。「旅行者はそれを無料で手にして、自分たちの国に送ってくれるでしょう。」

 大阪は変わっていきます。もし変わらなかったとしても、未来はおおむね明るいでしょう。「2016年には、大阪は大きなシティセンターとなり、魅力的な場所ももっと多くなっているでしょう。」スチュワートは言う。「私は中国やその他のアジア諸国でのビジネスの拡大によるアジアとの一体化がよりはっきりしてくると信じています。大阪は今以上にアジアになり、アジアとのつながりを深めていくでしょう。経済は今よりいくらかは安定し、適度に強くなっているでしょう。

 「それは良いことのように見えます。」スチュワートは続ける。「大阪は自身を東京と比較するのを止め、名古屋や福岡に近い地方都市であると受け入れる必要があると思っています。それらの都市よりも、大阪は多くのものを持っています。昨年には名古屋が大阪を追い越すという話もありましたが、そうはなりませんでしたし、今後ともそうはならないでしょう。日本の『第二都市』として大阪は最適なのですから。」


2006/10/01(日)
YomoMachaGarden








現在、コモンカフェの木曜昼には
YomoMachaGardenの平田菜穂子さんが入っています。

平田さん(まちゃさん)は、大学卒業後
滋賀にあるフランス料理のお店で2年間
住み込みで働いていました。

今年になってからは実家に戻り
4月からコモンカフェに入っています。
そして8月下旬からは、基本的に木曜昼に入っています。
また木曜夜のオレペコライブでも時々、食事を出しています。

※以前にこの日記で「10月から木曜昼に」と
 ご紹介していたcafe Mulotの進藤さんは
 結局月曜昼になりました。
 10月中は入れ替わっている日もありますが。

YomoMachaGardenでは、まちゃさんの相方のよもぎ君が
兵庫県の西端の佐用町でつくった野菜を使って
和食とサンドイッチのランチを作っています。

スウィーツでは、三重県の岩間さんという生産者の方の
平飼い卵を使ったシフォンケーキが定番です。
どこまでもフワフワなシフォンです。

まちゃさんは来年、よもぎ君と結婚して
佐用町に移り住み、農業をしながら
持続可能な生活を送っていく予定です。

そのうち佐用町に、カフェ「YomoMachaGarden」が
オープンすることになるかも知れません。


2006/09/29(金)
コモンスタイルジャーナル










9/26のcommon styleのゲストは
女拓アーティストのS.Q.YOKOさんでした。

彼女は、具体美術協会の前衛アーティスト・嶋本昭三氏に
師事し、そこから独自のパフォーマンスを始めています。

僕も一度観たことがありますが、同じく具体美術協会で
活動しておられた村上三郎氏の「紙破り」を彷彿させる
パフォーマンスで、思わず拍手していました。

YOKOさんは、自分が何を考えて作品を作っているかを
他の人に話す機会があまりなかったそうで
とても満足していただきました。


さて、来週(10/3)のcommon styleには
赤いプレゼンプランナー、エサキヨシノリさんにお越しいただきます(写真右)。

エサキヨシノリ

純日本系&外資系の両広告代理店営業マンとして企業の各種コミュニケーション活動をプロデュース。その経験を活かし、05年に独立。中小・ベンチャー企業の営業力アップためのプレゼンテーション・コンサルティング事業をスタート。 
自称「赤いプレゼンプランナー」として、あくまで「情熱!は誰にも負けないが伝え方・売り方が分からない」と悩む会社(特に営業部門)を現場重視でサポートする事を自分の使命とする。 大阪のプロ12人で創るネットワーク「情熱の学校」のリーダー。

メビック扇町時代に、講座でずいぶんお世話になった方です。
10月からはまた、5回シリーズの講座を開講されます。
http://www.mebic.com/seminar/esaki-produce-encore.html


2006/09/27(水)
御堂筋と都市のありようについて
昨日の続きですが、こんなトークセッションに出ます。
※デザインパネルと日時がかぶっています。

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大阪ブランドサミット・御堂筋・先端スポットパネル

「ビジネスのまちから人のためのまちへ」

 シンボルストリート・御堂筋は、歴史的経緯、必然性があって、シンボルとしての値打ちが生まれ、時代を超えて大阪の都市機能の中心を担ってきました。
 時代を経ても、御堂筋がシンボルストリートであることに変わりはありませんが、次のステージを見据えて、時代に応じたシンボルのあり方を表現していく必要があります。

 街のブランディングは集まる人々によって作られます。大阪において、さまざまな主体がつながり、新しいことを生み出していく、ビジネスの街を超えた“文化としての街づくり”の道筋を探っていきます。

日 時:10月25日(水)16:20〜18:00

会 場:グランキューブ大阪(大阪国際会議場)10階 会議室1006

出 演:江 弘毅氏 (株)140B 代表取締役
    澤田 充氏 (株)ケイオス 代表取締役
    篠原 祥氏 御堂筋まちづくりネットワーク

司会進行:山納 洋 (財)大阪21世紀協会

参加費:無 料

主 催:御堂筋まちづくりネットワーク

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ということで、最近は都市計画について
いろいろ勉強しているところです。

ご興味あるという方は、僕の方まで直接ご連絡ください。


2006/09/26(火)
Creator's Vision







さて、久々にこんなトークセッションを
組んでみました。

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大阪ブランドサミット・デザインパネル

「クリエイターズ・ビジョン 私は大阪をこうデザインする」

 次代の大阪ブランド力の創造者としてのクリエイターたちが、それぞれのポジションの問題意識から発想した近未来の大阪のための新しいビジョンを提案。
 各クリエイターがそれぞれのビジョンについて意見を交換します。

日 時:10月25日(水)16:20〜18:00

会 場:グランキューブ大阪(大阪国際会議場)10階 会議室1009

出 演:
 越田 英喜氏 
 荒木 志華乃氏  
 玉井 恵里子氏 
 辻 邦浩氏 
 藤井 輝之氏 
 山崎 亮氏 
 ヤマモト ヒロユキ氏 
 よしみ かな氏
 良元 文香氏

司会進行:藤田 幸恵氏

参加費:無 料

主 催:大阪府産業デザインセンター (財)大阪デザインセンター (財)国際デザイン交流協会

お問合せ:大阪府産業デザインセンター Tel 06-6949-4791 
お申込み:「クリエイターズ・ビジョン参加申込み」、氏名、会社名・役職・住所・電話番号・メールアドレスを記載し、FAXまたはEメールにて下記にお申込みください。         FAX 06-6949-4792  Eメール info@oidc.jp (大阪府産業デザインセンター)

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あまり告知はでていないのですが
すでに締め切り間近でございます。
ご興味ある方は、どうぞ(ただし僕は出ません)。

さいごに長くなりますが、出演される方々の
プロフィールをご紹介いたします。

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越田 英喜(こしだ・ひでき)
株式会社コシダアート代表取締役・(協)関西デザインオフィスユニオン理事長。1940年生まれ。京都市立美術大学(現・芸術大学)卒。(財)大阪デザインセンター常任理事、堺市アートディレクター、大阪府中小企業団体中央会常任理事、大阪府産業デザインセンター デザイン専門委員、大阪総合デザイン専門学校校長、全国官公需適格組合協議会副会長、日本デザイン協同組合連合協議会 副会長、大阪芸術大学客員教授、
(財)国際デザイン交流協会企画委員長・評議員議長。

荒木 志華乃(あらき・しげの)
株式会社荒木志華乃デザイン室 代表取締役。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、株式会社長崎堂に入社。同社企画室長、統括部長を経て現在取締役。2005年に株式会社荒木志華乃デザイン室設立。デザインワーク他、企業デザインコンサルティングを行う。日本パッケージデザイン大賞銀賞、特別賞受賞、ロンドンインターナショナルアドバタイジングデザインアワード、Reddot Award、NY.ADC入賞。日本グラフィックデザイナー協会会員、日本パッケージデザイン協会会員理事、総合デザイナー協会理事。

玉井 恵里子(たまい・えりこ)
株式会社タピエ代表取締役 インテリアデコレーター。1982年アルフレックスジャパンに入社。92年東京代々木にタピエを設立。“上質のインテリア”プラスαの満足”をテーマに活動を開始。99年には大阪南船場に雑貨ショップ”タピエスタイル“をオープン。ギャラリーを併設し若手アーティストに発表の場を提供している。東京、大阪を拠点に空間演出を多数手掛ける。100%デザイン東京、大阪デザイナーズウイークではデザイナーズヘイベイ展に出展、セミナー講師等design exhibitionにも積極的に参加。

辻 邦浩 (つじ・くにひろ)
株式会社 Kunihiro Tsuji Scientific代表取締役。音響空間デザイナーとして独自の音響デザイン、プロダクトデザインを確立。2001年に「Water Speaker」をヴェネチアビエンナーレ時のベニスで発表、絶賛を博した。また2006年のミラノサローネでは16世紀の大聖堂を会場に最新作スピーカー「MODAL」を発表し、ベストインスタレーションの一つとして絶賛される。近年ロボットテクノロジーとデザインの融合の研究を進めており、東京大学人工物工学センター研究員に就任。

藤井 輝之(ふじい・てるゆき) 有限会社プラウド代表取締役。工業高校を卒業し鉄工メーカーにて産業用ロボット製造、退社後、大阪モード学園入学、在籍時に数々のコンテストにて賞を受賞。アパレルのチーフデザイナーを経て、『自信と誇りを』の思いからプラウドを創設。現在オリジナルブランドTERUYUKIの他、白衣ライセンスブランドTERUYUKI medical、他企業の企画、産地とのコラボレーション、特別講師等幅広く活躍。 

山崎 亮(やまざき・りょう)
株式会社 studio-L代表。ランドスケープデザイナーとして公共空間のデザインに携わる一方、完成した公共空間を使いこなすためのプログラムデザインやプロジェクトマネジメントにも携わる。屋外空間の使いこなし方を紹介する雑誌「OSOTO」の企画・編集を担当するとともに、自らも屋外空間を使いこなすためのプロジェクト「イワレ捏造技術開発機構」を主宰。現在、京都造形芸術大学専任講師、(財)ひょうご震災記念21世紀研究機構主任研究員、ユニセフパークプロジェクト・シニアディレクターなどを務める。

ヤマモト ヒロユキ
株式会社ピクト代表 アートディレクター/日本グラフィックデザイナー協会教育委員/2001年から世界20ヶ国で販売されている水に入ったアートブック「Water Planet」01〜03号を出版。2004年には「第1回大阪ミナミ芸術祭」をプロデュース。1999年「NYフェスティバル」インターナショナルプリントメディアコンペ銀賞受賞/2001年「NYADC」MERIT受賞/2001年「NYフェスティバル」インターナショナルプリントメディアコンペ銀賞、銅賞受賞/2002年「NYADC」DISTINCTIVE MERIT受賞 他

よしみ かな 
コピーライター、インタビュア。コピー&プランニングオフィス(有)かなりや主宰。 美容関係、流通、ファッション、食品、住宅など女性マーケットを中心に広告企画・コピーライティング・編集を手がける。デザイン・クリエイティブ関係のインタビュー記事やコラムなども執筆。近年は出身地である大阪を元気するためのブランディング戦略や観光アイデアなどのプランニングを自ら企画。2006年より様々な分野で活躍する女性経営者たちの出版プロデュース&ライティング事業をスタート。この11月、その第一弾を刊行予定。

良元 文香(よしもと・あやか)
有限会社ドゥー企画開発室マネージャー 。異技能ワークショップVAW会長。大阪樟蔭女子大学別科被服科卒。 関西シール印刷所勤務後、華道教室・小学生の課外活動ボランティアなどの経験を生かし、産学連携による文具の企画やクリエイション・コア東大阪を拠点とした新しいスタイルの異業種交流グループの代表として活動、工場の廃材を利用した子ども向け環境グッズなども開発。


2006/09/25(月)
世界を見通すための道具
毎週のレッスンに向けて
英文をネット上で探すうちに
英語のサイトを読む抵抗感が0になったのは
とても大きな成果でした。

そしていろんな情報が、手に入るようになりました。

ミネアポリスにあるサザンシアターでは
舞台芸術にかかわるアーティストの作品や
プレミアムグッズを競り合う
オークションイベントが開かれています。
http://www.southerntheater.org/pages/southern_2004_benefit_auction_items.html

このブログでは、後半生をトロントで過ごし
かの地の都市計画に大きな影響を残した
ジェイン・ジェイコブズのことを知ることができます。
http://www.almendron.com/tribuna/?p=7101

そしてそのジェイン・ジェイコブズに影響を受けた
トロントの街が、いつしか都市計画の実践において
バンクーバーに後塵を拝してしまったと
指摘する人もいます。
http://www.dooneyscafe.com/print.php?sid=518


英語を使っている国の人って
80以上の国・地域の情報を
簡単に集められるんですね。
そのことに、単純に感動しています。

逆に日本語だけしか使えないと
誰かが訳してくれたものを通してしか
世界を把握できないんですね。


2006/09/20(水)
26日(火)のcommon styleは
本日(19日)のcommon styleにお越しいただいたみなさま
遅くまでありがとうございました。

平林さんには、夜8時から終電まで
長きにわたってお付き合いいただきました。
いろんな方との出会いを、楽しんでいただけたようです。

 役者とお客さんという切り離された関係ではなくて
 みんなが表現者でいいんじゃないかと思っている。

終電の中でそんな話をしていました。


さて、来週26日(火)のcommn styleには
女拓パフォーマーのS.Q.YOKOさんにお越しいただきます。

Artist S.Q.YOKO 
自分の裸に墨を塗って「拓」を採る「アクション・プリンティング」
(女拓)を01年から一人で本格的に開始。国内外で「場所」
から受ける感銘によりアクションを起こすアートパフォーマンスを展開。
02年兵庫区西出町「街のリズム・場所のリズム」にて3ケ月間の
地域交流に基づいた「西出カズ子演歌パフォーマンス」を披露。
今年8月福井県三国町にてアートイベント「痲宵岐」に参加。
自身の「アクション・プリンティング」と現場のフィールドワークを掛け合わ
せた、コンセプチュアルながらも即興的なアートパフォーマンスを模索中。
http://www.sq-yoko.com/j/profile.htm


実はYOKOさんはCommon Bar SINGLES初期の
マスターでもありました。

個人的には、彼女が地域に入り込んでいって
表現を作り上げていくプロセスに共感するところが多く
そのあたりを伺っていきたいと思っています。


2006/09/19(火)
エイサー祭り








17(日)に大正区・千島公園グラウンドで行われた
エイサー祭りに顔を出してきました。
http://okinawabunko.hp.infoseek.co.jp/

台風の影響で雨が降ったり止んだりでしたが
いつものように、夕方のクライマックスには
会場に集まった何千人かでカチャーシーを踊りました。

その中で、踊らにゃあいかんよ、と
みんなを鼓舞していた若者と仲良くなりました。

以前は悪いことばかりして、本人曰く
何度も檻の中に入ったそうですが
沖縄のコミュニティがあること
そして祭りがあることが
彼にとって何よりも励みになっているようです。

ウチナーとヤマトの不幸な歴史を超えて一体になれる。
この祭りは、そういう場でもあります。

夜に「パッチギ」を借りて家で観ました。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD6416/story.html

そういうことを、考える一日でした。


2006/09/15(金)
さて、来週のcommon styleは?









来週の火曜夜(9/19)のcommon styleには
劇団☆世界一団改めsunday
平林之英さんにお越しいただきます。

平林之英(劇団☆世界一団⇒sunday)

劇団☆世界一団(11/1〜sundayに変わります。)全作品に出演。
客演も多数。
役者の他、サックス奏者、紙芝居作家、作曲家など様々な顔を持つ
エンターテイナー。
その多才振りと飄々としたルックスで、2枚目、3枚目、弁護士から
チンピラまで、どんな役でもやってのける存在感ある役者。
また、the original tempoに参加、韓国、台北で公演したり、
ライブ「平林之英♪音楽の旅」等、芝居と音楽を気ままに行き来する
活動も続けている。

平林さんとは、神戸アートビレッジンセンター時代から
もう10年の付き合いになりました。

今回は、2年間の活動休止を経て、「sunday」として新たな活動をはじめる
劇団について、またさまざまなソロ活動についてなど
伺っていきたいと思います。

平林さんは、午後8時頃に現れるかと思いますので
ご興味のある方は、覗いてみてください。

※なお、再来週以降のゲストについては
 コモンカフェのスケジュールをご参照ください。
 http://www.talkin-about.com/cafe/index.html


2006/09/13(水)
大阪フェスティバルガイド2006
フォークシンガーの小田和正氏は
大学の建築の修士課程まで進みながら
「自分がどんなに美しい建築を建てても
 隣に建っている妙な建物はどうしようもない」と
「建築学への訣別」といった題の論文を提出して
フォークシンガーへ転向してしまったそうです。

クリストファー・アレグザンダー氏は
著書「パターン・ランゲージ」の中で
美しい町は、すべての人がパターンを共有し
それにもとづいて何百、何千のプロジェクトが
自然に動き出したときに生まれる、と述べています。

(参考文献:五十嵐敬喜氏「美しい都市をつくる権利」)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476152281X

パリの市街や、ハワイ島・コナの町並みが
美しく保たれているのは、その背景にある美意識や
価値観の共有があって、それをみんなが守っていくことで
実現しているようです。

日本の多くの都市の場合、美意識や価値観の共有のもとに
地権者に対して開発を制限するという取り組みが
十分ではなかったため、古くからの美しい街並みは蹂躙され
今から新しく作り上げていくには最低でも何十年かかかる
という状態になっています。


ただ、フェスティバルの場合は「消えもの」なので
主催者が美意識や価値観を共有した上で
それぞれにフェスティバルを作っていくことができれば
美しい「フェスティバルの街並み」をつくることは
すぐにでも可能です。

グランドデザインやマスタープランといった
まちづくりのためのパターン・ランゲージを
行政・企業・市民が共有化することができて
それをフェスティバルの形で体現し、それがさらに
未来の都市計画に活かされ、何十年かがかりで
都市のハードをも変えていく、といったシナリオが
そこから見えてきそうに思います。


この秋、大阪では行政・企業・市民主催のイベントが
これだけ行われます。


大阪クラシック 9/3(日)〜9(土)
中之島国際音楽祭 9/16(土)〜18(祝)
アジアフェスティバル2006 9/29(金)〜10/1(日)
「服部良一記念」大阪音楽祭 9/30(土)〜10/1(日)
Osaka Design Pack 9/30(土)〜11/5(日)
秋の舟運まつり 10/1(日)〜15(日)
大阪水都ロマン 10/1(日)〜15(日)
中之島物語 10/1(日)〜15(日)
アジアンビート・フードフェスティバル 10/1(日)〜11/30(木)
アートガーデンカフェ 10/3(火)〜9(祝) 
御堂筋AUTUMN GALLERY2006 10/5(木)〜11/17(金)
中之島リバーサイドフェスティバル2006 10/6(金)〜8(日)
御堂筋学生音楽祭 10/7(土)〜8(日)
MINAMI WHEEL 2006 10/7(土)〜9(祝)
中之島MUSIC CARNIVAL'06 10/7(土)〜9(祝)
御堂筋パレード2006 10/8(日)
ASIAN BEAT MUSIC ALIVE 10/8(日)
天満音楽祭 10/8(日)
大阪メチャハピー祭「本祭」 10/9(祝)
大阪ファッションフェスティバル 10/13(金)〜14(土)
世界のCMフェスティバル2006 in OSAKA 10/13(金)〜14(土)
アートストリーム・リバープレイス2006 10/21(土)〜22(日)
KANSAI designer's Week 10/26(木)〜29(日)
中之島演劇祭 10/27(金)〜11/10(金)
大阪アジアン映画祭2006 11/1(水)〜11/30(木)
大阪ヨーロッパ映画祭 11/3(祝) 〜26(日)
四天王寺ワッソ 11/4(土) 〜5(日)
御堂筋オープンフェスタ 11/12(日)

エジンバラのように、街並みもフェスティバルの見せ方も
美しい街には当分追いつけないでしょうが
この道の先に、大阪にパターン・ランゲージを共有した
美しい「フェスティバルの街並み」は見えてくるでしょうか?


2006/09/11(月)
この週末のコモンカフェ








9/9(土)のコモンカフェは
ランデ・ブー・シスターズによる展覧会企画
「コラボコルコルコルセット」(左)。

【ランデ・ブー・シスターズ】
2006年結成。黒崎由梨+田村光穂×栗田歩による
“創ること”全てを楽しむユニット。
日常と非日常の狭間を独自の視点で切り取り
絵だけにとどまらず、様々な方法で独自の世界を
出現させます。

この日はメンバーとつながりのある
関西の小劇場の方々がいっぱい来られていました。


9/10(日)はmixiの「カフェ部。」コミュニティによる
「enカフェ」(右)。

人と人とをつなぐカフェ、というコンセプトで
多くの方々が集まっておられました。

そしてこの二日間、カフェの運営はcafe milletの
鈴鹿さんと林さんが入っておられました。


いろいろな方々がかかわり
このカフェの風景をつくっていく。
それはすごいことだなと改めて思っていて
できるだけ見逃さないようにしたいなと。


2006/09/10(日)
俳優とテレビの関係性 in 関西
先日、関西におけるある俳優の団体の
40周年記念式典に顔を出しました。

新劇系の方々の集まりで
知っている人は多くなかったのですが
最後までいて、いろいろな方の祝辞や
お話しした方のコメントを総合してみると
はっきりとある構造がみえてきました。
参考になりそうですので、ここに書いておきます。

■テレビの草創期には、舞台や映画の俳優の協力が
 なければ番組が作れなかったことから、新劇系俳優と
 在阪テレビ局とは密接な関係を持っていた。
 そして大阪制作の番組が全国に流れるということが
 今以上に頻繁にあったようである。

■現在テレビ局でかなり上の立場にある方々の中には
 ドラマ制作でたたき上げてきた方がおられ
 俳優団体の方々にお世話になったという意識が強くある。

■団体ではこれまで、俳優の待遇・地位向上のための
 働きかけを積極的に行ってきた。

■在阪テレビ局が番組制作を東京にシフトしたことで
 在阪の俳優は仕事を徐々に少なくなっていった。

■在阪の俳優にとって、朝日放送の「部長刑事」は
 俳優としての登龍門であり、金字塔であった。
 (89年からの「新・部長刑事 アーバンポリス24」では
  全国メジャーのタレントと小劇場系の俳優が目立つようになっている)
  
■テレビドラマ・ラジオドラマ・時代劇はその数を減らし
 かわってバラエティ・ワイドショーが増えてきている。
 そのためバラエティ・ワイドショー向きの俳優でないと
 仕事の機会が少なくなっている。
 (バラエティ・ワイドショーは関西では吉本の独壇場の感がある)

■関西での今の登龍門はNHK・朝の連ドラ(大阪制作分)。
 あとは再現ドラマなどの仕事がちょこちょこある。

■東京では劇団協議会など、新劇系と小劇場系が一緒になる
 という状況が何年も前から起こっているが、関西では
 その可能性はあったものの、未だに混じり合うことが
 ほとんどない状況が続いている。

■在阪テレビ局の中には今でも、小劇場系の役者を
 登用しようという動きがある。
 ただこれは、局としての戦略というより
 担当者レベルの思い入れであることが多いようで。

■俳優という存在は、その能力をお金に変えることが
 とても難しい存在であるが、何らかの方法でそれは
 可能なのではないか、というのが、演劇人の
 強い思いである。


2006/09/08(金)
文化的多様性と個人的二律背反性のお話
昨日の英語レッスンでは、インターネット上で発見した
大阪市大・博士研究員の方の論文を参考に
大阪市大正区の沖縄コミュニティの話をしました。
http://www.ucrc-yogya.or.id/download/kishi-border.pdf#search=%22taisho-ku%20osaka%20okinawa%22

この論文の中の3章の
"Okinawan in Mainland Japan: Migration and Community "
には、大正区に沖縄の人たちが集住した経緯や
かつて湿地帯にあったバラック集落「クブングワー」
のことなどが書いてあります。

※日本語で知りたいという方はこちらを
http://www.asahi.com/kansai/fuukei2/OSK200512260031.html

ミス・アントワネットはカナダ人ですが
ご両親はアフリカのガーナが祖国であり
二つのアイデンティティを抱えて生きています。
そのため、この話は理解しやすかったようです。

逆にほとんどの日本人は
共通のバックグラウンドを持っていることで
こうしたアンビバレンスを引き受ける必要はないのだな
ということを「再発見」しました。

次回は14(木)19:00〜@カフェ太陽ノ塔。
彼女のリクエストで、日本人の「本音と建前」について
説明することになりました。


2006/09/05(火)
いわゆるサロンな試み
メビック扇町での「コラボレーションマネージャー」
としての立ち回りを結構気に入っていました。

人と人とをうまい具合に引き合わせたときに
出会った人たちがお互いに刺激を受けたり
その人たちが次に何かをはじめてみたりと
何かが動き始める空気を感じるのが好きだったのです。

そんな場面が仕事の現場では少なくなっていたので
コモンカフェで試してみました。


さて、昨日のcommon styleにお越しいただいたみなさま
ありがとうございました。

ゲストでホスト役を務めていただいた石原正一さんには
お越しいただいたいろんな方とお話しいただきました。
意外な出会いもあったようです。

そしてお客さん同士でも、いい出会いがあったようで。
この試みは、できるだけ続けていこうと思います。

次回のcommon styleは、9/19(火)です。
ゲストの方が決まりましたら、またここでお伝えいたします。


2006/09/03(日)
街的、人的
140Bの江弘毅さんが書いた
『「街的」ということ』という本が、8月末に
ジュンク堂書店の大阪本店の新書ランキングで
第1位となっていたそうです。
http://d.hatena.ne.jp/team140b/20060828

元ミーツリージョナル編集長としての視点で書かれた
京阪神のまちを考える上で、示唆に富んだ著作です。

7月には、大阪市大の橋爪紳也教授が監修された
「大阪のひきだし」という本が出ています。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31737836

「大阪のひきだし」にも原稿を書いておられる
アートアンドクラフトの中谷ノボルさんは
6月に「スマイ主義」という本を出されました。
http://www.a-crafts.co.jp/

山崎亮さん、花村周寛さんらがかかわる
ランドスケープ・エクスプローラーでは
3月に「マゾヒスティック・ランドスケープ」
という本を出しておられます。
http://www.mediawars.ne.jp/~tairyudo/tukan03/tukan4074.htm

同じくお二人がかかわり、大阪府公園協会から
「OSOTO」という雑誌が4月に発行されています。
http://www.osoto.jp/

パークエディティングの藤本智士さんは
りそな銀行の藤原明さんとのかかわりで
7月に「Re:S(りす)」という雑誌を創刊しました。
http://re-s.jp/

ケイオスの澤田充さんの働きかけにより、9月7日に
エイ出版社から「大阪北船場スタイル」が創刊の予定です。
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0199008

「BOOKMAKERS'DELIGHT(3/11)」の開催にあたって
2/21の日記で「via paper(紙を経由して)」と
書いていましたが、そうした状況が実際に
次々に起こってきていることに驚きます。

それとこれは「本」ではありませんが
9/1にdigmeout cafeが堀江からアメリカ村に移転し
55席の大バコとなり、24時間営業しています。
http://www.digmeout.net/

音響空間デザイナーの辻邦浩さんは
阿倍野にある建築家・故村野藤吾氏の事務所を
文化発信施設として10月にリ・オープンするようです。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200608280019.html

確信的にまちで動いている人たちは
大阪の次の時代を用意しているようです。

さいごに、宣伝を。

大阪市大・創造都市研究科の佐々木雅幸教授の監修により
11月に「創造都市・大阪」という本が出ます。
僕はその中で「自分軸からはじまる都市再生の可能性」と題し
project629、graf、大阪ミナミ芸術祭のことを
書かせていただきました。

そして10月あたりにずれ込むのではと思いますが
「common cafe」の本の編集作業も、進んでいるようです。


2006/09/02(土)
さて、来週のcommon styleは?









最近は月曜夜にコモンカフェに入っていますが
せっかくカフェという場があるのに
何の工夫もなくお店に立っていることを
ちょっと反省しています。

で、以降、毎回ゲストの方をお呼びすることにしました。
この日に来ればこの人と会える、という状況を設定し
サロン的な雰囲気を醸し出してみようかと。

ちょっと趣向を変えたTalkin'Aboutのようなイメージです。


4日(月)夜のゲストは、石原正一さんです。


石原正一ショー 代表/石原正一

 関西を拠点に演劇活動する石原正一が公演毎に役者を募るエンターテイメント性重視のプロデュースユニット。
 1995年より開始。96年よりオリジナル作品にこだわり全作品の作・演出・振付けを石原正一が担当し、マンガやドラマなどをモチーフにサブカルチャー情報満載のドタバタ演劇を呈示。常時30人以上のキャスティングによるダンスも見物。自称、80年代小劇場演劇の継承者


関西小劇場界の有名な役者さんを一堂に集めて
年末にプロデュース公演を行うスタイルで
もう10年以上活動を続けておられます。

一方で、役者による漫画朗読というスタイルを開発し
さまざまなイベントを開催しておられます。
最近は外部への客演も多くお忙しいようです。

年末には夏目漱石の「坊ちゃん」をモチーフに
お芝居を作り始めておられますので
そのあたりを伺ってみたいと思います。


2006/09/01(金)
英語で語る大阪
今日はミス・アントワネットによる
3回目の英語レッスンでした。

レッスンに際して僕は、自分がこれまでに書いた文章や
関心のある文章を英語に直し、それを彼女に聞いてもらい
それをもとにフリーディスカッションすることにしています。

先週はクリエイターの自分軸発信が生み出す可能性について
プロジェクト629、graf、大阪ミナミ芸術祭を例にとって
説明してみました。

そして今日は、コモンカフェの趣旨と
カフェが持っている文化インフラとしての可能性について
実際に中崎町を歩いたあと、salon de AManTO 天人に入って
説明してみました。

で、分かりましたが、大阪に住んでいる外国人は
中崎町に町屋を改装したカフェや雑貨店があることを
全く知らないようです。
海外のガイドブックには、載ってなさそうですもんね。

ライターでもある彼女には、ぜひ何らかの形で
こうした情報を広めていただければと思っております。

ついでながら、今日彼女に説明した文章を
以下に添付しておきます。

具体的なお店の紹介などはないのですが
英語圏のお友達がおられましたら、ぜひ伝えてみてください。


“Nakazakicho”

Nakazakicho (in Kita-ku of Osaka city) lies north-east side of Osaka Station (about 10 minutes on foot).
This town has escaped from war damage, remains old street of woody, tiled-roof houses, and has nostalgic ambience.

In this town are living traditional elderly people, and on the other hand, youngsters began to renovate old houses and run a café, boutique, clothing shop, gallery, beauty parlor etc. Nowadays, from 50 to 60 shops are scattered in the residential block.

This town is right by Chayamachi area accumulated with large commercial architecture, but the rent is not so high, and many shop owners borrow real-estate property at a reasonable rent by negotiating to house owner directly. And many shop owners renovated their shops by themselves and hold down initial cost, so many shops continue in several years. Some of them run the shop while living upstairs, and some of them while having main business. 

People who run a shop in this town have the motivation of self expression, and embody the style of slow life. Nakazakicho, equipped with many shops dispatching various cultures, is the area which creates the charm of One Cultural Complex itself.


「中崎町という町」

大阪市北区の中崎町は、大阪駅・梅田駅から北東に歩いて十分ほどのところにあります。

この町は戦災を免れ、木造瓦屋根の古くからの街並みを残していて、とても懐かしい雰囲気のある町です。昔からのお年寄りの方々が住んでおられる一方で、数年前から古い長屋を改装して若い人たちがカフェや雑貨店、洋服屋、ギャラリー、美容室などを営むようになってきました。今では五十軒から六十軒ものお店が、住宅街の中に点在しています。

大型商業施設が集積した茶屋町のすぐそばにありますが、家賃がそれほど高くなく、また大家さんとの直接交渉で物件を安く借り、セルフビルドでお金をかけずにお店を作っているオーナーが多いので、何年も続いているお店が多くあります。一階でお店を開きつつ上に住んでいたり、本業を別に持ちながらお店を開いていたりする人たちもおられます。

この町でお店を出す人は「自己表現」というモチベーションを持っていて、スローライフという言葉に象徴されるようなスタイルを体現しています。さまざまな文化を発信しているお店がいっぱい増えてきている中崎町は、町全体としても、一つの複合文化施設としての魅力を醸し出しているエリアです。


ちなみに次回のレッスンは、9/7(木)20:00〜@ salon de AManTO 天人の予定です。
大正区の沖縄エリアについて、英語で説明してみたいと思います。
興味あるという方は、どうぞ覗いてみて下さい。
(ただし僕は彼女との英会話に専念していますが・・・)


2006/08/30(水)
行政の誤謬
昨日の続きのような話ですが・・・

行政の誤謬、というものについて考えています。


一般論として、行政組織は、縦割りで融通がきかない
前例がないことには後ろ向き、といったことが言われます。

このあたりは、すぐにはどうしようもない問題が
あって、たいてい愚痴にしかならないのですが、
実はもっと初歩的な、考え方の上での間違いで
それを正すだけでずいぶん良くなるのでは
ないか、と思えることがいくつかあります。

■民業圧迫
 民間が自助努力でやろうとしていることを知らずに
 または知りながら、行政の立場で同じことをする。

■多重行政
 国の出先機関・都道府県・市町村・商工会議所などで
 競い合って同じような事業を行なう。

■周回遅れ支援
 担当者が理解できるレベルのスピードで走っている
 事業者を支援する。
 商売になる事業やコンテンツは、民間がいち早く
 手をつけている、ということが見えていないと起こる。

■実績づくり
 事業をしなければならない立場の担当者が
 仕事をしていますと示すために焦って
 本質を欠いた事業を行なう
 支援を受ける側の都合ではなく、支援する側の実績を
 つくるために補助金をつけるということもある。

■補助金・助成金
 これに依存する体質の人たちを作ってしまうという
 副作用に無自覚なまま処方すると困ったことになる。

■裾野を広げる
 特に文化行政で聞かれる。サスセスストーリーがあれば
 そのジャンルの裾野は勝手に広がるということは
 理解しておかなければならない。

行政的な組織の中では、こういう事例に日々出会います。

これが良くない、または効果の薄い施策だということを
共通認識として持つだけで回避できることは
けっこう多いのではと思って見ています。


2006/08/29(火)
現在位置
さてちょっと間が空いてしまいました。

今日はようやくお話しできるようになった
近況について書いてみます。

僕が今いる大阪21世紀協会は
大阪府・大阪市・関西経済連合会・大阪商工会議所という
行政と財界の4団体が母体となって構成されています。
行政と民間企業からの出向者50名余りの
スタッフによって運営されています。

1982年に財界からの呼びかけによって生まれた組織ですが
近年はそのメイン事業である御堂筋パレードや
組織自体のあり方が問われるようになっていました。
どうやら今後とも続いていくようだということが
最近はっきりしてきました。


僕が今いるコラボレーションセンターという組織は
組織の中と外とをつなぎ、さまざまなコラボレーションを
引き起こしていくことが期待されています。

特に今年度は組織に予算がないので
何らかの方法でお金を集めてきて事業を行うか
他の団体の事業にアドバイスをしたり手伝ったりするか
という動き方になっています。

個人的には、大阪ブランドコミッティが10/25に
大阪国際会議場で開催する「大阪ブランドサミット」の
お手伝いをしていることが多くなっています。
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06072424.cfm


マクロレベルのプロデュースにかかわって
大きな状況を変えていくという志をもって
日々を過ごしているのですが、抱いているビジョンを
形にするためには、人にそのビジョンを理解してもらい
具現化してもらわないといけない状況にあるので
ちょっと時間がかかりそうです。


そして大阪におけるビジョナリーの不在について考えます。
進むべきビジョンを指し示す人が少なく
中途半端なビジョンをもって行政にコミットする有識者が
多いことがこの都市の問題なのではないかと思います。

そんな中、最近はインプット活動に精を出しています。
自分自身に情報や知識や能力を蓄積する方向で
日々走っています。


大阪21世紀協会は、今後自ら事業を行う団体としてでなく
行政は財界や民間やNPOなどが行う事業の
コーディネーター役としての存在意義を発揮するべく
その立ち位置を変えていくことになりそうです。

そうした状況の中での自分の立ち位置について
今はいろいろ考えています。


2006/08/20(日)
common style









この週末は休息。
嵐山の「もみじ茶屋」で
保津川を眺めながらくつろいでいました。
流しそうめんにも挑戦してみました。

さて、明日の夜はcommon styleです。
夜11時半頃まで営業しておりますので
よろしければ、お越しください。


2006/08/18(金)
日常離れ








8/17 6:30 P.M.
中崎町駅のエレベータに一人で乗り
地上に上がろうとしましたが、ドアが開く直前に
「動作を終了いたします」というアナウンスが流れ
そのまま中に閉じ込められました。

非常ボタンを押すとしばらくして駅員さんが来ましたが
扉を開けることができず、消防に連絡します、と。

5分ほどして消防車と救急車が来て
あたりは物々しい雰囲気になってきます。
サリン事件でも起きたかのようです。

消防の人がマスターキーのようなもので扉を簡単に開け
15分ほどで僕は「救出」されました。
そのあと実況検分で、名前や住所や生年月日を聞かれ
気持ち悪ければ救急車に乗られますか、と。
いや、急ぐので、とその場を逃げるように退散しました。


8/17 7:00 P.M.
ミス・アントワネットはすでにコモンカフェに着いていて
事の顛末をさっそく話しました。
消防車と救急車を英語でどう言うのかが
とっさに出てきませんでした。
カフェではライブがあるので、そこから自転車で
中津のSUMO BACKPACKERSへ。

8/17 7:30 P.M.
久々にSUMO BACKPACKERSのリビングにお邪魔して
そこでミス・アントワネットに英会話のレッスンを受けます。
今回は、大阪で開催されるフェスティバルのこと、
演劇にかかわる人がどうやって生計を立てているか
なぜ彼らが東京を目指すのか、といった話を英語でしました。

彼女からは、事情はトロントも一緒で、
カナダでは国を挙げてアメリカの映画産業を誘致して
雇用と収入を生み出すも、それは一時的で
不安定なものなので、より安定的に多くの仕事と収入を
求める俳優たちはアメリカに出て行く、という話を聞きました。

その会話を隣で聞いていたイベンターのフィンランド人
ミスター・サミ・ヴォキラが途中から会話に入り
彼が大阪の路上で見出し、個人的にプロモートしようと
しているミュージシャンの話になりました。

ミス・アントワネットはKANSAI SCENEのライターでもあるので
それなら記事として書いてみましょう、と。


8/17 10:00 P.M.
ミス・アントワネットはレッスンの後に帰宅。
僕はスパイス飯店にて遅めの夕食。

8/17 11:00 P.M.
宿に戻って、ミスター・サミ・ヴォキラと一緒に
発泡酒を買いに行き、そのまま外で話し込みました。
ちょっとした人生論を語っていました。


8/18 0:00 A.M.
宿に戻り、ミスター・サミ・ヴォキラと別れ
リビングでの会話に首を突っ込む。
アメリカ人とイギリス人がしゃべっていて
早すぎてついていけないが、居続ける。
テレビ番組の話、音楽の話、日本の漢字や囲碁の話、
アメリカの銃社会の話などをしていました。

8/18 2:00 A.M.
残っていたアメリカ人からジャックダニエルをもらい
明日はふぐ料理を食べに行きたいというので
ガイドブックを見て場所を教える。
英語しか話せない人に、行って面白い場所を教えるのは
かなり難しいことに気付きました。

8/18 2:30 A.M.
2階に上がり、就寝。
日常離れした一日でした。


2006/08/17(木)
英語の学び方
YOUTUBEにこんなのがあるそうで。

http://www.youtube.com/watch?v=TwlaG_rOoaM&eurl=http%3A%2F%2Ftemp%2Dj%2Ecom%2Fdiary%2Farchives%2F200604%2F112053%2Ephp

日本人がマトリックスのDVDを観ながら、画面と同じ
スピードでシャドウイングしています。
カタカナ発音でかなり笑えます。
笑えますが、たぶん英語ってこうして覚えるのが
正しいんだろうなと思います。

駅前で配っていた英会話学校のチラシに
「日本人が英語をなかなか習得できない理由は
 英語を聞いていているときに、頭の中で
 日本語への翻訳装置が働いてしまうこと」
と書いてありました。

最近はひたすら、英語の新聞や雑誌を読んだり
ディスカバリーチャンネルを観たりしているのですが
できるだけ日本語で考えないよう、頭の中で
英語で反復するようにしています。

今年中に英語ペラペラな人になる、という
ちょっと無理っぽい目標を立ててみました。
もしうまくいったら、マネしてみてください。


2006/08/15(火)
He who can, does.
アイルランドの劇作家ジョージ・バーナード・ショーは、
長編喜劇『人と超人』の中で、

“He who can, does. He who can't, teaches.”
(できる人は、する。できない人は、教える。)

という格言を残しています。

「自分がどこまで走って行けるのかを知りたい」と
「今まで自分が学んできたことを伝えたい」とのバランスは
時期によっても変わってくるものなのでしょうが
教えるだけの人になってはいけないな、とも思います。

昨日はそんな話をしながらお店に立っていました。


2006/08/10(木)
ジャズミュージシャンの自分軸








昨日夜のコモンカフェは「Grand Jazz Live」。

出演は、ギター・村山義光氏 ベース・萬恭隆氏
ドラム・佐藤英宣氏 ピアノ・生田さち子氏。
飛び入りでヴォーカルの北浪良佳さんが歌いました。

ライブの様子は、村山さんのライブスケジュール・ブログから
垣間見ることができます。
http://murayaman.blog72.fc2.com/

出演されているミュージシャンの方々は
関西や東京のライブハウスでのスケジュールが
びっしり詰まっている方々なのですが
平日夜の空いた時間に、「Grand Jazz Live」として
コモンカフェにお越しいただいています。
参考サイト http://www.misterkellys.co.jp/close_up/index.html


商業として成立しているジャズのハコはだいたい
演奏スタイルが決まっています。

あくまでもお客さんが食事や会話を楽しむのが
第一義なので、スタンダードナンバーをBGM的に
演奏することを求められます。

お店にはお客さんが集まり、ミュージシャンには
きちんとギャラが払われますが、それは彼らが
本当にやりたい演奏ではない、というジレンマがあります。

「Grand Jazz Live」の高垣さんは、ミュージシャンが
本当にやりたい演奏ができる場所として、ライブを
続けてきています。

ミュージシャンたちは、セッションをしながら
「そう来るか!」といった笑いをお互いに見せます。
こうしたインプロビゼーション(即興)の中にこそ
「なぜ、自分たちは音楽を続けていくのか」があるようですね。


2006/08/08(火)
Domestic overseas education
Today, I'll write my diary in English.

7th of August I had the role of cafemaster of common cafe("common style") with cafe MULOT.

Today's main guest was Ms. Antoinette Sarpong.
http://www.whynotjapan.com/modules/tinyd4/index.php?com_mode=nest&com_order=0&id=9&ml_lang=en

She is from Toronto, Canada.
In Canada, she was working in broadcast station.
And she came to Osaka last September.

Now, she writes features for Kansai Scene magazine
and teaches English in private English school.

As a matter of fact, I am supposed to learn English from her personally.
Once a week, I met her at a cafe and talk about the matters we concerned, and througn the conversation, she'll correct my English.

Now I don't have time to go abroad to study.
But I have a sense of crisis that if I don't have foreigners' views, I can't survive in this world.
So I decided to learn English.


2006/08/06(日)
大阪ショートプレイフェスティバル








5日(土)は昼過ぎからIMPホールでの
大阪ショートプレイフェスティバルへ。

劇団やダンスカンパニーが参加して
15分間のショートプレイを競い合うという
ある意味異種格闘技戦のような演劇祭です。

ロビーではカフェ営業を行っていて
5日(土)はcafe milletの鈴鹿さんと林さん(写真)
6日(日)は六甲山カフェに入っている
cafe patataの船津さんと古家さんが務めています。

いっぺんに多くの劇団やダンスカンパニーの
作品を見たり、いろいろな方々と話をして
また見えてくることがあります。

この演劇祭では、自分たちのお客さん以外の
観客に届く表現を持ち込まないと、大きく失敗します。
(「客いじり」は寒い結果になることが多いようで)

そうした中で成立していたものの多くは
伝統的な生活文化や芸能をベースに敷いたり
生活文化に根差したところから飛躍しようという
ものだったように思います。

そうではない表現の多くは
デラシネ(根無し草)として居直り
刹那的価値を追い求めているように見えました。

※かぶっていたので見に行けませんでしたが
 新世界フェスティバルゲートでは
 「ビッグ盆」というアートイベントが
 開催されていました。 


生活-文化-芸術の分離、という問題は
ハーバーマスが指摘する「生活世界の崩壊」
という問題意識にかなり近いところがあります。

地域での生活やそこにベースを置く伝統的な文化が
人々を縛り付ける桎梏として機能している時代には
そこから遊離するための前衛芸術が必然性を持ちます。
それは新たなコミュニティを志向するものではありません。

が、生活世界が崩壊してしまっている日本においては
伝統的なコミュニティや文化に回帰するか
市民的理性にもとづいて新たなコミュニティを構築するか
または芸術を基点に美的な生活世界の再帰的構成を図るか
ということが、問題になってくるようですね。

※参考サイト http://www.miyadai.com/index.php?itemid=321


2006/08/05(土)
和のフォーマット








4日(金)の夜は「大坂城で盆踊り」という
イベントの当事者として、大坂城へ。
河内家菊水丸氏がやぐらに上がって謳い
何百人もの人たちが、やぐらを囲んで踊っていました。

詳しい説明は、今回は割愛いたしますが
この風景はなかなかいいな、と。

河内音頭って、唄い手と三味線と太鼓とうまい踊り手が
何人かいれば、途端に数百人規模のイベントが
成立してしまうというフォーマットなんですね。
そういうことに、今さら関心しています。

コモンカフェでは、立命館大学のゼミ生たちが
神戸酒心館・大磯さんの力を借りて
日本酒サロンバーを開催していました。

日本酒を若い人たちに親しんでもらうためには
どんな料理、どんなしつらえ、どんなデザインが
必要なのかを話し合って作り込んだ
「はじめてのイベント」。

閉店直前にしか立ち会えませんでしたが
お店の中には、いい風が吹いていました。


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shiromuku(hu1)DIARY version 3.02