2006/09/01(金)
|
英語で語る大阪
|
今日はミス・アントワネットによる 3回目の英語レッスンでした。
レッスンに際して僕は、自分がこれまでに書いた文章や 関心のある文章を英語に直し、それを彼女に聞いてもらい それをもとにフリーディスカッションすることにしています。
先週はクリエイターの自分軸発信が生み出す可能性について プロジェクト629、graf、大阪ミナミ芸術祭を例にとって 説明してみました。
そして今日は、コモンカフェの趣旨と カフェが持っている文化インフラとしての可能性について 実際に中崎町を歩いたあと、salon de AManTO 天人に入って 説明してみました。
で、分かりましたが、大阪に住んでいる外国人は 中崎町に町屋を改装したカフェや雑貨店があることを 全く知らないようです。 海外のガイドブックには、載ってなさそうですもんね。
ライターでもある彼女には、ぜひ何らかの形で こうした情報を広めていただければと思っております。
ついでながら、今日彼女に説明した文章を 以下に添付しておきます。
具体的なお店の紹介などはないのですが 英語圏のお友達がおられましたら、ぜひ伝えてみてください。
“Nakazakicho”
Nakazakicho (in Kita-ku of Osaka city) lies north-east side of Osaka Station (about 10 minutes on foot). This town has escaped from war damage, remains old street of woody, tiled-roof houses, and has nostalgic ambience.
In this town are living traditional elderly people, and on the other hand, youngsters began to renovate old houses and run a café, boutique, clothing shop, gallery, beauty parlor etc. Nowadays, from 50 to 60 shops are scattered in the residential block.
This town is right by Chayamachi area accumulated with large commercial architecture, but the rent is not so high, and many shop owners borrow real-estate property at a reasonable rent by negotiating to house owner directly. And many shop owners renovated their shops by themselves and hold down initial cost, so many shops continue in several years. Some of them run the shop while living upstairs, and some of them while having main business.
People who run a shop in this town have the motivation of self expression, and embody the style of slow life. Nakazakicho, equipped with many shops dispatching various cultures, is the area which creates the charm of One Cultural Complex itself.
「中崎町という町」
大阪市北区の中崎町は、大阪駅・梅田駅から北東に歩いて十分ほどのところにあります。
この町は戦災を免れ、木造瓦屋根の古くからの街並みを残していて、とても懐かしい雰囲気のある町です。昔からのお年寄りの方々が住んでおられる一方で、数年前から古い長屋を改装して若い人たちがカフェや雑貨店、洋服屋、ギャラリー、美容室などを営むようになってきました。今では五十軒から六十軒ものお店が、住宅街の中に点在しています。
大型商業施設が集積した茶屋町のすぐそばにありますが、家賃がそれほど高くなく、また大家さんとの直接交渉で物件を安く借り、セルフビルドでお金をかけずにお店を作っているオーナーが多いので、何年も続いているお店が多くあります。一階でお店を開きつつ上に住んでいたり、本業を別に持ちながらお店を開いていたりする人たちもおられます。
この町でお店を出す人は「自己表現」というモチベーションを持っていて、スローライフという言葉に象徴されるようなスタイルを体現しています。さまざまな文化を発信しているお店がいっぱい増えてきている中崎町は、町全体としても、一つの複合文化施設としての魅力を醸し出しているエリアです。
ちなみに次回のレッスンは、9/7(木)20:00〜@ salon de AManTO 天人の予定です。 大正区の沖縄エリアについて、英語で説明してみたいと思います。 興味あるという方は、どうぞ覗いてみて下さい。 (ただし僕は彼女との英会話に専念していますが・・・)
|
|
|
|