過去の日記 28

2006/05/25(木)
5/20 夜酔の宵









5/20夜のコモンカフェは
のマド×神戸酒心館×common cafeによる
「夜酔の宵 vol.1 〜<のマド>とおいしい日本酒(みず)〜」

お客さんに日本酒を味わっていただきながら
のマドのお二人が、ボサノバやスウィングから
日本のフォークソングや演歌までを歌いつづる
コンピレーションライブを展開していきました。

これまで世界いろいろなものを味わってきた
僕らの世代が、そのテイストをもって
「和」を再編集していく時期に来ている。

そんな予感のするライブでした。


2006/05/22(月)
近況など
みなさま、ごぶさたしております。
日記がちゃんと書けない日々を送っています。
今日は断片的に近況をお伝えいたします。

■5/20「のマド」ライブ、5/21松本キックライブ、
 それぞれ盛況のうちに終わりました。
 詳しくはまた後日書きます。

■5/21摩耶山でのリュックサックマーケットには
 50組ほどの出展があったそうです。
 徐々に定着しつつあるようで。

■最近ジェーン・ジェイコブズの著作にハマっています。
 先月89歳で亡くなった彼女は
 草の根にあってマクロな社会構造を見通す視座を持った
 稀有な存在でした。
  
 ある方のブログにいい文章があるので
 ご覧いただければ。
 http://blog.livedoor.jp/taya/archives/50266580.html

 そしてジェイコブズの著書一覧はこちらを。
 
 彼女のことも、またそのうちに詳しく書きます。
 ゆくゆくこういう人になりたいと思います。

■コモンカフェの本の修正原稿と資料集をまとめました。
 これからイラストレーターの方がお店を取材して
 イラストを起こして下さいます。
 出版は9月頃になりそうです。

■お仕事でのプロデュースは、小休止中。
 まだまだ布陣が整っていないので
 何かを動かすのは、もう少し先になりそうで。

■明日(23日)久々に、コモンカフェ夜営業に入ります。
 そして6月は、20日を除く火曜夜に入っています。
 さいきん日記に書けない話が多いので
 興味ある方は、どうぞお立ち寄りください。


2006/05/14(日)
Why Not!?








13日昼のコモンカフェは
「Why Not!?」主催のオープン・マイク。

さまざまな国籍の人が集まって
音楽や朗読、マジック、コントなどの
パフォーマンスを繰り広げるイベントです。

そして「Why Not!?」は、関西に住む外国人の住まいや
仕事、買い物など暮らしに役立つ情報を発信し、
日本人との交流などをサポートするサイトです。

このサイトを運営しているのは
アメリカへの留学経験を持つ松浦姉妹。

姉の加代子さん(左)は大学院でマーケティングを
妹の容子さん(右)は大学でCGを、それぞれ学んできました。

彼女たちはサイトのほか、これまでは
国際交流パーティを運営してきましたが
もっといろいろな形の交流が生まれるようにと
コモンカフェではオープン・マイクに挑戦しています。

彼女たちとは、何か面白い動きが
一緒に作っていければと思っています。

ちなみに次回の「オープン・マイク」は6/11(日)19:00〜22:00。
飛び入り出演もOKですので、ぜひお越しください。

もう一つひそかに告知。
5/19(金)21:00〜久々に「ドミトリー計画」を開催いたします。
場所はいつも通り、「SUMO BACKPACKERS」です。


2006/05/08(月)
おいしい日本酒(みず)








さて、息つく暇もなく、次のイベントでございます。

のマド×神戸酒心館×common cafe コラボレーション企画
夜酔の宵 vol.1 〜<のマド>とおいしい日本酒(みず)〜

■開催日時 2006年5月20日(土) 開場 18:00/開演 19:00
■会 場  common cafe http://www.talkin-about.com/cafe/
■料 金  ¥3500[ウェルカムお酒付]
■予 約 
 のマド http://www.nomadmusic.info/ 
     e-mail mail@nomadmusic.info
 神戸酒心館 http://www.shushinkan.co.jp/ 
       Tel 078-841-1121(10:00〜18:00:年中無休)       
       e-mail info@shushinkan.co.jp
 ※定員になり次第締め切り。当日未定。
■お問合せ Tel:神戸酒心館 078-841-1121
        (10:00〜18:00:年中無休)

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<以下「Hanako WEST」6月号より>

透き通った歌声とエスプリのきいたギターで作る極上の和みサウンドが人気の「のマド」が、一風変わった「利き酒付き」ライブを開くそう。

-日本酒とライブという組み合わせが新鮮です。

山本 中崎町にある『コモンカフェ』の2周年記念イベントということで、何か+αのあるライブがしたいね、ということから始まったんです。もちろん私たちが二人とも日本酒好き、というのは大前提なんだけど(笑)。今回は、『神戸酒心館』という酒蔵に協力していただいて、おすすめの清酒とともに、私たちの音楽も味わっていただければいいな、って。

中井 日本酒って、同じ醸造酒のワインやビールと違って、おじさんぱいというか、演歌なイメージがあったりするでしょ?今回はそれを払拭しようという目的もあるんです。

山本 のマドの音楽って、ボサノバやスイング、フォークなどのエッセンスも入っているけど、歌詞は日本語だったりする。型にはまらず、いいものを自由に取り入れた結果なんですが、「和な感じ」の普遍的な魅力ってやっぱりすごく大きいと思うんです。日本酒も、世界に通じる素晴らしいお酒。その魅力を再発見してくれたらうれしいし、「のマドの音楽と日本酒が出合ったらどうなるの?」みたいなワクワク感も味わってほしい。

-どんな雰囲気になるのか、楽しみですね。

中井 普段演奏する側は、ライブ中には飲まないことが多いんですけど、今回は僕たちも一緒に飲みながら、流れに身をまかせて進めていきたいなと考えています。イメージは、う〜ん・・・・・・そうですね、加藤登紀子さんのほろ酔いコンサートみたいな感じ!

山本 泥酔しないように気をつけないと、ね(笑)。

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日本酒は、米と麹と水のそれぞれのかけ合わせによって
味や品質が大きく変わってくるデリケートなものなので
職人のクリエイティビティはとても高く
ワインやビールの職人に引けを取らないのですが
大衆化と大量生産化の過程で、イメージの作り方を
ちょっと外してしまったようなところがあります。

嗜好性のある最終消費財を輸入品中心から
域内の製品にシフトさせていくことは
域内の経済活性化のためには、シンプルながら重要な方法です。

アーティストやクリエイターの創造性が
域内の産業を活性化させるとともに
アーティストやクリエイターの仕事をも生み出す。

そんな道筋のための、だいいっぽ、です。


2006/05/05(金)
シングルズ復帰









僕がシングルズの経営から離れて
もう一年半近くになります。

本業とは別に「日替わりマスターのお店」を
2店舗運営するのに無理が生じていたこと
堂山町の風俗街化が進んできたこと
そして一見のお客さんの厳しい目に晒されない場所で
内輪営業に満足するマスターが出てきたこと

そうした理由から
コモンカフェへの「移店」を決定しました。

が、タイムリミットまで1ヶ月を切ったときに
堂山町のシングルズを残そうという動きが
10人のマスター有志によって起こりました。

そして2004年12月からは
シングルズは「移店」することなく
新たなメンバーが、相変わらず
日替わりマスターのお店として
運営を続けています。


シングルマンが「Bar SINGLES」を始めたのは1999年5月7日。
その半年後に常連客だったキムさんにマスターが替わりました。

僕がシングルズに初めて行ったのが2000年7月。
キムさんがお店を閉めたのが2001年2月23日。

そしてこの空間が「Common Bar SINGLES」として
新たなスタートを切ったのが2001年5月6日。

そう、明日5月6日でシングルズは
「Common Bar」というシクミになって
5年を迎えるのです。


で、明日僕は、一年半ぶりに
シングルズに立つことになりました。

新しい体制に変わってから、僕はお店の勝手を知らないので
今のマスターたちが一緒に入ってくれるそうです。

明日はフィッシュマンズばかりかけながら
当時を振り返ることにしようかと。


2006/05/04(木)
六甲山日和(9):一日を終えて






ということで、多くの方の自発的な取り組みのもと
本日の「六甲山日和」はぶじ終了いたしました。
お付き合い、ご参加いただいたみなさま
ありがとうございました!

六甲山という場が持っているクオリアを
より多くの人に知っていただくこと
またそこでさまざまな出会いが生まれることを願いつつ
このプロジェクトは、これからもゆるやかに続いていきます。

今後とも、どうぞよろしくお付き合いのほどを。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534039735/qid=1149395176/sr=1-23/ref=sr_1_2_23/249-0156951-7421908

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4526053112/ref=pd_luc_23_0_r1c2_a2_t/249-0156951-7421908?%5Fencoding=UTF8


2006/05/04(木)
六甲山日和(8):六甲山カフェ








下の高座の滝では
船津さん&古家さんによるカフェと
足立さんによる野点(のだて)。

カフェでは、コーヒーミルとサイフォンで
コーヒーを淹れていました。
野点は前回と同じく滝の目の前で。



2006/05/04(木)
六甲山日和(7):粋人









山の上で遊べる人はすごいなと思います。
みずからコーヒーミルを持ち込んで
コーヒーを淹れてみたり
エスガルゴを焼いてみたり。
(エスガルゴはよく売れていました)


2006/05/04(木)
六甲山日和(6):ハンモック風景









中脇さんのメキシカンハンモックは
こんな風景をつくっていました。


2006/05/04(木)
六甲山日和(5):借景








この堰堤の場所がいいのは、一つにはその風景です。
高座の滝からの4分はかなりの岩道で、搬入は大変なのですが
それをおしてでもここに来てもらいたい、と思える場所なのです。

そしてこの場所が面白いのは、ここでは
普段から登山者がシートを広げてお弁当を食べているので
ここでイベントをすると、とても賑わっているように見える
ということなのです。


2006/05/04(木)
六甲山日和(4):リュックサックマーケット








前回は高座の滝付近で行ったリュックサックマーケットは
今回はピクニックカフェと並んで、堰堤の上で開催しました。


2006/05/04(木)
六甲山日和(3):行楽日和








いつも「六甲山カフェ」を開いている高座の滝前は
GW中の晴天ということもあり、朝は数珠繋ぎの人でした。


2006/05/04(木)
六甲山日和(2):ピクニックカフェ完成形








4/27(木)に作成が決まり、そこから仕様を決めて
5/1(月),2(火)で作り上げたピクニックカフェテント。

セラミカ・ラボラトリー長谷川さんの
尋常ならざる製作能力がなければ成立していませんでした・・・

そしてピクニックカフェの運営は
昨日はFM802ファンキーマーケットでの
イベントをこなしてきた「すいとう帖委員会」のメンバーが
あたって下さいました。


2006/05/04(木)
六甲山日和(1):設営









さて、今日は「六甲山日和」です。

朝8時に大谷茶屋前に集合して
高座の滝から4分ほど上がったところの
堰堤上の河原で設営作業をしました。


2006/05/03(水)
ピクニックカフェのしつらえ








さて、いよいよ明日は「六甲山日和」。
天気も良くなりそうです。

ところで、「六甲山日和」が何かを
あまりお伝えしておりませんでした。

3月になってからはほぼ毎週土日に
芦屋ロックガーデン高座の滝前でカフェを開いています。
この場所でカフェを開くと、数百人は通りかかる
登山者の方々にコーヒーやスウィーツを楽しんでいただけます。

ですが、よほどカフェや自然が好きという人でなければ
阪急芦屋川駅から25分も歩いて
カフェに行こうとは思わないでしょう。

今回の「六甲山日和」は、街で遊んでいる人たちに
山もいいよ、ということを提案するためのものです。

去年11月にこの場所で始まり、今は摩耶山掬星台で
毎月開催されている「リュックサックマーケット」

高座の滝から3〜4分上がったところにある堰堤の上で
今回初めて開催する「ピクニックカフェ」

そうした企画を、用意しています。


今回のピクニックカフェでは
堰堤の上の河原にテントを立てて
パンやスウィーツ、ドリンクとともに敷物をお渡しして
河原の好きなところに座って、ピクニック気分を楽しんで
いただく予定です。

テントについては、池田沙織さんのビジョンのもと
セラミカ・ラボラトリーの長谷川正さんが中心となって
おとついと昨日、制作にあたっていただきました。

またいたみホールの中脇健児さんが
メキシカンタイプのハンモックを持ち込む予定です。

かなりのどかな風景が、展開することになりそうです。
ということで、どうぞみなさま、「六甲山日和」にお越しください。


2006/05/01(月)
アートストリーム2006








4/30は、サントリーミュージアムで開催された
大阪21世紀協会主催の「アートストリーム2006」に
はりついていました。
新進アーティスト76組が出展する
アートの展覧会&マーケットです。

この企画は2001年に舞洲で開催され
その後閉店していたそごう大阪店
湊町リバープレイスと会場を移して開催された
「アートビート」という企画を引き継いだものです。

2001年には、扇町ミュージアムスクエアでも
「OMS ART MARKET」という企画をスタートさせていました。

その後、雑貨系の動きとしては、
藤本智士さんによるクリスタ長堀でのアートマーケットがあり
また「OMS ART MARKET」に出展していたタベユウコさんが
雑貨作家さんによる3日間のお店「えくぼ」で
多くのお客さんを集めるようになっていました。
今では梅小路の「アートクラフトフェスタ」と
知恩寺の「手作り市」がメッカとなっているようです。

アート系の動きとしては
FM802の「digmeout project」が
商業的成功というサクセス・ストーリーを築き上げ
また京都で「アートビート」が復活したりしています。

そんな中で「アートストリーム」は
大阪での作家・アーティストの
登竜門的な位置付けを獲得しつつあるようです。

熱意を持って現場をまとめるナゲットの宮永裕子さん
そして2年、3年で異動してしまうことに
忸怩たる思いを持ち
予算の確保に頭を悩ませながらも
現場で若い才能たちとかかわることに
喜びを見出している21協会のスタッフ

こうしたメンバーが、支えているイベントです。

1日会場にいると、いろいろと知った顔に出会います。
今後次のステージに進んでいくであろう人たちとの出会いも
いろいろと生まれていきます。

こうした流れを、次にどう展開させていくか
いろんな人たちと、考えていくことになりそうです。


2006/05/01(月)
4/29の六甲山カフェ









さいきんは毎週土日(※)に
芦屋ロックガーデン高座の滝前で
船津さん・古家さんがカフェを出しています。

(※)第三土曜は、摩耶山でのリュックサックマーケットに
   お二人がカフェを出しているため、お休みです。

この日は昼頃に雨が降ったため、大谷茶屋の軒先に
場所を移しての営業でした。

この茶屋は、芦屋ロックガーデンや六甲最高峰
有馬温泉へと抜ける道の登山口にあたり
週末には数百人もの方が通られます。
写真は下山してきた小学生たちとカフェのお二人です。

雑誌に取り上げられ、これからカフェの好きな
若い人たちも山に登って来られるだろうと
手挽きのコーヒーミルやサイフォンを導入したり
新しいメニューをつくったりと
いろいろ工夫を重ねています。

写真右は「いちごのミルクレープ」。
登山者に求められるのは手軽さと携行性なのですが
こうしたデコレーションの要素も今後増やしていく予定です。


2006/04/29(土)
カフェ太陽ノ塔の移転









コモンカフェのオープン以来
金曜の昼間に入っていただいたり
演劇公演やイベント時の厨房スタッフとして
入っていただいてきた「カフェ太陽ノ塔」が移転し
本日オープンの予定です。
場所は中崎町交差点から北に100mほど行った右側の
3階建てのビルの1Fです。

2Fには堂山町のミニシアター「PLANET studyo plus one
がやはり明日オープンの予定です。

中崎西の倉庫物件を改装してオープンしてから3年弱。
隣の住人からの騒音のクレームに悩まされ
大家の倒産により移転を余儀なくされた広畑さん。

コモンカフェでの映画イベント営業を通じて
PLANET studyo plus oneの富岡さんと知り合い
去年は映画の配給宣伝の仕事を手伝っておられましたが
このたび一緒のビルに入ることになりました。
念願の夜営業も、ようやく実現いたします。

こんなことが起こるんですね。
驚きます。

いちおう本日4/29オープンの予定ですが
工事はちょっと押していたようです。
大丈夫だったのかな?

ちなみにこのビルの3階は、オフィスとして貸し出すか
劇団などの稽古場にするか、という話になっているようです。


2006/04/27(木)
山と水辺とカフェ的編集








「山」がキテますね。

左はBRUTUSの最新号「山へ」。
真ん中はLマガジンの最新号「Look Rokko.」。
そして右はヤマケイの「六甲山へ行こう2」。

「六甲山へ行こう2」では六甲山カフェが
カラー2ページで紹介されています。

Lマガジンでは六甲山が大胆にも
カフェ的編集で紹介されています。
リュックサックマーケットや六甲山日和についても
ご紹介いただきました。

BRUTUSには六甲山は出ていませんが
山というものがデザイン的に編集される対象に
なってきたことが感じ取れる内容です。

六甲山カフェという活動を何となく続けて1年半。
本当にカフェ的欲望というものが山に向かっているのかな
という感触を持つようになりました。

そして5/4(木・祝)には、芦屋ロックガーデンの
高座の滝付近で「六甲山日和」というイベントを行います。
目玉はリュックサックマーケットとピクニックカフェです。
どうぞみなさま、お越しください。
http://www.yamacafe.com/


一方、大阪では、喫茶「大大阪」のメンバーを中心に
「水辺ランチ」というプロジェクトが続いています。
http://www.suito-osaka.net/html/lunch.html

4/19には、淀屋橋にある「淀屋桟橋」で開催されました。
「大大阪」ブレンドのコーヒーが飲めたり
シフォンケーキが食べられたりします。

水辺を感じながら、コーヒーを味わう。
僕はあくまでも山カフェな人なのですが
カフェ的欲望は、水辺にも向かっているなと感じます。


2006/04/19(水)
イベントの6W2H
イベントを構成する要素は8つあります。
それは、

When(いつ:開催日時) Where(どこで:開催場所)
Who(誰が:主催者) What(何を:内容)
Why(なぜ:背景・趣旨) To Whom(誰に向けて:ターゲット)
How(どうやって:実施方法) How Much(いくらで:予算)

の6W2Hで表されます。

当たり前のことに思えますが、
実施ありき、予算ありきのイベントの場合
Why(なぜ)とTo Whom(誰に向けて)が
かなりの割合で抜けてしまっています。

イベントは、何らかの目的を達成するための手段ですが
イベントをすること自体が目的になってしまうことが
往々にしてあります。

OCC(扇町クリエイティブカレッジ)!で
マッシュの間藤芳樹さんが話しておられたことです。
この教えが、今の仕事でとても役に立っています。
もう何度この話をしたか分かりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

現場から発想することの大事さについては
上のほうでも認識は共有されてきています。

ただ、現場に入り込んで、そこにあるニーズやジレンマを
汲み取ってくることができる人は多くはなくて
有識者や行政寄りに動く人たちの言うことだけが
判断材料となって企画が決まり、進んでいく。

そのために起こるいろいろな齟齬というものを
日々検証しています。
社会学のフィールドワークのようです。

この秋にはちょっと大きなシンポジウムを
いくつかコーディネートすることになりそうですが
それまでは、できるだけ自分でイベントを作らないで
日々進んでいるさまざまなイベントやプロジェクトに
現場の視点を取り入れるお手伝いをしようと思っています。

さいきんはそんな感じです。


2006/04/13(木)
コラボレーションという肩書きは相変わらずで








21世紀協会のチャリには3段変速のギアが付いていて
それを駆使して走ると、コモンカフェまで11分。
地下鉄谷町線に乗って行くと、徒歩も含めて15分。

そんな感じで、昼休みにコモンカフェに現れる人に
戻りつつあります。
そして帰り道にはメビックに顔を出していたり。


さて、ここに書いておりませんでしたが
21世紀協会での僕の肩書きは
「コラボレーションセンター・チーフプロデューサー」。

一つには、御堂筋パレードや、花見水上カフェや
アートストリームや、舞台芸術・芸能見本市や
街角コンサートといった協会の事業に首をつっこんで
外部の方々とのコラボレーションを積極的に行う人です。

そして将来的には、官主導ではなく
民間の現場のニーズを反映させたり
ジレンマを解消したりするためのイベント企画や
コーディネートを行う人です。

協会の策定したグランドデザインを読んでいると
ミッションの中に「文化の産業化、産業の文化化」
ということが書いてあります。

実は、僕に期待されているミッションは
メビックにいたときとほとんど変わらないのです。


さいきんは協会内のヒアリングと並行して
これまでお世話になってきた方々に
協会の今後の可能性と課題について
お話をうかがって回っています。
またいろんな方に、事務所にお越しいただいています。

ということで、天満橋あたりにお越しの際には
キャッスルホテルの4Fまでお気軽にお越しください。

メビックのようなロビーはありませんが
大川を臨むランドスケープは楽しんでいただけるかと。


2006/04/09(日)
それぞれのコモンカフェデビュー









今日の昼のコモンカフェは
まちゃさんとよもぎさんによる「YomoMacha Garden」。

フランス料理の修業を積んできたまちゃさんと
野菜を作っているよもぎさんを中心としたメンバーで
いい感じのカフェを開いていました。
平飼い卵を使ったシフォンケーキはフワフワで
これまで食べたことがないほど美味しかったです。


今日の夜のコモンカフェは
WhyNot!?の松浦姉妹による「WhyNot!? OPEN MIC」。


 「WhyNot!? OPEN MIC」とはアメリカやイギリスで一般的な、当日飛び入り参加形式の自由なパフォーマンスステージです。弾き語り、バンド、詩、マジック、ラップ、コントなどどんなパフォーマンスでもWelcome!!
 「OPEN MIC」は誰もが自由に表現できる場です。インターナショナルなイベントなので、国籍も様々になります。当日どんなステージが見られるかはもちろんその日のお楽しみ☆もちろんパフォーマンスなしの参加もOKです!


途中までいたのですが
女性ヴォーカルのレベルの高さに
つい聴き惚れてしまいました。


2006/04/08(土)
六甲山日和








阪急芦屋川駅のすこし北の、開森橋のあたりには
今を盛りに咲き誇る桜に多くの人が集まっています。

そこから20分ほど上がった高座の滝あたりには
街中の桜だけでなく、山桜、山ツツジ、山ツバキが
その美しさを競い合っています。

そして今日も、船津さん&五味さんによる
六甲山カフェは続いています。
天気も良く、多くの登山者が訪れていました。

今日はカフェ営業のかたわらで、5/4(祝)に予定している
「六甲山日和」というイベントの現場打ち合わせをしました。

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「六甲山日和」平成18年5月4日(祝)10:00〜15:00
 ※雨天時は5月5日(祝)に延期

■リュックサックマーケット
 LマガジンSHOPをはじめ、古本市、作家さんによる
 ゲストSHOPなどを予定しています。

■ピクニックカフェ
 高座の滝の上にある堰堤で、ピクニックスタイルの
 カフェを開催いたします。

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ふだん六甲山カフェを出している高座の滝から3,4分
上がったところにある堰堤は、小学校の頃に体験した
ピクニック風景を切り取ったような空間です。

ふだん街で遊んでいる人にもこの場所を知ってほしい
そんな気持ちから「ピクニックカフェ」をやります。

豆を手挽きのミルで挽いて
サイフォンでコーヒーを出す
コーヒーと一緒に敷物を渡して
自由に自分が座りたい場所に座って
コーヒーを味わっていただく。

そんなことができないかと考えています。

夕方には船津さん・五味さんと
ヤマケイ中村圭志さんのジャズ喫茶「D2」へ。

メンバーと話をしながら、形にしていくカフェのイメージを
すり合わせていく作業も、また楽しいものです。


2006/04/08(土)
天満橋の桜








大阪21世紀協会は
天満橋のキャッスルホテルの4Fにあります。
左の写真の、右の方の4Fです。
ちなみにこの写真は、お花見水上カフェから撮っています。

そして大阪21世紀協会からは
対岸にある、お花見水上カフェ
こんな風に見えています。
いい季節に異動したものです。

大阪府・大阪市・財界がつくった協会が
なぜカフェをプロデュースするのか?

水辺空間利活用の社会実験ということですが
つまり普通では行政や警察などから許可が下りない
河川エリアの商業利用の前例をつくるということのようです。

運営は完全に民間の事業者に任せて
黒字化させることができれば
ゆくゆくはもっと多くのお店が川の上にできるかもしれない。

カフェ自体の運営に関しては
まだまだ発展の余地があるように感じますが
このプロデュースは正しいなとみています。

マクロレベルのプロデュースの中に入ってみて
現場レベルのニーズやジレンマから発想して
ミクロ・マクロ・ループを作っていくことの大事さと
それが実際にはどう欠落しているのかを
身をもって学んでいます。

できることは、いっぱいありそうです。


2006/04/04(火)
生活の変わり目
4月1日、コモンカフェはおかげさまで
2周年を迎えました。

この日はシングルズのメンバーにより
扇町公園で「扇町キャンプ」が開催されていました。
夕方に少しだけ顔を出しました。

その後南堀江cafe modeであった
創造都市関連の集まりに顔を出して
南船場のFETEに寄ってから
中津のSUMO BACKPACKERSに泊まりました。
リビングで一人ビールを飲みながら
読書を楽しんでいました。

4月2日。
気が付いたら9時間も眠っていて
それからまたリビングで読書。

昼前にチェックアウトして、
カンテグランテで雨を眺めながら昼食。
そのあと雨が止んだところで
天満橋の水上カフェでお茶。
コモンカフェでのNEXTの昼公演をみて
それから家に帰りました。

旅人のように
生活から切り離された時間を過ごした2日間でした。


3日からは天満橋の新職場へ。
2日間経ってみて、どう動いたらいいのか
イメージが掴めてきました。

明日ははじめて、昼食をコモンカフェで取ってみようかと。


2006/04/01(土)
メビック扇町から見えてきたこと
31日。メビック扇町に出勤する最後の日でした。

夕方までに全ての片付けを終えて
午後6時から「Send off Party」。

僕と、インキュベーションマネージャーの増田さんが
メビックを離れるにあたって、これまでの成果報告をしました。
下に8つに分けて掲載した文章は、その発表内容です。
(「メビック扇町から見えてきたこと」と題して
 大阪市大の本に書いた内容と一緒です)

そのあとはパーティ。
年度末のとても忙しいはずの日に、入所企業の方々や、
OCC!やイベントなどでお世話になった多くの方々に
お越しいただきました。

みなさま、ありがとうございました!お世話になりました!


神戸アートビレッジセンターから扇町ミュージアムスクエアへと
ずっと文化の畑を歩いてきたので、メビックでの仕事は
自分自身の視野とネットワークを広げるための
貴重な機会でした。

大阪21世紀協会での仕事はまた「文化」なのですが
3年前では見えていなかったこと、できなかったことに
取り組んでいけるように思います。

そして今度も、おそらく3年間のお仕事になります。
これからの3年間にどれだけのことができるのか
挑戦を続けていきたいと思います。

みなさま、今後とも、よろしくお願いいたします。


2006/04/01(土)
8.アートの「輸入代替」
8.アートの「輸入代替」 “Import replacement” of art

 ・「アーティスト」について  About “Artists”
 ・アートの「輸入代替」  “Import replacement” of art
 ・クリエイティビティの伝播  Transmission of Creativity
 ・「創造都市」へ  To “Creative City”

 最後にアートについて。クリエイターの自分軸発信も一種のアートですが、ここで言及しているのは、「アーティスト」と呼ばれる、表現活動を活動の中心においている人たちです。

 アーティストと呼ばれる人たちは、基本的には市場をみてものを作っているわけではありません。自分の中に深く降りていき、オリジナリティを追求しつつ何かしらを表現していく中で、それがある深みに達し、地下茎の部分で他者とつながったとき、いわば普遍性を獲得したときに評価を得ることになるのです。

 アートが持っている創造性が社会に伝播していくプロセスについて考えるときに示唆的なのは、J.ジェイコブズが提唱する「輸入代替」という考え方です。輸入代替とは、先進技術を他地域から学び、これを吸収して自前の技術体系とし、他の産業との連関性を豊かにしながら地域内市場を優先的に発展させる方式ですが、クリエイターと呼ばれる人たちは、アート作品を単に鑑賞するのではなく、そこからインスパイアされて次のクリエイティブを生み出すための創造性の源泉としても受け取っています。いわばアートからクリエイティブへの「輸入代替」がそこでは起こっています。アートはクリエイティブのための大いなる実験場であり、社会におけるR&D(研究開発)の意味合いを持っているのです。

 こうしたクリエイティブの伝播のサイクルは、創造的な仕事をしている人たち以外にはあまり自覚されることがありません。アート作品は単なる消費の対象でしかなく、その可能性は鑑賞者が考える作品の良し悪しのレベルに止まってしまっています。しかしながら、鑑賞者の持っている価値観を揺さぶり、何かしらを伝えることができれば、その作品はアートとして一つの成功を収めているといえるのです。

 アートを鑑賞する側の人たちが、いったんその創造性を受け取り、代替し、次に自らが何かしらを創り出していくというクリエイティブの連鎖を生み出していくことが、「創造都市」としての大阪には必要です。アーティストやクリエイターに期待するのではなく、一人一人が発信者にもなり得るということを意識し、自らの仕事のアウトプットをクリエイティブなものに変えていくこと、そこからまちを変えていく意志を持つことが大切なのです(了)。

参考文献
マイケル・E・ポーター 「競争戦略論供 ダイヤモンド社 1999
 佐藤典司 「『情報消費社会』の経営戦略〜モノの経営から情報の経営へ〜」 経済産業調査会 2002
 ロバート・D・パットナム 「哲学する民主主義〜伝統と改革の市民的構造〜」 NTT出版 2001
 J・ジェイコブズ 「都市の経済学〜発展と衰退のダイナミクス〜」 TBSブリタニカ 1986


2006/04/01(土)
7. ミクロ・マクロ・ギャップからミクロ・マクロ・ループへ
7. ミクロ・マクロ・ギャップからミクロ・マクロ・ループへ 
  From “micro-macro-gap” to “micro-macro-loop”

 ・具現化しないクリエイティブ  Not-actualized creations
 ・情報価値創造のマネジメント  
  Management for the creation of information value
 ・紙媒体を通じてのプレゼンテーション  Presentation via papers
 ・クリエイターが提案する創造的問題解決  
  Creators presentations for creative solutions

 優れたクリエイティブというものは、優れたクリエイターの存在だけでは形になることはありません。それを正当に評価するディレクター、プランナー、プロデューサー、クライアントなどの同意・評価があってはじめて、それが消費者に届けられることになるのです。クリエイターから消費者へとつながっていくこの連鎖の中で、一人でもクリエイティブに対する理解が十分ではないために連鎖を断ち切る者がいれば、そのクリエイティブは具現化しないことになります。クリエイティブの評価者の能力が、ここでは問題になってきます。

 とはいえ、実際に形にして、発信し、消費者の評価を仰ぐまでは、そのクリエイションの価値を正確に言い当てることは困難です。そうした価値を創造するためのマネジメントとしては、複数の関所を通ってはじめて消費者とコミュニケートするといった従来のプロセスだけではなく、まず何らかの形にして世に問い、消費者から一定の評価を得ることを通じて評価者の納得を得る、というプロセスを意識的に作っておく必要があります。

 メビック扇町では、二〇〇五年に「大阪ブランドBOOK」を発行しました。これは「大阪」の街をクリエイターが自由な発想で「リ・デザイン」することを通じて、大阪という街の新たなブランディングの可能性について提案していくことを目的とした小冊子です。この中では、大御所から若手までの大阪のクリエイターたちが、大阪の都市再生への可能性をプレゼンテーションしています。優れたクリエイターたちの提案を、アートディレクションを施された紙媒体を通じて広く世に問い、それが評価を得られれば企業や行政に採用されることもある、そのことで大阪がどんどん変わっていく、最終的にはそうしたサイクルが生まれていけばと考えています。

 実際の都市経済に影響を与えるマクロレベルのプロデュースが有効に機能せず、プロデューサーの顔も見えない現状のもと、今の消費者や社会に必要なものを、クライアントからの依頼を受けてから考えるのではなく、クリエイターが自発的に発想し、世に問うといった取り組みが大阪にはずいぶん起こってきています。「こんなものがあれば社会の役に立つんじゃないですか?」という提案が、クリエイターの自分軸発信のプレゼンテーションとしても成立しているのです。クリエイティビティの高い人材が創造的問題解決の提案を行い、消費者や社会から一定の賛同を得られればそれが具現化するというサイクルを意識的に作り出すことで、現在のミクロ・マクロ・ギャップの状態からミクロ・マクロ・ループを生み出していくことが、いまの大阪には必要です。


2006/04/01(土)
6.ソーシャル・キャピタルの醸成
6.ソーシャル・キャピタルの醸成  Building of “Social Capital”

 ・「ソーシャル・キャピタル」  “Social Capital”
 ・顔の見えないエリア  Anonymous area
 ・出会うことのなかった人たち  Have-never-met persons
 ・信頼に基づくつながり  Network based on mutual trust

 アメリカの政治学者ロバート・D・パットナムが提起した概念に、「ソーシャル・キャピタル」があります。“信頼に基づいた社会的つながり”といった意味合いです。
 パットナムはイタリアの地方政府の事例を研究し、投票行動、新聞購読、教会の合唱団や読書サークルライオンズクラブ、サッカークラブへの所属など、市民参加の強い伝統がある地域が、効果的な政府や経済発展を果たしていることを発見しました。市民が信頼し合い、協調・連帯していける土壌をつくること、「市民共同体」が地域に根付いていることが、コミュニティの再生や地域経済の発展につながるというのがパットナムの主張するところです。

 代理店の下で制作にあたるクリエイターはアノニマスな存在です。大阪ではクライアントとなる大手企業の数が限られているため、バッティングを避けるためにあえて代理店を通して仕事を受けているというケースもあります。こうしたクリエイターのミッションは、黒子に徹してクライアント企業のブランド価値を高めることであり、自らの名前で作品を発表することができないのが普通です。特にクリエイターはビルやマンションの一室で仕事をしている場合が多いため、地域にクリエイティブ産業の集積があっても、その顔はなかなか見えてきません。エリア内でクリエイター同士の広範なネットワークが構築されることはなく、せいぜい仕事の融通を行う数社だけが顔見知り、という場合もあります。取引関係が安定していた時代にはそれでも差し支えなかったのですが、近年クリエイティブの仕事のパイが縮小していく中で、地域のクリエイターが危機感を募らせている、という現状があります。
 地域にいるクリエイターが、それぞれどんな仕事をしていて、どんな能力を持っているのかが見える状況を作り、
競争と協調をベースにネットワークを構築していくことが、これからの時代には必要となってきています。

 同じような構図が、大手メーカー、商社などの系列関係のもとでOEMを行ってきた製造業についても言えます。生産のための拠点が海外にシフトして出荷量が減少していく中で、クライアント頼みではなく自社製品を開発していく、地域の製造業間でアライアンスを組んで共同受注を行う、といった方向に転換しつつある中で、ものづくり企業とクリエイターが出会い、製品開発を行い、市場に投入していくという方向が模索され始めています。
 下請けという構図の中で、これまで何十年間も直接のやり取りをすることがほとんどなかった両者が歩み寄り、それぞれの能力を活かしてコラボレーションを起こしていくためには、地域における、信頼にもとづく関係性が醸成されていくこと、その上で創造的問題解決の空気を伝播していくことが必要であり、そのためのソフトなインフラやコーディネータの存在は非常に重要となります。


2006/04/01(土)
5.直取引とディレクション能力
5.直取引とディレクション能力 Direct trading and the capacity of direction

 ・代理店のレーゾン・デートル  “Raison d'etre” of agency
 ・クリエイティブからコンサルティングへ  
  From “Creative” into “Consulting”
 ・クライアントの発注能力  Client’s capacity for creative order

 これからキャリアを築いていこうとしているクリエイターの中には、クライアントと直で仕事をすることにこだわっている人が多くおられます。間に代理店が入ると、直接のやり取りができないためその要望に的確に応えることができない、こちらからの提案をどれだけクライアントに伝えてくれているのかが分からない、そのため納得のいく仕事ができない、というのがその理由です。発注する側にも、メディアミックスのような大きな案件でなければ、予算が十分にはない、クリエイターに直接依頼した方がコストを抑えられる、間に人を通さない方が意図を伝えやすい、といった理由から「直取引」を増やしているところが増えてきています。また企業のプロモーションがWEBにシフトしつつあること、販促部門など、宣伝部門以外からの発注が増えてきていることも、直での取引を増やしている一因となっています。
プロデューサーとしてプロジェクト全体を仕切る、ディレクターとして的確な提案を行う、といった存在感を発揮していくことができなければ、代理店はその存在意義を問われるようになりつつあります。

 クライアントとクリエイターが直での取引を行っていくためには、どちらかがクリエイティブの最終的な受け手である消費者に向け、正しいディレクションを行う必要があります。受けた仕事が製品のデザインであっても、その製品を市場に投入し、最終的にビジネスとして成立させるためには、製品だけでなくプロモーションについても気を配っておく必要があります。またクライアントが長らく下請けの状態にあった企業の場合には、クリエイターは企業の製品デザイン・製造からマーケティング、プロモーション、ブランディングに至るまで、経営のあらゆる側面の問題を解決するプロフェッショナルとしての期待を寄せられることも多いようです。

 クリエイターは自分自身の競争優位を獲得するために、クリエイティブだけでなく経営のプロフェッショナルとしての力量を身につけていくことが望ましいのですが、クライアントとしてクリエイティブを発注する立場にある人たちが、自らの商品やサービス、企業イメージを消費者にどう伝えていくかをすべてクリエイター任せにしない、ということも大事なことです。

 クリエイティブ制作の仕事の中には、自らはデザイン作業をせず、イメージだけを固めて、ラフを描いてデザイナーに指示するというアートディレクターとしての役割がありますが、これは発注する側にいる人にもある程度までは可能な作業です。日々身の回りに溢れている情報を「作り手=発信者」の視点から見ることを心がけ、「消費者=受信者」のニーズを客観的にとらえ、その周波数に合わせて発信する作業を、クライアントとクリエイターが互いの意見を十分に交換しながら進めていくことが、より良いクリエイションのためにも、クリエイティブ・ミリュー(創造的風土)の醸成のためにも大事です。


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