過去の日記 27

2006/04/01(土)
4.脱下請けと自分軸発信
4.脱下請けと自分軸発信  
  Escape from subcontracting and Transmission from individuals

 ・請負業としてのクリエイター  Creators as contractor
 ・仕事を受けるために  To contract jobs
 ・仕事を回していくために  To give and take jobs
 ・クリエイターの自分軸発信  Creators transmission from individuals

 基本的にクライアントからの依頼を受けて仕事をするクリエイターは、カタカナ職業でカッコいいイメージとは裏腹に、その本質は請負業であり、仕事を受注し続けなければ事業を継続していけないという現実と直面しています。そのためクリエイターは、仕事がない時には回してもらい、集中した時には振ることができるネットワークを大事にしています。

 独立したばかりで取引関係がまだ少ないクリエイターの多くは、まず知り合いから仕事をもらっています。社交的な人であれば、飲み屋で知り合った相手から仕事をもらう、といった話も少なくありません。最初のうちは安く仕事を受けて、相手の期待以上のアウトプットを出すことで評価を受け、更なる発注を受けたり紹介を得たりしていくケース、多くの人の目に触れる仕事を受けて、その評価により新たな受注を得る、といった広告としての仕事をするケース、営業の必要がない、仕事が安定して受けられる、面倒な交渉事がない、値切られることがない、といった部分にメリットを感じて、代理店通しで仕事を受けるケース、など、その立ち回り方は様々です。

 仕事が回るようになり、忙しくなってくると営業の必要は少なくなる一方で、今度は納期までに仕事を仕上げるための制作に追われることになります。納期がタイトな仕事のために徹夜が続いたり、事務所に泊まり込むことが常態となっていることも多いようです。断ると今後の発注はない、というプレッシャーの中、今度は別の事務所に制作の一部を発注するというケースが出てきます。このため大抵の事務所では、仕事を融通するための提携先をいくつか持っていて、業務の繁閑に対応しています。ある程度年齢が上がってくると徹夜仕事が多い制作業務は体力的に厳しくなるため、ディレクションに特化して制作を若いスタッフに任せるアトリエシステムを構築していく、というのも一般的に見られるスタイルです。また、案件ごとにフリーランスのメンバーを集めてチームを作り、制作に当たっていくというコラボレーションのスタイルを取っているところもあります。
 
 こうした請負としての仕事だけでなく、クライアントに対して積極的に提案営業をしたり、オリジナルの商品やコンテンツを開発・販売したり、副業としてカフェや雑貨店を経営したりと、自分からの発信のサイクルを持っているクリエイターは多くおられます。それはクライアントから依頼される仕事を立場でこなしているだけではいずれはジリ貧になる、という危機感から始まっていることもあれば、クライアントのいる仕事では一〇〇%納得できるクリエイションができないというジレンマや、仕事を通じて社会の役に立つことをしたいというミッション意識から始まっていることもあります。

 こうした自分軸発信が、消費者に受け入れられて新たな収入をもたらしたり、クライアントに認知・評価されることで新たな仕事につながるというサイクルが生まれてきています。「依頼される仕事」と「仕掛ける仕事」「アイデンティティとしての仕事」とのバランスをうまく取りながら、クリエイターとしての幅を広げ、そのキャリアを重ねていく。こうしたタイプのクリエイターが若い人たちを中心に増えてきています。


2006/04/01(土)
3.クリエイティブを生み出す環境
3.クリエイティブを生み出す環境  The environment for creation

 ・無から有を生み出す仕事  The work for “Creation”
 ・クリエイティブを生み出す環境  The environment for creation
 ・コラボレーションのデザイン  The design for collaboration
 ・メビックのコラボレーション事業  
  The activities of Mebic for collaboration

 クリエイティブの仕事には、「作業」としての要素と、無から有を生み出す「創造」としての要素とがあります。制作環境が個人レベルになったことで、「作業」であればビルやマンションの一室にマッキントッシュを置いていれば成立しますが、常に新たな価値を「創造」するためには、いろいろな人たちと出会い、情報を交換し、刺激を受けるといった、コラボレーションのための環境が重要となります。

 “コラボレーション(協働)”とは、異なる才能を持つ人々が集まり、対等の立場で話し合い、新しいアイデアを生み出していくというグループワークの手法です。実際にコラボレーションがうまく立ち上がるときには、それぞれのクリエイターのスキルや人間関係だけでなく、リラックスして話ができるオープンな空間、有能なファシリテーターの存在、トライ・アンド・エラーに寛容な雰囲気、メンバーが共有している暗黙知など、さまざまな要素が働いていると云われています。クリエイターの中には、努めていろんな人と出会える場所に出入りしたり、事務所スペースにカフェやバー、ギャラリーなどを併設させるなど、インプロビゼーション(即興)からイノベーションを生み出すサイクルを意識して持つようにしている人も多くおられます。

 シリコンアレー、マルチメディアガルチ、シリコンバレーなど、アメリカの有数の産業集積地では、イノベーションを生み出す異分野交流とコラボレーションの場として、カフェの役割が大きかったことが指摘されています。メビック扇町のロビーもカフェ的な空間としてデザインされていますが、創造性溢れるクリエイターや、多種多様なバックグラウンドを持った人たちが自由な雰囲気の中で集い、互いに触発されながら知を結集、融合し、そこからイノベーションやコラボレーションを生み出していく、そうした空間がインキュベーションの現場にも有効であると考えています。

 メビック扇町ではまた、コラボレーション事業としてこの三年間に講座企画「扇町クリエイティブカレッジ!(OCC!)」や「扇町クリエイティブ・コンファレンス」「扇町ショウケース」などのイベントを企画・運営してきました。ここでは単に知識や情報、ノウハウを伝えるだけでなく、大阪にいるクリエイター・プロデューサーを世に紹介することをその大きな目的としていました。講師の方の写真とプロフィールをチラシに掲載し、実際には会場に足を運ぶことのない人たちにも情報を発信し、会場まで足を運べば講師やパネリストと面識を持つことができ、何かを一緒に始めるきっかけが作れる状況を数多く作ることで、地域でのコラボレーションを誘発することを企図していました。


2006/04/01(土)
2.扇町エリアの現状
2.扇町エリアの現状  Present situation of Ogimachi area

 ・産業集積の歴史的背景  The historical background of cluster
 ・制作環境の変化がもたらした影響  
  Impact of the change of creative environment on the creators
 ・クリエイティブの仕事の東京一極化    
  Overconcentration of creative jobs to the Tokyo Metropolitan area
 ・クリエイターの存在とイノベーションの不在  
  The existence of creators, The lack of innovation

 このエリアにクリエイティブの集積が生まれたのは一九七〇年代です。テレビ局・出版社・広告代理店・印刷会社・現像所・編集スタジオなどが近くにあったこと、都心に近く交通の便が良いこと、比較的家賃が安かったこと、などの理由から、デザイナー・映像制作会社・編集プロダクションなどが集まり、バブルの時期には南森町あたりは“クリエイター村”と呼ばれていました。

 九〇年代にマッキントッシュが普及し、画像や映像を編集するソフトが充実してきたことで、デザイン・編集・映像制作の仕事が個人レベルで完結するようになりましたが、この技術革新により、写植業・製版業など、プリプレス工程を担っていた事業者の多くは業態転換を余儀なくされ、またクリエイターも作業をデジタル化させる必要に迫られました。
またインターネット・WEBの普及により、企業の広告宣伝ニーズが変わってきたことで、このエリアにもWEB系クリエイターの集積が進んできました。従来からある印刷会社やデザイン事務所も、印刷だけでなくWEB制作も請け負うところが増えてきています。ハードやソフトが日々進化し、常に最新の技術や知識を取り入れる必要に迫られる中、従来から地域に事務所を構えているクリエイターと、新しい技術を身につけて新規参入してきたクリエイターがこのエリアには混在しています。

 一方で、事務所内で制作・編集作業からデータ送信までが完結するようになり、供給業者への近接性が立地選択の大きなポイントではなくなったことで、南船場・堀江など、若い人たちが多くのお店を作り、ブランド価値が生まれてきているエリアに感度の高いクリエイターが集まっていく、という傾向も見られます。

 また近年、クリエイティブの東京シフトが進んでいます。もともとクリエイターの仕事はメディアの集積している東京に集中していましたが、近年経済のグローバル化とそれにともなう中核機能の東京への一極集中化により、本社機能を東京に移転させる企業が増えたことで、クリエイターの東京流出ともいうべき状況が生まれています。大阪に事務所を構えるクリエイターの中でも、東京のクライアント、代理店から仕事を受けるところが増えてきています。これは仕事の量と単価が東京と大阪で圧倒的に違うためで、東京にも営業所を構え、ある程度実績を積んでからは活動の拠点を東京に移してしまうクリエイターも少なくありません。

 一方で制作環境が個人レベルになったこと、東京-大阪間の移動時間・コストが削減されたことにより、打ち合わせのための移動を厭わなければ、大阪にいながら東京の仕事を受けることができるようになってきています。大阪の方が暮らしやすい、人間関係が大阪で出来上がっている、自分が育てられた場所なので離れたくない、との理由から大阪に留まるクリエイターも多いようです。

 デザインや映像、編集などの創造的才能をもったクリエイターが集積している一方で、その才能を発揮できる仕事の供給がエリア内では十分になされず、地域レベルでのイノベーションが効果的に引き起こされないでいる、というのが扇町エリアの現状です。


2006/04/01(土)
1.メビック扇町について
1.メビック扇町について  About Mebic Ogimachi

 ・地域のクリエイティブ産業の集積を背景に  
  On the back of accumulation of creative industry in this area
 ・インキュベーションとコラボレーション  Incubation and Collaboration-
 ・市の施設で、運営は民間出身のスタッフ  
  Municipal institution managed by persons from private sectors
 ・「扇町クリエイティブ・クラスター」  “Ogimachi Creative Cluster”

 扇町インキュベーションプラザ(メビック扇町)は、二〇〇三年に大阪市が設置したインキュベーション(創業支援)施設です。大阪駅から東に約一キロのところにあり、遊休施設となっていた大阪市水道局の庁舎の一部を改装し、四十八室の入居オフィスと四室の運営協力団体オフィス、セミナーやシンポジウムなどに使える五室の会議室、交流会にも使えるロビーを備えています。設置主体は経済局であり、外郭団体である(財)大阪市都市型産業振興センターが運営にあたっています。所長以下全スタッフは民間出身者により構成されています。

 この施設では、おもにソフトウェア・情報処理・インターネット関連等のソフト系IT産業や、映像・広告・デザイン関連などの分野のクリエイターを対象に、低廉な賃料でオフィスを提供し、入所企業の方々の活動をバックアップしています。また扇町界隈の周辺企業もふくめて、異業種間の交流とコラボレーションを目的としたさまざまな事業をおこない、集まった人たちが新たなビジネスやプロジェクトを生み出していくことをサポートしています。

 メビック扇町がこの地に生まれた背景には、扇町を中心とした界隈に存在するクリエイティブ産業の集積があります。大阪市北区の東部、扇町から南森町、天満に至るエリアには、デザイン、映像、広告・企画、IT、WEB、編集・出版など、“クリエイティブ”と呼ばれる職種の事業所数が二千数百にも及んでいます。その多くはテレビ局・出版社・広告代理店・印刷会社などの下請けという位置付けで、さまざまなクリエイティブを生み出す仕事をしています。

 「ある地域に特定業種の産業が集積していると、コスト縮減効果が発揮されるだけではなく、イノベーションが促進され、地域全体が競争優位性を発揮する」。マイケル・E・ポーターが提唱している『産業クラスター』という概念を援用し、メビック扇町では扇町界隈のクリエイティブ産業の集積を『扇町クリエイティブ・クラスター』と名付けています。エリアの産業振興の拠点として設置されたインキュベーション施設において、界隈にいるクリエイター・プロデューサーの間の顔の見える関係性をつくり、競争と協調をベースに、エリア全体のクリエイティブ産業の活性化を図っていこう、というのがその趣旨です。


2006/03/31(金)
草の根とグランドデザイン








27日は大阪市北区におられる伝統工芸の職人の
技術を紹介・継承するプロジェクトの会議に参加。

29日はすいとう帖委員会・OPUSの方々に
参加いただいての山カフェミーティング。

そして今日30日は、サロン版「Foreigners'Views」(写真)。
ミーティングの中で何かを作っていく作業が続いています。


現場レベルでの知を集めて
議論を重ねていくことは大事で
マクロレベルのプロデュースは
そこからしか始まらないと思っています。

一方で、そこからグランドデザインというものを
誰かが抽出していって、修正や推敲を重ねて世に問う
という、ミーティングの外側での作業が
とても大切だなと実感しています。

そしてグランドデザインを描く人が
現場から乖離していることの弊害について
もっと自覚していく必要があるな、とも。

講座やイベントにかわって
今後こういう作業を重ねていこうと思っています。


2006/03/28(火)
SEWING TABLE COFFEE








京阪星ヶ丘駅から坂を少し上ったところ
星ヶ丘洋裁学校という、昭和初期に建てられた
古い洋裁学校の奥に、SEWING TABLE COFFEE はあります。

古い納屋を改装してできたカフェ。
サイフォンで淹れたコーヒー。
万年筆とインク壷。本棚。ミシン台。
のどかに広がる庭。生い茂る緑。風の気配。
農村的な折り目正しさ。静謐さ。

そんな雰囲気の空間です。

http://www.paw.hi-ho.ne.jp/browns_cafe/osaka38.htm


2006/03/28(火)
3/25 六甲山カフェ(2)









この日は、キャノンデールで茶屋まで上がりました。
行動半径が広がったので、帰りにちょっと寄り道を。

阪急芦屋川駅から茶屋まで上がる道の途中を
ちょっと右に外れていくと、石臼でできた石垣があります。
昔はこの近くには水車小屋がいくつもあったそうですが
そのことと関係がありそうな気がします。


2006/03/28(火)
3/25 六甲山カフェ(1)










3/11から、cafe patataの船津さん、五味さんは
高座の滝前でのカフェをスタートしています。
ずっと雨に悩まされてきましたが
この日はすっきりと晴れました。

2月にトルコを旅した船津さんは
トルコのコーヒーとチャイを新メニューに加えています。

高座の滝から3分ほど上がったところには堰堤があります。
とても懐かしい雰囲気をたたえた場所です。


2006/03/25(土)
OCC!終了!








24日のOCC!は、EMBODY DESIGN・岩本勝也氏による
「人気商空間の作り方」。
http://www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2006&m=3&d=24

ダイニング、カフェ、ヘアサロン、物販ショップなど
岩本さんが実際に手掛けてきた物件のお話を通して
デザイナーが、何をどうデザインするかについて
お話しいただきました。

 デザインとは、ある目的を具体的に形にする作業です。
 それはお店に来るお客さんのための作業であり、
 お店で働く従業員のための作業であり、
 オーナーのための作業であり、 
 そしてデザイナー自身のための作業でもあります。

僕自身、気を引き締めて聞いていました。


さて、3年間にわたってお届けしてまいりました
扇町クリエイティブカレッジ!(OCC!)は
この講座をもって、一つの区切りを迎えます。

大阪を中心に活動されているクリエイターの方々を
世に紹介することを目的に、これまで3年間に、
168名の講師の方に登場いただき
251回の講座をお願いしてまいりました。

 それは受講いただくお客さんのための企画であり、
 講師をお願いするクリエイターの方々のための企画であり、
 メビック扇町のための企画であり、
 そして企画者自身のための企画でもありました。

僕自身が講座を企画・運営することは当面なさそうですが
こういうシクミは世の中にもっと必要だと思っています。


2006/03/23(木)
新天地はといえば...
今朝、社内発令がありました。

大阪ガス本社に帰社し
(財)大阪21世紀協会への出向を命ず。

(実は僕は大阪ガス(株)の社員だったのです。)

大阪21世紀協会は、ひとことでいえば
<文化立都・大阪>を目指し
さまざまなプロデュースを行う組織です。

この4月1日で組織を大きく改編し
組織内外とのコラボレーションを
積極的に行っていくそうです。


メビック扇町では、コラボレーションマネージャーとして
クリエイターの創業・育成支援の仕事と
さまざまな“協働”を生み出すきっかけづくりとして
講座やイベントの企画・運営などを行ってきました。

幸いなことに、新しい仕事は
これまで走ってきた道の先にあるようです。


新しい職場は天満橋。
扇町へは自転車で10分ほどです。
4月以降も、しばしば扇町に現れることでしょう。

ということで、今後とも多くの方々のお力を
お借りすることになるかと思いますが
ぜひぜひ、よろしくお付き合いのほどを。

そして中崎町へは自転車で15分。
コモンカフェから遠く離れなくて良かった...


2006/03/22(水)
リュックサックマーケット、口笛文庫など









21日は摩耶山でのリュックサックマーケット。
70リットルのザックに雑貨を力一杯詰め込んで
ケーブルカーとロープウェイで山に上がりました。

今回は天気も良く暖かかったのと
摩耶詣での日と重なったのとで
多くの人が山に上がってきていました。
僕の雑貨もいろいろ売れていきました。

山に登る前に、阪急六甲から少し下ったところに
ジャズと古本の「口笛文庫」というお店を見つけました。

ここはヤバい。
半日居ても飽きないラインナップです。
昨日はとりあえず3冊だけ。

「サザエさん第六巻」
「社会科宝典(小学五年生付録)」
「ショクリョウダイジェスト(日本食糧協会発行)」

3冊の共通点は「昭和20年代」。
この時代のアートディレクションを学んでみようかと。


下山してから六甲道の「...wife is boss」へ。
サニー・フランシスさんにご挨拶をと寄りましたが
インド映画上映会のあとパーティをやっていたので
そこにまじっていました。

夜は久々にコモンカフェに入りました。
全く告知をせず、お店の掃除をしようと思っていましたが
それでも知って来ていただいた方々と
たまたま入って来られたニュージーランド出身の方と
楽しく喋って過ごしていました。


2006/03/20(月)
六甲山カフェのシーズンイン







冬の間お休みしていた
六甲山カフェプロジェクトが動き出しています。

■芦屋ロックガーデン・高座の滝の前では
 3/11より、毎週土・日に、cafe patataさんによる
 カフェが開かれています(除く第三土曜、雨天時)。

■そしてイベントを5/4(木・祝)に開催いたします。
 詳細はまた追って。

■2月より、摩耶山掬星台でも「リュックサックマーケット
 が始まっています。
 
 基本的には第三土曜日ですが、3月はあす21日(火・祝)
 に開催の予定です。
 僕も昼頃に上がって雑貨を売ってきます。

■4/25発売のエルマガジンの特集は「山」です。
 六甲山もいろいろと取り上げられる予定です。
 
■また4月下旬には、山と渓谷社から「ちょっと山まで六甲山」
 というムック本が発売の予定です。

 今回も「六甲山カフェ」について書かせていただきました。
 最後に寄稿した文章を、添付いたします。


今年も六甲山、ならびに六甲山カフェを
どうぞよろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 六甲山でできること
 山納 洋(やまのう・ひろし:山カフェプロジェクト)

 ヨーロッパでは昔から親しまれた“カフェ”が、日本で今のように広まったのは九〇年代に入ってからのことです。
 戦前に水商売として広まった「カフェー」から戦後の純喫茶、ロック喫茶、名曲喫茶、珈琲専門店、ファーストフード、ファミリーレストラン、カフェバー、オープンカフェなど、海外から輸入された喫茶のためのインフラは時代とともにさまざまな発展をしてきましたが、九〇年代に起こったのは、アメリカやヨーロッパの生活に憧れ、生活を急速に西洋化させてきた日本において、さまざまな海外の文化を享受してきた若い世代が、その先に自分たちの嗜好を表現するための空間として“カフェ”を再発見したことでした。
 若い人たちは、独自のドリンクとフードメニューを充実させ、空間やインテリアのデザイン、BGMのセレクションに気を配り、雑貨や本を販売し、音楽・アートのイベントを開催するなど、自身の価値観を反映させたお店づくりをしてきました。

 そうした“カフェ的編集”の欲求は今や街にとどまることなく、山を目指すようになりました。
 僕らは芦屋ロックガーデンにある大谷茶屋・滝の茶屋の軒先をお借りして、週末ごとにカフェを開き、「リュックサックマーケット」と名付けた、みんながリュックサックにいろいろなものを詰めて山に登り、そこで売買したり交換したりするイベントを開催してきました。
 “カフェ”といっても、コーヒーとスウィーツを出す程度のささやかなものでしたが。

 いま街にある“カフェ”に足を運ぶのは、若い世代がほとんどです。
 山の茶屋に集まる人たちの多くは、登山や山歩きを楽しみにしている中高年の方々です。
 でも、山と街の接点にある“カフェ”でなら、世代を超えて人が出会い、語らい、刺激を受け、文化や意識をゆるやかに共有させてくれる、そんな素敵な空間が生まれるかも知れない。そんな思いを胸に抱きながら、「六甲山カフェ」はこれからもささやかに続いていきます。


2006/03/18(土)
生活。たまに、ポエム







しげかねとおるさんが、扇町近くにあるバー
「サードストーン」で開催していた扇町Talkin'About
「ポエトリーリーディングの夕べ」に登場したのは
5年前のことでした。

パンクでクールな自作詩を彼がシャウトした後に
主宰の平居謙さんは「新たなスターが誕生しました」と。
会場からは大喝采が起きました。

当時この「ポエトリーリーディングの夕べ」には
毎回30人ほどの参加者があり、扇町界隈に
熱いポエトリーシーンが展開されていました。

今日のコモンカフェは
里宗巧麻さん、村田活彦さん、しげかねとおるさんによる
「POEM SHOW“A day”in Osaka −生活。たまに、ポエム」

兵庫出身で、今では東京で活動している3人の詩人による
凱旋ライブイベントでした。
写真左はしげかねさん
写真右は右から里宗さん、村田さん、しげかねさんです。

すごい詩人が5人出てきたら、きっと大阪は変わる
2年ほど前の日記にそんなことを書きましたが
そのことを思い出していました。


しげかねさんはその後東京に行き
詩学社という詩の出版社に勤め、今では自身で
出版レーベルを立ち上げています。

やはり「ポエトリーリーディングの夕べ」に来ていた
里宗さんは、東京で携帯コンテンツ制作の職を得ています。

東京で二人と出会った村田さんは、出版社にお勤めです。
そして3人で時々、ポエトリーイベントを開催しています。

東京にはネットワークを広げることができる場所があり
そこには名をなしたクリエイターも顔を出していて
広がったネットワークからいろんなことが始まり
それを企業がうまく拾っていく。
そんなサイクルが出来ている、と。


さて、昨日、今日と2日間で
11時間半に及ぶシンポジウムが終わりました。

アーティストがITなどクリエイティブ系の仕事につくことで
地域に創造的なイノベーションが起こっていくという理想と
クリエイターがどんどん東京に流出していくという現実について
そこでは多くが語られていました。

僕が報告した内容は、また8回に分けて
このページに掲載いたします。


2006/03/16(木)
国際シンポジウム
直前ですが、こんなのに出ます。


■国際シンポジウム「創造産業クラスターと創造の場――国際比較の視点から」

主催:扇町インキュベーションプラザ(メビック扇町)
   大阪市大大学院創造都市研究科 

 都市再生の切り札として注目される文化芸術・コンテンツ・エンターテインメント産業などの“創造産業クラスター”と“創造の場”に関する国際シンポジウムを開催します。

 ロンドンからアンディ・プラット、ドイツからフォルカー・キルヒベルク、アメリカから青山公三、台湾から李天鐸などの国際的に活躍する専門家と、全国からも多彩なゲストを大阪に招いて、扇町のクリエイティブ・クラスターなど関西の創造産業をどのように発展させるのか、大いに議論したいと考えます。年度末を控え、お忙しいことと存じますが、ぜひご参加ください。

 ※参加費無料、ただし交流会のみ実費
  全日程とも日本語・英語の通訳が付きます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<日 程>2006年3月17日(金)〜18日(土)

<会 場>
3月17日:扇町インキュベーションプラザ(メビック扇町)
3月18日:大阪市立大学文化交流センターホール(大阪駅前第2ビル6階)

<プログラム>

第1部「創造クラスターの展開――世界と日本」

 ▼3月17日(金)14:00〜17:00 於・メビック扇町

 【開会あいさつ】佐々木雅幸(大阪市大創造都市研究科長・教授)

 【セッション1】レクチャー「創造産業クラスターの世界的展開」

   アンディ・プラット(London School of Economics・教員):ロンドン
   フォルカー・キルヒベルク(Luneburg University教授):バルチモア
   青山公三(Urban Policy Institute of New York・所長):ニューヨーク 
   ※参考: www.UPIny.org
   李天鐸(崑山科技大學創意媒體學院 院長・教授):中国の創造産業―西洋との軋轢と競争

    *モデレーター:佐々木雅幸

 ▼3月17日(金)18:00〜20:00 於・メビック扇町

 【セッション2】シンポジウム「創造産業クラスターの日本での展開」

   岡田智博(クリエイティブクラスター・代表):横浜
    ※参考: www.creativecluster.jp
   堂野智史(メビック扇町・所長):大阪
   富沢木実(道都大学経営学部・元教授):札幌
   増淵敏之(法政大学地域研究センター・リサーチアソシエイト):
音楽ソフト産業の東京への集積とその現状

    *コーディネーター:山納 洋

 ▼【交流会】3月17日(金)20:00〜21:30

第2部「創造産業クラスターの理論的検討」

 ▼3月18日(土)10:00〜13:00 於・大阪市立大学文化交流センターホール

 【セッション3】レクチャー「創造産業クラスターの理論的検討」

   アンディ・プラット(London School of Economics・教員):「創造クラスターの理論」
   中谷武雄(京都橘大学教授):「文化産業と創造クラスター」
    前田 昇(大阪市大創造都市研究科教授)「産業クラスターと創造クラスター」
   長尾謙吉(大阪市大経済学研究科助教授)「大阪の創造産業クラスター」

    *モデレーター:佐々木雅幸

 ▼3月18日(土)14:00〜17:00 於・大阪市立大学文化交流センターホール

 【セッション4】シンポジウム「創造都市・創造の場・創造産業クラスター」

   山納 洋(メビック扇町)「創造の場とクラスター」
   川崎賢一(駒沢大学文学部教授)「日本の創造都市──社会学的アプローチから」
   中道忠和(大阪市総務局、市大大学院修士課程修了)「創造階級の批判的検討」
   野田邦弘(鳥取大学教授)「横浜の創造都市戦略」

    *コーディネーター:佐々木雅幸
 

  【閉会あいさつ】塩沢由典(大阪市立大学創造都市研究科・教授)


[参加申込方法]
お名前、ご所属、e-mail、どのセッションに参加されるかを明記の上、川井田(sakw@r6.dion.ne.jp)宛にお送りください。
※各セッションとも申込み先着70名まで。       

申込メール:sakw@r6.dion.ne.jp


2006/03/16(木)
いろんなことが動いている
僕の周りだけでしょうか。
最近いろんなことが動いているなと
思うことが多いです。

コモンカフェに月〜水の昼に入っている
cafe milletの鈴鹿樹里さんが、6月6日に
京都市左京区静原にある自宅で
カフェをオープンします。
(オープン後も、平日はコモンカフェに入られます。)

コモンカフェの管理人をお願いしている
清水邦子さんは、4月10日から
堂山町にあるライブハウスの運営に関わることになります。

コモンカフェにも入ってもらっている
広畑典子さんのカフェ「太陽ノ塔」は
数ヶ月うちに今の場所から移転することになります。
今日の夕方に覗いたら、面白そうなコラボ話が
進んでいました。

夕方に久しぶりに本田隆二さんにお会いしました。
http://www.schooling-pad.jp/grest/kousi/honda.shtml

いわゆる「セミリタイア」状態で日本を離れ
今はオーストラリアに居住の地を見つけられたようです。
大阪を離れながらも大阪に対する思い熱く
月に1回は日本に戻ってきて、いろいろと動かそうと
考えておられます。

その本田さんに、メビックで講座をお願いしている
情熱の学校」のエサキヨシノリさんをご紹介しました。

エサキさんの講座もまた熱かった...
http://www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2006&m=3&d=15

講座後、淀屋橋のHorry's Cafeで行われていた
藤本智士さん率いる「すいとう帖委員会」のミーティングに合流。
5月GWに予定している「六甲山カフェイベント」について
いろいろご相談していました。
この件については、また詳しく書きます。

その後コモンカフェの「Pammock Bar」へ。
居合わせた今城夏子さんと、六甲山とヨガの話をしました。
今城さんは、ヨガ講師として独立の道を歩みつつあります。

たぶん偶然ではなくて
いろんなことが動くタイミングなのだと思います。


2006/03/14(火)
職業生活をデザインする
奈良県立図書情報館のオープニングイベントで
西村佳哲さんが、阪大の鷲田清一さんと
トークセッションに出られるそうです。
http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/openning.html#TALK

 日時 平成18年3月18日(土曜日) 13時から16時
 会場 県立図書情報館1階交流ホール
 テーマ 「働くこと」を考える−職業生活をデザインする
 講師 鷲田清一(大阪大学教授)・西村佳哲(プランニング・ディレクター)


2006/03/14(火)
本をつくるということ
「BOOKMAKERS' DELIGHT」のことを、もう少し振り返ってみます。

何かを表現したいと考えている人が選ぶ媒体として
フリーペーパーは下火になりつつあるようです。
広告を集めたり、集まらなければ自腹を切ったりして
紙媒体で表現を継続させていくことは大変で
その覚悟ができている人だけが選ぶ道なのでしょう。

一方で、僕の身の回りには、本を出す人が増えてきました。

それも、小説・エッセイ・旅行記・自分史を著したものや
「士」業の人が自己プレゼンとして出したものといった
これまでの「想定内」のパターンとは
ちょっと違った本の出し方をしているようで
そのことをよく見てみようというのが
今回のイベントの個人的な意図でした。

今回プレゼンテーションをしていただいた方は
建築やデザイン、まちづくりに関わっている方と
雑貨、カフェ、本屋さんに関わっている方に
見事に二分されていました。
それはどうやら、こういうことのようです。


紙媒体には「ブランド化」の力があります。
ディレクションがきちんとなされた状態で
今行っている活動を伝えたり何かを提案したりしたときに
社会に広くコンセンサスが得られると
活動や提案自体がスムーズに進むことがあります。
また活動にかかわるメンバーの心を
一つにまとめる“アンカー”にもなり得ます。

本づくりがゴールではなく、紙を経由することで本来の目的を達成する。
手段としての「本」には、まだまだ可能性があるようです。

モノとしての本の魅力も健在です。
いつも手元においておきたい、本棚に飾っておきたい
そんな本をつくる作業は雑貨をつくる作業に似ていて
モノづくりのこだわりから今の出版・流通システムには
載りにくい本になったりもしています。

カフェや雑貨屋さんや小さな本屋さんが本を出すことは
それでも自分のお店で売れる、という強みでもあります。


いま、一年間に7万タイトルもの本が出版されていて
一冊あたりの販売部数がどんどん減ってきていて
取次と呼ばれる卸機能が実質数社に押さえられていて
自費出版に近い形態の版元が隆盛を極めていて
本を出しても店頭に並ばなかったり
並んでもすぐに返本されてしまったりという
"BOOKMAKERS"にとっては厳しい現状があるのですが
それにもかかわらず、「本」にはまだまだ
大きな可能性があるように思っています。


僕自身も最近は、本を書いたり
本に関わったりしています。

日々講座やイベントを作っていくという作業は
自分が作ったものがモノとしては残らずに
関わってくれた人たちの中の記憶としてのみ残る
そんな営みでもあります。

そろそろ消えないものを作りたい
個人的なモチベーションは、そんなところにあったりします。


2006/03/13(月)
BOOKMAKERS' DELIGHT








11日(土)はメビックにて「BOOKMAKERS' DELIGHT」。
http://www.mebic.com/event/book.htm

「BOOKMAKERS'DELIGHT」は、もともとFM802の谷口さんが
過去2回、南船場の「under×public」で開催した
フリーペーパー・ミニコミのイベントでした。

そのイベントを引き継いで、2004年2月に開催してから
毎年恒例の企画として、今年3回目を迎えました。
みんなが本や出版について前向きに考えられるような
イベントを作りたいというのが、その趣旨でした。

今年は、フリーペーパーの出展がずいぶん減りました。
自己表現の手段は、フリーペーパーからブログに
移り変わってきたように感じます。

一方で、扇町にかかわりのある方々の中から
本を出版する人が増えてきました。

今年の「BOOKMAKERS' DELIGHT」では、そのあたりを探ってみました。

プレゼンテーションの司会は、チャンキー松本さん。
ショーケース会場を動き回りながら
「この一年間に本を出した人たち」に
プレゼンをしていただきました。
2時間の予定が、2時間45分に及んでいました...


2006/03/13(月)
マテリアル リノベーション









書き上がりました...

さて、たまっているご報告を。

10日(金)のOCC!は、Label Creators Productionの熊谷有記さん。
http://www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2006&m=3&d=10

Labelが行っている「マテリアル リノベーション プロジェクト」
という、メーカーから出た廃材を使って社会に役立つ
デザインプロダクトを作る取り組みについて紹介していただきました。

左の写真は、メリヤス会社から出た布と
投網製作の会社から出た網を組み合わせて作ったラグ。

右の写真は、「一澤帆布」の布を使った小銭入れです。

ちなみにLabelの事務所とショップ・ショールームは
大阪市北区西天満の大川沿いにあります。
菅原町のすぐそばです。


2006/03/10(金)
毎日同じことをするのがお店
昼過ぎに肥後橋のCalo Bookshop & Cafe へ。
「BOOKMAKERS’DELIGHT」がらみの打ち合わせです。

caloはコモンカフェと一日違いでオープンしていて
店主の石川あき子さんとは、オープン前の
食品衛生管理者講習ではち合わせになったこともあり
お店の経営について語り合う朋友でもあります。

「毎日同じことをするのがお店」
石川さんのこの言葉には、深い含蓄を感じます。

いまの時代、個人でお店を始めるには
そこそこ高いプロデュース能力が必要です。
だからこそお店を始められるのですが
お店を続けていくときに必要になるのは
毎日同じことをする能力です。

そのなかで自分を常にフレッシュな状態に保つことが
お店を長く続けるのに大事なことなのだと思います。


夕方に大阪市大の教授からメール。
3/13の本の締め切りは厳守してください、と。
間に合うのか...

こんな感じになりそうです。


『扇町創造村・村おこしへの提言(仮)』
 第局堯〜和ぢ爾鬚瓩兇溝膾綮塰牟
  第4章 メビック扇町から見えてきたこと
  
  1.メビック扇町について
  2.扇町の現状
  3.ワークスタイルの変化とコラボレーション
  4.脱下請けと自分軸発信
  5.オリジナルコンテンツの流通問題
  6.直取引とディレクション能力
  7.ソーシャル・キャピタルの醸成
  8. ミクロ・マクロ・ギャップからミクロ・マクロ・ループへ
  9.Creative or Die!


2006/03/09(木)
Foreigners' Views Revival










夕方に天満橋にある「大阪ブランドコミッティ」の事務所へ。

大阪を紹介している海外のガイドブックで
「大阪はヤクザの街」「大阪は醜い」という記述を発見し
新聞やテレビに大いに取り上げられた部署です。

事務所には、調査のために集められたガイドブックが一杯あります。
まだ30冊ほど注文しているそうで、ここに行けば
大阪が海外でどう紹介されているかがよく分かります。

で、いろいろ見せていただいたのですが
中にこんな写真がありました。

これは祇園の舞妓さんが、車の中で移動電話を使っている
写真なのですが、上は中国語のガイドブック、
下は英語表記の地理の教科書です。
この二つの写真に写っている舞妓さんは
同一人物で、着物やかんざしはまったく一緒ですが、
写真が違います。

この記事はもしかしたら、売り込まれた写真ありきで
作られているのかも知れません。

海外のガイドブックの大阪のページに
刺青を入れたヤクザの写真が載っているのも
もしかしたら大阪のことを分かっていないのではなくて
それが絵的に「おいしい写真」だからなのでは、という推論が
成り立ちそうに思えてきました。


さて、告知です。
1/30(月)に開催いたしました「Foreigners' Views」を
3/30(木)に、もう一度開催することにしました。

ただし今回は、パネリストはいません。
集まった人たちで話し合う「Talkin'About」として
開催いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

扇町Talkin’About「Foreigners’ Views」
2006年3月30日(木)7:00 p.m.〜9:00 p.m.

 “外国の方々に、もっと大阪の魅力を伝えたい!”海外を視野に入れた地域ブランディングは今後より重要になっていきますが、そのために欠かせないのは “海外の人が魅力を感じるポイントはどこなのか?また今のプレゼンテーションに欠けているのはどこなのか?”という、受信者側の視点です。
 今回のテーマは「海外視点を意識したアートディレクション」。
 大阪をどう見せていくか、どういう情報発信が必要とされているかについて、お集まりいただいた方々との話し合いを通じて、アートディレクションについての認識を深めていきます。

 参加料:無料
 会場:扇町インキュベーションプラザ(Mebic扇町)
    大阪市北区南扇町6-28 水道局扇町庁舎2F
 Tel 06-6316-8780 Fax 06-6316-8781    
 http://www.mebic.com

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回のサロンには、前回の司会をお願いしたよしみかなさんと
海外ガイドブックの調査を実際にされた「大阪ブランドコミッティ」の方々には、ご参加いただこうと思っております。

興味をお持ちいただける方、ぜひぜひ、ご参加ください。


2006/03/09(木)
この一年間に本をつくった人、大集合!
午前中に確定申告書類の作成が終了!
あとは持って行くだけとなりました。


昼過ぎに谷町四丁目のGALERIE CENTENNIALへ。

「大阪土産展」というグループ展に参加中のチャンキー松本さんと
11日(土)の「BOOKMAKERS'DELIGHT」での
プレゼンテーションの司会について打ち合わせました。


今回のプレゼンは「この一年間に本をつくった人、大集合!」と題し、以下の方々にお願いしております。

○鯵坂兼光氏[itohen]
  「ブックカフェものがたり」
○佐藤眞生氏[かんぽうサービス]
  オーダーメイド出版について
○久保よしみ氏[チャルカ]
  「チャルカの東欧雑貨買いつけ旅日記」
○郷田英子氏[alphabet]
  「2[deux]semaines」
○トノイケミキ氏[カナリヤ]
  「カナリヤ手帖 ちいさな雑貨屋さんのつくり方」
○大オオサカまち基盤
  「O-BAN PRESS 2」
  「芝川ビル since 1927」
  「大大阪サロン@印度ビルディング」
○花村周寛氏[ランドスケープ・エクスプローラー]
  「マゾヒスティック・ランドスケープ」
○藤本智士氏[パークエディティング]
  「すいとう帖」「BOOK COVER BOOK」ほか
○山村光春氏[BOOKLUCK]
  「some tenderness」
○若狭健作氏[尼崎南部再生研究室]
  「メイドインアマガサキカタログ」


ショウケース・プレゼンテーション共に無料でご覧いただけますので、みなさまぜひご来場ください。

また午後7時からの交流パーティは、コモンカフェにも入っておられる「cafe MULOT(ミュロ)」さんにお願いしています。

こちらの方も、ぜひご参加ください。


2006/03/07(火)
秘密練習









3月は毎日日記を書くことにしました。
(すでに落としている日もありますが・・・)

今後はあり得ないであろう今の生活サイクルを
将来に向けて記録しておくことが、その趣旨です。


今日(7日)は大阪産業創造館での
デザインビジネスマッチング展にメビックとして出展(左)。

デザインに課題を抱える企業とデザイン事務所の
マッチングのためのイベントです。

こういう企画は、あるようでなかなかありません。
大阪デザインセンターが持っている
デザイン事務所のネットワークと
大阪産業創造館が持っている
中小企業のネックワークが融合することで
はじめて実現しています。
その裏には、大阪デザインセンターから
大阪産業創造館に出向している
釜田さんの存在があります。

組織が蓄積してきた資産を有効に活用すること。
こういうことの意義について、さいきん考えています。

夕方にコモンカフェへ。
久々にZAKさんにお会いしました。

夜のOCC!は、LIMのカンタロウ氏による
いつまでも、自分に自信を持てるクリエイターでいたい!!」(右)。

美容室であるLIMが、美容にとどまらず
クリエイティブを追い求めることの意味と
その方法についてのお話でした。

LIMでは「rec」という雑誌を発行しています。
これは、クリエイティブな活動を展開する人たちに
1ヶ月の生活を写真と日記に記録してもらい
それを編集して紹介したものです。

クリエイティブな人たちが発信しているものを
ただ受信するだけでなく、発信している人が
なぜそういう発信をしているのかを
日常の地平から読み解き
それを自らの発信に活かしていく

雑誌づくりは、そういう「秘密練習」の
プロセスなのだそうです。


2006/03/06(月)
扇町を離れることになりました
さて、今日は大事なご報告です。

この3月末をもって、僕はメビック扇町
離れることになりました。

2003年に扇町ミュージアムスクエアがなくなってから
ちょうど3年間、お世話になってきました。

コラボレーションマネージャーという大役を頂き
講座やイベントを企画し、いろいろな人を
お引き合わせするという日々を送ってきました。

そのおかげで、とても多くの方にお会いすることができました。

本腰を入れて、地域の産業振興に取り組むには
もう少し時間をかける必要があると思っていますが
残念ながらかないませんでした。
あくまでも、いちサラリーマンなので。

最後にと思い、3月には畳みかけるように
講座やイベントを企画してみました。
ぜひお時間がございましたら、お立ち寄りください。


 人と人との顔が見え、信頼できる関係を築き
 コラボレート(協働)できる土壌を育てていくこと。
 そして個々人が大きなものに寄りかかることなく
 自立した経済を作り上げていくこと。
 クリエイティブとは破壊的創造であり
 かつコミュニケーションでもあると理解すること
 そして自らがクリエイティブであろうという意志を持つこと。

その先に、何かが見えてくると信じています。


新しい仕事場が今よりもコモンカフェに近くなる
ということはおそらくないでしょうから
今までのように、昼休みには必ずいる
ということはなくなるかと思います。

それでも、自分たちでどうにか獲得した拠点なので
大事に守っていきたいと思っています。

どうぞみなさま、お力添えのほど、よろしくお願いいたします。


2006/03/05(日)
侍カフェ







今日(4日)のコモンカフェは
笑撃武芸団による「侍カフェ」。

笑撃武芸団は、もともと時代劇テーマパークのアトラクションで
役者をしていた3人が独立・結成したユニットです。
お客さんのオーダーに応じて、さまざまな時代劇を
演じておられました。
お店はファンのお客さんで一杯でした。


今日は基本的には家で確定申告の準備。
ようやくカフェの売上と費用の入力が終わりました。
去年一年間、まったく儲けが出ていないことに愕然としました...

夜に甲東園にあるジャズ喫茶「D2!」へ。
土曜はヤマケイの中村圭志さんがマスターです。
4月に出る「六甲山へ行こう」の打ち合わせを兼ねて
ボルドーワインとブルゴーニュワインの違いについて
学習してきました。


2006/03/04(土)
菅村商店










「売らなくてもいいお店」はどうなったのですか?
という質問を何人かの方からいただいております。
すみません、止まっております・・・

今年に入ってライブドアの事件があって
あれもまた「売らなくてもいいお店」だなと思っていて
そんな感じに広がりすぎたイメージを収斂させるのが難しいのと
そもそもそんな話をまとめても
ほとんどの人には分からないよと言われ
どうしたものかと思っているところです。

一方で、僕の関心は、市場や商店街にいっています。
この感覚をお伝えするのはまた難しいのですが
そこに温存されている美意識と
放っておくと5年から10年でなくなってしまう
という危機感とがないまぜになって
ある可能性が見えているのです。

写真左は、天五中崎商店街の中ほどにある
「菅村商店」という駄菓子屋さんです。
もう半世紀以上も続いているお店です。

このお店はなぜこんなに美しいんだろうと
ずっと気になっていたのですが
今日やっと声をかけることができました。

今日はここで昔懐かしい「うちわ菓子」を買いました(右)。
「もうここにしか売ってへんで」と言われて。

天五中崎商店街は、昔からの商店街と
若い人が始めたお店とが、微妙なバランス並存しています。
個人的には、昔からのお店を継ぐ若い人たちが現れて
今のままのたたずまいと若い人の感性が合わさったときに
面白い場所になっていくのではと期待しています。

今日のOCC!は広告代理店・(株)ファイコムの浅野由裕さんによる
「クリエイターのための自分プレゼン術」。
http://www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2006&m=3&d=3

クリエイター・代理店・クライアントの三者の
微妙な関係性について、メビックではずっと考えてきましたが
最近その答えが見えてきたような気がします。

夜10時半にはコモンカフェへ。
「石原正一ショー」ビデオ上映の最後に顔を出し
コモンカフェに入りたい、という方とお話をして
その後裏の「巣バコ」で飲んで帰りました。


2006/03/03(金)
可能性ある空間









コモンカフェの入り口に
こんな看板を取り付けました(左)。
1週間分の店主の名前を書いています。

今日(2日)は昼からメビック入所企業の初期面談。
実際に起業した人たちににとっては何が必要で
何を伝えるべきかを、こういう時には考えています。

昼はコモンカフェで、居合わせたお客さんと
労働問題について話しながら昼食。
夕方は、浮田町の古着雑貨&カフェ「クルール」(右)に
お邪魔して、オーナーの日原さんと世間話をしていました。

夜のOCC!は松尾和之さんによる「海外商材の小口仕入れ講座」。
http://www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2006&m=3&d=2

松尾さんはイギリスに2年、アメリカに18年おられ
シッパーをされていた経験から「仕入れネット」という
海外買い付け支援サイトを運営しておられます。

最近は西宮市鳴尾で「万国雑貨茶房”Mancha”」という
雑貨&カフェ&英会話教室を運営しておられます。

講座の後は松尾さんと「SUMO BACKPACKERS」へ。
今日はまったく誰も誘っておらず、宿の奥田さんと
喋ろうと思っていたのですが、リビングに集まっていた
元気な外国人宿泊客たちに巻き込まれて盛り上がりました。
そして韓国在住のアメリカ人たちを「SAM&DAVE」まで案内して
終電で帰ってきました。

「SUMO BACKPACKERS」のリビングもまた、いつの間にか
いろんな人たちがつながる、可能性ある空間です。


2006/03/02(木)
モチベーションを維持する








3月は毎日、日記を書く。
そんな課題を自分に課してみました。
その理由は、そのうちにまた書きます。

今日(1日)の昼はコモンカフェにて
のマドのお二人と酒心館の大磯さんと打合せ。

で、5月20日(土)の夜に、コモンカフェで
日本酒を飲みながらのマドのライブを聴く
というイベントを開催することに決まりました。
詳細はまた追って。

その後同じくコモンカフェで打合せをしていた
蟷螂襲さん・嶋田典子さん・小川有記子さんと
少し喋ってから仕事場へ。
4月5日(水)夜の「役者による小説のススメ」の
打ち合わせでした。

夕方に、雑貨メーカー・ハーベストプロダクツにいた
園田さんがメビックに来られました。
今は白洋社という、サービス業専門の
ユニフォームの会社で営業をしておられるそうです。
おたがい根っ子の部分はヒッピーだなと再確認。

1日のOCC!はエサキヨシノリさん(写真)。
http://www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2006&m=3&d=1
営業マンを対象とした5回連続講座の第二回は「モチベーション力」。

思うところ多く、すっかり聞き入っていました。

夜11時にコモンカフェへ。
GRAND JAZZ LIVE・鈴木ひさつぐ氏のライブが
終わったところでした。

閉店までいて、マスターと悪だくみしながら
終電で帰ってきました。


2006/02/28(火)
浅草風景









いろんな人に会ったあと
浅草にあるゲストハウス「カオサン東京」へ。
素泊まりで2千円で泊まれます(左)。

たまたまパーティをやっていて
外国人宿泊客と宿のスタッフが酒盛りをしていました。
この宿は歩いて5分ちょっとの所でバーも経営していて
後からみんなでそこに飲みに行きました。

翌日は朝から浅草寺あたりをくまなく散策。
海外からの観光客が何に興味を持っているのかを観察していました。

この街には表舞台だけでなく隠しようのない影があって
僕などは、そこに惹かれます。
写真右は、初音小路という呑み屋街。

そしてまたいろんな出会いを経て帰ってきました。


2006/02/28(火)
神宮前風景









昨日、今日は東京にいました。
休みを取って、いろんな人に会っていました。

神宮前にあった「Person's」の本店で
アルバイトをしていたのはもう17年前のことになりました。

お店は今はなくなっていて、向かいには
ガラス張りのバベルの塔のようなビルが建設中(左)。
右の写真は、さいきんオープンした表参道ヒルズです。

当時から変わらずにあるものを探す方が難しい...

この街は、ますます全国の表舞台になってきています。
そうすることに決めたから、そうなっている、そんな感じです。


 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
[TOP]
shiromuku(hu1)DIARY version 3.02