過去の日記 25

2005/12/29(木)
飛ぶように売れた時代(1)
 リアルタイムで経験していないと実感しにくい話なのですが、戦後から1970年代半ばにかけて、日本にはモノが飛ぶように売れた時代があります。

 第二次世界大戦の終戦直後から、空襲や建物の強制疎開で空き地となった都市の駅前などに食料や日用品を売買する人々が自然に集まった「闇市」。
 バラック建ての店や屋台のほか、地面に直接、品物を置いて売る人もいた。配給制の食料だけでは栄養が足りず、生きていくため、生活必需品を求める人たちで賑わった。家庭や企業から流出したものや、旧日本軍が本土決戦用に備蓄した物資、米軍の横流し品も並んだ。
 (中略)昭和25年に始まった朝鮮戦争の特需景気を境に闇市も変わっていく。舶来の高級品を扱う店が出てきて、闇市で得た資金を手に大阪へ進出して成功する人もいたが、復興で需要が落ちたことや取り締まりで闇市は徐々に消えていった。
(朝日新聞2005.11.23「語りつぐ戦争」より)
 
 あらゆるものが不足し、制度も揃ってはいなかったこの時代。ものの値段には「公定価格」と「市場価格」の二つがあり、二つのマーケットで商品を動かすだけで利潤が生まれました。仕入れるルートさえ確保することができれば、個人がその才覚で儲けることができるチャンスがいっぱいあった時代です。やがてこれらの闇市は非合法のものから、合法的なマーケットとしての機能を持つようになりました。


2005/12/27(火)
売らなくてもいいお店のつくりかた
さて、問題です。

商店街に昔からある履物屋さん、時計屋さん、荒物屋さんなどで、今はほとんど商品が売れていないように見えるお店。
おじいさんかおばあさんが座っていて、もう何十年も置いてあるのではないかと思われる商品が並んでいるお店。

このお店は、なぜ今持っているのでしょう?

コーヒーとトーストしか出さずに、もう何十年も続いている喫茶店。派手な看板を出さず、マスコミに紹介されることもなく、そんなに忙しそうにも見えないお店。

このお店は、なぜ今持っているのでしょう?


こんな疑問を持ち、今年に入ってから
いろいろと調べてきました。

その結果を「売らなくてもいいお店のつくりかた」
という本にまとめようと思っていたのですが、
出版社の方と何度かの打ち合わせの後に
「それはまた今度にしましょう」と。

ということで、これから時々、本当に書きたかった方の話を
ここに書いていきたいと思います。


2005/12/26(月)
OCC! 2005冬講座
メビック扇町としての告知です。

OCC! 2005冬講座 2006/1/26(木)〜3/24(金)

今回は26講座をおこないます。

以下に講師の方々のお名前をご紹介いたします。

 1月26日 (木) 松尾和之氏(ブランディング創業塾)
  2月2日 (木) 松尾和之氏(ブランディング創業塾)
  2月3日 (金) 内山正之氏(有限会社 西日本出版社)  
  2月8日 (水) 山崎亮氏(ランドスケープ・プランナー)
  2月9日 (木) 日比野大輔氏(労務管理事務所フォージョウハーフ 代表)
 2月10日 (金) 木村ライダー氏(コピーライター&プロデューサー)
 2月14日 (火) 藤本智士氏(parkediting 代表)
 2月15日 (水) 若狭健作氏・綱本武雄氏(尼崎南部再生研究室)
 2月16日 (木) 山口照美氏 (合資会社 企画屋プレス 代表)
         服部貴美子氏 (フリーライター)
         城後紗織氏(美容ライター)

 2月17日 (金) 中明千賀子氏 (書店員)
         内山正之氏(有限会社 西日本出版社 代表)

 2月22日 (水) エサキヨシノリ氏(情熱の学校)
 2月23日 (木) 高木泰三氏(行政書士)
 2月24日 (金) 舛田 忍氏(有限会社 バーナーグラフィックス 代表)
  3月1日 (水) エサキヨシノリ氏(情熱の学校)
  3月2日 (木) 松尾和之氏(ブランディング創業塾)
  3月3日 (金) 浅野由裕氏(株式会社ファイコム 代表)
  3月7日 (火) 鈴木貫太郎氏(LIM hair 総括ディレクター)
  3月8日 (水) エサキヨシノリ氏(情熱の学校)
  3月9日 (木) 高木泰三氏(行政書士)
 3月10日 (金) 熊谷有記氏(Label Creators Production ディレクター)
 3月14日 (火) 山村光春氏(BOOKLUCK)
 3月15日 (水) エサキヨシノリ氏(情熱の学校)
 3月16日 (木) 松尾和之氏(ブランディング創業塾)
 3月22日 (水) エサキヨシノリ氏(情熱の学校)
 3月23日 (木) 内井ひろむ氏(有限会社シップス 代表取締役) 
 3月24日 (金) 岩本勝也氏(EMBODY DESIGN 代表)

チラシは年明けになります。
またご興味がありましたら、お越しください。


2005/12/24(土)
役者による小説のススメ








昨日の夜のコモンカフェは
#2「役者による小説のススメ」〜特別な明日

もともと劇団M.O.P.の制作をしていた小川友記子さんと
劇団そとばこまち出身でフリーの役者さんの嶋田典子さん
お二人によるユニット「01.company」のプロデュースです。

劇団PM/飛ぶ教室の蟷螂襲さんと嶋田さんが
カフェのテーブルの一つに座り、小説の紹介を交えながら朗読。

開演前にも終演後にも、役者さんがお客さんと喋っている。
この距離の近さがいいなと思います。


2005/12/24(土)
12/21 ドミトリー計画








告知をしていませんでしたが
12/21(水)にSUMO BACKPACKERSへ。

夜9時半頃に行くと、まだ宿泊客は宿に戻っていませんでした。
やはり夜10時半頃がベストのようです。

写真は押し掛けたメンバーで話しているところです。
初対面どうしだと、Talkin'Aboutみたいです。

その後オーストラリアから友人の結婚式で赤穂に来ていた
4人組と、終電まで盛り上がっていました。

次回は年明けに。
僕は泊りがけでお邪魔しようかと思っています。


2005/12/20(火)
ホントに?







12月18日、19日のコモンカフェは
リリーエアラインプロデュース The first flight「ホントに?」。

元惑星ピスタチオの遠坂百合子さんが
95年に上演された作品を自ら演出・プロデュースして
再演されました。

この作品は初見だったのですが
役者さんの個性が役柄にピッタリはまっていて
とてもいい仕上がりになっていました。
今後より多くの人に見て頂きたい作品です。

写真は休憩中の役者さんたち。
右から 白木三保さん(劇団M.O.P.)・遠坂百合子さん
吉岡晶子さん(劇団☆世界一団)・田所草子さん です。


2005/12/20(火)
冬の六甲山カフェ








12月19日。
芦屋ロックガーデン・高座の滝前では
船津さんと五味さんが六甲山カフェ。

気温は2℃。動かないと足先から冷えてきます。
お二人は体中ありとあらゆるところにカイロを貼って
カフェ営業に臨んでおられました。

メニューもコーヒー、ロイヤルミルクティ、
スープ、スウィーツ、ワインと
ちょっとずつ充実してきました。

この寒さの中、山に登る人は少なくなっていますが
相変わらずサロンな雰囲気の場所です。

次回は、1月21日に開くそうです。
寒さ対策を十分にした上で、どうぞ。


2005/12/17(土)
アウェーで何ができる?
昨日は夜10時半にSUMO BACKPACKERSへ。
コピーライターのよしみかなさんと
道頓堀のCafe&Bar「Zing」スタッフのつつみさんに
お越しいただきました。

昨日はイギリスからの方(一人はロンドンから、
もうお一人はブリストルからの方)とお話ししました。
二人とも長く旅をしている方でしたが
大阪の街は「人が温かいですね」と。


そして明日はcafe patataの船津さんと五味さんが
芦屋ロックガーデン・大谷茶屋前で「六甲山カフェ」です。
11月でいったん終了した「日曜カフェ」は
彼女たちが引き継ぐことになっております。
明日はよりによって大寒波が来るそうですが...


この六甲山カフェとドミトリー計画は
SINGLES PROJECTの自己拡張運動のような
意味合いを持っています。

大谷茶屋やSUMO BACKPACKERSは
common cafeやTalkin'Aboutではなかなか出会えない
自分たちと価値観の違う他者に出会うための
アウェーのような場所です。

世代の違う登山者や国籍の違う旅行者と
出会う場所に行くことで、自分たちの表現も変わる。

自分のやりたいことを試す実験劇場は必要ですが
自分のやりたいことは自分だけでは完結しない
ということを経験するための場所も必要です。

そんなことを、考えていたりします。
やっていることはただ遊んでいるだけですが。

またぜひご参加ください。


2005/12/15(木)
安宿・ホステルを開業しよう!
SUMO BACKPACKERSの奥田さんが
味なブログを書いています。
http://sumobackpackers.com/

いろんな国の人が泊まる安宿には
こんな情報が集まるのですね。

そして「安宿・ホステルを開業しよう!」と題して
SUMOを始めたときのノウハウを書いておられます。
これはなかなか手に入らない情報です。

僕も安宿を開いてみたいと思うのですが
余力がとてもなさそうなので
当面は押し掛け人でいようかと。

僕らのことも書いておられます。
「リビングでおしゃべりしてます」というところです。

ここのリビングを開放する計画もあるようですね。
僕らみたいな押し掛け人がもっと増えて
自発的に来訪者をもてなすようになるというビジョンが
いつか実現するのを、楽しみにしています。

そして明日16日、また「ドミトリー計画」実行です。
僕は22:30に行く予定です。

場所はこちらです。
http://sumobackpackers.com/?page_id=6

道が難しいので、必ず地図を印刷してお持ちください。
※先週は30分宿を探したという方がおられました。


2005/12/15(木)
ZAKさんにお会いしました
おとついの夕方、コモンカフェに
ZAKさんが来られました。
cafe milletの鈴鹿樹里さんとお知り合いだったそうで。

ZAKさんは、レコーディング・エンジニアとして
フィッシュマンズ後期の作品にかかわっておられた方です。
http://www.bounce.com/article/article.php/1903/1

また維新派の音響にもかかわっておられた方です。

まさかコモンカフェでお会いできるとは思いませんでした。

で、僕がフィッシュマンズが大好きだということ
キムさんの時代のシングルズに行った時のこと
シングルズを日替わりマスターのシクミで継続したこと
扇町ミュージアムスクエアのこと
そしてコモンカフェのことなど、お話しました。

表現空間をみんなで共有する、という考え方に
興味を持っていただけたようで、嬉しかったです。

フィッシュマンズとしてのライブ活動は
また来年も予定されているそうですね。

ZAKさんは「またメンバーも連れてきますよ」と。

そんなことが、本当に実現すればいいなと。


2005/12/12(月)
Foreigners' Views







“外国の方々に、もっと大阪の魅力を伝えたい!”

海外を視野に入れた地域ブランディングは、今後より重要になっていきますが、そのために欠かせないのは「海外の人が魅力を感じるポイントはどこなのか? 今のプレゼンテーションに欠けているのはどこなのか?」という受信者側の視点です。

今回のコンファレンス(会議)のテーマは「海外視点を意識したアートディレクション」。海外への情報発信にかかわるクリエイターの方々と外国人の方々にお集まりいただき「大阪をどう見せていくか、どういう情報発信が必要とされているか」について話し合うことを通じて、アートディレクションについての認識を深めていきます。

“We want to introduce the fascination of Osaka to the International Community!”

Regional branding with an eye abroad will become more and more important for the future. To that end, we must take the viewpoint of recipients into account (such as “ What attracts people from overseas to Osaka or what is missing from our presentation? ”).

The theme of this conference is “ The Foreigners-View-Conscious Art Direction. ” In this conference, the moderators will engage a panel of foreign participants to share views about how to make the presentation of Osaka more efficient and what information is needed. Our aim is to increase our awareness of Art Direction.


扇町クリエイティブ・コンファレンスVol.7【Foreigners' Views

【日 時】 2006年1月30日[月]18:00-21:30
コンファレンス/18:00-20:30  ドリンクパーティー/20:30-21:30
【会 場】 Mebic扇町 2F
【参加費】 2,000円(税込・ドリンクパーティー費込)
【パネリスト】サニー・フランシス氏[FM COCOLO パーソナリティー]
       李容淑氏[株式会社 リンカイ 代表取締役]
       ジャティン・バンカー氏[「Kansai Scene」編集長&アートディレクター]
       ジャン・クリストフ・エラリー氏[日仏コーディネーター]
       平田 進也氏[株式会社 日本旅行西日本営業本部販売部課長]
       古月 幸江氏[China Stage 有限会社 代表]
       よしみ かな氏[インタビュア・コピーライター]
【お申し込み・お問い合わせ】 Mebic扇町
 TEL:06-6316-8780 FAX:06-6316-8781 E- MAIL:info@mebic.com
【主 催】 Mebic扇町

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こうしてやりたいことを仕事にしていくわけですね。


2005/12/11(日)
...wife is boss









JR六甲道駅から南東に数分、国道2号線の南側沿いに
...wife is boss」というお惣菜屋さんがあります。

土日の11:00〜20:00のみ営業しているこのお店は
インド人でFM・Cocolo・DJのサニー・フランシスさんと
台湾人のサニーさんの奥さんが開いているお店です。

インドと台湾のお惣菜が売られていて
中で食事をしたりチャイを飲んだりもできます。
サニーさんは、土日にはだいたいお店にいるそうです。


さて、ここに書いておりませんでしたが
最近月曜夜に、僕はコモンカフェに入っています。
明日(12日)も入っておりますので、またお越しください。
(今年は明日が最後です...)


2005/12/11(日)
Common Scape








僕がCommon Bar SINGLESの運営から離れて
もう1年が経ちました。

去年の11月末に堂山町のお店を閉めて
中崎町のcommon cafeに「移店」する
計画だったのですが、シングルズでお店を
続けたいというメンバーが、堂山町のお店を
継続運営することになり、今に至っています。

そしてこれまで月に1回「出張シングルズ」と題して
週末の夜にcommon cafeでバー営業やライブを行ってきました。


昨日はCommon Bar SINGLESメンバーにより
「Common Scape2」というイベントが行われました。

詩のボクシング、戯曲朗読、音楽ライブなどが
9時間にわたって繰り広げられていました。
僕は最後のサンバのライブに顔を出しました。
いい感じに盛り上がっていました。

このイベントの第1回は、2003年7月13日に
新世界の「Bridge」で行われています。

僕はすっかり関わらなくなりましたが
シングルズ同様、このイベントも
続いていってほしいなと思います。


2005/12/09(金)
エキストラ的
学生時代に東京で、エキストラのバイトをしていました。
ドラマの撮影で、役者さんの後ろを歩いたり
喫茶店で後ろの方でお茶飲んでいたりするやつです。
4時間拘束で、当時3000円ほどもらえました。

エキストラ以外に「手ばたき」というのがあって
バラエティ番組のスタジオに観客として入って
1時間番組で手を叩いたり笑ったりすると
当時2000円ほどもらえました。

変なところでは、麻薬所持で捕まった有名俳優の
初公判の傍聴券をもらうために並ぶ
という仕事もありました。
当たったら、傍聴していってもいいよ、と。

今日のお仕事は、そんな感じでした。
番組の反響は、大きかったようです。


2005/12/09(金)
12/8ドミトリー計画








今日も夜10時半に中津のSUMO BACKPACKERSへ。
酒盛りになっていました。

アメリカ・イスラエルからの旅行者、日本人旅行者と
この日記を見て集まっていただいた方々と僕とで
ただ楽しく喋りながら飲んでいました。

そして次回は16日(金)の予定です。


2005/12/09(金)
大阪のまつりを考える・・・
今日のお昼にメビック扇町で
「大阪のまつりを考える会」という
ミーティングが開催されました。

呼びかけは(財)大阪21世紀協会。
大阪市・大阪府・関経連・大阪観光コンベンション協会
大阪ブランドコミッティといった行政組織の方々と
10月2日に開催した「大阪フェスティバルガイド」に
ご出演いただいた、アート・デザインフェスティバルの
プロデューサーの方々にお集まりいただきました。

秋の時期に集中するさまざまなイベント・フェスティバルを
大阪の資源として、どうアピールしていくかについて
2時間あまり話し合いました。

「大阪フェスティバルガイド」は
まだ終わっていなかったんですね、実は。

そして今後2〜3ヶ月に1回、行政の担当者と
民間の思いのあるプロデューサーで
昼食会のような形で集まりましょう
ということになりました。

このつながりから、また何か生まれればいいなと。


2005/12/08(木)
いろいろと
いつの間にか年末が近づいてきましたね。
どうも最近忙しすぎて
書いておくべきことが書けておりません・・・

いくつかを短くご紹介いたします。

■cafe milletの鈴鹿樹里さんが紹介されています。
 「可憐でいて、しっかり者」だそうです。
 http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/tekuteku/kenko/news/20051110org00m100056000c.html

■本日8日(木)22:30に「ドミトリー計画」を実施いたします。
 場所はこちらです。
 http://sumobackpackers.com/?page_id=6

 ※中津の「SUMO BACKPACKRES」という宿屋に行って
  宿泊している外国人と喋るというだけの企画です。

■あす9日(金)19:30〜22:00にNHK総合に出ます。
 「大阪のこれから」という特番です。
http://www.nhk.or.jp/osaka/osakanokorekara/index.html

 40人ぐらいいるゲストの一人だそうです。

■本を書いています。
 現時点でのラフ原稿を版元に読んでもらいましたが
 「面白いところと、面白くないところがはっきりしている」と。
 「面白くない」方は、またこの日記に書きます。
 個人的には面白いのですが・・・

■第12回OMS戯曲賞が決まりました。
 大賞:水沼健「壁ノ花団」(壁ノ花団)
 佳作:司辻有香「愛と悪魔」(個未来)
 特別賞:ごまのはえ「ヒラカタ・ノート」(ニットキャップシアター)


2005/12/03(土)
ドミトリー計画








大阪・中津には「SUMO BACKPACKERS」という
ドミトリータイプの安宿があります。

二段ベッドが5つ、10人まで泊まれる
この宿を2年前に始めたのは
奥田さんという、僕と同い年の女性です。
ここには外国からの旅行者が日々泊まっています。

僕が奥田さんと知り合ったのは
この宿がオープンして1ヶ月ほどした頃のこと。

扇町Talkin'Aboutで「ユースホステル計画」という
サロンを開き、大阪に旅行者が気安く泊まれる
宿をどうすれば作れるか、という話し合いを
実験的にやってみたことがあるのですが
そのネタ集めでいろんな人に話を聞いていると
「僕の友達が中津でやっているよ」と。

で、さっそく訪ねていって意気投合したのです。

ドミトリーをはじめるのは大変です。
不動産を取得しないといけないし
誰かは空間に張り付かないといけないし
英語がある程度できないといけない。
日替わりのバーやカフェを始めるのとは訳がちがいます。

僕はその後、時々この宿に出かけては
奥田さんや宿泊客と喋って終電で帰るという
ささやかな個人プロジェクトを行っていました。
前に書いた、人のお店を勝手に自分のお店だと思う
という発想です。


今日はその個人プロジェクトに
メビック扇町にかかわりのある人たちを
巻き込んでみました。
そして海外からのゲストを
みんなでホストとしてもてなしてみました。

はい、これが、SINGLES PROJECTの新企画なのです。
名付けて「ドミトリー計画」。

 2003年7月に大阪・中津にオープンしたドミトリー
 「SUMO BACKPACKERS」を軸に、海外からの来訪者に
 大阪の魅力をいかに伝えるかを考えるプロジェクト。

大阪の街にいながら
旅をするように他者と出会うのです。

今後しばらく、僕は週1回のペースでこの宿に通います。
で、その時に一緒にこの宿に遊びに行く人を
どんどん募っていきたいと思っています。

こんな企画に興味をお持ちいただけるかたは
どうぞご連絡ください。

※ちなみに次回は、12/8(木)の22:30〜24:00です。


2005/12/01(木)
喫茶「思いつき」









今年5月15日の日記でもご紹介していた
神戸市兵庫区の喫茶「思いつき」が
10月10日で50周年を迎えました。

喫茶店の経験のなかった娘さんが
2週間ほどコーヒーを習いに行き
母親と娘で、自宅の横ではじめたお店です。

開業したのは昭和30年。神武景気の頃。
朝7時から夕方6時まで
座っていることがない位忙しかったそうです。

出前が多かったので軽食は出さず
ドリンクとトーストのみの営業で
今まで続いています。
震災の影響はあったものの
今でも出前は相変わらずあるそうです。

壁には、お客さんが50年座っている間に
つけた跡が残っています。

このお店も、まだまだ健在です。


2005/11/30(水)
COFFEE HOUSE 靜









「靜」は、大阪ガスビルの少し南の
路地の中にあります。

今の店主は、ここでもう30年
喫茶店を営んでおられます。

喫茶とトーストのみの営業。
お店をはじめて10年ほどは
とても忙しかったそうです。

やがてチェーンのコーヒー屋が御堂筋に出て
オフィスコーヒーサービスが充実してきて
食事をした後にお店を変えてコーヒーを飲む習慣が
団塊の世代以降には浸透しなかったことなど
環境がどんどん変わりつつも
30年続いてきたお店です。

12席の小さな椅子がある
趣のある喫茶店です。

サラリーマンが仕事を離れて一息つく
そんな隠れ家のにおいがします。


2005/11/29(火)
六甲山カフェは永遠に








11/27(日)の六甲山カフェは
cafe timid campの相原さん。

落葉が舞い散る中、頭に葉っぱを乗せたまま
コーヒーを出していました。

そしてこの日、お堂の前では
伊丹シティフィルハーモニー所属の方々による
弦楽四重奏が実現しました。

通りかかった登山者の方々が
しばし足を止め、音楽に耳を傾けておられました。

芸術というのは
どこかもらい事故のようなところがあります。
こうしてたまたま通りかかった人たちのうち何人かが
きっと芸術に目覚めていくのでしょう。


さて、3ヶ月にわたって続けてきた
六甲山日曜カフェは、いよいよ終了でございます。

そして今後ですが・・・


六甲山日曜カフェの要となってくれていた
cafe patataの船津さんが、来月以降も月1回
カフェを開く予定です。
ちなみに次回は、12/18(日)です。

そして来年3月以降、暖かくなったら
彼女が毎週末にカフェを開く予定です。

六甲山カフェの運営メンバーは今後
イベントを企画したり、六甲山のおみやげを開発したり
そんなことを続けていく予定です。

リュックサックマーケットも、多分またやります。
その時には、どうぞみなさま、お越しください。


そして僕は、SINGLES PROJECTとしての
次のプロデュースに取り掛かります。

内容はまた近日中に、この日記に書きます。
またみなさま、騙されたと思って巻き込まれてください。


2005/11/26(土)
「まちあそび/まちづくり」の距離
自分がかかわる活動を
「自分がやりたいこと」と
「他の人が自分にやってほしいこと」
の2つに分けて考えてみます。

自分がやりたいこと。
たとえば、趣味や遊びやアートや起業。
それは儲かることもあり、社会の役に立つこともあり
ただ楽しいだけのこともあります。
これらは自分軸からはじまる表現ということでは一緒です。

他の人がやってほしいこと。
これを手伝うことは仕事と呼ばれていて
手伝うための技術やノウハウが必要で
基本的にはお金のやりとりが発生することになっています。

まちにおける活動については
「自分軸:まちあそび」と「他者軸:まちづくり」
ということになっているようです。

街角企画・山本一馬さんとnaddist・慈憲一さんの
お話をうかがっていて分かってきました。


まち活動における、この自分軸と他者軸の折り合いのつけ方
というものを考えてみます。

ひとつは「他人がやってほしいこと」に応えることを
「自分がやりたいこと」にしてしまうという方法。

もうひとつは「自分がやりたいこと」を突き詰めて
それを「他の人がやってほしいこと」にしてしまう
という方法。


前者がやっかいなのは、

■「他人」が一人ではない場合、その合意形成が難しい
■「他人=行政など」がやってほしいことが、その先にいる
 「市民」のためになっていない場合が往々にしてある
■「市民」が自治主体としての自覚を持たず
 要求度の高い「お客さん」になっているという現状がある

そして後者が残念なのは
ほとんどの場合、お金にならないことです。


 クリエイティブな人の頭の中にあって
 実現したいと思っていることは
 「他人」の頭の中では像を結ばないことが多く
 何らかの形で具現化して見せてはじめて理解してもらえる。

 また「他人」の理解度が追いついていない間は
 具現化して、それが社会において一定の評価を得られるまで
 時間をかける必要がある。

 「まちあそび」はさまざまな人たちの投票の結果
 「まちづくり」になる可能性がある。

 ただその途端に、皮をむいたリンゴが変色するように
 その意味合いがが変わってしまうことを
 クリエイティブな発信者はつねに警戒している。

まあ、そういうことなんだと思います。


2005/11/25(金)
クリエイターがはじめた手作りカフェバーのはなし
24日のOCC!は
「巣バコ」のオーナー・今垣内千恵さん。
http://www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2005&m=11&d=24

中崎町の、コモンカフェのすぐ裏手にある
カフェバー「巣バコ」。

2001年12月にオープンして
おもに夜のバー営業のお店として知られてきましたが
今年に入ってから、2月に大淀南、7月に南船場、
11月に北堀江と一挙に3店舗をオープンし
今度は長堀橋に5店舗目を出店しようとしておられます。

本業がイラストレーターの千恵さんが
どうして他店舗展開を目指すに至ったのか
そしてどうやってそれを可能にしたのか。
かなり聞きごたえのあるお話でした。
(ここでは書きませんが・・・)

起業家の方のお話というものは
成功している人であるほど特殊解であることが多く
普通の人には真似できない方法論だったりします。

それを自分の問題としてどう読み込むか
講座を企画する立場として、そういうことを期待しています。


2005/11/23(水)
11/23 リュックサックマーケット(8)









そんな感じの楽しい一日でした。

今回のイベントの目的は1つ。
「街で表現している若者たちを山に登らせること」。

もくろみどおりでございます。


さて、「六甲山カフェ」日曜カフェは
27日をもっていったん終了いたします。
今日を逃した方は、ぜひお越しください。


2005/11/23(水)
11/23 リュックサックマーケット(7)









そしてフルートの津上信子さんです。

高座の滝の前は谷間になっていて
お堂が反響板の役割を果たすので
とても音がいいのですね。


2005/11/23(水)
11/23 リュックサックマーケット(6)









そしてライブです。

左はブルースデュオの歌屋BOOTEE

右はア・カペラのBRIARWAYS。


2005/11/23(水)
11/23 リュックサックマーケット(5)










今日のカフェは船津さん・中川さん・yuujyaさん。
三人三様のスウィーツが並びました。
写真左はyuujyaさんによる六甲山カフェ・マドレーヌ。
六甲山カフェのロゴが入っています。

そして今日は、足立さんにより
お堂の横で野点(のだて)が行われました。


2005/11/23(水)
11/23 リュックサックマーケット(4)









僕も力一杯雑貨を持っていったのですが
出す場所が全然ありません。
人のお店の軒先に少しだけ並べさせてもらったり
行商をしたりしました。

そして売るだけでなく
物々交換も試みてみました。

右の写真がその成果。
右のポスターと、左のCDを交換してもらいました。


2005/11/23(水)
11/23 リュックサックマーケット(3)









こんな感じです。


2005/11/23(水)
11/23 リュックサックマーケット(2)








今日のリュックサックマーケットの出展者は
のべ40人ぐらいいたでしょうか。

古着・本・雑貨・スウィーツ・パン・野菜などが
所狭しと並べられ、売られていました。


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