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2026/03/06(金)
【シリーズ】街角をゆく Vol.19 四條畷(大阪府四條畷市)


エネルギー・文化研究所noteでの連載、
「街角をゆく」第19回目は、四條畷です。

昨日3/6にNHKラジオ「関西ラジオワイド」内の
「関西街角再発見」でお話しした、忍ケ丘駅前遺跡、
四條畷市立歴史民俗資料館、田原レイマン墓碑、
四條畷の戦い、そして四條畷にある100体のサンタ像の話を書きました。
https://note.com/ognwcel/n/n5d35660c85db


2026/03/04(水)
3/12(木)には、高松に行きます


日に日に世界が悪くなる 気のせいか そうじゃない
そんなじゃダメだと焦ったり 生活しなきゃと坐ったり
(ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」より)

世界ではいろいろ不安なことが起こっていますが、
とりあえず目の前のことに注力しようと思います。

3/12(木)には、高松に行きます。
目的は「上水道」のリサーチです。
香川県は上水道の維持のため、2018年に、
県下16自治体の水道事業を統合しています。
この取り組みを探ってみようかと。

そして夜には、本屋ルヌガンガさんでお話を。

3/12(木)19:30〜「まちを読み解くための方法」@本屋ルヌガンガ
https://www.lunuganga-books.com/events/machiwoyomitokutamenohoho-yamaosamehiroshisanohanashikai

まちを観るための視点は、名所旧跡や名店を訪ねる観光の目線だけでなく、「ここで暮らすと便利かな?」という生活者目線、「今一番ホットなのはこのあたり?」というトレンドウォッチ目線、「このお店はどんなお客さんに支えられているのだろう?」という経営的目線、「なぜこんな構造になっているのか?」という都市計画の目線、「このまちにはどんな課題があるのだろう?」というソーシャル目線などなど、人によってさまざまです。今回僕は、「そのまちからどんなドラマが見えてくるか?」という物語目線でお話をします。そしてその後に、参加者のみなさんの「まちヨミ」の視点をうかがいます。

高松の近くにお住いの方(知り合いには多くはない)、
お時間とご興味がありましたら、お越しください。

写真は5年前に行った「トキワ新町」。
ルヌガンガさんの近所です。


2026/03/02(月)
エネルギー・文化研究所の40年


大阪ガスネットワーク エネルギー・文化研究所が発行する
情報誌CELの第138号が、3/1付で発行されました。
https://www.og-cel.jp/info_new/1798334_46968.html

特集「エネルギー・文化研究所の40年」

エネルギー・文化研究所(CEL<セル>)は、
1986年4月に大阪ガスの創立80周年を記念して設立され、
2026年4月に40周年を迎えます。

10年、20年先の社会や価値観、生活、文化の変化を予測し、
企業がそれに適応するための方策を研究することを目的に
設立されました。

この40年間、社会情勢や事業環境が大きく変化する中で、
企業の視点に偏ることなく、生活者の視点と長期的な視野を
大切にしながら、研究と実践を続けてきました。

今号では、その歩みを、草創期、中興期、再起動期、再興期の4期に分けて
振り返りながら、CELがこれまで果たしてきた役割を改めて見つめ直し、
変わりゆく社会の中での役割や意義について考えていきます。

冊子は、グランフロント大阪・都市魅力研究室や
扇町ミュージアムキューブ内「談話室マチソワ」などに
置きますので、見かけられたらご自由にお取りください。

*上のサイトから、電子ブックでお読みいただくことも、
 PDFをダウンロードいただくこともできます。

CELのことばかり書いていて恐縮なのですが、
よろしければ、お読みいただければ、
そして感想などお聞かせいただければ幸いです。

*次号の139号から141号にかけては、
『住まい・暮らし』『都市』『エネルギー・環境』という、
 CELの原点ともいえるテーマで特集を予定しています。


2026/03/02(月)
3/5(木)のNHKラジオ「関西街角再発見」では、四條畷の話を


3/5(木)のNHKラジオ「関西ラジオワイド」での
「関西街角再発見」では、四條畷の話をします。
https://www.nhk.jp/p/rs/3LMYMLG7XQ/episode/re/214X9Z494Q/

1月のWalkin'Aboutで出会った市立歴史民俗資料館と、
古墳時代の馬飼いの里と、市内のあちこちで見かける
谷口智則さんのサンタ像の話になると思います。
放送時刻は午後4時30分〜50分頃の予定です。
関西ですが、首都圏でも流れます。

国会中継が長引きませんように...


2026/03/01(日)
みみっぱまわり(2)


「幼稚園と保育園はどう違うのか?」という問いを、
最近いろんな方に投げかけています。

所轄が文科省と厚労省(今はこども家庭庁)、
預かってもらえる年齢と時間の長さ、
仕事をしていないと預かってもらえない、
保育園育ちの子の方がたくましく育つ、など、
いろんな答えを聞かせていただきました。

まち歩き視点からは何が見えてくるのだろうと思い、
2/28のWalkin'Aroundでは、幼稚園と保育園を巡りました。

協和町にある「共愛こども園」は、1929年(昭和4年)に、
堺市初の託児所として、家事講習所内に発足しています。
その後1947年(昭和22年)に児童福祉法の適用により、
「共愛託児所」は「共愛保育所」と改称され、
1969年(昭和44年)には、堺市で初めての
ゼロ歳児保育がスタートしています。
そして2017年(平成29年)に、幼保連携型認定こども園になっています。

つまりこの地域は、市内でもっとも保育ニーズが高い場所、
言いかえれば“課題先進地”だったのでした。

はっきりとした裏付けが取れないそうですが、
この地域が堺市に編入された1925年(大正14年)には、
尋常小学校の教員が私設で立ち上げた託児所が、
「共愛託児所」だったという話もあるようです。

地域には他にも「しおあなの森保育園」があります。
1976年(昭和51年)に「しおあな保育所」として開設され、
社会福祉法人による保育施設として運営されています。

課題が深刻だったからこそ、自ら動く人が現れる、
行政に働きかけ、政策としての実現をはかる。
やがて国が基本法と制度をつくり、全国的に実施されるようになる。
アドボカシー(権利擁護運動)ではこういう道筋を目指しますが、
かつての舳松村は、まさにそういう場所だったと理解しました。

僕はいま、地方自治についての本を書こうと、
いろんな分野の事例を調べています。
本当にいろんなことを知らないなと実感する日々で、
ちょっと時間がかかりそうです(おわり)。


2026/02/28(土)
みみっぱまわり(1)


今日のWalkin’Around みみっぱには、
10名の方にご参加いただきました。

みみっぱとは、耳原総合病院と介護施設を営む
社会医療法人同仁会が、昨年6月に堺市大仙西町に
オープンした地域コミュニティ棟です。

今日は各自自由に堺のまちを歩いていただいた後、
「みみっぱ」まで自力でお越しいただいたのですが、
堺東駅・湊駅(南海)、三国ヶ丘駅・百舌鳥駅(JR)、
車など、みなさんいろんなアプローチをされていました。

今日はテーマに「地域の居場所の可能性」とあったので、
僕は大仙公園のそばにある「HONBAKO堺本店」へ。
店内の本棚を箱ごとに貸し出す「シェア型書店」です。
https://honbako-cafe.com/

ちょうど午前中の読書会が終わったところで、
オーナーの牧田さんも、店長の中道さんもおられました。

堺本店には現在、120名の箱主さんがおられるそうです。
お店では箱主どうしの交流に力を入れておられ、
この空間を通じていろんな出会いが生まれているのだと。

また、地域のお店と一緒にイベントもされていて、
今年5/9(土)には、大仙公園の大芝生広場に
スクリーンを立てての「HONBAKO 野外映画祭」の
第2回を開催されるのだそうです。

オープンして3年半。現在は宇治と北堀江にも
新たにお店を出されているのだと。

こういう居場所が、みみっぱの近くにはありました(つづく)。


2026/02/26(金)
ひとりWalkin'About@八潮(4)


八幡・八條・潮止の3つの村は、1956年(昭和31年)に
合併して八潮村となり、その後64年に八潮町に、
72年に八潮市になっています。

八潮村では1959年(昭和34年)に工場誘致条例を制定し、
村内の工業化を進めました。工場の増加とともに
周辺地域から人口が流入し、宅地造成も活発になりましたが、
生活排水や工場排水が直接川に流されたことで、水質汚染が発生しました。
特に綾瀬川では深刻で、1980年(昭和55年)より15年連続で
全国ワースト1となっています。この状況を打開すべく、
河川流域の自治体では汚染を低減させる取り組みを行っています。
八潮市の下水道の敷設は、こういうタイミングで実施されています。

八潮市の下水道は「中川流域下水道」として埼玉県が整備し、
1983年(昭和58年)に供用が開始されています。
流域にある11市4町の下水を集め、八潮市東隣の三郷市に設けられた
中川水循環センターで処理しています。

今回の八潮市の陥没事故現場は流域下水道の最下流近く(赤印)にあり、
県内の9市3町からの汚水が集まります。
だから管径が4.75mもあり、事故の影響が上流側120万人に及んだのでした。
常時流量が多く流れを止められないため、点検調査時に
鮮明な映像が得られず、異状を検知できなかったことも
今後の課題となっています(その後は飛行式ドローンを用いた
調査が行われるようになり、状況は改善しているのだと)。

下水道というインフラには、止めることができない、
工事にあたって道路の通行規制が必要など、特有の事情があります。
下水道管の再整備には、老朽管を開削して取り出して
新しい管に取り替える「更新工法」の他に、
特殊な工法を施して機能回復・維持をはかる「更生工法」があり、
特に近年は後者の技術開発が進んでいます。

*参考サイト 大阪市建設局下水道部「老朽施設の改築」 
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000008432.html


今回の事故によって、下水道老朽化対策は喫緊の課題であると広く認識され、
都道府県主導による技術面・財務面での基盤強化や、
法令を含む諸制度の見直しなどが議論されています。

テクニカルな面では自分たちにできることは少なそうですが、
私たちの生活はどのように成り立っていたのか、
現在はどういうシステムで維持されているのか、
私たちに何かできることはないのかと、
こういう機会に問うてみることも大事かなと思い、
歩き回って調べてみました(おわり)。

左:国土地理院地図 1/25000草加 昭和40年改測・昭和42.10.10発行
右:埼玉県下水道局 流域下水道管路マップより


2026/02/25(水)
3月のTable,Table


談話室マチソワでのワークショップ「Table Table」。
3月の全体スケジュールは以下の通りです。

*写真は「仏像トーク【番外編】」開催風景です
*詳細はこちら

■点字に触れてみよう、点字を打ってみよう 店主:つっつん(ひだまり)
 3/6(金)、13(金)、20(金)、27(金)  16:00〜19:30 予約不要 参加費:無料(1ドリンクご注文ください)
【お問合せ】ひだまり・堤 info●odaidokoro.info(●→@)

■「色を選べる水引細工WS」店主:yuriko(紅茶喫茶2cups)
 3/8(日)受付時間 13:10〜14:00の間随時※所要時間90分程度 参加費:2.000円(材料費、わかりやすいテキスト込み※現金のみ)+1ドリンク
講師:kasumi(アクセサリー作家) 要予約
【予約・問い合わせ】(Instagram)@momotose_towaco

■マチソワ おんどく読書会
 3/9(月)参加料:500円+1ドリンクオーダー 要予約(単発参加可能)
 マチネ前 10:30–12:00 読むテキスト:「オツベルと象」
 ソワレ後 19:30–21:00 読むテキスト:「カイロ団長」
【予約・問い合わせ】ogurikazue@yahoo.co.jp

■【古事記を楽しく読み解くお茶会】 店主 つっつん(ひだまり)
 3/15(日)13:30〜15:30 予約不要 参加費:無料(1ドリンクご注文ください)持ち物:手ぶらで大丈夫です
ナビゲーター:春野花(古事記で巡る神社巡りガイド)
 お問合せ:連絡先(メール) haruno.87.musubi●gmail.com (●→@)
(公式ライン) https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=412joztv

■アロマで春のバランスケア 店主:ほちょ 主催者:RIN
 3/22(日)13:00-16:00 
・アロマハンドマッサージ 15分1000円+1ドリンク制
・アロマスプレー作り 1000円+1ドリンク制
主催者:RIN https://www.instagram.com/aromarin(Instagramアカウント @aromarin)

■くす玉わってみませんか? 店主:ほちょ
 3/22(日)13:00-19:30(随時対応しますので、お好きな時間にどうぞ) 参加費:無料(1ドリンクご注文ください)
出演:往来お祝い門付一座 申込:不要
【お問い合わせ】ほちょ(Instagramアカウント @hochohocho)

■くす玉をわって、お祝いについて考える。 店主:ほちょ
 3/22(日)19:30-21:00 参加費:500円+1ドリンク 企画/講師:梅山晃佑(ついたちレコード) 
【ご予約・お問い合わせ】ほちょ(Instagramアカウント @hochohocho)

■マーカーで書くカリグラフィー 店主:yuriko(紅茶喫茶2cups)
 3/24(火)夜クラス19:30-21:30・ 3/25(水)朝クラス10:30〜12:30 講師:武田雅子さん 
参加費:3,000円(ペン1本と紙・資料付)+1ドリンク制 ※要予約
【予約、お問い合わせ】2cups (yuriko)(Instagramアカウント @tea2cups)

■仏像をめぐるぐるりのこと vol.11
 3/26(木)、4/2(木)19:00〜20:30(受付 / 18:00〜)
 参加料:1ドリンク+資料代200円
 申し込み→https://fb.me/e/6ePA6Sb5Y

■大人のためのほんわかそろばん教室 店主:阪田
 3/29(日) オープン10:15/10:30〜11:30  予約不要
 講師:森山英将 料金:1200円(現金のみ)+ワンドリンク 持ち物:そろばん 持っていない人は貸出します 。
【予約、問い合わせ】マチソワスタッフ 阪田(13rokyoku@gmail.com)・2cups(Instagramアカウント @tea2cups)

■Bibliophile’s Cafe(本を紹介する会) 店主:やまのう
 3/29(日) 16:00-18:00 参加無料(1ドリンク制)


2026/02/25(水)
ひとりWalkin'About@八潮(3)


八潮市はかつては八條・八幡・潮止の三つの村で、
東を中川、西を綾瀬川、南を垳川・大場川の河川に囲まれ、
古くから水害に悩まされた地でしたが、江戸時代に
中川・綾瀬川が改修されて利根川や荒川の本流と切り離され、
農業用の用・排水路として使われるようになったことで、
豊かな耕作地となりました。また江戸まで船で容易に行けるように
なったことで、舟運が一気に盛んになりました。

八潮から江戸に運ばれた荷は、年貢米、野菜、藁工品、味噌などでしたが、
江戸からは主に下肥や干鰯、日用品が運ばれました。
下肥とは、人間のし尿を腐熟させたものです。このあたりには
山林、原野が少なく、堆肥が手に入りにくかったことから
下肥は重宝され、中川や綾瀬川では下肥商人が
江戸から舟で下肥を運び、農家に販売していました。

江戸時代の庶民生活や文化を研究した小説家の石川英輔氏は、
著書『大江戸リサイクル事情』の中で、江戸時代には
ごみや排泄物、不用品の回収、再利用が徹底的になされ、
「江戸文化は洗練の極致に達したリサイクル文化だった」と書いています。
下肥についても一章を割いておられ、人口100〜120万人の
江戸の町には、そこで発生した膨大なし尿を移送して
全量を肥料に変えるシステムが機能していたことを明らかにしています。
八潮も、そのシステムの一端を担っていたのです。

大正時代になると需給関係が変化し、下肥商人は下肥を購入するのではなく、
くみ取り料を徴収して処理するようになりましたが、
昭和30年代後半頃に人工肥料が普及するまでは、
下肥の農村還元は続いていました(八潮市はかつては八條・八幡・潮止の三つの村で、
東を中川、西を綾瀬川、南を垳川・大場川の河川に囲まれ、
古くから水害に悩まされた地でしたが、江戸時代に
中川・綾瀬川が改修されて利根川や荒川の本流と切り離され、
農業用の用・排水路として使われるようになったことで、
豊かな耕作地となりました。また江戸まで船で容易に行けるように
なったことで、舟運が一気に盛んになりました。

八潮から江戸に運ばれた荷は、年貢米、野菜、藁工品、味噌などでしたが、
江戸からは主に下肥や干鰯、日用品が運ばれました。
下肥とは、人間のし尿を腐熟させたものです。このあたりには
山林、原野が少なく、堆肥が手に入りにくかったことから
下肥は重宝され、中川や綾瀬川では下肥商人が
江戸から舟で下肥を運び、農家に販売していました。

江戸時代の庶民生活や文化を研究した小説家の石川英輔氏は、
著書『大江戸リサイクル事情』の中で、江戸時代には
ごみや排泄物、不用品の回収、再利用が徹底的になされ、
「江戸文化は洗練の極致に達したリサイクル文化だった」と書いています。
下肥についても一章を割いておられ、人口100〜120万人の
江戸の町には、そこで発生した膨大なし尿を移送して
全量を肥料に変えるシステムが機能していたことを明らかにしています。
八潮も、そのシステムの一端を担っていたのです。

大正時代になると需給関係が変化し、下肥商人は下肥を購入するのではなく、
くみ取り料を徴収して処理するようになりましたが、
昭和30年代後半頃に人工肥料が普及するまでは、
下肥の農村還元は続いていました(次回で終わります)。

地図:国土地理院地図 1/20000「千住」明治42年測図・大正2年製版)。

地図:国土地理院地図 1/20000「千住」明治42年測図・大正2年製版


2026/02/24(火)
「まちづくり」に収まらないもの


2/19(木)のうめきたTalkin’About「暮らしとまちと仕事がつながる町、神山」には、
19名の方にご参加いただきました。

フリーランスのライターである杉本恭子さんは、
ウェブマガジン『雛形』の連載「かみやまの娘たち」の取材で、
2016年から、3ヶ月ごとに神山に通いました。
https://www.in-kamiyama.jp/author/hinagata/

連載は5年間続きましたが、杉本さんは終了後も神山で取材を続け、
昨年6月に『まちは暮らしでつくられる 神山に移り住んだ彼女たち』を上梓されました。
https://www.shobunsha.co.jp/?p=8930

杉本さんはこの本で、神山の暮らしの中心にある鮎喰川から語りを始め、
そこから支流へ、そして水源地でもある山と木々へと広げていくように、
出会った女性たちの物語を展開させています。

神山は「地方創生のロールモデル」と言われていて、
これまでに多くのことが語られてきましたが、

杉本さんが選んだのは、地方創生、地域づくり、
そして神山という主語からいったん離れて、
女性たち一人ひとりの日常の語りによって編むこと。
「小さな小さな積み重ね」を注意深く見つめて、
大切なものとして認めるというスタンスでした。


 神山に行くと、会わないようにしない限り、いっぱいの人に会います。
 都会では多くの人とすれ違っても喋らないけれど、
 神山では知らない人とすれ違っても喋ります。

 インタビューを重ねて、多くの人たちに話を聞いていると、
 相手が“取材対象”という感じではなくなってきました。
 それは書き手としては苦しいことでもありました。

 みんなの言葉が大事すぎて、どう書いていいのか。
 うまく行ったのかどうかはいまだに分からないけれど、
 しみじみとした感想をもらうことが多いですね。

オンラインで神山から参加いただいた、
本の中でも紹介されている女性は、

 地方創生ともてはやされるけれど、実際はすごく泥臭く、
 町には足りないものもいっぱいで、それでもやっていこうとしています。

 外から取材に来る人の中には、「ほしい神山像」を切り取って帰る人もいます。
 そんな中で、恭子さんには、半年に1回、しっかり話を聞いてもらえる。
 しんどいことも、町の人じゃないから喋れることも。
 言葉にならないことを聞いてもらえて、形になったりも。


「まちづくり」という言葉がしっくりこないのは、
そこで起こったこと、流れていた時間、交わした会話など、
それ自体かけがえのない、キラキラとしたものを、
一つの目的に回収して了解するというニュアンスが
そこから感じられるからなのでしょう。

右の写真は、一昨年にWEEK神山から撮った鮎喰川です。
この風景は、僕にとってもかなり大事な何かです。
ぜひ多くの人に、そんな神山を感じていただければと。


2026/02/24(火)
ひとりWalkin'About@八潮(2)


左写真は道路陥没事故の復旧工事現場の風景です。
この事故ではトラック1台が陥没でできた穴に転落し、
運転手が3ヶ月後に遺体として発見されています。

陥没は、下水道管内部で発生した硫化水素が
空気中の微生物により硫酸になり、コンクリートを腐食して
穴を開け、そこから管内に土砂が流入し、アスファルト面との
間に空洞が出来たことによって起こったと分析されています。

陥没後には大量の土砂やアスファルトなどが
下水道管を破壊したことでさらなる陥没が起こり、
最終的に穴は幅約30メートル、深さ約10メートルに達しました。
バイパス工事は事故から2週間ほどで完了しましたが、
新たな下水道管を敷設し、道路を復旧するまでには
更に5〜7年かかると言われています。

*詳しく知りたい方は、こちらを。
 八潮市で発生した道路陥没事故に関する原因究明委員会・最終報告書
 https://www.pref.saitama.lg.jp/c1502/news/nakagawa0314.html

右の写真は工事現場近くで撮ったものです。
電柱に騒音・振動とともにH2S(硫化水素)と
臭気を測定するための機器が取り付けられています。

硫化水素は、汚泥に含まれる硫黄分が
無酸素状態で硫酸還元菌に分解・還元されると発生します。
卵が腐ったような臭いがしますが、高濃度の環境では
神経系や呼吸器系に障害をきたし、命にも関わるため、
復旧工事においても細心の注意が払われています。

工事現場は関係者以外立入禁止で、隣接する工場地帯には
汚泥や建設残土などの産業廃棄物の中間処理場が設けられ、
作業員の方々が日々復旧作業に当たっています。

今回事故を起こした下水道管はコンクリート製で、
内径が4.75m、厚さが50cmという巨大なものでした。
そんなに分厚いコンクリートが腐食するのも驚きですが、
そんなに巨大な下水道管が幹線道路の下を走っていたのも驚きでした。

この下水道管が供用を開始したのは、1983年(昭和58年)のことです。
では、それまでは、地域の暮らしはどうなっていたのか?
そこにもう一つのストーリがありました(つづく)。


2026/02/23(月)
ひとりWalkin'About@八潮(1)


先週上京した時に、埼玉県八潮市に足を伸ばしました。

八潮市は、東京都足立区の北東側にあります。
人口は9万人強。2005年につくばエクスプレス八潮駅が
開業して以降、急速に人口が増えているまちです。

八潮駅から2kmほど北にある八潮市役所のすぐ近くに、
「カラチの空」というパキスタン料理店があります。

開業は2010年。店主のザーヒッド・ジャベイドさんは
パキスタンからシェフを呼び寄せ、スパイスを調達し、
パキスタン料理を忠実に再現したメニューを提供しました。
もともとはパキスタン人向けのお店として始まりましたが、
日本人のファンに見出され、今では人気店になっています。

僕がいただいたのは「マトンパラオ」。
パキスタンの炊き込みごはんで、
スパイスが効いているけれど、辛くはありません。
店内の雰囲気もパキスタンにあるお店のようで、
カラチに旅行に来た気分になりました。

八潮市には中古車のオークション会場があり、
1990年代から、中古車販売のビジネスを行うパキスタン人が
増えてきたそうです。人口としては150人ほどのようですが、
市役所のそばには他にも何軒かパキスタン料理店や
食材店があり、このエリアは最近「ヤシオスタン」と
呼ばれたりもしています。

ここから数百mほど東には、県道松戸草加線の
中央一丁目交差点があります。昨年1月に、
下水道管の破損に由来する道路陥没事故が起こった場所です。

この事故と、八潮のまちの歴史について
歩いて調べてみて分かったことを、
今から2回ほどでお伝えしたいと思います(つづく)。



2026/02/20(金)
第33回OMS戯曲賞の募集が始まります


第33回OMS戯曲賞の募集が、今日から始まります。

OMS戯曲賞は、複合文化施設「扇町ミュージアムスクエア(OMS)」の
10周年記念事業として1994年にスタートしました。
次代を担う新たな劇作家の登場を期待すると同時に、
既に評価のある中堅劇作家への刺激を兼ねて、
過去に受賞歴のある作家も選考の大賞にしています。

関西2府4県に在住、または関西を主たる活躍の場とする
劇作家の方が、2025年1月から12月までに書き下ろされた
作品が対象となります。未上演でも可です。

*募集要項は、こちらをご覧ください。
https://network.osakagas.co.jp/effort/oms/index.html#terms

僕は1997年の終わりから2003年の閉館までOMSにいて、
第5回の戯曲賞から事務局を担当しています。
途中メビック扇町や大阪21世紀協会に行っていた時には
外れていましたが、2010年に大阪ガスに戻ってからは
この戯曲賞に関わり続けています。

戯曲賞が続いたことで、
素晴らしい才能や作品と出会い続けられていることを、
あらためて、ありがたく思っています。

今年も多くの方々とお会いできるのを、心待ちにしています。


2026/02/19(木)
2/21(土) Bibliophile's Cafe


あさって2/21(土)ソワレに、談話室マチソワに入ります。
16:00-18:00にはBibliophile's Cafe(本を紹介する会)をやります。

僕は、今日のTalkin'Aboutでお話しいただいた
杉本恭子さんの『まちは暮らしでつくられる 神山に移り住んだ彼女たち』
をあらためて紹介しようと思っています。
https://www.shobunsha.co.jp/?p=8930

(今日のレポートは、また近日中に書きます)

紹介したい本を持って、お気軽にお越しください。


2026/02/18(水)
日本の公民館でできること


明日2/19(木)のうめきたTalkin'Aboutには、
『まちは暮らしでつくられる 神山に移り住んだ彼女たち』著者の
杉本恭子さんにお越しいただきますが、
https://www.toshimiryoku.jp/1796470_11631.html

4月には、那覇市繁多川公民館館長の
南信乃介さんに、オンラインで登壇いただきます。

うめきたTalkin’About「日本の公民館でできること」
 2026年4月16日(木)7pm〜9pm
 場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 参加無料
 話題提供:南 信乃介氏(那覇市繁多川公民館館長)※オンラインにて登壇 

 2012年、エジプトの大学院で社会教育を学んでいたモハメッド・アブデルミギードさんは、那覇市の繁多川公民館を訪れ、南さんと出会いました。ミギードさんは同公民館の活動に数年間関わった後にエジプトに戻り、2020年に日本式の公民館を開館しました。

 南さんたちはその後、日本の公民館を盛り上げる活動をスタート。2021年には書籍『公民館のしあさって』を出版。以来読書会や全国キャラバンを開催し、2023年、2026年2月に東京ミッドタウン・デザインハブで企画展を開催しています。
日本の公民館は、戦後に社会教育施設として設置されました。文部官僚として公民館制度の整備に尽力した寺中作雄は、市民がお互いに学び合う“地域文化のプラットフォーム”としての公民館構想を掲げていました。

 現在、日本には約1万3千館の公民館があります。多くは講座の提供や施設の貸出業務が中心となっており、予算も減少傾向にありますが、一方で人口減少局面を迎える中、公民館には地域コミュニティの維持・発展、住民が主体的に地域課題を解決する場など、新たな役割が期待されるようになってきています。

 今回のTalkin‘Aboutでは、南さんにこれまでに取り組みについてうかがい、そこから公民館のこれからの可能性について考えていきます。

※同イベントは、Teams併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

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うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク(株) エネルギー・文化研究所
 担当:山納 Tel 06-6205-2366

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というわけで、おとついは
東京ミッドタウン・デザインハブでの企画展
「公民館とデザインは、なにを夢みたのか?
 〜雑談がうまれる場所と、そのためのDesignをめぐって〜」
https://www.designhub.jp/exhibitions/kominkan2026

にお伺いしてきました。

*この展覧会は、3/16(月)までやっています。


2026/02/18(水)
水島の記憶(5)


倉敷市水島の、あさがおギャラリーから徒歩数分のところに、
「エスプレッソをひとつ」というバールがあります。

岡山市出身で、イタリア・フィレンツェと高松市で
バリスタとして修業した店主・有宗美朝さんが
2022年にオープンしたお店です。

この間はあまり長居できませんでしたが、L字のカウンターがあり、
すぐに店主や他のお客さんと親しくなれそうな雰囲気でした。
岡山方面に行くタイミングで、また再訪してみようと思います(おわり)。


*「エスプレッソをひとつ」について、詳しくはこちらを。
 https://kuratoco.com/espresso/


2026/02/17(火)
水島の記憶(4)


公害により、多くの住民が地域の環境悪化と健康被害の犠牲となり、被害側と加害側での分断が起こりました。中には家族が加害側企業に勤めていたことで、また差別を恐れて患者認定申請を行わなかった人たちもおられ、分断の様相はかなり複雑なものとなっていました。この加害−被害関係を乗り越えて、和解後のまちづくりをどう進めていくかにおいて、大きなテーマとなっています。

みずしま財団では2021年から24年まで、「みずしま地域カフェ」という取り組みを行ってきました。これは、地域の人たちや外部専門家などが集まって地域の歴史について学び、それを踏まえて将来のまちづくりの方向性などを語り合う場で、財団ではそこで得られた情報をもとに『水島メモリーズ』と題した小冊子を作成し、観光施設や公民館などに配布。昔から人気の喫茶店、地域にある朝鮮学校、水島臨海鉄道、漁業と商業で栄えた呼松集落などの歴史を、各号ごとにテーマを変えつつ紹介してきました。

 公害の発生から60年の年月が経ち、当時のことを知らない世代が増えてきている一方で、水島には現在も、大気汚染公害に起因する疾病によって苦しんでいる多くの患者の方々がおられます。みずしま財団では、「まちの記録とひとびとの記憶」をキーワードにした取り組みを展開されています。

そして2026年1月には、『水島メモワール』が発行されました。発行主体は産官学協働の組織「みずしま滞在型環境学習コンソーシアム」。同組織では、水島の「地域の価値」を発信する媒体として、また水島の歴史と現在を学び、未来を考えるための素材として『メモワール』を活用していくそうです。

歴史の解釈を通じて、さまざまな主体の間での対話を促し、協働を生み出し、地域の価値を創り、歴史を現在や未来に活かしていく取り組みを“パブリック・ヒストリー”といいます。水島ではそうした取り組みも始まっているようです(つづく)。


2026/02/17(火)
水島の記憶(3)


ですが、石油化学コンビナートや製鉄所が操業を開始すると、海と大気の汚染が起こりました。海からは異臭魚が獲れるようになり、畑のイグサは先枯れを起こしました。コンビナートの対岸に位置する漁村の呼松(よびまつ)では、1964年に「呼松エピソード」と呼ばれる、700名による抗議デモが行われています。

この頃から、水島では喘息患者が急増しています。1953年に設立された水島医療生活協同組合(水島生協)は医療団を派遣するとともに、公害がどのように住民の健康に影響を与えたかを調査し、その後公害防止運動を支える専門家集団としての役割を果たしていきました。
僕がお話を伺ったみずしま財団の副理事長の福田憲一さんは、水島生協が設立した水島協同病院の検査室のスタッフとして、多くの患者さんの症例を目の当たりにされ、検査機器を背負って集落に出向いて検診を行った経験もあるそうです。
県や市は大気の測定を行い、加害企業に対して公害防止協定を締結。倉敷市は1972年に特定疾病患者対策協議会を設置し、市議会では公害患者に対して医療費を給付する条例が可決されました。国も1973年に公害健康被害補償法を制定して補償を開始。倉敷市は1975年に国の指定地区となっています。

ですがその後、産業界からの要請を受け、行政による公害反対運動への巻き返しの動きが起こりました。環境省は二酸化窒素環境基準を緩和し、倉敷市は1979年に条例の廃止を決定、1982年には医療費給付を打ち切っています。1983年、公害患者と遺族の方々は水島コンビナートの主要企業8社を相手取り、岡山地裁に提訴。環境基準を超える大気汚染物質の排出差し止めと損害賠償を求めました。以降裁判は13年間続き、1996年に和解が成立しています。
和解実現に向けて、患者会は裁判の解決によりめざす地域の姿を「水島再生プラン」として描き、社会の理解を呼びかけました。このプランにはコンビナートも描かれていて、企業とともに地域が再生している将来のイメージが描かれています。

1997年には公害地域の再生と新しいまちづくりをめざして「水島まちづくり実行委員会」が組織され、この取り組みを進めるために、2000年に和解金の一部を基金に水島地域環境再生財団(みずしま財団)が設立されています(つづく)。


2026/02/16(月)
水島の記憶(2)


写真は岡山県倉敷市水島の商店街にある
「みずしま資料交流館 あさがおギャラリー」。
オープンは2022年10月。運営しているのは「みずしま財団」
(公益財団法人水島地域環境再生財団)です。
https://mi
zushima-f.or.jp/


この資料館は、水島地域で起こった公害の歴史を伝える場と
して運営されています。かつては公害患者と家族の方々の
交流、憩いの場として活用されてきたスペースです。
中にはかつての水島地区の空撮写真と、
「水島メモリーズ」と書かれたパネルが展示されていました。


水島は、東高梁川の河口を干拓してできた新田開発地です。
かつては遠浅の海に王島、亀島などの小島がそびえていましたが、
干拓により地続きとなりました。土壌に塩分が残っているため
稲作には適さず、木綿やいぐさが栽培されていました。
東高梁川は水害対策のための改修工事により1925年に廃川と
なりましたが、ここに1943年、三菱重工の航空機工場が建てられました。
軍需工場であったため空襲を受けて破壊され、戦後には
自動車工場に転用されました。

戦後になると、水島では工業化が一気に進みました。
港湾整備が進められ、埋め立てが進み、工場が誘致されました。
1961年(昭和36)には川崎製鉄株式会社(現・JFEスチール株式会社)の製鉄所が開設され、
同年に日本鉱業株式会社と三菱石油株式会社も操業を開始しています。

国は1962年(昭和37年)に新産業都市建設促進法を制定し、
「国土の均衡ある発展」のスローガンのもと、新たな重工業の
集積を後押ししました。1964年(昭和39年)、岡山県南は
新産業都市に指定され、その後水島は「新産業都市の優等生」
と呼ばれるほどに発展を遂げていきました(つづく)。

*右の画像は、国土地理院地図「1/20000呼松」明治30年測図、明治32.6.30発行 です。


2026/02/15(日)


今朝は暖かかったので、久々にリフティング。
記録は74回。伸びしろはまだまだありそう。
備忘録として。


2026/02/10(火)
Walkin’Around みみっぱ(堺市)


2/28(土)に、Walkin'Aboutの番外編として、
こんなまちあるきを開催することになりました。
今回は午前中に堺市内を自由に歩いていただいた後に、
「みみっぱ」に集まって話をします。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’Around みみっぱ(堺市)」

 日時:2026年2月28日(土)13:00集合
  *お申し込み不要・無料
 場所: みみはら地域コミュニティ棟(みみっぱ) 堺市堺区大仙西6丁176  

 みみはら地域コミュニティ棟(みみっぱ)は、堺市堺区大仙西町に2025年6月にオープンした、コミュニティスペース、キッチン、アートリンクセンターなどを備えた地域のコミュニティ拠点です。設置主体は社会医療法人同仁会。誰もが安心して住み続けられるまちづくりをモットーに、医療・介護・福祉の連携により「自分らしく暮らせる」地域社会づくりに取り組んでいます。
 「みみっぱ」では、「自分らしく暮らせる社会へ」を目指し、「であう・つなぐ・まなべる・ひろめる」をコンセプトにゆるくつながれるスペースを目指しています。

 「みみっぱ」の周辺には、世界遺産に登録された百舌鳥古墳群、博物館・図書館・日本庭園を備え、市民の憩いの場となっている大仙公園、三好氏の菩提寺であり、堺の町衆文化の発展に寄与した南宗寺などがあります。南宗寺の北西側は、かつて環濠都市を形成していた自治都市・堺の痕跡があちこちに残されています。

 今回のWalkin’About番外編では、みなさんに「みみっぱ」まで自力でお越しいただきます。
 集合後はみなさんに、どこから歩いてきたか、その間に何を見聞きしたかをお話しいただきつつ、地域の居場所の可能性についても話し合います。場の案内人は大阪ガスネットワーク(株)エネルギー・文化研究所 山納洋さんです。お申し込みは不要、参加費無料です。
 近隣にお住まい方、通勤されている方は13時からのご参加だけでも大歓迎です。

*堺市文化芸術活動応援補助金事業     

お問合せ:耳原アートリンクセンター 虎頭(ことう)


2026/02/08(日)
高松での取材とトーク


1月に、地方自治に関する本の取材を始めますと
この日記に書いたところ、お声かけをいただき、
3月に香川県に伺うことになりました。

自治体の方にお話をうかがうだけでなく、
歩いて読みとく地域デザイン』と、
歩いて読みとく地域経済』について
お話をさせていただく機会をいただきました。

3/12(木)19:30〜「まちを読み解くための方法」@本屋ルヌガンガ
https://www.lunuganga-books.com/events/machiwoyomitokutamenohoho-yamaosamehiroshisanohanashikai

次の本も、この2冊と同じように、
写真から始まり、そこから見えてくる地方自治のありようを
お伝えしていきたいと思っています。


2026/02/07(土)
2/10(火)マチ会議


2/10(火)は、都市魅力研究室で「マチ会議」です。

■マチ会議
 2月10日(火)19:00〜21:00頃 @都市魅力研究室 参加無料
 https://www.toshimiryoku.jp/access.html
 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。

写真は倉敷市水島地区にある、呼松という
かつての漁村で見かけた風景です。
食料品を船に載せ、港内を巡って卸すという生業を
家族でされているのだそうです。


2026/02/05(木)
水島の記憶(1)


何年か前に「水島メモリーズ」という冊子を頂き、
気になって手元に置いていました。。

日本有数の鉄鋼・石油コンビナートを有している
岡山県倉敷市・水島地区は、江戸時代の新田開拓で
作られた農村で、瀬戸内海の豊かな海に養われた
漁場も有し、漁業の文化もある土地です。

「水島メモリーズ」は、地域の新たな魅力を見つけるために
地域の人たちに話を聞く「みずしま地域カフェ」で
集めた情報をもとに作られています。
https://mizushima-f.or.jp/publishing/4829/

今日は、この冊子を作っていた林美帆さんと、
みずしま財団の方にお話を伺おうと、水島に行ってきました(つづく)。


2026/01/29(木)
がくげいラボ×Talkin'About、いったん終了!


昨夜は京都・学芸出版社でのがくげいラボ×Talkin'About。
京都大学公共政策大学院・院長の曽我謙悟さんに、
日本の地方政府についてお話しいただきました。

都道府県と市町村の仕事とは、
知事と市長の位置づけはどう変わってきたか、
90年代の地方分権改革で何が変わったか、
国から下りてくる仕事と、地域のニーズに応える仕事、
市町村における新たな取り組みの波及、
NPOや民間企業は自治体とどう関わるか、
地方議会の現状と今後進むべき方向は、

といったお話を、じっくりと伺いました。
学びの多い、楽しい回になりました。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol44-20260128/

ということで、がくげいラボ×Talkin'Aboutは、いったん終了いたします。
これまでご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

*過去のアーカイブは、「まち座プラス」に登録すれば
 観られます。今回のも1ヶ月ほどで観られるはずです。


これからしばらくは、インプットです。
あちこち飛び回る日々を過ごしたいと思います。


2026/01/26(月)
2月のTable,Table


マチソワでのワークショップ「Table Table」。
2月の全体スケジュールは以下の通りです。

*詳細はこちら

■点字に触れてみよう、点字を打ってみよう 店主:つっつん(ひだまり)
 2/6(金)、13(金)、20(金)、27(金)  16:00〜19:30 予約不要 参加費:無料(1ドリンクご注文ください)
【お問合せ】ひだまり・堤 info●odaidokoro.info(●→@)

■陰陽六行鑑定・2026年運勢鑑定 店主:かおり
 2/7(土)、21(土) 11:00〜16:00

■アロマで春へのいざない 店主:ほちょ 主催者:RIN
 2/8(日)13:00-16:00 
・アロマハンドマッサージ 15分1000円+1ドリンク制
・アロマスプレー作 1000円+1ドリンク制
主催者:RIN https://www.instagram.com/aromarin(Instagramアカウント@aromarin)

■おんどく読書会
 2/9(月)参加料:500円+1ドリンクオーダー
 マチネ前 10:30–12:00 読むテキスト:「双子の星」
 ソワレ後 19:30–21:00 読むテキスト:「オツベルと象」
【予約・問い合わせ】Instagram @oguri _maron

■習ったらお店で即実践!1コインタイ語練習「タイ料理を注文してみよう」編 満席 店主:yuriko(紅茶喫茶2cups)
 2/10(火) 19:00〜19:45 ※満席 【教えてくれる人】伊丹のアジアン雑貨店ラフエイジア店主、上田まり子さん

■ 映画しゃべり場 店主:ぱお
 2/11(水祝) 14:00〜16:00 参加費無料1ドリンク制(予約不要)

■大人のためのほんわかそろばん教室 店主:阪田
 2/15(日) オープン10:15/10:30〜11:30  予約不要
 講師:森山英将 料金:1200円(現金のみ)+ワンドリンク
持ち物:そろばん 持っていない人は貸出します 。
【予約、問い合わせ】マチソワスタッフ 阪田(13rokyoku@gmail.com)・2cups(Instagramアカウント @tea2cups)

■かた〜い本を ゆる〜く読書会(日本の面影編) 店主:紅茶喫茶2cups 主催者 : 阪田
 2/15(日)ソワレ後 19:40〜  
 料金:500円(ワンドリンクオーダー制) ※満席
【企画者】
▪️武田雅子:各種クラス主宰、著書『エミリ詩の家-アマストで暮らして』
▪️阪田裕規:十三浪曲寄席主催者
【予約、問い合わせ】
マチソワスタッフ 阪田(13rokyoku@gmail.com)・2cups(Instagramアカウント @tea2cups)

■マーカーで書くカリグラフィー 店主:yuriko(紅茶喫茶2cups)
 2/18(水)朝クラス10:30〜12:30 ・ 2/24(火)夜クラス19:30-21:30 講師:武田雅子さん 参加費:3,000円(ペン1本と紙・資料付)+1ドリンク制 ※要予約
【予約、お問い合わせ】2cups (yuriko)(Instagramアカウント @tea2cups)

■Bibliophile’s Cafe(本を紹介する会) 店主:やまのう
 2/21(土) 16:00-18:00 参加無料(1ドリンク制)

■「色を選べる水引細工WS」店主:yuriko(紅茶喫茶2cups)
 2/22(日)受付時間 13:10〜14:00の間随時※所要時間90分程度 参加費:2.000円(材料費、わかりやすいテキスト込み※現金のみ)+1ドリンク
講師:kasumi(アクセサリー作家) 要予約   
【予約・問い合わせ】(Instagram)@momotose_towaco

■茶ra花・山本さんによるアーユルヴェーダ・ヘッドマッサージ体験 店主:諸国漫遊SUN BEARワタベ
 2/25(水)18:30〜20:00 参加料500円(+ワンドリンク制) 予約不要
【お問合せ】wata.kei21●gmail.com (●→@)


2026/01/24(土)
55歳になりました


うちの家から岩ヶ平公園までは徒歩4分ですが、
その間にまんが日本むかしばなしに出てきそうな
高さ30mほどの山があります。
その下には神戸水道が通っていて(なので昔は鉄管山と呼ばれていました)、
北東に進むと上ヶ原浄水場が、南西に進むと芦屋の街があります。
この山を登って下りて公園に行き、リフティングをします。
今朝はもう一つでしたが、先日は64回続きました。
往年の5分の1です。どうにか今年中には生涯記録を更新したいと思っています。

さて、今日は誕生日を迎え、55歳になりました。
そろそろペースを落とそうと思う一方で、
坂道を転がっていきそうな誘惑には抵抗していきたいとも。
みなさま、引き続きお付き合いのほど、お願いいたします。


2026/01/23(金)
暮らしとまちと仕事がつながる町、神山


再告知です。2/19(木)のうめきたTalkin'Aboutでは、
『まちは暮らしでつくられる』著者の杉本恭子さんに
話題提供いただきます。

うめきたTalkin’About「暮らしとまちと仕事がつながる町、神山」
 2026年2月19日(木)7pm〜9pm
 場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 参加無料
 話題提供:杉本 恭子氏(『まちは暮らしでつくられる 神山に移り住んだ彼女たち』著者)

徳島県名西郡神山町は、徳島市中心部から車で40分ほどの場所にある、鮎喰川の上中流域にある山々に囲まれた地域です。かつては農林業で栄えましたが、高度経済成長期以降には過疎化が進んでいました。十数年前にIT関連企業がサテライトオフィスを構えるようになり、移住者が増え、新たなプロジェクトが次々に起こったことから、地方創生戦略のロールモデルとして注目を集めたまちです。

杉本さんは、この町に移住した女性たちへの取材で神山に通い始め、連載終了後にも取材を重ね、このたび『まちは暮らしでつくられる 神山に移り住んだ彼女たち』を上梓されました。杉本さんはこの本の中で、神山に移り住んだり、還ってきたりした女性たちへのインタビューをもとに、“一人ひとりの暮らしによってまちがつくられていく”神山の風景を丁寧に描いておられます。

今回のTalkin‘Aboutでは、杉本さんに神山について、著書についてのお話をうかがい、そこから“まちづくり”と“暮らし”の関わりについて考えていきます。

杉本 恭子『まちは暮らしでつくられる 神山に移り住んだ彼女たち』(晶文社)
https://www.shobunsha.co.jp/?p=8930

※同イベントはZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は info@talkin-about.com までご連絡ください
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【会 場】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク(株) エネルギー・文化研究所
 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2026/01/22(木)
1/26(月)にNHKラジオ「マイあさ!」に出ます。


さて、ラジオの告知を。
1/26(月)の朝5時40分頃、NHKラジオ「マイあさ!」に出ます。

今回は、2/11(水)〜17(火)に京阪百貨店守口店で開催される
「かめづくし2026」というイベントを紹介します。
https://www.nefne.website/post/202602kamezukushi

亀をテーマにした作品販売ほか、展示、ワークショップ、
講演会などの企画が、1週間の間に行われます。
このイベントの企画者は、寝屋川市の雑貨店「ネフネ」の
西浦由乃さん。最近はマチソワの店主でもあります。

今回はイベントの概要とともに、なぜネフネが、
このイベントを開催するのかを、ご紹介したいと思います。

*「らじる★らじる」では聞き逃し配信を聴けるようです。


2026/01/21(水)
日本の地方政府


1/24(土)ソワレに、談話室マチソワに入ります。
16:00-18:00には、Bibliophile's Cafe(本を紹介する会)をやります。

僕は、曽我謙悟さんの『日本の地方政府』を紹介します。
https://www.chuko.co.jp/shinsho/2019/04/102537.html

日本には都道府県47、市790、町745など、
1700を超える地方政府がある。
一般に地方自治体、地方公共団体と呼ばれ、
行政機構のみが存在する印象を与えてきた。
だが20世紀末以降の地方分権改革は、教育、介護、空き家問題など、
身近な課題に直面する各政府に大きな力を与えた。

本書は、政治制度、国との関係、地域社会・経済の
三つの面から、国家の2.5倍の支出と4倍の人員を持つ
地方政府の軌跡、構造と実態を描く。

1/28(水)のがくげいラボ×Talkin'Aboutでは、
曽我先生から直接お話を伺うのですが、
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol44-20260128/

24(土)は、まず自分の考えを言語化するために
喋ってみようと思います。

興味ありましたら、お越しください。

談話室マチソワ https://matineesoiree.com/


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