TOP

Log130

2023/01/29(日)
「コモンカフェ」から「マチソワ」へ


さて、今日はみなさまに、大事なご報告を。

2023年10月に、大阪市北区・扇町公園の南側に
『扇町ミュージアムキューブ』という劇場ができます。
https://omcube.jp/

この施設は、かつて関西の若者文化の発信地だった
扇町ミュージアムスクエア(1985〜2003年)の
コンセプトを継承する施設として立ち上がります。
250席、100席、50席の3つの劇場空間と
7つのギャラリー・練習室・会議室を備えた
シアターコンプレックスが、医誠会国際総合病院の
外来棟の1階から3階に設けられます。
(運営:株式会社シアターワークショップ)

新劇場の1階には「マチソワ」という名前の
キッチンを備えたサロンスペースができるのですが、
この場所の運営を、コモンカフェ有志メンバーで行うことになりました。

「マチソワ」は劇場の中にできますが、
上には総合病院があり、横には保育園が入ります。
さまざまな立場の人たちが出会い、つながる場所として
このスペースの可能性を追求していきたいと考えています。

この場所には、かつては大阪市水道局の扇町庁舎があり、
水道局移転後には「メビック扇町」という
クリエイターのインキュベーションとして活用されていました。
僕自身は2003年から2006年まで、そこにいました。
ですので、17年ぶりに扇町に戻ることになります。

そして扇町での新たな実験に専念するために
中崎町で2004年から続けてきたコモンカフェは
2023年8月末で、約19年半の実験を終了いたします。

現在のコモンカフェスペースについては、
現メンバーの中で、新たな活用の検討が始まっています。
こちらについては、追ってご報告させていただきます。

みなさま、よろしくご承知のほど、お願いいたします。


2023/01/28(土)
ふるまうことで生まれるパブリック


1/25(水)のうめきたTalkin'About「1階からはじまるまちづくり革命」には、
リアル・オンライン合わせて82名の方にお集まりいただきました。

建築関係の雑誌や本の企画や執筆をしていた田中元子さんは、
千代田区内神田のビルにオフィスを移した時に、
オフィスの中にバーカウンターを作り、
そこでお酒をふるまい始めました。

そして次に、1階に降りて同じことがしたいと考え、
今度は小さな屋台を作ってまちに出ていき、
コーヒーをふるまい始めました。
そこから自分のやりたいことをまちに持ち込む
「マイパブリック」を提唱するようになりました。

2018年には、活用について相談を受けた、
墨田区の住宅街にある工場跡物件を活用して
「喫茶ランドリー」をスタートさせました。

多くの人たちが自分の場所と思えるように
ディレクションし過ぎず、近所の人たちのやりたいことを
どんどん受け入れていくことで、喫茶ランドリーは
コンセプトとして掲げていた“私設公民館”の通りに
多くの人たちに愛される場になっていきました。

そして次に、建物の1階を使って、
人々がリラックスして集い、出会い、つながる場を
作りたいという方々からの相談を受けるようになりました。
そしてフィットネス、スーパーマーケット、団地などで
喫茶ランドリーを展開し、まちの新たな顔を作っておられます。

田中元子さんは、ひとの姿が見える1階づくりを通じて、
互いに自由になり、多様性を許容できる社会をつくり、
究極的は“世界平和”を実現していきたい、
という強い信念を持っておられます。

その思いが、多くの参加者に響いていて、
とてもピースフルな時間を共有できました。
会場ではその後、元子さんに共感した前川壮太さんに
フリーコーヒーを実践していただきました。

コーヒーをふるまうことで、人がつながる場が生まれる。
そのことを、みんなが体感できた夜になりました。


2023/01/25(水)
女性が地域でチャレンジできる環境づくり


3/24(金)のうめきたTalkin'Aboutには、
ココスキの坂本さんにお越しいただきます。

うめきたTalkin’About「女性が地域でチャレンジできる環境づくり」
 2023年3月24日(金)7pm〜9pm
 場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 
 話題提供:坂本恵利子氏(合同会社ココスキ代表) 参加無料

 子どもが生まれると、急な病気や発熱、保育園に慣れないなど、責任を持って仕事ができなくなってしまう…女性が子育てをしながら仕事を続けていくのは、なかなか大変です。
今回のTalkin’Aboutでは、合同会社ココスキの坂本さんに話題提供いただきます。
 ココスキは兵庫県尼崎市を中心に関西で活動している、フリーランスのライター・フォトグラファー・デザイナー・プランナーなどで構成される女性クリエイターチームです。チームで活動することで、育児や家事が大変な時でもフォローし合える強みを生かし、女性が地域で活躍できるコミュニティづくりや、スキルアップのセミナーの開催、また地域や企業からのオファーを受けて、女性の視点を活かしたデザイン制作や商品開発などにも取り組んでいます。
 
 今回のTalkin’Aboutには、坂本さんにココスキのこれまでの歩みについてご紹介いただきつつ、女性が地域とつながり、“やりたい仕事”を作り、地域をより元気にしていく、そんな好循環をどう実現していくかについて考えていきます。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

*坂本さんとココスキについては、こちらに詳しいです。
 greenz マイプロSHOWCASE関西編
 「子育てが落ち着いてから」なんて思いたくない。
 尼崎「ココスキ」に学ぶ、女性とまちを盛り上げる
 “やりたい仕事”のつくり方
 https://greenz.jp/2022/09/30/cocoroskip/

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2023/01/23(月)
大谷茶屋の近況


今日は大谷茶屋の近況を。

1/22(日)は樫山さん、森本さんにお越しいただき、
母屋裏のラスカットボード貼りを半分終えました。
このボードは上からモルタルを塗れるので、
雨水が茶屋に入り込まないようにできそうです。

1/21(土)は、半年ぶりに一箭さんの「きっさ かっこ」でした。
洞窟側はこのように今も営業可能なのですが、
お店に立つ店主が足りず、毎週末に開けられない状況です。

3月以降には、暇を見て僕も入ろうかと思っています。
朝7時から10時まで、午後2時から5時までなどで
食事は出さず、喫茶営業だけで。

そんなことを私もやってみたい!という方がおられましたら、
お気軽にお声かけくださいね。


2023/01/21(土)
京橋をゆく(2)


京橋駅南口から東へ5分ほど行った住宅街の中に「富鶴」という焼肉屋がある。創業は昭和25年(1950)。テッチャン鍋と秘伝のタレにつけて食べる焼肉がウリのお店。店内には数多くの有名人のサインが見える。

店内のレジのところには2枚の写真が飾られている。1枚は創業者の金城旭佐 張今連氏。名前から朝鮮半島の出身者と分かる。戦後に物資が不足していた時代に9人の家族を養うため、僅かな資金を頼りに女手一つでホルモン屋を創業したそうだ。「富鶴」という店名は当時のお客さんが“千年の富を”と名付けたものだそうだ。

もう一枚の写真は、7人の男性が並んで立つ写真。戦前に撮られたもので、真ん中の男性が創業者のご主人。お店のすぐ裏にあった工場で働いていた時のものだそうだ。男前、かつヤンチャな人物像が伝わってくる。ご主人はかなり若い時分に亡くなられているそうだ。

「富鶴」の創業者は、この地でどんな思いを抱き、どんな人生を歩んできたのだろうか?そんな思いを馳せながら、ホルモン鍋をつついた夜だった(おわり)。


2023/01/21(土)
京橋をゆく(1)


1/14(土)のWalkin'About@京橋には、
10名の方にご参加いただきました。
今回は駅の西側に向かい、京阪の高架下を見たり、
藤田美術館や山王美術館を訪れる方が多かったのですが、
東側に行き、京橋東商店街を探索したり、
屋外酒場「とよ」で楽しく飲んでいた方もおられました。

京橋駅の東側には商店街がいくつもあり、
その周辺には風俗街もあるので、
特に女性には「怖いところ」という印象が強いようですね。
西側では京阪モールが明確に女性をターゲットにしていて、
その先にある文化ゾーンも徐々に充実してきています。
もともとイオン(ダイエー)があった場所は今は更地で、
オフィスを併設した大型のショッピングモールが
建設されるようです。

僕自身もいろいろ見てきたのですが、
今回は8年前に書いていた日記を再掲することにします。


JR環状線・京橋駅を東に出ると、ホルモン屋、立呑み屋、風俗店が立ち並ぶ一角がある。その南側、階段を少し上がったところに「とよ」がある。この場所は、昭和40年頃まであった鯰江川の堤の上にあたる。道端の屋台のような趣で、すぐ下の、川の後背地に当たる場所は墓地になっている。営業が始まると、客は道路にはみ出して呑み始める、ウニとイクラとマグロのぶつ切りを頂きながらビールを進めていくと、何十年か前の日本にタイムスリップしたような心地になる。

墓地をはさんだ反対側のホルモン屋で、“この辺りは昔、どんな街だったのか”と聞いてみると“戦争中に爆弾が落ちてきたところ”と。

昭和20年 (1945)8月14日の午後1時過ぎ、米軍機B29約150機が、現在の大阪城公園の全域にわたってあった大阪砲兵工廠を狙い、約700トンの1トン爆弾を集中的に投下した。
この空襲で砲兵工廠は壊滅。その北東に位置した京橋駅周辺にも、4つの爆弾が落ちた。うち一発が片町線のホームに落下、爆発し、避難していた乗客らが直撃を受けた。この空襲での犠牲者は、身元の判明している人だけでも210名以上、身元不明者を含めると700名〜 800名と云われている。戦争が終わる、たった1日前のことであった。
京橋駅南口のすぐそばには、慰霊碑がある。空襲からちょうど2年後、昭和22年 (1947)8月14日に私費で建てられ、毎年慰霊祭が行なわれているという。

砲兵工廠の焼け跡は、不発弾が多く危険だという理由で、約20年近く更地のまま放置されていた。東側の低地にはバラックが広がり、都市雑業、零細工場労働者が暮らしていたが、平野川堤防の改修工事により工廠跡地に出入りできるようになったことで、そこに残された膨大な鉄くずを回収し、生計を立てる在日韓国・朝鮮人たちが集まるようになった。彼らは跡地を警備する守衛や警察による摘発を受け、攻防戦を繰り返し、「アパッチ族」と呼ばれた。昭和30年から34年にかけての出来事である。

アパッチ族には、さまざまなグループがあった。彼らは当時、環状線とほぼ並行して流れていた猫間川を粗末な船で渡ったり、弁天橋にあった守衛小屋のまえを強行突破したりして、跡地に入りこんだ。それぞれが鳶口や金ノコ、ロープ、シャベル、ハンマー、チェーンブロックなどを持ち、巨大な鉄塊などを盗んだという。

アパッチ族については、開高健が小説『日本三文オペラ』を、小松左京が『日本アパッチ族』を、そして実際にアパッチ族の一員であった在日朝鮮人作家の梁石日(ヤンソギル)が『夜を賭けて』を、それぞれ著している(つづく)。


2023/01/20(金)
社会を変える場づくり


昨日のうめきたTalkin'About「場づくりという冒険」には、
27名の方にご参加いただきました。

株式会社「ここにある」の代表取締役・藤本遼さんは、
大学を出てからNPOで働いておられましたが、
自分が暮らしている尼崎を面白くしたいとの思いから
尼崎でイベントを立ち上げ、2015年には、
市職員の江上さん、DIYパーツ販売店の足立さんとともに、
塚口さんさんタウンの空店舗を借りて
「amare」というスペースをオープンしました。
そこで様々なイベントを重ね、得たネットワークを活かして、
2016年からは年に1度、尼崎市内にある西正寺の副住職、
中平了悟さんと一緒に「カリー寺」を企画・運営。
2017年からは、それまで市主催で開催されていた
福祉イベントを、尼崎の障がい者支援NPOとともに
「ミーツ・ザ・福祉」としてリニューアルして
年に1度開催しておられます。

藤本さんの様々な活動の根底には、
自分や他人に思いやりを持って関わることができない、
大事なことを人任せにしてしまっている今の社会を変えたい、
一人一人が自分のものさしに従って生きられるようにしたい、
という強い思いがあります。

その思いが、多くの人たちに届き、
大きな動きを起こしているようです。
お話は参加者のみなさんも強く響いたたようで、
質問や感想が2時間近く続く展開となり、
なおかつその後にみんなで飲みに行きました。

僕は2016年に『つながるカフェ』という
場づくりについての本を出しています。

この本を書いた動機は、当時増えてきていた
コミュニティカフェの多くが、場づくりとしては
本質を欠いたものに僕には見えていて、
どうすれば場は立ち上がるのかを
きちんと言語化したい、というものでした。

その頃に場づくりの活動を始めていた藤本さんが、
今、ここまでの活動を形にしておられることに驚きます。
そしてこの5、6年に、社会全体の場づくりについての
リテラシーが格段に上がっているということにも
改めて気づくことができました。

僕もそろそろ、次の場づくりに着手します。
これからの時代のための場をどう作っていくか、
考えを深めていきたいと思っています。


2023/01/19(木)
文化で地域をデザインする


さて、リマインダー告知を。次回1/27(金)のがくげいラボ×Talkin'Aboutには、2021年に『文化で地域をデザインする』を出された松本茂章さんにお越しいただきます。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol20-20230127/

松本さんと最初にお会いしたのは大阪で読売新聞で記者をされていた時で、当時僕は扇町ミュージアムスクエアにいました。その後松本さんは新聞社の仕事を辞して大学での教職に就き、文化政策研究者としての道を歩んでこられました。

2017年に成立した文化芸術基本法では、文化芸術のもつ意義と価値を尊重しつつ、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業などの関連分野との連携を視野に入れています。
この日には、文化芸術が「芸術のための芸術」を越えて他の公共的領域といかに連携しているのかを伺ってみます。

山納洋×松本茂章「文化で地域をデザインする」がくげいラボ×Talkin’ About  vol.20
1/27(金)19:00〜20:45
@タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)/オンライン(zoom)
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol20-20230127/


2023/01/12(木)
1/19(木) うめきたTalkin’About「場づくりという冒険」


さて、今日もリマインダー告知を。
1/19(木)のうめきたTalkin’Aboutには、
尼崎市を中心に場づくりの実践を重ねておられる
藤本遼さんに登場いただきます。

うめきたTalkin’About「場づくりという冒険」
2023年1月19日(木)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 
話題提供:藤本 遼氏(株式会社ここにある代表取締役 / 場を編む人)
 参加無料

 近年、さまざまな場面で「場」や「場づくり」という言葉が聞かれます。カフェやゲストハウス、シェアハウス、コワーキングスペース、住み開きなど、人と人とがつながる場や居場所を作ろうという動きも、年々その数とバリエーションを増やしてきています。こうした動きは、効率的に再編されていく社会において、多様な人々とのゆるやかな関係性に開かれた場をつくり、オルタナティブな価値観を社会に取り戻そうという動きだと捉えることができます。

 一方で「場づくり」には、そうした場をどうすれば成立させられるのかという難しさもあります。新しい人を迎え入れ、つながりを拡げていくことを意識していないと、関係性の固定化が起こり “居心地の良くない場”になってしまうということも、よくあります。

 今回のTalkin’Aboutには『場づくりという冒険 いかしあうつながりを編み直す』著者であり、兵庫県尼崎市を中心に「ミーツ・ザ・福祉」や「カリー寺」「尼崎傾奇者(かぶきもの)集落」といった場づくりの実践を重ねてきた藤本遼さんに登壇いただき、お互いに影響を与え合い、可能性を引き出し合うことのできる場を創り出すための方法について話し合います。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

※写真は藤本さんが仕掛けた「カリー寺」の様子です。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2023/01/11(水)
Walkin’About @京橋


さて、リマインダー告知です。
1/14(土)のWalkin'Aboutでは、京橋を訪れます。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @京橋」
開催日:2023年1月14日(土)
集合時間・場所 14:00 @JR京橋駅北口改札
再集合時間・場所 16:00 @同上 

 京橋は京街道の起点、また東海道五十七次の終点であり、大阪城北側の寝屋川に架かっていました。橋が架けられたのは豊臣秀吉の時代といわれ、徳川時代には天神橋、天満橋などとともに、公儀橋として重要な位置づけにあり、特に京橋は別名天下橋とも呼ばれました。北詰には京街道沿いに相生西町・相生東町・野田町といった町並が形成され、川魚市場もあり、大坂の玄関口の一つとして賑わいました。

 明治に入り、かつては現在の天満橋から北浜にあった「京橋」という町名は姿を消しましたが、明治28年(1895)に城東線(現環状線)京橋駅が開業したことから、駅周辺の繁華街が「京橋」と呼ばれるようになりました。
 現在ではJR環状線・学研都市線・東西線、京阪本線、地下鉄鶴見緑地線が乗り入れ、一大ターミナルを形成しています。京橋駅全体では1日50万人以上の乗降客があり、商業施設が集積しており、飲食店街や歓楽街も発展していることから大阪の東の玄関口とも呼ばれています。2017年には京橋駅周辺地区が都市再生緊急整備地域に拡大指定され、京阪ホールディングスとJR西日本は、ターミナル駅としてふさわしい駅利用者の利便性向上に資する交通結節点としての機能整備に取り組んでいます。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪

“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室  担当:山納  Tel 06-6205-2366  
 http://www.toshimiryoku.jp


2023/01/06(土)
2/11(土祝)Walkin’About @播州赤穂


みなさま、今年もよろしくお願いいたします。

さて、1/14(土)にはWalkin’About@京橋を開催しますが、
2/11(土祝)には播州赤穂を巡ります。


自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @播州赤穂」
 開催日:2023年2月11日(土祝)
 集合時間・場所 14:00 @JR播州赤穂駅改札
 再集合時間・場所 16:00 @同上 

 
 赤穂市は兵庫県の南西部、岡山県との県境に位置し、近畿の西の玄関口となっています。まちのほぼ中央を名水百選に選ばれた清流千種川が流れ、北には緑豊かな山々が連なり、南は海岸線が瀬戸内海国立公園の一角を占めているなど、風光明媚な自然を有しています。
 中世には加里屋に「古城」とよばれる砦が築かれるなど、千種川河口部の集落の拡大が進みました。
慶長年間には池田長政の領地となり、垂水半左衛門勝重による郡代支配などを経て、池田政綱が元和元年(1615)に入封し赤穂藩が成立。
 正保2年(1645)に2代藩主池田輝興の改易に伴って浅野家が入封。しかし3代藩主浅野長矩も赤穂事件によって元禄14年(1701)に改易され、その後永井家、森家と藩主が変わり、明治4年(1871)の廃藩置県を迎えた後には市域の大部分は赤穂県となり、後に飾磨県を経て兵庫県に編入されています。
市内には赤穂城跡や赤穂義士ゆかりの史跡が数多く残っており、毎年12月14日には赤穂市最大の催しとして赤穂義士祭が行われています。
 また古くから塩田(揚浜式塩田・入浜式塩田・流下式塩田)が栄え、「日本第一の塩を産したまち」として日本遺産にも認定されています。

今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪

 “Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 担当:山納  Tel 06-6205-2366  
 http://www.toshimiryoku.jp


2022/12/31(土)
喪中につき
さて、今年ももう終わりますね。

今年5月に、父・山納章一が永眠いたしました。享年84。

関西学院大学を出て、綿花商の仕事に就いたものの
業界に先はないと気づき、3年ほどで貿易商に転職。
当初は東南アジア、後にヨーロッパとの商売を手がけ、
35歳頃に尾池工業という、金銀糸製造に始まり、
金属の蒸着・コーティング技術を開発して
新たな商品開発に取り組むメーカーに入社。
同社の商社部門の立ち上げに関わり、
ヨーロッパに販路を開拓しました。
ブランド香水の箱のキラキラした加工を手がけていたのと、
フランス人のビジネスパートナーから時々
家に英語で電話でかかってきていたのを記憶しています。

「若い時には、欲があった」
英語を駆使して、世界を股にかけて仕事をしたい。
その思いから、子どもが小さいのに転職を決め、
母に苦労をかけたと思っていたようですが、
その割には、母に厳しくあたる人でした。
不器用な人だったのだと思います。

一度海外に出張に出ると1ヶ月は帰らず、
日本にいても週末にはゴルフで、家にいない人でした。
役員にまで昇進し、定年後もずっと仕事を続けましたが、
70代半ばに長年の喫煙がたたり肺気腫を患い、
以降は酸素吸入をしながらの生活となりました。
3年ほど前には脊椎管狭窄症となり、
体の自由が次第にきかなくなりました。

コロナに罹ることはありませんでしたが、
肺炎を患うことが続き、入退院を繰り返し、
そのたびに体が弱っていきました。
それでも家に帰ることを望み続けましたが、
最期を迎えたのは病院のベッドの上でした。

喪中につき、年末年始のご挨拶は失礼させていただきます。
時節柄くれぐれもご自愛のほど、お祈り申し上げます。


2022/12/28(水)
乗っ取り対策
「携帯の乗っ取りに遭った、話を聞いてほしい」と、
知り合いから相談を受けました。

最初に不審なアクセスがあったのはGoogleアカウントで、
それ以降に、勝手にメールが使われたり、
海外のサイトに登録したり、アマゾンやヤフーに
アクセスして買い物をしようとしたりするそうです。

携帯を変えたものの、また入ってくるそうです。
最近は、パソコンやお店のレジ用のiPadにも
侵入してきて、キーパッドが正確に打てなくなったり、
食材発注サイトに勝手にログインしたりするのだと。
初期化しても、セキュリティコードを変更しても、
また侵入してくる、いたちごっこ状態。
対策業者にも、警察にも相談しているけれど、
さじを投げられたり、取り合ってくれなかったり。

カードは止めているので実害はないけれど、
対策に手間と費用がかかり、いつまでも不安が消えない。
どうすれば完全に侵入を止めることができるのか
そもそも誰に相談すればいいのか、教えてほしい。

僕はこういうことに詳しくはないのですが、
こういう状態になったら、どうするのがいいのでしょう?


2022/12/27(火)
副業からマイプロへ
今年11月にDaigasグループ内で行った
「ソーシャルデザインフォーラム」の様子と、
“サードプレイス”をテーマにした対談を、
greenzのマイプロSHOWCASE関西編に掲載いただきました。

会社を強くするのは、“サードプレイスでやりがいを持つ従業員”たち。Daigasグループには、一人ひとりの「マイプロジェクト」を応援する文化がある
https://greenz.jp/2022/12/26/daigas_mypro_sdforum_2022/?fbclid=IwAR2kZ7YOMncFyEysvsfkZSEleM2myToOJby3flBDGOD-rJeLiWtH1OtITT8

僕が2004年に始めたcommon cafeについても
「マイプロ」として紹介いただいています。
一昔前だと「副業」だったわけですが、
時代は変わってきているんですね。


2022/12/26(月)
文化芸術/文化遺産を地域に活かす方法


次回1/27(金)のがくげいラボ×Talkin'Aboutには、
2021年に『文化で地域をデザインする』を出された
松本茂章さんにお越しいただきます。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol20-20230127/

松本さんと最初にお会いしたのは、
大阪で読売新聞で記者をされていた時で、
当時僕は扇町ミュージアムスクエアにいました。
その後松本さんは新聞社の仕事を辞して大学での教職に就き、
文化政策研究者としての道を歩んでこられましt。

2017年に成立した文化芸術基本法では、
文化芸術のもつ意義と価値を尊重しつつ、
観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業などの
関連分野との連携を視野に入れています。

この日には、文化芸術が「芸術のための芸術」を越えて
他の公共的領域といかに連携しているのかを伺ってみます。


そして2/21(火)のうめきたTalkin’Aboutにも
松本さんにお越しいただきます。
こちらでは、今年出された『ヘリテージマネジメント』の内容に沿って、
地域文化遺産の活用法について伺います。

うめきたTalkin’About「地域文化遺産をまちづくりに活かす」
2023年2月21日(火)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 
話題提供:松本 茂章氏(文化と地域デザイン研究所代表) 参加無料

 20世紀末までは文化財政策といえば保存・保護を中心としたものでしたが、21世紀に入ると、地域文化資源に対する関心の高まりや観光振興などの観点から、文化遺産が積極的に活用されるようになりました。
 このことは、文化財についての知識や技術が、歴史学や建築学の関係者以外の人たちにも必要になることを意味しています。たとえば、歴史的な建築物を活用してカフェやアートスペースを設けるには、飲食物の提供やアーティストとのネットワークだけでなく、建築・歴史の知識、融資の仕組み、文化遺産をめぐる法律の知識、改装・修復に関する建築技法の習得、さらには相続の知識などが必要となってきます。

 今回のTalkin’Aboutには、2022年5月に出版された『ヘリテージマネジメント 地域を変える文化遺産の活かし方』(学芸出版社)著者であり、ご自身でも大阪市此花区で「本のある工場」というスペースを運営されている松本茂章さんにお越しいただき、地域の文化遺産を活かしてまちづくりにつなげていく方法論について話し合います。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。


【会 場】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2022/12/24(土)
六間道のミシン場


僕は1996年夏から2000年春まで、
神戸市長田区駒栄町にある大阪ガスの社宅に住んでいました。
神戸アートビレッジセンターや扇町ミュージアムスクエアで
働いていた頃のことです。
新長田駅周辺は阪神淡路大震災で大きな火災に遭ったため、
空き地が多く、駅のそばには「神戸の壁」が
まだ残されていました。この辺りをウロウロすると、
今でもとても切ない気持ちになります。

午前中にこの辺りに行く用事があり。
六間道商店街の東の方にある「喫茶わかば」へ。
足を踏み入れたのは初めてでした。
今だったら間違いなく入るお店です。

このお店は、もう60年以上続いているそうです。
界隈にはケミカルシューズやゴムの産業があり、
下請け仕事をするミシン場があちこちにありました。
そこで働く女性たちは、わかばで朝食を取り、
3時の休憩にはコーヒー、そして仕事が終わると
またお店にと、日に3度訪れていたそうです。
当時は月2回給料が支払われたそうですが、
腕のある職人さんは1回に30〜40万円貰っていたそうです。

湊川沿いには鉄工場もあり、また自転車で
和田岬の三菱まで通っていた人たちも来ていたのだと。
とにかく商売のいい場所だったのだそうですが、
震災で地域の産業は、大きな打撃を受けました。

調べてみると、新長田のミシン場を取材した
1998年の神戸新聞の記事が出てきました。
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/03/rensai/199808/0005609931.shtml

その後、ミシン場の数は、かなり減ったのだと。

また湊川の西側は大阪湾岸道路の駒栄ランプ建設のための
立ち退きで住宅や工場がなくなり、
高齢化で馴染みのお客さんが減っていき、
今は夫婦でのんびり営業しているのだそうです。
モーニングにはトーストがつくのですが、
お店の看板には「トース」と書かれています。

六間道あたりは、かつては在日韓国・朝鮮人の方が
多かったのですが、最近は更地になった土地を、
中国やベトナムの人が買っていくのだそうです。
かつてはミシン場の社長さんはベンツに乗っていたけれど
今はベトナムの人がレクサスに乗っているのだと。

住んでいた頃に、もっと足を運んでおけば良かったなと。
暇をみて、これから時々行ってみようと思っています。


2022/12/22(木)
塩屋散歩(4)


今回の塩屋での共有の時間は、
グッゲンハイム邸の庭園をお借りして開催。
さらにイベント終了後の邸内をご案内いただき、
贅沢な時間を過ごすことができました。

森本アリさん、小山直基さん、ありがとうございました!


2022/12/21(水)
塩屋散歩(3)


さて、12/10(土)のWalkin’About@塩屋の続きを。
塩屋の商店街にあるRUKUKURUでやっていた
中村ムーチョよしてるさんの個展を覗いたところ、
https://digmeout.net/artists/nakamuramuchoyoshiteru/

写真の真ん中ちょっと下にある
コーヒーサイフォンの絵に一目惚れしました。
ご本人も在廊されていたのでお話ししているうちに
どうしても欲しくなり、購入。

ちなみに展覧会は12/29までやっています。
この絵はどこかみなさんが見られる場所に飾ろうかと。

そこから歩いて、滝の茶屋駅まで。
駅北の商店街を抜けたところの一軒家の駐車場で、
小学生の女の子2人がフリーマーケットをしていました。

何だろうと僕が見ていると、果敢に話しかけてきます。
「おさるのジョージ」の中で、ジョージが
フリーマーケットをしているのを見て
自分たちもやりたくなったのだそう。
どうしても欲しいおもちゃがあって、
それを買うために頑張っているのだと。

「お孫さんとか、おられるんですか?」
孫へのプレゼントを薦める、大人さながらの接客術です。
目的を持って行動すると、しっかりするもんですね。
シートの真ん中あたりに写っている魚のパズルを
300円で購入しました。横についている棒には
マグネットがついていて、魚が釣れます。
これもどこかみなさんの見える所に置いておこうかと。

今回は、そんな心温まる買い物をしました。


2022/12/18(日)
大谷チルアウト


今日は午前中から大谷茶屋の防水作業に取り掛かり、
昼からは『大谷チルアウト』というユル呑みでした。
みなさん、茶屋の横でこたつに入って吞んでおられました。

残念ながら僕は作業が終わらず、かつ車だったので、
呑みには参加できず、吞んでいる人たちを
遠くから眺めるだけでしたが...

こんな呑み会を、月1回ぐらいしようかと。
今度こそちゃんと参加したいと思います。


2022/12/17(土)
今日の観劇


今日は雨のため、大谷茶屋改修作業はお休みに。
で、お芝居2本をハシゴしてきました。

昼はルドルフ『ヒロインの仕事』@THEATER E9 KYOTO。
https://rudolf.kyoto.jp/stage/vol9/

漫画を描いていると、時が経つのを忘れてしまう。彼女はただ楽しくて、毎日ペンを走らせていた。上手じゃなくても、仕事にできなくても、楽しければよかったはずなのに、彼女の人生はある女性との出会いを境に想像もしなかった方向へと変化していく。その女性の人生とともに。

夜は虚空旅団『フローレンスの庭』@伊丹アイホール
https://www.atpress.ne.jp/news/337877

海が見える小さな港町。看護専門学校の一角にある小さな庭。
そこで学ぶ看護師たちは、それぞれの事情を抱え、それぞれの希望と屈託を抱いていた。
病院での実習を通して成長してゆく日常を描いた群像劇。

どちらの作品も、とても素晴らしかったです。
ともに明日まで。観た方がいいですよ。

ちなみに僕は明日午前中は大谷茶屋改修作業で、
昼からは『大谷チルアウト』というユル呑みをします。
明日は寒そうですが...


2022/12/17(土)
塩屋散歩(2)


神戸市垂水区塩屋は、海と山がすぐ近くにあり、
明治以降、外国人居住地として発展した町です。
異人館が今でもいくつか存在するとともに、
駅北側には密集住宅地の中に商店街があり、
庶民的な生活の場が残されています。
そこに若い人たちがお店を出し、
移住者も増えてきていることから、
最近注目を集めています。

*最近の塩屋については、このサイトが分かりやすいです。
 https://kobe-life.city.kobe.lg.jp/shioya/

今回は、シオヤコレクション(古着屋)でコーヒーを、
TRUNK DESIGNで昼食を、シオヤチョコレートで
ホットチョコレートを、田仲とうふ店で揚げ豆腐を
それぞれ堪能してきました(つづく)。


2022/12/15(木)
塩屋散歩(1)


12/10(土)開催のWalkin'About@塩屋には
6名の方にご参加いただきました。

塩屋はまず、駅北側の密集住宅地の商店街が
面白いのですが、みなさん古くからの豆腐屋さんや
新しく出来たカフェやカレー屋、チャリティショップ、
またグッゲンハイム邸やジェームス邸、
塩屋漁港などに足を伸ばしておられました。

僕は朝から塩屋入りして、漁港へ。
オレンジ色の屋根の海苔工場が印象的ですが、
僕が行った時には大きなスズキを水揚げしていました(つづく)。


2022/12/14(水)
近況


さて、いつの間にか12月も半ばですね。
この予定が終わると落ち着くかもです。

12/14(水)19:30〜 博覧強記の夕べ@都市魅力研究室

12/15(木)20:00  英語口筋トレの会@オンライン
 ※この記事を読みます https://www.npr.org/2022/12/13/1141907024/gas-food-inflation-november-prices-economy-cpi

12/16(金)19:00〜 がくげいラボ×Talkin’ About vol.19
 山納洋×有原啓登 『 「月刊日本の団地」を語る』
 場所 タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)/オンライン(zoom)
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol19-20221216/

12/17(土)10:00〜昼過ぎ 大谷茶屋改修作業

12/18(日)13:00〜17:00頃 大谷チルアウト
 茶屋前で音楽をかけながらまったり飲みます。ちょっと寒いかも...

12/20(火) 第29回OMS戯曲賞最終選考会・授賞式・公開選評会
https://network.osakagas.co.jp/effort/oms/topics/1311263_48943.html


2022/12/12(月)
1/14(土)Walkin’About @京橋


次回1月のWalkin'Aboutでは、京橋を訪れます。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @京橋」
開催日:2023年1月14日(土)
集合時間・場所 14:00 @JR京橋駅北口改札
再集合時間・場所 16:00 @同上 

 京橋は京街道の起点、また東海道五十七次の終点であり、大阪城北側の寝屋川に架かっていました。橋が架けられたのは豊臣秀吉の時代といわれ、徳川時代には天神橋、天満橋などとともに、公儀橋として重要な位置づけにあり、特に京橋は別名天下橋とも呼ばれました。北詰には京街道沿いに相生西町・相生東町・野田町といった町並が形成され、川魚市場もあり、大坂の玄関口の一つとして賑わいました。

 明治に入り、かつては現在の天満橋から北浜にあった「京橋」という町名は姿を消しましたが、明治28年(1895)に城東線(現環状線)京橋駅が開業したことから、駅周辺の繁華街が「京橋」と呼ばれるようになりました。
 現在ではJR環状線・学研都市線・東西線、京阪本線、地下鉄鶴見緑地線が乗り入れ、一大ターミナルを形成しています。京橋駅全体では1日50万人以上の乗降客があり、商業施設が集積しており、飲食店街や歓楽街も発展していることから大阪の東の玄関口とも呼ばれています。2017年には京橋駅周辺地区が都市再生緊急整備地域に拡大指定され、京阪ホールディングスとJR西日本は、ターミナル駅としてふさわしい駅利用者の利便性向上に資する交通結節点としての機能整備に取り組んでいます。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪

“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室  担当:山納  Tel 06-6205-2366  
 http://www.toshimiryoku.jp


2022/12/11(日)
観光は非日常から日常へ


12/6(火)のうめきたTalkin’About
「“暮らし観光”と“まちやど”の可能性」には、
15名の方にお集まりいただきました。

2015年に真鶴に移住した川口瞬さん、來住友美さん夫妻は、
泊まれる出版社「真鶴出版」を始めました。
https://manapub.com/

真鶴出版では、宿泊客の方々にまちを案内する
「まち歩き」を行っています。

彼らが旅人たちに紹介するのは、
美味しい魚を食べて、海で遊んで帰るという
スタンダードな真鶴観光ではなく、
背戸道と呼ばれる細い路地や、商店街の店主たち、
生活の中の何気ない風景などです。

日常そのものを伝えること、
そこにしかない暮らしを感じてもらうことが、
これからの観光に必要なことだと川口さんは考えています。

2020年に、コロナ禍のために
宿泊客を受け入れることができなくなった時、
日本まちやど協会に参加する宿屋の人たちで
『日常』という雑誌を作り始めました。
https://manapub.stores.jp/items/608938b6047a9d3381297e47

地域に根ざし、そのまちの入り口となっている人たちを
取材することで、地域の日常を再発見するヒントを探る。
川口さんは、そんな雑誌の編集長を務めています。

必要以上にキラキラさせたり、おしゃれにしたりせず、
地域の日常を伝えていくことで、そこに共感した人たちが
まちを訪れ、まちに移り住むようになる。

そんな新たな観光の可能性について、紹介いただきました。

僕は8月に真鶴を訪れていたので、
とても懐かしく、また行きたくなりました。

旅先で「おかえり」と言ってもらえる、
そんな旅をしたいと思っている人は
きっと一杯いるんでしょうね。

*写真は川口さんにご紹介いただいた、真鶴の風景より。


2022/12/06(火)
1階からはじまるまちづくり革命


今晩のうめきたTalkin'Aboutには、
真鶴出版の川口瞬さんにご登場いただきますが、
https://www.toshimiryoku.jp/1310848_11631.html

次々回、1/25(水)には、近々に『1階革命』(晶文社)を
出される、株式会社グランドレベルの田中元子さんに
お越しいただきます。

うめきたTalkin’About「1階からはじまるまちづくり革命」
2023年1月25日(水)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 
話題提供:田中 元子氏(株式会社グランドレベル代表)
 参加無料

 一個人の“やりたい”から始まる活動=マイパブリックを1階や路面、地面で展開することで地域を変えていくことができる。その信念から、株式会社グランドレベルの田中元子さんは、1階づくりに携わる数多くのプロジェクトを実践して来られました。
そしてこのたび、『1階革命』(晶文社)という本を出されています。

 “私設公民館としてつくった「喫茶ランドリー」に限らず、1階づくりに携わるすべてのプロジェクトにおいて、わたしはあまねくすべての人々にウエルカム!と両手を広げた「公共的な状態」にこだわっています。1階は人々の目にふいに飛び込んでしまう場所であるからこそ、できるだけパブリックな状態をつくる、ということを心がけています。自分には関係のない場所だと感じてしまう風景に囲まれた日常と、関心を傾けたり関わったりできる風景に囲まれた日常とでは、人々の人生の質に違いが出てくると思うからです。(『1階革命』まえがきより)

 今回のTalkin’Aboutには、田中元子さんにお越しいただき、自分たちの関心や思いから
“公共的な状態”を生み出していく方法について考えていきます。

※同イベントについては、会場が満席となりました。 
 ZOOMでのご参加のみ受け付けいたします。
 希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください


※田中元子著『1階革命』晶文社 https://www.shobunsha.co.jp/?p=7357

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。


【会 場】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2022/12/01(金)
“暮らし観光”と“まちやど”の可能性


さて、リマインダー告知を。
12月のうめきたTalkin’Aboutでは、
真鶴出版の川口さんにオンラインで話題提供いただきます。

うめきたTalkin’About「“暮らし観光”と“まちやど”の可能性」
2022年12月6日(火)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 
話題提供:川口 瞬氏(真鶴出版)※オンライン登壇 参加無料

 神奈川県真鶴町は、東京から鉄道で約1時間半の場所にある小さな町です。川口瞬さんと奥さんの來住友美さんは、2015年にここに移住し「真鶴出版」を創業されました。築60年の古民家で出版活動をしつつ、一日一組限定でお客さんを受け入れる“泊まれる出版社”というスタイルで営業されていて、宿泊者には町を歩いて案内する町歩きツアーを実施されています。彼らを通じて真鶴という町の存在を知り、真鶴に移住して自分なりの新しい生き方を模索する人たちが現れてきており、“暮らし観光”のモデルとして注目を集めています。
 川口さんは、一般社団法人「日本まちやど協会」の雑誌『日常』の編集長も務めています。
「まちやど」とは、まちを一つの宿と見立てて宿泊施設と地域の日常をネットワークさせ、まちぐるみで宿泊客をもてなすことで地域価値を向上していく事業です。川口さんは雑誌の編集を通じて、いま全国で起こっている、地域と「やど」の新たな関係を見つめておられます。

 今回のTalkin’Aboutには、川口さんのこれまでの取り組みについてご紹介いただきつつ、持続可能な観光と宿泊のあり方について話し合います。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。


【会 場】大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2022/11/30(水)
韓国の方々とのつながりで


韓国で高齢者の居場所やコミュニティカフェについて
研究されているHaesun Parkさんが、
先日コモンカフェにお越しになりました。
8年前にもお越しいただいていたのですが、
コロナ禍を経て状況がどう変わったのかを知るために
これまで調査した場所を訪ね直しているのだそうです。

そして近々に、韓国で本を出されるそうです。
ハングルなので読めませんが、楽しみです。

そして12/3(土)には、4年前に韓国・ソウルに
招いていただいたYongwon Leeさんのお誘いで
ソウルから2時間ほどの温陽温泉で行われる
国際フォーラムで、日本における地方創生の状況について
お話しすることになりました。

当初は韓国でお話しいただける方を、
というお話だったのですが、お声かけした方は
どなたも都合がつかず、僕も行くのは無理だったので
オンライン参加となりました。温泉行きたかった...

ということで、こんな告知が。読めないのですが、
お隣に写っているMo教授は、韓国の地域活性化の状況に
とても詳しい方なのだそうです。
勉強させていただこうと思います。


2022/11/25(金)
場づくりという冒険


次々回のうめきたTalkin’Aboutには、
尼崎市を中心に場づくりの実践を重ねておられる
藤本遼さんに登場いただきます。

うめきたTalkin’About「場づくりという冒険」
2023年1月19日(木)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 
話題提供:藤本 遼氏(株式会社ここにある代表取締役 / 場を編む人)
 参加無料

 近年、さまざまな場面で「場」や「場づくり」という言葉が聞かれます。カフェやゲストハウス、シェアハウス、コワーキングスペース、住み開きなど、人と人とがつながる場や居場所を作ろうという動きも、年々その数とバリエーションを増やしてきています。こうした動きは、効率的に再編されていく社会において、多様な人々とのゆるやかな関係性に開かれた場をつくり、オルタナティブな価値観を社会に取り戻そうという動きだと捉えることができます。

 一方で「場づくり」には、そうした場をどうすれば成立させられるのかという難しさもあります。新しい人を迎え入れ、つながりを拡げていくことを意識していないと、関係性の固定化が起こり “居心地の良くない場”になってしまうということも、よくあります。

 今回のTalkin’Aboutには『場づくりという冒険 いかしあうつながりを編み直す』著者であり、兵庫県尼崎市を中心に「ミーツ・ザ・福祉」や「カリー寺」「尼崎傾奇者(かぶきもの)集落」といった場づくりの実践を重ねてきた藤本遼さんに登壇いただき、お互いに影響を与え合い、可能性を引き出し合うことのできる場を創り出すための方法について話し合います。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

※写真は藤本さんが仕掛けた「カリー寺」の様子です。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2022/11/22(火)
「月刊日本の団地」を語る


次回のがくげいラボ×Talkin'Aboutには、
昨年9月に団地についてお話しいただいた有原さんに、
再度登場いただきます。

がくげいラボ×Talkin’ About vol.19
山納洋×有原啓登 『 「月刊日本の団地」を語る』
日時 12/16(金)19:00〜20:45
場所 タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)/オンライン(zoom)
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol19-20221216/

有原さんは今年の7月より、学芸出版社のホームページで、
『月刊日本の団地 時代を映すダンチ12選』の連載を続けておられます。
https://book.gakugei-pub.co.jp/rensai-danchi-12-vol-5/

今回の対談では執筆の裏側や、 日本の団地の注目ポイントなどを
ざっくばらんに伺っていきます。

右の写真は前回の前里有里さんとの回。
前里さんの県庁でのキャリアについてのお話から、
市民の課題に寄り添い、前例や因習を突破して
クリエイティブに解決に向かう姿勢について
考えることができました。
12月中には「まち座」にアーカイブがアップされると思います。

*過去のアーカイブはこちらにあります
 (まち座プラスに登録すると無料で観られます)
https://book.gakugei-pub.co.jp/plus/movie-portal/


 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
[TOP]
shiromuku(hu1)DIARY version 3.10