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2022/06/12(日)
大谷茶屋の進捗


今日の大谷茶屋改修作業。
茶屋横の小さな広場の腐葉土や砂を掘り、
できた穴に解体で出たガレキを埋める作業をしました。

今日参加いただいた方に耐震改修に明るい方がおられ、
建物の垂直方向と水平方向の強度をどう確保するかの
ポイントを教えていただけました。

その後ガレキを撤去し尽くしたところ、台所部分の下からも
土間部分と同じ高さのモルタル床が出土し、
モルタル打ち作業が簡略化できそうだと判明しました。

今後ですが、6/19(日)には柱を入れて補強した上で
キッチンと土間の間のコンクリブロックと基礎を取り、
7/3(日)には2階の天井を抜く作業をします。
早ければ、8月頃には1階部分は使えるようになるのではと。


2022/06/11(土)
明日6/12(日)は大谷茶屋改修作業


そして明日6/12(日)は、10:00amより大谷茶屋改修作業です。
明日は壁のはつり作業と建物を支える柱立て、
ガレキ・土砂の撤去などをを行う予定です。
順調に進めば、床の土間打ち(コンクリ打ち)へと進みます。

お時間とご興味がありましたら、お集まりください。
https://www.facebook.com/rokkosancafe


2022/06/11(土)
Walkin’About @宇治


最近は必殺に忙しい日々が続いています。
なので告知とご報告が遅れがちです...

6/5(日)には、PM/飛ぶ教室公演『港でカモメがやすんでる日はね、千帆ちゃん』が
好評のうちに千秋楽を迎えました。とてもいいお芝居でした。
https://www.kavc.or.jp/events/8987/

その6/5(日)には、豊岡市民プラザ・市民演劇プロジェクトの
オーディションで、豊岡に行っていました。
http://platz-npo.com/wp/2022/04/07/5979

今年は9/3(土)、4(日)に、劇団ニットキャップシアターの
ごまのはえさん書き下ろしの『新しい涙』を、
南河内万歳一座の内藤裕敬さんが演出します。

そして6/18(土)には、Walkin'Aboutで宇治を巡ります。
また7/10(日)には、「太子町の観光ポテンシャルを考えるツアー」を催行の予定です(詳細は追って)。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @宇治」

開催日:2022年6月18日(土)
集合時間・場所 14:00 @京阪宇治駅改札
再集合時間・場所 16:00 @同上 

 古くから宇治は、政治的に重要な位置にありました。大和政権がようやく基礎を固めつつあった頃、応神天皇の後継を巡って、兄の仁徳天皇に皇位を譲るため自ら命を絶ったと伝えられる菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の離宮が、現在の宇治上神社・宇治神社の辺りにあったと言われています。
宇治橋架橋後は奈良、京都、滋賀を結ぶ水陸交通の要衝として、歴史の中でより重要な役割を果たすようになりました。平安時代には栄華を極めた藤原氏の別業の地として華麗な王朝文化を花咲かせ、極楽浄土をこの世に具現しようとした平等院鳳凰堂は、その象徴として今もなお往時の姿を留めています。
 宇治は万葉集や平家物語など数多くの文学に登場し、源氏物語宇治十帖の舞台としてよく知られています。また木曽義仲軍と源義経軍による宇治川の先陣争いや山城国一揆、室町幕府の終焉につながる槇島城の戦など、多くの戦乱の舞台ともなっています。
 鎌倉時代には栂尾高山寺の明恵が宇治へ茶を伝えました。信長や秀吉の庇護のもと、宇治は茶の産地として名声をあげ、政治の中心が江戸に移ってからも宇治茶は高級茶として珍重され続けています。江戸時代の初期には、名刹興聖寺や中国風の萬福寺が建てられ、宇治は茶道や禅に象徴される日本文化の発展に大きな役割を果します。
 宇治市は1960年代前半から京阪神の住宅都市として脚光を浴び、市内各地で宅地造成が相次いで行われました。これにともない人口が増加。1998年には19万人を超えています(現在は約18万人)。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

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“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 担当:山納  Tel 06-6205-2366  http://www.toshimiryoku.jp


2022/06/07(火)
オンラインから始める“学び旅”


さて、リマインダー告知です。
6/10(金)のうめきたTalkin'Aboutでは、
人と繋がる“学び旅”を提供している
旅行会社「とことこあーす」を営む戸田愛さんに
話題提供いただきます。

※5/8(日)の毎日新聞で、戸田さんのことが大きく取り上げられています。
「世界一周を『勲章に』 長男がダウン症、旅行会社社長の気づき」
https://mainichi.jp/articles/20220507/k00/00m/040/034000c

うめきたTalkin’About「オンラインから始める“学び旅”」
 2022年6月10日(金)7pm〜9pm
 場所:大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 
 話題提供:戸田 愛氏(とことこあーす株式会社 代表取締役) 参加無料

 戸田さんは、世界各地で暮らす日本人を現地ガイドとして旅行者に紹介するサービス「とことこあーす」を2015年に設立。2019年から2020年には、8ヶ月をかけて家族5人で世界6大陸21ヶ国を巡る旅を実現させます。そしてコロナ禍まっただ中の2020年10月に「とことこあーす」を旅行会社として立ち上げました。
 コロナ禍により自由に海外旅行を楽しむことが難しい状況が続いていますが、戸田さんはオンラインだからこそできる「旅の形」「学びの形」があると考え、日本の子どもたちと海外の子どもたちとオンラインでつなぎ、海外への関心を高める取り組みを続けています。そして近い将来には、オンラインで出逢い、リアルに会いに行く“学び旅”を展開しようと考えておられます。

 今回は戸田さんのこれまでの経験や取り組みについて紹介いただき、これからの時代の“学び旅”について考えます。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2022/06/02(木)
『千帆ちゃん』再演


さて、リマインダー告知を。
2019年10月に神戸港の遊覧船内で上演された
「港でカモメがやすんでる日はね、千帆ちゃん」が、
PM/飛ぶ教室主催、神戸アートビレッジセンター共催公演として、
明日より再演されます。
https://www.kavc.or.jp/events/8987/

*吉永美和子さんによるSPICEの記事もご覧ください
 https://spice.eplus.jp/articles/303409?fbclid=IwAR1vvJssAEnU_kNyt7WyTzMHZKyDtfqAaXngmeYO_RyWH_kJ-Mg6BZ5fWag

港でカモメがやすんでる日はね、千帆ちゃん 〜ツヤコばあちゃんのこと

 作・演出:蟷螂襲
 出 演:福井玲子 山藤貴子 や乃えいじ 江藤つぐみ 蟷螂襲
 会 場:神戸アートビレッジセンター KAVCシアター
 日 時:2022年6月3日(金)15:00/ 19:00
          4日(土)13:00/ 17:00
          5日(日)13:00
 料 金:前売り・当日とも¥3,500 学生割引¥2,000
 ※お申込み、詳細はこちらを http://pm-tobu.com

初演の上演時間は45分でしたが、今回は
じいちゃんとツヤコばあちゃんの話が挿入され、
全編80分のお芝居になります。
三ノ宮駅そばに闇市があったり、港で力仕事をする人や
はしけで暮らす家族がいた時代のストーリーです。

僕は6/4(土)には、ずっと会場にいます。
僕自身が再び作品と出会うのを楽しみにしています。

*写真は初演時のものです


2022/05/30(月)
『暮らし観光』の可能性


次回6/21(火)のがくげいラボ×Talkin’ Aboutでは、
写真家のMOTOKOさんにお越しいただき、
「『暮らし観光』の可能性」と題してお届けいたします。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol13-220621/

がくげいラボ×Talkin’ About vol.13
山納洋×MOTOKO「『暮らし観光』の可能性」

音楽、広告、ファッションなどの分野で活躍されてきた
写真家のMOTOKOさんは、写真を用いて全国のまちを
元気にしようと、10年ほど前から『ローカルフォト』という
活動を続けておられます。

そして近年、これまで当たり前とされてきた、
名所旧跡や温泉を巡るような観光ではなく、
地元の人に親しまれているお店や食べ物、文化などを
楽しむ『暮らし観光』を提唱されています。

今回は特に『暮らし観光』についてお話を伺います。
ぜひご参加ください!

詳細、お申し込みはこちらより。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol13-220621/


2022/05/29(日)
6/18(土)Walkin’About @宇治


次回のWalkin’Aboutはでは、宇治を巡ります。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’About @宇治」

開催日:2022年6月18日(土)
集合時間・場所 14:00 @京阪宇治駅改札
再集合時間・場所 16:00 @同上 

 古くから宇治は、政治的に重要な位置にありました。大和政権がようやく基礎を固めつつあった頃、応神天皇の後継を巡って、兄の仁徳天皇に皇位を譲るため自ら命を絶ったと伝えられる菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の離宮が、現在の宇治上神社・宇治神社の辺りにあったと言われています。
宇治橋架橋後は奈良、京都、滋賀を結ぶ水陸交通の要衝として、歴史の中でより重要な役割を果たすようになりました。平安時代には栄華を極めた藤原氏の別業の地として華麗な王朝文化を花咲かせ、極楽浄土をこの世に具現しようとした平等院鳳凰堂は、その象徴として今もなお往時の姿を留めています。
 宇治は万葉集や平家物語など数多くの文学に登場し、源氏物語宇治十帖の舞台としてよく知られています。また木曽義仲軍と源義経軍による宇治川の先陣争いや山城国一揆、室町幕府の終焉につながる槇島城の戦など、多くの戦乱の舞台ともなっています。
 鎌倉時代には栂尾高山寺の明恵が宇治へ茶を伝えました。信長や秀吉の庇護のもと、宇治は茶の産地として名声をあげ、政治の中心が江戸に移ってからも宇治茶は高級茶として珍重され続けています。江戸時代の初期には、名刹興聖寺や中国風の萬福寺が建てられ、宇治は茶道や禅に象徴される日本文化の発展に大きな役割を果します。
 宇治市は1960年代前半から京阪神の住宅都市として脚光を浴び、市内各地で宅地造成が相次いで行われました。これにともない人口が増加。1998年には19万人を超えています(現在は約18万人)。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

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“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
 参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】大阪ガスネットワーク(株)都市魅力研究室 
 担当:山納  Tel 06-6205-2366   
 http://www.toshimiryoku.jp


2022/05/29(日)
より道の頼母子


沖縄返還50年のタイミングで、
尼ヶ崎・戸ノ内の沖縄料理屋「より道」の
ママの娘さん・川端みゆきさんも取材を受けました。
記事にあるように、みゆきさんは2年前に沖縄に滞在し、
三線の教師免許を取られています。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202205/0015305698.shtml

そんな「より道」で、頼母子(たのもし)が復活しました。
頼母子とは、参加しているメンバーが毎月お金を出し合い、
各メンバーがまとまったお金が必要な時に総額を受け取る、
という助け合いのシステムです。
模合(もあい)とか、訛ってムエイとも言われます。

銀行でお金を借りられる状況になかった人たちにとっては、
自分たちの生活を支えるために必要なシクミでしたが、
お金を払わず消えてしまう人も現れるので、
信用のおける人たちだけで回していけるように
システムの維持には気を配っていたのだと。

また早くお金を取った人は、次回以降金利を上乗せして
お金を出すことになりますが、余裕があって
最後にお金を受け取る人は金利分が儲かるので、
それはそれで一種の金貸しのようにもなったのだと。

コロナ禍以降、より道の頼母子は開かれなく
なっていましたが、このたび新たなメンバーを募り
再スタートしました。集まった13人の中には、
戸ノ内の沖縄コミュニティで生まれ育った人たちや
沖縄から渡ってきた人だけでなく、僕のような
ナイチャー(内地人)も数人いて、金利はなく、
運命共同体ながら、月1回集うのを楽しみにする仲間
という感じになっています。昨夜は諸喜田さんに
昔の戸ノ内の話をいろいろ伺えました。

みゆきさんの息子さんのあーる君は、
僕がより道に通い始めた頃に生まれましたが、
もう小学3年生になっています。
みゆきさんにちゃんと習ってはいないのに
自分で音を聴いて、三線を弾いています。
ゆくゆくは僕も弾いてみたいという思いが強くなりました。


2022/05/28(土)
がくげいラボ×Talkin'Aboutの軌跡


一昨日のがくげいラボ×Talkin'Aboutでは、
『郡是創業者 波多野鶴吉』を最近出版された
京都新聞の八幡一男さんに、この本を書いた動機や
どうやって取材したのか、取材時のエピソードなどを伺い、
僕からはドラマシリーズ「histoire イストワール」の話をしました。

フランス語の「histoire」には、「歴史」と「物語」という
2つの意味があるのだと、小説家のいしいしんじさんに伺い
このタイトルをつけました。

かつて起こったことについて、僕らは、
「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのように」を
ある程度追うことはできますが、「なぜ」についてだけは、
本人に聞いてみないと分からないし、
本人が本当のことを言っているのかも分からない、
もしかしたら、本人にも分かっていないかも知れない。

だからこそ、歴史的探求はどこかから物語の探求になる。
フランスの人は、そのことをよく分かっているのかも知れません。
当日はそういう角度から、地域に眠るドラマを
発掘し、伝える営みについて話し合いました。

がくげいラボの過去回のアーカイブは、
「まち座プラス」に登録すると視聴できます。
前回の島村恭則先生との回までアップいただいています。
今回分も1ヶ月後ぐらいには観れるかと。
https://book.gakugei-pub.co.jp/plus/

次回は6/21(火)に、写真家のMOTOKOさんにお越しいただき、
「『暮らし観光』の可能性」と題してお届けいたします。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol13-220621/

詳しくは、また改めて。


2022/05/27(金)
太子町の観光ポテンシャル


報告が遅くなりましたが、5/16(月)のうめきたTalkin'About
「太子町の観光ポテンシャルを考える」には、
12名の方にご参加いただきました。

大阪府南河内地域に位置する太子町は、
人口約1万3000人の小さな町です。
聖徳太子のお墓がある叡福寺や西方院、
敏達・用明・推古・孝徳天皇陵があり、
飛鳥時代の歴史を今に伝えています。

ぶどうとみかんが特産品で、太子みかんソースなどの
商品開発を行い、太子くんというゆるキャラがいる。
西方院では2年に1回「結縁祭(けちえんさい)」という
クリエイターが出店するイベントが開催されている。
太子町観光・まちづくり協会には大阪芸大出身の
スタッフが3人いて、イベントを企画したり
若い人たちに訴求する広報ツールを作っている。

そんな町のポテンシャルについて、参加者のみなさんからは、

・コンテンツが豊か。結縁祭は若い方も興味あるのでは
・1泊2000円ぐらいの安いゲストハウスができれば
・〇〇の聖地みたいなテーマがほしい
・初めての人からすると、行く理由があまり見当たらない
・太子町単独で頑張るのには限界がある。広域的に連携していかないと
・若い子に好まれるような商品、女性受けするようなストーリーを
・上ノ太子駅は羽曳野市にある。本当は観光案内所が駅前にあればいいが
・聖徳太子は最強。知らない人はいない
・飛鳥時代のコンテンツで「おお!」と言うには相当な教養がいる
・かなりの方がハイカーで来られる。彼らにとっての観光要素を
・金剛バス・コミュニティバスを合わせるとかなりの路線網になるので、それを活かしては
・太子温泉が気になる

といった声が寄せられました。

参加いただいた方々より、一度足を運んでみたい!
という声を多数いただきましたので、加納さんに再度ご協力いただき、
7/10(日)に「太子町の観光ポテンシャルを考えるツアー」
を開催してみたいと思っています。

詳しくは、また告知いたします。


2022/05/26(木)
社員が企業とつながり直すマイプロ


さて、次々回のうめきたTalkin’Aboutでは、
会社と「マイプロジェクト」について話し合います。
北野さんのスーツがいい感じですね〜

うめきたTalkin’About「社員が企業とつながり直すマイプロ」
 2022年6月23日(木)7pm〜9pm
 場所:大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 
 話題提供:北野 貴大氏(合同会社パチクリ 代表)参加無料

 「マイプロジェクト」は、一人一人がプロジェクトを創り、仲間と共にその第一歩を踏み出すことで、個人の可能性と仲間同士の深い関係性を創り出す手法です。組織開発や起業家支援、地域創生、教育現場など様々な現場で注目されており、近年では社員の「マイプロ」を企業が応援することで、働くモチベーションの回復や、自己実現と企業のリソースの掛け算による新規事業で企業の成長をうながすウェルビーイング経営につなげようという動きも起こってきています。
 合同会社パチクリ代表の北野さんは、JR西日本の駅ビル・商業施設を企画する会社で8年間企画業務に従事。お客様の心を温める妄想のようなお店をつくる「妄想ショップ」、トキメキを企画開発するコンサルチーム「トキメキ事業部」など、自身の興味関心を会社のメリットにつなげるプロジェクトデザインを手がけ、独立後は社員の自己実現を会社の利益に結び付ける「マイプロスクール」事業を運営しています。
今回のTalkin’Aboutでは、北野さんのこれまでの取り組みについて紹介いただき、企業におけるマイプロ支援の可能性について話し合います。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室
グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にある
Aエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2022/05/25(水)
守口のストーリー(6)


では、守口での住宅開発に大きな役割を果たした人たちの
出身地・高知県東洋町とはどういう所なのだろう?
それが気になって足を運んだことがあります。8年前のことです。

高知県東洋町は徳島県との県境にある、太平洋に面する海と山の町です。
かつては良材を産する林業の町として有名でしたが、
現在はポンカンとサーフィンで知られています。
その中の野根という地区が、彼らの故郷です。

国道55号線沿いにあった「野根まんじゅう」のお店で、
奥さんに、東洋町と大阪との繋がりについて聞いてみました。

 そういえば、3歳の頃、門真市に住んどったわ。
 おじいさんが製材所で働いとって、
 材木が積んであった所にいたのを覚えとるわ。
 この辺りの人、特に川口の集落の人らは
 建売住宅で儲かっとったらしい。

川口集落は、海岸から野根川に沿って
かなり山の方に入った所にありました。
山すそに何十軒かが集まった、小さな集落です。
立派に建てられた家が多かったのが印象的でした。

集落には遊漁券を扱っている家が一軒。
今営業しているお店はありませんでした。
農作業から帰ってきたおばあさんがいたので、
声をかけてみました。

 たしかに、村から大阪に出たもんは多い。
 みんな出て行ったで、そこの小学校も早うにつぶれた。
 息子が通った頃には、奈留川、大斗、川口、真砂瀬の
 4集落から、100人は来とったが。
 
 うちの息子も中学を出てから、大阪に行ったきり。
 もう60歳になるが、こっちには帰って来ん。
  
 こっちには、仕事がない。
 郵便局か、役場か、保険か、銀行ぐらい。
 仕事がないけん、帰って来られん。
 建売の仕事をして帰って来たもんもおったが
 もうみんな亡うなった。

 この辺りは今、空き家ばっかり。
 あそこも、あそこも住んどらん。
 一人で住んどったばあさんが亡うなって。
 ただ、借りれんよ。お盆には帰ってくるけん。
 お盆と、お祭りの時は、賑やかさ。
 ただ普段はおらん。ここらにおるんは70代、80代。
 うちももう83。今、村で話をするのは4人、5人。

 みんな農作業もままならん。あそこに土佐柑ゆうんが
 植わっとるが、下の草を抜くことも、実を取ることも、でけん。

 林業は、植えた木が50年経たんと、売りもんにならん。
 ずいぶん倒れとったろ。こないだの台風で倒れた。
 あれも買い手がつかんそうじゃ。

写真手前の広場は、川口小中学校跡。
昭和54年(1979)に廃校になっています。

守口・門真の建売住宅への木材供給から、
住宅建設、借家経営という形で、都市の経済に
ダイレクトに結びついたこの村では、
都市の仕事を求めて流出していく人が後に続き、
一足飛びに過疎化が進んだ。

それが真実のようです。

昭和30年代から40年代の守口の宅地化の背景には
このように、様々な人たちのドラマがありました。
それから50年、60年経ち、リアルタイムのお話を伺うのが
かなり難しくなりつつある中で、今回当時のお話を
いくらか聞くことができたのが、貴重な経験でした(おわり)。


2022/05/24(火)
守口のストーリー(5)

では、昭和30年代から40年代の間に起こった、
木造賃貸住宅の大量建設と経営とはどういうものだったのか?

守口市史には、こんな記述があります。

人口急増は、借家需要を高め、木造賃貸アパートといわれる共同住宅の民間貸家が多数建設された。特徴的なことは、貸家開発に戦後から参入した不動産業者が主体となり、周辺都市の田畑に多数棟を集中的に建設していたことである。このような開発は、開発と経営の分化による不在家主が一般化することとなる。(守口市史 第5巻より)

守口・門真・寝屋川で大量供給された木造賃貸住宅は、
戦後から参入した不動産業者が主体となっており、
かつ不在地主が借家経営を行うのが一般的だったようです。
市史には「細い給水管からタコ足配管したため、
水道の出ない文化住宅が増えている」との記述もあります。
当初は間に合わせで建てていた感じだったのでしょう。

東洋町には、林業を生業としていた地域があります。
町出身者たちは、そこから切り出した材木を使い、
木造アパートを建て、借家経営にも乗り出したのでした。
その後住宅建設が一巡した後には、建売住宅を建てたり、
不動産経営を続けたり、戸建て住宅やマンションの
建設・分譲へと事業を展開した人たちもいたのでしょう。

守口のとある喫茶店で、店主からこんなお話を伺いました。

僕はもともと、建設関係の仕事をしていた。
建売住宅を建てて売る仕事。一時は50人ほど
使っていて、アパートを借りて住まわせていた。
うちから5軒先の電器屋までうちで建てた。
2軒隣のパーマ屋は75万円で売った。安かった。
喫茶店はもともと家内がやっていたのを
廃業してから手伝うようになった。

ご主人は東洋町ではなく、滋賀県高島市のご出身でした。
もともとは田んぼやれんこん畑だった場所が
住宅地へと大きく変わっていく時に、この地には
多くのチャレンジャーが集まったのでしょう(まだつづく)。

写真は京阪守口駅の南側で見かけた木賃アパートです。


2022/05/23(月)
5/24(火)マチ会議


【マチ会議】
 5月24日(火)19:00〜21:00頃 @都市魅力研究室 参加無料
 https://www.toshimiryoku.jp/access.html

 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。


2022/05/22(日)
守口のストーリー(4)


明治44年と昭和44年の守口市の地図を
見比べてみると、一見して分かることがあります。
それは、市街地のほとんどはかつては田んぼだったということです。

ただ、このあたりは淀川の後背湿地にあたり、
低地で水はけが悪く、水腐れを起こしてしまうなど、
米作りは大変だったようです。
そのため江戸時代には排水樋の設置を幕府に願い出るも、
聞き入れられることはありませんでした。

そこで南寺方村の庄屋・喜左衛門は
寛永11年(1634)に樋を築いて水害を一掃しますが、
その翌年に幕府を無視したとして処刑されました。
大久保庄の庄屋・小泉弥治衛門も慶安元年(1648)に
幕府の許可なしに排水樋を作りましたが、
その翌年に、弥治右衛門一家4人は処刑されています。
村や村人のために我が身を投げ打つ庄屋さんが
出てくるような土地柄だったのでしょう。
http://www12.plala.or.jp/HOUJI/shiseki/newpage915.htm

時代は下り、第二次世界大戦後には、
GHQによる農地改革が全国的に行われましたが、
守口でも農地の小作化が進みました。約140ヘクタール、
26パーセントの土地が地主から小作人の手に渡っています。
このことは、守口市内の4分の1の農地が
「先祖代々受け継いできた」土地ではなくなり、
開発のモチベーションが働きやすくなった
ということを意味しています。

守口でれんこんの栽培が始まったのは
明治時代のことですが、品質や収穫量が安定し、
広まるのは大正時代以降のことです。
そして農地改革の後、昭和25年から30年の間に、
守口市のれんこん畑の面積は倍増しています。
田んぼの多くがれんこん畑に転換されたのですが、
おそらく「その方が儲けが見込めたから」なのでしょう。

そして昭和30年代から40年代の間に、
れんこん畑の宅地化が一気に進みます。

守口市・門真市には松下電機や三洋電機の本社と工場が
あり、下請けの電機器具製造業も集積していました。
そこで働く人たちの住宅が必要とされていたのですが、
守口市や門真市では、ニュータウン建設の計画が
進められるよりも早く、民間の事業者が文化住宅と呼ばれる
木造賃貸住宅の建設と経営を手掛けるようになりました。
その担い手の多くが、東洋町出身者だったのです(つづく)。


2022/05/21(土)
守口のストーリー(3)


四国銀行守口支店の西側には「東洋生興」という、
不動産分譲事業を核に、注文住宅事業、賃貸マンション・
テナント開発事業などを行う会社があります。
http://www.toyoseiko.net/

同社の創業は、昭和42年(1967)。
代表の前川謹言氏は、高知県東洋町の出身です。
そして社名は“東洋で生まれ、業を興す”という
代表の思いを体現しています。

京阪守口駅の北側を線路沿いに少し行くと
「敷島住宅」という、住宅の分譲・リフォーム・
賃貸などを手がける会社があります。
https://www.shikishima-j.co.jp/

同社の会長・川島岩太郎氏は同じく東洋町の出身で、
昭和37年(1962)に、住宅の建て売りなどを手掛ける
「敷島住宅」を立ち上げ、現在も守口に本社を構えています。
2017年の高知新聞には、こんな記事が掲載されています。

高知県安芸郡東洋町は京阪神との往来が活発で、大阪府守口市には1960年前後、多くの町民が移り住み高度経済成長期の住宅ブームを支えました。60年前後は、戦後復興からの住宅ブームで、全国的に地方から都会への人口移動が起きた。同町は汽船で結ばれていたこともあり、大阪へ大勢が移住。守口市をはじめ、門真市、寝屋川市など北部を中心に住み着いた。東洋町出身者の多くは宅建業者として住宅ブームを担うことになる。その先駆けの一人が、野根出身の川島岩太郎さん。62年に住宅の建て売りなどを手掛ける「敷島住宅」を立ち上げた。現在も守口に本社を構える。
当時の守口・門真は一面レンコン畑だったが、見る見る家に変わっていった。当時、2千人以上が東洋町から守口市周辺に移ったとみられる。宅建、設計、左官、司法書士など多様な分野で活躍し、「東洋町出身者で家が1軒建つ」と言われたという。
(高知新聞 2017年7月30日記事より)

守口市における四国出身者3万5千人のうち
東洋町出身者が2千人以上を占めているわけですが、
上の記事に見えるように、東洋町出身者は、
守口での住宅開発に大きな役割を果たしています(つづく)。


2022/05/21(土)
今日の大谷茶屋改修作業


今日の大谷茶屋改修作業は、ゴミ捨て、床はつり、
ガレキ移動、母屋2階外の落ち葉や木の根の除去、
谷水の水槽の水つまり補修、でした。
馬上さんの肉巻きおにぎりと、糸井さんからの
ビッグマック・珈琲・クッキーをいただきました!

次回は6/12(日)10:00am〜です。
この日は壁のはつり作業と建物を支える柱立て、
ガレキ・土砂の撤去などをを行う予定です。
これが順調に進めば、床の土間打ち(コンクリ打ち)へと進みます。

母屋1階は今こうなっています。
6/12には正面の仕切り壁、右下の基礎を取る予定です。


2022/05/20(金)
港でカモメがやすんでる日はね、千帆ちゃん


2019年10月に神戸港の遊覧船内で上演された
「港でカモメがやすんでる日はね、千帆ちゃん」が、
PM/飛ぶ教室主催、神戸アートビレッジセンター共催公演として、
この6月に再演されます。
https://www.kavc.or.jp/events/8987/

港でカモメがやすんでる日はね、千帆ちゃん 〜ツヤコばあちゃんのこと

 作・演出:蟷螂襲
 出 演:福井玲子 山藤貴子 や乃えいじ 江藤つぐみ 蟷螂襲
 会 場:神戸アートビレッジセンター KAVCシアター
 日 時:2022年6月3日(金)15:00/ 19:00
          4日(土)13:00/ 17:00
          5日(日)13:00
 料 金:前売り・当日とも¥3,500 学生割引¥2,000
 ※お申込み、詳細はこちらを http://pm-tobu.com

初演の上演時間は45分でしたが、今回は
じいちゃんとツヤコばあちゃんの話が挿入され、
全編80分のお芝居になります。
三ノ宮駅そばに闇市があったり、港で力仕事をする人や
はしけで暮らす家族がいた時代のストーリーです。

今日の都市魅力研究室での稽古には、
神戸新聞の取材が入っていました。


2022/05/20(金)
明日は芦屋ロックガーデン・大谷茶屋の改修作業です


明日は芦屋ロックガーデン・大谷茶屋の改修作業です。
母屋1階の台所・風呂場のハツリ、ゴミ捨て、掃除などを
鋭意進めていく予定です。お時間とご興味がある方、
ぜひお手伝いください!朝9時スタートです。
https://www.facebook.com/rokkosancafe


2022/05/19(木)
守口のストーリー(2)


京阪守口駅のすぐ近くには、四国銀行の守口支店があります。
守口市は、大阪市に隣接する人口15万人弱の衛星都市です。
その守口市に、なぜ四国銀行があるのか?

守口市立図書館にあった「守口よもやま辞典」に、
その答えが書いてありました。いわく、
「地域から銀行に対して設置の要請があったから」なのだと。

「四国と阪神経済圏とは昔から人的交流が盛んで、特に高知、徳島両県人は従来海路を利用し、上陸後大阪に定着する者が多く、中でも守口市を含む北河内地方には伝統的にこの傾向が強くて住宅関連事業等に従事し、活躍されております。〜略〜守口市における四国出身者3万5千人(守口市総人口18万3千人の19%を占める)。これらの出身者は各県人別に県人会を組織して強力な連帯感を持ち郷土意識も強く、当行に対して強い店舗設置の要望があります」(昭和49年四国銀行守口支店設置許可申請書より抜粋)

そういう視点を持って守口を歩くと、
四国的なものが時々目に入ってきます。
写真にあるクリーニング屋の「四国屋」は、
八雲西町の方にあります。残念ながら1〜2年前に
閉店したそうで、詳しい話は聞けませんでした。

同じくクリーニング屋の「サヌキヤ」は、
今回みやけなおこさんが発見されたお店です。
みやけさんはすかさずお店に入り「香川の方ですか?」
と尋ねたそうです。その通りで、奥さんは
「ご主人が職人の時から、自分が店をやるときには
この名前にしようと決めていた」という貴重なコメントを
聞いてこられました。さすがです!(つづく)。


2022/05/19(木)
守口のストーリー(1)


5/15(日)のWalkin’About@もりぐちでは、
16名の方が、京阪守口駅から、大日にある
守口市立図書館まで歩かれました。

今回のWalkin’Aboutは、4月に開催した
みやけなおこさんのトークショーとの連動企画で、
FM HANAKOのリスナーさんが多く、
あらためて地元を歩いてみた、という方が多かったようです。
まちあるきガイドもされている
村橋さんがおられたので、同行された方は、
地域の詳しいお話を聞くことができ、満足されていました。

みやけなおこさんは、大阪日日新聞の記者さんや
守口市立図書館のスタッフと一緒に
以前紹介されたお店を訪ねたり、
下町エリアを楽しんだり、新たな謎を見つけられたりと、
Walkin'About的まちあるきを楽しんでいただきました。
その様子は6月に新聞紙面で紹介されるようです(つづく)。


2022/05/12(木)
都市と地域の“いい関係”とは?


5/10(火)のうめきたTalkin'About「地域おこし協力隊と地域の“いい関係”とは?」には、
12名の方にお集まりいただきました。

当日話題提供いただいた西塔大海さんは、
2013年から協力隊員として福岡県上毛町に着任し、
任期を終えた2015年からは協力隊の採用から活動、
独立までをサポートしておられる方です。

地域おこし協力隊が目指しているのは、
都市住民が受け入れた地域に定住・定着すること、
協力隊員が地域で自己実現を果たすこと、
地域力の維持・強化につながること、だそうですが、
3年後の定住率は全体の51%で、上の3つとも
達成できているのは、全体の1割程度だそうです。

導入することで、自治体は、

・地域でともに働く仲間を得られる
・事業見直しのきっかけになる
・売上がアップする
・地域コミュニティや移住者人材が可視化できる
・思いもよらない企画や新技術の活用につながる

といった効果を得る可能性がありますが、参加者には、
職員や地域の方々とのコミュニケーションがうまく行くか、
3年後に仕事を得て定着できるのかという悩みもあります。

また地域では、協力隊員に、社会人経験があり、
地域にうまく溶け込むことができ、プロジェクトを回せる、
事業を組成できるスーパーマン人材を求めがちですが、
実際にやって来る人の多くは新人で素人である
というイメージのギャップもあるのだと。

募集する自治体が、とりあえず募集するのではなく、
協力隊員とともに何を進めるのか、というビジョンを持ち、
受け入れる体制をしっかりと整えることが必要で、
参加する場合には、地域を知らずに応募するのではなく、
地域に実際に足を運び、何年かかけて赴く地域を選び、
地域の方々との関係を構築しておくことが大事なのだそうです。

今回の参加者の方には、実際に地域に移住したい方、
地域で仕事を見つけたい方、都市に暮らしつつ地域を支援したい方、
企業として地域とのコラボレーションを図りたい方などがおられ、
さまざまな立場の方が地域に関心を寄せておられる、
ということが分かりました。

都市と地域の“いい関係”とは?
こんなテーマについても、考え続けていきたいと思います。



2022/05/11(水)
オンラインから始める“学び旅”


次々回のうめきたTalkin'Aboutでは、
人と繋がる“学び旅”を提供している
旅行会社「とことこあーす」を営む戸田愛さんに
話題提供いただきます。

※5/8(日)の毎日新聞で、戸田さんのことが大きく取り上げられています。
「世界一周を『勲章に』 長男がダウン症、旅行会社社長の気づき」
https://mainichi.jp/articles/20220507/k00/00m/040/034000c


うめきたTalkin’About「オンラインから始める“学び旅”」
 2022年6月10日(金)7pm〜9pm
 場所:大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 
 話題提供:戸田 愛氏(とことこあーす株式会社 代表取締役) 参加無料


 戸田さんは、世界各地で暮らす日本人を現地ガイドとして旅行者に紹介するサービス「とことこあーす」を2015年に設立。2019年から2020年には、8ヶ月をかけて家族5人で世界6大陸21ヶ国を巡る旅を実現させます。そしてコロナ禍まっただ中の2020年10月に「とことこあーす」を旅行会社として立ち上げました。
 コロナ禍により自由に海外旅行を楽しむことが難しい状況が続いていますが、戸田さんはオンラインだからこそできる「旅の形」「学びの形」があると考え、日本の子どもたちと海外の子どもたちとオンラインでつなぎ、海外への関心を高める取り組みを続けています。そして近い将来には、オンラインで出逢い、リアルに会いに行く“学び旅”を展開しようと考えておられます。

 今回は戸田さんのこれまでの経験や取り組みについて紹介いただき、これからの時代の“学び旅”について考えます。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。


【会 場】
 大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2022/05/10(火)
誰でもできる! 地域に眠るドラマを見出し、伝える活動


学芸出版社での月1トークセッションが
この5月で一周年を迎えました。
第12回目のゲストは、京都新聞の八幡一男さんです。

八幡さんと初めてお会いしたのは、
2000年に扇町ミュージアムスクエアで開催した
扇町Talkin'About「なぜフリーペーパーを作るのか?」の時です。
最近は月1で開催している本の紹介サロン「博覧強記の夕べ」に
よく顔を出していただいていますが、
昨年、グンゼの創業者・波多野鶴吉氏についての
連載記事を本にまとめられました。
https://www.amazon.co.jp/%E9%83%A1%E6%98%AF-%E5%89%B5%E6%A5%AD%E8%80%85-%E6%B3%A2%E5%A4%9A%E9%87%8E%E9%B6%B4%E5%90%89-%E5%85%AB%E5%B9%A1%E4%B8%80%E7%94%B7/dp/4763807625

この機会に、八幡さんに波多野鶴吉氏について、
そして八幡さんの取材術について伺おうと思っています。

がくげいラボ×Talkin’ About vol.12
山納洋×八幡一男「誰でもできる! 地域に眠るドラマを見出し、伝える活動」

■日時:5/26(木)19:00〜20:45
■場所:タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)/オンライン(zoom)
■配信方法:zoomミーティング
※当日までに配信URLをお知らせします。
■主催:学芸出版社
■参加費:
・イベント参加(会場):800円 定員:15名
・イベント参加(zoom):800円 定員:80名

【クーポンについて】
※まち座プラスにご登録いただくと、本イベントに無料で参加できます!
登録はこちら⇒https://book.gakugei-pub.co.jp/plus/

詳しくは、こちらを。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol12-220526/




2022/05/09(月)
Walkin' About@もりぐち


次回のWalkin'Aboutでは、
京阪守口駅近くにある守口文化センターから
地下鉄谷町線・大阪モノレール大日駅近くにある
守口市立図書館までを、自由に歩いていただきます。
今回は図書館主催事業となっておりますので、
事前のお申し込みをお願いいたします(定員はまだ大丈夫そうです)。

『まちとひと』声をつなげて Walkin' About@もりぐち
日時 2022年5月15日 日曜日 13時〜16時30分(集合場所での受付12時30分から)

【当日のスケジュール】
 13時 守口文化センター 地下1F音楽室3に集合(受付開場12時30分から)
(住所:大阪府守口市河原町8-22 京阪守口市駅 東口から徒歩約2分) 
 13時30分 エリアについての説明や”まちあるき”方法のレクチャーを受けた後に解散。
 15時30分 守口市立図書館3F防音スタジオに再集合。報告会で”まちあるき”の体験や感想をシェア。
 16時30分 終了予定

参加費 500円(レクリエーション保険費込み)
定員 20名(先着事前申込制)
申込受付先 守口市立図書館 生涯学習フロア(電話:06-6115-5475)
※詳細はこちらを https://www.lics-saas.nexs-service.jp/moriguchi/event/20220515walk'inabout@moriguchi.html

 守口市は、大阪平野のほぼ中央部に位置し、古くには農地が大部分を占め集落が点在していましたが、交通の要地でもありました。
 文禄3年(1594)には豊臣秀吉が毛利輝元、小早川隆景、吉川広家に淀川の改修工事を命じて文禄堤を建設、2年後に完成しました、河内平野に淀川が氾濫するのを防ぐのに役立つとももに、堤防の上は大阪と京都を結ぶ最短路である京街道(大坂街道とも)として安定した交通路となりました。
元和2年(1616年)に宿駅に指定され、守口宿は東海道五十七次の最終の宿場となりました。清滝街道の分岐点だったことで旅籠や茶屋が建ち並びましたが、淀川に面していながら川舟との連絡がなかったことで、淀川舟運の発展につれて次第に貨客を奪われていきました。

 大阪市に隣接する西部地域から市街地が発展し、特に高度成長期には一挙に市街地が拡がりました。また早くから大手家電メーカーの企業城下町として発展を遂げるとともに、安定した税収を背景に各種行政サービスを充実させ、公共施設や都市基盤の整備を進めてきました。市内の交通機関は、大阪市中心部まで約15分の京阪電車、大阪市営地下鉄や、大阪空港まで約35分の大阪モノレールが縦横に走り、主要道路は、国道1号・阪神高速道路・近畿自動車道などが整備され、各都市を結ぶ交通の要衝となっています。

 今回は、そんな守口を探っていきます。


2022/05/09(火)
地域おこし協力隊と地域の“いい関係”とは?


さて、リマインダー告知です。
明日のうめきたTalkin’Aboutには、
数年前に神山町での西村佳哲さんとのワークショップで
お会いした西塔さんに、オンラインで話題提供いただきます。

うめきたTalkin’About「地域おこし協力隊と地域の“いい関係”とは?」
2022年5月10日(火)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 
話題提供:西塔 大海氏(「西塔企画」代表・慶應大学SFC研究所上席研究員)
 参加無料

 地域おこし協力隊は、人口減少や高齢化の進行が著しい地方自治体が都市住民を受け入れ、一定期間以上、農林漁業、交流・観光、住民の生活支援などの「地域協力活動」に従事してもらい、任期後はその地域への定住を図りながら、地域をより充実させていくことを目指す取り組みです。令和2年度には約5500名の隊員が全国で活動しており、総務省では令和6年度に隊員数を8,000人に増やすという目標を掲げています。
 一方で、受け入れ先の地域と協力隊の間でコミュニケーションがうまく取れずお互いに不信感が生まれてしまったり、任期中に成果が出ないまま終了し、定住にもつながらない、というケースも少なからず起こっています。

 今回のTalkin’Aboutでは、2013年から協力隊員として福岡県上毛町(こうげまち)に着任し、任期を終えた2015年からは協力隊の採用から活動、独立までをサポートしている西塔大海(さいとう・もとみ)さんに、地域おこし協力隊の現状について紹介いただきます。そこからこの制度を活かし、地域活性化につなげていく道筋について考えます。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 
  担当:山納 Tel 06-6205-2366
  https://www.toshimiryoku.jp/


2022/05/08(日)
川上村柏木の「朝日館」


昨年3月末に奈良県吉野郡川上村を訪れた時に、
ご案内いただいた書家・木彫家の土井一成さんを訪ね、
このGWに川上村を再訪してきました。
https://www.nantokanko.jp/chumoku/7725.html

川上村については、昨年4月末に詳しく書いたので、
今回は泊まった朝日館のことを書きます。

朝日館は、川上村の柏木という集落にあります。
開業は明治14年(1881)。

東熊野街道の宿場町であり、大峰山への登山口に位置して
いることで栄え、かつては10軒の旅館が立ち並び、
商店街には肉屋、魚屋、八百屋、米屋などのほかに
映画館や芝居小屋まであったそうです。

昭和48年に五社トンネルが開通して、
吉野町との行き来が便利になって以降には
生活商店街としての役割が低下し、
その後高齢化・過疎化が進みました。
現在、この集落で営業しているのは、
派出所と郵便局を除くと、朝日館一軒だけです。

朝日館の女将・辻芙美子さんは、旦那さんを亡くした後、
5代目として旅館を守り続けてきました。
長男の辻晋司さんは、大阪などの飲食店で修業をした後、
2018年に帰郷し、6代目として旅館を支えておられます。
夕食にはあまご、鮎、鹿刺し、ぼたん鍋、山菜料理などを
いただきましたが、これらは晋司さんのお仕事です。

配膳などをお手伝いされている女性がおられたので、
話しかけてみたところ、GWで募集された「おてつたび」で
沖縄から働きにきたのだそうです。ここに来る前は
兵庫県の香住町の旅館で、そして次には福島に行きたいのだと。
https://otetsutabi.com/businesses/565

また朝日館では、この4月から、すぐ近くにある
鍾乳洞「不動窟」の運営を行っておられます。
入口には店舗があり、これまではうどんやそばを
出していたそうですが、ここをセンスの良いカフェに変え、
コーヒーやスウィーツを提供しておられます。
崖下には美しい山林の風景を望むことができ、
壁面には“店主の趣味”の帽子が並べられています。

この4月には、朝日館ではなら国際映画祭の
新作映画の撮影が行われていました。
脚本は「朝日館や経営する家族をあて書き」されたものだそうです。
そのために1ヶ月間旅館を閉めておられ、
このGWに再開したばかりだったそうです。
映画は今年9月の映画祭で公開されるようです。
https://nara-iff.jp/

現在、川上村の人口は1150人ほどで、
1970年(6020人)の5分の1以下になっています。
高齢化と過疎が進み、苦境のさなかにあるといえますが、
今回の訪問では、新しい風を感じることができました。
うちから車で2時間弱で行けると分かったので、
また時々、足を運んでみようと思っています。

※今回の文章は、静岡文化芸術大教授の
 松本茂章さんのこちらの記事を大いに参考にしています。
 https://www.sankei.com/article/20220315-OQ77JPAX7NPXNF45APS3AHA4DM/


2022/05/01(日)
今日は朝から大谷茶屋の改修作業


今日は朝から大谷茶屋の改修作業。
午前中は雨で登山者がほとんどいなかったので、
予想以上に作業がはかどりました。
茶屋1階台所・風呂場の解体と2階の片付け、
そしてかつて生活用水として使われていた
谷水の水路の修復などに取り掛かっています。

茶屋の床は、大引きや根太を組んだ上に
床板を乗せて仕上げようと考えていたのですが、
湿気やシロアリ対策などを考えると
全面モルタル仕上げにする方がいいのでは、
という話し合いを現在しているところです。

次回は5/21(土)朝9:00〜。
ゴミ捨てとハツリ作業、水路修復作業を進めます。
お手伝いいただける方大歓迎です!


2022/04/29(金)
ヴァナキュラーな住宅開発


4/26(火)のがくげいラボ×Talkin’Aboutでは
関西学院大学の島村恭則先生にお話を伺いました。

島村先生がどういう経緯で民俗学に出会ったのか、
民俗学とはなにを問題にしているのか、
これまでどんな調査をして来られたのか、
最近行かれていた沖縄・那覇での発見、
そして島村先生はどうやってリサーチをしているのか、
などをお伺いしました。対談の内容は追って
「まち座」のレクチャー動画で配信されますので、
詳しいレポートは割愛しますが、一つだけ。

島村先生は「WEB太陽」に「迷宮都市・那覇を歩く」
という連載をされていて、首里と那覇のあいだにある
真和志(まわし)地区について最近書かれています。

農村地帯だった真和志には、敗戦後に米軍の接収から
解放された後に大量の人口が流れ込みました。
その多くは他市町村からの転入者で、廃材を利用した
バラック住宅が次々と建てられ、路地が入り組んだ
迷宮のような景観を生み出しました。

くわしくは、こちらを。
WEB太陽 「迷宮都市・那覇を歩く 第9回 真和志の迷宮」文・島村恭則
https://webtaiyo.com/culture/3535/

戦後に住宅難や都市への人口流入から
木造賃貸アパートが密集して建てられた地域が
関西にも数多く存在しますが、那覇ではこういう経緯で
形成されていたんですね。

イギリスの建築家、ジョン・ターナーは、
1950〜60年代のラテンアメリカにおける調査研究を通して、
当時スラムとして否定的に捉えられていた
インフォーマルな住居に積極的な価値を見いだしました。

そして住民が話し合って本当に必要な住宅をつくること、
その場所の社会組織の中で実施可能な技術を使うこと、
立場を超えて協働することの意義を唱えました。

都市計画が流入する人口に追いつかず、
人々が勝手に住宅を建ててしまっている国は
いまでも世界中にあって、そうした国では
ターナーの理論を学び、今に活かそうとしています。
(3年前にハーバード大学でそういう講義を受けました)

人口減少期を迎えている日本では縁遠い話かもですが
(ターナーの著書は日本語には訳されていません)
人口拡大期には何が起きていたのかを、
今話が聞けるうちに調べておくことの重要性を
島村先生のお話から感じました。


2022/04/23(土)
太子町の観光ポテンシャルを考える


僕は大阪芸術大学デザイン学科の客員教授として、週1回、
水曜日の午後にデザインプロデュースコースの演習を
みているのですが、同コースの1期生の加納実季さんが、
現在太子町観光・まちづくり協会の職員になっています。

太子町とはどんなところだろうかと、
2月の初めに太子町に行き、加納さんと一緒に
上ノ太子駅で自転車を借りていろいろ巡ってみました。

普段であればWalkin'Aboutを企画するのですが、
今回は、まず加納さんに太子町について紹介いただき、
集まっていただいた方々で話し合うところから
デザインプロデュース的に太子町を考えてみたいと思います。
もしかしたらその後に太子町ツアーを組むかもです。

うめきたTalkin’About「太子町の観光ポテンシャルを考える」
 2022年5月16日(月)7pm〜9pm
 場所:大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 
 話題提供:加納 実季氏(太子町観光・まちづくり協会) 参加無料

 大阪府南河内郡にある太子町は、聖徳太子ゆかりの地です。町には日本遺産に認定された日本最古の官道・竹内街道が通り、敏達・用明・推古・孝徳天皇陵と聖徳太子廟の5つの陵墓をはじめとした古墳時代終末期の古墳群が存在し「王陵の谷」とも呼ばれています。東には万葉集にも詠われた名峰・二上山を望むことができます。
 町内には関西エリア最大級の広さを誇る「上ノ太子観光みかん園」とともに、傾斜地を中心として数多くのブドウ畑があり、大阪を代表するブドウの産地のひとつでもあります。

 今回のTalkin’Aboutでは、太子町観光・まちづくり協会の加納さんに、太子町の観光資源と最近起こっている動きについてご紹介いただき、参加者全員で地域のポテンシャルを活かした観光開発について考えます。

※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

写真は聖徳太子のお墓がある叡福寺の遠景と、お正月の叡福寺の南大門です。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク(株) 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366


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