過去の日記 10

2004/04/18(日)
サロンとはまた違ったカフェの楽しみ方
さいきんは行く暇もなくなりましたが
以前は山に登るのを趣味にしていました。

事前に十分な準備や下調べをして山行計画をたて
トレーニングや健康管理などをおこなって
天候の変化やコースアウトや事故などの
不測の事態に備える。

自分の持てる能力をフルに使って自然と対峙する
そして自分を見つめなおす
そんな感じがいいなと。


おとついの夜と昨日一日カフェに入りました。
事前にいろんな局面を想定して準備をして
お客さんにきっちりとサービスを提供して
満足して帰っていただくことができると
とても充実した気持ちになります。


2004/04/16(金)
Talkin’About Rewind
3年ほど前にフリーペーパー「The BAG MAGAZINE」に
こんな文章を載せていただいたことがあります。

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今、おしゃれなカフェが流行ってますよね。船場・堀江あたりが注目されて、雑誌でもカフェ特集が組まれて。でも、お気に入りのカフェに一人で行って、マスターとしゃべるでもなく、買ってきたレコードのライナーノーツを読み、読書して、コーヒーの味を楽しみ、お店の雰囲気を楽しんで帰る・・・今流行っているカフェって、ある意味「ほっといて欲しい」人たちのディスコミュニケーション空間として機能していますよね。僕はそれだけでは満足できない人なので、サロン空間を作ろうと思ったわけです。

60年代のヒッピー・フーテンがたむろした「風月堂」「六曜社」、映画・演劇関係者の論争の場であった「新宿ゴールデン街」…そんな「出会い」の強度をはらんだ、そこから確かに何かが生まれてくる「場」、というものがかつてはあったわけですが、今の時代にそんな場所を再現することができるのか?「扇町Talkin’About」はそういう実験なんです。

今、演劇にしても映画にしても、それぞれのジャンルの中にしか参照する世界を持たず、表現や批評の幅を狭めてしまっている感じがしています。それは長い目で見て、表現にとって良くないことです。あらゆる文化価値が並立し、社会全体をひとつにまとめあげる意味づけのネットワークが働かないポストモダンな状況において、ジャンルを横断してく試みには困難を伴いますが、カフェやバーといったセミパブリック空間を媒介にして、いったん「出会い」の敷居をなくしてみる、という形をとれば、可能性はあるんじゃないかと思っています。

僕自身過去に入り浸った「サロン」と呼べる場所があり、そこに行ってなければおそらく今の仕事をしていないんですが、「出会う」ということはそういうことなんだろうと思います。さまざまなジャンルに関心を持つ人、また関心はなくとも偶然にこの場所に足を運んだ人がそこで出会い、刺激を受け、自らの視野を広げ、そこから新しいものを生み出す、ことによってはその人の人生を変えてしまう、そんなジャンルを越えた交流の「場」として機能させていきたいと考えています。

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これまでいろんなお店の軒先をお借りして
4年間に600回ほどTalkin’Aboutを開催してきましたが
common cafeという新たに立ち上がったサロン空間で
ずっと試してきたことをもう一度仕切り直していきたい
そんなことを考えてます。


2004/04/16(金)
扇町芸術村構想だそうです
15日の朝日新聞にこんな記事が出てます。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200404150011.html

OMSがある間にこんな動きが起これば良かったですねえ。


2004/04/14(水)
出資と寄付のシステム
common cafeを
本当の意味で「みんなのカフェ」にするために
出資と寄付のシステムをつくりました。


出資については
一口3万円で、3年後に返済。
年4%の利子をコーヒー券(写真左)として
お渡しいたします。

寄付については
一口2千円として
寄付の証としてノベルティ(写真右)をお渡しいたします。

そんな形を作ってみました。

寄付についてはすでにお店で受け付けておりますが
出資については、現在要項をまとめており
第1回については6月1日スタートといたします。
(詳細は追ってホームページ上でご紹介いたします)


2004/04/13(火)
コミュニケーションのかたちはハコによってずいぶん変わるものだと
common cafeをオープンしてから
Common Bar SINGLESの空間は
なぜあんなに理想的な形をしているんだろうと
思うことがよくあります。

一人のマスターが
お客さんとコミュニケーションをとりながら
無理のないオペレーションでこなすことができる空間。
面識のないお客さんどうしが自然に話し出す雰囲気。

このお店があったからこそ
カフェを作ることができた、ともいえます。


common cafeには
一般のお客さんがかなり来られます。
この1ヶ月ほどの間に
いくつかの情報誌でお店が紹介されるので
お客さんはさらに増えることでしょう。

この「作ってしまったカフェ」を
とにかくきちんと回していこう、と
メンバーの方々はキャパシティ以上に
頑張って下さっています。
一人では回しきれない空間を
みんなで寄ってたかって回している感じです。

シングルズの醍醐味が
理想的な空間の中でのマスターとお客さんの
コミュニケーションにあるのだとすれば
コモンカフェの醍醐味は
とにかくカフェを営業していかないといけない
というプレッシャーの中
運営メンバーが力を合わせて頑張る過程での
コミュニケーションにあるのではないかと
最近思うようになりました。


2004/04/10(土)
SINGLES PROJECTの流れ
今日のコモンカフェはjumelleの展示会。
昼から夕方まで出入りしつついましたが
夕方には大阪市大創造都市研究科の方々が
10名ほど来られたこともあり
お店は人であふれかえっていました。
一見さんもいくらか来られていたようです。

リトルハヤタのライブ
京都から来た方々による料理も
とてもいい感じで。

今日カフェに「SINGLES PROJECT」の
パブリシティファイルを置いてきました。
扇町Talkin'Aboutがはじめて取材されたものから
Common Bar SINGLES、OMS閉館、そしてcommon cafeと
すべてを時系列で並べてみました。
このファイルを読んでいただければ
一連の流れをご理解いただけるのではと思います。

シングルズはファンタスムスによる
8ミリ上映会でしたが
残念ながら顔を出せず。


2004/04/10(土)
出会うとはとてもアバンギャルドなこと
昼休みにコモンカフェに行き
お店の前でショップカードをまいていました。
それで何名かの方にランチに入っていただきましたが
そのなかに葉村温泉のオーナーがおられました。

中崎町の地元で若い人が頑張るのを
応援していきたい、という思いを持った方で
いろいろと励ましの言葉をいただきました。

夕方に顔を出すと
オーガニックフードを出している鈴鹿樹里さんと
「えくぼ」という雑貨イベントを主宰している
タベユウコさんが打ち合わせをしていました。
ついこの前ここで知り合ったばかりの二人ですが
5月にはコモンカフェで一緒にイベントをやるようです。

夕方からのマスターは劇団衛星の金田典子さん。
お客さんとしてサントリー不易流行研究所の
佐藤友美子さんと奥村睦美さんにお越しいただいたので
金田さんとお引き合わせをしました。
佐藤さんは関経連の劇場文化研究会の
リーダーを務めていた方でもあります。

出会うこと。
それだけで動きだすことがあると
信じています。


2004/04/09(金)
関西経済再生。これは大きく出たなと。
前りそな総合研究所の前川知史さんが
「関西経済はいま〜自律と連携で関西再生を」
という本を発刊されます。

この本は、関西経済の弱点とポテンシャルを再確認し
官民の創造的で活力ある取り組みを紹介し
「グローバル・ニッチ」「産業クラスター創出」
「創造都市」をキーワードに
関西再生の糸口を見いだすことに主眼を置いています。


じつはこの本の落としどころの部分で
OMS〜Mebic扇町〜扇町Talkin'About〜
シングルズ〜コモンカフェ〜中崎町
という、一連の流れについて紹介されています。

「コミュニティベースの産業振興」
僕らがやっていることは
そんな位置づけにもなるようです。

※詳細はこちらを
 http://hou-bun.co.jp/www/Mokuroku/frame04.html

発刊は今月20日だそうです。
また読んでみていただければ。


2004/04/08(木)
Talkin'Aboutはもう4年、SINGLESももう3年になります
今日のcommon cafeは舘川シェフと西原ユウコさん。
昼間からフランス料理を出していました。
そして夜は扇町Talkin'About「実験哲学カフェ」が
ここで行われました。

今夜のテーマは「物語」。
何ヶ月かぶりで僕も参加しました。
司会の久保さんの言っていることが難しかったのですが
それで議論がまたいろいろ転がっていたようです。

個人的には「物語」は回収作業の産物だと思っています。
現実に起こったこと、まだ意味付けされていないことを
言葉(ロゴス)で追いかけてそこに「意味」を与える所作。

現実に起こったことが「犯人」で
それを言葉で追いかけるのが「探偵」。
言葉を表現の形で紡ぎだすのが「表現者」で
その表現を説明の言葉で追いかけるのが「批評家」。
「物語」とは、人間が行うこの一連の回収の営みである。
ちょっと久保さんとは意見が違いましたが。

実験哲学カフェは、もう3年続いていて
通算では70回を超えています。
最初は僕と粂君で始めたのですが
僕は最近すっかり行けなくなって
中田さん、久保さんらによって
安定して開催されています。
こんなに続いている哲学カフェは
日本に他にないそうです。

後でシングルズに寄りました。
今日のマスターはハギノさん。
最近カフェで忙しく
なかなか顔を出せていなかったのですが
いろんなお客さんが来ていて
こちらもいい感じで回っているようです。


2004/04/07(水)
webサイト本格稼働が遅れております
common cafeのwebサイト本格稼働が遅れております。
最新のスケジュールは以下の通りとなっております。

○:昼(12:00-18:30) 
■:夜(18:30-23:00) 
○■:昼夜通し(12:00-23:00)

7WED ○舘川輝昭 ■舘川輝昭&西原裕子(19:00〜サロン)
8THU ○鈴鹿樹里 ■太陽ノ塔 
9FRI ○鈴鹿樹里 ■金田典子
10SAT ○■川上明子&ヤマネナツミ 「jumelle Exhibition」
11SUN ○マダム西原 喫茶★御仏蘭西 ■西原ユウコ
12MON ○鈴鹿樹里 ■香り高い珈琲のための(マスター実習)
13TUE ○鈴鹿樹里 ■Singles Box Set [FROM ××]
14WED ○■舘川輝昭
15THU ○鈴鹿樹里 ■太陽ノ塔 
16FRI ○鈴鹿樹里 ■奥村有加
17SAT ○■みんなでCafeを実体験してみようデイ
18SUN ○辻本真孝 Talkin'About 「朗読カフェ」 ■closed 
19MON ○鈴鹿樹里 ■香り高い珈琲のための(マスター実習)
20TUE ○鈴鹿樹里 ■Singles Box Set [FROM ××]
21WED ○舘川輝昭 ■舘川輝昭&西原裕子(19:00〜サロン)
22THU ○鈴鹿樹里 ■太陽ノ塔 
23FRI ○鈴鹿樹里 
24SAT ○closed ■松本×吉田×一兵 「人の繋がりがあなたの人生を熱くする night 
cafe」
25SUN ○STITCH「はるかふぇ」1日限りの雑貨×カフェ  ■closed
26MON ○鈴鹿樹里 ■辻本真孝「うめぼしリモコン2号店」
27TUE ○鈴鹿樹里 ■Singles Box Set [FROM ××]
28WED ○■舘川輝昭
29HOL ○おにぎり屋“桜カフェ” ■太陽ノ塔 
30FRI ○鈴鹿樹里 ■奥村有加


2004/04/07(水)
man in common cafe
昼前にカフェに行き
12時頃からお店の階段の前で
ショップカードを配って鈴鹿さんのランチの宣伝をしました。

中には嫌な顔をする人
受け取ってくれない人もいますが
ゆっくりとカードを差し出せば
たいてい受け取ってもらえます。
何人かの方にはお店に入っていただきました。

多少テレビや新聞や雑誌に出ても
ほとんどの人はこのお店のことを知らない
ということをあらためて思い知らされます。
続けていくことで
そのうち認知されていくのでしょう。


外にいると、近所の方々といろいろお話しできます。
今日は1Fの岡村診療所の看護婦の方と患者さんの
写真を撮ってあげたり
すぐ前にある小林運送のおじいさんが
軍隊に行ったときの話を聞いたり
隣のマンションにいるゴスペルの先生と喋ったりしました。

シングルズの場合は、いわゆる風俗街の中にあり
近所づきあいも何もないのですが
コモンカフェはこうしたコミュニケーションの先に
地域に根付いたカフェになっていくような気がしています。


昼から仕事で
夕方の休憩でまた覗き
夜10時に仕事が終わってから
終電までカフェにいました。


2004/04/05(月)
“マーケティング”という言葉のマーケティング
“マーケティング”とは
ずいぶん割を食っている言葉のようです。
専門家がアンケートを取ったり数字をいじったりして
何が売れるかをはじき出す、というイメージを
多くの人は持っているようです。

これはエルゴデザインスタジオの平田喜大さんに聞いた話ですが
物干し竿をデザインするときには、ホームセンターに行って
物干し竿のあるコーナーをうろうろして
それを買いに来た人が何を話しているかに
聞き耳を立てるそうです。

マーケティングダイナミックス研究所の上野祐子さんは
マーケティングの目的を「生活価値の創造」と
表現しています。
生活者の声を聞き、生活者の視点に立ってモノをつくり
そして売ること。
マーケティングとは、作り手と売り手と消費者の
正しいコミュニケーションのための手段だと思うのですが
それにしてもこの不人気はなんでしょう?


たまにはお仕事モードの書き込み。
(実はMebicメルマガの下書きです)


2004/04/05(月)
はぐれ梅田日々是死闘
今日(4日)は1日カフェにいました。

お店を開けるときには楽園食堂のますかわさんに
昼過ぎには劇団衛星の金田さんに
夕方にはジュメールの川上さんと山根さんに
そして夜にはメビックの松井さんに
それぞれ手伝ってもらいました。

それでも僕しかお店にいない時間が1時間ほどあり
その間は孤独と戦ってました。
夕方まで雨が降っていたので
中崎町のお店はどこも客足が鈍かったようです。

東通奥のレストランバー「RAIN DOGS」には
シングルズの初代マスター
シングルマンが働いていますが
やはり戦っているようです。
http://blog.livedoor.jp/ferryport/


2004/04/04(日)
まだまだ気を抜けない日が続きます
2日。昼間に鈴鹿さんとますかわさんのカフェを覗き
夕方に鈴鹿さんと一緒にcommon cafeのある
吉村ビルのオフィスと住宅に挨拶まわりをしました。

夜はclosedとなっていましたが
奥村有加さんと僕とでどうにか開けてみました。
ピッコロシアターの古川さんとそのご友人
ラテン歌謡ポップスバンドSPOONのボーカル
“ハッピー”シンさんにお越しいただきました。
後からマスターのミゾブチ君、五条君も来て
サロンとしては楽しい日になりました。

3日。昼前にカフェ入り。
吉永美和子さんとヨーロッパ企画のメンバーで
すでにカフェはシアター化していました。
今日は劇団であるヨーロッパ企画が
ショートムービーフェスティバルを
マチネソワレ(昼夜)で開催しました。

これまで試験営業の間に何度か
ライブやイベントも行ってきましたが
会場が一杯になる、本格的なイベントは初めてで
ペースをつかむのにちょっと時間がかかりました。
僕らも経験値を高めていかないといけません。

受付の方々が「当日精算の方」とか
「整理番号順にお並びください」と言うのを聞いて
なんか劇場みたいだなと懐かしく思いました。

夕方に扇町公園へ。
「扇町キャンプ」という、シングルズ恒例の
野外飲み会が開かれていました。
お酒を飲んでたりコーヒーをいれていたり
雀卓を囲んでたりいきなりフリマ開いてたり
まったく不思議な集団でした。

夜公演の後はすぐに原状復帰して
オカタツヤさんによるDJバーがスタート。
今晩オールで開いているそうです。

(ちなみにこの2日とも、シングルズも開店していました)

明日4日は終日、あさって5日は夕方から
common cafeにいて、コーヒー実習と
オペレーションの研究です。
コーヒーを飲みたい方もお店に入りたい方も
ぜひお越しください。


2004/04/02(金)
オープンしてしまいました
1日。朝10時にcommon cafeに入り
鈴鹿樹里さん、タイラレイコさんと一緒に開店準備。
僕はトイレのペンキを塗り直したり
自転車を買いに行ったりしていました。

昼12時にお店はオープン。
common cafe、シングルズ関係の方が
お知り合いの方を呼んで来ていただいたり
看板を見て通りすがりに寄っていただいたり
昼営業から、いろんなお客さんにお越しいただきました。

また営業しながら新たな課題も見えてきて
それを今後どう解決していこうかという感じです。

やはりカフェはバーよりはよほど大変です。
大変だからこそ面白くもあります。

お店が開いてしまうと
厨房に立つ訳でもない僕は居場所に困るようになります。
やはりお店の顔になるのはマスターです。
昼の間は裏の倉庫を片付けたり、買い出しに出たりと
裏方として動いていました。

このあたりになると
買い出しは時間との戦いです。
納得いくものが見つからなかったために
揃わなかった備品類をとにかく揃えにかかります。
選択として間違っているかもしれないけれど
お店として無いわけにはいかないものをとにかく買う
味な作業です。


夜は太陽ノ塔の広畑さんとチェンジ。
ここからシングルズ関係の方々に
ずいぶんお越しいただきました。

僕はビールを飲みながら
いろんな人と人とをつなぐ動きをしていました。
仕事のときと同じ動き方でした。

初日からずいぶん多くの方にお越しいただきました。
みなさま、ありがとうございました。

ちなみに明日は
昼:鈴鹿樹里さん
夜:楽園食堂ますかわさん&奥村さんに
入っていただきます。
僕も8時以降はお店にいる予定です。

どうぞよろしくお願いいたします。


2004/04/01(木)
ごあいさつ
各 位

みなさま、いろいろとお世話になっております。
さて、本日4月1日(木)、いよいよcommon cafeが
正式オープンの運びとなりました。

今回のプロジェクトは、岸田コーイチさんに
お話をいただいたのが10月。
カフェをつくることが決まったのが10月末
空間の設計・施工が終了したのが2月20日
そして試験営業を重ねて本日に至りました。

この間、非常に多くの方にお世話になり
またお手を煩わて参りました。
改めてここにお礼を申し上げたいと思います。
本当にどうもありがとうございました。

common cafeは
Common Bar SINGLESの2店舗目であり、拡大版であり
僕らレベルでかろうじて作れる新しいOMSであり
みんなで支えていく新しい形の表現空間
そんなイメージを持っています。

このプロジェクトは、これから始まっていきます。
ここから新たなうねりを起こしていきたいと思っています。
今後ともさまざまにご協力をいただければ有難く思いますので
みなさま、どうぞよろしくお付き合いください。

なお、本日は特にオープニングパーティなどは
予定しておりませんが
昼間は鈴鹿樹里さん、
夜は太陽ノ塔の広畑さん、岡本さんがお店に入られます。
今後カフェの運営の中心となる方々ですので
ぜひこの機会に足をお運びいただければと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


2004/04/01(木)
いよいよです
31日。今日は仕事は休み。
朝から杭瀬にある、プロ仕様のコーナンに行き
カフェの裏の倉庫に棚を作るために
2×4の材料を買ってきました。

昼1時半に保健所の方がお店を見に来られ
2時前に黒田武志さんにロゴのカッティングシートを
お店の扉と看板とトイレの鏡に貼っていただき
2時からカフェの管理人になる
ますかわさん、タイラさんと
カフェに週1回以上入る鈴鹿さん、舘川さん、
太陽ノ塔広畑さんとでミーティング。
管理人の役割について再確認しました。

その後大阪のケーブルテレビと
神戸新聞の取材を受けました。

それから棚を作り始めました。

夜7時半からラテン歌謡ポップスバンド
「SPOON」のライブ。
合い間に抜けてコーナンで追加の買い出しと
Mebicでちょっと仕事。
9時過ぎからのライブを聴いていました。

棚製作と倉庫の片付けをしていたら12時になったので
作業を途中で切り上げて帰ってきました。

なぜ今頃棚にこんなに手間と時間をかけているかというと
そうしないと収納スペースが確保できないからです。
いろんな人が入るお店というのはやはり大変です。

ということで暦をまたがり
common cafeは本日オープンです。


2004/03/31(水)
トイレリノベーションがほぼ完了
期末決算やOCC!春講座の調整などをこなしつつ
カフェオープンに向けての準備を進めています。

30日は昼3時より、ピッコロシアター企画
「common cafeで女だけのTea Time
 〜舞台美術家・加藤登美子を囲んで〜」
というサロンが開かれていました。
加藤登美子を10名ほどの記者さんを中心とした
女性の方々が囲んで話しておられました。

カフェの運営は
吉永美和子さんと金田典子さんに任せて
看板の中のプランターに植物を植えてもらったり
裏の倉庫の中に棚を作るべく寸法を測ったり
機能していない冷蔵庫を処分する段取りをしたり
していました。

黒田武志さんに仕上げていただいた
メニューBOOKの製本作業を仕事の後にしていましたが
ほぼ完成したときには終電の時間でした。

さて、あと1日です。


2004/03/30(火)
意外なボトルネック
3週間ほど前に、知り合いから
原稿用紙5枚ほどの文章を書いてほしい
との依頼を受けました。

5枚くらいならまあいいだろうと
安請け合いしたのですが
締め切り直前になって
40字×40字×5枚だったということに気付きました。

どうにか昨日の午前中に書き上げたのですが
これがほとんどの仕事を止めてしまっていた元凶でした。

交通渋滞の原因が解消されると
いろんなことがスムーズに流れていくようになりました。


カフェの現状。
春一番プレイベントが無事終了!
電子レンジと炊飯器とカセットコンロと
観葉植物を買いました。
お店に入る階段の横に看板を取り付けました。
トイレの改修は明日で一応完成です。
「カフェ債」募集のための要項を作りました。
「寄付」のためのノベルティを発注しました。
メニューブックは明日には上がってきます。
4月のシフトフライヤーが出来ました。
お店の管理態勢も見えてきました。

オープンまであと2日。
いよいよです。


2004/03/28(日)
common cafeの看板がつきました
27日(土)はシングルズマスターの
平健太郎さん、瀬社家麗子さんの結婚式でした。
新郎新婦の親戚・友人のほか
シングルズのマスターたちも何人か出席していました。

シングルズで出会って結婚したのは
このお二人が最初です。
二人の馴れ初めをどうにも説明しにくいとのことで
結婚式の司会と披露宴の祝辞をさせていただきました。

3年もお店をやっていると
こんなことも経験していくようです。


夕方にはコモンカフェへ。
オープン前ながら
「春一番」のプレイベントを開催していました。
70年代からの関西フォークシーンで著名な
田川律さんに7年振りにお会いしました。
ライブには多くの方が来ておられました。

その後イマイケンさんのシングルズに
少し寄ってから帰ってきました。


この2日ほどの間に
書き損なっている面白い話がずいぶんあります。
忙しすぎるのも罪です。


2004/03/25(木)
魂は細部に宿る、と思う
common cafeのメニューが
大詰めに差し掛かってきました。

お店で出す飲み物のメニューは3ページほどなのですが
吉永美和子さんによる中崎町ガイド
伊東俊介さんによる中崎町写真
酒部の北村さん、ミゾブチさん、五条さんによる
アルコール・ディクショナリー
それらを廣津尚美さんが編集して
黒田武志さんがアートディレクションしています。

10冊しか作らず、common cafeでしか読めないのですが
ちょっとどうかしている位のクオリティの高さです。


読売新聞には一口3万円で3年償還の
「カフェ債」だけが紹介されましたが
もう一つ、寄付を募るという話があります。

一口2千円で、寄付いただいた方には
オリジナルノベルティをお渡しするのですが
そのノベルティを、雑貨メーカー・ハーベストプロダクツの
坂本麻夕美さんと一緒に開発しています。

ノベルティが欲しいから寄付する、ぐらい
クオリティの高いノベルティをつくってみようと
いろいろ考えてきましたが
ようやくデザインが決まりました。
4月1日のオープンには間に合わなさそうですが
ちょっとこれは楽しみです。


一見ムダにみえるような部分へのこだわりを通じて
common cafeに魂を入れていければと思っています。

OCC!はチャルカの久保さんと藤山さん。
東欧への雑貨買い付けのお話をしていただきました。
なんと100人近い方にお越しいただきました。


2004/03/24(水)
6面パズルの解き方
今日(23日)の読売新聞の夕刊1面に
common cafeが写真付きで紹介されました。
僕のコメントのほか
劇団衛星の金田典子さんにも
ご登場いただきました。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20040323p402.htm

今回の切り口は、劇団員やミュージシャンが
自分たちの発表の場所を自分達で確保する
そこに出資というスキームを使っている
というものでした。

今回はとてもいい紹介の仕方をしていただきました。
大阪市大創造都市研究科の佐々木雅幸教授のコメントも
とても有難かったです。

今回のcommon cafeプロジェクトには
実は6つほどの切り口があるのですが
さて、全部気付いてもらえるでしょうか?
(これまでの日記に全部書いてあるのですが)


2004/03/23(火)
Hyperな人に会いに行く
昔行きつけていた
RINO POINTというバーのマスターは若いとき
自分が面白い、と思った人にとにかく会いに行く
ということをやっていたそうです。

汽車に乗って1日かけて出かけていったり
アポも取らず有名人の家を訪ねたりしたそうです。

会えないこと、会ってもらえないこともあったようですが
そんなシチュエーションでも会ってもらえた人が
こちらが会いたいと思う、ウィットの感覚を持った人だった
といったことを話していました。


講座やイベントの企画の仕事をしている関係上
日々いろんな方に、直接アポを取って会いに行きます。

もちろんわざわざ会っていただくからにはと
相手に提供できるいろんな情報を携えていくのですが
たいていの場合快く引き受けていただけるのは
こちらが面白いと思うような方は
新しい人と会うのを面白いと思われる方だからなのでしょう。


現在OCC!春講座を企画しています。
また面白いことになりそうです。


2004/03/22(月)
オイルステンは3回ぐらい塗らないと
今日(21日)はcommon cafeに終日滞在。

午前中にミーティングをして
それからトイレの扉を塗り直し
看板にオイルステンを塗りしました。
大工作業がずいぶんはかどりました。

午後2時半頃に鈴鹿さんのオーガニックフードをいただき
午後3時からは試験営業。

今日は読売新聞の方に取材を受けたり
いろんな方に場所を見ていただいたりしました。

まだまだ片付けないといけない問題は多いです。


2004/03/21(日)
防波堤があると見通しがきかない、ということでしょうか
AD RACEシンポジウムは無事終了しました。
告知期間があまりなかったにもかかわらず
多数の方にお越しいただきました。

2部4時間にわたり行われたシンポジウムで
広告業界を見通すことができる
いろんなポイントが見えてきました。
ここでは書きませんが。

シンポジウム後の交流パーティは
3時間に及んでいました。
パーティの時間の長さと残る方の数で
イベントに対する満足度は大体わかるのですが
これはかなり高かったようです。

広告をめぐるこうしたイベントは
これまでに行われたことがほぼなかったようです。
パネラーの方に聞いて、改めて驚きました。

それにしても、なぜ、なかったんでしょうね。


2004/03/20(土)
代理店のレーゾンデートル(存在理由)
日々講座やイベントを企画していますが
講師やパネラーをお願いした方のお話が素晴らしく
場の空気が渦巻いていくのを感じることもあれば
反対にどんどん淀んでいくのを感じることもあります。

人が話し、人がそれを聞く。
それだけなのに、空気の流れが変わる。
これはすごいことです。


さておき。

火曜日から「広告」に関する連続講座を行ってきて
いよいよ明日(20日)はシンポジウムです。

これまでも広告を発注するクライアント
受注するクリエイターにまつわる
いろいろな話がでてきましたが
ここで大きく浮かび上がってくる存在
それが「代理店」です。

ここで簡単に書くことのできない大テーマですが
クライアント-代理店-クリエイターをめぐる関係性は
今後大いに変わってくると予感しています。

ちなみに明日のシンポジウム詳細はこちら。
http://www.mebic.com/event/20040316/0320.htm

このイベントが終わったら
「Common Cafe」のオープンに向けて
邁進したいと思っています。


2004/03/17(水)
相対的地図が描けないという病
僕の古巣である会社の
本社オフィスを訪ねてきましたが
壁に「挑」という漢字が掲げられ
棒グラフがその下に貼り出されていました。
ギャグがシャレかと思いましたが、本気のようです。

オフィス内は、何ともいえないキリキリした雰囲気で
よくここで毎日仕事をしているなと思いました。

ひとがクリエイティブなものを
出してくるための環境からずいぶん遠いなと思うのですが
これは、中にいる人には分からないことのようです。


夕方に、アウトドア情報センターの下城民夫さんに
お会いしました。
広告代理店で学んだ「枠取り」という発想を活かして
アウトドア情報の発信を行っている方です。
http://www.jttk.zaq.ne.jp/babaz107/shimojo.html

アウトドアイベントの企画・運営にも幅広く携わっておられ
教育の現場にも接する機会の多い方ですが
教育の分野でも、現場にいる人たちが
どうしていいか分からない状況になっていると。


夜はAD RACE講座初日。
ブルームの松尾裕司さんに
広告発注のお話をいただきました。

長年やってきた商売にどっぷりと浸かり
自社の商品を一番よく分かっている社長が
それをお客さんにどう見せていいかが分からない。


これらは、何か同じところに原因のある病のように思えます。


終電近くにRAIN DOGS前を通りかかると
フィッシュマンズがかかっていました。
で、10分だけ立ち寄り、シングルマンと喋りました。


2004/03/16(火)
納得のいった仕事展
昨日(15日)は
私の「納得のいった仕事」ぜんぶ見せます展
の仕込み。

今回の企画はアサヒ精版の築山万里子さん
188の村上美香さんに企画製作をお願いしていたので
僕自身は昨日はじめて作品を見たのですが
これはすごい。
http://www.mebic.com/whats-new/news.shtml

26日までと言わず
メビックの常設展にしたいと思うほどです。
みなさま、これは見た方がいいですよ。


2004/03/14(日)
政党議員はフランチャイズショップ、なるほど。
朝からカフェに行き
樫山さんと塗装屋さんと
既に剥げてきている床面塗装の補修についての打ち合わせ。

その後樫山さんと看板&トイレ改修の打ち合わせ。
僕自身が完全に手詰まりになっているところを
いろいろフォローしていただいています。

その後カフェにいて、挽きたての豆で淹れた
コーヒーなど飲みながら、厨房内の整理。
ピースマザーで昼食。
いくつかの買い出しを済ませてからお店に戻り
辻本さんのポエトリーイベントに立ち会いつつ
また厨房内の整理。


夕方に今村岳司さんという方に
お会いしました。
西宮市の市会議員をやっている方です。
http://www.xdl.jp/

もともとはミュージシャン志望で
GUNS'N ROSESのメンバーになりたかったそうですが
ある時、GUNSは自分がいなくてもいいバンドだと気付き
それなら自分が持っている能力が活かせる業界で
いちばんダメな業界に行くのがいい、と考えて
政治家をめざしたそうです。

政党に属さず、国会議員をめざすのでもなく
一個人商店として西宮市の行政改革に取り組むスタンス。
お話ししていて、僕自身が政治というものに
ずいぶん固定観念を持っていたなと気付きました。


2004/03/14(日)
サンドペーパーズ・ハイ
今日は朝11時にカフェに集合してミーティング。
ますかわあゆみさん、タイラレイコさん、勾玉堂さん
オカタツヤさん、金田典子さん、鈴鹿樹里さん
そしてHanakoCAFEカフェ部の
穂山さん、平部さん、滝井さんにお越しいただきました。

今日のミーティングは、実は僕からのSOS出しでした。
あと半月でしなければならないこと
買っておかなければいけない機材・備品などの
棚卸しをして、集まったメンバーで分担していこうかと。

昼は鈴鹿さんが玄米のおかゆを作ってくれました。
九州の方が、こだわって作った玄米だそうで
玄米とあずきと塩だけで食べたのに
とっても美味しかったです。
これは平日お昼の定番メニューになりそうです。

昼をはさんで、買い出しと掃除と
看板作成と裏の倉庫の整理をおこないました。
穂山さんのおかげで、裏倉庫の収納能力が
画期的にアップしました。


3時からは試験営業。
知り合いばかりかと思っていたら
近所にお住まいの方が看板を見て
コーヒーを飲みに来て下さいました。
メンバーにとっても、これは遊びでは済まないな、と
気が引き締まった時間でした。

夜は北村至淳さんの「!VAMOS」。
ラテン系を中心に、何十人ものお客さんが来て
お店の中で踊りまくっておられました。
僕はお店の階段の前で、ビールを飲みながら
2時間もかけて、看板の材料であるベイスギの
サンドペーパーがけをしていました。
ストイックな作業なのですが、続けていると
それがなかなか良くなって来るのでした。

夜11時頃僕は失礼しましたが
今日は朝までやっているようです。


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shiromuku(hu1)DIARY version 3.02